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JPWO2017115409A1 - 船舶において計測されたデータを管理するためのデータ処理装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

船舶において計測されたデータを管理するためのデータ処理装置、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

船舶に配置される端末装置11は、船舶において計測装置により継続的に計測される物理量を示す計測データを順次取得する。端末装置13は、予め記憶しているデータ評価規則データが示す規則に従い、取得した計測データの各々の信頼度を評価する。また、端末装置13は、予め記憶しているデータ系列評価規則データが示す規則に従い、計測データの系列の信頼度を評価する。計測データの系列の信頼度は、例えば、当該系列の過去に取得された計測データの信頼度に基づき評価される。例えば、過去に取得された計測データの信頼度が連続して低い場合、これらの計測データを生成している計測装置が故障している可能性が高い。この場合、端末装置13は、当該計測装置により生成される計測データの系列の信頼度を低く評価する。系列の信頼度は、計測データの信頼度と共に、計測データのクレンジング処理に用いられる。

Description

本発明は、船舶において計測されたデータを管理するための技術に関する。
船舶の航行においては、航行スケジュール等を管理するために、風速、風向、波速、波高等の船舶が置かれた環境に関する物理量、船速、船舶の位置、燃料消費量、主機やその他の各種機器の負荷、温度、圧力等の船舶の状態に関する物理量、といった様々な種類の物理量の計測が行われている。なお、これらの物理量には、センサ等の装置が自動的に計測するものと、作業員が目視等により計測するものがある。
複数の船舶の各々において計測された各種の物理量を収集し利用する仕組みが提案されている。例えば、特許文献1には、対象海域を航行している複数の船舶の各々が測定した気象、海象、海流の実計測データから計測データを作成し、当該計測データを予報データに加えて計算用データを作成し、当該計算用データを基に対象海域における船舶の最適航路を算出する仕組みが提案されている。
特開2014−013145
船舶において計測される物理量を示す計測データの信頼度が不明であれば、計測データの利用者に不正確な情報が提供される危険性があり、計測データの適正な利用が妨げられる。従って、計測データを利用者に提供するデータ提供事業者は、計測データの品質を高めるために、信頼性が乏しい計測データの信頼性を高めるための補正処理や、信頼性が乏しい計測データの除外処理等の、いわゆるクレンジング処理を行う必要がある。
データ提供事業者は、多数の船舶の各々において継続的に生成される計測データを利用者に提供するために、効率的に計測データに対するクレンジング処理を行う必要がある。
上記の事情に鑑み、本発明は、船舶において計測される物理量を示す計測データの信頼性を高めるためのクレンジング処理の効率を高めるための手段を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する計測データ取得手段と、前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価し、当該評価の結果を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付けるデータ系列評価手段とを備えるデータ処理装置を提供する。
上記のデータ処理装置において、前記或る系列の計測データの各々の信頼度を、当該計測データの信頼度を評価するための基準に従い評価するデータ評価手段を備え、前記データ系列評価手段は、前記或る系列の信頼度を、前記データ評価手段による評価の結果として得られた計測データの信頼度を用いて評価する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記計測データ取得手段は、前記船舶において継続的に計測される第1の物理量を示す一連の計測データを第1の系列の計測データとして取得し、前記船舶において継続的に計測される第2の物理量を示す一連の計測データを第2の系列の計測データとして取得し、前記データ評価手段は、前記第1の系列の計測データの各々の信頼度を、前記第2の系列の計測データに基づき評価する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記計測データ取得手段は、前記船舶において継続的に計測される第1の物理量を示す一連の計測データを第1の系列の計測データとして取得し、前記船舶において継続的に計測される第2の物理量を示す一連の計測データを第2の系列の計測データとして取得し、前記第1の系列の計測データの各々に、前記第2の系列の計測データを対応付ける対応付手段を備える、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記計測データ取得手段は、前記船舶において継続的に計測される第1の物理量を示す一連の計測データを第1の系列の計測データとして取得し、前記船舶において継続的に計測される第2の物理量を示す一連の計測データを第2の系列の計測データとして取得し、前記第1の系列の計測データの各々に、前記第1の系列の計測データの信頼度の評価に用いられる、前記第2の系列の計測データを用いて生成されるデータを対応付ける対応付手段を備える、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、コンピュータに、船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する処理と、前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価する処理と、前記評価する処理における評価の結果として得られた前記或る系列の信頼度を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付ける処理とを実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、コンピュータに、船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する処理と、前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価する処理と、前記評価する処理における評価の結果として得られた前記或る系列の信頼度を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付ける処理とを実行させるためのプログラムを持続的に記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明によれば、船舶において物理量を継続的に計測する計測装置に劣化や故障が生じた場合、当該計測装置により生成される計測データの系列に関する信頼度が評価され、当該評価の結果を示す信頼度データが、当該系列の計測データの各々に対応付けられる。個々の計測データに対するクレンジング処理において、当該計測データに対応付けられている系列の信頼度を用いることで、クレンジング処理の効率が高められる。
一実施形態にかかるデータ管理システムの全体構成を示した図。 一実施形態にかかる端末装置のハードウェアとして用いられるコンピュータの基本構成を示した図。 一実施形態にかかるサーバ装置のハードウェアとして用いられるコンピュータの基本構成を示した図。 一実施形態にかかる端末装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる端末装置に記憶されるデータ系列属性レコード群の基本構成を例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に記憶される計測レコード群に含まれるデータテーブルを例示した図。 一実施形態にかかる端末装置に記憶される属性付加計測レコード群を例示した図。 一実施形態にかかるサーバ装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる端末装置の機能構成を示した図。 一実施形態にかかる端末装置およびサーバ装置が行う処理のシーケンスを示した図。 一実施形態にかかる端末装置において表示される情報を例示した図。
[実施形態]
以下に本発明の一実施形態にかかるデータ管理システム1を説明する。データ管理システム1は、複数の船舶の各々において計測された各種の物理量を示す計測データを管理し、利用者に提供するシステムである。
図1は、データ管理システム1の全体構成を示した図である。データ管理システム1は、各々が異なる船舶に配置された複数の端末装置11−1〜11−k(kは船舶の数)と、端末装置11−1〜11−kの各々から送信されてくるデータを受信し蓄積するサーバ装置12と、サーバ装置12に蓄積されているデータの利用者が使用する端末装置13を備える。以下、端末装置11−1〜11−kを「端末装置11」と総称する。端末装置11の各々は、サーバ装置12との間で、通信衛星8を介してデータ通信可能である。また、端末装置13は、インターネット等のネットワークを介してサーバ装置12とデータ通信可能である。なお、図1には端末装置13が1つのみ示されているが、端末装置13の数はデータ管理システム1の利用者の数に応じて任意に変化する。
端末装置11と端末装置13のハードウェアは、例えば一般的な端末装置用のコンピュータである。図2は、端末装置11と端末装置13のハードウェアとして用いられるコンピュータ10の基本構成を示した図である。コンピュータ10は、各種データを記憶するメモリ101、メモリ101に記憶されているプログラムに従う各種データ処理を行うプロセッサ102、サーバ装置12との間でデータ通信を行うIF(Interface)である通信IF103、ユーザに対し画像を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置104、ユーザの操作を受け付けるキーボード等の操作装置105を備える。なお、コンピュータ10に内蔵される表示装置104に代えて、もしくは加えて、コンピュータ10に接続される外付けの表示装置が用いられてもよい。また、コンピュータ10に内蔵される操作装置105に代えて、もしくは加えて、コンピュータ10に接続される外付けの操作装置が用いられてもよい。
サーバ装置12のハードウェアは、例えば一般的なサーバ装置用のコンピュータである。図3は、サーバ装置12のハードウェアとして用いられるコンピュータ20の基本構成を示した図である。コンピュータ20は、各種データを記憶するメモリ201、メモリ201に記憶されているプログラムに従う各種データ処理を行うプロセッサ202、端末装置11および端末装置13との間でデータ通信を行う通信IF203を備える。
図4は、端末装置11の機能構成を示した図である。すなわち、端末装置11のハードウェアを構成するコンピュータ10は、端末装置11用のプログラムに従うデータ処理を実行することにより、図4に示す機能構成部を備える装置として動作する。以下、図4に示される端末装置11の各機能構成部を説明する。
記憶装置111は各種データを記憶する。記憶装置111が記憶するデータには、基本データ群、加工方法定義データ群、データ系列評価規則データ群、データ評価規則データ群、データ系列属性レコード群、計測レコード群、属性付加計測レコード群が含まれる。
基本データ群は、船舶、計測装置、計測を行う作業員に関する各種属性を示すデータ(基本データ)の集まりである。船舶に関する基本データには、例えば、メーカ名、船種名、船舶名、保有会社名、運行会社名、使用開始日等を示すデータが含まれる。また、計測装置に関する基本データには、例えば、計測する物理量の種類、有効桁数、計測装置のメーカ名、型名、使用開始日、最終保守日等を示すデータが含まれる。また、計測を行う作業員に関する基本データには、例えば、作業員名、役職、勤務開始日等を示すデータが含まれる。
加工方法定義データ群は、船舶において計測された物理量を示す計測データを加工する方法を示すデータ(加工方法定義データ)の集まりである。計測データの加工とは、計測データの補正、推定、統計処理等である。例えば、或る種類の物理量の計測データが一定のバイアスを含む場合、加工方法定義データ群には、そのバイアスを除去するための補正の方法を示す加工方法定義データが含まれる。また、或る種類の物理量の計測データが異常値と示すと判定されたとき、前後の計測データに基づく補間等により正常な物理量の推定が可能である場合、加工方法定義データ群には、その推定の方法を示す加工方法定義データが含まれる。また、或る種類の物理量の計測データがランダムノイズを含む等の理由により移動平均等の統計処理が行われることが望ましい場合、加工方法定義データ群には、その統計処理の方法を示す加工方法定義データが含まれる。
データ系列評価規則データ群は、データ系列の信頼度を評価するための基準としての規則を示すデータ(データ系列評価規則データ)の集まりである。或る船舶においては、風速、プロペラ回転数、燃料流量等の複数の物理量の各々に関し、継続的に物理量の計測が行われる。これらの複数の物理量の各々に関し、計測された物理量を各々示す一連のデータを、本願においてはデータの系列、またはデータ系列という。データ系列評価規則データ群には、船舶において計測される複数の物理量の各々に応じたデータ系列評価規則データが含まれる。
以下に、或る船舶の端末装置11の記憶装置111に記憶されている風速に関するデータ系列評価規則データの例(以下、「データ系列評価規則データD1」という)を示す。
「データ系列評価規則データD1」
データ信頼度が連続して5回、「NG」:系列信頼度=「NG」
データ信頼度が連続して5回、「NG」でない:系列信頼度=「OK」
上記のデータ系列評価規則データD1は、計測データが示す風速が、予め定められた正常範囲から5回連続して外れ、データ信頼度が「NG」と評価された場合、このデータ系列の信頼度を、故障等により信頼性がないことを意味する「NG」と評価し、計測データが示す風速が、予め定められた正常範囲内に5回連続して入り、データ信頼度が「NG」以外と評価された場合、このデータ系列の信頼度を、故障等が生じておらず十分な信頼性があることを意味する「OK」と評価する、という規則を示している。
データ評価規則データ群は、計測データの各々の信頼度を評価するための規則を示すデータ(データ評価規則データ)の集まりである。データ評価規則データ群には、複数のデータ系列の各々に応じたデータ評価規則データが含まれる。
以下に、或る船舶の端末装置11の記憶装置111に記憶されている風速に関するデータ評価規則データの例(以下、「データ評価規則データD2」という)を示す。
「データ評価規則データD2」
風速が正常範囲外:データ信頼度=「NG」
風速が正常範囲内、かつ、150°≦風向≦210°:データ信頼度=「0」
風速が正常範囲内、かつ、0°≦風向<150°または210°<風向<360°:データ信頼度=「1」
データ評価規則データD2が適用される船舶においては、船体の形状および風速計の設置位置の関係上、船体に対する風向が150°以上210°以下の範囲内である場合、風速計の計測値が不正確となることが分かっている。データ評価規則データD2は、この事情を反映し、風速と実質的に同じタイミングで計測された風向が150°以上210°未満である場合、当該風速を示す計測データの信頼度を、十分な信頼性がないことを示す「0」と評価し、その他の場合は十分な信頼性があることを示す「1」と評価する、という規則を示している。
以下に、データ評価規則データの別の例として、或る船舶の端末装置11の記憶装置111に記憶されている船速に関するデータ評価規則データ(以下、「データ評価規則データD3」という)を示す。
「データ評価規則データD3」
船速が正常範囲外:信頼度=「NG」
船速が正常範囲内、かつ、(船速/プロペラ回転数)<(14/80−3%)または(船速/プロペラ回転数)>(14/80+3%):信頼度=「0」
船速が正常範囲内、かつ、(14/30−3%)≦(船速/プロペラ回転数)≦(14/30−3%):信頼度=「1」
データ評価規則データD3が適用される船舶においては、通常、(船速/プロペラ回転数)は14/30±3%の範囲内に収まることが分かっている。データ評価規則データD3は、この事情を反映し、船速と実質的に同じタイミングで計測されたプロペラ回転数が14/30±3%の範囲外である場合、当該船速を示す計測データの信頼度を、十分な信頼性がないことを示す「0」と評価し、その他の場合は十分な信頼性があることを示す「1」と評価する、という規則を示している。
データ系列属性レコード群は、複数のデータ系列の各々に応じたデータレコード(以下、「データ系列属性レコード」という)を格納するデータテーブルである。データ系列属性レコードには、対応するデータ系列の属性を示す複数の項目が含まれる。
図5は、データ系列属性レコード群の基本構成を例示した図である。データ系列属性レコード群は以下の項目を含む。
[船舶ID] 船舶を識別するID
[カテゴリ] 計測データが、船舶に搭載されている機器に関する計測データであるか、もしくは、船舶の航行に関する計測データであるか、を示すデータ
[系列ID] データ系列を識別するID
[対象装置] 計測対象の装置(例えば、「第1ボイラー」等)を示すデータ
[計測場所] 計測場所(例えば、「給油管排出口」等)を示すデータ
[対象物] 計測対象の物(例えば、「燃料油」等)を示すデータ
[物理量名] 計測データが示す物理量の種類(例えば、「流量」等)を示すデータ
[単位] 計測データが示す物理量の単位を示すデータ
[有効桁数] 計測データが示す物理量の有効桁数を示すデータ
[正常範囲] 計測データが示す物理量の正常範囲を示すデータ
[公開条件] 計測データの公開条件を示すデータ
[装置/人] 計測主体が装置か人かを示すデータ
[計測装置メーカ名] (計測主体が装置の場合)計測装置のメーカ名を示すデータ
[計測装置名] (計測主体が装置の場合)計測装置の型名を示すデータ
[計測装置使用日数] (計測主体が装置の場合)計測装置の使用日数を示すデータ
[計測装置保守後日数] (計測主体が装置の場合)最終保守日からの経過日数を示すデータ
[計測者役職名] (計測主体が人の場合)計測者の役職名を示すデータ
[計測者経験日数] (計測主体が人の場合)計測者の経験日数
[補正方法] 計測データの補正方法を示すデータ
[推定方法] 計測データの推定方法を示すデータ
[統計処理方法] 計測データの統計処理の方法を示すデータ
[指定属性1]〜[指定属性i] データ系列に応じて指定された属性データ(iは任意の自然数)
[信頼度] データ系列の信頼度の評価結果を示すデータ
計測レコード群は計測データを含むデータレコード(以下、「計測レコード」という)の集まりであり、複数のデータ系列の各々に応じたデータテーブルを含む。図6は計測レコード群に含まれるデータテーブルを例示した図である。計測レコード群に含まれるデータテーブルは以下の項目を含む。
[計測時刻] 計測データが示す物理量が計測された時刻を示すデータ
[系列ID] データ系列を識別するID
[計測データ] 計測された物理量を示す計測データ
[加工後計測データ] 補正、推定、統計処理の少なくともいずれかが行われた後の計測データ
[データ信頼度] 計測データまたは加工後計測データの信頼度の評価結果を示すデータ
図6に示されるように、計測レコード群に含まれるデータテーブルには、対応するデータ系列の計測レコードが計測時刻順に格納される。例えば、図6のデータテーブルに格納される一連の計測レコードは、系列ID「1205」で識別されるデータ系列である。
属性付加計測レコード群は、計測レコード群(図6)に含まれる計測レコードの各々に、データ系列属性レコード群(図5)に含まれるデータ系列属性レコードのうち、系列IDが一致するデータ系列属性レコードが示す属性データを対応付けたデータレコード(以下、「属性付加計測レコード」という)の集まりである。図7は属性付加計測レコード群を例示した図である。
図4に戻り、端末装置11の各機能構成部の説明を続ける。計時手段112は現在時刻を示す時刻データを生成する。計測データ取得手段113は船舶において計測された風速、船速、プロペラ回転数等の様々な物理量を示す計測データを取得する。計測データ取得手段113が取得する計測データには、データ系列を識別する系列IDが付加されている。また、計測データ取得手段113が取得する計測データの一部には、計測時刻を示すデータが付加されている。計測データ取得手段113は、取得した計測データに計測時刻を示すデータが付加されていない場合、計時手段112から時刻データを取得し取得した計測データに付加する。計測データ取得手段113は、取得した計測データを当該計測データに付加されているデータと共に計測レコード群(図6)に追加する。
補正手段114は、計測データを補正し、補正後の計測データを計測レコードに格納する。補正手段114は、例えば計測レコード群のデータテーブル(図6)に新たな計測レコードが追加されると、加工方法定義データ群から対象の計測レコードのデータ系列に応じた加工方法定義データを検索し、検索した加工方法定義データが計測データの補正方法を示す場合、当該補正方法に従い補正を行った計測データを、計測レコードの[加工後計測データ]に格納する。
推定手段115は、計測データの信頼度が低い場合、当該計測データを代替する計測データの推定を行い、推定した計測データを計測レコードに格納する。推定手段115は、例えば計測レコード群のデータテーブル(図6)に含まれる計測レコードの[データ信頼度]に、後述するデータ評価手段119による計測データの信頼度の評価結果を示すデータが格納されると、当該データが示す計測データの信頼度が所定の閾値を超えているか否かを判定する。計測データの信頼度が所定の閾値を超えていない場合、推定手段115は加工方法定義データ群から対象の計測レコードのデータ系列に応じた加工方法定義データを検索し、検索した加工方法定義データが計測データの推定方法を示す場合、当該推定方法に従い推定した計測データを、計測レコードの[加工後計測データ]に格納する。
統計処理手段116は、計測データを用いた統計処理を行い、統計処理により得られた計測データを計測レコードに格納する。統計処理手段116は、例えば計測レコード群のデータテーブル(図6)に新たな計測レコードが追加されると、加工方法定義データ群から対象の計測レコードのデータ系列に応じた加工方法定義データを検索し、検索した加工方法定義データが計測データの統計処理方法を示す場合、当該統計処理方法に従い統計処理を行い、統計処理により得られた計測データを計測レコードの[加工後計測データ]に格納する。
対応付手段117は、属性付加計測レコード群(図7)の[指定属性1]〜[指定属性i]に格納すべきデータを取得し、取得したデータをこれらのフィールドに格納することにより、計測レコードに対しデータ系列に応じて指定された属性データを対応付ける。
例えば、風速に関するデータ系列の[指定属性1]に格納されるべき属性データとして、風向に関する計測データの格納が指定されているものとする。この場合、対応付手段117は属性付加計測レコード群に含まれるデータテーブル(図7)のうち風速に関するデータテーブルに新たなデータレコードが追加されると、追加されたデータレコードの[計測時刻]に格納されている計測時刻に最も近い時刻を[計測時刻]に格納するデータレコードを、属性付加計測レコード群に含まれるデータテーブル(図7)のうち風向に関するデータテーブルから検索する。対応付手段117は、検索したデータレコードの[加工後計測データ]にデータが格納されている場合は当該データを、[加工後計測データ]にデータが格納されていない場合は[計測データ]に格納されているデータを、風速に関するデータテーブルの新たに追加されたデータレコードの[指定属性1]に格納する。
また、例えば、船速に関するデータ系列の[指定属性1]に格納されるべき属性データとして、船速とプロペラ回転数の比率の格納が指定されているものとする。この場合、対応付手段117は属性付加計測レコード群に含まれるデータテーブル(図7)のうち船速に関するデータテーブルに新たなデータレコードが追加されると、追加されたデータレコードの[計測時刻]に格納されている計測時刻に最も近い時刻を[計測時刻]に格納するデータレコードを、属性付加計測レコード群に含まれるデータテーブル(図7)のうちプロペラ回転数に関するデータテーブルから検索する。対応付手段117は、検索したデータレコードの[加工後計測データ]にデータが格納されている場合は当該データを、[加工後計測データ]にデータが格納されていない場合は[計測データ]に格納されているデータを読み出す。続いて、対応付手段117は、船速のデータレコードの[加工後計測データ]にデータが格納されている場合は当該データを、[加工後計測データ]にデータが格納されていない場合は[計測データ]に格納されているデータを読み出す。対応付手段117は、読み出した船速に関する加工後計測データまたは計測データが示す値を、読み出したプロペラ回転数に関する加工後計測データまたは計測データが示す値で除算する。対応付手段117は、除算の結果を示すデータを、船速に関するデータテーブルの新たに追加されたデータレコードの[指定属性1]に格納する。
なお、上述した例では、対応付手段117は第1の物理量(例えば船速)に関する計測データ(または加工後計測データ)に対し、第1の物理量(例えば船速)に関する計測データ(または加工後計測データ)と、第1の物理量とは異なる第2の物理量(例えばプロペラ回転数)に関する計測データ(または加工後計測データ)とを用いて所定の規則に従い生成されるデータを格納する。これに代えて、対応付手段117が、第1の物理量(船速)に関する計測データ(または加工後計測データ)に対し、第1の物理量(船速)とは異なる複数の物理量(例えば、プロペラ回転数と出力)に関する計測データ(または加工後計測データ)を用いて所定の規則に従い生成されるデータを格納してもよい。
対応付手段117により[指定属性1]〜[指定属性i]に格納されたデータは、例えば、後述するデータ評価手段119による計測データの信頼度の評価に用いられる。
データ系列評価手段118は、複数のデータ系列の各々に関し、当該データ系列の信頼度を、データ系列評価規則データが示す規則に従い評価する。データ系列評価手段118による評価の結果を示すデータは、データ系列属性レコード群(図5)の[系列信頼度]に格納される。
データ評価手段119は、計測データの各々に関し、当該計測データの信頼度を、データ評価規則データが示す規則に従い評価する。データ評価手段119による評価の結果を示すデータは、計測レコード群(図6)の[データ信頼度]に格納される。
送信手段110は、例えば所定時間の経過毎に、属性付加計測レコード群(図7)のうち未送信の属性付加計測レコードをサーバ装置12に送信する。以上が端末装置11の各機能構成部の説明である。
続いて、サーバ装置12の機能構成を説明する。図8は、サーバ装置12の機能構成を示した図である。すなわち、サーバ装置12のハードウェアを構成するコンピュータ20は、サーバ装置12用のプログラムに従うデータ処理を実行することにより、図8に示す機能構成を備える装置として動作する。以下、図8に示されるサーバ装置12の各機能構成部を説明する。
受信手段121は、複数の端末装置11の各々から送信されてくる属性付加計測レコードを受信する。また、受信手段121は端末装置13から送信されてくる閲覧要求データを受信する。
記憶装置122は、受信手段121により受信された属性付加計測レコードを、例えば送信元の端末装置11の各々(すなわち、船舶の各々)に応じた属性付加計測レコード群のデータテーブルに格納する。記憶装置122に記憶される属性付加計測レコードは、異なる端末装置11から送信されてきた属性付加計測レコードであっても、計測データが示す物理量の種類毎に共通のフォーマットに従っている。
抽出手段123は、記憶装置122に記憶されている属性付加計測レコード群から、受信手段121が端末装置13から受信した閲覧要求データが示す抽出条件を満たす属性付加計測レコードを抽出する。上述したように、記憶装置122に記憶される属性付加計測レコードは計測データが示す物理量の種類毎に共通のフォーマットに従っている。従って、抽出手段123は、異なる船舶に関する属性付加計測レコード群を区別することなく抽出元のデータレコード群として扱うことができる。
加工手段124は、抽出手段123により抽出された属性付加計測レコードを所定の規則に従い加工して閲覧用データを生成する。送信手段125は、加工手段124により生成された閲覧用データを閲覧要求データの送信元の端末装置13に送信する。以上がサーバ装置12の各機能構成部の説明である。
続いて、端末装置13の機能構成を説明する。図9は、端末装置13の機能構成を示した図である。すなわち、端末装置13のハードウェアを構成するコンピュータ10は、端末装置13用のプログラムに従うデータ処理を実行することにより、図9に示す機能構成を備える装置として動作する。以下、図9に示される端末装置13の各機能構成部を説明する。
操作装置131はユーザの操作を受け付ける。ユーザは操作装置131に対する操作により、閲覧したいデータの抽出条件を入力する。要求生成手段132は、操作装置131が受け付けた操作に応じて、ユーザにより入力された抽出条件を示す閲覧要求データを生成する。送信手段133は、要求生成手段132により生成された閲覧要求データをサーバ装置12に送信する。
受信手段134は、送信手段133により行われた閲覧要求データの送信に対する応答としてサーバ装置12から送信されてくる閲覧用データを受信する。表示装置135は、受信手段134により受信された閲覧用データが示す情報を表示する。以上が端末装置13の各機能構成部の説明である。
図10は、端末装置13のユーザが、サーバ装置12に蓄積されている属性付加計測レコードの内容を閲覧する際に端末装置13およびサーバ装置12が行う処理のシーケンスを示した図である。
まず、端末装置13の送信手段133は、ユーザにより入力された抽出条件を示す閲覧要求データをサーバ装置12に送信する(ステップS11)。サーバ装置12の受信手段121は、ステップS11において端末装置13から送信されてくる閲覧要求データを受信する。
続いて、抽出手段123は記憶装置122に記憶されている属性付加計測レコード群から、ステップS11において受信された閲覧要求データが示す抽出条件を満たす属性付加計測レコードを抽出する(ステップS12)。
続いて、加工手段124は所定の規則に従いステップS12において抽出された属性付加計測レコードを加工し閲覧用データを生成する(ステップS13)。続いて、送信手段125はステップS13において生成された閲覧用データを端末装置13に送信する(ステップS14)。
端末装置13の表示装置135はステップS14においてサーバ装置12から送信された閲覧用データに従い閲覧用画面を表示する(ステップS15)。図11は、ステップS15において閲覧用画面に表示される情報を例示した図である。端末装置13のユーザは、閲覧用画面により、希望する船舶または船舶群に関する計測データを、当該計測データの信頼度および当該計測データの系列の信頼度と共に閲覧することができる。
上述したデータ管理システム1によれば、計測データの信頼度の評価に加え、データ系列の信頼度が評価される。従って、例えば、計測データが示す物理量および当該物理量の変化率が正常範囲内に入っている場合であっても、劣化や故障等により正常な計測ができない状態の計測装置により生成された計測データに関しては、信頼度が低いと評価される。そのため、例えば、データ系列の信頼度が所定の閾値を超えない計測データを除外することにより、データ提供事業者は、計測データのクレンジング処理における効率を向上させることができる。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。
(1)上述した実施形態において、端末装置11において行われる処理の少なくとも一部が、サーバ装置12において行われてもよい。例えば、上述した実施形態においては、端末装置11において計測データの信頼度の判定が行われる。これに代えて、データ系列の信頼度および計測データの信頼度の評価の少なくとも一方がサーバ装置12において行われてもよい。この変形例において、例えば、サーバ装置12は予め、複数の船舶の各々に応じたデータ系列評価規則データ群およびデータ評価規則データ群を記憶している。端末装置11は[系列信頼度]および[データ信頼度]にデータが格納されていない属性付加計測レコードを生成し、サーバ装置12に送信する。サーバ装置12は、端末装置11から受信した属性付加計測レコードに関し、当該属性付加計測レコードに応じたデータ系列評価規則データに従いデータ系列の信頼度を評価し、また、当該属性付加計測レコードに応じたデータ評価規則データに従い計測データの信頼度を評価し、これらの評価の結果を示すデータを[系列信頼度]および[データ信頼度]に格納する。
(2)系列信頼度またはデータ信頼度に基づき、端末装置11からサーバ装置12に送信される属性付加計測レコードがフィルタリングされてもよい。例えば、属性付加計測レコードに含まれる系列信頼度が所定の閾値を超えない場合、または、属性付加計測レコードに含まれるデータ信頼度が所定の閾値を超えない場合、端末装置11が当該属性付加計測レコードをサーバ装置12に送信しない構成が採用されてもよい。
(3)上述した実施形態においては、系列信頼度は「NG」または「OK」(2値)のいずれかで示される。これに代えて、系列信頼度が、例えば「0」、「1」、・・・、「10」のように3値以上の離散値のいずれかで示されてもよい。また、データ信頼度は「0」、「1」または「NG」(3値)のいずれかで示される。これに代えて、データ信頼度が、例えば「NG」または「OK」の2値や、「0」、「1」、・・・、「10」のように4値以上の離散値のいずれかで示されてもよい。また、系列信頼度およびデータ信頼度の少なくとも一方が連続値で示されてもよい。
(4)データ信頼度の評価に用いるデータは計測データに限られない。例えば、データ評価手段119がデータ評価規則データに従い、属性付加計測レコードの[推定方法]にデータが格納されている場合、当該データが示す推定方法に従い生成された加工後計測データの信頼度を低く評価するように構成されてもよい。
(5)系列信頼度の評価に用いるデータは計測データの信頼度に限られない。例えば、データ系列評価手段118がデータ系列評価規則データに従い、属性付加計測レコードの[計測装置保守後日数]が所定の閾値を超えている場合、当該データ系列の信頼度を低く評価するように構成されてもよい。
(6)上述した実施形態においては、端末装置11、サーバ装置12、および端末装置13は一般的なコンピュータがプログラムに従った処理を実行することにより実現される。これに代えて、端末装置11、サーバ装置12、および端末装置13の少なくとも一部が、いわゆる専用装置として構成されてもよい。
(7)上述した実施形態においては、計測データの系列ないし計測データそのものの信頼度を、特定のデータ評価規則データ等の信頼度評価規則に従い評価をする場合を示したが、これに限定されない。当該実施形態に示した規則以外に、計測データの系列ないし計測データそのものの信頼度を評価するあらゆる基準が当該規則に置換して用いられ得る。
例えば、或るデータ系列の計測データの信頼度(データ信頼度)を、当該或る系列の過去の計測データに基づき評価する基準が用いられてもよい。具体例を挙げると、潮速に関するデータ系列において、或る時点で計測された潮速を示す計測データの信頼度を、当該計測データが示す潮速が、直近の過去10分間に計測された潮速の平均値から予め定められた閾値以上に乖離していればデータ信頼度「0」、乖離していなければデータ信頼度「1」と評価する、という基準が採用されてもよい。
(8)上述した実施形態においては、或るデータ系列の計測データの信頼度(データ信頼度)の評価に用いられるデータとして、当該或るデータ系列とは異なるデータ系列の計測データ、もしくは当該或るデータ系列とは異なる複数のデータ系列の計測データを用いて生成されたデータが、当該或るデータ系列の計測データに対応付けられる例が示されている。具体的には、例えば、図5に例示のデータ系列属性レコード群の第1行のレコードは、指定属性1として、風速に関する計測データに対し風向に関する計測データを対応付けることを指示している。また、図5に例示のデータ系列属性レコード群の第2行のレコードは、指定属性2として、燃料油の流量に関する計測データに対し風速をプロペラ回転数で除した値を示すデータを対応付けることを指示している。属性付加計測レコード群(図7参照)の生成において、対応付手段117は、データ系列属性レコード群により指示されたデータを計測データに対応付ける。
或るデータ系列の計測データの信頼度の評価に用いられるデータとして、当該計測データに対応付けられるデータの種類は上述した種類、すなわち、当該或るデータ系列とは異なるデータ系列の計測データ、もしくは当該或るデータ系列とは異なる複数のデータ系列の計測データを用いて生成されたデータに限られない。例えば、或るデータ系列の過去の計測データを用いて生成されたデータ(例えば、直近の過去10分間の計測値の平均値等)が当該或るデータ系列の計測データに対応付けられてもよい。また、例えば、或るデータ系列の計測データと、当該或るデータ系列とは異なるデータ系列の計測データとを用いて生成されるデータが、当該或る系列の計測データに対応付けられてもよい。
1…データ管理システム、8…通信衛星、10…コンピュータ、11…端末装置、12…サーバ装置、13…端末装置、20…コンピュータ、101…メモリ、102…プロセッサ、103…通信IF、104…表示装置、105…操作装置、110…送信手段、111…記憶装置、112…計時手段、113…計測データ取得手段、114…補正手段、115…推定手段、116…統計処理手段、117…対応付手段、118…データ系列評価手段、119…データ評価手段、121…受信手段、122…記憶装置、123…抽出手段、124…加工手段、125…送信手段、131…操作装置、132…要求生成手段、133…送信手段、134…受信手段、135…表示装置、201…メモリ、202…プロセッサ、203…通信IF
上記課題を解決するため、本発明は、船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する計測データ取得手段と、前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価し、当該評価の結果を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付けるデータ系列評価手段と、前記或る系列の計測データの各々に関し、当該計測データに対し前記信頼度データを対応付けたデータレコードを出力する出力手段とを備えるデータ処理装置を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する処理と、前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価する処理と、前記評価する処理における評価の結果として得られた前記或る系列の信頼度を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付ける処理と、前記或る系列の計測データの各々に関し、当該計測データに対し前記信頼度データを対応付けたデータレコードを出力する処理とを実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、コンピュータに、船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する処理と、前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価する処理と、前記評価する処理における評価の結果として得られた前記或る系列の信頼度を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付ける処理と、前記或る系列の計測データの各々に関し、当該計測データに対し前記信頼度データを対応付けたデータレコードを出力する処理とを実行させるためのプログラムを持続的に記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。

Claims (7)

  1. 船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する計測データ取得手段と、
    前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価し、当該評価の結果を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付けるデータ系列評価手段と
    を備えるデータ処理装置。
  2. 前記或る系列の計測データの各々の信頼度を、当該計測データの信頼度を評価するための基準に従い評価するデータ評価手段
    を備え、
    前記データ系列評価手段は、前記或る系列の信頼度を、前記データ評価手段による評価の結果として得られた計測データの信頼度を用いて評価する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記計測データ取得手段は、前記船舶において継続的に計測される第1の物理量を示す一連の計測データを第1の系列の計測データとして取得し、前記船舶において継続的に計測される第2の物理量を示す一連の計測データを第2の系列の計測データとして取得し、
    前記データ評価手段は、前記第1の系列の計測データの各々の信頼度を、前記第2の系列の計測データに基づき評価する
    請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記計測データ取得手段は、前記船舶において継続的に計測される第1の物理量を示す一連の計測データを第1の系列の計測データとして取得し、前記船舶において継続的に計測される第2の物理量を示す一連の計測データを第2の系列の計測データとして取得し、
    前記第1の系列の計測データの各々に、前記第2の系列の計測データを対応付ける対応付手段を備える
    請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  5. 前記計測データ取得手段は、前記船舶において継続的に計測される第1の物理量を示す一連の計測データを第1の系列の計測データとして取得し、前記船舶において継続的に計測される第2の物理量を示す一連の計測データを第2の系列の計測データとして取得し、
    前記第1の系列の計測データの各々に、前記第1の系列の計測データの信頼度の評価に用いられる、前記第2の系列の計測データを用いて生成されるデータを対応付ける対応付手段を備える
    請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  6. コンピュータに、
    船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する処理と、
    前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価する処理と、
    前記評価する処理における評価の結果として得られた前記或る系列の信頼度を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付ける処理と
    を実行させるためのプログラム。
  7. コンピュータに、
    船舶において継続的に計測される或る物理量を示す一連の計測データを或る系列の計測データとして取得する処理と、
    前記或る系列の信頼度を、前記或る系列の信頼度を評価するための基準に従い評価する処理と、
    前記評価する処理における評価の結果として得られた前記或る系列の信頼度を示す信頼度データを、前記或る系列の計測データの各々に対応付ける処理と
    を実行させるためのプログラムを持続的に記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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