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JPWO2019003723A1 - 積層バラン - Google Patents

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Abstract

積層バランの通過帯域を維持しながら、減衰極の周波数を調整する。本発明に係る積層バラン(100)は、第1端子(P1)と、第2端子(P2)と、第3端子(P3)と、第1インダクタ(L11)と、第2インダクタ(L13)と、開放線路導体(171)とを備える。第1インダクタ(L11)は、第1端子(P1)と接地点(G41〜G43)との間に接続されている。第2インダクタ(L13)は、第2端子(P2)と第3端子(P3)との間に接続され、第1インダクタ(L11)と磁気結合する。開放線路導体(171)は、一方端(T71)が開放端であるとともに、他方端(T72)が第1端子(P1)と接地点(G41,G42)との間の信号路であるビア導体パターン(V61)に接続されている。

Description

本発明は、複数の誘電体層が積層方向に積層された積層バランに関する。
従来から、複数の誘電体層が積層方向に積層された積層バランが知られている。たとえば、特開2011−124880号公報(特許文献1)には、積層バランスフィルタが開示されている。
特開2011−124880号公報
特許文献1に開示されている積層バランスフィルタにおいては、使用周波数帯域(通過帯域)より高い周波数帯域で、信号の減衰量が極大となる減衰極が発生している。
減衰極の周波数を調整することにより、積層バランの周波数特性を積層バランの用途により適合させることができる場合がある。減衰極の周波数は、積層バランに含まれるインダクタのインダクタンスあるいはキャパシタのキャパシタンスを変更することによって調整することが可能である。
積層バランに含まれるインダクタのインダクタンスあるいはキャパシタのキャパシタンスは、積層バランの通過帯域が所望の周波数帯域となるように調整されている。これらを変更すると積層バランの通過帯域が所望の周波数帯域から乖離し得る。積層バランの通過帯域を維持しながら減衰極の周波数を調整することは困難である場合が多い。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は積層バランの通過帯域を維持しながら、減衰極の周波数を調整することである。
本発明に係る積層バランにおいては、複数の誘電体層が積層方向に積層されている。積層バランは、第1〜第3端子と、第1および第2インダクタと、開放線路導体とを備える。第1インダクタは、第1端子と接地点との間に接続されている。第2インダクタは、第2端子と第3端子との間に接続され、第1インダクタと磁気結合する。開放線路導体は、一方端が開放端であるとともに、他方端が第1端子と接地点との間の信号路に接続されている。
本発明に係る積層バランにおいて、開放線路導体により、通過帯域より高い周波数帯域における減衰極の周波数が変化する。また、開放線路導体は、一方端が開放端であるため、開放線路導体のインダクタンス成分が第1インダクタのインダクタンスよりも小さい。開放線路導体の自己共振周波数が積層バランの共振周波数よりも高いため、開路線路導体は積層バランの通過帯域の信号にほとんど影響を与えない。
本発明に係る積層バランによれば、通過帯域を維持しながら、減衰極の周波数を調整することができる。
実施の形態に係る積層バランの外観斜視図である。 図1の積層バランの積層構造の一例を示す分解斜視図である。 比較例に係る積層バランの積層構造の一例を示す分解斜視図である。 図2の積層バランの挿入損失、および図3の積層バランの挿入損失を併せて示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
図1は、実施の形態に係る積層バラン100の外観斜視図である。図1に示されるように、積層バラン100はたとえば直方体状である。積層バラン100は、複数の誘電体層が積層方向(Z軸方向)に積層された積層体である。Z軸方向に垂直な面を底面BFおよび上面UFとする。積層方向に平行な面のうちZX平面と平行な面を側面F31およびF33とする。積層方向に平行な面のうちYZ平面と平行な面を側面F32およびF34とする。端子P1、P2、および接地端子G43は、上面UF、側面F33、および底面BFに亘って形成されている。接地端子G41,G42および端子P3は、上面UF、側面F31、および底面BFに亘って形成されている。上面UFには、積層バラン100の実装方向を識別するための方向識別マークDMが形成されている。底面BFは、不図示の基板に接続される。
端子P1は、不平衡信号用の端子である。端子P1は、たとえば不図示のアンテナに接続される。端子P2,P3の各々は、平衡信号用の端子である。端子P2,P3は、たとえば不図示のRF回路に接続される。端子P2から出力される信号の位相と端子P3から出力される信号の位相との差は180度である。端子P2に入力される信号の位相と端子P3に入力される信号の位相との差は180度である。
図2は、図1の積層バラン100の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図2に示されるように、誘電体層110は、底面BFを含む。誘電体層110には、キャパシタ導体パターン111が形成されている。キャパシタ導体パターン111は、接地端子G41,G42に接続されている。誘電体層120には、キャパシタ導体パターン121が形成されている。キャパシタ導体パターン111,121は、キャパシタC21を形成している。
誘電体層120と160との間には、誘電体層130,140,150が配置されている。誘電体層160には、インダクタ導体パターン161が形成されている。インダクタ導体パターン161は、端子P1に接続されている。インダクタ導体パターン161は、インダクタL11を形成している。インダクタ導体パターン161は、ビア導体パターンV61によってキャパシタ導体パターン121に接続されている。
誘電体層170には、開放線路導体パターン171が形成されている。開放線路導体パターン171の一方端T71は、開放端である。開放線路導体パターン171の他方端T72は、ビア導体パターンV61によってインダクタ導体パターン161に接続されている。
誘電体層170と180との間には、誘電体層172が配置されている。誘電体層180には、インダクタ導体パターン181が形成されている。インダクタ導体パターン181は、接地端子G41に接続されている。インダクタ導体パターン181は、インダクタL12を形成している。インダクタ導体パターン181は、ビア導体パターンV61によって開放線路導体パターン171の他方端T72に接続されている。
開放線路導体パターン171の他方端T72は、端子P1と接地端子G41との間の信号路であるビア導体パターンV61に接続されている。インダクタ導体パターン161,181、および開放線路導体パターン171は、積層方向に伸びる軸WAを巻回するように形成されている。開放線路導体パターン171は、軸WAを巻回するように形成されることにより、インダクタンス成分が高められている。開放線路導体パターン171は、積層方向においてインダクタ導体パターン161,181と対向している。開放線路導体パターン171は、インダクタ導体パターン161,181との間で容量を形成している。
誘電体層190には、インダクタ導体パターン191が形成されている。インダクタ導体パターン191は、端子P2に接続されている。誘電体層200には、インダクタ導体パターン201が形成されている。インダクタ導体パターン201は、ビア導体パターンV62によってインダクタ導体パターン191に接続されている。誘電体層210には、インダクタ導体パターン211が形成されている。インダクタ導体パターン211は、端子P3に接続されている。インダクタ導体パターン211は、ビア導体パターンV63によってインダクタ導体パターン201に接続されている。インダクタ導体パターン191,201,211は、インダクタL13を形成している。
誘電体層210と240との間には、誘電体層220,230が配置されている。誘電体層240には、キャパシタ導体パターン241が形成されている。キャパシタ導体パターン241は、ビア導体パターンV64によってインダクタ導体パターン201に接続されている。誘電体層250には、キャパシタ導体パターン251,252が形成されている。キャパシタ導体パターン251は、接地端子G41に接続されている。キャパシタ導体パターン241,251は、キャパシタC22を形成している。キャパシタ導体パターン252は、端子P2に接続されている。
誘電体層260には、キャパシタ導体パターン261が形成されている。キャパシタ導体パターン261は、端子P3に接続されている。誘電体層270には、キャパシタ導体パターン271が形成されている。キャパシタ導体パターン271は、端子P2に接続されている。キャパシタ導体パターン252,261,271は、キャパシタC23を形成している。誘電体層280は、上面UFを含む。
インダクタL11およびL12は、端子P1と接地点(接地端子G41,G42)との間で直列に接続されている。キャパシタC21は、端子P1と接地点との間でインダクタL11と直列に接続されている。キャパシタC21は、インダクタL11と接地点との間でインダクタL12と並列に接続されている。インダクタL12とキャパシタC21とは、LC並列共振器を形成している。当該LC並列共振器の共振周波数は、周波数f91である。
インダクタL11とキャパシタC21とは、ローパスフィルタを形成している。当該ローパスフィルタは、通過帯域の信号の高調波を低減する。或る信号の高調波とは、当該信号の周波数の整数倍の周波数の信号である。高調波の発生源としては、端子P1に接続される不図示のアンテナ、あるいは端子P2,P3が接続される不図示のRF回路を挙げることができる。
インダクタL13は、端子P2とP3との間に接続されている。インダクタL13は、インダクタL11およびL12と磁気結合する。キャパシタC22は、インダクタL13の両端部の間の中間部分と接地点(接地端子G41)との間に接続されている。キャパシタC23は、端子P2とP3との間でインダクタL13と並列に接続されている。インダクタL13とキャパシタC23とは、LC並列共振器を形成している。当該LC共振器の共振周波数は、周波数f92である。周波数f92は、周波数f91にほぼ等しい。
積層バラン100の通過帯域は、周波数f91,f92を含む。端子P1に入力された通過帯域の不平衡信号は、インダクタL11およびL12から磁気結合を介してインダクタL13へ伝達される。インダクタL13の両端部からそれぞれ出力される信号の位相差は、180度である。端子P2およびP3から通過帯域の平衡信号が出力される。
端子P2およびP3に入力された通過帯域の平衡信号は、インダクタL13の両端部へ入力され、インダクタL13から磁気結合を介して、不平衡信号としてインダクタL11およびL12へ伝達される。当該不平衡信号は、端子P1から出力される。
積層バラン100においては、インダクタL12が形成されているインダクタ層(誘電体層180)は、開放線路導体パターン171が形成されている導体層(誘電体層170)とインダクタL13が形成されているインダクタ層(誘電体層190〜210)との間に配置されている。積層バラン100においては、積層方向において、LC並列共振器のインダクタL12は、開放線路導体パターン171よりも、平衡信号用の端子P2,P3に接続されたインダクタL13に近い。
図3は、比較例に係る積層バラン900の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図3に示される積層バラン900の積層構造は、図2に示される積層バラン100の積層構造から誘電体層170が除かれた構造である。それ以外の構造は同様であるため、説明を繰り返さない。
積層バラン900においては、通過帯域より高い周波数帯域で、信号の減衰量が極大となる減衰極が発生する。減衰極の周波数を調整することにより、積層バラン900の周波数特性を積層バラン900の用途により適合させることができる場合がある。たとえば、通過帯域の中心周波数の高調波成分を減衰させる目的、あるいは使用用途以外の信号の周波数を減衰させる目的で減衰極が設けられる場合がある。減衰極の周波数は、積層バラン900に含まれるインダクタL11〜L13のインダクタンスあるいはキャパシタC21〜C23のキャパシタンスを変更することによって調整することが可能である。
インダクタL11〜L13のインダクタンスあるいはキャパシタC21〜C23のキャパシタンスは、積層バラン900の通過帯域が所望の周波数帯域となるように調整されている。これらを変更すると積層バラン900の通過帯域が所望の周波数帯域から乖離し得る。
実施の形態に係る積層バラン100においては、誘電体層170において開放線路導体パターン171が形成されている。開放線路導体パターン171により、積層バラン100の減衰極の周波数が変化する。また、一方端T71が開放端であるため、開放線路導体パターン171のインダクタンス成分はインダクタL12のインダクタンスより小さい。開放線路導体パターン171の自己共振周波数は、積層バラン100の共振周波数よりも高いため、開放線路導体パターン171は積層バラン100の通過帯域の信号にほとんど影響を与えない。
さらに、積層バラン100においては、開放線路導体パターン171がインダクタL11の巻回軸である軸WAを巻回するように形成されているため、インダクタタンス成分が積極的に形成される。また、開放線路導体パターン171は、積層方向においてインダクタL11,L12と対向しているため、キャパシタンス成分も積極的に形成される。開放線路導体パターン171が有するインダクタンス成分およびキャパシタンス成分により、積層バラン100の減衰極の周波数をより大きく変化させることができる。
図4は、図2の積層バラン100の挿入損失IL81、および図3の積層バラン900の挿入損失IL82を併せて示す図である。図4において縦軸の減衰量(dB)はマイナスの値として示されている。減衰量の絶対値が大きいほど挿入損失は大きい。挿入損失とは、電子部品の或る端子に入力された信号のうち、電子部品の他の端子に伝達された信号の割合を示す指標である。挿入損失が大きい程、電子部品に入力された信号のうち当該電子部品の内部で失われた信号の割合が大きいことを意味する。
挿入損失IL81は、端子P1に入力された信号のうち、端子P2に伝達された信号の割合を示している。端子P1に入力された信号のうち、端子P3に伝達された信号の割合も挿入損失IL81と同様の変化の態様を示す。挿入損失IL82に関しても同様である。
図4に示される周波数帯において、挿入損失IL81,IL82は、いずれも周波数f91(f92)付近で最小となる。また、挿入損失IL81,IL82は、いずれも周波数f93(>f91)付近で極大となっている。これは、周波数f93付近の高調波が、インダクタL11およびキャパシタC21によって形成されるローパスフィルタ、および磁気結合を介して行なわれる不平衡信号と平衡信号との変換によって減衰されているためである。挿入損失IL81,IL82は、周波数f94までは、ほぼ同様の変化の態様を示している。
挿入損失IL81は、周波数f95(>f94)付近で極大となっている。挿入損失IL82は、周波数f96(>f95)付近で極大となっている。積層バラン100においては、開放線路導体パターン171の作用により、減衰極が生じる周波数が積層バラン900よりも低くなるように調整されている。
なお、積層バラン900における減衰極の周波数f96は、積層バラン900の寄生インダクタンスおよび寄生容量に依存している場合が多い。開放線路導体パターン171の有するインダクタンス成分および容量成分は、それぞれ積層バラン100の寄生インダクタンス成分および寄生容量成分よりも大きい場合がほとんどである。そのため、積層バラン100の減衰極の周波数f95は、積層バラン900の減衰極の周波数f96よりも低くなることが多い。すなわち、ほとんどの場合において、開放線路導体パターン171によって減衰極の周波数を低くすることができる。
以上、実施の形態に係る積層バランによれば、通過帯域を維持しながら、減衰極の周波数を調整することができる。さらに、実施の形態に係る積層バランによれば、減衰極の周波数をより大きく調整することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,900 積層バラン、110,120,130,140,150,160,160A,170,172,180,180A,190,200,210,220,230,240,250,260,270,280 誘電体層、111,121,241,251,252,261,271 キャパシタ導体パターン、161,181,191,201,211 インダクタ導体パターン、171 開放線路導体パターン、C21〜C23 キャパシタ、DM 方向識別マーク、G41〜G43 接地端子、L11〜L13 インダクタ、P1〜P3 端子、V61〜V64 ビア導体パターン。

Claims (4)

  1. 複数の誘電体層が積層方向に積層された積層バランであって、
    不平衡信号用の第1端子と、
    平衡信号用の第2および第3端子と、
    前記第1端子と接地点との間に接続された第1インダクタと、
    前記第2端子と前記第3端子との間に接続され、前記第1インダクタと磁気結合する第2インダクタと、
    一方端が開放端であるとともに、他方端が前記第1端子と前記接地点との間の信号路に接続された開放線路導体とを備える、積層バラン。
  2. 前記第1インダクタおよび前記開放線路導体は、前記積層方向に伸びる特定軸を巻回するように形成され、
    前記開放線路導体は、前記積層方向において前記第1インダクタと対向している、請求項1に記載の積層バラン。
  3. 前記第1インダクタと並列に接続された第1キャパシタと、
    前記第2インダクタと並列に接続された第2キャパシタとをさらに備える、請求項1または2に記載の積層バラン。
  4. 前記複数の誘電体層は、
    前記第1インダクタが形成された第1インダクタ層と、
    前記第2インダクタが形成された第2インダクタ層と、
    前記開放線路導体が形成された導体層とを含み、
    前記導体層は、前記第1インダクタ層と前記第2インダクタ層との間に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層バラン。
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