北部九州(ほくぶきゅうしゅう)は、九州のうち北部に位置する地域の呼称である。 古くは北九州(きたきゅうしゅう)と呼ばれていたが、1963年(昭和38年)に北九州市が誕生したことにより、混同を避けるために「北部九州」と呼称されるようになった。これにより、以前から九州の南北を表す際に使っていた「北九州・南九州」から「北部九州・南九州」という他地域にはない独特の表現が定着した。 2007年の鹿児島県南九州市の誕生により、「南九州」も「北部九州」に倣って「南部九州」という呼称が用いられることもあったが、そもそも「北部九州」という呼称にやや無理があったこともあり、近年では一般的な「九州北部・九州南部」の呼称が定着しつつある。