JPWO2006077718A1 - レンズアレイ及びレンズアレイを備えるイメージセンサ - Google Patents
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Abstract
被写体を照明する照明光を投光可能で、高い光学性能を有する薄型のイメージセンサを提供する。イメージセンサ(10)は、少なくとも一方の面にレンズ素子(11a)を並列に配置してなるレンズアレイ(11)と、各レンズ素子(11a)を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子(13)と、光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光を投光可能な光源部(14)とを備える。
Description
本発明は、レンズアレイ及びレンズアレイを備えるイメージセンサに関し、特定的には、複数のレンズ素子を平面内に並列に配置してなるレンズアレイ及びそのレンズアレイを備えるイメージセンサに関する。
通信ネットワークの拡大や画像処理技術の進歩に伴って、画像を入力するイメージセンサに対するニーズが急速に拡大している。特に近年、携帯電話機器やPDA(携帯情報端末(Personal Digital Assistant))などの可搬性を有する機器(モバイル機器ともいう)にイメージセンサを搭載することにより、モバイル機器の機能を向上させたり、セキュリティを向上させたりすることが可能な機器も増加してきている。
例えば、イメージセンサを用いて2次元バーコード等を撮影し、当該バーコードに含まれる情報を復号してインターネット上のURL(Uniform Resource Locator)等の情報をモバイル機器に入力するシステムが実用化されている。また、いわゆるバイオメトリクス認証方式の一つである指紋認証方式を用いたセキュリティシステムにおいて、指紋を光学的に撮像して機器に入力するイメージセンサも提案されている。
ところで、上述のような2次元バーコードや指紋などを撮影する場合、密着型のイメージセンサを用いる場合がある。ここで、密着型のイメージセンサとは、被写体をイメージセンサに接触する程度に密着させ、被写体の像をほぼ等倍で撮像するタイプのイメージセンサをいう。密着型のイメージセンサは、イメージセンサの撮像素子の法線方向(一般には光軸方向)の厚みを小さくすることが可能であるため、例えばモバイル機器に組み込んでも当該機器の厚みを増加させないというメリットを持っている。
密着型のイメージセンサの一例として、特許文献1に記載された指紋入力装置が提案されている。特許文献1に記載された指紋入力装置は、上面に指を接触させる透明板と、指紋を発光させるための光源と、イメージセンサとを備え、透明板とイメージセンサとの間に複数の球体レンズを配置することで、指紋からの光をイメージセンサに結像させている。特許文献1に記載された指紋入力装置によれば、球体レンズを利用することにより、従来のものよりも薄く、低コストで製作可能な結像光学系を含む指紋入力装置を実現することができるとしている。
特開2004−178487号公報
特許文献1に記載された指紋入力装置は、1個の球体レンズに対して撮像素子上の1個の受光部を対応させている。このため、高精細画像を取得することが困難であるという問題があった。また、特許文献1に記載された指紋入力装置は、球体レンズを使用しているため、形成される光学像の品質が十分であるとはいえない。
本発明の目的は、被写体を照明する照明光を投光可能で、高解像度の画像を取得できる薄型のイメージセンサおよび、そのイメージセンサに好適なレンズアレイを提供することである。
上記目的の一つは、以下のイメージセンサにより達成される。少なくとも一方の面にレンズ素子を並列に配置してなるレンズアレイと、各レンズ素子を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子と、光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光を投光可能な照明手段とを備える。
また、上記目的の一つは、以下のレンズアレイにより達成される。少なくとも一方の面にレンズ素子を並列に配置してなるレンズアレイであって、当該レンズアレイと、各レンズ素子を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子と、透光性の材料からなる板状の導光部材と、導光部材の少なくとも一方の端面に対向して配置される発光部材とを含み、光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光をレンズアレイを介して投光可能な照明手段とを備えるイメージセンサに用いられ、導光部材と、一体的に形成されている。
本発明によれば、被写体を照明する照明光を投光可能で、高い光学性能を有する薄型のイメージセンサおよび、そのイメージセンサに好適なレンズアレイを提供することができる。
11 レンズアレイ
12 隔壁
13 撮像素子
14 光源部
15 反射板
16 冷陰極管
21 レンズアレイ
24 光源部
25 LED
31 導光板
32 レンズアレイ
42 レンズアレイ
52 レンズアレイ
61 導光板
71 物体面
72 物体光
73 レンズアレイ
74 像側面
75 受光面
76 像側面における光線のフットプリント
77 微細構造体が形成される領域
81 上側筐体
82 下側筐体
83 ヒンジ部
84 ディスプレイ装置
85 操作ボタン群
91 筐体
92 ボール
12 隔壁
13 撮像素子
14 光源部
15 反射板
16 冷陰極管
21 レンズアレイ
24 光源部
25 LED
31 導光板
32 レンズアレイ
42 レンズアレイ
52 レンズアレイ
61 導光板
71 物体面
72 物体光
73 レンズアレイ
74 像側面
75 受光面
76 像側面における光線のフットプリント
77 微細構造体が形成される領域
81 上側筐体
82 下側筐体
83 ヒンジ部
84 ディスプレイ装置
85 操作ボタン群
91 筐体
92 ボール
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるイメージセンサの分解斜視図である。また、図2は、実施の形態1にかかるイメージセンサの断面図である。図1および図2において、実施の形態1にかかるイメージセンサ10は、レンズアレイ11と、隔壁12と、撮像素子13と、光源部14とを備える。
図1は、実施の形態1にかかるイメージセンサの分解斜視図である。また、図2は、実施の形態1にかかるイメージセンサの断面図である。図1および図2において、実施の形態1にかかるイメージセンサ10は、レンズアレイ11と、隔壁12と、撮像素子13と、光源部14とを備える。
レンズアレイ11は、収束性のパワーを持ち同一平面上に並列に配置された複数のレンズ素子11aからなる。レンズ素子11aは、後述する撮像素子13上に被写体の部分光学像を形成する結像レンズとして機能する。すなわち、被写体光Xは、結像レンズにより撮像領域上に集光される。
レンズアレイ11は、必要な波長域の光束を透過可能な樹脂材料から形成されている。ここで、レンズアレイ11の樹脂材料として、必要な波長域が可視域から赤外域の範囲にある場合、ポリカーボネイト、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂などを用いることができる。レンズアレイ11は、被写体側に形成された複数のレンズ素子11aを一体的に結合させて成形されている。各レンズ素子11aの光軸は、互いにほぼ平行になるように配置される。また、レンズアレイ11は、照明光Yを入射させるための端面11bと、撮像素子13側の面11cとを有する。面11cには、照明光Yを回折あるいは散乱させて被写体光Xが入射する側へ偏向するための微細構造体が形成されている。この微細構造体については後述する。
撮像素子13は、典型的にはCCD(Charge Coupled Device)であり、例えば30万個以上の多数の光電変換部を含み、光電変換部が配列された受光面に形成される光学像に応じた電気信号を生成し画像信号として出力する。このとき、レンズアレイ11に含まれるレンズ素子11aが複数あるため、各レンズ素子11aはそれぞれ対応する撮像領域13aごとに光学的な像を形成する。なお、各撮像領域13aは、複数の光電変換部を含むように設定されている。すなわち、イメージセンサ10は、レンズ素子11aと撮像素子13上の撮像領域13aとを含む撮像ユニットUの集合体であり、いわゆる複眼撮像装置である。
光源部14は、反射板15と、冷陰極管16とを含む。冷陰極管16は、発光部材であり、レンズアレイ11の端面11bに対向して配置される。反射板15は、断面が楕円形状であり、冷陰極管16から発光された照明光の一部をレンズアレイ11側へ反射する。また、レンズアレイ11の撮像素子13に対向する面11cには、微細構造体が形成されている。図3は、実施の形態1にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の構成図である。微細構造体は、レンズアレイ11の撮像素子13側の面11c上に形成された幅10μm程度の直方体の微細突起群である。個々の微細突起11dは、図3中黒色で示されており、面11c内の全面にアレイ状に形成されている。
以上の構成において、レンズ素子11aは、それぞれそのレンズ素子11aの近傍に配置される被写体に基づき、対応する撮像領域13aに光学的な像を形成する。イメージセンサ10を密着型として使用する場合、各レンズ素子11aは、対応する撮像領域13aに被写体の部分画像を形成する。形成された部分画像は、撮像ユニットU毎に部分画像信号として出力される。撮像ユニットUにより生成された各レンズ素子11aの部分画像信号は、イメージセンサ10から出力された後、図示しない処理装置によりそれぞれ回転などの画像処理が施される。その後、各画像信号は、1個の画像信号に合成される。
一方、冷陰極管16が発光した照明光Yは、直接あるいは反射板15により反射した後、レンズアレイ11の端面11bから内部に入射する。入射した照明光Yの一部は、レンズ素子11aを介して直接レンズアレイから射出する。また、入射した照明光Yの一部は、レンズアレイ11の内部を全反射しながら伝搬する。
図4は、実施の形態1にかかるイメージセンサのレンズアレイを示す一部透過の斜視図である。冷陰極管16から射出された照明光Yは、レンズアレイ11内部を伝搬しながら、面11c上に形成された微細突起11dで回折および散乱されレンズ素子11aから射出される。この結果、イメージセンサ10から、レンズアレイ11近傍にある被写体を、十分な光量で照明するための照明光が投光される。また、レンズアレイ11の面11cに微細構造体が形成されているため、レンズアレイ11aの入射側は、レンズアレイ11に対応する領域全体について照明される。
このとき、レンズアレイ11の面11cは、レンズアレイ11の厚みによりレンズ素子11aの結像位置に対して十分デフォーカスされた位置に相当する。このように、レンズアレイ11の面11cが配置されるので、面11c上に形成された微細構造体の画像への影響を小さくすることができる。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、複眼光学系により被写体像を取得するので、薄型でありながら高い光学性能を持つ密着型のイメージセンサを提供することができる。
また、実施の形態1によれば、収束性のパワーを持ったレンズ素子を介して被写体側へ投光することができるため、レンズアレイに対応する領域全体を十分な光量で照明することができる。
また、実施の形態1によれば、レンズアレイが照明光を投光するための導光板と一体的に形成されているため、部品点数を増加させることなく低コストで、被写体の照明機能を持つ密着型のイメージセンサを提供することができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2にかかるイメージセンサの分解斜視図である。実施の形態2にかかるイメージセンサ20は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
図5は、実施の形態2にかかるイメージセンサの分解斜視図である。実施の形態2にかかるイメージセンサ20は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
イメージセンサ20は、光源部24として反射板15と発光ダイオード(LED)25とを備える。LED25は、レンズアレイ21の端面21bの一方側に対向して設けられており、外部から供給される駆動電圧により照明光を発光する発光部材である。LED25から発光した照明光Yは、レンズアレイ21の端面21bからレンズアレイ21の内部へ入射する。
図6は、実施の形態2にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の構成図である。また、図7は、実施の形態2にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の拡大図である。
図6および図7において、微細構造体は、レンズアレイ21の撮像素子13側の面21c上に形成された円筒状の微細突起群である。個々の微細突起21dは、面21c内の全面にLED25の入射位置付近を中心とする同心円状に配置されている。
以上の構成において、実施の形態1の場合と同様に、LED25が発光した照明光Yは、レンズアレイ21の端面21bから内部に入射する。入射した照明光Yの一部は、レンズ素子21aを介して直接レンズアレイから射出する。また、入射した照明光Yの一部は、レンズアレイ21の内部を全反射しながら伝搬する。
照明光Yは、レンズアレイ21内部を伝搬しながら、面21c上に形成された微細突起21dで回折および散乱されレンズ素子21aから射出される。この結果、イメージセンサ20から、レンズアレイ21近傍にある被写体へ、十分な光量で照明するための照明光が投光される。また、レンズアレイ21の面21cに微細構造体が形成されているため、レンズアレイ21aの入射側は、レンズアレイ21に対応する領域全体について照明される。特に、イメージセンサ20は、照明光の光源としてLEDを用いているので、より簡易な構成で被写体を照明することができる。
また、レンズアレイ21の面21cは、レンズアレイ21の厚みによりレンズ素子21aの結像位置に対して十分デフォーカスされた位置に相当する。このように、レンズアレイ21の面21cが配置されるので、面21c上に形成された微細構造体の画像への影響を小さくすることができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3にかかるイメージセンサ30は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
図8は、実施の形態3にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3にかかるイメージセンサ30は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
実施の形態3にかかるイメージセンサ30は、導光板31と、レンズアレイ32とが一体的ではなく、別の部材として構成されている点でイメージセンサ10と相違する。導光板31およびレンズアレイ32は、いずれも必要な波長域の光束を透過可能な樹脂材料から形成されている。ここで、導光板31およびレンズアレイ32の樹脂材料として、必要な波長域が可視域から赤外域の範囲にある場合、ポリカーボネイト、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂などを用いることができる。また、導光板31は、照明光Yを入射させるための端面31bと、撮像素子13側の面31cとを有する。面31cには、照明光Yを回折あるいは散乱させて被写体光が入射する側へ偏向するための微細構造体が形成されている。この微細構造体は、実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい構造を備えている。
レンズアレイ32は、被写体側に形成されたレンズ素子32aおよび撮像素子13側に形成されたレンズ素子32bを一組とする光学系を複数含み、これらの光学系の光軸が互いにほぼ平行になるように一体的に形成されている。レンズ素子32aおよびレンズ素子32bとから構成される光学系は、全体として収束性のパワーを持ち、撮像素子13上に被写体の部分光学像を形成する結像レンズとして機能する。すなわち、被写体光Xは、結像レンズにより撮像領域上に集光される。
以上の構成において、実施の形態1の場合と同様に、照明光Yは、導光板31の端面31bから内部に入射する。入射した照明光Yの一部は、導光板31から射出し、レンズアレイ32のレンズ素子32aを介して被写体側へ直接射出する。また、入射した照明光Yの一部は、導光板31の内部を全反射しながら伝搬する。
照明光Yは、面31c上に形成された微細突起31dで回折および散乱され、導光板31から射出し、レンズアレイ32のレンズ素子32aを介して被写体側へ射出する。この結果、イメージセンサ30から、レンズアレイ32近傍にある被写体へ、十分な光量で照明するための照明光が投光される。特に、イメージセンサ30は、レンズアレイと導光板とを別部材として形成しているので、汎用性のある安価な導光板を用いることができ、低コストなイメージセンサを提供することが可能である。
また、導光板31の面31cは、導光板31とレンズアレイ32との厚みにより、レンズ素子32aおよびレンズ素子32bとからなる結像レンズ系の結像位置に対して十分デフォーカスされた位置に相当する。このように、導光板31の面31cが配置されるので、面31c上に形成された微細構造体の画像への影響を小さくすることができる。
図9は、実施の形態3の変形例にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3の変形例にかかるイメージセンサ40は、導光板31と、レンズアレイ42とを含む。導光板31は、イメージセンサ30に含まれるものと等しい。レンズアレイ42は、イメージセンサ30に含まれるレンズアレイ32とは異なり、被写体側にのみレンズ素子42aが形成されている。この構成によれば、イメージセンサ30と比較して、汎用性のある安価な導光板を用いながら、さらに撮像装置を薄型化することができる。
図10は、実施の形態3の別の変形例にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3の変形例にかかるイメージセンサ50は、レンズアレイ52とを含む。導光板31は、イメージセンサ30に含まれるものと等しい。レンズアレイ52は、イメージセンサ30に含まれるレンズアレイ32とは異なり、撮像素子側にのみレンズ素子52aが形成されている。この構成によれば、イメージセンサ30と比較して、汎用性のある安価な導光板を用いながら、さらに撮像装置を薄型化することができる。また、イメージセンサ50は、被写体側を平面にすることができるので、特に、イメージセンサ50は、被写体側に平面部を持つことが望ましい、指紋入力装置などに好適である。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態4にかかるイメージセンサ60は、概略構成について実施の形態3にかかるイメージセンサ30と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
図11は、実施の形態4にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態4にかかるイメージセンサ60は、概略構成について実施の形態3にかかるイメージセンサ30と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
実施の形態4にかかるイメージセンサ60は、導光板61の一方の端面61bがレンズアレイ32の光軸に対して傾斜して設けられている点で、イメージセンサ30と相違する。イメージセンサ60において、光源部14の冷陰極管16は、端面61bと対向して設けられている。また、導光板61の被写体側の面61cには、照明光Yを被写体側へ射出するための微細構造体が形成されている。微細構造体は、所定の周期構造を備える微小反射プリズムである。
以上の構成において、実施の形態1の場合と同様に、照明光Yは、導光板61の端面61bから内部に入射する。入射した照明光Yは、導光板61の内部を全反射しながら伝搬する。また、照明光Yは、面61c上に形成された微細突起で回折および散乱され、導光板61から射出し、レンズアレイ32のレンズ素子32aを介して被写体側へ射出する。この結果、イメージセンサ60から、レンズアレイ32近傍にある被写体へ、十分な光量で照明するための照明光が投光される。特に、イメージセンサ60は、導光板へ照明光Yを入射する面が傾斜面として形成されているため、照明光Yの大部分を導光板内部で全反射させやすく、光の利用効率を向上させることができる。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、各レンズ素子は、すべて屈折型のレンズ素子であったが、これに限られない。レンズ素子は、例えば、回折によって光束を偏向する回折型レンズ素子や、屈折率分布により光束を偏向する屈折率分布型のレンズ素子などでもよく、これらを組み合わせたハイブリッド素子であってもよい。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、光源部は、導光部材の一方の端面に配置されていたが、これに限られない。例えば、光源部は、導光部材の両端面に配置したり、さらに3面あるいは4面に光源部を配置してもよい。また、実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、光源部が配置されていない端面に入射する照明光を反射するための反射部材を配置してもよい。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、各撮像ユニット間は完全に隔壁により隔離されていたがこれに限られない。例えば、隔壁の撮像素子の法線方向を短縮してもよいし、各撮像ユニット間のクロストークが無視できるのであれば隔壁をすべて省略してもよい。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、各レンズ素子は、同一平面内に配置されていたがこれに限られない。例えば、各レンズ素子を曲面上に配置してもよい。また、レンズ素子の数は、任意であり、取得する画像の大きさや品質に基づいて適宜変更することが可能である。
(実施の形態5)
図12Aは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに含まれるレンズ素子(代表例として1つだけ示したもの)の光路図、図12Bは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の形成領域を示す平面図である。実施の形態5にかかるイメージセンサは、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、以下、特徴部分のみ説明を行う。
図12Aは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに含まれるレンズ素子(代表例として1つだけ示したもの)の光路図、図12Bは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の形成領域を示す平面図である。実施の形態5にかかるイメージセンサは、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、以下、特徴部分のみ説明を行う。
図12Aにおいて、被写体が配置される物体面71からの光軸対称の物体光72は、レンズ素子側からレンズアレイ73へ入射し、レンズ素子により収束されながら像側面74から射出して、撮像素子の受光面75に結像される。
図12Bにおいて、領域76は、像側面74における光線のフットプリントであり、受光面75上で結像に寄与するすべての光線と像側面74との交点を十字マークで示したものである。一方、領域77は、像側面74における照明光を前記被写体に向けて偏向するための微細構造体の形成領域である。領域77は、領域76と重なり合う部分をもたない。すなわち、実施の形態5にかかるイメージセンサにおいて、微細構造体は、レンズアレイの像側面74上の結像に寄与する有効な光線が透過しない領域に形成されることになる。このように、領域77にのみ微細構造体を形成することで、デフォーカス効果に関係なく、結像には影響を与えない状態で照明光を確保することができる。
なお、結像に寄与する光線を遮光する規制板を設けて、結像に寄与する有効な光線が透過しない領域を物理的に生成して、この部分を領域77としてもよい。このように領域77を生成することにより、像側面74だけではなく、物体側面にも、結像には影響を与えない微細構造体を形成することができる。
なお、上記の例では、結像に寄与する有効な光線が透過しない領域76と、微細構造体が形成される領域77とは、完全にオーバーラップしないが、これに限られない。受光面上での結像性能と、必要な照明光の強度とを考慮し、適宜オーバーラップさせてもよい。要は、微細構造体は、各レンズ素子により被写体の光学的な像を形成するための光線が実質的に透過しない領域に配置されればよい。
なお、上記の例では、実施の形態1および2のようにレンズアレイと導光部材が一体的に形成されていたが、これに限られない。例えば、実施の形態3および4のようにレンズアレイと導光部材が別体に形成されている場合であっても、微細構造体をレンズアレイの像側面74上の結像に寄与する有効な光線が透過しない領域に形成することにより同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図13は、実施の形態6にかかる携帯電話端末を示す斜視図である。実施の形態6にかかる携帯電話端末80は、上側筐体81と、下側筐体82と、ヒンジ部83と、ディスプレイ装置84と、操作ボタン群85と、実施の形態1にかかるイメージセンサ10とを備える。上側筐体81は、液晶表示素子などから構成されるディスプレイ装置84を保持する。下側筐体82は、操作ボタン群85と、イメージセンサ10とを保持する。上側筐体81と下側筐体82とは、ヒンジ部83により折り曲げ可能に接続される。
図13は、実施の形態6にかかる携帯電話端末を示す斜視図である。実施の形態6にかかる携帯電話端末80は、上側筐体81と、下側筐体82と、ヒンジ部83と、ディスプレイ装置84と、操作ボタン群85と、実施の形態1にかかるイメージセンサ10とを備える。上側筐体81は、液晶表示素子などから構成されるディスプレイ装置84を保持する。下側筐体82は、操作ボタン群85と、イメージセンサ10とを保持する。上側筐体81と下側筐体82とは、ヒンジ部83により折り曲げ可能に接続される。
イメージセンサ10は、密着型の指紋入力装置として機能する。すなわち、操作者が指Fをイメージセンサ10に密着させて所定の操作ボタンを操作すると、イメージセンサ10から指Fを照明する照明光が投光されて指Fの表面が複数の部分画像として入力される。イメージセンサ10は、入力された部分画像を図示しない処理回路へ出力する。処理回路は、内部の画像処理回路により合成して単一の指紋画像を生成する。この指紋画像を予め登録した指紋画像と比較整合することにより、操作者を特定することが可能である。
イメージセンサ10は、実施の形態1において述べたように薄型に構成できるため、携帯電話端末のようなモバイル機器に搭載しても、それら機器の厚みを増大させることがない。また、イメージセンサ10は、複眼撮像装置であるから高精度の画像信号を出力することができ、指紋入力装置に用いても、十分な高解像度の画像を取得することができる。
なお、イメージセンサ10の代わりに、前述のイメージセンサ20、30、40、50、60等を用いてもよいことはいうまでもない。
(実施の形態7)
図14は、実施の形態7にかかるトラックボール装置の構成を示す斜視図である。実施の形態7にかかるトラックボール装置90は、ノートブック型のパーソナルコンピュータに搭載されている。トラックボール装置90は、パーソナルコンピュータの筐体91に固定されており、イメージセンサ10と、ボール92とを含む。ボール92は、ユーザインターフェースとして使用できるように、筐体91からほぼ半球分露出して支持される。イメージセンサ10は、筐体91内部であってボール92の下部に配置される。
図14は、実施の形態7にかかるトラックボール装置の構成を示す斜視図である。実施の形態7にかかるトラックボール装置90は、ノートブック型のパーソナルコンピュータに搭載されている。トラックボール装置90は、パーソナルコンピュータの筐体91に固定されており、イメージセンサ10と、ボール92とを含む。ボール92は、ユーザインターフェースとして使用できるように、筐体91からほぼ半球分露出して支持される。イメージセンサ10は、筐体91内部であってボール92の下部に配置される。
ボール92の表面は、図示しない微小な検出パターンが形成されている。操作者がボール92を回転させると、イメージセンサ10は、ボール92に形成された検出パターンの動きを画像信号に変換し、図示しない処理回路へ出力する。処理回路は、画像信号からボール92の回転の方向、移動量、速度などを検出する。検出されたボール92に関する情報は、パーソナルコンピュータの制御に用いられる。
イメージセンサ10は、実施の形態1において述べたように薄型に構成できるため、トラックボール装置に搭載しても、搭載される機器の厚みを増大させることがない。また、イメージセンサ10は、複眼撮像装置であるから高精度の画像信号を出力することができ、トラックボール装置に用いても、十分な高解像度の画像を取得することができる。
なお、イメージセンサ10の代わりに、前述のイメージセンサ20、30、40、50、60等を用いてもよいことはいうまでもない。
(その他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態では、密着型イメージセンサへの応用として説明したが、イメージセンサから物体までの距離が離れている場合でも同様に使用可能であり、照明光を供給する手段として有効である。
なお、上記各実施の形態では、密着型イメージセンサへの応用として説明したが、イメージセンサから物体までの距離が離れている場合でも同様に使用可能であり、照明光を供給する手段として有効である。
本発明は、2次元バーコード等の画像化情報や、指紋などのバイオメトリクス情報を入力するイメージセンサに好適である。また、本発明は、パーソナルコンピュータ等のインターフェースに用いられるトラックボールの変位を検出する位置センサに好適である。
本発明は、レンズアレイ及びレンズアレイを備えるイメージセンサに関し、特定的には、複数のレンズ素子を平面内に並列に配置してなるレンズアレイ及びそのレンズアレイを備えるイメージセンサに関する。
通信ネットワークの拡大や画像処理技術の進歩に伴って、画像を入力するイメージセンサに対するニーズが急速に拡大している。特に近年、携帯電話機器やPDA(携帯情報端末(Personal Digital Assistant))などの可搬性を有する機器(モバイル機器ともいう)にイメージセンサを搭載することにより、モバイル機器の機能を向上させたり、セキュリティを向上させたりすることが可能な機器も増加してきている。
例えば、イメージセンサを用いて2次元バーコード等を撮影し、当該バーコードに含まれる情報を復号してインターネット上のURL(Uniform Resource Locator)等の情報をモバイル機器に入力するシステムが実用化されている。また、いわゆるバイオメトリクス認証方式の一つである指紋認証方式を用いたセキュリティシステムにおいて、指紋を光学的に撮像して機器に入力するイメージセンサも提案されている。
ところで、上述のような2次元バーコードや指紋などを撮影する場合、密着型のイメージセンサを用いる場合がある。ここで、密着型のイメージセンサとは、被写体をイメージセンサに接触する程度に密着させ、被写体の像をほぼ等倍で撮像するタイプのイメージセンサをいう。密着型のイメージセンサは、イメージセンサの撮像素子の法線方向(一般には光軸方向)の厚みを小さくすることが可能であるため、例えばモバイル機器に組み込んでも当該機器の厚みを増加させないというメリットを持っている。
密着型のイメージセンサの一例として、特許文献1に記載された指紋入力装置が提案されている。特許文献1に記載された指紋入力装置は、上面に指を接触させる透明板と、指紋を発光させるための光源と、イメージセンサとを備え、透明板とイメージセンサとの間に複数の球体レンズを配置することで、指紋からの光をイメージセンサに結像させている。特許文献1に記載された指紋入力装置によれば、球体レンズを利用することにより、従来のものよりも薄く、低コストで製作可能な結像光学系を含む指紋入力装置を実現することができるとしている。
特開2004−178487号公報
特許文献1に記載された指紋入力装置は、1個の球体レンズに対して撮像素子上の1個の受光部を対応させている。このため、高精細画像を取得することが困難であるという問題があった。また、特許文献1に記載された指紋入力装置は、球体レンズを使用しているため、形成される光学像の品質が十分であるとはいえない。
本発明の目的は、被写体を照明する照明光を投光可能で、高解像度の画像を取得できる薄型のイメージセンサおよび、そのイメージセンサに好適なレンズアレイを提供することである。
上記目的の一つは、以下のイメージセンサにより達成される。少なくとも一方の面にレンズ素子を並列に配置してなるレンズアレイと、各レンズ素子を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子と、光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光を投光可能な照明手段とを備える。
また、上記目的の一つは、以下のレンズアレイにより達成される。少なくとも一方の面にレンズ素子を並列に配置してなるレンズアレイであって、当該レンズアレイと、各レンズ素子を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子と、透光性の材料からなる板状の導光部材と、導光部材の少なくとも一方の端面に対向して配置される発光部材とを含み、光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光をレンズアレイを介して投光可能な照明手段とを備えるイメージセンサに用いられ、導光部材と、一体的に形成されている。
本発明によれば、被写体を照明する照明光を投光可能で、高い光学性能を有する薄型のイメージセンサおよび、そのイメージセンサに好適なレンズアレイを提供することができる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるイメージセンサの分解斜視図である。また、図2は、実施の形態1にかかるイメージセンサの断面図である。図1および図2において、実施の形態1にかかるイメージセンサ10は、レンズアレイ11と、隔壁12と、撮像素子13と、光源部14とを備える。
図1は、実施の形態1にかかるイメージセンサの分解斜視図である。また、図2は、実施の形態1にかかるイメージセンサの断面図である。図1および図2において、実施の形態1にかかるイメージセンサ10は、レンズアレイ11と、隔壁12と、撮像素子13と、光源部14とを備える。
レンズアレイ11は、収束性のパワーを持ち同一平面上に並列に配置された複数のレンズ素子11aからなる。レンズ素子11aは、後述する撮像素子13上に被写体の部分光学像を形成する結像レンズとして機能する。すなわち、被写体光Xは、結像レンズにより撮像領域上に集光される。
レンズアレイ11は、必要な波長域の光束を透過可能な樹脂材料から形成されている。ここで、レンズアレイ11の樹脂材料として、必要な波長域が可視域から赤外域の範囲にある場合、ポリカーボネイト、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂などを用いることができる。レンズアレイ11は、被写体側に形成された複数のレンズ素子11aを一体的に結合させて成形されている。各レンズ素子11aの光軸は、互いにほぼ平行になるように配置される。また、レンズアレイ11は、照明光Yを入射させるための端面11bと、撮像素子13側の面11cとを有する。面11cには、照明光Yを回折あるいは散乱させて被写体光Xが入射する側へ偏向するための微細構造体が形成されている。この微細構造体については後述する。
撮像素子13は、典型的にはCCD (Charge Coupled Device)であり、例えば30万個以上の多数の光電変換部を含み、光電変換部が配列された受光面に形成される光学像に応じた電気信号を生成し画像信号として出力する。このとき、レンズアレイ11に含まれるレンズ素子11aが複数あるため、各レンズ素子11aはそれぞれ対応する撮像領域13aごとに光学的な像を形成する。なお、各撮像領域13aは、複数の光電変換部を含むように設定されている。すなわち、イメージセンサ10は、レンズ素子11aと撮像素子13上の撮像領域13aとを含む撮像ユニットUの集合体であり、いわゆる複眼撮像装置である。
光源部14は、反射板15と、冷陰極管16とを含む。冷陰極管16は、発光部材であり、レンズアレイ11の端面11bに対向して配置される。反射板15は、断面が楕円形状であり、冷陰極管16から発光された照明光の一部をレンズアレイ11側へ反射する。また、レンズアレイ11の撮像素子13に対向する面11cには、微細構造体が形成されている。図3は、実施の形態1にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の構成図である。微細構造体は、レンズアレイ11の撮像素子13側の面11c上に形成された幅10μm程度の直方体の微細突起群である。個々の微細突起11dは、図3中黒色で示されており、面11c内の全面にアレイ状に形成されている。
以上の構成において、レンズ素子11aは、それぞれそのレンズ素子11aの近傍に配置される被写体に基づき、対応する撮像領域13aに光学的な像を形成する。イメージセンサ10を密着型として使用する場合、各レンズ素子11aは、対応する撮像領域13aに被写体の部分画像を形成する。形成された部分画像は、撮像ユニットU毎に部分画像信号として出力される。撮像ユニットUにより生成された各レンズ素子11aの部分画像信号は、イメージセンサ10から出力された後、図示しない処理装置によりそれぞれ回転などの画像処理が施される。その後、各画像信号は、1個の画像信号に合成される。
一方、冷陰極管16が発光した照明光Yは、直接あるいは反射板15により反射した後、レンズアレイ11の端面11bから内部に入射する。入射した照明光Yの一部は、レンズ素子11aを介して直接レンズアレイから射出する。また、入射した照明光Yの一部は、レンズアレイ11の内部を全反射しながら伝搬する。
図4は、実施の形態1にかかるイメージセンサのレンズアレイを示す一部透過の斜視図である。冷陰極管16から射出された照明光Yは、レンズアレイ11内部を伝搬しながら、面11c上に形成された微細突起11dで回折および散乱されレンズ素子11aから射出される。この結果、イメージセンサ10から、レンズアレイ11近傍にある被写体を、十分な光量で照明するための照明光が投光される。また、レンズアレイ11の面11cに微細構造体が形成されているため、レンズアレイ11aの入射側は、レンズアレイ11に対応する領域全体について照明される。
このとき、レンズアレイ11の面11cは、レンズアレイ11の厚みによりレンズ素子11aの結像位置に対して十分デフォーカスされた位置に相当する。このように、レンズアレイ11の面11cが配置されるので、面11c上に形成された微細構造体の画像への影響を小さくすることができる。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、複眼光学系により被写体像を取得するので、薄型でありながら高い光学性能を持つ密着型のイメージセンサを提供することができる。
また、実施の形態1によれば、収束性のパワーを持ったレンズ素子を介して被写体側へ投光することができるため、レンズアレイに対応する領域全体を十分な光量で照明することができる。
また、実施の形態1によれば、レンズアレイが照明光を投光するための導光板と一体的に形成されているため、部品点数を増加させることなく低コストで、被写体の照明機能を持つ密着型のイメージセンサを提供することができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2にかかるイメージセンサの分解斜視図である。実施の形態2にかかるイメージセンサ20は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
図5は、実施の形態2にかかるイメージセンサの分解斜視図である。実施の形態2にかかるイメージセンサ20は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
イメージセンサ20は、光源部24として発光ダイオード(LED)25を備える。LED25は、レンズアレイ21の端面21bの一方側に対向して設けられており、外部から供給される駆動電圧により照明光を発光する発光部材である。LED25から発光した照明光Yは、レンズアレイ21の端面21bからレンズアレイ21の内部へ入射する。
図6は、実施の形態2にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の構成図である。また、図7は、実施の形態2にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の拡大図である。
図6および図7において、微細構造体は、レンズアレイ21の撮像素子13側の面21c上に形成された円筒状の微細突起群である。個々の微細突起21dは、面21c内の全面にLED25からの光の入射位置付近を中心とする同心円状に配置されている。
以上の構成において、実施の形態1の場合と同様に、LED25が発光した照明光Yは、レンズアレイ21の端面21bから内部に入射する。入射した照明光Yの一部は、レンズ素子21aを介して直接レンズアレイから射出する。また、入射した照明光Yの一部は、レンズアレイ21の内部を全反射しながら伝搬する。
照明光Yは、レンズアレイ21内部を伝搬しながら、面21c上に形成された微細突起21dで回折および散乱されレンズ素子21aから射出される。この結果、イメージセンサ20から、レンズアレイ21近傍にある被写体へ、十分な光量で照明するための照明光が投光される。また、レンズアレイ21の面21cに微細構造体が形成されているため、レンズアレイ21aの入射側は、レンズアレイ21に対応する領域全体について照明される。特に、イメージセンサ20は、照明光の光源としてLEDを用いているので、より簡易な構成で被写体を照明することができる。
また、レンズアレイ21の面21cは、レンズアレイ21の厚みによりレンズ素子21aの結像位置に対して十分デフォーカスされた位置に相当する。このように、レンズアレイ21の面21cが配置されるので、面21c上に形成された微細構造体の画像への影響を小さくすることができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3にかかるイメージセンサ30は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
図8は、実施の形態3にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3にかかるイメージセンサ30は、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
実施の形態3にかかるイメージセンサ30は、導光板31と、レンズアレイ32とが一体的ではなく、別の部材として構成されている点でイメージセンサ10と相違する。導光板31およびレンズアレイ32は、いずれも必要な波長域の光束を透過可能な樹脂材料から形成されている。ここで、導光板31およびレンズアレイ32の樹脂材料として、必要な波長域が可視域から赤外域の範囲にある場合、ポリカーボネイト、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂などを用いることができる。また、導光板31は、照明光Yを入射させるための端面31bと、撮像素子13側の面31cとを有する。面31cには、照明光Yを回折あるいは散乱させて被写体光が入射する側へ偏向するための微細構造体が形成されている。この微細構造体は、実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい構造を備えている。
レンズアレイ32は、被写体側に形成されたレンズ素子32aおよび撮像素子13側に形成されたレンズ素子32bを一組とする光学系を複数含み、これらの光学系の光軸が互いにほぼ平行になるように一体的に形成されている。レンズ素子32aおよびレンズ素子32bとから構成される光学系は、全体として収束性のパワーを持ち、撮像素子13上に被写体の部分光学像を形成する結像レンズとして機能する。すなわち、被写体光Xは、結像レンズにより撮像領域上に集光される。
以上の構成において、実施の形態1の場合と同様に、照明光Yは、導光板31の端面31bから内部に入射する。入射した照明光Yの一部は、導光板31から射出し、レンズアレイ32のレンズ素子32aを介して被写体側へ直接射出する。また、入射した照明光Yの一部は、導光板31の内部を全反射しながら伝搬する。
照明光Yは、面31c上に形成された微細突起31dで回折および散乱され、導光板31から射出し、レンズアレイ32のレンズ素子32aを介して被写体側へ射出する。この結果、イメージセンサ30から、レンズアレイ32近傍にある被写体へ、十分な光量で照明するための照明光が投光される。特に、イメージセンサ30は、レンズアレイと導光板とを別部材として形成しているので、汎用性のある安価な導光板を用いることができ、低コストなイメージセンサを提供することが可能である。
また、導光板31の面31cは、導光板31とレンズアレイ32との厚みにより、レンズ素子32aおよびレンズ素子32bとからなる結像レンズ系の結像位置に対して十分デフォーカスされた位置に相当する。このように、導光板31の面31cが配置されるので、面31c上に形成された微細構造体の画像への影響を小さくすることができる。
図9は、実施の形態3の変形例にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3の変形例にかかるイメージセンサ40は、導光板31と、レンズアレイ42とを含む。導光板31は、イメージセンサ30に含まれるものと等しい。レンズアレイ42は、イメージセンサ30に含まれるレンズアレイ32とは異なり、被写体側にのみレンズ素子42aが形成されている。この構成によれば、イメージセンサ30と比較して、汎用性のある安価な導光板を用いながら、さらに撮像装置を薄型化することができる。
図10は、実施の形態3の別の変形例にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態3の変形例にかかるイメージセンサ50は、レンズアレイ52を含む。導光板31は、イメージセンサ30に含まれるものと等しい。レンズアレイ52は、イメージセンサ30に含まれるレンズアレイ32とは異なり、撮像素子側にのみレンズ素子52bが形成されている。この構成によれば、イメージセンサ30と比較して、汎用性のある安価な導光板を用いながら、さらに撮像装置を薄型化することができる。また、イメージセンサ50は、被写体側を平面にすることができるので、特に、イメージセンサ50は、被写体側に平面部を持つことが望ましい、指紋入力装置などに好適である。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態4にかかるイメージセンサ60は、概略構成について実施の形態3にかかるイメージセンサ30と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
図11は、実施の形態4にかかるイメージセンサの断面図である。実施の形態4にかかるイメージセンサ60は、概略構成について実施の形態3にかかるイメージセンサ30と等しい。したがって、両実施の形態において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、相違する部分のみ説明を行う。
実施の形態4にかかるイメージセンサ60は、導光板61の一方の端面61bがレンズアレイ32の光軸に対して傾斜して設けられている点で、イメージセンサ30と相違する。イメージセンサ60において、光源部14の冷陰極管16は、端面61bと対向して設けられている。また、導光板61の被写体側の面61cには、照明光Yを被写体側へ射出するための微細構造体が形成されている。微細構造体は、所定の周期構造を備える微小反射プリズムである。
以上の構成において、実施の形態1の場合と同様に、照明光Yは、導光板61の端面61bから内部に入射する。入射した照明光Yは、導光板61の内部を全反射しながら伝搬する。また、照明光Yは、面61c上に形成された微細突起で回折および散乱され、導光板61から射出し、レンズアレイ32のレンズ素子32aを介して被写体側へ射出する。この結果、イメージセンサ60から、レンズアレイ32近傍にある被写体へ、十分な光量で照明するための照明光が投光される。特に、イメージセンサ60は、導光板へ照明光Yを入射する面が傾斜面として形成されているため、照明光Yの大部分を導光板内部で全反射させやすく、光の利用効率を向上させることができる。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、各レンズ素子は、すべて屈折型のレンズ素子であったが、これに限られない。レンズ素子は、例えば、回折によって光束を偏向する回折型レンズ素子や、屈折率分布により光束を偏向する屈折率分布型のレンズ素子などでもよく、これらを組み合わせたハイブリッド素子であってもよい。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、光源部は、導光部材の一方の端面に配置されていたが、これに限られない。例えば、光源部は、導光部材の両端面に配置したり、さらに3面あるいは4面に光源部を配置してもよい。また、実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、光源部が配置されていない端面に入射する照明光を反射するための反射部材を配置してもよい。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、各撮像ユニット間は完全に隔壁により隔離されていたがこれに限られない。例えば、隔壁の撮像素子の法線方向を短縮してもよいし、各撮像ユニット間のクロストークが無視できるのであれば隔壁をすべて省略してもよい。
なお、以上説明した実施の形態1乃至4にかかるイメージセンサにおいて、各レンズ素子は、同一平面内に配置されていたがこれに限られない。例えば、各レンズ素子を曲面上に配置してもよい。また、レンズ素子の数は、任意であり、取得する画像の大きさや品質に基づいて適宜変更することが可能である。
(実施の形態5)
図12Aは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに含まれるレンズ素子(代表例として1つだけ示したもの)の光路図、図12Bは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の形成領域を示す平面図である。実施の形態5にかかるイメージセンサは、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、以下、特徴部分のみ説明を行う。
図12Aは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに含まれるレンズ素子(代表例として1つだけ示したもの)の光路図、図12Bは、実施の形態5にかかるイメージセンサのレンズアレイに形成された微細構造体の形成領域を示す平面図である。実施の形態5にかかるイメージセンサは、概略構成について実施の形態1にかかるイメージセンサ10と等しい。したがって、以下、特徴部分のみ説明を行う。
図12Aにおいて、被写体が配置される物体面71からの光軸対称の物体光72は、レンズ素子側からレンズアレイ73へ入射し、レンズ素子により収束されながら像側面74から射出して、撮像素子の受光面75に結像される。
図12Bにおいて、領域76は、像側面74における光線のフットプリントであり、受光面75上で結像に寄与するすべての光線と像側面74との交点を十字マークで示したものである。一方、領域77は、像側面74における照明光を前記被写体に向けて偏向するための微細構造体の形成領域である。領域77は、領域76と重なり合う部分をもたない。すなわち、実施の形態5にかかるイメージセンサにおいて、微細構造体は、レンズアレイの像側面74上の結像に寄与する有効な光線が透過しない領域に形成されることになる。このように、領域77にのみ微細構造体を形成することで、デフォーカス効果に関係なく、結像には影響を与えない状態で照明光を確保することができる。
なお、結像に寄与する光線を遮光する規制板を設けて、結像に寄与する有効な光線が透過しない領域を物理的に生成して、この部分を領域77としてもよい。このように領域77を生成することにより、像側面74だけではなく、物体側面にも、結像には影響を与えない微細構造体を形成することができる。
なお、上記の例では、結像に寄与する有効な光線が透過する領域76と、微細構造体が形成される領域77とは、完全にオーバーラップしないが、これに限られない。受光面上での結像性能と、必要な照明光の強度とを考慮し、適宜オーバーラップさせてもよい。要は、微細構造体は、各レンズ素子により被写体の光学的な像を形成するための光線が実質的に透過しない領域に配置されればよい。
なお、上記の例では、実施の形態1および2のようにレンズアレイと導光部材が一体的に形成されていたが、これに限られない。例えば、実施の形態3および4のようにレンズアレイと導光部材が別体に形成されている場合であっても、微細構造体をレンズアレイの像側面74上の結像に寄与する有効な光線が透過しない領域に形成することにより同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図13は、実施の形態6にかかる携帯電話端末を示す斜視図である。実施の形態6にかかる携帯電話端末80は、上側筐体81と、下側筐体82と、ヒンジ部83と、ディスプレイ装置84と、操作ボタン群85と、実施の形態1にかかるイメージセンサ10とを備える。上側筐体81は、液晶表示素子などから構成されるディスプレイ装置84を保持する。下側筐体82は、操作ボタン群85と、イメージセンサ10とを保持する。上側筐体81と下側筐体82とは、ヒンジ部83により折り曲げ可能に接続される。
図13は、実施の形態6にかかる携帯電話端末を示す斜視図である。実施の形態6にかかる携帯電話端末80は、上側筐体81と、下側筐体82と、ヒンジ部83と、ディスプレイ装置84と、操作ボタン群85と、実施の形態1にかかるイメージセンサ10とを備える。上側筐体81は、液晶表示素子などから構成されるディスプレイ装置84を保持する。下側筐体82は、操作ボタン群85と、イメージセンサ10とを保持する。上側筐体81と下側筐体82とは、ヒンジ部83により折り曲げ可能に接続される。
イメージセンサ10は、密着型の指紋入力装置として機能する。すなわち、操作者が指Fをイメージセンサ10に密着させて所定の操作ボタンを操作すると、イメージセンサ10から指Fを照明する照明光が投光されて指Fの表面についての複数の部分画像が入力される。イメージセンサ10は、入力された部分画像を図示しない処理回路へ出力する。処理回路は、内部の画像処理回路により合成して単一の指紋画像を生成する。この指紋画像を予め登録した指紋画像と比較整合することにより、操作者を特定することが可能である。
イメージセンサ10は、実施の形態1において述べたように薄型に構成できるため、携帯電話端末のようなモバイル機器に搭載しても、それら機器の厚みを増大させることがない。また、イメージセンサ10は、複眼撮像装置であるから高精度の画像信号を出力することができ、指紋入力装置に用いても、十分な高解像度の画像を取得することができる。
なお、イメージセンサ10の代わりに、前述のイメージセンサ20、30、40、50、60等を用いてもよいことはいうまでもない。
(実施の形態7)
図14は、実施の形態7にかかるトラックボール装置の構成を示す斜視図である。実施の形態7にかかるトラックボール装置90は、ノートブック型のパーソナルコンピュータに搭載されている。トラックボール装置90は、パーソナルコンピュータの筐体91に固定されており、イメージセンサ10と、ボール92とを含む。ボール92は、ユーザインターフェースとして使用できるように、筐体91からほぼ半球分露出して支持される。イメージセンサ10は、筐体91内部であってボール92の下部に配置される。
図14は、実施の形態7にかかるトラックボール装置の構成を示す斜視図である。実施の形態7にかかるトラックボール装置90は、ノートブック型のパーソナルコンピュータに搭載されている。トラックボール装置90は、パーソナルコンピュータの筐体91に固定されており、イメージセンサ10と、ボール92とを含む。ボール92は、ユーザインターフェースとして使用できるように、筐体91からほぼ半球分露出して支持される。イメージセンサ10は、筐体91内部であってボール92の下部に配置される。
ボール92の表面は、図示しない微小な検出パターンが形成されている。操作者がボール92を回転させると、イメージセンサ10は、ボール92に形成された検出パターンの動きを画像信号に変換し、図示しない処理回路へ出力する。処理回路は、画像信号からボール92の回転の方向、移動量、速度などを検出する。検出されたボール92に関する情報は、パーソナルコンピュータの制御に用いられる。
イメージセンサ10は、実施の形態1において述べたように薄型に構成できるため、トラックボール装置に搭載しても、搭載される機器の厚みを増大させることがない。また、イメージセンサ10は、複眼撮像装置であるから高精度の画像信号を出力することができ、トラックボール装置に用いても、十分な高解像度の画像を取得することができる。
なお、イメージセンサ10の代わりに、前述のイメージセンサ20、30、40、50、60等を用いてもよいことはいうまでもない。
(その他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態では、密着型イメージセンサへの応用として説明したが、イメージセンサから物体までの距離が離れている場合でも同様に使用可能であり、照明光を供給する手段として有効である。
なお、上記各実施の形態では、密着型イメージセンサへの応用として説明したが、イメージセンサから物体までの距離が離れている場合でも同様に使用可能であり、照明光を供給する手段として有効である。
本発明は、2次元バーコード等の画像化情報や、指紋などのバイオメトリクス情報を入力するイメージセンサに好適である。また、本発明は、パーソナルコンピュータ等のインターフェースに用いられるトラックボールの変位を検出する位置センサに好適である。
11 レンズアレイ
12 隔壁
13 撮像素子
14 光源部
15 反射板
16 冷陰極管
21 レンズアレイ
24 光源部
25 LED
31 導光板
32 レンズアレイ
42 レンズアレイ
52 レンズアレイ
61 導光板
71 物体面
72 物体光
73 レンズアレイ
74 像側面
75 受光面
76 像側面における光線のフットプリント
77 微細構造体が形成される領域
81 上側筐体
82 下側筐体
83 ヒンジ部
84 ディスプレイ装置
85 操作ボタン群
91 筐体
92 ボール
12 隔壁
13 撮像素子
14 光源部
15 反射板
16 冷陰極管
21 レンズアレイ
24 光源部
25 LED
31 導光板
32 レンズアレイ
42 レンズアレイ
52 レンズアレイ
61 導光板
71 物体面
72 物体光
73 レンズアレイ
74 像側面
75 受光面
76 像側面における光線のフットプリント
77 微細構造体が形成される領域
81 上側筐体
82 下側筐体
83 ヒンジ部
84 ディスプレイ装置
85 操作ボタン群
91 筐体
92 ボール
Claims (7)
- 少なくとも一方の面にレンズ素子を並列に配置してなるレンズアレイと、
各前記レンズ素子を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子と、
前記光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光を前記レンズアレイを介して投光可能な照明手段とを備える、イメージセンサ。 - 前記照明手段は、透光性の材料からなる板状の導光部材と、前記導光部材の少なくとも一方の端面に対向して配置される発光部材とを含む、請求項1に記載のイメージセンサ。
- 前記導光部材は、前記レンズアレイと一体的に形成されている、請求項2に記載のイメージセンサ。
- 前記導光部材は、前記レンズアレイと別部材である、請求項2に記載のイメージセンサ。
- 前記導光部材は、前記照明光を前記被写体に向けて偏向するための微細構造体を有する、請求項1に記載のイメージセンサ。
- 前記微細構造体は、各前記レンズ素子を含む光学系により前記被写体の光学的な像を形成するための光線が実質的に透過しない領域に配置される、請求項5に記載のイメージセンサ。
- 少なくとも一方の面にレンズ素子を並列に配置してなるレンズアレイであって、
当該レンズアレイと、
各前記レンズ素子を含む光学系により形成された光学的な像を、複数の光電変換部を含む互いに異なる撮像領域でそれぞれ受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子と、
透光性の材料からなる板状の導光部材と、前記導光部材の少なくとも一方の端面に対向して配置される発光部材とを含み、前記光学像を形成すべき被写体を照明するための照明光を投光可能な照明手段とを備えるイメージセンサに用いられ、
前記導光部材と、一体的に形成されている、レンズアレイ。
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