共産主義(きょうさんしゅぎ、英: Communism、独: Kommunismus、露: Коммунизм、コミュニズム)とは、「主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化」を実行しようとするマルクスやエンゲルスの思想。又は「能力に応じて働き、労働に応じて受けとる第一段階」である社会主義より段階の高い「能力に応じて働き、必要に応じて受けとる段階」を目指し、職業革命家からなる労働者階級の前衛政党による暴力革命とプロレタリア独裁を肯定し、国有化や経済の中央集権的計画化を行う思想。マルクス・レーニン主義とも言われた。ソ連崩壊まではレーニンが唱えた後者が国際的な「共産主義」の定説であり、マルクスレーニン主義の意味での共産主義に反発する社会主義者から社会民主主義、議会制民主主義と反共を唱える民主社会主義が生まれた。 広義には共同体(コミュニティ)のための財産共有(私的財産禁止)を意味し、狭義には特にマルクス主義・ボリシェヴィズム・マルクス・レーニン主義などを指す(を参照)。当記事では広義の意味で記述する。 共産主義のシンボルには、社会主義と同様に赤色や赤旗が広く使用されている。また特にマルクス・レーニン主義系の共産主義を表すシンボルには赤い星や鎌と槌なども使用されている。