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JPS6219525A - 植物起源の生物活性物質の製造法および同物質含有組成物 - Google Patents

植物起源の生物活性物質の製造法および同物質含有組成物

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JPS6219525A
JPS6219525A JP60157843A JP15784385A JPS6219525A JP S6219525 A JPS6219525 A JP S6219525A JP 60157843 A JP60157843 A JP 60157843A JP 15784385 A JP15784385 A JP 15784385A JP S6219525 A JPS6219525 A JP S6219525A
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water
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保彦 小島
Sadao Tamamura
玉村 貞夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は植物起源のインターフェロン誘起活性およびI
gE抗体産生抑制活性その他の生物活性を有する物質の
製造方法および本物質を含有する組成物に関する。
従来の技術 (1)  41物起源のインターフェロン(IF’N 
) II起剤は公知である。これらの植物の例は、本発
明者が開示したトウキ(Ang@11cm acutl
loba。
特公昭55−17015) 、シソ(Perilla 
sp、 、米国特許4,419,349 > 、ヨモギ
(Artemlsia mp、。
米国特許4,442,087 ) 、ベニ/セナ(Ca
rthamus島p−、米国特許4,440,761 
、同4,456,597 )、ウリ(Toricoaa
ntes sp、、米国特許4,421,746)およ
び柴胡(Buplaurum faleatum)尋の
漢方生薬23m (米国特許4,469,685 )が
ある。
次にIgE抗体産生抑制能を有する物質を産生ずる植物
の公知例は、漢方生薬として用いられる享已実(人ur
antii immaturi fructus)、柴
胡、五味子(5chizandrae fraetus
 ) %黄峯(8autellarim baical
ensim ) 、ナツタ(Zlzyphus vul
garis ) 、貝母(Flrtillariave
nticillata) 、厚朴(Magnolla 
cortex )、南天(Nandlnae fruc
tua)が知られているほか、本発明者は、ハトムギ(
Goix lacryma−Jobi)の種子(特願昭
58−238593 ) 、桜皮(Prunus y@
dosnsim) 、土骨皮(Quercuaramn
um @t Cort@x) % &I (Sm1la
x glabra)S独活(人ng@1iaa pub
esc@na) 、甘草(Qlyeyrrhiza s
p、 )を報告した。
これらの植物のうち、上記の2つの活性を有する物質産
生能を有する公知の植物は柴胡のみである。柴胡は周知
の漢方生薬で他の生薬と混合して広い用途に経口投与さ
れているので、供給量が充分でなく、高価である。
(2)  さて、アレルギーの症状はI−W型の4つの
型に大別され、たとえば、ぜん息(As thma )
、ヘニシリンショック、花粉症などはIWに属している
。■型アレルギーの症状は次の3つの段階に分けられる
第1段階:抗原が入ってくると、これを排除するために
331Jンノ々球からIgJE抗体が作られる。そして
標的細胞である肥満細胞の表面にIgE抗体が固着し感
作状態を作る。
詔2段階:再び同じ抗原が侵入してくると、肥満細胞に
固着したIぎB抗体と結合して、肥満細胞からヒスタミ
ンや5R8−Aなどの化学伝達物質が遊離する。
第3段階:遊離した化学伝達物質が組織を傷害し、いわ
ゆるアレルギー症状をひきおこす。
アレルギーを抑制する場合、どの段階を抑制するかが問
題である。たとえばぜん息の処還に用いられるデイソジ
クム・クロモグリケー)(D8CG)や漢方生薬のシソ
科植物黄壓(5eus@1larla baieals
nsim )から抽出されたバイカレン等、現在市販さ
れているアレルギー抑制薬はいずれも第2段階に作用し
、一時的にぜん急発作を押える効力がある。ぜん息等の
アレルギー疾患を根本的に予防または抑制するためには
、第1段階のIg13抗体産生を予防または抑制する必
要があり、世界各国で追求されている。しかし、従来提
案されている薬剤は、IgE抗体と同時にIgGやIg
M産生も抑制するので、他の感染症に対する防禦能力が
低下する欠点があり、実用化されていない。
(3)  本発明は、本発明者がトウモロコシ属植物か
ら抽出回収した物質が、高いIgE抗体産生抑制活性を
有するのみならず、インター7二ロン(以下IFNとい
う)誘起活性、マイトジェン活性を有し、さらに感染防
禦に必要なIgGやIgM抗体産生能を増強すること、
および本活性物質を容易に安価に製造できることの知見
に基いている。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は植物起源のIPN誘起活性およびIgF
l抗体産生抑制活性を有する物質の製造方法および本活
性物質を含有する組成物を提供することKある。
問題点を解決するための手段 不発明による植物起源の免疫薬理活性物質の製造方法は
、イネ科(Qraminea・)トウモロコシIA (
Zsa mays Linne)にぞくし、かつインタ
  (2)−フエロン誘起活性およびIgB抗体産生を
抑制する活性を有する物質の産生能を有する植物オ(3
)たはその定員の組織から、上記活性物質を抽出し、抽
出液からこれを回収することを特徴とし  (4)てい
る。
次に本発明により、上記活性物質を有効成分  (5)
とし、薬学的に許容し得る担体または賦形剤と共存させ
てなる免疫薬理学的組成物が提供され  (6)る。
本発明を次に詳しく説明する。
本発明の方法によシ得られる上記活性物質は、精製され
た場合、無定形淡褐色状粉末の状態において安定で、下
記の理化学的特性および生物学的特性を有する。
(1)  理化学的特性              
 (7)(1)元素分析 H:5.20〜5.40チ、C:42.55〜44.1
7%。
N:3.94〜4.08% 灰分0.057Ni/1.8341#9サンプル中分子
量 約30万から100万 (ゲルr適法による) 融点または分解点 融点不明確。約220℃で炭化する。
紫外線吸収スイクトル 第1図の通り(0,IN NaOH中で測定)赤外線吸
収スペクトル 第2図の通り(KBr法) 溶剤に対する溶解性 水に溶解し、水酸化カリウム、水酸化 ナトリウム、水酸化アンモニウム、炭酸カリウム尋のと
くにアルカリ性水溶液にヨく溶解スる。メタノール、エ
タノール、プロノqノール、ブタノール、アセトン、ク
ロロホルム、エーテルに難溶である。
呈色反応 ニンヒFI IJン反応、フェノール/硫酸反応および
デイットマー反応に陽性。モルガン/エルフッ反応に陰
性。
(8)性質  酸性 (9)主な化学組成 (a)  アミノ酸 アスパラギン酸   1.96±0.02スレオニン 
    1.17±0.02セリン      1.1
6±0.05グルタミン酸     1.42±0.0
1ゾロリン       0.94±0.01グリシン
      2.07±0.03アラニン      
1.71±0.03シスチン       0.12±
0.012リン         1.00±0.03
メチオニン     0.09±0.02インロイシン
    0.51±0.01ロイシン      1 チロシン      0.35±O,OSフェニールア
ラニン 0.60±0.01リジン       0.
55±0.02アンモニア     4.27士0.2
2ヒスチジン     0.18±0.01アルギニン
     0.48±0.02(6N HC;J  中
、110℃、24時間加水分解後、日立835型高速ア
ミノ酸分析計で測定した。モル濃度比はロイシン含 有j155.11 n molを1として算出した。)
(b)  糖(モル比) ラムノース     5.9 アラビノース    3.8 キシロース     4.4 マンノース     1.0 ガラクトース    1.8 グルコース     18.9 全ヘキソース    50.6% (フェノール・硫酸法) 全ウロン酸     10.5チ (メタヒr口争シ・ジフェニル法) (10)  比旋光度 〔α〕D−+300〜360平
均33G(濃度 1苓舅水) (II)  生物学的特性 (1) f&)インターフェロン誘起活性(ウサギ実験
例) 笑施例1の方法で得られた試料を用いて試験動物の細胞
および血清中にIPNを誘起し、その活性を後記試験側
記載の方法、で測定した結果は第1表および第2表の通
りで、TFN11!起活性が認められたう 第1表 インビトロ法(ウサギリンホイr細胞) 試1’++!If   1.o   】、o  O,1
0,01Cttl/)IFN価  660 450 1
30  15(注)投与法・・・1回。
第2表 インビボ法(ウサギ) 前    1    2    4    6(時)1
   <15  20 140  50  40(注)
投与法・・・1回、1ダ <15・・・検出不能。
2羽のウサギを用いて、後記試験例1(b)記載の方法
で得た結果は第2表の通りで、2羽ともに投与後2時間
で血清中のインターフェロンが最大の活性に達した。
後記試験例2記載の方法によシ、本活性物質がインター
フェロン産生能を有することを認めた。
(b)  インターフェロン誘起活性(マ9ス)後記試
験例1(b)および(c)に臨じて、ddyマウス(メ
ス、6週令、1群5匹)を用いて上記試料のIFNの誘
起能を測定した。第3表は試料を静脈注射、第4表は5
 VKyの試料を経口投与して、血中に出現するIFN
を測定した。IFN測定細胞はマウスL細胞を使用した
。他は試験例1と同様にした。
1y42ではインターフェロンは検出できなかった。
第3表 静脈注射による血中IFN産生(マウス) 注射量(1v)    採血時間とIFN価■△y  
  12  3  5(時間)4    36 108
  24  <150.4   42  30  <1
5  <150.04   <15  <15  <1
5  <15PBS   <15  <15 無処置  <15  <15 (注)投与法・・・1回。 <15・・・検出不能。
第4表 経口投与による血中IFN産生(マウス) 投与後の採血時間とIFN産生 2.5   5   7.5  10   20(時間
)IFN価 <15  <15  15  30  <
15(注)投与法・・・1回、5II/Ky0〈15・
・・検出不能。
(2)  IgE産生の抑制(マウス)試験例3に珈じ
てBALB/e  マウス(6週令、雌、各群5匹)に
上記試料0.5■/匹を腹腔注射1回で測定した。結果
を第5表に示す。
第5表 IgE産生の抑制 試 料       血清希釈倍数 (1p)注射    10  30 100 300o
、511I9−−  −  − 生理的食塩水のみ   ++++4+   什   十
(未処理) (注)−・・・IgEを検出せず。
後記試験例3の方法に3!!Lじて、本発明による活性
物質の試料をBALB/e  マウス(1群5匹、雌、
生後6週間)に日量各5m9または1mgをアレルゲン
投4前3週問および投4後1週間計4週間連続的に経口
投与し、アレルゲン投与後14日目に動物から採廂し、
試験例3記載の通り処理した。結果を第6表に示す。
第6表 経口投与によるIgE産生の抑制投与量   
  血清希釈倍数 (51n9/マウス)X28  +   士    士
    −(+Wv−vウス)X28   ++−+l
−廿   十未処理 +++@  什 十 (注)投与法・・・4週間に28回。−・・・IgBを
検出しなかった。
表示されていないが、静脈注射ではIgE産生な著明に
抑制した。腹腔投与でもIgE産生を抑制した。経口投
与では抑制は弱かった。アレルゲン投与後、連続経口投
与1゜日間ではIfE抑制効果を認めなかった。
(3)多クローン性B細胞活性(PBA )上記試料1
0p1と100#を用い、試験例4に悪じてBALB/
c  雌マウス(生後8週間。
各群5匹)で測定した。結果を第7表に示す。
第7表 PB人活性 摂取量  (インビトロ)     (インビボ)C1
tll)    PFC/培養  T/C* PFc4
臓細胞 Ylo    790±232  3.8  
 865   5.4100  2459±347  
11.9   4996  31.2対照  207±
 72      160(注)  * ・” T/C
−f スト群PF’C/対照群PFC第7表に示された
ように、本試料はマウスB細胞を非特異的に刺戟し、抗
体産生細胞への分化を促進した。この作用はインビトロ
(PFC/培養)とインビボ(PFC/肺臓細胞)のい
ずれでも観察された。
(4)  マイトリエン活性 試験例5に醜じて、細菌内毒薬のリポ多糖(LP8)と
灰石しないC3H/ HeJ ?クスと、B細胞を欠く
ヌーrマクス(生後6週間、各群5匹)を用いて本試料
のマイトリエン活性を測定した。試料濃度は1,3゜1
0、30および100μ駒、211Ltを用いた。第8
表および第9表にその結果を示す。
第8表 C3HATe Jマウス牌細胞におけるマイト
ジェン活性 対照     5,399± 294 LPS    10    7,603± 3,225
 (1,4)試料  1  39,111±3,292
 (7,2)#     3   43,871± 2
,667 (8,1)#     10   78,7
54± 7,237 (14,6)tt     30
   121,293± 2,220 (22,5)1
   100  119、.239±14,045 (
22,1)(注)  LPS・・・エシェリヒア・コリ
のエンrトキシン由来リボポリ多糖(米国ディ フコ社製、  E、 call:B5)LPSはC,3
H/ H@Jマウスには反応しないのでマイトジェン活
性は陰性であるが、本活性因子はC3H/ kI・Jマ
ウスにも反応し、マイトジェン活性を示した。
第9表 ヌードマウス牌細胞における マイトリエン活性 対照     3,341± 421 LPS   10  152,411±3,242 (
45,6)試料  1  39,141± 740 (
11,7)p      3   59.744±  
706 (17,9)p     10   85,3
91± 4,890 (25,6)z     30 
  151.445±16,475 (45,3)y 
   100   132,424±12,764 (
39,6)T細胞を欠くヌーrマウスでも活性が認めら
れたので、B細胞に作用したものと考えられる。
(5)  アジュノント活性 BALB/c  マウスのインビボ系でアジュノント活
性を試験例6に珈じて調べた。
BALIll/c  マウス(8週令)の腹腔内に約1
07個の羊赤血球を免疫し、同時罠上記試料10μIと
100μgを腹腔に注射した。4日後牌細胞のPFCを
測定した。結果を第10表に示す。
第10表 アリュノント活性 羊赤血球単独  11,164 (1,74)    
 64 (2,05)(注)*PFCは5匹マクス/群
で幾何平均で算出した。
第10表にみられ°るように、本活性因子は抗羊赤血球
IgM抗体産生を増強した。また、抗−TNP−馬券血
球のPFC数も増加しているので、抗原非特異的にB細
胞が活性化されていることもわかった。
(6)  マクロファージ活性化作用 試験例7に臨じてBALB/c  マウスで珈備したマ
クロファージを用い、相手細胞としてEL−4白血病細
胞を用い、上記試料10.30および100μI濃度で
行なった。結果を第11表に示す。
第11表 マクロファージ活性作用 実験1 マクロファージ単独      2,841−1−1,
015BL −472,103±2,448 マクロファージ+BL−459,636±7.175 
   21.2試   料     10  5,23
1±  783    96.71        3
0    861 ±  250   102.7# 
       Zoo    1,782±  419
   101.5実験2 マクロファージ単独      2,777±1,04
1BL−4単独    57,964±2,545マク
ロファージ+EL−451,829±8.767   
 15.4試   料     10  39,616
±4.101    36.4#         3
0  33,912 ±3.654    46,31
       100  20.056 ±3.206
    70.2(7)抗TMC腹水がん作用 試験例sK:mじて本活性因子の抗IMC腹水がん作用
を調べた。結果を第12表に示す。
第12表 IMC腹水がん(対する効果食塩水   −
15151515171719150試料 25283
1343739 CC3714715132338CC
CC,>60>300t        1  131
34143  CCG   43  187(注)  
ILS・・−延命率。 C・・・治癒。
(8)抗エールリッヒ腹水がん作用 試験例9に珈じ【、本活性因子゛の抗エールリッヒ腹水
がん作用を調べた。結果を第13表に示す。
第13表 エールリッヒ腹水がんに対する効果 食塩水  −2121222323282930313
125,50 試料 5 191921234252 CGCC4784 5258CG     39.5 55(9)抗9イル
ス作用 BALB/e  マウスにおけるヘルペスシンプレック
ス(ミャマ株)による致死に対する延命効果、ならびK
ddyマウスにおけるワクシエアウィルスの尾部発痘の
抑制作用も確認できた。使用マウスは各生後6〜8週、
1群5匹であった。
(10)急性毒性 ddyマウス(オスおよびメス、6週令9体重21:l
:IJ、各群10匹)を使用して、上記試料、について
腹腔注射または経口投与によシ、急性毒性を調べた。そ
の結果、LD5゜値は550 yI9/ Kp (腹腔
注射)および>4JF/KP(経口投与)であり、オス
とメスとの間に着差はなかった。本活性物質の急性毒性
は公知の多数の薬剤や抗生物質と著差がない〇 α1)熱安定性 100℃、1時間以上加熱後も本物質の生物活性は安定
である。
上記の試験において本発明による活性物質の試料は下記
実施例1の方法で得られたものである。
本物質の化学構造等は現段階では充分明らかではないが
、上記の理化学的性質および生物学的性質から、これま
で報告された物質とは明らかに異なる物質である。本活
性物質は楯を活性基とした高分子の糖蛋白体で、従来知
られていない新規物質であると推定される。すなわち、
公知のフィトヘマグルチニン、アメリカヤマゴボウおよ
びコンカナノリン人のような植物凝集素は分子1に10
万以上の蛋白質で、50〜60℃の加熱で失活するし、
動物個体でのIFN誘起活性も非常に弱い。本発明によ
る活性物質は100℃の加熱に対して1時間以上安定で
あり、IFN誘起活性が高い点等において植物凝集素と
区別される。また、本発明者が開示した上記の各種の活
性物質の性質とも異なる。
本発明者によシ開示されたイネ科植物/1トムギからの
IgB抗体産生抑制活性物質の抑制活性は本発明による
活性物質と同程度であるが、理化学的性質が異なり、た
とえば分子量は約1万〜30万である。また、公知物質
は本物質よりも抽出能率が劣っている。
本発明の活性物質のインターフェロン誘起活性は、公知
の植物起源のインターフェロン誘起剤のうち最高の活性
を有するシソ、ベニノ々す由来の誘起剤の活性と同等以
上であり、IgB抑制活性は、公知の植物起源のIgE
抑制活性物質のうち最高のハトムギ由来のものと同等以
上であり・マイトジェン活性は、公知の植物起源の活性
物質中最高のトウキ由来のものよりも高いことがわかっ
た◎ 本発明による活性物質は、トラモロコシ属(Zea w
ays Linn1) tたはその定員にぞくし、かつ
上記活性物質を産生ずる能力を有する植物の組織から上
記物質を抽出し、抽出物からこれを回収する工程からな
る方法によって製造される。
本発明の目的に実用される植物はトウモロコ’/ (z
em mays 、Linn5  )またはその定員(
雑種または突然変異種のことをいう)である。トウモロ
コシは南米原産の1年生植物で、その野生原種は未発見
である。世界各国でのトウモロコシの栽培によって各種
の定員がつくられ、食用や飼料に用いられている。その
例は、フリントコーン(war、 1ndurata 
) Sスィート3−ン(war、 rugoaa ) 
、プントコーン(var。
ind@ntita ) sポツプニア −:/ (w
ar、 sv*rta )等である。
本活性物質の含量は品種によって異なるが\いずれも本
発明の方法に用いることができる。
本発明の活性物質を植物のFl[毛(花柱および柱頭の
総称)から抽出することができる。
南蛮毛の公知成分はシストステロール、スチグマステロ
ール、ビタンンに1グルコース1ガラクタン勢であシ、
また南蛮毛は民間薬として1日量81以下が利尿剤や利
胆剤として経口投与される(刈米遅夫、木村雄四部、最
新和漢薬用植物、412〜423頁、広角書店、  1
980年)。
南蛮毛の公知成分は本活性物質と理化学的性状を異罠し
、たとえばインターフェロン誘起活性を有していない。
公知の用法では、南蛮毛は単独でヒトに経口投与されて
いるが、投与期間は比較的短かく一時的である。前述の
試験結果から判断すると、たとえば南蛮毛日量1011
を4週間連続的忙ヒトに投与しても本活性物質を体内に
誘発することは困難である。従って公知の用法は、本発
明の活性物質の存在も効力もwt識していないことが明
らかである。原料は、成熟した新鮮な原料を用いてもよ
いが、保存および抽出効率の点から乾燥品を用いるのが
有利である。
乾燥法は任意で、たとえば自然乾燥でも、低温度の熱風
乾燥でもよい。使用前に原料を水洗してもよい。水で抽
出するときの温度は、室温から抽出液の沸点まで任意で
あり、たとえば15分間から7日間まで抽出することが
できる。温度が高ければ時間は短縮される。従って、 
たとえば45〜80℃で30分ないし6時間抽出するこ
ともでき、所望により、120℃で数十分抽出してもよ
い。本活性物質はアルカリ条件(例pH9〜12)の水
にとくによく溶けるので、使用前のpHを、たとえば適
当な緩衝液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化アンモニウム等で調整するとよい。抽出時間は任意で
、たとえば室温で1〜5時間で抽出することができる。
この方法で、原料中の活性物質の大部分(場合により9
0%以上)を抽出することができる。袖ない。所望によ
シ適当な防腐剤を抽出水に加えてもよい。抽出は連続で
もパッチ式でもよく、抽出水と原料との比は任意である
−過、圧搾または遠心分離のような常法により抽出液か
ら植物の残渣を除去し、得られた抽出液から低分子物質
、色素等の不活性成分を除き、活性成分を回収する。こ
のための実用的な方法の例は次の通りである。
(A)  分子量約30万以上約100万以下の物質を
分別できる適当な膜を用いた限外−適法で上澄液を処理
する。限外−過の圧力はたとえば0.1〜5 KP /
Cn2とすることができる。こうして得られた活性部分
を集めて、凍結乾燥すると褐色の粉末が得られる。
(B)  上澄液を所望により減圧下で濃縮し、適当な
濃度(例40〜70W/マチ)の親水性有機溶剤(たと
えばメタノール、エタノール、1−プロノqノール、2
−プロ/Qノール、n−ブタノール、アセトン)で処理
すると、活性成分を含む沈殿物が生じるので、これを凍
結乾燥すると褐色の粉末が得られる。
(C)  上記の有機溶剤の代わりに、塩化アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム
ブロミrのようなアンモニウム塩、または塩化亜鉛、塩
化鋼のような無機金属塩を適当な濃度(たとえば20〜
50W/vt16)になるように加えると活性成分を含
む沈殿物が生じるので、沈殿物を常法により脱塩後、凍
結乾燥すると褐色の粉末が得られる。
(DJ  またトリクロール酢酸のような酸蛋白沈殿剤
を上清に加える(たとえば2〜10v/マ優)と活性成
分を含む沈殿物が生じるので、上記と同様に処理して褐
色の粉末が得られる。
以上のようにして抽出液を処理することによって原料中
の活性成分の大部分(9o%以上)を回収することがで
きる。
しかし、得られた乾燥粉末中の不活性成分の含有量は(
A)の方法が最低である。また(A)の方法は操作が簡
単で費用が安く短時間に行なうことができる。しかも(
A)の方法で得られた粉末をヒトや動物に多量に経口投
与しても著しい副作用は認められないことがわかった。
従って、この粗 粉末を精製しないで経口投与に用いることがで△ きる。
次に、この粗粉末を所望により、たとえばデルー過剤ま
たはイオン交換剤を用いるカラムクロマトグラフィーの
ような常法によって精製する。前者では適当な緩衝液(
pH7,0〜9.0)で溶出してもよいが、通常は水で
溶出すればよい。後者では適当な緩@液で溶出する。デ
ルー過剤としては、適当な分画範囲のゲルー過剤を使用
すれば、分子量30万〜100万の成分を得ることがで
きる。このために、たとえばバイオ・う「社製バイオゲ
ルA、7アルマシア社製セファアクリルS−300やセ
ファロースCL−6Bなどのアガロース系ゲル濾過剤を
用いることができる。
イオン交換クロマトグラフィーを行なう場合、ファルマ
シア社製CMセファロース、東洋V達社製CMトヨノ々
−ルなどの陽イオン交換体では活性成分はほとんど吸着
されずに通過するが、陰イオン交換体、たとえばファル
マシア社製DEAB−セフ 71:l−ス、バイオ・う
r社製DEAF!−バイオゲル、東洋曹達社製DEAE
−)ヨ/Q−ルなどでは活性取分は適当なpH(例、7
.0〜9.0)において吸着され、続いて溶出緩衝液に
0.1〜IM食塩水を添加すると、活性物質が溶出され
る。
本発明の活性物質をヒトおよび動物に有利に投与するた
めに、本活性物質の有効量を有効成分とし、薬理学的に
許容し得る担体または賦形剤と共存させてなる免疫薬理
学的組成物が提供される。
本発明の組成物は経口、注射、経皮、粘膜内投与に適す
る形状とすることができる。たとえば経口投与用組成物
は固体でも液体でもよく、粉末、シロップ、カプセル、
粒剤、乳剤、懸濁剤、rロッゾ等でもよい。この種の組
成物のための担体または賦形剤は周知である。たとえば
錠剤用賦形剤の例はラクトース、ポテトおよび可溶性で
ん粉、ステアリン酸マグネシウム等で、注射用担体の例
は滅菌水、生理的食塩水、アーモンr油等で、これらを
アンプルに入れても、または使用前に活性物質に加えて
もよい。
所望により、組成物はさらに結合剤、安定剤、乳化剤、
M濁剤、分散剤、潤滑剤、防腐剤、増量剤等常用の材料
を含んでもよい。
実用的な組成物は、たとえば粘膜用としてはバッカル、
トローチ、点眼剤、開削、注射用としては水溶剤、油剤
、懸濁剤、吸入用としては吸入剤、噴霧剤、外用として
は軟膏、硬膏\塗布剤・溶剤、噴霧剤郷である。
これらの組成物を活性物質の一定量を供給できるように
成形された投与単位として調裏すると有利である。その
適当な例は、錠剤、コートされた錠剤、アンプル、カプ
セル、開削である。
用量単位に含有される活性物質の実用的な量は、静脈注
射剤の単位含有量を1とした場合、たとえば経口投与剤
では約10〜100倍、皮下注射剤テハ約2〜5倍、筋
肉注射剤では約1.5〜5倍、バッカル、トローチでは
約2〜10倍、開削では約4〜5倍がよい。
ヒトや動物に静脈内投与する量は宿主の種類、年令、投
与目的等によって変わるが、たとえばべき異常は認めら
れず、満足すべき健康状態であった。
製剤例 (リ 注射剤 生理的食塩水       1.0M 試料           10   ■無菌的に2d
アンプルに封入する。
(2)トローチ 白糖            11 試料           5o1n9(3)  開削 ポリエチレングリコール 4000.819液体ポリエ
チレングリコール1500   0.2 .9試料  
         0.2 .9(4)  シロップ CMC−Na          O,21!単シロツ
プ        2oI シクラミン酸Na       O・lIエチル/々ラ
フイン     0.04 、p試料        
    0.1  、f(5)軟膏 精製ラノリン        5i 蜜ろう           5J 白色ワゼリン       879 試料           39 (6)塗布剤 水酸化カリウム      o+3g グリセリン        20  atエタノール 
       25   rnl試料        
   2.5  II水を加えて100−にする。
発明の効果 (υ 本活性物質を簡単な方法で安価に製造することが
できる。その製造原料は従来農業上の廃物であった。
(2)本活性物質は、インターフェロン誘起活性、多ク
ローン性B細胞活性化活性、アジュバント活性、マイト
ジェン活性、マクロファージ活性化活性、抗腫瘍活性を
有し、IgB抗体産生を予防または抑制すると共に、感
染症予防に重要なIgG、IgMの産生を助けることが
でき、しかも安価に製造できるので、ヒトおよび動物の
一般健康維持改良に有用であることが期待される。
(3)  とくに本活性物質は、ぜん息等のアレルギー
疾患やBW肝炎、リフマチ、AIDSのような免疫不全
によって誘発または悪化される疾患の予防と治療に有用
であることが期待される。これに反して、これらの疾患
に広く用いラレる副腎ステロイドホルモン等は副作用が
あり、たとえば感染症予防に必要な免疫グロブリンの産
生な抑制する。
下記の実施例および試験例によって本発明を説明する。
実施例1 乾燥した市販品の食用トウモロコシ(Zeamays 
var、 1ndurata)の南蛮毛300gに水3
ノを加えて室温に1時間放置してから100℃で1時間
加熱し、−過してP液2.11を得た。残渣に水900
 dを加え洗浄し、濾過して洗浄液を得た。抽出液と洗
浄液を合わせて37とし、さらに7000 r、p、m
、で30分間遠心を行なって茶褐色透明な抽出液を得た
。この粗液は凍結乾燥すると、通常、原料に対し4〜5
チの収量である。
次に、東洋科学産業(株)製の限外濾過器U)JP−7
6型に米国、アミコン社製ダイア70−メンプランXM
 300−76 ヲ装着L、2KP/勃2F)窒IVJ
tK下で限外濾過を行ない、分子量30万以上の物質を
回収した。内液が充分濃縮されてから、これに数倍量の
精製水を加え、限外濾過を反覆し、透過物と非透過物を
充分に分けた。最終の非透過物を凍結乾燥し、褐色粉末
4.197 II(分画■)を得た。透過分画(分画l
′I)のIFN誘起活性およびIfE産生抑制活性(試
験例1〜3)は分画■の4゜以下であった。
さらに東洋曹達工業(株〕製のDEAE−)ヨパール6
50をpH7,4の0.1Mトリス塩酸塩緩衝液で平衡
化し、カラム(2,6X70m)K充填し、上記分画■
(分子量30万以上)200■を同一緩衝液101jに
溶解して加えた。同一緩衝液で溶出し、溶出液を20−
ずつ分取した。フラクションA7〜22の間の第1ピー
クを集めた後、溶出液に0.2MのMail  を加え
て同様に溶出し、7ラクシヨン442〜52の第2のピ
ークを集め、米国、アミコン社製PM−10限外r過膜
(分画分子量1万以下)を用いて脱塩後、凍結乾燥して
淡褐色無定形粉末(分画m ) 30.8 rngを得
た。この分画の物理化学的、生物学的性状は前記の通り
である。
実施例2 市販の飼料用トラモロコシ(var、 1ndenta
ta)の乾燥した南蛮毛300 # K水3ノを加え、
攪拌しながらINの苛性ソーダを滴下し、pH11,0
にし、室温で2時間放置して、濾過し、f液2.27ノ
を得た。残渣に水8001を加え洗浄し、濾過して洗浄
液を得た。抽出液と洗浄液とを合わせ、IN塩酸でPH
を7.OK修正し、さらに7000 r、p、m、、3
0分間遠心を行なって褐色透明の抽出液を得た。
次に、実施例1と同様に限外濾過をして分子量30万以
上の分画を集め、世彎畳〒凍結乾燥すると、乾燥重量に
して3.18gの褐色の粉末な得た。この活性分画は実
施例1の100℃加熱抽出物より低分子分画の量が少な
く、若干急性毒性は強い。次に、実施例1にならって、
DBAE−トヨノq−ル650のカラムクロマトグラフ
ィーを行なうことによって得られた物質の理化学的、生
物学的性状は、実施例1のものと大差はなかった(収量
26.4■)。
試験例I IFNIl起の方法およびIF’N活性の測定(参考文
献 :  Y、、Kojlmm、Kitasato  
Areh、#  Exp、Mad、。
43、35.1970) (&)  インビトロ法によるIFNの誘起方法ウサギ
(体重的1にy、日本白色種、8PF)を全採血して殺
し、肺臓、骨髄および腸間膜リン、々節細胞を採取し、
イーグルMEM培地(日本製薬社製;lチ子牛血清を含
む)を用いて、混合細施約107個/―を含む細胞浮遊
液をつ〈シ、各浮遊液区分(1111t)に、実施1.
0.1 △0.0IPjl/MY”t’tt”t”tL
7FD、j、25℃で24時間培養後、各培養液を遠心
処理してその上澄液をとり、誘起されたIFN活性!測
定用に供した。
(b)  インビボ法によるIFNの誘起方法実施例1
記載の方法で得られた本活性物質の水溶液(500μ体
)2−をウサギ(体重的2.5Ky、  日本白色種、
  8PF )の耳静脈に注射し、1.2.4.6時間
後に採血(2d)L、その血清をIFN活性測定用に供
した。
(e)  上記(a) (b)法ともに、産生されたI
F’Nの活性の測定は、50sブラツク半減法で次のよ
うに行なった。まず、予めシャーレに単層しておいたR
K−13細胞の単層培養上に、上記(&)または(b)
法で得られた適当に希釈した試料溶液を加え、37℃で
1夜培養後、ベシキュラー・ストマチチス・ウィルスを
攻撃用ウィルスとして培養に加え、37℃で1夜培養し
た。ウィルスによって形成されたブラックの減少率を指
標としてIFN活性を測定した。IFN活性の単位はブ
ラック数が50チに減少するために要し倍数 た最大希釈稟の逆数で示される。
試験例2 インターフェロン誘起剤の定義 上記(^)および(b)の方法で得られた試料は、同じ
動物種のウサギのRK−13株化細胞において、ベシキ
ュラー・ストマチチス・ウィルスおよびワクチニア・ウ
ィルスの増殖を抑制するが、異なる動物種のマウスL細
胞において、ペシキュラー・ストマチチス・ウィルスの
増殖を抑制しない。さらに、試料をo、o8m(v/マ
)のトリプシンで37℃、2時間処理すると、インター
フェロン活性が失活する。以上の事実は、本発明の活性
物質がインターフェロン誘起活性を有するこを証明して
いる。
試験例3 IgB産生の抑制 (a)  IgB抗体の産生 実施例1記載の方法で得られた本活性物質4.09を生
理食塩水4.0−に溶解し、6週令のBALB/e  
マウス(雌、1群5匹)の腹腔内に0.5dずつ注射す
る。注射当日にアレルゲンとして2,4−リニトロフェ
ニル卵アルブミンをマウス1匹当、9l0μIを水酸化
アルミニウムゲル41R9の懸濁液と共に腹腔内に投与
する。
対照として試料未投与の同一マウス(1群5匹)に同一
抗原をアジユバントと共に投与し、抗原投与後14日後
にマウスを心臓穿刺により各 採血し、5匹分の血液を混合し、血清を分離 lΔ して生理食塩水で10.30.100および300倍希
釈して試料をつくった。
(b)    PCA法 (Pa5siv@ auta
neoua  anaphylaxlg)によるIgE
活性の測定 体重約1801前後の雄ラット(1群5匹)の背面の毛
を刈り、その皮肉に上記免疫マウス希釈血清0.111
14を注射する。1匹当シ20個所投与できる。注射4
時間後、ジニトロフェニル卵アルブミン抗原10りを1
%エノンスプルー液10ajに溶解した溶液を、ラット
1匹当シ1ゴずつ尾静脈より注射する。注射30分後、
ラットをクロロホルム麻酔死させ、背面の皮を剥ぎ、裏
面より青色斑の反応の有無、大きさを測定する。抑制剤
の効果が充分で血清中にTgB抗体の存在しない場合は
、血清の各希釈共に青色斑を認めず、■gE抗体存在反
応がある場合は、血清注射皮膚部位に直径5〜20雪1
ぐらいの顕著な青色斑が出現する。青色斑の全たく現れ
ない場合を(−)、青色斑が注射部週辺に部分的円弧と
して出現したものを(±)、直径10fi11以下の青
色斑を(+) 、11〜1u11青色斑を(+I−) 
、20雪箇以上を(+)))と印した。
試験例4 多クローン性B細胞活性化測定(Po1yelonal
B c@ll activatlng actlvlt
y (PBA):1体) インビトロ法 BALB/c  マウスの牌細胞をRPMI 1640
培地、10%胎児牛血清、2−メルカプ)エタノール(
5X 10−’M) 、5 m M HEPES培地を
含む培地に浮遊した培養に、実施例1記載の方法で得ら
れた本活性物質lOμgtたは100.Rを加えて37
℃で2日間培養した。
(b)  インビボ法 BALB/a  マウス(8週令、雌)の腹腔に実施例
1で得た試料10μIと100μgを注射し、3日後に
マウスを殺して肺臓を採取する。
(a)  ゾラーク形成細胞の測定(plaqu@fo
rmingc@ll (PFC)) (1)および(b)の牌細胞のPFCをCunning
h’m& 8zenb@rg法(Cunningham
、 A、 J、 &3zanb@rg、  人、、Im
munolog)’  14+  599 −601(
1968))によって牌細胞尚シの数を計算する(抗−
TNP−馬券血球)。
試験例5 マイトジェン活性 C311/ H・Jマウスまたはターrマウス(6週令
、雌)の牌細胞を、RPMI 1640培地、10チ非
働化した胎児牛血清に25mMHす・Sを含む液に加え
、所定量の試料を入れて37℃で48時間培養する。′
H−チミジンを培養終了4時間前に加え、とりこみを調
べる。対照(活性物質なし)と対比して8timula
tion Ind@x (SI)  を算出した。
試験例6 アジユノント活性測定方法 BALB/c  マウス(8週令、雌)に約10  個
の羊赤血球と同時に上記試料10pliとZooμIを
腹腔に注射し、4日後にPFCをCunnlngham
 &3zsnb@rg 法でタージェット細胞を特異的
な羊赤血球と非特異的なtrinitro−ph*ny
lat@d馬赤血球(TNP−HRBC:)を使用して
測定した。
試験例7 マクロファージ活性化測定方法 BALB/c  マクス(6週令、雌)の腹腔内にチオ
グリコレートを注射して集めたマクロファージを単層し
、上記試料10.30および100μIをEL−4白血
病細胞と共に37℃で40時間培養する。
培養終了16時間前に3H−チミジンを加え、培養径測
定する。
試験例8 IMC腹水がんに対する測定方法 GDP里 マウス(6週令、雌)に約10’個/マウス
のIMC腹水がん細胞を腹腔に注射し、翌日より、生理
的食塩水圧溶解した前記試料25■/KP/日、511
97に9/日または1■/に2/日を連続2週間腹腔注
射によシ投与して測定した0試験例9 エールリッヒ腹水がん測定方法 ddyマウス(6週令、雌)に2 X 10  個/マ
ウスのエールリッヒ腹水がん細胞を腹腔に注射し、翌日
よシ、試験例8の方法に蕩じて行なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本活性物質の紫外線吸収スペクトル、第2図は
赤外線吸収スペクトルを示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トウモロコシ属(Zea mayaLinn’e
    )またはその変員に属しかつインターフエロン誘起活性
    およびIgE抗体産生抑制活性を有する水溶性高分子物
    質を産生する能力を有する植物の組織から、上記物質を
    抽出し、抽出物からこれを回収することを特徴とする、
    生物活性物質の製造法。
  2. (2)上記活性物質が、さらに、B細胞活性化活性、マ
    イトジエン活性、アジユバント活性、マクロフアージ活
    性化活性および抗腫瘍活性を有する物質である、特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)植物組織が南蛮毛である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  4. (4)水で抽出する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)pH7〜12で抽出する特許請求の範囲第4項記
    載の方法。
  6. (6)抽出液の限外ろ過によつて回収する特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  7. (7)抽出液に親水性有機溶媒、アンモニウム塩、無機
    金属塩またはトリクロロ酢酸を加えることによつて活性
    物質を沈殿させ、沈殿分画から活性物質を回収する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  8. (8)トウモロコシ属(Zea mayaLinn’e
    )またはその変員に属しかつインターフエロン誘起活性
    およびIgE抗体産生抑制活性を有する水溶性高分子物
    質を産生する能力を有する植物の組織から上記物質を抽
    出し、抽出物からこれを回収する工程によつて得られた
    生物活性物質を有効成分とし、薬学的に許容し得る担体
    または賦形剤と共存させてなる免疫薬理学的組成物。
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