バルブ(英: valve)は、液体や気体の配管など、流体が通る系統において設けられる流れの方向・圧力・流量の制御を行う機器の総称。特に用途や種類などを表す修飾語が付く場合には「弁(べん)」という語が用いられる。この「弁」の元の用字は“瓣”すなわち花弁・はなびらを意味する。 手動で操作する一般的なバルブのほか、電動弁など動力化により遠隔操作が可能なバルブもある。また、一部の工場作業者はベルブと言い換える場合がある。 バルブには、流体の種類(液体、気体)、性質(可燃性、毒性、腐食性、圧力、温度)、特性、さらには、バルブ本体の材料(金属、非金属)により、豊富な種類の構造のものがある。一般生活においては水道、ガス、給湯器などの家庭用や、タンクや、ボンベをはじめとした産業設備、金管楽器等では音程を変えるためにスプリングなどを介して使用されている。 イギリス英語においては真空管を、電気信号の開閉スイッチの役割を果たすことから thermionic valve , radio valve と呼んでいる。