JPS6249301A - レンズ木端面塗装方法 - Google Patents
レンズ木端面塗装方法Info
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- JPS6249301A JPS6249301A JP60188933A JP18893385A JPS6249301A JP S6249301 A JPS6249301 A JP S6249301A JP 60188933 A JP60188933 A JP 60188933A JP 18893385 A JP18893385 A JP 18893385A JP S6249301 A JPS6249301 A JP S6249301A
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- JP
- Japan
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- lens
- paint
- coating
- temperature
- curing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、レンズの木端面(以下コバ面と称す)に光隠
蔽能を持たせるレンズコバ面塗装方法に関するものであ
る。
蔽能を持たせるレンズコバ面塗装方法に関するものであ
る。
従来の技術
従来、レンズコバ面の塗装は、熟練者がハケによシ黒色
塗料を塗布するか、または最近開発された塗装方法(特
願昭58−210125号明細書。
塗料を塗布するか、または最近開発された塗装方法(特
願昭58−210125号明細書。
特願昭58−230834号明細書)によシ形成きれて
いる。
いる。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら上記従来の技術においては、その塗膜の密
着力が季節により著しく異なり、特に冬期に形成された
塗膜の密着力が著しく低下し、セロテープで簡単に剥離
してしまい、製品の安定性を保つには問題があった。ま
た、塗料を塗布する前にレンズ温度を上げたり、塗布と
硬化または乾燥の工程の間でレンズ温度を上げたりする
工法があるが、いずれの場合もラインのトラブルにより
一度加熱したレンズの温度が下がったり、各工程のタク
ト差によシレンズの温度が下がったり、またその温度の
下がり方も季節により大きく異なり、必ずしも均一な密
着力を持った製品が得られなかった。更に、恒温室で塗
装する方法もあるが、プラスチックレンズにおいては、
その成形性、離型性を向上させるため、コバ面すなわち
塗装面の面粗さの鏡面化がはかられ、塗料とコバ面との
ヌレ性を保つためには、室温を35℃以上に保つことが
必要であり、作業環境が悪化するという問題もあり、四
季を通じ均一な密着力を有する塗膜を得ることは非常に
困難であった。また鏡面化されたコバ面の面粗さをあら
す、にしても、発生するほこシの有効径への付着を防ぐ
ことが困難であシ、品質を低下させていた。
着力が季節により著しく異なり、特に冬期に形成された
塗膜の密着力が著しく低下し、セロテープで簡単に剥離
してしまい、製品の安定性を保つには問題があった。ま
た、塗料を塗布する前にレンズ温度を上げたり、塗布と
硬化または乾燥の工程の間でレンズ温度を上げたりする
工法があるが、いずれの場合もラインのトラブルにより
一度加熱したレンズの温度が下がったり、各工程のタク
ト差によシレンズの温度が下がったり、またその温度の
下がり方も季節により大きく異なり、必ずしも均一な密
着力を持った製品が得られなかった。更に、恒温室で塗
装する方法もあるが、プラスチックレンズにおいては、
その成形性、離型性を向上させるため、コバ面すなわち
塗装面の面粗さの鏡面化がはかられ、塗料とコバ面との
ヌレ性を保つためには、室温を35℃以上に保つことが
必要であり、作業環境が悪化するという問題もあり、四
季を通じ均一な密着力を有する塗膜を得ることは非常に
困難であった。また鏡面化されたコバ面の面粗さをあら
す、にしても、発生するほこシの有効径への付着を防ぐ
ことが困難であシ、品質を低下させていた。
本発明は、このような従来の問題^を除去するものであ
り、簡単な構成で四季を通じ均一な密着力を有する光隠
蔽能のある塗膜を形成することが可能なレンズコバ面塗
装方法を提供するものである。
り、簡単な構成で四季を通じ均一な密着力を有する光隠
蔽能のある塗膜を形成することが可能なレンズコバ面塗
装方法を提供するものである。
問題点を解決するだめの手段
本発明のし/ズコバ面塗装方法は、レンズコバ面に光隠
蔽能を有する塗料を塗布し、少なくとも1種以上の回転
するロール状ブラシを塗装面に轟接させ、前記塗布材料
を均一膜化たらしめ、その後塗料を硬化または乾燥させ
る工程により構成されており、更に、レンズを加熱およ
び、または保温しながら塗料を塗布し、均一膜化たらし
めることが可能な熱源および、または、レンズを加熱お
よび、または保温しながら塗料を硬化または乾燥させる
ことが可能な熱源を有するものである。
蔽能を有する塗料を塗布し、少なくとも1種以上の回転
するロール状ブラシを塗装面に轟接させ、前記塗布材料
を均一膜化たらしめ、その後塗料を硬化または乾燥させ
る工程により構成されており、更に、レンズを加熱およ
び、または保温しながら塗料を塗布し、均一膜化たらし
めることが可能な熱源および、または、レンズを加熱お
よび、または保温しながら塗料を硬化または乾燥させる
ことが可能な熱源を有するものである。
作 用
本発明は上記した構成により、レンズを加熱および、ま
たは保温する際、レンズを回転させ、レンズの温度分布
を均一にすることにより、全周にわたり安定した密着力
のある塗膜が得られるため同一レンズの塗装面の温度分
布は、3〜6℃以内である方がより好ましい。
たは保温する際、レンズを回転させ、レンズの温度分布
を均一にすることにより、全周にわたり安定した密着力
のある塗膜が得られるため同一レンズの塗装面の温度分
布は、3〜6℃以内である方がより好ましい。
レンズコバ面温度は、塗料塗布時には30℃〜60℃の
範囲にあることが好ましく、30℃以下になると塗料粘
度が上昇しレンズコバ面と塗料とのヌレ性が著しく低下
し、密着性も著しく低下する。一方、50℃以上になる
と塗料とレンズコバ面とのヌレ性は向上するものの塗料
の昇温による粘度低下が著しく、レンズ有効径に塗料が
流れ出すため60℃以下に保つ必要がある。
範囲にあることが好ましく、30℃以下になると塗料粘
度が上昇しレンズコバ面と塗料とのヌレ性が著しく低下
し、密着性も著しく低下する。一方、50℃以上になる
と塗料とレンズコバ面とのヌレ性は向上するものの塗料
の昇温による粘度低下が著しく、レンズ有効径に塗料が
流れ出すため60℃以下に保つ必要がある。
また、塗料硬化時にはレンズコバ面温度は40℃〜66
℃の範囲にあることが好ましく、40℃以下になると塗
料の硬化反応速度がおそく、未反応物が塗膜内に多く存
在し、密着力が低下する。
℃の範囲にあることが好ましく、40℃以下になると塗
料の硬化反応速度がおそく、未反応物が塗膜内に多く存
在し、密着力が低下する。
一方、66℃をこえると、塗装表面とレンズ内部との温
度差が犬きくなシ、レンズ内に熱応力を残したまま硬化
するため、経時変化やヒートショックにより、部分的に
塗膜にヒビ割れが生じることもあり、塗料硬化時のレン
ズコバ面温度としては、40℃〜66℃の範囲に保つこ
とが好ましい。
度差が犬きくなシ、レンズ内に熱応力を残したまま硬化
するため、経時変化やヒートショックにより、部分的に
塗膜にヒビ割れが生じることもあり、塗料硬化時のレン
ズコバ面温度としては、40℃〜66℃の範囲に保つこ
とが好ましい。
尚、塗料塗布時または塗料硬化時のみ前記条件を満たし
ておれば塗膜の密着力は得られるが、塗料塗布時および
硬化時の相方共、前記条件を満たす方がよシ密着力の優
れた塗膜を得ることが可能である。
ておれば塗膜の密着力は得られるが、塗料塗布時および
硬化時の相方共、前記条件を満たす方がよシ密着力の優
れた塗膜を得ることが可能である。
実施例
以下本発明の一実施例を図を参照して説明する。
第1図は、本実施例に用いたレンズ形状の牛断面正面図
および塗装領域を示したものであシ、塗装コバ面が3面
、B、C,Dであるレンズを用い、コバ面の表面温度は
、B、0面の温度を測定した。
および塗装領域を示したものであシ、塗装コバ面が3面
、B、C,Dであるレンズを用い、コバ面の表面温度は
、B、0面の温度を測定した。
また、コバ面塗装は、レンズを搬送用パレットにより回
転軸に取り付け、8 r、p、mで回転させながらディ
スペンサーにより塗装材料を塗布すると共に、回転制御
モーターに取り付けた第2図a、bに示したロール状ブ
ラシを80 r、p、mで回転させながら所定の圧力で
押さえつけ、塗布を行い、硬化させた。塗装材料に紫外
線硬化型塗料を用い、塗膜に十分な光隠蔽能を持たせる
ため、2回塗装を行なった・ 本実施例に用いた諸条件を列挙すると、ディスペンサー
はバルペッ)BP−105D(エース技研■製)を用い
、ディスペンサーノズルはテルモ注射針(テルモ■製)
を、塗布材料として、水溜スクリーン印刷研究所と当社
との共同開発品である紫外線硬化型インク、A−1,2
EA黒を用いた。他の塗料としては同社のA−1・4E
A黒、A−1,rsEA黒、A−1・aEA黒等も使用
可能である。塗料塗布量としては、全量でB部にo、o
ay、C部に0.0615,9.D部に0.03,9に
なるよう全周均一量塗布し、第2図a、bに示した塗膜
均一化方法であるロール状ブラシにより均一膜化たらし
め、紫外線照射装置に超高圧水銀灯、CHM−3ooo
型(■オーク製作所型)を用い、水銀灯ランプは、ラン
プ強度300 W/cm 、照射距離60閣、照射時間
50SeC,同社製の短波長カット用ノブルーフイルタ
ーを付け、オゾンの発生を防いだ条件で、また、レンズ
を10Or pmで回転させながら塗装を硬化させた。
転軸に取り付け、8 r、p、mで回転させながらディ
スペンサーにより塗装材料を塗布すると共に、回転制御
モーターに取り付けた第2図a、bに示したロール状ブ
ラシを80 r、p、mで回転させながら所定の圧力で
押さえつけ、塗布を行い、硬化させた。塗装材料に紫外
線硬化型塗料を用い、塗膜に十分な光隠蔽能を持たせる
ため、2回塗装を行なった・ 本実施例に用いた諸条件を列挙すると、ディスペンサー
はバルペッ)BP−105D(エース技研■製)を用い
、ディスペンサーノズルはテルモ注射針(テルモ■製)
を、塗布材料として、水溜スクリーン印刷研究所と当社
との共同開発品である紫外線硬化型インク、A−1,2
EA黒を用いた。他の塗料としては同社のA−1・4E
A黒、A−1,rsEA黒、A−1・aEA黒等も使用
可能である。塗料塗布量としては、全量でB部にo、o
ay、C部に0.0615,9.D部に0.03,9に
なるよう全周均一量塗布し、第2図a、bに示した塗膜
均一化方法であるロール状ブラシにより均一膜化たらし
め、紫外線照射装置に超高圧水銀灯、CHM−3ooo
型(■オーク製作所型)を用い、水銀灯ランプは、ラン
プ強度300 W/cm 、照射距離60閣、照射時間
50SeC,同社製の短波長カット用ノブルーフイルタ
ーを付け、オゾンの発生を防いだ条件で、また、レンズ
を10Or pmで回転させながら塗装を硬化させた。
ブラシの材質としては、ナイロン、羊毛、豚毛。
馬毛、猫毛環一般に使用されているものであれば塗布可
能であるが、本実施例では塗料の飛散を少なくしたり、
ブラシの耐久性、耐熱性などを考慮し、羊毛ブラシを用
いた。レンズの温度測定は、DP−200(CA熱電対
)型表面温度計(理化学工業■製)を用い、熱源として
は、高温流体加熱器、SAM−IA型(フェニックス電
機■製)を用いた。
能であるが、本実施例では塗料の飛散を少なくしたり、
ブラシの耐久性、耐熱性などを考慮し、羊毛ブラシを用
いた。レンズの温度測定は、DP−200(CA熱電対
)型表面温度計(理化学工業■製)を用い、熱源として
は、高温流体加熱器、SAM−IA型(フェニックス電
機■製)を用いた。
実際の塗装は、第3図に示したライン構成による塗装ラ
インを用い、一層用塗装ライン6と二層用塗装ライン7
の2つのラインにより2回塗装を行なった。まず、レン
ズを供給、取出し工程1よりレンズ8を供給し、搬送パ
レットにより1回目の塗布工程2へ搬送し、第4図に示
したように、高温流体加熱器9,1oの2本により10
0〜150℃の熱風11を5〜201の距離からレンズ
8に当て、レンズを回転し加熱しながら塗布し、その後
、硬化工程3へ搬送し、第6図に示したように高温流体
加熱器14.’15の2本により100〜170℃の熱
風11を5〜15国の距離からレンズ8に当て、レンズ
を回転と加熱しながら紫外線を照射し、塗料を硬化させ
た。次に、2回目の塗装を行なうため、レンズ8を塗布
工程4に搬送した。尚、2回目の塗装は同一塗料の重ね
塗9であシ、かつ、表面に凹凸が存在するため比較的密
着性は良く、第5図に示したように高温流体加熱器13
により、60〜1oo℃の熱風11を10〜20(−I
Iの距離からレンズ8に全体に当たるように送風し、レ
ンズ温度が30℃以下にならないように保温しながら塗
布を行ない、その後、レンズ8を硬化工程6に搬送し、
紫外線を照射、塗料を硬化させたが、この工程において
は2回目の塗装であり、かつ、密着力も強いため、塗料
の硬化反応熱および紫外線照射による発熱を利用するだ
けで十分な密着力を持った塗膜を得ることができるので
、加熱または保温を行なわず硬化した。従って、実施例
1〜9は、1回目の塗装における条件を示した。
インを用い、一層用塗装ライン6と二層用塗装ライン7
の2つのラインにより2回塗装を行なった。まず、レン
ズを供給、取出し工程1よりレンズ8を供給し、搬送パ
レットにより1回目の塗布工程2へ搬送し、第4図に示
したように、高温流体加熱器9,1oの2本により10
0〜150℃の熱風11を5〜201の距離からレンズ
8に当て、レンズを回転し加熱しながら塗布し、その後
、硬化工程3へ搬送し、第6図に示したように高温流体
加熱器14.’15の2本により100〜170℃の熱
風11を5〜15国の距離からレンズ8に当て、レンズ
を回転と加熱しながら紫外線を照射し、塗料を硬化させ
た。次に、2回目の塗装を行なうため、レンズ8を塗布
工程4に搬送した。尚、2回目の塗装は同一塗料の重ね
塗9であシ、かつ、表面に凹凸が存在するため比較的密
着性は良く、第5図に示したように高温流体加熱器13
により、60〜1oo℃の熱風11を10〜20(−I
Iの距離からレンズ8に全体に当たるように送風し、レ
ンズ温度が30℃以下にならないように保温しながら塗
布を行ない、その後、レンズ8を硬化工程6に搬送し、
紫外線を照射、塗料を硬化させたが、この工程において
は2回目の塗装であり、かつ、密着力も強いため、塗料
の硬化反応熱および紫外線照射による発熱を利用するだ
けで十分な密着力を持った塗膜を得ることができるので
、加熱または保温を行なわず硬化した。従って、実施例
1〜9は、1回目の塗装における条件を示した。
実施例1に示したように、塗布時2および硬化時3共加
熱を行なわず、塗料とコバ面とのヌレ性が悪くかつ、塗
料の反応性も低下していると、塗膜の密着力は著しく低
下する。また、実施例2に示したように、塗料硬化時3
のみ加熱するだけで、密着力は向上する。一方、実施例
3に示したように塗料塗布時2にレンズ温度を30〜3
6℃に加熱すると、塗料のヌレ性が向上し、かつ、レン
ズ温度が上昇したまま硬化されるだめ、その硬化反応熱
自体がレンズ温度を40〜46℃まで上昇させ塗料反応
性が増大し、その結果、密着力は向上する。
熱を行なわず、塗料とコバ面とのヌレ性が悪くかつ、塗
料の反応性も低下していると、塗膜の密着力は著しく低
下する。また、実施例2に示したように、塗料硬化時3
のみ加熱するだけで、密着力は向上する。一方、実施例
3に示したように塗料塗布時2にレンズ温度を30〜3
6℃に加熱すると、塗料のヌレ性が向上し、かつ、レン
ズ温度が上昇したまま硬化されるだめ、その硬化反応熱
自体がレンズ温度を40〜46℃まで上昇させ塗料反応
性が増大し、その結果、密着力は向上する。
実施例4〜9は、塗料塗布時2および硬化時3に加熱を
行ないレンズ温度を上昇させたものであり、塗料塗布時
2のレンズコバ面に対する塗料のヌレ性の向上および塗
料硬化時3における塗料の反応性の増大、この二つの効
果が相乗され塗膜の密着力は著しく増大しているが、特
に塗料塗布時2のレンズ温度が35℃以上かつ、塗料硬
化時3の温度が46℃以上であると、その密着力は最も
良い結果を得ることができた。しかしながら、塗料塗布
時2のレンズ温度が60℃をこえると、塗料の粘度低下
により、塗料が有効径内に流れ込むため不適当であり、
塗料塗布時2にレンズ温度が35℃〜46℃(40±6
℃)に保つ方がより好ましく、また、塗料硬化時3にお
いても、硬化時のレンズ温度が65℃をこえると、レン
ズ表面と内部との温度差が大きくなり、加熱によるレン
ズ8の膨張と硬化による樹脂の収縮との間、および、塗
装面とレンズ内部との温度差が大きくなり、その結果、
レンズ8に熱応力を残すため、経時変化やヒートショッ
ク等で塗膜にヒビ割れが生じることがあり、レンズ温度
を45℃〜66℃に保つことが好ましく、より好ましく
は、製品の信頼性の面からも考慮し、46℃〜56℃に
保つ方がより好ましい。
行ないレンズ温度を上昇させたものであり、塗料塗布時
2のレンズコバ面に対する塗料のヌレ性の向上および塗
料硬化時3における塗料の反応性の増大、この二つの効
果が相乗され塗膜の密着力は著しく増大しているが、特
に塗料塗布時2のレンズ温度が35℃以上かつ、塗料硬
化時3の温度が46℃以上であると、その密着力は最も
良い結果を得ることができた。しかしながら、塗料塗布
時2のレンズ温度が60℃をこえると、塗料の粘度低下
により、塗料が有効径内に流れ込むため不適当であり、
塗料塗布時2にレンズ温度が35℃〜46℃(40±6
℃)に保つ方がより好ましく、また、塗料硬化時3にお
いても、硬化時のレンズ温度が65℃をこえると、レン
ズ表面と内部との温度差が大きくなり、加熱によるレン
ズ8の膨張と硬化による樹脂の収縮との間、および、塗
装面とレンズ内部との温度差が大きくなり、その結果、
レンズ8に熱応力を残すため、経時変化やヒートショッ
ク等で塗膜にヒビ割れが生じることがあり、レンズ温度
を45℃〜66℃に保つことが好ましく、より好ましく
は、製品の信頼性の面からも考慮し、46℃〜56℃に
保つ方がより好ましい。
上記いずれの方法においても、鏡面化されたレンズコバ
面に光隠蔽能があり、かつ、密着力に優れた塗膜を得る
ことができた。
面に光隠蔽能があり、かつ、密着力に優れた塗膜を得る
ことができた。
表
尚、密着性の評価は、以下に示した方法により実施した
。
。
鋭利な刃先を持ったナイフにて1crn角の100個の
クロスハレチを切り、セロハン粘着テープを強く押し付
けてから強制剥離する方法により塗膜の密着性を 、。
クロスハレチを切り、セロハン粘着テープを強く押し付
けてから強制剥離する方法により塗膜の密着性を 、。
。 (nは、はがれた数)で表示し、50/100以下
を×、61/1o○〜8o/100をΔ、81/100
〜1oO/1oOを○、100/10o(完全密着)の
みを◎で表示した。また、テストは第1図に示したレン
ズコバ面、B、 C,Dの各4点計12点で測定した。
を×、61/1o○〜8o/100をΔ、81/100
〜1oO/1oOを○、100/10o(完全密着)の
みを◎で表示した。また、テストは第1図に示したレン
ズコバ面、B、 C,Dの各4点計12点で測定した。
発明の効果
以上本発明は、鏡面化されたレンズコバ面に光隠蔽能の
ある塗装膜の密着力を、コバ面の面粗さを悪くすること
なく、鏡面の1ま上げることが可能となり、その生産性
2品質の向上を大きく改善するものである。また、上記
レンズコバ面塗装方法はレンズのみならず、従来塗装が
困難であった凹凸の存在する鏡面化された曲面への塗装
へも応用することが可能である。
ある塗装膜の密着力を、コバ面の面粗さを悪くすること
なく、鏡面の1ま上げることが可能となり、その生産性
2品質の向上を大きく改善するものである。また、上記
レンズコバ面塗装方法はレンズのみならず、従来塗装が
困難であった凹凸の存在する鏡面化された曲面への塗装
へも応用することが可能である。
第1図は本発明の一実施例に用いたレンズの半断面図、
第2図a、 bはレンズコバ面を塗装するのに用いた
ロール状ブラシの断面図、第3図はレンズコバ面塗装ラ
インの構成図、第4歯は1回目の塗料塗布工程における
レンズ加熱の説明図、第6図は2回目の塗料塗布工程に
おけるレンズ加熱の説明図、第6図は1回目の塗料硬化
工程におけるレンズ加熱の説明図である。 1・・・・・・供給、取り出し工程、2,4・・・・・
・塗布工程、3,6・・・・・・硬化工程、8・・・・
・・レンズ、9,10゜13.14.15・・・・・・
高温流体加熱器。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図 第4図 第6因
第2図a、 bはレンズコバ面を塗装するのに用いた
ロール状ブラシの断面図、第3図はレンズコバ面塗装ラ
インの構成図、第4歯は1回目の塗料塗布工程における
レンズ加熱の説明図、第6図は2回目の塗料塗布工程に
おけるレンズ加熱の説明図、第6図は1回目の塗料硬化
工程におけるレンズ加熱の説明図である。 1・・・・・・供給、取り出し工程、2,4・・・・・
・塗布工程、3,6・・・・・・硬化工程、8・・・・
・・レンズ、9,10゜13.14.15・・・・・・
高温流体加熱器。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図 第4図 第6因
Claims (3)
- (1)レンズ木端面に光隠蔽能を有する塗料を塗布、硬
化または乾燥させ塗膜を形成させる工程に、紫外線硬化
型黒色塗料を用い、レンズを30℃〜50℃に加熱また
は保温しながら塗料を塗布するレンズ木端面塗装方法。 - (2)レンズ木端面に光隠蔽能を有する塗料を塗布、硬
化または乾燥させ塗膜を形成させる工程に、紫外線硬化
型黒色塗料を用い、レンズを40℃〜65℃に加熱また
は保温しながら塗料を硬化させるレンズ木端面塗装方法
。 - (3)レンズ木端面に光隠蔽能を有する塗料を塗布、硬
化または乾燥させ塗膜を形成させる工程に、紫外線硬化
型黒色塗料を用い、レンズを30℃〜50℃に加熱また
は保温しながら塗料を塗布し、かつ、連続的にレンズを
40℃〜65℃に加熱または保温しながら塗料を硬化さ
せるレンズ木端面塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60188933A JPS6249301A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | レンズ木端面塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60188933A JPS6249301A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | レンズ木端面塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6249301A true JPS6249301A (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=16232434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60188933A Pending JPS6249301A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | レンズ木端面塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6249301A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102375163A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-03-14 | 福建福晶科技股份有限公司 | 一种透镜边缘涂漆方法 |
JP2016191808A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日本電産サンキョー株式会社 | 遮光層付きレンズの製造方法 |
JP2016191809A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日本電産サンキョー株式会社 | 遮光層付きレンズの製造装置 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP60188933A patent/JPS6249301A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102375163A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-03-14 | 福建福晶科技股份有限公司 | 一种透镜边缘涂漆方法 |
JP2016191808A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日本電産サンキョー株式会社 | 遮光層付きレンズの製造方法 |
JP2016191809A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日本電産サンキョー株式会社 | 遮光層付きレンズの製造装置 |
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