JPS62177864A

JPS62177864A - 外装材料

Info

Publication number: JPS62177864A
Application number: JP61018559A
Authority: JP
Inventors: Hiroto Tomita; 冨田　博人
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1986-01-30
Filing date: 1986-01-30
Publication date: 1987-08-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕　　　　　゛この発明は電池の外装に用いられるプラスチックフィル
ムの包装材料に関する。

〔従来技術およびその問題点〕

マンガン電池、アルカリマンガン電池、アルカリ蓄電池
などは、携帯用の電気製品、例えば携帯用のラジオ、テ
レビ、ステレオ、ワードプロセッサなどの普及により電
池能力の改善が強く要請されている。しかしながら、従
来の電池は、電池本体をポリ塩化ビニルＣＰＶＣ）絶縁
チューブで絶縁し、その上に外装用印刷鋼板内筒〈メタ
ルジせケラト）で被われているので、ＪＩＳで定められ
た電池寸法にあわせるために電池本体の容量が制限され
、電池のコストダウンの障害になっている。

この発明は、上記の事情に鑑みてなされたちのであり、
その目的は、電池能力を向上さけ電池の製造原価を下げ
ることのできる電池の外装材料を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者は電池外装に要求される性能、すなわち、機械
的強度、意匠性、耐薬品性および絶縁性を考慮して種々
の包材を試作研究してこの発明を完成するに到った。

すなわち、この発明の電池外装用の積層材料は、プラス
チック表面層と、インキ層と、金属蒸着層と、感圧接着
剤層と、離型シートとがこの順序で含む積層材料であり
、該積層材料中の少なくとも一層が熱収縮であることを
特徴とするものである。

この発明の好ましい態様として、金属蒸着層と感圧接＠
層との間に絶縁層を設けることができる。

さらに好ましい態様として、上記の絶縁層を樹脂塗膜と
することができる。

別の好ましい態様として、上記の絶縁層を熱収縮性プラ
スチックフィルムとすることができる。

さらに別の好ましい態様として、上記の絶縁層を非熱収
縮性プラスチックフィルムとすることができる。

この発明の一態様としてプラスチック表面層を熱収縮性
プラスチックとすることができる。

他の態様としてインキ層と金属蒸着層との間に非収縮性
プラスチックフィルムを設けてもよい。

以下、この発明を具体的に説明する。

この発明において用いることのできるプラスチックの種
類として、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、ポリエチレン（
ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリエチレンテレフ
タレート（ＰＥＴ）　、ナイロン（ＮＹ）　、ポリスチ
レン（ＰＳ）　、ポリ塩化ビニリデン、これらの単体も
しくは混合体く共押出フィルムなど）およびラミネート
品などがある。

熱収縮性を付与するためにプラスチックフィルムに一軸
延伸などの処理を施すことができる。

この発明に用ることのできるインキとしては、ビヒクル
に顔料若しくは染料の着色料、可塑剤、安定剤、その他
の添加剤、溶剤若しくは希釈剤を混練してなるものを用
いる。このビヒクルとしては例えば、エチルセルロース
、ニトロセルロース（硝化綿）、エチルヒドロキシセル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セ
ルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα
−メチルスヂレンなどのスチレン樹脂およびスチレン共
重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
などのアクリル樹脂またはメタクル樹脂の単独または共
重合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン
変性フェノール樹脂、手合ロジンなどのロジンエステル
樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトル
エン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル／酢酸ごニル共
重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂（ポリウ
レタン＋硝化綿などを含む）、ブチラール樹脂などのう
ち一層ないし二種以上を選択して使用することができる
。

また、電池外装に金属光沢を出すために、いわゆる銀イ
ンキ、金インキを用いることが好ましい。

この発明において、インキでプラスチックフィルムの内
表面に所望の文字・模様を施す方式、すなわち、印刷方
式は、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリー
ン印刷、オフセットグラビア印刷、静電印刷、ジェット
プリントなどの通常の方法でよい。

この発明の外装材料において金属蒸着層は、インキ層と
感圧接着剤層との間に設けられる。この金属蓋＠層は、
通常の真空蒸着法により所望の金属膜を形成して設ける
ことができる。この蒸着に用いられる金属は特に制限さ
れず、種々の金属を用いることができる。例えば、金、
銀、銅、鉛、亜鉛、カドニウム、ニッケル、コバルト、
スズ、アルミニウム、マグネシウム、チタン、ベリリウ
ム、リチウム、ガリウム、セレン、テルル、クロム、マ
ンガン、アンチモン、ビスマスなどがある。

この蒸着に際して、必要性により被蒸着面の所定箇所に
蒸着アンカーとシーライトプライヤーを塗布し、この処
理面に真空蒸着によって金属膜を形成し、次いで水洗し
てシーラントブライマー塗布箇所の蒸着膜を剥離させる
シーライ１〜加工を行なうことができる。

この発明において最内層として離型シートが設けられ、
その外側の剥離処理面に感圧接着剤層が設けられる。こ
の発明において用いることのできる感圧接着剤としては
、ゴム、アクリル共重合物、アクリル酸エステルなどの
粘着主剤、ロジン、クマロン、エステルガムなどの粘着
補強剤、ポリブテン、とマシ油、ジオクチルフタレート
などの可塑剤、充填剤をブレンドしたものを使用するこ
とができる。

この発明の好ましい態様において、金属蒸着層と感圧接
着剤層との間に設けることのできる絶縁層として、樹脂
塗膜、熱収縮性プラスチックフィルム、もしくは非熱収
縮性プラスチックフィルム、またはこれらの積層材を用
いることができる。ここで、樹脂塗膜を形成することの
できるワニスは、例えば、ロジン、セラック、ダンマル
ゴム、コーパルなどの天然樹脂、エステルゴム、石灰ロ
ジン、マレイン酸化ロジンなどの加工樹脂、アルキッド
樹脂、ブヂル化アミノアルキッド樹脂、フェノール樹脂
、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂（ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル
酸ブヂルなと）、炭化水素樹脂、ウレタン樹脂、ビニル
ブチラール樹脂、ケイ素樹脂、ポリエチレン、ポリアミ
ド、塩ビ酢ビ系、塩素ボリア０ピレン系、アクリル−ポ
リオール系（２液）、アクリル−ポリオール−塩酢ビ系
（２液）などの合成樹脂、ニトロセルロース、アセチル
セルロース、アセチルブチルセルロースなどのセルロー
ス誘導体、塩化ゴムおよび環化ゴムなどのゴム誘導体、
その他ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロ
ース、カゼイン、溶性デンプンなどの塗膜形成要素を、
溶剤などで溶解したものである。

絶縁層としてプラスチックフィルムを用いる場合、その
プラスチックフィルムとして、例えば、ポリ塩化ビニル
（ＰＶＣ）　、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン
（ＰＰ）　、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）　
、ナイロン（Ｎ−）、ポリスチレン（ＰＳ）、ポリ塩化
ビニリデン、これらの単体もしくは混合体（共押出しフ
ィルムなど）およびラミネート品などがある。熱収縮性
を付与するためにはフィルムに一軸延伸などの処理を施
す。また、非熱収縮性を付与するために、延伸後、熱処
理によりフィルムを固定化するか又はＰＶＣの場合は設
定厚みにてＴダイより押し出し、カレンダー加工を行な
うなどの処理を施す。。

この発明の外装材料は、少なくとも、プラスチック表面
層、インキ層、金属蒸着層、感圧接着剤層、および離型
シートを有し、必要に応じて絶縁層などが中間に設けら
れる。これらの層は通常の方法、例えばアンカー剤塗布
、接着剤塗布などにより積層される。

上記の積層に用いることのできる接着剤は、被接着物に
応じて適宜変更できるが、例えばポリエステル・イソシ
アネート系２液型およびポリアクリル酸エステル２液型
などがある。

次いで、この発明の電池外装用材料の数例を示す図面を
参照して、この発明を具体的に説明する。

第１図は、この発明の外装材料の一実施例を概略的に示
寸断面図である。この例において電池外装用の材料１は
、外側から熱収縮性プラスチック表面層２、インキ層３
、金属蒸着層４、感圧接着剤層５、および離型紙６の順
序で構成されている。

この発明において、インキ層および金属蒸着層は、必ず
しも連続的に設ける必要がなく、不連続的に設けてもよ
い。

この材料例の製造は、例えば、熱収縮性プラスチックフ
ィルム２の内側表面にインキによって印刷して所望の模
様および色彩のインキ層３を形成し、この内側表面に更
に真空蒸着法によって金属膜４を蒸着させ、別に離型紙
６に感圧接着剤を通常の方法で塗布して感圧接着剤層５
を形成しておき、この感圧接着剤層５の表面と金属蒸着
層４の表面とを接合して実施することができる。

第２図は、この発明の外装材料１の他の実施例を概略的
に示す断面図である。この例において外装材料１は、外
側から熱収縮性プラスチックフイルムの表面層２、イン
キ層３、接着剤層７、金属蒸着層４、熱収縮性または非
熱収縮性プラスチックフィルム８、感圧接着剤層５、お
よび離型紙６の順序で構成されている。

この材料例の製造は、例えば、熱収縮性プラスチックフ
ィルム２の内側表面にインキによって印刷して所望の模
様および色彩のインキ層３を形成しておき、また、プラ
スチックフィルム８の表面に真空蒸着法によって金属膜
４を蒸着して準備し、さらに別に離型紙６上に感圧接着
剤層５を形成しておき、次いでインキ層５の表面と金属
蒸着層４の表面を接着剤層７を介して接合し、またプラ
スチックフィルム８の表面と感圧接着剤層５の表面とを
接合して行なうことができる。

第３図は、この発明の外装材料の別の実施例を概略的に
示す所百図である。この例において外装材料１は、外側
から熱収縮性のプラスチックフィルムの表面層２、イン
キ層３、金属蒸着層４、樹脂塗膜９、感圧接着剤層５、
および離型紙６の順序で構成されている。

この材料例の製造は、例えば、熱収縮性プラスチックフ
ィルム２の内側表面に所望の模様および色彩のインキ層
３を形成し、次いでその表面に真空蒸着法によって金属
膜を蒸着させ、さらにそのワニスを塗布して樹脂塗膜を
形成し、これとは別に離型紙６の上に感圧接着剤層５を
形成しておき、次いで塗膜９と感圧接着剤層５とを積層
して実施することができる。

この外装材料は、電池への貼着前に離型シートを取り除
き、電池本体に貼付してこの材料を適当な方法で加熱し
て熱収縮させ、その本体に密着させてこの外装材料を使
用することができる。

〔実施例〕

この発明を、以下の具体例によって説明する。

例　　１厚み５０μ、タテ収縮率４０％のポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）フィルムの片面にタイプインキ（諸層インキ製　Ｎ
Ｌ−８１（ＢＭＡ曇ＭＣ系））で絵柄を印刷した。また
、別に厚み２０μの非収縮性ＰｖＣフィルムにへ１蒸着
層を設けた。これらのフィルムを、インキ印刷層とＡＩ
！蒸着層とが接合するように接着剤（大日本精化製、セ
イカボンドＥ−２６３＞を用いてラミネートし、３０℃
以下のエージング室でエージングを行った。

次いで、非収縮性ＰＶＣフィルム表面に粘着剤（東洋イ
ンキ製、オリパイン　ＰＢＳ３１５６Ｄ）を塗布しく塗
布量２５ｇ／ＴＩｔｄｒｙ＞　、粘着剤中の溶剤がＰＶ
Ｃを侵さないように十分乾燥する。粘着加工後、離型シ
ートを貼り付け、半抜きにして所望の外装材料を得た。

第２図にこの材料の概要を示す。

例　　２厚み２０μの非収縮性ＰＶＣフィルムにインキ［大日精
化製１、ＶＭタイプ（ＮＧ・アクリル系）Ｊで印刷した
。別に、厚み３５μ、タテ収縮率４０％のＰＶＣフィル
ムにＡｊ蒸着層を設けた。

次いで、厚み２０μの低収縮性ＰＶＣフィルムに粘着剤
（タケラップＡ−３６９）で上記の印刷層済みＰｖＣフィルムを貼り合せ、さらに蒸着剤ＰＶＣフ
ィルムを貼り合せて３０℃以下でエージングした。

得られた積層材のＰＶＣフィルム表面に粘着剤（東洋イ
ンキ製、オリパインＢＰＳ−４８９９）を塗布して離型
シートを貼付し、半抜き加工して所望の外装材料を得た
。第４図にその概略を示す。

例　　３厚み４０μのタテ収縮ＰＶＣフィルムにインキ（諸層イ
ンキ製　ＮＬ−８１）で印刷し、この印刷面にＡｊｌ蒸
着を行なった。さらに、Ａｌｌ蒸着面にＯＰニス（ＮＬ
−８１）で２回コートして樹脂塗膜を形成し、この塗膜
面に粘着剤（東洋インキ製、オリパインＢＰＳ−４８８
５）を塗布して離型シートを貼付した。得られた外装材
料の概要を第３図に示す。

〔発明の効果〕

この発明の外装材料によって次の効果が得られる。

（ａ）　　外装の厚みを薄（することができるので、電
池本体の容量を増大させて電池能力を向上させることが
可能である。

（ｂ）　　安価なプラスチックフィルムを基材とするの
で、電池の製造原価を低減することができる。

（Ｃ）　　印刷層が表面層のプラスチックフィルムで保
護されているので、電池の絵柄の汚れが少ない。

（ｄ）　　外装材の内側に絶縁性の材料を用いることが
できるので、電池の漏電を防止することができ、また、
電池内の薬剤から金属蒸着層を保護することができる。

ｆｅ）　　粘着剤により乾電池側面に貼り合せた後に、
収縮させてよいので、金属蒸着層の白化を少なくするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図はこの発明の外装材料の実施例を示す概略的
断面図である。１・・・外装材料、２・・・プラスチックフィルムの表
面層、３・・・インキ層、４・・・金属蒸Ｍ層、５・・
・感圧接着剤層、６・・・離型紙、７・・・接着剤層、
８・・・プラスチックフィルム、９・・・樹脂塗膜。ち　１　図も２　にも　３　圃

Claims

【特許請求の範囲】１、プラスチック表面層と、インキ層と、金属蒸着層と
、感圧接着剤層と、離型シートとがこの順序で含む積層
材料であり、該積層材料中の少なくとも一層が熱収縮性
であることを特徴とする電池用外装材料。２、金属蒸着層と感圧接着剤層との間に絶縁層が設けら
れた、特許請求の範囲第１項記載の材料。３、該絶縁層が樹脂塗膜である、特許請求の範囲第２項
記載の材料。４、該絶縁層が熱収縮性プラスチックフィルムである、
特許請求の範囲第２項記載の材料。５、該絶縁層が非熱収縮性プラスチックフィルムである
、特許請求の範囲第２項記載の材料。６、プラスチック表面層が熱収縮性プラスチックである
、特許請求の範囲第１項ないし第５項のいずれか１項記
載の材料。７、インキ層と金ｍ蒸着層との間に非収縮性プラスチッ
クフィルムが設けられた、特許請求の範囲第６項記載の
材料。