JPS6365833B2 - - Google Patents
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- JPS6365833B2 JPS6365833B2 JP58043655A JP4365583A JPS6365833B2 JP S6365833 B2 JPS6365833 B2 JP S6365833B2 JP 58043655 A JP58043655 A JP 58043655A JP 4365583 A JP4365583 A JP 4365583A JP S6365833 B2 JPS6365833 B2 JP S6365833B2
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/10—Outer members for co-operation with rotary pistons; Casings
- F01C21/102—Adjustment of the interstices between moving and fixed parts of the machine by means other than fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C1/00—Rotary-piston machines or engines
- F01C1/02—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F01C1/0207—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F01C1/0215—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/063—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with only rolling movement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2230/00—Manufacture
- F04C2230/60—Assembly methods
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2230/00—Manufacture
- F05B2230/60—Assembly methods
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F05B2250/00—Geometry
- F05B2250/10—Geometry two-dimensional
- F05B2250/15—Geometry two-dimensional spiral
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2250/00—Geometry
- F05B2250/20—Geometry three-dimensional
- F05B2250/25—Geometry three-dimensional helical
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は容積式流体装置、特に一対のうず巻体
の角度をずらせてかみ合せ、かつ相対的な円運動
(公転運動のみ)を加えて両うず巻体間に形成す
る密閉空間を中心方向へ移動させながら容積を減
縮して中心部から圧縮流体を吐出させるようにし
たスクロール型流体圧縮装置に関するものであ
る。
の角度をずらせてかみ合せ、かつ相対的な円運動
(公転運動のみ)を加えて両うず巻体間に形成す
る密閉空間を中心方向へ移動させながら容積を減
縮して中心部から圧縮流体を吐出させるようにし
たスクロール型流体圧縮装置に関するものであ
る。
スクロール型圧縮機の組立の際、最も重要なも
のの一つとして、うず巻体どうしの相対角度の角
度合せがあげられる。これはうず巻体の相対角度
が正規の状態から外れたばあい、二つのうず巻体
の間のシール点に半径方向の隙間が生じ、これが
圧縮もれの原因となつて所期の性能が得られない
ということから極めて重要なものといえる。この
ため、これまでは各部品の角度ずれ公差を厳密に
したり、あるいは間接的な位置決め方法が提案さ
れてきたが、前者は加工性あるいは加工コストの
問題を生じ、後者は介在する角度ずれ要因が多く
含まれるため決定的な解決法とはなり得なかつ
た。
のの一つとして、うず巻体どうしの相対角度の角
度合せがあげられる。これはうず巻体の相対角度
が正規の状態から外れたばあい、二つのうず巻体
の間のシール点に半径方向の隙間が生じ、これが
圧縮もれの原因となつて所期の性能が得られない
ということから極めて重要なものといえる。この
ため、これまでは各部品の角度ずれ公差を厳密に
したり、あるいは間接的な位置決め方法が提案さ
れてきたが、前者は加工性あるいは加工コストの
問題を生じ、後者は介在する角度ずれ要因が多く
含まれるため決定的な解決法とはなり得なかつ
た。
ここで、特開昭57−193793号には両スクロール
部材の側板に2ケ所以上のピン孔を穿設し、両方
の側板のピン孔がある任意の旋回位置(クランク
角度)で一致するようにしておき、前記ピン孔に
ピンを挿入し位置を定めておいて固定スクロール
をフレームに固定することにより固定スクロール
と可動スクロールの位置関係を合せた後、ピンを
ぬくという方法が示されている。しかし、このよ
うな組立方法は回転阻止機構として第1図に示す
ようなボールカツプリング機構を有するスクロー
ル型圧縮機には適用できない。これは、ボールカ
ツプリング機構は特開昭57−193793号記載のオル
ダムカツプリング機構とは異なり、固定スクロー
ルと可動スクロールとの位置が決まつたとしても
固定リング及び可動リングの遊びがあるため、固
定スクロールと可動スクロールのみの位置決めだ
けでは優れたシール性は得られないからである。
また、オルダムカツプリング機構に適用する場合
に関しても、実用面では若干の遊びを有すること
は避けられないため精度の高い角度合せをするに
は困難さを残すこととなつた。
部材の側板に2ケ所以上のピン孔を穿設し、両方
の側板のピン孔がある任意の旋回位置(クランク
角度)で一致するようにしておき、前記ピン孔に
ピンを挿入し位置を定めておいて固定スクロール
をフレームに固定することにより固定スクロール
と可動スクロールの位置関係を合せた後、ピンを
ぬくという方法が示されている。しかし、このよ
うな組立方法は回転阻止機構として第1図に示す
ようなボールカツプリング機構を有するスクロー
ル型圧縮機には適用できない。これは、ボールカ
ツプリング機構は特開昭57−193793号記載のオル
ダムカツプリング機構とは異なり、固定スクロー
ルと可動スクロールとの位置が決まつたとしても
固定リング及び可動リングの遊びがあるため、固
定スクロールと可動スクロールのみの位置決めだ
けでは優れたシール性は得られないからである。
また、オルダムカツプリング機構に適用する場合
に関しても、実用面では若干の遊びを有すること
は避けられないため精度の高い角度合せをするに
は困難さを残すこととなつた。
ここで回転阻止機構としてボールカツプリング
機構を用いたスクロール型圧縮機の断面図を示す
第1図を参照して一般的な構成を説明する。
機構を用いたスクロール型圧縮機の断面図を示す
第1図を参照して一般的な構成を説明する。
この圧縮機はフロントエンドプレート11とこ
れに設置されたカツプ状部分12とによる圧縮機
ハウジング10を有している。フロントエンドプ
レート11はハウジング10の中心軸線上に中心
を有する貫通孔111を有し、その中にボールベ
アリング13を介して主軸14を支承している。
このため、主軸14の軸芯はハウジング10の中
心軸線と一致することとなる。またフロントエン
ドプレート11は主軸14の外周を取り巻くよう
に前方に突出したスリーブ部15を有し、該スリ
ーブ部15内にはシヤフトシール16を配置して
いる。フロントエンドプレート11はカツプ状部
分12の前記開口に周方向に間隔をおいて形成さ
れたフランジ(図示省略)との間でボルト等によ
つて固定されており、Oリング18によつて両者
の接合面をシールしている。またスリーブ部15
もフロントエンドプレート11の端面上にボルト
等によつて固定され、接合面をOリング19によ
つてシールしている。
れに設置されたカツプ状部分12とによる圧縮機
ハウジング10を有している。フロントエンドプ
レート11はハウジング10の中心軸線上に中心
を有する貫通孔111を有し、その中にボールベ
アリング13を介して主軸14を支承している。
このため、主軸14の軸芯はハウジング10の中
心軸線と一致することとなる。またフロントエン
ドプレート11は主軸14の外周を取り巻くよう
に前方に突出したスリーブ部15を有し、該スリ
ーブ部15内にはシヤフトシール16を配置して
いる。フロントエンドプレート11はカツプ状部
分12の前記開口に周方向に間隔をおいて形成さ
れたフランジ(図示省略)との間でボルト等によ
つて固定されており、Oリング18によつて両者
の接合面をシールしている。またスリーブ部15
もフロントエンドプレート11の端面上にボルト
等によつて固定され、接合面をOリング19によ
つてシールしている。
フロントエンドプレート11によつて開口部を
閉塞されたカツプ状部分12内には固定スクロー
ル部材20、可動スクロール部材21、可動スク
ロール部材駆動機構及び回転阻止機構22が配設
されている。
閉塞されたカツプ状部分12内には固定スクロー
ル部材20、可動スクロール部材21、可動スク
ロール部材駆動機構及び回転阻止機構22が配設
されている。
ここで、固定スクロール部材20は側板201
とうず巻体202及び該うず巻体202とは反対
側の側板201上に設けた脚部203とより構成
されている。この固定スクロール部材20は脚部
203をカツプ状部分12の外方より該カツプ状
部分12の底部121を貫通してらごうしたボル
ト23によつて該底部121内壁上に固定してい
る。また固定スクロール部材20の側板201は
その外周面とカツプ状部分20の内壁面間をOリ
ング24でシールすることによつてカツプ状部分
12内の空間を吸入室25と吐出室26とに仕切
つている。さらに側板201の中央部にはスクロ
ール部材間に形成された密閉空間と吐出室26を
連通する連通孔204を穿設している。
とうず巻体202及び該うず巻体202とは反対
側の側板201上に設けた脚部203とより構成
されている。この固定スクロール部材20は脚部
203をカツプ状部分12の外方より該カツプ状
部分12の底部121を貫通してらごうしたボル
ト23によつて該底部121内壁上に固定してい
る。また固定スクロール部材20の側板201は
その外周面とカツプ状部分20の内壁面間をOリ
ング24でシールすることによつてカツプ状部分
12内の空間を吸入室25と吐出室26とに仕切
つている。さらに側板201の中央部にはスクロ
ール部材間に形成された密閉空間と吐出室26を
連通する連通孔204を穿設している。
可動スクロール部材21は側板211とうず巻
体212とより構成されている。この可動スクロ
ール部材21はうず巻体212が前記固定スクロ
ール部材20のうず巻巻体202と180゜の角度ず
れをもつようにかみ合されている。また可動スク
ロール部材21は後述する駆動機構及び回転阻止
機構と連結されていて、主軸14の回転によつて
半径Rorの円軌道上を公転運動し、前述した流体
の圧縮動作を行なう。
体212とより構成されている。この可動スクロ
ール部材21はうず巻体212が前記固定スクロ
ール部材20のうず巻巻体202と180゜の角度ず
れをもつようにかみ合されている。また可動スク
ロール部材21は後述する駆動機構及び回転阻止
機構と連結されていて、主軸14の回転によつて
半径Rorの円軌道上を公転運動し、前述した流体
の圧縮動作を行なう。
ここで、可動スクロール部材の回転阻止機構で
あるボールカツプリング機構をその分解斜視図で
ある第2図をも参照して説明する。
あるボールカツプリング機構をその分解斜視図で
ある第2図をも参照して説明する。
回転阻止機構22は固定部、可動部、ボール素
子よりなり、可動スクロール部材21のボス21
3の外周上に配置される。まず固定部について説
明するとフロントエンドプレート11の端面にリ
ング状固定レース221を有し、またこの固定レ
ース221を被うようにその端面に当接された固
定リング222を有し、これらはスプリングピン
223によりフロントエンドプレート11に固定
されている。一方、可動部については可動スクロ
ール部材21の側板211寄りのボス213の外
周にリング状可動レース214を有し、また可動
レース214を被うようにその端面に当接された
可動リング215を有し、これらはスプリングピ
ン216により側板211に固定されている。な
お固定リング222と可動リング215との間に
はわずかな間隙ができるようにされている。ま
た、可動リング215と固定リング222にはそ
れぞれ互いのリングの中心を一致させた時に重な
り合うような複数のポケツト215a,222a
が軸方向に穿設されている。
子よりなり、可動スクロール部材21のボス21
3の外周上に配置される。まず固定部について説
明するとフロントエンドプレート11の端面にリ
ング状固定レース221を有し、またこの固定レ
ース221を被うようにその端面に当接された固
定リング222を有し、これらはスプリングピン
223によりフロントエンドプレート11に固定
されている。一方、可動部については可動スクロ
ール部材21の側板211寄りのボス213の外
周にリング状可動レース214を有し、また可動
レース214を被うようにその端面に当接された
可動リング215を有し、これらはスプリングピ
ン216により側板211に固定されている。な
お固定リング222と可動リング215との間に
はわずかな間隙ができるようにされている。ま
た、可動リング215と固定リング222にはそ
れぞれ互いのリングの中心を一致させた時に重な
り合うような複数のポケツト215a,222a
が軸方向に穿設されている。
さて可動リングと固定リングとの関係を可動ス
クロール部材側から見た第3図をも参照して回転
阻止作用について説明する。
クロール部材側から見た第3図をも参照して回転
阻止作用について説明する。
回転阻止は固定リング222のポケツト222
aの縁部と可動リング215のポケツト215a
の縁部とでボール素材224を挾むことにより行
なわれる。即ち可動スクロール部材が図中時計方
向へ駆動されると可動リング215もその中心が
半径Rorの円を描くように円軌道運動する。この
時可動スクロール部材には圧縮力の反力作用点と
駆動力作用点とのずれにより図中時計方向への回
転力すなわちモーントが生ずるため、可動スクロ
ール部材は可動リング215の中心を中心として
時計方向へ回転しようとする。しかし、図中上方
の9個のボール素材224が固定リング222の
ポケツト222aの縁部と可動リング215のポ
ケツト215aの縁部とで挾まれるため、可動リ
ングは回転することができず、これによつて可動
スクロール部材の回転が阻止される。なお図示の
状態では可動リング215の中心が図中最も右方
にあつて回転阻止分布はfc1〜fc5のようになる。
このように図中最上部のボール素材が最も大きく
寄与しており、これから離れるにしたがつて小さ
くなつて図中下半分の9個のボール素材224は
回転阻止の用はなしていない。しかし圧縮力の反
力により可動スクロール部材の軸方向に加わる圧
力は可動レース214、すべてのボール素子22
4を介して固定レース221にスラスト支持され
る。
aの縁部と可動リング215のポケツト215a
の縁部とでボール素材224を挾むことにより行
なわれる。即ち可動スクロール部材が図中時計方
向へ駆動されると可動リング215もその中心が
半径Rorの円を描くように円軌道運動する。この
時可動スクロール部材には圧縮力の反力作用点と
駆動力作用点とのずれにより図中時計方向への回
転力すなわちモーントが生ずるため、可動スクロ
ール部材は可動リング215の中心を中心として
時計方向へ回転しようとする。しかし、図中上方
の9個のボール素材224が固定リング222の
ポケツト222aの縁部と可動リング215のポ
ケツト215aの縁部とで挾まれるため、可動リ
ングは回転することができず、これによつて可動
スクロール部材の回転が阻止される。なお図示の
状態では可動リング215の中心が図中最も右方
にあつて回転阻止分布はfc1〜fc5のようになる。
このように図中最上部のボール素材が最も大きく
寄与しており、これから離れるにしたがつて小さ
くなつて図中下半分の9個のボール素材224は
回転阻止の用はなしていない。しかし圧縮力の反
力により可動スクロール部材の軸方向に加わる圧
力は可動レース214、すべてのボール素子22
4を介して固定レース221にスラスト支持され
る。
続いて可動スクロール部材の駆動機構てある従
動クランク機構をその分解図である第4図をも参
照して説明する。フロントエンドプレート11の
貫通孔111を貫通する主軸14の内端部には大
径部141を形成しており該大径部141を貫通
孔111の内周に配設したボールベアリング13
によつて支承している。また大径部141の先端
面には中心から偏心した位置に駆動ピン142が
軸方向へ突出するように設けられている。
動クランク機構をその分解図である第4図をも参
照して説明する。フロントエンドプレート11の
貫通孔111を貫通する主軸14の内端部には大
径部141を形成しており該大径部141を貫通
孔111の内周に配設したボールベアリング13
によつて支承している。また大径部141の先端
面には中心から偏心した位置に駆動ピン142が
軸方向へ突出するように設けられている。
一方、可動スクロール部材21の側板211は
うず巻体212とは反対の面に環状のボス213
を有している。ボス213中には肉厚の厚い円板
状あるいは短軸状のブツシユ27が嵌合され、ニ
ードルベアリング28を介して回転可能に支持さ
れている。ブツシユ27はこれと一体で半径方向
に伸びた円板状のバランスウエート271を有し
ているとともに、中心からずれた位置に軸方向の
孔、即ち偏心孔272を有している。この偏心孔
272中には駆動ピン142が嵌合されニードル
ベアリング29で回転可能に支持されている。
うず巻体212とは反対の面に環状のボス213
を有している。ボス213中には肉厚の厚い円板
状あるいは短軸状のブツシユ27が嵌合され、ニ
ードルベアリング28を介して回転可能に支持さ
れている。ブツシユ27はこれと一体で半径方向
に伸びた円板状のバランスウエート271を有し
ているとともに、中心からずれた位置に軸方向の
孔、即ち偏心孔272を有している。この偏心孔
272中には駆動ピン142が嵌合されニードル
ベアリング29で回転可能に支持されている。
このような偏心孔272を有するブツシユ27
を用いる利点を第5図をも参照して以下に説明す
る。
を用いる利点を第5図をも参照して以下に説明す
る。
前述のように可動スクロール部材21の円軌道
運動によつて流体圧縮が行なわれると、その反作
用力がうず巻体212、即ち可動スクロール部材
21へその円軌道の接線方向に作用する。この力
は結局、ブツシユ中心Ocへ第5図のFdで示すよ
うに作用するものと考えることができる。ところ
でブツシユ27は駆動ピン142上で回転可能と
されているから駆動ピン142の中心Odの回り
に回転するモーメントを力Fdによつて受ける。
このモーメントは力Fdの方向とOcとOdを結ぶ線
との角度を第5図に示したようにθとしたとき
Fd・ε2sinθで表わせる。この結果ブツシユ27
上に支持された可動スクロール部材21は駆動ピ
ン142の中心Odの回りに回転するモーメント
を受けることとなり、これによりうず巻体212
がうず巻体202へ押し付けられることになる。
この押し付け力をFpとするとFp・ε2cosθ=Fd・
ε2sinθであるから、 Fp=Fd・tanθ で与えられる。
運動によつて流体圧縮が行なわれると、その反作
用力がうず巻体212、即ち可動スクロール部材
21へその円軌道の接線方向に作用する。この力
は結局、ブツシユ中心Ocへ第5図のFdで示すよ
うに作用するものと考えることができる。ところ
でブツシユ27は駆動ピン142上で回転可能と
されているから駆動ピン142の中心Odの回り
に回転するモーメントを力Fdによつて受ける。
このモーメントは力Fdの方向とOcとOdを結ぶ線
との角度を第5図に示したようにθとしたとき
Fd・ε2sinθで表わせる。この結果ブツシユ27
上に支持された可動スクロール部材21は駆動ピ
ン142の中心Odの回りに回転するモーメント
を受けることとなり、これによりうず巻体212
がうず巻体202へ押し付けられることになる。
この押し付け力をFpとするとFp・ε2cosθ=Fd・
ε2sinθであるから、 Fp=Fd・tanθ で与えられる。
即ち、偏心孔272を有するブツシユ27を可
動スクロール部材21を駆動すると、流体圧縮の
反作用力で両うず巻体212と202の線接触部
での押し付け力が自動的に得られ、これにより流
体ポケツトのシールが確保される。
動スクロール部材21を駆動すると、流体圧縮の
反作用力で両うず巻体212と202の線接触部
での押し付け力が自動的に得られ、これにより流
体ポケツトのシールが確保される。
さらに、上述のように偏心ブツシユ27の中心
Ocは駆動ピン142の中心Odの回りに回転可能
であるので、たとえば、うず巻体202や212
の寸法誤差によつてうず巻体の肉厚が変つてもこ
れに応じてOc、Os間距離が変化できる。即ち、
Oc点は第5図に示すようにOdを中心にした半径
ε2の円弧上を例えばOc′やc″の点に移動可能であ
る。この結果ねそのような寸法誤差があつても可
動スクロール部材21は滑かな運動を行なうこと
ができる。
Ocは駆動ピン142の中心Odの回りに回転可能
であるので、たとえば、うず巻体202や212
の寸法誤差によつてうず巻体の肉厚が変つてもこ
れに応じてOc、Os間距離が変化できる。即ち、
Oc点は第5図に示すようにOdを中心にした半径
ε2の円弧上を例えばOc′やc″の点に移動可能であ
る。この結果ねそのような寸法誤差があつても可
動スクロール部材21は滑かな運動を行なうこと
ができる。
このような圧縮機を組立る場合、次のような角
度ずれ要因があげられる。それらは(1)に固定うず
巻体202とカツプ状部分12との角度ずれ、(2)
にカツプ状部分12とフロントエンドプレート1
1との角度ずれ、(3)にフロントエンドプレート1
1と固定リング221との角度ずれ、(4)に固定リ
ング221の孔の内周長さとボール224の外周
長さが異なることによる角度ずれ、(5)にポール2
24の外周長さと可動リング214の孔の内周長
さが異なることによる角度ずれ、(6)に可動リング
214と可動うず巻体21との角度ずれ、の合計
6ケ所の角度ずれの要因である。これらを解決す
るために一方のスクロール部材におけるうず巻体
側壁面に、ある深さをもつた孔を形成し、かつフ
ロントエンドプレートの前記孔と対向する位置に
ハウジング内部とハウジング外部とを貫通する孔
を形成し、ハウジング外部から角度調節棒により
両うず巻体の相対角度の調整をしようとしたもの
があるが、この方法では前述の(1)〜(3)までの角度
ずれの要因を除くだけであり、残りの(4)〜(6)まで
の角度ずれの要因は依然として残るものであつ
た。即ち、ボールカツプリング機構とクランク機
構を有するスクロール型圧縮機においては、特に
可動うず巻体の位置が一意に決定されない自由度
を持つため、前述の(4)〜(6)の角度ずれ要因を解消
させることが必要となる。
度ずれ要因があげられる。それらは(1)に固定うず
巻体202とカツプ状部分12との角度ずれ、(2)
にカツプ状部分12とフロントエンドプレート1
1との角度ずれ、(3)にフロントエンドプレート1
1と固定リング221との角度ずれ、(4)に固定リ
ング221の孔の内周長さとボール224の外周
長さが異なることによる角度ずれ、(5)にポール2
24の外周長さと可動リング214の孔の内周長
さが異なることによる角度ずれ、(6)に可動リング
214と可動うず巻体21との角度ずれ、の合計
6ケ所の角度ずれの要因である。これらを解決す
るために一方のスクロール部材におけるうず巻体
側壁面に、ある深さをもつた孔を形成し、かつフ
ロントエンドプレートの前記孔と対向する位置に
ハウジング内部とハウジング外部とを貫通する孔
を形成し、ハウジング外部から角度調節棒により
両うず巻体の相対角度の調整をしようとしたもの
があるが、この方法では前述の(1)〜(3)までの角度
ずれの要因を除くだけであり、残りの(4)〜(6)まで
の角度ずれの要因は依然として残るものであつ
た。即ち、ボールカツプリング機構とクランク機
構を有するスクロール型圧縮機においては、特に
可動うず巻体の位置が一意に決定されない自由度
を持つため、前述の(4)〜(6)の角度ずれ要因を解消
させることが必要となる。
そこで、本発明の目的は前記角度ずれ要因を解
消し容易でかつ短時間で組立を完成させるととも
に、組立後において信頼性の高いスクロール型流
体装置を提供することにある。
消し容易でかつ短時間で組立を完成させるととも
に、組立後において信頼性の高いスクロール型流
体装置を提供することにある。
即ち本発明は第1の板体の一面上に第1のうず
巻体を固定した第1のスクロール部材と、第2の
板体の一面上に第2のうず巻体を固定した第2の
スクロール部材とを角度をずらせて組み合せてそ
れらの間に閉塞された流体ポケツトを形成するよ
うになし、一方を他方に対して円軌道運動させる
ことにより前記流体ポケツトを外周から中央に向
けてあるいは中央か外周に向けて移動させる流体
装置において、両スクロール部材をかみ合せ接触
させた時に、両スクロール部材の複数の接触点を
結ぶ線から任意の角度を有する位置で、前記第1
のスクロール部材の第1のうず巻体側壁面に位置
決め孔を形成し、かつ前記第2のスクロール部材
の第2の板体に該第2の板体を貫通する位置決め
孔を形成し、ケーシングとフロントエンドプレー
トに両者を固定させるための複数の固定孔を形成
し、前記両位置決め孔を一致させ該位置決め孔に
角度調整棒を挿入した後、回転阻止機構の固定側
を含む前記フロントエンドプレートを非駆動方向
に回転移動させ、さらに、主軸に駆動方向のトル
クを加え駆動機構を作動させることにより、前記
角度調整棒を軸芯として両うず巻体壁どうしが接
触し流体をシールする位置まで第2のスクロール
部材を移動し、かつ同時に前記フロントエンドプ
レートを駆動方向に回転移動させ、前記固定孔に
てボルトを介して前記フロントエンドプレートを
ケーシングに固定したことにより上記目的を達成
するものである。
巻体を固定した第1のスクロール部材と、第2の
板体の一面上に第2のうず巻体を固定した第2の
スクロール部材とを角度をずらせて組み合せてそ
れらの間に閉塞された流体ポケツトを形成するよ
うになし、一方を他方に対して円軌道運動させる
ことにより前記流体ポケツトを外周から中央に向
けてあるいは中央か外周に向けて移動させる流体
装置において、両スクロール部材をかみ合せ接触
させた時に、両スクロール部材の複数の接触点を
結ぶ線から任意の角度を有する位置で、前記第1
のスクロール部材の第1のうず巻体側壁面に位置
決め孔を形成し、かつ前記第2のスクロール部材
の第2の板体に該第2の板体を貫通する位置決め
孔を形成し、ケーシングとフロントエンドプレー
トに両者を固定させるための複数の固定孔を形成
し、前記両位置決め孔を一致させ該位置決め孔に
角度調整棒を挿入した後、回転阻止機構の固定側
を含む前記フロントエンドプレートを非駆動方向
に回転移動させ、さらに、主軸に駆動方向のトル
クを加え駆動機構を作動させることにより、前記
角度調整棒を軸芯として両うず巻体壁どうしが接
触し流体をシールする位置まで第2のスクロール
部材を移動し、かつ同時に前記フロントエンドプ
レートを駆動方向に回転移動させ、前記固定孔に
てボルトを介して前記フロントエンドプレートを
ケーシングに固定したことにより上記目的を達成
するものである。
以下、本発明を実施例を示す図面を参照して説
明する。可動スクロール部材40と固定スクロー
ル部材30の両うず巻体を互いに接触するようか
み合い重ね合わせると第6図中、点A,B,C,
Dで示すように接触点が形成される。ここで接触
点A,Bあるいは接触点C,Dを結ぶ線と任意の
角度aを有する線上の固定スクロール部材30の
うず巻体31の側壁面には位置決め孔311が形
成されているとともに、該位置決め孔311と対
向する可動スクロール部材40の側板42の位置
にも該側板42を貫通する位置決め孔421を形
成している。さらに、前記位置決め孔311,4
21と対向する位置の可動レース50、可動リン
グ51、固定リング61、固定レース60及びフ
ロントエンドプレート70には圧縮機10の内部
と外部とを連動させる角度調整孔100を穿設し
ている。なお、位置決め孔311,421は同一
の孔径であり、角度調整孔100は位置決め孔3
11,421より大きな径としている。
明する。可動スクロール部材40と固定スクロー
ル部材30の両うず巻体を互いに接触するようか
み合い重ね合わせると第6図中、点A,B,C,
Dで示すように接触点が形成される。ここで接触
点A,Bあるいは接触点C,Dを結ぶ線と任意の
角度aを有する線上の固定スクロール部材30の
うず巻体31の側壁面には位置決め孔311が形
成されているとともに、該位置決め孔311と対
向する可動スクロール部材40の側板42の位置
にも該側板42を貫通する位置決め孔421を形
成している。さらに、前記位置決め孔311,4
21と対向する位置の可動レース50、可動リン
グ51、固定リング61、固定レース60及びフ
ロントエンドプレート70には圧縮機10の内部
と外部とを連動させる角度調整孔100を穿設し
ている。なお、位置決め孔311,421は同一
の孔径であり、角度調整孔100は位置決め孔3
11,421より大きな径としている。
つぎにスクロール部材の位置決めを行なう手順
を説明すると、まず前記位置決め孔311,42
1を一致させた後、角度調整棒80を角度調整孔
100内を経て位置決め孔311,421に挿入
する。この結果、可動スクロール部材40の動作
は角度調整棒80を軸芯として一定の角度方向の
自由度を有するのみとなる。
を説明すると、まず前記位置決め孔311,42
1を一致させた後、角度調整棒80を角度調整孔
100内を経て位置決め孔311,421に挿入
する。この結果、可動スクロール部材40の動作
は角度調整棒80を軸芯として一定の角度方向の
自由度を有するのみとなる。
また、カツプリング機構は前述したように動作
時、常に可動リングのポケツト縁部と固定リング
のポケツト縁部とによりボールが隙間なく挾まれ
ることにより可動スクロール部材に対する固定リ
ングの正しい角度位置が決定されるため、固定リ
ング61と固着しているフロントエンドプレート
70を非駆動方向に回転移動させ、ボール200
と可動リング51及び固定リング61との隙間を
なくし圧縮動作時のボールカツプリング機構の位
置関係を定める。
時、常に可動リングのポケツト縁部と固定リング
のポケツト縁部とによりボールが隙間なく挾まれ
ることにより可動スクロール部材に対する固定リ
ングの正しい角度位置が決定されるため、固定リ
ング61と固着しているフロントエンドプレート
70を非駆動方向に回転移動させ、ボール200
と可動リング51及び固定リング61との隙間を
なくし圧縮動作時のボールカツプリング機構の位
置関係を定める。
つぎに、実際に圧縮動作を行なう場合にはうず
巻体壁の接触によつてシールはなされるため、可
動スクロール部材40のうず巻体41の壁は固定
スクロール部材30のうず巻体31の壁と接触し
ていなければならない。そこで、主軸90に駆動
方向のトルクを加え前述のクランク機構を動作さ
せ、可動スクロール部材40のうず巻体41を位
置決め棒80を軸芯として回転移動させ固定スク
ロール部材30のうず巻体31に押し付けさせ
る。この時、可動リング51は可動スクロール部
材40に固着されているため、可動スクロール部
材40と一緒に駆動方向に回転移動する。この
時、可動リング51のポケツトと固定リング61
のポケツトは前述したように隙間なくボール20
0を挾んだ状態であるため、可動リング51の回
転移動と共にボール200は駆動方向に移動し、
さらに、固定リング61を移動させる。よつて、
フロントエンドプレート70も駆動方向に回転移
動させられることとなり、圧縮機1のすべての機
構が圧縮時の状態となる。最後にフロントエンド
プレートとケーシングを固定孔にてボルトを介し
て固定し、位置決め棒を引き抜く。この結果、ク
ランク機構、可動スクロール部材、固定スクロー
ル部材、ボールカツプリング機構及びケーシング
の角度ずれがなくなることとなる。
巻体壁の接触によつてシールはなされるため、可
動スクロール部材40のうず巻体41の壁は固定
スクロール部材30のうず巻体31の壁と接触し
ていなければならない。そこで、主軸90に駆動
方向のトルクを加え前述のクランク機構を動作さ
せ、可動スクロール部材40のうず巻体41を位
置決め棒80を軸芯として回転移動させ固定スク
ロール部材30のうず巻体31に押し付けさせ
る。この時、可動リング51は可動スクロール部
材40に固着されているため、可動スクロール部
材40と一緒に駆動方向に回転移動する。この
時、可動リング51のポケツトと固定リング61
のポケツトは前述したように隙間なくボール20
0を挾んだ状態であるため、可動リング51の回
転移動と共にボール200は駆動方向に移動し、
さらに、固定リング61を移動させる。よつて、
フロントエンドプレート70も駆動方向に回転移
動させられることとなり、圧縮機1のすべての機
構が圧縮時の状態となる。最後にフロントエンド
プレートとケーシングを固定孔にてボルトを介し
て固定し、位置決め棒を引き抜く。この結果、ク
ランク機構、可動スクロール部材、固定スクロー
ル部材、ボールカツプリング機構及びケーシング
の角度ずれがなくなることとなる。
このように、本発明によれば圧縮機を組立てる
際、両うず巻体の正しい角度位置関係を定めた後
に全ての機構の角度位置を決定するため、シール
性の優れた信頼性の高いスクロール型流体装置を
提供できるとともに、組立は容易にしかも短時間
で完成させることが可能となる。
際、両うず巻体の正しい角度位置関係を定めた後
に全ての機構の角度位置を決定するため、シール
性の優れた信頼性の高いスクロール型流体装置を
提供できるとともに、組立は容易にしかも短時間
で完成させることが可能となる。
第1図はスクロール型圧縮機の縦断面図、第2
図はボールカツプリング機構の分解斜視図、第3
図はボールカツプリング機構の動作説明図、第4
図は柔道クランク機構の分解斜視図、第5図は柔
道クランク機構にの動作説明図、第6図及び第7
図は本発明の実施例を示す説明図である。 1……圧縮機、30……固定スクロール部材、
31,41……うず巻体、40……可動スクロー
ル部材、42……側板、50……可動レース、5
1……可動リング、60……固定レース、61…
…固定リング、70……フロントエンドプレー
ト、80……角度調整棒、90……主軸、100
……角度調整孔、200……ボール、311,4
21……位置決め孔。
図はボールカツプリング機構の分解斜視図、第3
図はボールカツプリング機構の動作説明図、第4
図は柔道クランク機構の分解斜視図、第5図は柔
道クランク機構にの動作説明図、第6図及び第7
図は本発明の実施例を示す説明図である。 1……圧縮機、30……固定スクロール部材、
31,41……うず巻体、40……可動スクロー
ル部材、42……側板、50……可動レース、5
1……可動リング、60……固定レース、61…
…固定リング、70……フロントエンドプレー
ト、80……角度調整棒、90……主軸、100
……角度調整孔、200……ボール、311,4
21……位置決め孔。
Claims (1)
- 1 第1の板体の一面上に第1のうず巻体を固定
した第1のスクロール部材と、第2の板体の一面
上に第2のうず巻体を固定した第2のスクロール
部材とを角度をずらせて組み合せてそれらの間に
閉塞された流体ポケツトを形成するようになし、
一方を他方に対して円軌道運動させることにより
前記流体ポケツトを外周から中央に向けてあるい
は中央から外周に向けて移動させる流体装置にお
いて、両スクロール部材をかみ合せ接触させた時
に、両スクロール部材の複数の接触点を結ぶ線か
ら任意の角度を有する位置で、前記第1のスクロ
ール部材の第1のうず巻体側壁面に位置決め孔を
形成し、かつ前記第2のスクロール部材の第2の
板体に該第2の板体を貫通する位置決め孔を形成
し、ケーシングとフロントエンドプレートに両者
を固定させるための複数の固定孔を形成し、前記
両位置決め孔を一致させ該位置決め孔に角度調整
棒を挿入した後、回転阻止機構の固定側を含む前
記フロントエンドプレートを非駆動方向に回転移
動させ、さらに、主軸に駆動方向のトルクを加え
駆動機構を作動させることにより、前記角度調整
棒を軸芯として両うず巻体壁どうしが接触し流体
をシールする位置まで第2のスクロール部材を移
動し、かつ同時に前記フロントエンドプレートを
駆動方向に回転移動させ、前記固定孔にてボルト
を介して前記フロントエンドプレートをケーシン
グに固定したことを特徴とするスクロール型流体
装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58043655A JPS59168289A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | スクロ−ル型流体装置 |
EP84301780A EP0122068B1 (en) | 1983-03-15 | 1984-03-15 | Interfitting mechanism of spiral elements for scroll type fluid displacement apparatus |
DE8484301780T DE3472142D1 (en) | 1983-03-15 | 1984-03-15 | Interfitting mechanism of spiral elements for scroll type fluid displacement apparatus |
AU25699/84A AU569872B2 (en) | 1983-03-15 | 1984-03-16 | Assembly method for scroll pump spirals |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58043655A JPS59168289A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | スクロ−ル型流体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59168289A JPS59168289A (ja) | 1984-09-21 |
JPS6365833B2 true JPS6365833B2 (ja) | 1988-12-16 |
Family
ID=12669875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58043655A Granted JPS59168289A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | スクロ−ル型流体装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0122068B1 (ja) |
JP (1) | JPS59168289A (ja) |
AU (1) | AU569872B2 (ja) |
DE (1) | DE3472142D1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59224490A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-17 | Sanden Corp | スクロ−ル型流体装置 |
CA1265489A (en) * | 1984-03-21 | 1990-02-06 | Tamio Sugimoto | Scroll type fluid machine |
DE3546736C2 (de) * | 1984-03-21 | 1995-08-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Spiralkompressor |
US4877382A (en) * | 1986-08-22 | 1989-10-31 | Copeland Corporation | Scroll-type machine with axially compliant mounting |
US4767293A (en) * | 1986-08-22 | 1988-08-30 | Copeland Corporation | Scroll-type machine with axially compliant mounting |
JPH08319963A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | スクロール圧縮機 |
JP4824231B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2011-11-30 | 株式会社日立産機システム | スクロール式流体機械の組立方法 |
JP5180490B2 (ja) | 2007-02-27 | 2013-04-10 | 三菱重工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57157085A (en) * | 1981-03-23 | 1982-09-28 | Sanden Corp | Apparatus having element moved along circular orbiting path |
JPS5915691A (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-26 | Sanden Corp | スクロ−ル型流体装置 |
-
1983
- 1983-03-15 JP JP58043655A patent/JPS59168289A/ja active Granted
-
1984
- 1984-03-15 DE DE8484301780T patent/DE3472142D1/de not_active Expired
- 1984-03-15 EP EP84301780A patent/EP0122068B1/en not_active Expired
- 1984-03-16 AU AU25699/84A patent/AU569872B2/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2569984A (en) | 1984-11-22 |
DE3472142D1 (en) | 1988-07-21 |
AU569872B2 (en) | 1988-02-25 |
EP0122068B1 (en) | 1988-06-15 |
EP0122068A1 (en) | 1984-10-17 |
JPS59168289A (ja) | 1984-09-21 |
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