JPS62179536A - ポリエチレン製ガソリンタンクの製造方法 - Google Patents
ポリエチレン製ガソリンタンクの製造方法Info
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Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はガソリン等の液体不透過性を有するプラスチッ
クタンクの製造方法に関するものである。
クタンクの製造方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、車輌用のガソリンタンクを経浩性及び耐′f!J
撃性に優れたポリエチレンから形成することが提案され
ている。
撃性に優れたポリエチレンから形成することが提案され
ている。
しかしながら、+g層ポリエブレンからなるガソリンタ
ンクではガソリンの主成分とポリエチレン壁部の化学的
な親和性が良いため、ガソリンがタンク壁部を浸透して
タンク表面に滲出してしまう。
ンクではガソリンの主成分とポリエチレン壁部の化学的
な親和性が良いため、ガソリンがタンク壁部を浸透して
タンク表面に滲出してしまう。
このため、特開昭58−220738号公報に示すよう
に、ナイロン等のバリア材層の両面に接着剤層を介して
高書度ポリエチレン層を積層した三種五層からなるプラ
スチックタンクが提案されているが、ナイロンはポリエ
チレンに比較して極めて高価であるためタンク全体の大
幅41コストアツプになってしまう。また、この公知の
タンクは三種五層の積層構造のため、製造工程が?a雑
化すると言った問題があった。
に、ナイロン等のバリア材層の両面に接着剤層を介して
高書度ポリエチレン層を積層した三種五層からなるプラ
スチックタンクが提案されているが、ナイロンはポリエ
チレンに比較して極めて高価であるためタンク全体の大
幅41コストアツプになってしまう。また、この公知の
タンクは三種五層の積層構造のため、製造工程が?a雑
化すると言った問題があった。
そこで単層ポリエチレンからなる塁材をフッ素または亜
硫酸ガスで化学的に処理し、ガソリンと親和性の乏しい
塁をポリエチレン内面に生成し、ガソリン透過を防止す
る方法が提案されている。
硫酸ガスで化学的に処理し、ガソリンと親和性の乏しい
塁をポリエチレン内面に生成し、ガソリン透過を防止す
る方法が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来の化学的処理方法では毒性を有する
フッ素ガスまたは亜1t?TI’lfガスを用いている
ため、作業yA境を悪化させ作業能率が悪いものとなっ
ていた。また、このようなガスで処理したガソリンタン
クは必ずしもガソリンの不透過性で満足できるものでは
なかった。
フッ素ガスまたは亜1t?TI’lfガスを用いている
ため、作業yA境を悪化させ作業能率が悪いものとなっ
ていた。また、このようなガスで処理したガソリンタン
クは必ずしもガソリンの不透過性で満足できるものでは
なかった。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的はガソリンの不透過性に優れ、しかも有毒ガス
等を使用することがなく作業環境及び作業能率の良いプ
ラスチックタンクの製造方法を提供するにある。
その目的はガソリンの不透過性に優れ、しかも有毒ガス
等を使用することがなく作業環境及び作業能率の良いプ
ラスチックタンクの製造方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本発明に係る液体不透過性
を有するプラスチックタンクのIn方法によると、先ず
プラスチックタンクの壁面をプラズマ処理してこの壁面
を活性化させる。次に、このプラズマ処理した壁面にシ
ランカップリング剤を塗布して強固に付着させ、その後
にこの壁面を設定温度で加熱処理するのである。
を有するプラスチックタンクのIn方法によると、先ず
プラスチックタンクの壁面をプラズマ処理してこの壁面
を活性化させる。次に、このプラズマ処理した壁面にシ
ランカップリング剤を塗布して強固に付着させ、その後
にこの壁面を設定温度で加熱処理するのである。
(実施例)
以下に本発明の好適な実施例について、経済性及び耐!
1i4J性に優れた高密度ポリエチレン製タンクを例に
とって説明する。
1i4J性に優れた高密度ポリエチレン製タンクを例に
とって説明する。
ポリエチレンは炭素と水素が強固に結合された分子構造
となっていて、このままでは他の物質が結合しにくい状
態となっている。そこで先ず、ポリエチレン類のタンク
の内面を酸素プラズマで処理して、以下のようにポリエ
チレンの面を活性化さU′る。
となっていて、このままでは他の物質が結合しにくい状
態となっている。そこで先ず、ポリエチレン類のタンク
の内面を酸素プラズマで処理して、以下のようにポリエ
チレンの面を活性化さU′る。
以下には、上記のプラズマ処理の結果主に生成される
について説明する。
次に、上記のようにプラズマ処理されたタンクの内面に
シランカップリング剤YR8i X3を塗布する。ここ
で、Yは有機官能基で例えば−N ト12 、
−N)l 2 C2H4NH,−NH20゜N F
+、 −CH2=CH,−CH2=CCH3C0等
がある。Rは炭化水素基で、例えば−C1H3n−1等
がある。Slは珪素原子である。Xは珪素原子に結合す
る加水分解基で、例えば−Cβ、−OR,−〇〇〇R等
がある。上記の塗布は、例えば101のアルコール中に
0.1〜0.5のシランカップリング剤を含有する溶液
中にタンクを浸漬することによって極めて簡単に行うこ
とができる。
シランカップリング剤YR8i X3を塗布する。ここ
で、Yは有機官能基で例えば−N ト12 、
−N)l 2 C2H4NH,−NH20゜N F
+、 −CH2=CH,−CH2=CCH3C0等
がある。Rは炭化水素基で、例えば−C1H3n−1等
がある。Slは珪素原子である。Xは珪素原子に結合す
る加水分解基で、例えば−Cβ、−OR,−〇〇〇R等
がある。上記の塗布は、例えば101のアルコール中に
0.1〜0.5のシランカップリング剤を含有する溶液
中にタンクを浸漬することによって極めて簡単に行うこ
とができる。
上記の塗布に際してシランカップリング剤YR8iX3
が加水分解すると、以下のようになる。
が加水分解すると、以下のようになる。
YR8ix3+3H20
→YR8i (OH)3 +3HX
そして、このカップリング剤がポリエチレン製タンクの
内面と反応すると以下のようになる。
内面と反応すると以下のようになる。
R
1I
Y II Y H
一一−−÷ −C−C−C−C−
11HH11
すると、以下のような反応が生じる。
n
+ −HX
RR
Y Y
この中のYの部分にガソリンと親和性の低い基をもたせ
ることによりガソリン透過性をなくすのである。
ることによりガソリン透過性をなくすのである。
上記加熱処理は、好ましくは60℃〜140”Cの温度
で2〜20分間加熱雰囲気中に入れることである。
で2〜20分間加熱雰囲気中に入れることである。
本発明に用いられるシランカップリング剤としては多種
多用のものがあるが、特にナイロンと同じアミド結合ヤ
イミド結合を持つカップリング剤がガソリン透過防止効
果が大きく好ましい。−例どしてはアミノシランがあり
、このアミノシランとしては以下のようなものが例示さ
れる。
多用のものがあるが、特にナイロンと同じアミド結合ヤ
イミド結合を持つカップリング剤がガソリン透過防止効
果が大きく好ましい。−例どしてはアミノシランがあり
、このアミノシランとしては以下のようなものが例示さ
れる。
■ H2N CH3H6S ! (○ C2ト
15 ) 3■H,、NCH4NHC3H6Si
(OCH3) 3■H2NC2H4NHC3I(65
f(OCH3)3■ CH3COOC21−14N1−
IC2H4NHC3If Si (OCI−13)
3 ■ トI NCIt N1−1c
HNHC31−l 6 Si<OCトI 3
) 3 ■HNCHCHN1−ICl−12CH2Cl−12s
*(OCH3)3 上記アミノシランのうち、■で示したもので処理したボ
]・ルとフッ素処理したボトルと未処理のボトルのガソ
リン透過量のデーターを図に示す。
15 ) 3■H,、NCH4NHC3H6Si
(OCH3) 3■H2NC2H4NHC3I(65
f(OCH3)3■ CH3COOC21−14N1−
IC2H4NHC3If Si (OCI−13)
3 ■ トI NCIt N1−1c
HNHC31−l 6 Si<OCトI 3
) 3 ■HNCHCHN1−ICl−12CH2Cl−12s
*(OCH3)3 上記アミノシランのうち、■で示したもので処理したボ
]・ルとフッ素処理したボトルと未処理のボトルのガソ
リン透過量のデーターを図に示す。
このデーターは内容a 500 nl!のボトル中に2
00rRIlのガソリンを入れて、その減少量から透過
mを測定したちので、このデーターから、ガソリンの1
日当たりの透過量は未処理のボトルが4.68x10”
g/口、フッ素処理したボトルが9゜38x10’g/
日であるのに対し、本発明のプラズマシラン処理したボ
トルでは7.OOXlo−3g/日と顕署に減少してい
るのが認められた。
00rRIlのガソリンを入れて、その減少量から透過
mを測定したちので、このデーターから、ガソリンの1
日当たりの透過量は未処理のボトルが4.68x10”
g/口、フッ素処理したボトルが9゜38x10’g/
日であるのに対し、本発明のプラズマシラン処理したボ
トルでは7.OOXlo−3g/日と顕署に減少してい
るのが認められた。
(効 果)
以上のように本発明に係るプラスチックタンクの’FJ
Ti方法では、ガソリンの不透過性改善のために初めて
シランカップリング剤を用いただけでなく、プラスデッ
クタンク壁面をプラズマ処理した後、この壁面にシラン
カップリング剤を塗布し、次いで該壁面を設定温度で加
熱処理しているため、プラズマ処理によってタンク壁面
が活性化されてシランカップリング剤が強固に付着され
るのであるOそして・シランカップリング剤としてガソ
リンと親和性の低いものを用いることによって、従来例
に比べると著しくガソリン透過防止効果を上げることが
可能となったのである。
Ti方法では、ガソリンの不透過性改善のために初めて
シランカップリング剤を用いただけでなく、プラスデッ
クタンク壁面をプラズマ処理した後、この壁面にシラン
カップリング剤を塗布し、次いで該壁面を設定温度で加
熱処理しているため、プラズマ処理によってタンク壁面
が活性化されてシランカップリング剤が強固に付着され
るのであるOそして・シランカップリング剤としてガソ
リンと親和性の低いものを用いることによって、従来例
に比べると著しくガソリン透過防止効果を上げることが
可能となったのである。
また、本発明では従来のように右毒ガスを用いることが
ないので、作業環境が良く作業能率を上げることもでき
る。
ないので、作業環境が良く作業能率を上げることもでき
る。
図は未処理のボ]・ルと従来の方法で処理したボトルと
本発明の方法で処理したボトルのガソリン透過mを比較
して示すグラフである。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代 理
人 弁理上 −色 健 軸間
弁理士 松 本 雅 利(ビ3)
本発明の方法で処理したボトルのガソリン透過mを比較
して示すグラフである。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代 理
人 弁理上 −色 健 軸間
弁理士 松 本 雅 利(ビ3)
Claims (1)
- プラスチックタンク壁面をプラズマ処理した後、該壁面
にシランカップリング剤を塗布し、次いで該壁面を設定
温度で加熱処理してなることを特徴とする液体不透過性
を有するプラスチックタンクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61020223A JPH0660252B2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | ポリエチレン製ガソリンタンクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61020223A JPH0660252B2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | ポリエチレン製ガソリンタンクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62179536A true JPS62179536A (ja) | 1987-08-06 |
JPH0660252B2 JPH0660252B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=12021166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61020223A Expired - Lifetime JPH0660252B2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | ポリエチレン製ガソリンタンクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660252B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04178437A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Regurusu:Kk | 樹脂成形物及びその製造方法 |
EP0722823A1 (de) * | 1995-01-19 | 1996-07-24 | INPRO Innovationsgesellschaft für fortgeschrittene Produktionssysteme in der Fahrzeugindustrie mbH | Verfahren zur Herstellung plasmageeigneter Oberflächen thermoplastischer Kunststoffteile |
JPH10500637A (ja) * | 1994-12-05 | 1998-01-20 | インテグレイテッド ライナー テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 硬化エラストマーのプラスチック及び金属との結合 |
US5958509A (en) * | 1996-09-18 | 1999-09-28 | Basf Aktiengesellschaft | Coating of molded plastics articles |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612738A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 合成樹脂成形品の表面処理方法 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP61020223A patent/JPH0660252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612738A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 合成樹脂成形品の表面処理方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04178437A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Regurusu:Kk | 樹脂成形物及びその製造方法 |
JPH10500637A (ja) * | 1994-12-05 | 1998-01-20 | インテグレイテッド ライナー テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 硬化エラストマーのプラスチック及び金属との結合 |
US6234335B1 (en) | 1994-12-05 | 2001-05-22 | Integrated Liner Technologies Inc. | Sealable container and open top cap with directly bonded elastomer septum |
EP0722823A1 (de) * | 1995-01-19 | 1996-07-24 | INPRO Innovationsgesellschaft für fortgeschrittene Produktionssysteme in der Fahrzeugindustrie mbH | Verfahren zur Herstellung plasmageeigneter Oberflächen thermoplastischer Kunststoffteile |
US5958509A (en) * | 1996-09-18 | 1999-09-28 | Basf Aktiengesellschaft | Coating of molded plastics articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660252B2 (ja) | 1994-08-10 |
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