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JPS6249301A - レンズ木端面塗装方法 - Google Patents

レンズ木端面塗装方法

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Publication number
JPS6249301A
JPS6249301A JP60188933A JP18893385A JPS6249301A JP S6249301 A JPS6249301 A JP S6249301A JP 60188933 A JP60188933 A JP 60188933A JP 18893385 A JP18893385 A JP 18893385A JP S6249301 A JPS6249301 A JP S6249301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
paint
coating
temperature
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60188933A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Matsuo
隆広 松尾
Takao Inoue
孝夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60188933A priority Critical patent/JPS6249301A/ja
Publication of JPS6249301A publication Critical patent/JPS6249301A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レンズの木端面(以下コバ面と称す)に光隠
蔽能を持たせるレンズコバ面塗装方法に関するものであ
る。
従来の技術 従来、レンズコバ面の塗装は、熟練者がハケによシ黒色
塗料を塗布するか、または最近開発された塗装方法(特
願昭58−210125号明細書。
特願昭58−230834号明細書)によシ形成きれて
いる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の技術においては、その塗膜の密
着力が季節により著しく異なり、特に冬期に形成された
塗膜の密着力が著しく低下し、セロテープで簡単に剥離
してしまい、製品の安定性を保つには問題があった。ま
た、塗料を塗布する前にレンズ温度を上げたり、塗布と
硬化または乾燥の工程の間でレンズ温度を上げたりする
工法があるが、いずれの場合もラインのトラブルにより
一度加熱したレンズの温度が下がったり、各工程のタク
ト差によシレンズの温度が下がったり、またその温度の
下がり方も季節により大きく異なり、必ずしも均一な密
着力を持った製品が得られなかった。更に、恒温室で塗
装する方法もあるが、プラスチックレンズにおいては、
その成形性、離型性を向上させるため、コバ面すなわち
塗装面の面粗さの鏡面化がはかられ、塗料とコバ面との
ヌレ性を保つためには、室温を35℃以上に保つことが
必要であり、作業環境が悪化するという問題もあり、四
季を通じ均一な密着力を有する塗膜を得ることは非常に
困難であった。また鏡面化されたコバ面の面粗さをあら
す、にしても、発生するほこシの有効径への付着を防ぐ
ことが困難であシ、品質を低下させていた。
本発明は、このような従来の問題^を除去するものであ
り、簡単な構成で四季を通じ均一な密着力を有する光隠
蔽能のある塗膜を形成することが可能なレンズコバ面塗
装方法を提供するものである。
問題点を解決するだめの手段 本発明のし/ズコバ面塗装方法は、レンズコバ面に光隠
蔽能を有する塗料を塗布し、少なくとも1種以上の回転
するロール状ブラシを塗装面に轟接させ、前記塗布材料
を均一膜化たらしめ、その後塗料を硬化または乾燥させ
る工程により構成されており、更に、レンズを加熱およ
び、または保温しながら塗料を塗布し、均一膜化たらし
めることが可能な熱源および、または、レンズを加熱お
よび、または保温しながら塗料を硬化または乾燥させる
ことが可能な熱源を有するものである。
作  用 本発明は上記した構成により、レンズを加熱および、ま
たは保温する際、レンズを回転させ、レンズの温度分布
を均一にすることにより、全周にわたり安定した密着力
のある塗膜が得られるため同一レンズの塗装面の温度分
布は、3〜6℃以内である方がより好ましい。
レンズコバ面温度は、塗料塗布時には30℃〜60℃の
範囲にあることが好ましく、30℃以下になると塗料粘
度が上昇しレンズコバ面と塗料とのヌレ性が著しく低下
し、密着性も著しく低下する。一方、50℃以上になる
と塗料とレンズコバ面とのヌレ性は向上するものの塗料
の昇温による粘度低下が著しく、レンズ有効径に塗料が
流れ出すため60℃以下に保つ必要がある。
また、塗料硬化時にはレンズコバ面温度は40℃〜66
℃の範囲にあることが好ましく、40℃以下になると塗
料の硬化反応速度がおそく、未反応物が塗膜内に多く存
在し、密着力が低下する。
一方、66℃をこえると、塗装表面とレンズ内部との温
度差が犬きくなシ、レンズ内に熱応力を残したまま硬化
するため、経時変化やヒートショックにより、部分的に
塗膜にヒビ割れが生じることもあり、塗料硬化時のレン
ズコバ面温度としては、40℃〜66℃の範囲に保つこ
とが好ましい。
尚、塗料塗布時または塗料硬化時のみ前記条件を満たし
ておれば塗膜の密着力は得られるが、塗料塗布時および
硬化時の相方共、前記条件を満たす方がよシ密着力の優
れた塗膜を得ることが可能である。
実施例 以下本発明の一実施例を図を参照して説明する。
第1図は、本実施例に用いたレンズ形状の牛断面正面図
および塗装領域を示したものであシ、塗装コバ面が3面
、B、C,Dであるレンズを用い、コバ面の表面温度は
、B、0面の温度を測定した。
また、コバ面塗装は、レンズを搬送用パレットにより回
転軸に取り付け、8 r、p、mで回転させながらディ
スペンサーにより塗装材料を塗布すると共に、回転制御
モーターに取り付けた第2図a、bに示したロール状ブ
ラシを80 r、p、mで回転させながら所定の圧力で
押さえつけ、塗布を行い、硬化させた。塗装材料に紫外
線硬化型塗料を用い、塗膜に十分な光隠蔽能を持たせる
ため、2回塗装を行なった・ 本実施例に用いた諸条件を列挙すると、ディスペンサー
はバルペッ)BP−105D(エース技研■製)を用い
、ディスペンサーノズルはテルモ注射針(テルモ■製)
を、塗布材料として、水溜スクリーン印刷研究所と当社
との共同開発品である紫外線硬化型インク、A−1,2
EA黒を用いた。他の塗料としては同社のA−1・4E
A黒、A−1,rsEA黒、A−1・aEA黒等も使用
可能である。塗料塗布量としては、全量でB部にo、o
ay、C部に0.0615,9.D部に0.03,9に
なるよう全周均一量塗布し、第2図a、bに示した塗膜
均一化方法であるロール状ブラシにより均一膜化たらし
め、紫外線照射装置に超高圧水銀灯、CHM−3ooo
型(■オーク製作所型)を用い、水銀灯ランプは、ラン
プ強度300 W/cm 、照射距離60閣、照射時間
50SeC,同社製の短波長カット用ノブルーフイルタ
ーを付け、オゾンの発生を防いだ条件で、また、レンズ
を10Or pmで回転させながら塗装を硬化させた。
ブラシの材質としては、ナイロン、羊毛、豚毛。
馬毛、猫毛環一般に使用されているものであれば塗布可
能であるが、本実施例では塗料の飛散を少なくしたり、
ブラシの耐久性、耐熱性などを考慮し、羊毛ブラシを用
いた。レンズの温度測定は、DP−200(CA熱電対
)型表面温度計(理化学工業■製)を用い、熱源として
は、高温流体加熱器、SAM−IA型(フェニックス電
機■製)を用いた。
実際の塗装は、第3図に示したライン構成による塗装ラ
インを用い、一層用塗装ライン6と二層用塗装ライン7
の2つのラインにより2回塗装を行なった。まず、レン
ズを供給、取出し工程1よりレンズ8を供給し、搬送パ
レットにより1回目の塗布工程2へ搬送し、第4図に示
したように、高温流体加熱器9,1oの2本により10
0〜150℃の熱風11を5〜201の距離からレンズ
8に当て、レンズを回転し加熱しながら塗布し、その後
、硬化工程3へ搬送し、第6図に示したように高温流体
加熱器14.’15の2本により100〜170℃の熱
風11を5〜15国の距離からレンズ8に当て、レンズ
を回転と加熱しながら紫外線を照射し、塗料を硬化させ
た。次に、2回目の塗装を行なうため、レンズ8を塗布
工程4に搬送した。尚、2回目の塗装は同一塗料の重ね
塗9であシ、かつ、表面に凹凸が存在するため比較的密
着性は良く、第5図に示したように高温流体加熱器13
により、60〜1oo℃の熱風11を10〜20(−I
Iの距離からレンズ8に全体に当たるように送風し、レ
ンズ温度が30℃以下にならないように保温しながら塗
布を行ない、その後、レンズ8を硬化工程6に搬送し、
紫外線を照射、塗料を硬化させたが、この工程において
は2回目の塗装であり、かつ、密着力も強いため、塗料
の硬化反応熱および紫外線照射による発熱を利用するだ
けで十分な密着力を持った塗膜を得ることができるので
、加熱または保温を行なわず硬化した。従って、実施例
1〜9は、1回目の塗装における条件を示した。
実施例1に示したように、塗布時2および硬化時3共加
熱を行なわず、塗料とコバ面とのヌレ性が悪くかつ、塗
料の反応性も低下していると、塗膜の密着力は著しく低
下する。また、実施例2に示したように、塗料硬化時3
のみ加熱するだけで、密着力は向上する。一方、実施例
3に示したように塗料塗布時2にレンズ温度を30〜3
6℃に加熱すると、塗料のヌレ性が向上し、かつ、レン
ズ温度が上昇したまま硬化されるだめ、その硬化反応熱
自体がレンズ温度を40〜46℃まで上昇させ塗料反応
性が増大し、その結果、密着力は向上する。
実施例4〜9は、塗料塗布時2および硬化時3に加熱を
行ないレンズ温度を上昇させたものであり、塗料塗布時
2のレンズコバ面に対する塗料のヌレ性の向上および塗
料硬化時3における塗料の反応性の増大、この二つの効
果が相乗され塗膜の密着力は著しく増大しているが、特
に塗料塗布時2のレンズ温度が35℃以上かつ、塗料硬
化時3の温度が46℃以上であると、その密着力は最も
良い結果を得ることができた。しかしながら、塗料塗布
時2のレンズ温度が60℃をこえると、塗料の粘度低下
により、塗料が有効径内に流れ込むため不適当であり、
塗料塗布時2にレンズ温度が35℃〜46℃(40±6
℃)に保つ方がより好ましく、また、塗料硬化時3にお
いても、硬化時のレンズ温度が65℃をこえると、レン
ズ表面と内部との温度差が大きくなり、加熱によるレン
ズ8の膨張と硬化による樹脂の収縮との間、および、塗
装面とレンズ内部との温度差が大きくなり、その結果、
レンズ8に熱応力を残すため、経時変化やヒートショッ
ク等で塗膜にヒビ割れが生じることがあり、レンズ温度
を45℃〜66℃に保つことが好ましく、より好ましく
は、製品の信頼性の面からも考慮し、46℃〜56℃に
保つ方がより好ましい。
上記いずれの方法においても、鏡面化されたレンズコバ
面に光隠蔽能があり、かつ、密着力に優れた塗膜を得る
ことができた。
表 尚、密着性の評価は、以下に示した方法により実施した
鋭利な刃先を持ったナイフにて1crn角の100個の
クロスハレチを切り、セロハン粘着テープを強く押し付
けてから強制剥離する方法により塗膜の密着性を 、。
。 (nは、はがれた数)で表示し、50/100以下
を×、61/1o○〜8o/100をΔ、81/100
〜1oO/1oOを○、100/10o(完全密着)の
みを◎で表示した。また、テストは第1図に示したレン
ズコバ面、B、 C,Dの各4点計12点で測定した。
発明の効果 以上本発明は、鏡面化されたレンズコバ面に光隠蔽能の
ある塗装膜の密着力を、コバ面の面粗さを悪くすること
なく、鏡面の1ま上げることが可能となり、その生産性
2品質の向上を大きく改善するものである。また、上記
レンズコバ面塗装方法はレンズのみならず、従来塗装が
困難であった凹凸の存在する鏡面化された曲面への塗装
へも応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いたレンズの半断面図、
第2図a、  bはレンズコバ面を塗装するのに用いた
ロール状ブラシの断面図、第3図はレンズコバ面塗装ラ
インの構成図、第4歯は1回目の塗料塗布工程における
レンズ加熱の説明図、第6図は2回目の塗料塗布工程に
おけるレンズ加熱の説明図、第6図は1回目の塗料硬化
工程におけるレンズ加熱の説明図である。 1・・・・・・供給、取り出し工程、2,4・・・・・
・塗布工程、3,6・・・・・・硬化工程、8・・・・
・・レンズ、9,10゜13.14.15・・・・・・
高温流体加熱器。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図 第4図 第6因

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レンズ木端面に光隠蔽能を有する塗料を塗布、硬
    化または乾燥させ塗膜を形成させる工程に、紫外線硬化
    型黒色塗料を用い、レンズを30℃〜50℃に加熱また
    は保温しながら塗料を塗布するレンズ木端面塗装方法。
  2. (2)レンズ木端面に光隠蔽能を有する塗料を塗布、硬
    化または乾燥させ塗膜を形成させる工程に、紫外線硬化
    型黒色塗料を用い、レンズを40℃〜65℃に加熱また
    は保温しながら塗料を硬化させるレンズ木端面塗装方法
  3. (3)レンズ木端面に光隠蔽能を有する塗料を塗布、硬
    化または乾燥させ塗膜を形成させる工程に、紫外線硬化
    型黒色塗料を用い、レンズを30℃〜50℃に加熱また
    は保温しながら塗料を塗布し、かつ、連続的にレンズを
    40℃〜65℃に加熱または保温しながら塗料を硬化さ
    せるレンズ木端面塗装方法。
JP60188933A 1985-08-28 1985-08-28 レンズ木端面塗装方法 Pending JPS6249301A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60188933A JPS6249301A (ja) 1985-08-28 1985-08-28 レンズ木端面塗装方法

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JPS6249301A true JPS6249301A (ja) 1987-03-04

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102375163A (zh) * 2011-10-26 2012-03-14 福建福晶科技股份有限公司 一种透镜边缘涂漆方法
JP2016191808A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本電産サンキョー株式会社 遮光層付きレンズの製造方法
JP2016191809A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本電産サンキョー株式会社 遮光層付きレンズの製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102375163A (zh) * 2011-10-26 2012-03-14 福建福晶科技股份有限公司 一种透镜边缘涂漆方法
JP2016191808A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本電産サンキョー株式会社 遮光層付きレンズの製造方法
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