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JPWO2017042923A1 - 表示制御装置、表示装置及び表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、表示装置及び表示制御方法 Download PDF

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Abstract

車間距離確認オブジェクトを適切に表示可能な技術を提供することを目的とする。表示制御装置1は、道路認識部11と、制御部13と、第1判定情報取得部14とを備える。制御部13は、道路認識部11での認識結果に基づいて、車間距離確認オブジェクトが、道路認識部11で認識された道路前方部分に関連して表示されるように、表示部を制御する。また、制御部13は、第1判定情報取得部14で取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示部に表示させる。

Description

本発明は、表示部を制御する表示制御装置及び表示制御方法、並びに、当該表示制御装置を備える表示装置に関する。
運転者に適正速度や車間距離を認知させるために、道路管理者によって、車間距離確認用の車間距離確認看板が道路近傍に設置されたり、0m、50m、100mなどの所定間隔で設けられた白線、または、当該白線と当該所定間隔の数値とを含む車間距離確認用の道路標示が道路上に付されたりしている。
運転者は、車間距離確認看板等を参照することによって、適正な車間距離や適正速度を確認することができる。しかしながら、車間距離確認看板等を、全ての道路に設けると設置及び維持にコストがかかるので、通常、車間距離確認看板等は、道路の一部の区間にしか設けられていないことが多く、運転者は、どの道路においても車間距離を確認できるわけではなかった。
これに対して、例えば特許文献1では、HUD(Head Up Display)を用いて、車間距離確認用の目盛を示す虚像(画像)を道路風景と重畳する技術が提案されている。また例えば特許文献2では、表示装置の表示画面に表示される実写の映像に、車間距離確認用の目盛を示す画像を付加する技術が提案されている。これら技術によれば、運転者はいつでも車間距離を確認することが可能となる。
特開平4−219900号公報 実公平3−009117号公報
しかしながら、特許文献1のHUD及び特許文献2の表示装置では、目盛の画像を常に表示するので、当該目盛の画像が、現実の景色(例えば車両前方の移動体または道路標示など)の視認性を妨げることがあった。この結果、運転者は、現実の道路状況を確認することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、車間距離確認オブジェクトを適切に表示可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、表示部を制御する表示制御装置であって、表示部は、車両に設けられ、当該車両の運転席から視認可能な表示オブジェクトを表示可能である。表示制御装置は、車両が走行している道路のうち車両前方の部分である道路前方部分を認識する道路認識部と、道路認識部での認識結果に基づいて、車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトが、道路認識部で認識された道路前方部分に関連して表示されるように、表示部を制御する制御部と、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得する第1判定情報取得部とを備える。制御部は、第1判定情報取得部で取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示部に表示させる。
本発明によれば、第1判定情報取得部で取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示部に表示させる。これにより、車間距離確認オブジェクトを適切に表示することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示オブジェクトを説明するための図である。 実施の形態2に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る表示装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態2に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態2に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態2に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例1に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例1に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例1に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例1に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例2に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例2に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態3に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例5に係る表示装置の表示を説明するための図である。 変形例5に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態4に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態5に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態5に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態5に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態5に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態6に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態6に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態6に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態6に係る表示装置の表示を説明するための図である。 実施の形態8に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態8に係る表示装置の表示を説明するための図である。 表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 変形例1に係る表示装置の表示を説明するための図である。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置が、車両に搭載されているものと説明する。そして、当該表示制御装置が搭載され、着目の対象となる車両を「自車両」と記載して説明する。
図1は、本実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。図1の表示制御装置1は、虚像表示部21aを制御する。ただし表示制御装置はこれに限ったものではなく、後の実施の形態8で説明するように、虚像表示部21aの代わりに、実写表示部を制御してもよい。
虚像表示部21aは、自車両に設けられ、当該自車両の運転席から視認可能な表示オブジェクトを表示可能な表示部であって、HUD(ヘッドアップディスプレイ)の表示機能を有する。
図2は、HUDの表示機能を有する虚像表示部21aにより表示される表示オブジェクト82を説明するための図である。図2に示すように、虚像表示部21aは、自車両の運転席から自車両のウィンドシールド81を介して視認可能な虚像である表示オブジェクト82を表示することが可能となっている。表示オブジェクト82の実際の表示位置は、ウィンドシールド81上の位置であるが、運転者にとっては、あたかも表示オブジェクト82が虚像位置に実在するかのように見えるようになっている。ここで、虚像位置は、虚像方向と虚像距離とによって規定される。
虚像方向は、自車両の特定位置(例えば運転席またはウィンドシールド81)を基準とする虚像(表示オブジェクト82)の方向である。虚像方向は、実質的に、運転者83から見たウィンドシールド81(略二次元平面)における表示オブジェクト82の位置に相当し、例えば3次元極座標系の偏角θi及び仰角φiで表される。もちろん、極座標−直交座標変換を行えば直交座標系でも表すことができる。
虚像距離は、自車両の特定位置(例えば運転席またはウィンドシールド81)を基準とする虚像(表示オブジェクト82)までの距離である。虚像距離は、実質的に、運転者83から見た表示オブジェクト82までの遠近方向の距離に相当し、例えば3次元極座標系の動径(ri)などで表される。厳密にいうと、同一平面上の表示オブジェクト82と運転者83との間の距離は、表示オブジェクト82ごとの偏角θi及び仰角φiによりそれぞれ異なるが、遠近方向の距離が十分遠い場合には、偏角θi及び仰角φiによる距離の相違は無視できる。ここで、運転者83の目の位置を原点とし、自車両の前方をY軸、左方向をX軸、頭上方向をZ軸とした場合に、表示オブジェクト82の位置Piの位置が直交座標系で(xi,yi,zi)であったとする。この場合、ri=(xi+yi+zi1/2、tan(θi)=xi/yi、tan(φi)=zi/(xi+yi1/2という関係式が成り立つ。以下では説明を簡単にするために、yi>>xi、yi>>zi、すなわち表示オブジェクト82が自車両から十分遠いものとする。この場合、ri≒yi、tan(θi)=xi/yi、tan(φi)≒zi/yiという関係式が成り立つ。
運転者83は、自身の目の焦点(ピント)の距離を虚像距離に合わせることによって、3次元極座標(ri,θi,φi)などで表される虚像位置の表示オブジェクト82を視認することができる。ここで、運転者83の目の焦点の距離xd=ri≒yiである。
図1に戻って、表示制御装置1は、道路認識部11と、表示オブジェクト記憶部12と、制御部13と、第1判定情報取得部14とを備えている。なお、表示オブジェクト記憶部12には、例えば後述するメモリが適用される。道路認識部11、制御部13及び第1判定情報取得部14は、例えば後述するように、プロセッサがメモリに記憶されたプログラム等を実行することによって実現される。
次に、表示制御装置1の各構成要素について説明する。
道路認識部11は、自車両が走行している道路のうち自車両前方の部分である道路前方部分を認識する。例えば、道路認識部11は、例えば車両に搭載されたカメラで撮像された自車両前方の映像(なお本明細書では映像は画像に含まれる概念である)を取得し、当該映像に画像認識処理を行う画像処理装置などによって自車両前方の道路風景の形状などを認識する。夜間は赤外照明を行い、赤外線カメラで自車両前方の映像を取得してもよい。また、自車両前方の道路風景の認識として、地図データベースから、GPS(Global Positioning System)などの位置検出部で検出された自車両の現在の位置及び走行方向に対応する道路形状や道路幅を取得してもよい。このような構成によれば、自車両前方の道路風景の認識として道路の輪郭を推定することが可能である。なおここでは、道路認識部11は、上述のカメラなどと別体であるとして説明したが、これに限ったものではなく、道路認識部11は、上述のカメラなどを含んでもよい。
表示オブジェクト記憶部12は、例えば矢印などを示す複数の表示オブジェクトを記憶する。
制御部13は、表示制御装置1の各構成要素を統括的に制御するとともに、虚像表示部21aの表示を制御する。ここでは、制御部13は、表示オブジェクト記憶部12に記憶されている表示オブジェクトなどを、虚像表示部21aに表示させる制御を行う。ただし、表示すべき表示オブジェクトには、道路認識部11などで取得された情報に基づいて制御部13により生成されたものが適用されてもよい。また、その他定型の表示オブジェクトには、制御部13が表示オブジェクト記憶部12から受け付けたものが適用されてもよいし、制御部13が表示オブジェクト記憶部12から受け付けた表示オブジェクトを変形させたものが適用されてもよい。
なお、以下の説明では便宜上、制御部13が、虚像表示部21aに表示オブジェクトを表示させることを、制御部13が表示オブジェクトを表示すると記載することもある。
本実施の形態1では、制御部13は、道路認識部11での認識結果に基づいて、自車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトが、道路認識部11で認識された道路前方部分に関連して表示されるように、虚像表示部21aを制御する。
具体的には、制御部13は、車間距離確認オブジェクトの虚像方向を制御することによって、車間距離確認オブジェクトを道路前方部分に動的に関連させて表示することが可能となっている。虚像方向の制御は、例えば、虚像表示部21aの表示可能領域内における表示オブジェクトの位置を制御することによって実現される。なお、表示可能領域とは、虚像表示部21aを構成する表示器が表示オブジェクトを表示することができる、ウィンドシールド81上の領域である。
ここで、車間距離確認オブジェクトが道路前方部分に関連して表示されることには、運転席から見て虚像の車間距離確認オブジェクトがウィンドシールド81を介して道路前方部分に付随して表示されること(例えば図5など)、運転席から見て虚像の車間距離確認オブジェクトがウィンドシールド81を介して道路前方部分に重ねられて表示されること(例えば図15など)が含まれる。
なお本実施の形態1では、車間距離確認オブジェクトの虚像距離は、車間距離確認オブジェクトの種類などに関わらず、予め定められた一定の距離であるものとする。ただし、運転者の運転の習熟度や個性や周辺環境により運転者の視点距離は異なることを考慮して虚像距離を調整するようにしてもよい。また、後の実施の形態4で説明するように、車間距離確認オブジェクトの虚像距離は制御されてもよい。
第1判定情報取得部14は、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得する。第1判定情報取得部14は、例えば自車両の走行速度、走行加速度、ハンドル信号、ブレーキ信号などを取得する車内LAN(Local Area Network)装置などから第1判定情報を取得する。なおここでは、第1判定情報取得部14は、上述の車内LAN装置などと別体として説明したが、これに限ったものではなく、第1判定情報取得部14は、上述の車内LAN装置などを含んでもよい。
制御部13は、第1判定情報取得部14で取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定する。そして、制御部13は、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合には、車間距離確認オブジェクトを虚像表示部21aに表示させ、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定した場合には、車間距離確認オブジェクトの表示を禁止する(車間距離確認オブジェクトを非表示にする)。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る表示制御装置1は、第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトが適宜表示される。このような構成によれば、運転者は適正な車間距離または走行速度を確認することが好ましい場合には、車間距離確認オブジェクトを表示し、運転者は道路などの現実の景色を広い視界で確認することが好ましい場合には、車間距離確認オブジェクトを非表示にすることができる。したがって、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を適切に行うことができる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2に係る表示装置の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る表示装置2のうち、実施の形態1と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図3の表示装置2は、表示制御装置1と虚像表示部21aとを備える。図3の表示制御装置1は、実施の形態1と同様の構成要素(図1の道路認識部11、表示オブジェクト記憶部12、制御部13及び第1判定情報取得部14)を備えている。
本実施の形態2では、第1判定情報取得部14で取得される第1判定情報には、車内LAN装置などで取得される自車両の走行速度または走行加速度が含まれている。そして、制御部13は、第1判定情報に含まれる走行速度または走行加速度が予め定められた閾値以上である場合に、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定し、そうでない場合には車間距離確認オブジェクトの表示を禁止する。
なお本実施の形態2では、車間距離確認オブジェクトは、自車両の運転席から見て道路前方部分に付随して表示される表示オブジェクトであって、道路前方部分周辺の設置物(例えば車間距離確認看板に相当するポール)として表示される設置物オブジェクトを含んでいる。ここで、設置物オブジェクトが道路前方部分に付随することには、設置物オブジェクトが道路前方部分に近接したり、隣接したり、部分的に重なることなどが含まれる。
また本実施の形態2では、車間距離確認オブジェクトにより示される車間距離確認用の地点は、自車両が位置する第1地点から、予め定められた距離だけ自車両前方に離間した第2地点として規定されている。そして、車間距離確認オブジェクトは、上述の予め定められた距離の数値をさらに示すように制御されている。以下、第1地点と第2地点との間の距離の数値を示す車間距離確認オブジェクトを「距離オブジェクト」と記して説明する。また本実施の形態2では、第1地点と第2地点との間の予め定められた距離は一定であり、その値は50mであるものとして説明するが、これに限ったものではない。例えば、後の実施の形態5で説明するように、予め定められた距離は変化してもよい。
図4は、本実施の形態2に係る表示装置2の動作を示すフローチャートである。ここでは、第1判定情報が自車両の走行速度である場合の動作について説明する。なお、以下で説明する動作と、第1判定情報が自車両の走行加速度である場合の動作とは同様であることから、後者の説明については省略する。
まず、ステップS1にて、第1判定情報取得部14は、自車両の走行速度を含む第1判定情報を取得する。
ステップS2にて、制御部13は、第1判定情報に含まれる走行速度が、予め定められた閾値(例えば時速100km)以上であるか否かを判定する。走行速度が予め定められた閾値以上であると判定した場合には、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定してステップS3に進む。一方、走行速度が予め定められた閾値より小さいと判定した場合には、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定してステップS7に進む。
ステップS2からステップS3に進んだ場合、道路認識部11は道路前方部分を認識する。
ステップS4にて、制御部13は、表示すべき車間距離確認オブジェクトを選択する。選択すべき車間距離確認オブジェクトが存在しない場合には、制御部13は当該車間距離確認オブジェクトを生成して選択する。
ステップS5にて、制御部13は、選択した車間距離確認オブジェクトが道路前方部分の上記第2地点に付随するように、表示可能領域における車間距離確認オブジェクトの位置(図2の虚像方向に対応する位置)を計算する。
ステップS6にて、制御部13は、選択した車間距離確認オブジェクトを、道路前方部分の第2地点に付随させて表示する。その後、ステップS1に戻る。
ステップS2からステップS7に進んだ場合、制御部13は、車間距離確認オブジェクトの表示を禁止する。これにより、虚像表示部21aが車間距離確認オブジェクトの表示を行っている場合には、当該表示が終了することになる。その後、ステップS1に戻る。
図5は、本実施の形態2に係る表示装置2の表示(ステップS6における表示)を説明するための図である。図5の例では、自車両前方の景色と、表示装置2(虚像表示部21a)によって表示される車間距離確認オブジェクトとが示されている。
ここでは、車間距離確認オブジェクトとして、設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82bが、道路前方部分に付随して表示されている。具体的には、ポールのような設置物オブジェクト82aと、「50m」という数値を示す距離オブジェクト82bとが、自車両の位置(図5の下側)から50mだけ離れた地点に対応する虚像方向(図2)に表示されている。なお、複数の虚像距離で、車間距離確認オブジェクトなどの表示オブジェクトを表示可能な虚像表示部を備えるシステムにおいては、上記数値の虚像距離は設置物オブジェクト82aが示す距離と必ずしも同一でなくてもよい。例えば、走行速度が速いほど、設置物オブジェクト82aが示す距離よりもやや長い虚像距離を用いてもよい。
図6及び図7は、本実施の形態2に係る表示装置2の表示(ステップS6における表示)を説明するための図である。具体的には、図6及び図7は、車間距離確認オブジェクトの位置(虚像方向)と、自車両の移動との関係を示す図である。
図6に示すように、時刻t1にて自車両が地点a1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)が地点a1から50m離れた地点b1に位置していたとする。この図6の状態から、図7に示すように、時刻t1後の時刻t2にて自車両が地点a2に進んだ状態に移行したとする。このような場合に、制御部13は、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)を、地点a2から50m離れた地点b2に位置するように表示する。つまり本実施の形態2では、自車両の移動に関わらず、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離が一定となっている。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る表示装置2は、自車両の走行速度または走行加速度が予め定められた閾値以上である場合に、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定して、車間距離確認オブジェクトを表示する。したがって、自車両の走行速度または走行加速度に適した、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を行うことができる。
また本実施の形態2では、車間距離確認オブジェクトとして、設置物オブジェクト82aが自車両の運転席から見て道路前方部分に付随して表示される。これにより、図5の例のように、道路前方部分に先行車両87などが存在していても、設置物オブジェクト82aが先行車両87と重なる可能性は低いので、設置物オブジェクト82a及び先行車両87のそれぞれに対する運転者の視認性を高めることができる。
また本実施の形態2では、距離オブジェクト82bは、自車両が位置する第1地点と車間距離確認用の第2地点との間の予め定められた距離の数値を示す。これにより、運転者は、自車両と車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)との間の距離を客観的に認識することができる。
なお、車間距離確認オブジェクトは、距離の数値を示す図5の距離オブジェクト82bを含む代わりに、図8に示すように、上述の距離を自車両が走行するのに要する時間の数値を示す時間オブジェクト82cを含んでもよい。本実施の形態2のように自車両の走行速度を取得するように構成されている場合、または、GPSなどで取得された自車両の位置を時間で微分することにより自車両の走行速度を取得するように構成されている場合には、上述の距離を当該走行速度で除算して得られる値が、上述の時間に適用されてもよい。あるいは、予め設定された一定値が上述の時間に適用され、当該時間と走行速度とを乗算して得られる値が、上述の予め定められた距離として適用されてもよい。このような時間オブジェクトは、2秒の間に自車両が走行する距離だけ車間距離を取るようにルールが定められている欧州において特に有効である。
また、設置物オブジェクトには、例えば実際の車間距離確認看板のデザインなどが適用されてもよい。
<変形例1>
実施の形態2では、1つの車間距離確認用の地点について1組の車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト及び距離オブジェクト)が表示されたが、車間距離確認オブジェクトの数(車間距離確認用の地点の数)は1組に限ったものではない。
例えば、図9に示すように、車間距離確認用の地点が複数規定され、各車間距離確認用の地点について車間距離確認オブジェクトが表示されてもよい。なお、図9の例では、自車両が位置する第1地点から50m及び100m離れた2地点のそれぞれが、車間距離確認用の上記第2地点として規定されている。そして、第1地点から50m離れた第2地点について、1組の車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)が表示され、第1地点から100m離れた第2地点について、別の1組の車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82e)が表示されている。
図10及び図11は、変形例1に係る表示装置2の表示を説明するための図である。具体的には、図10及び図11は、図9の例に関して、車間距離確認オブジェクトの位置(虚像方向)と、自車両の移動との関係を示す図である。
図10に示すように、時刻t1にて自車両が地点a1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)が地点a1から50m離れた地点b1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82e)が地点a1から100m離れた地点c1に位置していたとする。この図10の状態から、図11に示すように、時刻t1後の時刻t2にて自車両が地点a2に進んだ状態に移行したとする。このような場合に、制御部13は、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)を、地点a2から50m離れた地点b2に位置するように表示し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82e)を、地点a2から100m離れた地点c2に位置するように表示する。つまり実施の形態2と同様に、自車両の移動に関わらず、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離が一定となっている。
以上のような構成によれば、各車間距離確認用の地点について車間距離確認オブジェクトが表示される。このため、運転者は車間距離または走行速度の確認を容易に行うことができる。
なお、図9の例では、第1地点から50m及び100離れた2つの第2地点のそれぞれについて1組の車間距離確認オブジェクトが表示されていた。しかし、第1地点から第2地点までの距離は、50,100mに限ったものではなく、また、車間距離確認オブジェクトの数(または組の数)、ひいては第2地点の数は3つ以上であってもよい。
なお、図9では図示されていないが、他車両である先行車両87と、設置物オブジェクト82a,82dとが重なる場合には、設置物オブジェクト82a,82dが先行車両87の手前に表示され、先行車両87の一部が設置物オブジェクト82a,82dによって視認できなくなる。そこで、このような場合には、設置物オブジェクト82a,82dのうち先行車両87と重なる部分を画像処理によって消去してもよい。図41に、先行車両87と重なる部分が消去された設置物オブジェクト82dが表示されている例を示す。このように表示した場合には、先行車両87の視認性を高めることができる。
また、車間距離確認オブジェクトは、距離の数値を示す図9の距離オブジェクト82b,82eを含む代わりに、図12に示すように、当該距離を自車両が走行するのに要する時間の数値を示す時間オブジェクト82c,82fを含んでもよい。
<変形例2>
実施の形態2では、自車両が位置する地点は第1地点として、車間距離確認オブジェクトにより示される車間距離確認用の地点は、当該第1地点から予め定められた距離だけ自車両前方に離間した第2地点として規定されていた。すなわち、自車両の位置が、距離オブジェクト及び時間オブジェクトの数値の基準となっていたが、これに限ったものではない。
例えば、図13に示すように、自車両前方の地点が第1地点として、車間距離確認用の地点が、当該第1地点から予め定められた距離だけ自車両前方に離間した第2地点として規定されてもよい。すなわち、自車両の位置ではなく、自車両前方の第1地点が数値の基準となってもよい。
なお、図13の例では、自車両の位置と、自車両前方の第1地点との間の距離には50mが適用されており、当該第1地点と車間距離確認用の第2地点との間の距離(予め定められた距離)にも50mが適用されている。そして、第1地点から50m離れた第2地点について、設置物オブジェクト82gと、第1地点と第2地点との間の距離(予め定められた距離)の数値を示す距離オブジェクト82hとが、車間距離確認オブジェクトとして表示されている。さらに図13の例では、第1地点について、設置物オブジェクト82g及び距離オブジェクト82hと同様の表示オブジェクト82i,82jも表示されている。
ただし、自車両が位置する地点と第1地点との間の距離は50mに限ったものではなく、また第1地点と第2地点との間の距離も50mに限ったものではない。また、表示オブジェクト82jが指す数値が0であることは表示しなくても容易に理解できるので、表示オブジェクト82jは表示されなくてもよい。
以上のような構成によれば、運転者は、自車両の位置を基準にする代わりに、自車両前方の地点を基準にして、車間距離または走行速度の確認を行うことができる。
なお、車間距離確認オブジェクトは、距離の数値を示す図13の距離オブジェクト82hを含む代わりに、図14に示すように、当該距離を自車両が走行するのに要する時間の数値を示す時間オブジェクト82kを含んでもよい。また図14に示されるように、第1地点について、設置物オブジェクト82g及び時間オブジェクト82kと同様の表示オブジェクト82i,82lも表示されてもよい。
<変形例3>
実施の形態2では、車間距離確認オブジェクトは、道路前方部分周辺の設置物として表示される図5の設置物オブジェクト82aを含んでいたが、これに限ったものではない。
例えば、図15に示すように、車間距離確認オブジェクトは、自車両の運転席から見て道路前方部分に重ねられて表示される表示オブジェクトであって、道路前方部分の道路標示(例えば白破線)として表示される道路標示オブジェクト82oを含んでもよい。なお、図15の例は、図5の設置物オブジェクト82aを、道路標示オブジェクト82oに置き換えた例となっている。図15以降の図では、便宜上、道路標示オブジェクトが示す道路標示の内部にはハッチングを付しているが、現実の道路標示と同じ模様が適用される。
このような構成によれば、車間距離確認オブジェクトとして、道路標示オブジェクト82oが、自車両の運転席から見て道路前方部分に重ねられて表示される。これにより、道路前方部分に、車間距離確認用の道路標示が表示されるので、運転者は、通常最も注視すべき道路前方部分から視線を実質的に移動しなくても、車間距離または走行速度を確認することができる。
なお道路標示オブジェクトの表示は、図15の例に限ったものではない。図16の例に示すように、図8の設置物オブジェクト82aが、道路標示オブジェクト82oに置き換えられて表示されてもよい。または、図17の例に示すように、図12の設置物オブジェクト82a,82dが、道路標示オブジェクト82o,82pに置き換えられて表示されてもよい。または、図示しないが、図9の設置物オブジェクト82a,82dが、図17の道路標示オブジェクト82o,82pに置き換えられて表示されてもよい。
または、図18の例に示すように、図8の設置物オブジェクト82aと、図16の道路標示オブジェクト82oとが同時に表示されてもよい。または、図19の例に示すように、図9の設置物オブジェクト82a,82dと、図17の道路標示オブジェクト82o,82pとが同時に表示されてもよい。または、図20の例に示すように、図18の道路標示オブジェクト82oが、当該道路標示オブジェクト82oを外延した外延道路標示オブジェクト82qに置き換えられて表示されてもよい。
図21及び図22は、変形例3に係る表示装置2の表示を説明するための図である。具体的には、図21及び図22は、図19の例に関して、車間距離確認オブジェクトの位置(虚像方向)と、自車両の移動との関係を示す図である。
図21に示すように、時刻t1にて自車両が地点a1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a、距離オブジェクト82b及び道路標示オブジェクト82o)が地点a1から50m離れた地点b1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d、距離オブジェクト82e及び道路標示オブジェクト82p)が地点a1から100m離れた地点c1に位置していたとする。この図21の状態から、図22に示すように、時刻t1後の時刻t2にて自車両が地点a2に進んだ状態に移行したとする。このような場合に、制御部13は、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a、距離オブジェクト82b及び道路標示オブジェクト82o)を、地点a2から50m離れた地点b2に位置するように表示し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d、距離オブジェクト82e及び道路標示オブジェクト82p)を、地点a2から100m離れた地点c2に位置するように表示する。つまり実施の形態2と同様に、自車両の移動に関わらず、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離が一定となっている。
以上のような構成においても、図15と同様に、道路前方部分に、車間距離確認用の道路標示が表示されるので、運転者は、通常最も注視すべき道路前方部分から視線を実質的に移動しなくても、車間距離または走行速度を確認することができる。
なお図18の例などでは、設置物オブジェクトと道路標示オブジェクトとが同時に表示された。このような表示を行う構成として、制御部13が、設置物オブジェクトを表示するか否かについての判定と、道路標示オブジェクトを表示するか否かについての判定とを同じ基準で一律に行うことを想定している。しかしこれに限ったものではなく、後の実施の形態6で説明するように、制御部13は、設置物オブジェクトを表示するか否かについての判定と、道路標示オブジェクトを表示するか否かについての判定とを、異なる基準で行ってもよい。
なお制御部13は、距離オブジェクト及び時間オブジェクトを適宜切り替えて表示してもよい。例えば、制御部13は、自車両前方の一定距離内に先行車両が存在する場合には、距離オブジェクトを表示せずに時間オブジェクトを表示すると判定し、自車両前方の一定距離内に先行車両が存在しない場合には、時間オブジェクトを表示せずに距離オブジェクトを表示すると判定してもよい。
なお図18の例では、自車両が、走行方向が同じ4車線の道路(例えば高速道路)を走行していることを想定して、当該4車線に跨る道路標示オブジェクトを表示した。もし、走行方向が同じ1つ以上の第1車線と、当該第1車線と走行方向が異なる1つ以上の第2車線とからなる道路のうち、自車両が第1車線を走行しているのであれば、道路標示オブジェクトを第2車線に跨るように表示せずに第1車線に跨るように表示してもよい。
<変形例4>
実施の形態2では、第1判定情報取得部14は、車両の走行速度または走行加速度を含む第1判定情報を取得したが、これに限ったものではない。以下、第1判定情報取得部14が取得する第1判定情報の一部の例について、変形例4−1〜4−3にて説明する。
<変形例4−1>
例えば、第1判定情報取得部14は、自車両が走行している道路の属性を含む第1判定情報を取得してもよい。このような第1判定情報は、車両に搭載されたカメラで撮像された映像に対する画像認識処理または路車間通信を行うことによって取得することができる。または、第1判定情報は、道路の属性を含む地図情報と自車両の現在位置とに基づいて取得することもできる。
変形例4−1の一例として、制御部13は、第1判定情報に含まれる道路の属性に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かの判定に用いた予め定められた閾値(図4のステップS2の閾値)を変更してもよい。
具体的には、道路の属性に、一般道路及び高速道路などの道路の種別が適用されている構成にて、第1判定情報取得部14で取得された第1判定情報に含まれる道路の属性が一般道路を示す場合に、上述の予め定められた閾値を小さくし、道路の属性が高速道路を示す場合に、上述の予め定められた閾値を大きくしてもよい。
あるいは、道路の属性に、道路の法定速度が適用されている構成にて、第1判定情報取得部14で取得された第1判定情報に含まれる法定速度の一定割合(例えば8割)の値を、上述の予め定められた閾値に適用してもよい。
以上のように道路の属性に基づいて上記閾値を変更する構成によれば、道路の属性に適した、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を行うことができる。
また変形例4−1の別例として、制御部13は、第1判定情報に含まれる道路の属性に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かについての判定を行ってもよい。
具体的には、道路の属性に、一般道路及び高速道路などの道路の種別が適用されている構成にて、第1判定情報取得部14で取得された第1判定情報に含まれる道路の属性が一般道路または市街地の道路を示す場合に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定し、道路の属性が高速道路または自動車道を示す場合に、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定してもよい。
あるいは、道路の属性に、道路のカーブ数が適用されている構成にて、第1判定情報取得部14で取得された第1判定情報に含まれる道路のカーブ数が閾値以上である場合(例えば自車両が山道を走行している場合)に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定し、カーブ数が閾値よりも少ない場合(例えば自車両が単調な直線道路を走行している場合)に、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定してもよい。
あるいは、予め定められた値以上の曲率を持つカーブが、自車両から予め定められた距離内に存在する場合、または、そのようなカーブの頻度が予め定められた値以上である場合に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定してもよい。このような道路経路情報は、道路地図データベース、道路インフラ、地図データベースサーバの少なくともいずれか1つから入手されればよい。また、平面的な道路形状だけでなく、道路の上下の傾斜や起伏の頻度が予め定められた値以上である場合にも同様に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定してもよい。また、自車両に設置されているセンサーからピッチ、蛇行及び振動等を検出した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定してもよい。
以上のように、道路の属性に基づいて車間距離確認オブジェクトを表示するか否かについての判定を行う構成によれば、道路の属性に適した、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を行うことができる。
<変形例4−2>
例えば、第1判定情報取得部14は、自車両と自車両前方の先行車両との間の距離、または、当該距離を自車両が走行するのに要する時間を含む第1判定情報を取得してもよい。上述の距離を含む第1判定情報は、例えば、車両に搭載されたカメラで撮像された映像に画像認識処理を行ったり、ミリ波レーダーにアクセスしたりすることによって取得できる。上述の時間を含む第1判定情報は、例えば、上述の距離を自車両の走行速度で除算することによって取得できる。
そして、制御部13は、第1判定情報に含まれる距離または時間が予め定められた閾値以下である場合に、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定し、そうでない場合に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定してもよい。このような構成によれば、自車両と先行車両との間の距離などに適した、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を行うことができる。
<変形例4−3>
例えば、第1判定情報取得部14は、運転者からタッチパネルなどの入力部で受け付けた操作情報を含む第1判定情報を取得してもよい。そして、制御部13は、第1判定情報に含まれる操作情報が車間距離確認オブジェクトの表示を示す場合に、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定し、そうでない場合に、車間距離確認オブジェクトを表示しないと判定してもよい。このような構成によれば、運転者の意思に沿った車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を行うことができる。なお、入力部は、第1判定情報取得部14に備えられてもよいし、第1判定情報取得部14と別体であってもよい。
<実施の形態3>
図23は、本発明の実施の形態3に係る表示装置の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態3に係る表示装置2のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図23の表示装置2は、表示制御装置1と虚像表示部21aとを備える。図23の表示制御装置1は、実施の形態2と同様の構成要素(図1の道路認識部11、表示オブジェクト記憶部12、制御部13及び第1判定情報取得部14)に加えて、第2判定情報取得部15を備えている。
第2判定情報取得部15は、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更するか否かを判定するための第2判定情報を取得する。第2判定情報取得部15は、例えば自車両の走行速度、走行加速度、ハンドル信号、ブレーキ信号などを取得する車内LAN装置などから、自車両の走行速度または走行加速度を含む第2判定情報を取得する。なおここでは、第2判定情報取得部15は、上述の車内LAN装置などと別体として説明したが、これに限ったものではなく、第2判定情報取得部15は、上述の車内LAN装置などを含んでもよい。
以下、第1判定情報及び第2判定情報のいずれにも、自車両の走行速度が含まれる構成について説明する。ただしこれに限ったものではなく、第1判定情報に道路の属性が含まれ、第2判定情報に自車両の走行速度が含まれる構成のように、第1判定情報及び第2判定情報に異なる情報が含まれてもよい。なお、以下で説明する動作と、第2判定情報に自車両の走行加速度が含まれる場合の動作とは同様であることから、後者の説明については省略する。
制御部13は、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に基づいて、虚像表示部21aにより表示すべき車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更するか否かを判定する。本実施の形態3では、制御部13は、第2判定情報に含まれる走行速度が予め定められた閾値以上である場合に、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定し、当該表示態様を変更するように、虚像表示部21aを制御する。一方、制御部13は、第2判定情報に含まれる走行速度が予め定められた閾値よりも小さい場合に、車間距離確認オブジェクトの表示態様の変更を禁止すると判定し、当該表示態様を変更しないように、虚像表示部21aを制御する。
なお、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更するか否かを判定するための、本実施の形態3で説明した予め定められた閾値(以下「第2閾値」と記す)は、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための、実施の形態2で説明した予め定められた閾値(以下「第1閾値」と記す)よりも大きい値に設定される。
そして本実施の形態3では、第2判定情報に含まれる走行速度が、第1閾値以上でかつ第2閾値よりも小さい場合には、制御部13は、実施の形態2で説明した図9の表示を行う。第2判定情報に含まれる走行速度が、第2閾値以上である場合には、制御部13は、図24のように、図9の設置物オブジェクト82a,82dを矢印形状に変更した設置物オブジェクト82r、82sを表示する。
なお、設置物オブジェクトの表示態様の変更は、図24に示される表示態様の変更に限ったものではない。例えば、設置物オブジェクトであるポールの太さを太くしてもよいし、設置物オブジェクトの色彩を変更してもよいし、設置物オブジェクトの形状を矢印形状以外の形状に変更してもよいし、表示される設置物オブジェクトの数を変更してもよい。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る表示装置2は、走行速度または走行加速度が予め定められた閾値以上である場合に、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定して、当該表示態様を変更する。これにより、運転者は、現在の状態が、車間距離を確認すべき状態に移行したか否かを知ることができる。
<変形例5>
実施の形態3では、制御部13は、第2判定情報に含まれる走行速度または走行加速度が予め定められた閾値以上である場合に、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定したが、これに限ったものではない。
<変形例5−1>
例えば、第2判定情報は、変形例4−2で説明した第1判定情報と同様に、自車両と自車両前方の先行車両との間の距離、または、当該距離を自車両が走行するのに要する時間を含んでもよい。そして、制御部13は、第2判定情報に含まれる距離または時間が予め定められた閾値以下である場合に、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定してもよい。
そして、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に含まれる距離または時間が、上述の閾値よりも大きい場合には、制御部13は、実施の形態2で説明した図12の表示を行う。一方、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に含まれる距離または時間が、上述の閾値以下である場合には、制御部13は、図25のように、図12の設置物オブジェクト82a,82dを矢印形状に変更した設置物オブジェクト82r、82sを表示する。
以上のような構成によっても、運転者は、現在の状態が、車間距離を確認すべき状態に移行したか否かを知ることができる。
<変形例5−2>
例えば、第2判定情報は、自車両前方の先行車両の有無、または、自車両が走行している道路の属性を含んでもよい。先行車両の有無を含む第2判定情報は、例えば、車両に搭載されたカメラで撮像された映像に画像認識処理を行ったり、ミリ波レーダーにアクセスしたりすることによって取得できる。道路の属性を含む第2判定情報は、例えば、変形例4−1で説明した第1判定情報と同様に取得することができる。
そして、制御部13は、第2判定情報に含まれる先行車両の有無または道路の属性に基づいて、車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更するか否かについての判定を行ってもよい。
具体的には、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に先行車両無しという情報が含まれている場合には、制御部13は、実施の形態2で説明した図12の表示を行う。一方、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に先行車両有りという情報が含まれている場合には、制御部13は、図25のように、形状を変更した設置物オブジェクト82r、82sを表示する。
あるいは、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に含まれる道路の属性が一般道路または市街地の道路を示す場合には、制御部13は、実施の形態2で説明した図12の表示を行う。一方、第2判定情報取得部15で取得された第2判定情報に含まれる道路の属性が高速道路または自動車道を示す場合には、制御部13は、図25のように、形状を変更した設置物オブジェクト82r、82sを表示する。
以上のような構成によっても、運転者は、現在の状態が、車間距離を確認すべき状態に移行したか否かを知ることができる。
<変形例6>
実施の形態3では、制御部13は、設置物オブジェクトの表示態様を変更した。しかしこれに限ったものではなく、道路標示オブジェクト、距離オブジェクトまたは時間オブジェクトの表示態様も、設置物オブジェクトの表示態様と同様に変更してもよい。
例えば、制御部13は、第2判定情報に含まれる走行速度が予め定められた閾値よりも小さい場合に、変形例3で説明した図18の表示を行う。一方、制御部13は、第2判定情報に含まれる走行速度が予め定められた閾値以上である場合に、図18の白破線の道路標示オブジェクト82oの表示態様を、図26に示すように、白破線と、その間を黒く塗りつぶした部分とからなる道路標示オブジェクト82tの表示態様に変更する。
以上のような構成によっても、運転者は、現在の状態が、車間距離を確認すべき状態に移行したか否かを知ることができる。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4に係る表示装置のブロック図は、実施の形態2に係る表示装置のブロック図(図3)と同様である。以下、本実施の形態4に係る表示装置2のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
以上の説明では、車間距離確認オブジェクトの虚像距離(図2のri≒yi)は、予め定められた一定の距離であるものとして説明した。これに対して本実施の形態4では、制御部13は、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離に基づいて、虚像表示部21aからウィンドシールド81を介して表示される車間距離確認オブジェクトの虚像距離を制御するように構成されている。
ここで、虚像表示部21aの機能として、瞬間的な時点に表示される複数の車間距離確認オブジェクトの虚像距離は同じであるが、時間経過とともに虚像距離を連続的または離散的に変更可能な機能と、瞬間的な時点に表示される複数の車間距離確認オブジェクトの虚像距離を個別に制御可能な機能とが存在する。
前者の機能では、虚像距離が異なる複数の車間距離確認オブジェクトを同時に表示することはできない。このため前者の機能を有する虚像表示部21aを用いる場合には、1つの車間距離確認オブジェクト(例えば運転者から見て一番手前の車間距離確認オブジェクト)の虚像距離に、他の車間距離確認オブジェクトの虚像距離を合わせて表示してもよい。または、前者の機能を有する虚像表示部21aを用いる場合には、時間経過とともに虚像距離を変更していくことによって、虚像距離が異なる複数の車間距離確認オブジェクトを順に表示してもよい。
後者の機能では、虚像距離が異なる複数の車間距離確認オブジェクトを同時に表示することができる。後者の機能を実現する構成としては、虚像表示部21aを複数の表示器によって構成し、各表示器の光軸方向の位置を個別に制御する構成が考えられる。ただしこれに限ったものではなく、光路途中の各ミラーを個別に制御する構成であってもよい。各ミラーを個別に制御する構成によれば、虚像表示部21aを構成する表示器の個数削減及びコンパクト化が期待できる。なお、この構成でも、時間経過とともに虚像距離を連続的または離散的に変更できる。
図27は、本実施の形態4に係る表示装置2の表示を説明するための図である。具体的には、図27は、図9の例に関して、車間距離確認オブジェクトの虚像距離を示す図である。図27(a)は、図9と同じある。
以下、虚像表示部21aは、後者の機能(瞬間的な時点に表示される複数の車間距離確認オブジェクトの虚像距離を個別に制御可能な機能)を有するものとして説明するが、前者の機能(瞬間的な時点に表示される複数の車間距離確認オブジェクトの虚像距離は同じであるが、時間経過とともに虚像距離を連続的または離散的に変更可能な機能)を有していてもよい。また、車間距離確認オブジェクトは、設置物オブジェクト及び距離オブジェクトであるものとして説明するが、これに限ったものではない。
設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82bの車間距離確認用の地点は、自車両から50m離れている。制御部13は、自車両と設置物オブジェクト82aの地点との間の距離(50m)に合わせて、設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82bの虚像距離を50mにする。一方、設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82eの車間距離確認用の地点は、自車両から100m離れている。制御部13は、自車両と設置物オブジェクト82dの地点との間の距離(100m)に合わせて、設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82eの虚像距離を100mにする。
なお、本実施の形態4では、距離オブジェクト(数値オブジェクト)の虚像距離と設置物オブジェクトの虚像距離とを一致させたが、これらの虚像距離は互いに異なってもよい。例えば、距離オブジェクト82e及び距離オブジェクト82bのいずれか一方の虚像距離を、対応する設置物オブジェクトの虚像距離に一致させてもよいし、自車両の速度が速いほど、対応する設置物オブジェクトの虚像距離よりもやや長い虚像距離を用いてもよい。このように構成した場合には、数値の認知度が向上するという効果が得られる。また、後者の場合は、虚像距離が異なる表示オブジェクトを3つ以上表示可能な虚像表示装置が必要である。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る表示装置2は、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離に基づいて、車間距離確認オブジェクトの虚像距離を制御する。したがって、運転者の感覚に合った車間距離確認オブジェクト(運転者が視認しやすい車間距離確認オブジェクト)を表示することができる。
<実施の形態5>
図28は、本発明の実施の形態5に係る表示装置の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態5に係る表示装置2のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図28の表示装置2は、表示制御装置1と虚像表示部21aとを備える。図28の表示制御装置1は、実施の形態2と同様の構成要素(図1の道路認識部11、表示オブジェクト記憶部12、制御部13及び第1判定情報取得部14)に加えて、移動取得部16を備えている。
移動取得部16は自車両の移動を取得する。移動取得部16は、例えば、自車両の走行速度、走行加速度、ハンドル信号、ブレーキ信号などを取得する車内LAN装置から、自車両の移動(例えば、走行速度または走行加速度、及び、走行方向)を取得する。なおここでは、移動取得部16は、上述の車内LAN装置などと別体として説明したが、これに限ったものではなく、移動取得部16は、上述の車内LAN装置などを含んでもよい。
制御部13は、移動取得部16で取得された自車両の移動に基づいて、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離を変更する。
図29及び図30は、本実施の形態5に係る表示装置2の表示を説明するための図である。具体的には、図29及び図30は、図13の例に関して、車間距離確認オブジェクトの位置(虚像方向)と、自車両の移動との関係を示す図である。
図29(a)に示すように、時刻t1にて自車両が地点a1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82j)が地点a1から50m離れた地点b1に位置し、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82h)が地点a1から100m離れた地点c1に位置していたとする。この図29(a)の状態から、図30(a)に示すように、時刻t1後の時刻t2にて自車両が地点a2に進んだ状態に移行したとする。
このような場合に、制御部13は、図29(a)の地点b1を、自車両が進んだ距離に相当する距離だけ自車両側(図29(a)の下側)に移動させた図30(a)の地点b1に、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82j)を表示する。
同様に、制御部13は、図29(a)の地点c1を、自車両が進んだ距離に相当する距離だけ自車両側(図29(a)の下側)に移動させた図30(a)の地点c1に、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82d及び距離オブジェクト82h)を表示する。
<実施の形態5のまとめ>
以上のような本実施の形態5に係る表示装置2は、移動取得部16で取得された自車両の移動に基づいて、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離を変更する。したがって、現実の車間距離確認看板等と挙動が類似する車間距離確認オブジェクトを表示することができる。
なお、図9の例ではなく、図13の例に本実施の形態5を適用した理由は、例えば自車両から設置物オブジェクト82aまでの距離が、距離オブジェクト82b,82eが示す一定の距離ではなく、変化するためである。この観点からすれば、時間オブジェクト82c,82fを表示する図12の例よりも、時間オブジェクト82k,82lを表示する図14の例、または、図示しないが時間オブジェクト82lを表示せずに時間オブジェクト82kを表示する例に、本実施の形態5を適用することが好ましい。また、3本以上の設置物オブジェクトを表示する場合には、0m、50m、100mのような表示が好ましい。
また、本実施の形態5の構成に、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離に基づいて車間距離確認オブジェクトの虚像距離を制御する実施の形態4の構成を組み合わせてもよい。つまり、制御部13は、移動取得部16で取得された自車両の移動に基づいて、車間距離確認オブジェクトの虚像距離を制御してもよい。例えば、自車両が地点a1から地点a2に進んだ距離がXmである場合には、図29(b)及び図30(b)に示すように、車間距離確認オブジェクトの虚像距離をXm短くしてもよい。このような構成によれば、運転者の感覚に合った車間距離確認オブジェクト(運転者が視認しやすい車間距離確認オブジェクト)を表示することができる。
なお以上では、図29及び図30を用いて、図13の表示を行う構成に本実施の形態5の構成を適用した場合について説明したが、これに限ったものではない。例えば、図31及び図32に示されるように、図13の表示と、道路標示オブジェクト82o,82pの表示とを行う構成に本実施の形態5の構成を適用してもよい。
<実施の形態6>
本発明の実施の形態6に係る表示装置のブロック図は、実施の形態2に係る表示装置のブロック図(図3)と同様である。以下、本実施の形態6に係る表示装置2のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態6では、第1判定情報取得部14は、車両前方の現実の景色の複雑度を含む第1判定情報を取得する。複雑度は、例えば、当該現実の景色のうち、車間距離確認用の地点を示す道路前方部分周辺の設置物、車間距離確認用の地点を示す道路前方部分の道路標示、自車両前方の先行車両、及び、自車両前方の地物、の少なくともいずれか1つの密度(複雑さ、過密の程度)に基づいて決定される。ここで、車間距離確認用の地点を示す道路前方部分周辺の設置物には、例えば現実の車間距離確認看板などが適用される。また、自車両前方の先行車両には、例えば自車両から一定距離内の先行車両などが適用される。
次に、上記設置物等の密度に基づいて複雑度を決定する例について説明する。第1判定情報取得部14は、例えば、車両に搭載されたカメラで撮像された自車両前方の映像に画像認識処理などを行うことによって、現実の景色内の上記設置物等の密度を取得する。
第1判定情報取得部14には、上記設置物等の密度と複雑度とが対応付けられたテーブルが予め用意されている。第1判定情報取得部14は、当該テーブル内の距離のうち、取得した上記設置物等の密度に対応する複雑度を生成(取得)する。ただし、これに限ったものではなく、第1判定情報取得部14は、所定の計算式を用いて複雑度を取得してもよい。
第1判定情報取得部14は、例えば、自車両前方の景色内の線やポリゴンが多いほど、大きい複雑度を取得するように構成される。あるいは、第1判定情報取得部14は、例えば、自車両前方の景色内の、建物の数、移動体の数及び交差点の数などが多いほど、自車両前方の景色内の蛇行する道路などの存在する度合が大きいほど、または、自車両前方の景色内の建物の色彩の数が多いほど(車間距離確認オブジェクトを認知しづらいほど)、大きい複雑度を取得するように構成される。
制御部13は、第1判定情報取得部14で取得された第1判定情報に含まれる複雑度に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かについての判定を行う。ここで本実施の形態6では、車間距離確認オブジェクトは、設置物オブジェクトと、道路標示オブジェクトとを含んでいる。そして制御部13は、第1判定情報取得部14で取得された複雑度に基づく、設置物オブジェクトを表示するか否かについての判定と、第1判定情報取得部14で取得された複雑度に基づく、道路標示オブジェクトを表示するか否かについての判定とを、異なる基準で行う。
図33及び図34は、本実施の形態6に係る表示装置2の表示を説明するための図である。
図33では、現実の道路標示及び先行車両のいずれも存在しないことから、複雑度が「小」となる。このような場合に、制御部13は、設置物オブジェクト82a,82d、道路標示オブジェクト82o,82p、及び、時間オブジェクト82c,82fを表示すると判定する。
図34では、現実の道路標示は存在しないが、先行車両が存在することから、複雑度が「中」となる。このような場合に、制御部13は、道路標示オブジェクト82o,82pの表示を禁止し、設置物オブジェクト82a,82d、及び、時間オブジェクト82c,82fを表示すると判定する。
図示しないが、現実の道路標示及び先行車両のいずれも存在する場合には、複雑度が「大」となる。このような場合に、制御部13は、設置物オブジェクト82a,82d、道路標示オブジェクト82o,82p、及び、時間オブジェクト82c,82fのいずれの表示も禁止すると判定する。
<実施の形態6のまとめ>
以上のような本実施の形態6に係る表示装置2は、第1判定情報に含まれる現実の景色の複雑度に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かについての判定を行う。したがって、現実の景色の複雑度に適した、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を行うことができる。
また本実施の形態6によれば、設置物オブジェクトを表示するか否かについての判定と、道路標示オブジェクトを表示するか否かについての判定とを、異なる基準で行う。したがって、設置物オブジェクト及び道路標示オブジェクトを適切に選択して表示することができる。
なお、設置物オブジェクト及び道路標示オブジェクトの表示及び非表示の制御は、図33及び図34に示した例に限ったものではなく、例えば、図35及び図36のような制御であってもよい。
図35では、現実の道路標示及び先行車両のいずれも存在しないことから、複雑度が「小」となる。このような場合に、制御部13は、設置物オブジェクト82a,82dの表示を禁止し、道路標示オブジェクト82o,82p、及び、時間オブジェクト82c,82fを表示すると判定する。
図36では、現実の道路標示は存在しないが、先行車両が存在することから、複雑度が「中」となる。このような場合に、制御部13は、道路標示オブジェクト82o,82pの表示を禁止し、設置物オブジェクト82a,82d、及び、時間オブジェクト82c,82fを表示すると判定する。
図示しないが、現実の道路標示及び先行車両のいずれも存在する場合には、複雑度が「大」となる。このような場合に、制御部13は、設置物オブジェクト82a,82d、道路標示オブジェクト82o,82p、及び、時間オブジェクト82c,82fのいずれの表示も禁止すると判定する。
以上のような制御であっても、設置物オブジェクト及び道路標示オブジェクトを適切に選択して表示することができる。なお、ここでは複雑度に基づいて設置物オブジェクト及び道路標示オブジェクトを選択的に表示した。しかしこれに限ったものではなく、図17のように、時間オブジェクト82c、82fが、複雑度が小さい風景上に表示されるように、複雑度に基づいて、時間オブジェクト82c、82fの表示位置が変更されてもよい。
<実施の形態7>
本発明の実施の形態7に係る表示装置のブロック図は、実施の形態2に係る表示装置のブロック図(図3)と同様である。以下、本実施の形態7に係る表示装置2のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
第1判定情報取得部14は、自車両前方の現実の景色のうち車間距離確認用の地点を示す提示部分と、道路前方部分に関連して表示すべき車間距離確認オブジェクトとの類似度を含む第1判定情報を取得する。本実施の形態7では、上述の提示部分は、現実の景色のうち、車間距離確認用の地点を示す道路前方部分周辺の設置物、及び、車間距離確認用の地点を示す道路前方部分の道路標示を含んでいる。そして、車間距離確認オブジェクトは、すでに説明した設置物オブジェクト及び道路標示オブジェクトを含んでいる。
類似度は、本実施の形態7に係る第1判定情報取得部14に実施の形態6に係る第1判定情報取得部14と同様の構成を適用することにより、複雑度と同様に取得することができる。
第1判定情報取得部14は、例えば、現実の提示部分(設置物及び道路標示)の特徴と、車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト及び道路標示オブジェクト)の特徴とが類似するほど、大きい類似度を取得するように構成される。当該特徴には、例えば、形状、色彩、大きさ及び位置の少なくともいずれか1つが適用される。
あるいは、車間距離確認オブジェクトが、距離オブジェクトまたは時間オブジェクトを含んでいる場合には、それらが示す値と現実の提示部分が示す値との差が小さいほど、大きい類似度を取得するように、第1判定情報取得部14は構成される。
制御部13は、第1判定情報取得部14で取得された第1判定情報に含まれる類似度が予め定められた閾値よりも小さい場合には、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定し、当該類似度が予め定められた閾値以上である場合には、車間距離確認オブジェクトの表示を禁止すると判定する。なお、この判定は、提示部分の種類ごとに行われてもよい。すなわち、設置物オブジェクトを表示するか否かについての判定は、設置物の類似度に基づいて行い、道路標示オブジェクトを表示するか否かについての判定は、道路標示の類似度に基づいて行うようにしてもよい。
<実施の形態7のまとめ>
以上のような本実施の形態6に係る表示装置2は、現実の提示部分と、車間距離確認オブジェクトとが類似する場合、すなわち、車間距離確認オブジェクトの表示が有効でない場合には、車間距離確認オブジェクトの表示を禁止する。これにより、運転者は道路などの現実の景色を広い視界で確認することができる。
<実施の形態8>
図37は、本発明の実施の形態8に係る表示装置の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態8に係る表示装置2のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図37の表示装置2は、虚像表示部21aの代わりに、実写表示部21bを備えている。図37の表示制御装置1は、実施の形態2と同様の構成要素(図1の道路認識部11、表示オブジェクト記憶部12、制御部13及び第1判定情報取得部14)に加えて、前方映像取得部17を備えている。
本実施の形態7に係る表示制御装置1は、実写表示部21bを制御するように構成されている。ここで、実写表示部21bは、自車両に設けられ、当該自車両の運転席から視認可能な表示オブジェクトを表示可能な表示部であって、当該自車両の運転席から視認可能な表示オブジェクトひいては車間距離確認オブジェクトを表示する機能を有している。
前方映像取得部17は、自車両に搭載されたカメラなどから自車両前方の映像を取得可能となっている。制御部13は、前方映像取得部17で取得された映像などから、実体物(自車両前方の道路風景の形状、他車両などの移動体など要注意物、及び、落下物などの静的な要注意物)を認識する画像認識処理を実施し、当該実体物の映像(画像)に車間距離確認オブジェクトを重ねる処理を行って実写表示部21bの表示画面に表示する。
虚像表示部21aでは虚像方向が制御されることにより、自車両前方の景色と車間距離確認オブジェクトとが重なるように表示されるが、実写表示部21bでは実写映像に車間距離確認オブジェクトが重畳されて、実写表示部21bの表示画面に表示される。つまり、実写表示部21bは、前方映像取得部17で取得された自車両前方の映像を、車間距離確認オブジェクトを付加して表示可能となっている。なお、実写表示部21bには、例えば、自車両のインストルメントパネル、センターディスプレイまたはメータークラスタに設けられた液晶モニタなどの表示装置(表示器)が適用される。
本実施の形態8に係る表示制御装置1は、これまで虚像表示部21aに対して行っていた制御と同様の制御を、実写表示部21bに対して行うように構成されている。ただし、虚像表示部21aでは、車間距離確認オブジェクトが、ウィンドシールド81を介して道路前方部分に重ねられて表示されたり、道路前方部分に付随して表示されたりしていた。これに対して、図38に示すように、実写表示部21bでは、その表示画面21c内の車間距離確認オブジェクト(設置物オブジェクト82a及び距離オブジェクト82b)が、当該表示画面21c内の道路前方部分の映像(画像)に重ねられて表示されたり、当該表示画面21c内の道路前方部分の映像(画像)に付随して表示されたりする。
<実施の形態8のまとめ>
以上のような本実施の形態8に係る表示装置2は、実写表示部21bにおいても、実施の形態2で説明した虚像表示部21aと同様に、車間距離確認オブジェクトの表示及び非表示を適切に行うことができる。
<変形例7>
なお、実写表示部21bの表示機能として、実写映像を3次元立体視で表現できるように両眼立体視を実現可能な表示機能を有してもよい。この場合、両眼視差を発生させるために2つのカメラを設置し、前方映像取得部17は、2つのカメラで撮像された実写映像を取得する。
そして、制御部13は、運転者の左目及び右目に視差を生じさせるように、2つのカメラで撮像された実写映像を、実写表示部21bに表示させる。このとき表示オブジェクトを、3次元立体視用の右目用の画像及び左目用の画像として自車両前方の左右の映像に付加して、表示オブジェクトを立体表示してもよい。これにより、運転者にとっては、あたかも表示オブジェクトひいては車間距離確認オブジェクトが、実際の表示位置(表示画面の位置)と遠近方向における位置が異なる見かけ上の表示位置(擬似的な表示位置)に実在するかのように見えるようになっている。
このような実写表示部21bを用いる構成において、制御部13は、自車両と車間距離確認用の地点との間の距離に基づいて、実写表示部21bの表示画面21c内に表示される車間距離確認オブジェクトの遠近方向における擬似的な表示距離を制御してもよい。これにより、実写表示部21bを用いる構成においても、虚像表示部21aを用いる実施の形態4と同様に、運転者の感覚に合った車間距離確認オブジェクト(運転者が視認しやすい車間距離確認オブジェクト)を表示することができる。ただし、実施の形態8のように、単眼映像を表示する機能のほうが、3次元立体視で映像を表示する機能よりも一般的に安価に実現することができる。
なお、実施の形態8では、実質的に、実施の形態2の構成のうち虚像表示部21aを実写表示部21bに置き換えた構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、その他の実施の形態及び変形例においても同様に、虚像表示部21aを実写表示部21bに置き換えてもよい。
<その他の変形例>
上述した表示制御装置1における道路認識部11、制御部13、第1判定情報取得部14、第2判定情報取得部15、移動取得部16及び前方映像取得部17(以下「道路認識部11等」と記す)は、図39に示す処理回路91により実現される。すなわち、処理回路91は、自車両が走行している道路のうち自車両前方の部分である道路前方部分を認識する道路認識部11と、自車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得する第1判定情報取得部14と、道路認識部11での認識結果に基づいて、車間距離確認オブジェクトが、道路認識部11で認識された道路前方部分に関連して表示されるように、表示部(虚像表示部21a,実写表示部21b)を制御するとともに、第1判定情報取得部14で取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示部(虚像表示部21a,実写表示部21b)に表示させる制御部13とを備える。処理回路91には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサ(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、Digital Signal Processor)が適用されてもよい。
処理回路91が専用のハードウェアである場合、処理回路91は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。道路認識部11等の各部の機能それぞれは、複数の処理回路91で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路91で実現されてもよい。
処理回路91がプロセッサである場合、道路認識部11等の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図40に示すように、処理回路91に適用されるプロセッサ92は、メモリ93に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置1は、処理回路91により実行されるときに、自車両が走行している道路のうち自車両前方の部分である道路前方部分を認識するステップと、自車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得するステップと、道路前方部分の認識結果に基づいて、車間距離確認オブジェクトが、認識された道路前方部分に関連して表示されるように、表示部を制御するとともに、取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示部に表示させるステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ93を備える。換言すれば、このプログラムは、道路認識部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ93には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)及びそのドライブ装置等が該当する。
以上、道路認識部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、道路認識部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、制御部13については専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ92としての処理回路91がメモリ93に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路91は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。なお、表示オブジェクト記憶部12は、メモリ93から構成されるが、それらは一のメモリ93から構成されてもよいし、それぞれは個別のメモリ93から構成されてもよい。
また、以上で説明した表示制御装置は、車両に搭載可能な備え付けられたナビゲーション装置、Portable Navigation Device、通信端末(例えば携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末)、及びこれらにインストールされるアプリケーションの機能、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される表示制御システムに適用することができる。この場合、以上で説明した表示制御装置の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 表示制御装置、2 表示装置、11 道路認識部、13 制御部、14 第1判定情報取得部、15 第2判定情報取得部、16 移動取得部、21a 虚像表示部、21b 実写表示部、81 ウィンドシールド、82a,82d,82g,82r,82s 設置物オブジェクト、82b,82e,82h 距離オブジェクト、82c,82f,82k 時間オブジェクト、82o,82p,82t 道路標示オブジェクト、91 処理回路、92 プロセッサ、93 メモリ。
本発明に係る表示制御装置は、表示部を制御する表示制御装置であって、表示部は、車両に設けられ、当該車両の運転席から車両のウィンドシールドを介して視認可能な虚像を表示オブジェクトとして表示可能で、かつ、虚像距離を変更可能なヘッドアップディスプレイである。表示制御装置は、車両が走行している道路のうち車両前方の部分である道路前方部分を認識する道路認識部と、道路認識部での認識結果に基づいて、車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトが、道路認識部で認識された道路前方部分に関連した位置に対応する虚像方向及び虚像距離を有する状態で表示されるように、表示部を制御する制御部と、車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得する第1判定情報取得部とを備える。制御部は、第1判定情報取得部で取得した第1判定情報に基づいて、車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、車間距離確認オブジェクトを表示部に表示させる。

Claims (28)

  1. 表示部を制御する表示制御装置であって、
    前記表示部は、
    車両に設けられ、当該車両の運転席から視認可能な表示オブジェクトを表示可能であり、
    前記表示制御装置は、
    前記車両が走行している道路のうち前記車両前方の部分である道路前方部分を認識する道路認識部と、
    前記道路認識部での認識結果に基づいて、前記車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す前記表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトが、前記道路認識部で認識された前記道路前方部分に関連して表示されるように、前記表示部を制御する制御部と、
    前記車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得する第1判定情報取得部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1判定情報取得部で取得した前記第1判定情報に基づいて、前記車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、前記車間距離確認オブジェクトを前記表示部に表示させる、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示部は、
    前記車両の運転席から前記車両のウィンドシールドを介して視認可能な虚像を、前記車間距離確認オブジェクトとして表示可能なヘッドアップディスプレイである、表示制御装置。
  3. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示部は、
    前記車間距離確認オブジェクトを付加して前記車両前方の映像を表示可能である、表示制御装置。
  4. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認用の地点は、
    前記車両が位置する第1地点から、予め定められた距離だけ前記車両前方に離間した第2地点として規定され、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記予め定められた距離の数値、または、前記予め定められた距離を前記車両が走行するのに要する時間の数値をさらに示す、表示制御装置。
  5. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認用の地点は複数規定され、
    各前記車間距離確認用の地点について前記車間距離確認オブジェクトを表示する、表示制御装置。
  6. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認用の地点は、
    前記車両前方の第1地点から、予め定められた距離だけ前記車両前方に離間した第2地点として規定され、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記予め定められた距離の数値、または、前記予め定められた距離を前記車両が走行するのに要する時間の数値をさらに示す、表示制御装置。
  7. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記第1判定情報は、前記車両の走行速度または走行加速度を含み、
    前記制御部は、
    前記第1判定情報に含まれる前記走行速度または前記走行加速度が予め定められた閾値以上である場合に、前記車間距離確認オブジェクトを表示すると判定する、表示制御装置。
  8. 請求項7に記載の表示制御装置であって、
    前記第1判定情報は、前記車両が走行している前記道路の属性をさらに含み、
    前記制御部は、
    前記第1判定情報に含まれる前記道路の属性に基づいて前記予め定められた閾値を変更する、表示制御装置。
  9. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記第1判定情報は、前記車両が走行している前記道路の属性を含み、
    前記制御部は、
    前記第1判定情報に含まれる前記道路の属性に基づいて、前記車間距離確認オブジェクトを表示するか否かについての判定を行う、表示制御装置。
  10. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記第1判定情報は、
    前記車両と前記車両前方の先行車両との間の距離、または、当該距離を前記車両が走行するのに要する時間を含み、
    前記制御部は、
    前記第1判定情報に含まれる前記距離または前記時間が予め定められた閾値以下である場合に、前記車間距離確認オブジェクトを表示すると判定する、表示制御装置。
  11. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更するか否かを判定するための第2判定情報を取得する第2判定情報取得部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第2判定情報に基づいて、前記表示部により表示すべき前記車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定した場合に、当該表示態様を変更する、表示制御装置。
  12. 請求項11に記載の表示制御装置であって、
    前記第2判定情報は、前記車両の走行速度または走行加速度を含み、
    前記制御部は、
    前記第2判定情報に含まれる前記走行速度または前記走行加速度が予め定められた閾値以上である場合に、前記車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定する、表示制御装置。
  13. 請求項11に記載の表示制御装置であって、
    前記第2判定情報は、
    前記車両と前記車両前方の先行車両との間の距離、または、当該距離を前記車両が走行するのに要する時間を含み、
    前記制御部は、
    前記第2判定情報に含まれる前記距離または前記時間が予め定められた閾値以下である場合に、前記車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更すると判定する、表示制御装置。
  14. 請求項11に記載の表示制御装置であって、
    前記第2判定情報は、
    前記車両前方の先行車両の有無、または、前記車両が走行している前記道路の属性を含み、
    前記制御部は、
    前記第2判定情報に含まれる前記先行車両の有無または前記道路の属性に基づいて、前記車間距離確認オブジェクトの表示態様を変更するか否かについての判定を行う、表示制御装置。
  15. 請求項2に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記車両の地点と前記車間距離確認用の地点との間の距離に基づいて、前記表示部から前記ウィンドシールドを介して表示される前記車間距離確認オブジェクトと前記車両の特定位置との間の距離である虚像距離を制御する、表示制御装置。
  16. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記車両と前記車間距離確認用の地点との間の距離に基づいて、前記表示部の表示画面内に表示される前記車間距離確認オブジェクトの遠近方向における擬似的な表示距離を制御する、表示制御装置。
  17. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車両の移動を取得する移動取得部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記移動取得部で取得された前記車両の移動に基づいて、前記車両と前記車間距離確認用の地点との間の距離を変更する、表示制御装置。
  18. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車両と前記車間距離確認用の地点との間の距離は一定である、表示制御装置。
  19. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記車両の運転席から見て前記道路前方部分に付随して表示される前記表示オブジェクト、または前記道路前方部分の画像に付随して表示される前記表示オブジェクトであって、前記道路前方部分周辺の設置物として表示される設置物オブジェクトを含む、表示制御装置。
  20. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記車両の運転席から見て前記道路前方部分に重ねられて表示される前記表示オブジェクト、または前記道路前方部分の画像に重ねられて表示される前記表示オブジェクトであって、前記道路前方部分の道路標示として表示される道路標示オブジェクトを含む、表示制御装置。
  21. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記第1判定情報は、前記車両前方の現実の景色の複雑度を含み、
    前記制御部は、
    前記第1判定情報に含まれる前記複雑度に基づいて、前記車間距離確認オブジェクトを表示するか否かについての判定を行う、表示制御装置。
  22. 請求項21に記載の表示制御装置であって、
    前記複雑度は、
    前記景色のうち、車間距離確認用の地点を示す前記道路前方部分周辺の設置物、車間距離確認用の地点を示す前記道路前方部分の道路標示、前記車両前方の先行車両、及び、前記車両前方の地物、の少なくともいずれか1つの密度に基づいて決定される、表示制御装置。
  23. 請求項21に記載の表示制御装置であって、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記車両の運転席から見て前記道路前方部分に付随して表示される前記表示オブジェクト、または前記道路前方部分の画像に付随して表示される前記表示オブジェクトであって、前記道路前方部分周辺の設置物として表示される設置物オブジェクトと、
    前記車両の運転席から見て前記道路前方部分に重ねられて表示される前記表示オブジェクト、または前記道路前方部分の画像に重ねられて表示される前記表示オブジェクトであって、前記道路前方部分の道路標示として表示される道路標示オブジェクトと
    を含み、
    前記制御部は、
    前記複雑度に基づく、前記設置物オブジェクトを表示するか否かについての判定と、前記複雑度に基づく、前記道路標示オブジェクトを表示するか否かについての判定とを、異なる基準で行う、表示制御装置。
  24. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記第1判定情報は、
    前記車両前方の現実の景色のうち車間距離確認用の地点を示す提示部分と、前記道路前方部分に関連して表示すべき前記車間距離確認オブジェクトとの類似度を含み、
    前記制御部は、
    前記類似度が予め定められた閾値以上である場合に、前記車間距離確認オブジェクトの表示を禁止すると判定する、表示制御装置。
  25. 請求項24に記載の表示制御装置であって、
    前記提示部分は、前記景色のうち、車間距離確認用の地点を示す前記道路前方部分の道路標示を含み、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記車両の運転席から見て前記道路前方部分に重ねられて表示される前記表示オブジェクト、または前記道路前方部分の画像に重ねられて表示される前記表示オブジェクトであって、前記道路前方部分の道路標示として表示される道路標示オブジェクトを含む、表示制御装置。
  26. 請求項24に記載の表示制御装置であって、
    前記提示部分は、前記景色のうち、車間距離確認用の地点を示す前記道路前方部分周辺の設置物を含み、
    前記車間距離確認オブジェクトは、
    前記車両の運転席から見て前記道路前方部分に付随して表示される前記表示オブジェクト、または前記道路前方部分の画像に付随して表示される前記表示オブジェクトであって、前記道路前方部分周辺の設置物として表示される設置物オブジェクトを含む、表示制御装置。
  27. 請求項1に記載の表示制御装置と、
    前記表示部と
    を備える、表示装置。
  28. 表示部を制御する表示制御方法であって、
    前記表示部は、
    車両に設けられ、当該車両の運転席から視認可能な表示オブジェクトを表示可能であり、
    前記表示制御方法は、
    前記車両が走行している道路のうち前記車両前方の部分である道路前方部分を認識し、
    前記道路前方部分の認識結果に基づいて、前記車両前方の車間距離確認用の地点、または通過時間確認用の地点を示す前記表示オブジェクトである車間距離確認オブジェクトが、認識された前記道路前方部分に関連して表示されるように、前記表示部を制御し、
    前記車間距離確認オブジェクトを表示するか否かを判定するための第1判定情報を取得し、
    前記表示部の制御として、
    取得した前記第1判定情報に基づいて、前記車間距離確認オブジェクトを表示すると判定した場合に、前記車間距離確認オブジェクトを前記表示部に表示させる、表示制御方法。
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