李 善実(リ・ソンシル、리 선실、1916年1月 - 2000年8月)は、序列22位まで上り詰めた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)最高位の女諜報員であるが、2000年の深化組事件で拷問死した。朝鮮労働党統一戦線部副部長、党政治局候補委員、最高人民会議代議員。死後に名誉回復された「共和国英雄」。北朝鮮で最も人気のあるスパイドラマ『』のモデルといわれる。 日本に渡って在日朝鮮人に偽装し、韓国に合法的に潜入するという手法を確立した。この手法は、対南工作や日本人拉致等で多用されている。 出生名は李花仙(リ・ファソン)。工作活動の過程で申順女(シン・スニョ)、李仙花(イ・ソヌァ)という偽名も使用している。