Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPWO2017170068A1 - 殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法 - Google Patents

殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017170068A1
JPWO2017170068A1 JP2018509139A JP2018509139A JPWO2017170068A1 JP WO2017170068 A1 JPWO2017170068 A1 JP WO2017170068A1 JP 2018509139 A JP2018509139 A JP 2018509139A JP 2018509139 A JP2018509139 A JP 2018509139A JP WO2017170068 A1 JPWO2017170068 A1 JP WO2017170068A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
ozone
generated
sterilizing water
generation apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018509139A
Other languages
English (en)
Inventor
正次 丹下
正次 丹下
横山 貴士
貴士 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Publication of JPWO2017170068A1 publication Critical patent/JPWO2017170068A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/18Liquid substances or solutions comprising solids or dissolved gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/10Preparation of ozone
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/10Preparation of ozone
    • C01B13/11Preparation of ozone by electric discharge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/50Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/72Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/72Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
    • C02F1/78Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation with ozone
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B1/00Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
    • C25B1/01Products
    • C25B1/13Ozone

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

本発明は、殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法に関する。殺菌水生成装置(10A)は、H2O2を含む液体(12)と、液体(12)中にオゾンを導入するオゾン発生部(16)と、液体(12)中に紫外線(18)を照射する紫外線照射部(20)と、オゾン発生部(16)を制御して液体(12)のオゾン濃度を一定以下に調整するオゾン濃度調整部(40)とを有する。

Description

本発明は、殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法に関する。
従来から、水中の有機物の分解や、殺菌を目的とした水処理についての技術が提案されている(特開平9−122662号公報、特開平9−267096号公報、特開平11−033567号公報、特許第3960126号公報参照)。これら従来の技術は、上述のように水処理を目的としているため、高酸化力(殺菌力)のあるOHラジカルの生成が主流となっている。
例えばオゾンの添加方法としては、酸素又は空気を原料として放電によって発生させたオゾンガスを液体中にバブリングによって添加するようにしている。
また、OHラジカルの生成方法としては、以下に示す方法が提案されている。
(a) オゾン水に紫外線を照射して、オゾンの分解を促進させることで、水中にOHラジカルを生成する。
(b) オゾン水に過酸化水素を添加することで、オゾンと過酸化水素の分解を促進させることで、水中にOHラジカルを生成する。
(c) オゾン水に過酸化水素を添加し、紫外線を照射し、オゾンと過酸化水素の分解を促進させることで、水中にOHラジカルを生成する。
また、オゾンの分解を促進するため、液体のpHをアルカリ性に調整することも提案されている(特許第3731257号公報参照)。
しかしながら、OHラジカルは、高酸化力(殺菌力)ではあるが、短寿命(数nsec〜数μsec程度)である。水処理には適しているが、液体自体に殺菌効果を持たせることは難しい。
また、従来では、OHラジカルの生成を促進させるために、液体をアルカリ性に調整したり、液体に溶存させるオゾンの量を増加させる場合がある。このような操作は、長寿命のラジカルの生成を阻害するという懸念がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、水処理ではなく、液体自体に殺菌効果を持たせることができ、食物や食器等の被殺菌対象物に接触させることで、被殺菌対象物の殺菌を行うことができる殺菌水を生成することが可能な殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係る殺菌水生成装置は、Hを含む液体と、前記液体中にオゾンを導入するオゾン発生部と、前記液体中に紫外線を照射する紫外線照射部と、前記オゾン発生部を制御して前記液体のオゾン濃度を一定以下に調整するオゾン濃度調整部とを有することを特徴とする。
これにより、水処理ではなく、液体自体に殺菌効果を持たせることができ、食物や食器等の被殺菌対象物に接触させることで、被殺菌対象物の殺菌を行うことができる殺菌水を生成することが可能となる。また、液体中のオゾン濃度が高くなることによって生じるオゾンによるHO の分解反応を抑えることができる。
[2] 第1の本発明において、前記液体に含まれるHは、オゾンが導入された前記液体に前記紫外線が照射されることによって生成されてもよい。
[3] 第1の本発明において、前記液体に含まれるHは、前記液体中へのHの添加によるものであってもよい。
[4] 第1の本発明において、前記オゾン発生部は、発生したオゾンを、前記液体中にバブリングによって導入するオゾン導入部を有してもよい。
[5] 第1の本発明において、前記オゾン発生部は、空気又は酸素を原料として発生したオゾンを前記液体中に直接導入してもよい。
[6] 第1の本発明において、前記オゾン発生部は、液体を原料として電気分解によって生成されたオゾンを含む液体を前記液体中に導入してもよい。
[7] 第1の本発明において、前記液体のpHを4.8以下に調整するpH調整部を有することが好ましい。殺菌効果のあるラジカルであるHO を液体中に多量に生成することができる。
[8] 第2の本発明に係る殺菌水生成装置は、Hが添加された液体と、前記液体中に紫外線を照射する紫外線照射部と、前記液体のpHを4.8以下に調整するpH調整部とを有することを特徴とする。
[9] 第3の本発明に係る殺菌水生成方法は、Hを含む液体に、オゾンを導入し、前記液体に紫外線を照射し、前記液体のオゾン濃度を一定以下に調整し、前記液体のpHを4.8以下に調整することを特徴とする。
[10] 第4の本発明に係る殺菌水生成方法は、液体にHを添加し、前記液体に紫外線を照射し、前記液体のpHを4.8以下に調整することを特徴とする。
本発明に係る殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法によれば、水処理ではなく、液体自体に殺菌効果を持たせることができ、食物や食器等の被殺菌対象物に接触させることで、被殺菌対象物の殺菌を行うことができる殺菌水を生成することが可能となる。
図1は、第1の実施の形態に係る殺菌水生成装置(第1殺菌水生成装置)の一例を示す構成図である。 図2は、第1殺菌水生成装置の作用を示す説明図である。 図3は、第1殺菌水生成装置の他の例を示す構成図である。 図4は、第1殺菌水生成装置のさらに他の例を示す構成図である。 図5は、第2の実施の形態に係る殺菌水生成装置(第2殺菌水生成装置)の一例を示す構成図である。
以下、本発明に係る殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法の実施の形態例を図1〜図5を参照しながら説明する。
先ず、第1の実施の形態に係る殺菌水生成装置(以下、第1殺菌水生成装置10Aと記す)は、図1に示すように、液体12と、該液体12が貯留あるいは流通する槽14と、液体12中にオゾンを導入するオゾン発生部16と、液体12中に紫外線18を照射する紫外線照射部20とを有する。
オゾン発生部16は、高電圧パルスを発生するパルス電源22と、パルス電源22からの高電圧パルスの印加によってプラズマを発生するリアクタ24とを有する。リアクタ24は、互いに対向する第1電極26aと第2電極26bとを有し、パルス電源22からの高電圧パルスの供給に基づいて第1電極26aと第2電極26b間に放電を発生させる。第1電極26aと第2電極26b間には、空気又は酸素が供給される。これにより、第1電極26aと第2電極26b間での放電現象によって発生する電子により、供給された酸素がオゾンに変換され、リアクタ24からはオゾンを含んだガス(オゾンガス28)が放出される。
また、オゾン発生部16は、発生したオゾンを液体12中にバブリングによって導入するオゾン導入部30を有する。オゾン導入部30は、槽14の下部や底部に設置されたバブラー32と、リアクタ24とバブラー32とをつなぐ配管34とを有する。バブラー32は、液体12中にオゾンを含んだ気泡を吹き出すための器具であり、セラミック、ガラス、金属、フッ素樹脂等で構成される。オゾン導入部30によって、リアクタ24からのオゾンガス28が液体12中に気泡36として導入され、液体12中にオゾンが溶解される。
さらに、この第1殺菌水生成装置10Aは、液体12を酸性(pH4.8以下)に調整するpH調整部38を有する。pH調整部38の詳細は図示しないが、液体12中に二酸化炭素ガス(CO)をバブリングによって導入する装置や、液体12を電気分解する装置等が挙げられる。
液体12に含まれるHは、液体12中へのHの添加によるものでもよいし、後述するように、オゾンが導入された液体12に紫外線18が照射されることによって生成されるものであってもよい。もちろん、これら両者であってもよい。
ここで、第1殺菌水生成装置10Aの作用について図2も参照しながら説明する。
オゾン(O)が導入された液体12に紫外線18が照射されることによって、下記反応式(1)に示すように、H(過酸化水素)が生成される。なお、hνは紫外線のエネルギーを示す。以下同様である。
+ HO + hν → O + H ……(1)
液体12中のHに紫外線18が照射されることによって、下記反応式(2)に示すように、OH(ヒドロキシルラジカル)が生成される。
+ hν → 2OH ……(2)
液体12中のオゾンと生成されたOH(反応式(2)参照)とによって、下記反応式(3)に示すように、HO (ヒドロペルオキシルラジカル)が生成される。HO は、殺菌に効果のあるラジカルである。すなわち、殺菌に効果のあるラジカルが液体12中に生成される。
+ OH → HO + O ……(3)
また、液体12中のオゾンと生成されたOH(反応式(2)参照)とによって、下記反応式(4)を経て反応式(5)に示すように、HO が生成される。
+ OH → OOH ……(4)

OH → O + HO ………(5)
生成されたOH(反応式(2)参照)と液体12中のHとによって、下記反応式(6)に示すように、HO が生成される。
OH + H → HO + HO ……(6)
そして、上述した反応式(3)、(5)及び(6)に示すように生成された、殺菌に効果のあるHO は、pHが4.8以下の液体12中において、下記反応式(7)に示すような可逆反応が起こって平衡状態となる(特許第4408957号参照)。つまり、殺菌効果のあるラジカルであるHO を液体12中に多量に生成することができる。
HO ⇔ H + O −* ……(7)
これにより、水処理ではなく、液体12自体に殺菌効果を持たせることができ、食物や食器等の被殺菌対象物に接触させることで、被殺菌対象物の殺菌を行うことができる殺菌水を生成することが可能となる。
ところで、液体12中のオゾン濃度が高くなると、下記反応式(8)に示すように、オゾンによるHO の分解反応が生じる。
+ HO → 2O + OH ……(8)
そこで、本実施の形態では、液体12中のオゾン濃度を一定以下に調整するオゾン濃度調整部40を有する。このオゾン濃度調整部40は、液体12中のオゾン濃度を測定するオゾン濃度測定器42と、測定したオゾン濃度が一定以下になるようにパルス電源22の電力をフィードバック制御するオゾン濃度制御部44とを有する。
これにより、液体12中のオゾン濃度を測定し、液体12中のオゾン濃度が上昇してきたら、オゾン発生部16を制御することで、液体12中のオゾン濃度を一定以下に管理することができる。液体12中のオゾン濃度を管理することで、上述したオゾンによるHO の分解反応を抑えることができる。
紫外線18が照射される前の液体12中のオゾン濃度は1〜5ppmが好ましい。紫外線18が照射され、HO が生成された後の液体12中のオゾン濃度は0.01〜0.1ppmであることが好ましい。オゾン濃度調整部40は、紫外線18が照射されている間の液体12中のオゾン濃度を検知して、オゾン濃度が0.01〜0.1ppmとなるように制御することで、紫外線18が照射される前の液体12中のオゾン濃度を1〜5ppmにすることができる。
そして、第1殺菌水生成装置10Aにて生成された殺菌水は、次亜塩素酸やオゾンによる殺菌と比して、殺菌後、人体に無害な液体に戻るため、取り扱いが容易になる。また、次亜塩素酸やオゾンによる殺菌と比して、残留が少なく、金属や樹脂の腐食が少ない。残留が少ないことから、次亜塩素酸やオゾンに比べ、殺菌後のすすぎ水の使用を少なくすることができる。つまり、第1殺菌水生成装置10Aによって環境にも優しい殺菌水を得ることができる。
上述の例では、リアクタ24にて発生したオゾンを配管34及びバブラー32を通じて液体12中に導入するようにしたが、その他、図3に示すように、リアクタ24を液体12の上方に位置させ、リアクタ24にて発生したオゾンガス28を直接液体12中に導入するようにしてもよい。この場合、リアクタ24への空気又は酸素の導入方向を液体12の水面12aに向けるようにし、さらに、液体12の水面12aとリアクタ24との間隔を1〜10mm程度にする。これにより、リアクタ24で発生したオゾンが空気や酸素の流れに沿って瞬時に液体12中に導入される。空気又は酸素の流量は、液体1Lに対し、10〜30L/minであることが好ましい。
また、上述の例では、オゾン発生部16は、酸素又は空気を原料として、リアクタ24の第1電極26a及び第2電極26b間の放電によってオゾンを発生させるようにしたが、その他、以下の構成を採用してもよい。すなわち、図4に示すように、オゾン発生部16は、液体を原料として、電気分解部46での電気分解によって、オゾンを含む液体(オゾン水48)を生成するようにしてもよい。オゾン水48は、例えば配管50を通じて槽14内に供給される。
次に、第2の実施の形態に係る殺菌水生成装置(以下、第2殺菌水生成装置10Bと記す)について図5を参照しながら説明する。
この第2殺菌水生成装置10Bは、図5に示すように、上述した第1殺菌水生成装置10Aとほぼ同様の構成を有するが、オゾン発生部16及びオゾン濃度調整部40が存在しない点で異なる。液体12に含まれるHは、液体12中へのHの添加による。
ここで、第2殺菌水生成装置10Bの作用について説明する。
が添加された液体12に紫外線18が照射されることによって、下記反応式(9)に示すように、OH(ヒドロキシルラジカル)が生成される。
+ hν → 2OH ……(9)
生成されたOHと液体12中のHとによって、下記反応式(10)に示すように、HO が生成される。
OH + H → HO + HO ……(10)
そして、上述した反応式(10)に示すように生成された、殺菌に効果のあるHO は、pHが4.8以下の液体中において、下記反応式(11)に示すような可逆反応が起こって平衡状態となる。つまり、殺菌効果のあるラジカルであるHO を液体12中に多量に生成することができる。
HO ⇔ H + O −* ……(11)
これにより、水処理ではなく、液体12自体に殺菌効果を持たせることができ、食物や食器等の被殺菌対象物に接触させることで、被殺菌対象物の殺菌を行うことができる殺菌水を生成することが可能となる。特に、この第2殺菌水生成装置10Bでは、液体12中にオゾンを供給しないため、オゾンによるHO の分解反応は生じにくい。従って、液体12中のオゾン濃度を一定以下に調整するオゾン濃度調整部40の設置を省略することができ、装置構成の簡略化を図ることができる。
なお、本発明に係る殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (10)

  1. を含む液体(12)と、
    前記液体(12)中にオゾンを導入するオゾン発生部(16)と、
    前記液体(12)中に紫外線(18)を照射する紫外線照射部(20)と、
    前記オゾン発生部(16)を制御して前記液体(12)のオゾン濃度を一定以下に調整するオゾン濃度調整部(40)とを有することを特徴とする殺菌水生成装置。
  2. 請求項1記載の殺菌水生成装置において、
    前記液体(12)に含まれるHは、オゾンが導入された前記液体(12)に前記紫外線(18)が照射されることによって生成されることを特徴とする殺菌水生成装置。
  3. 請求項1又は2記載の殺菌水生成装置において、
    前記液体(12)に含まれるHは、前記液体(12)中へのHの添加によるものであることを特徴とする殺菌水生成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置において、
    前記オゾン発生部(16)は、発生したオゾンを、前記液体(12)中にバブリングによって導入するオゾン導入部(30)を有することを特徴とする殺菌水生成装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置において、
    前記オゾン発生部(16)は、空気又は酸素を原料として発生したオゾンを前記液体(12)中に直接導入することを特徴とする殺菌水生成装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置において、
    前記オゾン発生部(16)は、液体を原料として電気分解によって生成されたオゾンを含む液体を前記液体(12)中に導入することを特徴とする殺菌水生成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置において、
    前記液体(12)のpHを4.8以下に調整するpH調整部(38)を有することを特徴とする殺菌水生成装置。
  8. が添加された液体(12)と、
    前記液体(12)中に紫外線(18)を照射する紫外線照射部(20)と、
    前記液体(12)のpHを4.8以下に調整するpH調整部(38)とを有することを特徴とする殺菌水生成装置。
  9. を含む液体(12)に、オゾンを導入し、
    前記液体(12)に紫外線(18)を照射し、
    前記液体(12)のオゾン濃度を一定以下に調整し、
    前記液体(12)のpHを4.8以下に調整することを特徴とする殺菌水生成方法。
  10. 液体(12)にHを添加し、
    前記液体(12)に紫外線(18)を照射し、
    前記液体(12)のpHを4.8以下に調整することを特徴とする殺菌水生成方法。
JP2018509139A 2016-03-31 2017-03-23 殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法 Pending JPWO2017170068A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016071986 2016-03-31
JP2016071986 2016-03-31
PCT/JP2017/011565 WO2017170068A1 (ja) 2016-03-31 2017-03-23 殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2017170068A1 true JPWO2017170068A1 (ja) 2019-02-07

Family

ID=59965384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018509139A Pending JPWO2017170068A1 (ja) 2016-03-31 2017-03-23 殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2017170068A1 (ja)
WO (1) WO2017170068A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108796542B (zh) * 2018-05-30 2020-04-21 中氧科技(广州)有限公司 一种速率可调的臭氧电解制备装置
CN108930049B (zh) * 2018-05-30 2019-09-17 中氧科技(广州)有限公司 一种臭氧电解制备装置
CN110339666A (zh) * 2019-08-12 2019-10-18 中国科学院城市环境研究所 一种提升气体中臭氧生成浓度的方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0733409A (ja) * 1993-07-15 1995-02-03 Takuma Sogo Kenkyusho:Kk 過酸化水素水、および過酸化水素とオゾンとの混合気体の製造方法
JPH07241576A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Fuji Electric Co Ltd オゾンを用いた水処理方法
JP2002307083A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Toshiba Corp 促進酸化処理装置
JP2005294377A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Kurita Water Ind Ltd オゾン水供給方法及びオゾン水供給装置
JP2006272080A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Takuma Co Ltd 超高度水処理方法及びそれに用いる水処理システム
JP2014008440A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Koki:Kk オゾン含有水溶液の製造方法、製造装置およびオゾン含有水溶液

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003285083A (ja) * 2002-03-27 2003-10-07 Tsukishima Kikai Co Ltd 水の浄化方法
JP2011075449A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kurabo Ind Ltd ヒドロキシルラジカル含有水供給装置
JP2013208539A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry Science & Technology ラジカル水

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0733409A (ja) * 1993-07-15 1995-02-03 Takuma Sogo Kenkyusho:Kk 過酸化水素水、および過酸化水素とオゾンとの混合気体の製造方法
JPH07241576A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Fuji Electric Co Ltd オゾンを用いた水処理方法
JP2002307083A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Toshiba Corp 促進酸化処理装置
JP2005294377A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Kurita Water Ind Ltd オゾン水供給方法及びオゾン水供給装置
JP2006272080A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Takuma Co Ltd 超高度水処理方法及びそれに用いる水処理システム
JP2014008440A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Koki:Kk オゾン含有水溶液の製造方法、製造装置およびオゾン含有水溶液

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017170068A1 (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013099292A1 (ja) 浄化装置
EP1942951B1 (en) Method for the preparation of biocidal activated water solutions
WO2017170068A1 (ja) 殺菌水生成装置及び殺菌水生成方法
JP2010154793A (ja) Co2インキュベータ
JP2008183502A (ja) ナノバブルによる水処理装置及びナノバブルによる水処理方法
KR101806283B1 (ko) 이산화염소 가스 및 이산화염소수 발생 장치 및 방법
JP2021176504A (ja) 液体をプラズマ活性化する装置および方法
JP2011200778A (ja) オゾン水生成方法及びオゾン水生成装置
JP2019180472A5 (ja)
JP2014159010A (ja) 水処理装置
JP2017074464A (ja) 表面処理装置および表面処理方法
JP6271223B2 (ja) ラジカル機能液およびその製造方法並びにラジカル機能液の使用方法
JPWO2018021528A1 (ja) 殺菌水を生成する装置、被処理物を殺菌する方法および殺菌水を生成する方法
JP2014008440A (ja) オゾン含有水溶液の製造方法、製造装置およびオゾン含有水溶液
JP2007152304A (ja) 液体処理方法および液体処理装置
JPH05305125A (ja) 水殺菌装置および超音波加湿機
JP2017100901A (ja) 二酸化炭素還元装置および還元方法
JP2014159009A (ja) 水処理装置
KR20120119034A (ko) 유브이를 이용한 잔류 염소 제거장치
KR20150026993A (ko) 염소 및 자외선을 이용하는 처리 방법 및 고도산화처리수처리수의 제조 방법
JP2019098251A (ja) 液体処理装置
JP2012176347A (ja) 活性種の生成方法及び生成装置
KR20110106713A (ko) 전기 분해를 이용한 공기청정기
KR101254551B1 (ko) 양의 압력제어형 가압수조와 부압에서 양의 압력까지 제어가 가능한 수조가 결합된 플라즈마 수족관 살균기
CN212302327U (zh) 一种用于准分子灯的光强和臭氧浓度控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220105