JPS6145765B2 - - Google Patents
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- JPS6145765B2 JPS6145765B2 JP12244978A JP12244978A JPS6145765B2 JP S6145765 B2 JPS6145765 B2 JP S6145765B2 JP 12244978 A JP12244978 A JP 12244978A JP 12244978 A JP12244978 A JP 12244978A JP S6145765 B2 JPS6145765 B2 JP S6145765B2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J3/00—Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
- G01J3/28—Investigating the spectrum
- G01J3/42—Absorption spectrometry; Double beam spectrometry; Flicker spectrometry; Reflection spectrometry
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、二光束分光光度計に関する。
二光束分光光度計は、一光束分光光度計に比べ
て、光源の発光強度・分光器の回折効率・検知器
の感度等の波長依存性を除去できる点で有効であ
る。一般には、第1図に示すように、光源20か
らの光は、試料光束1および参照光束2に分離さ
れ、それぞれ試料セル10および参照セル10′
に照射される。通常、参照セル10には溶媒が、
試料セル10には溶媒と測定試料が入つている。
それぞれのセルを透過した光は、分光検知部30
において分光された後電気信号に変換される。光
源から検知器に到る光学系には、光束の分離合成
に回転セクタを用いるものやビームスプリツタを
用いるもの、分光器を光源とセルの間に配置する
もの、2個の検知器を用いるもの等の種々の構成
が知られている。分光検知部30からの電気信号
は、割算器40において参照セル10′の透過光
量と試料セル10の透過光量の比が求められる。
この参照光と試料光の比を得る手段としては、割
算器の他にダイノードフイードバツク法、スリツ
トサーボ法、光学的零位法等の光学的手法も知ら
れている。割算器40により比を求められた後、
対数変換器50により対数変換され、吸光度とし
て記録計60に記録される。
て、光源の発光強度・分光器の回折効率・検知器
の感度等の波長依存性を除去できる点で有効であ
る。一般には、第1図に示すように、光源20か
らの光は、試料光束1および参照光束2に分離さ
れ、それぞれ試料セル10および参照セル10′
に照射される。通常、参照セル10には溶媒が、
試料セル10には溶媒と測定試料が入つている。
それぞれのセルを透過した光は、分光検知部30
において分光された後電気信号に変換される。光
源から検知器に到る光学系には、光束の分離合成
に回転セクタを用いるものやビームスプリツタを
用いるもの、分光器を光源とセルの間に配置する
もの、2個の検知器を用いるもの等の種々の構成
が知られている。分光検知部30からの電気信号
は、割算器40において参照セル10′の透過光
量と試料セル10の透過光量の比が求められる。
この参照光と試料光の比を得る手段としては、割
算器の他にダイノードフイードバツク法、スリツ
トサーボ法、光学的零位法等の光学的手法も知ら
れている。割算器40により比を求められた後、
対数変換器50により対数変換され、吸光度とし
て記録計60に記録される。
以上の構成の二光束分光光度計を用いることに
より、各種の波長依存性を除去することはできる
が、正確な試料スペクトルを得られないという問
題点があつた。この点について更に第2図を用い
て説明する。第2図aは、第1図における分光器
検知器30の出力のうち試料セル10、参照セル
10′のそれぞれの透過を別々に対数変換した値
をAS,ARとして表わしている。測定試料による
吸収がない波数の位置においては、原理的にはA
SとARが一致する。第2図bはASからARを引い
た後であり、第1図の対数変換器50の出力に対
応する値であるが、ASとARの不一致により溶媒
固有の妨害吸収Iがあらわれる。この妨害吸収I
は、特に測定試料が微量しか得られない場合や濃
度が低い場合に、測定試料のスペクトルに重畳
し、正確な試料スペクトルが得られず、従つて定
量分析ができないことになる。
より、各種の波長依存性を除去することはできる
が、正確な試料スペクトルを得られないという問
題点があつた。この点について更に第2図を用い
て説明する。第2図aは、第1図における分光器
検知器30の出力のうち試料セル10、参照セル
10′のそれぞれの透過を別々に対数変換した値
をAS,ARとして表わしている。測定試料による
吸収がない波数の位置においては、原理的にはA
SとARが一致する。第2図bはASからARを引い
た後であり、第1図の対数変換器50の出力に対
応する値であるが、ASとARの不一致により溶媒
固有の妨害吸収Iがあらわれる。この妨害吸収I
は、特に測定試料が微量しか得られない場合や濃
度が低い場合に、測定試料のスペクトルに重畳
し、正確な試料スペクトルが得られず、従つて定
量分析ができないことになる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、溶媒固有の妨害吸収のない正確な試料スペク
トルを得られる二光束分光光度計を提供するにあ
る。
で、溶媒固有の妨害吸収のない正確な試料スペク
トルを得られる二光束分光光度計を提供するにあ
る。
本発明は、試料による吸収がない波長位置にお
ける試料スペクトルと参照スペクトルが一致する
ような補正係数を求めた上で、参照スペクトルを
補正し、試料スペクトルを比較するものである。
ける試料スペクトルと参照スペクトルが一致する
ような補正係数を求めた上で、参照スペクトルを
補正し、試料スペクトルを比較するものである。
本発明の一実施例について説明するにあたつ
て、溶媒固有の妨害吸収が発生する理由について
説明する。吸光度AS,ARは、試料セルの光路長
をS、参照セルの光路長をR、特定波数におけ
る溶媒と試料の分子吸光係数をα1,α2、試料
セル中の溶媒および試料濃度をC1S,C2S、参照
セル中の溶媒および試料濃度をC1R,C2Rとすれ
ば、次式で与えられる。
て、溶媒固有の妨害吸収が発生する理由について
説明する。吸光度AS,ARは、試料セルの光路長
をS、参照セルの光路長をR、特定波数におけ
る溶媒と試料の分子吸光係数をα1,α2、試料
セル中の溶媒および試料濃度をC1S,C2S、参照
セル中の溶媒および試料濃度をC1R,C2Rとすれ
ば、次式で与えられる。
AS=α1・C1S・S+α2・C2S・S (1)
AR=α1・C1R・R+α2・C2R・R (2)
ここで、参照セルに試料が含まれていない場
合、(2)式は、 AR′=α1・C1R・R (3) となる、対数変換後の出力Aは、ASとAR′の差
となり、次式のようになる。
合、(2)式は、 AR′=α1・C1R・R (3) となる、対数変換後の出力Aは、ASとAR′の差
となり、次式のようになる。
A=α2・C2S・S
+α1(C1S・S−C1R・R (4)
すなわち、溶媒による妨害吸収が発生しないよ
うにするには、(4)式の右辺第2項が零になればよ
いことになる。そのためには、試料セルと参照セ
ルの光路長が等しく、しかも各セル中の溶媒濃度
が等しいことが必要である。
うにするには、(4)式の右辺第2項が零になればよ
いことになる。そのためには、試料セルと参照セ
ルの光路長が等しく、しかも各セル中の溶媒濃度
が等しいことが必要である。
以下に本発明の一実施例について説明するが、
本発明においては、セルの光路長が等しいこと又
は溶媒濃度が等しいこと等の条件は特に必要とし
ていない。第3図は、本発明の一実施例の基本的
ブロツク図である。第1図と同一符号は同一部分
を示す。70は、分光検知器30の出力信号をデ
イジタル信号に変換するアナログ・デイジタル変
換器である。80は、デイジタル信号7を取り込
み、分光検出器30の波数走査に同期した波数走
査信号9に基づいて記憶、演算を行う演算記憶装
置である。90は、演算記憶装置80の出力信号
8を表示記録する表示記録装置である。
本発明においては、セルの光路長が等しいこと又
は溶媒濃度が等しいこと等の条件は特に必要とし
ていない。第3図は、本発明の一実施例の基本的
ブロツク図である。第1図と同一符号は同一部分
を示す。70は、分光検知器30の出力信号をデ
イジタル信号に変換するアナログ・デイジタル変
換器である。80は、デイジタル信号7を取り込
み、分光検出器30の波数走査に同期した波数走
査信号9に基づいて記憶、演算を行う演算記憶装
置である。90は、演算記憶装置80の出力信号
8を表示記録する表示記録装置である。
次に動作について説明する。最初に、試料光束
1には溶媒のみが入つたセル10が設置され、参
照光束2には何も設置されない。分光検知器30
の波長走査が行なわれると、第2図aのARの透
過率表示に対応する信号が順次分光検知器30か
ら出力される。そして、アナログ・デイジタル変
換器70によつてデイジタル信号に変換され、演
算記憶装置80に取り込まれる。演算記憶装置8
0において、取り込んだ信号を対数変換するとと
もに波長走査信号9に基づいて所定の番地に順次
記憶する。次に、試料光束1には、溶媒と試料を
入れたセル10が設置される。分光検知器30の
波長走査によつて得られる信号は、上述と同様に
して演算記憶装置80の所定の番地に記憶され
る。演算記憶装置80において、(4)式の第2項、
すなわち、(C1S・S−C1R・R)が零となる
ように演算がなされ、その結果が表示記録装置9
0に表示記憶される。
1には溶媒のみが入つたセル10が設置され、参
照光束2には何も設置されない。分光検知器30
の波長走査が行なわれると、第2図aのARの透
過率表示に対応する信号が順次分光検知器30か
ら出力される。そして、アナログ・デイジタル変
換器70によつてデイジタル信号に変換され、演
算記憶装置80に取り込まれる。演算記憶装置8
0において、取り込んだ信号を対数変換するとと
もに波長走査信号9に基づいて所定の番地に順次
記憶する。次に、試料光束1には、溶媒と試料を
入れたセル10が設置される。分光検知器30の
波長走査によつて得られる信号は、上述と同様に
して演算記憶装置80の所定の番地に記憶され
る。演算記憶装置80において、(4)式の第2項、
すなわち、(C1S・S−C1R・R)が零となる
ように演算がなされ、その結果が表示記録装置9
0に表示記憶される。
ここで、演算記憶装置80の具体例について第
4図を用いて説明する。セル10中に溶媒のみが
入つているときのアナログ・テイジタル変換器7
0の出力信号7は、対数変換器81をへて吸光度
信号として切換スイツチ82を介して記憶装置8
5に記憶される。記憶される番地は、分光検知器
30の波数走査に同期する波数走査信号9により
順次歩進する。次に、溶媒と試料が入つたセル1
0が試料光束中に設置され、切換スイツチ82を
切換えた上で、試料スペクトルが測定される。対
数変換された試料スペクトルは、引算器87の一
方の入力端子に入力する。また、記憶装置85に
記憶された参照スペクトルは、波長走査信号9に
よつて読み出され、掛算器83を介して、試料ス
ペクトルに同期して引算器87の他方の入力端子
に入力する。ここで、(4)式におけるα2・C2S・
SをA′S(ν)とし、α1・C1S・SをA′R
(ν)とし、α1・C1R・RをAR(ν)とする
ならば、係数置数器84に置数された係数kは、
次の式を満すものである。
4図を用いて説明する。セル10中に溶媒のみが
入つているときのアナログ・テイジタル変換器7
0の出力信号7は、対数変換器81をへて吸光度
信号として切換スイツチ82を介して記憶装置8
5に記憶される。記憶される番地は、分光検知器
30の波数走査に同期する波数走査信号9により
順次歩進する。次に、溶媒と試料が入つたセル1
0が試料光束中に設置され、切換スイツチ82を
切換えた上で、試料スペクトルが測定される。対
数変換された試料スペクトルは、引算器87の一
方の入力端子に入力する。また、記憶装置85に
記憶された参照スペクトルは、波長走査信号9に
よつて読み出され、掛算器83を介して、試料ス
ペクトルに同期して引算器87の他方の入力端子
に入力する。ここで、(4)式におけるα2・C2S・
SをA′S(ν)とし、α1・C1S・SをA′R
(ν)とし、α1・C1R・RをAR(ν)とする
ならば、係数置数器84に置数された係数kは、
次の式を満すものである。
A′R(ν)−k・AR(ν)=0
したがつて、掛算器83の出力はk・AR(ν)
となり、試料スペクトルはAS(ν)+A′R(ν)
となる。引算器87の出力は、次のようになる。
となり、試料スペクトルはAS(ν)+A′R(ν)
となる。引算器87の出力は、次のようになる。
A′S(ν)+A′R(ν)−k・AR(ν) (6)
ここで、(5)式の条件が満されるため、
A=A′S(ν)
となり、真の試料スペクトルが得られる。この結
果は、出力変換器89において、表示記録装置9
0に適した形状の信号となる。
果は、出力変換器89において、表示記録装置9
0に適した形状の信号となる。
次に係数置数器84への係数kの置数方法につ
いて説明する。最初に試料による吸収がないと考
えられる波数ν0を選択する。そして、参照スペ
クトルを得て、試料と溶媒を試料光束中に設置し
た状態で、分光器の波数をν0に設定する。した
がつて、記憶装置85からはAR(ν0)の信号
が出力され、出力信号7の対数変換後の信号は
A′R(ν0)となる。この時点でスイツチ91を
投入すると、補正器88から係数置数器84をへ
る負帰還回路が形成され、補正器88は引算器8
7の出力が零になるように係数置数器84の内容
を変更する。このようにして置数した後、スイツ
チ91を開放し、試料スペクトルの測定を開始す
る。第6図は、各スペクトルを表わしており、第
6図aは参照スペクトルARを表わし、第6図b
は試料スペクトルASを表わしている。ここで、
波数ν0におけるそれぞれの値AR(ν0),AS
(ν0)が等しくなるように係数kが決められる
と、表示記録装置90には、第6図dのスペクト
ルが得られる。このスペクトルでは、セルの光路
長の相違や、溶媒の濃度の相違による誤差が補正
され、真の試料スペクトルが得られることにな
る。
いて説明する。最初に試料による吸収がないと考
えられる波数ν0を選択する。そして、参照スペ
クトルを得て、試料と溶媒を試料光束中に設置し
た状態で、分光器の波数をν0に設定する。した
がつて、記憶装置85からはAR(ν0)の信号
が出力され、出力信号7の対数変換後の信号は
A′R(ν0)となる。この時点でスイツチ91を
投入すると、補正器88から係数置数器84をへ
る負帰還回路が形成され、補正器88は引算器8
7の出力が零になるように係数置数器84の内容
を変更する。このようにして置数した後、スイツ
チ91を開放し、試料スペクトルの測定を開始す
る。第6図は、各スペクトルを表わしており、第
6図aは参照スペクトルARを表わし、第6図b
は試料スペクトルASを表わしている。ここで、
波数ν0におけるそれぞれの値AR(ν0),AS
(ν0)が等しくなるように係数kが決められる
と、表示記録装置90には、第6図dのスペクト
ルが得られる。このスペクトルでは、セルの光路
長の相違や、溶媒の濃度の相違による誤差が補正
され、真の試料スペクトルが得られることにな
る。
以上の説明では、記憶装置は一系列のものと
し、試料スペクトルが直接引算器87に入力する
ものとしたが、記憶装置を2系列とし、一担参照
および試料スペクトルを記憶しておき、その後両
スペクトルを同期して読み出し補正してもよい。
し、試料スペクトルが直接引算器87に入力する
ものとしたが、記憶装置を2系列とし、一担参照
および試料スペクトルを記憶しておき、その後両
スペクトルを同期して読み出し補正してもよい。
また、最初に測定記憶するスペクトルは、参照
スペクトルのかわりに試料スペクトルを得てもよ
い。いずれにしても一方のスペクトルを記憶し、
他方のスペクトルとの比較の上、補正すればよ
い。
スペクトルのかわりに試料スペクトルを得てもよ
い。いずれにしても一方のスペクトルを記憶し、
他方のスペクトルとの比較の上、補正すればよ
い。
また、参照スペクトルと試料スペクトルを同一
のセルでもつて測定してもよい。すなわち、溶媒
のみの測定を行つた後、同じセルに試料を添加し
て試料スペクトルの測定をすることも可能であ
る。この場合には、セルの光路長の相違はない
が、溶媒は試料によつて希釈されており、溶媒の
濃度の相違は存在し、この相違を補正することが
できる。
のセルでもつて測定してもよい。すなわち、溶媒
のみの測定を行つた後、同じセルに試料を添加し
て試料スペクトルの測定をすることも可能であ
る。この場合には、セルの光路長の相違はない
が、溶媒は試料によつて希釈されており、溶媒の
濃度の相違は存在し、この相違を補正することが
できる。
また、係数kを決めるための波数ν0につい
て、あらかじめ決められない時は、第6図a、b
のスペクトルをそれぞれ記録した上で適当な波数
ν0を決めるようにしてもよい。
て、あらかじめ決められない時は、第6図a、b
のスペクトルをそれぞれ記録した上で適当な波数
ν0を決めるようにしてもよい。
また、以上の説明では、吸光度表示のスペクト
ルを得た上で、係数kを決め、補正しているが、
吸光度表示を逆対数変換した形である透過率表示
のスペクトルに基づいて補正することも可能であ
る。但し、この場合には、補正が若干複雑にな
る。
ルを得た上で、係数kを決め、補正しているが、
吸光度表示を逆対数変換した形である透過率表示
のスペクトルに基づいて補正することも可能であ
る。但し、この場合には、補正が若干複雑にな
る。
また、第4図に示す構成は、アナログ回路、デ
イジタル回路等で実現することも可能であるし、
また、デイジタル計算機等により実現することも
可能である。
イジタル回路等で実現することも可能であるし、
また、デイジタル計算機等により実現することも
可能である。
本発明の一実施例によれば、光路長の相違や溶
媒濃度の相違の影響を除き、正確な試料スペクト
ルを得ることができる。
媒濃度の相違の影響を除き、正確な試料スペクト
ルを得ることができる。
本発明の他の実施例について第5図を用いて説
明する。第4図と同一符号は同一部分を示す。こ
の実施例の特徴とする点は、係数の置数方法にあ
り、特に、試料による吸収のない波数が不明な場
合に有効なものである。参照スペクトルを記憶装
置85に記憶した後、試料と溶媒を含むセルを試
料光束中に設置する。切換スイツチ82を割算器
86の入力側に切換え、また、切換スイツチ92
を割算器86の出力側に切換える。分光器の波長
走査に伴つて、対数変換された試料スペクトルの
信号が割算器86の一方の入力端子に入力し、他
方の入力端子には、波長走査に同期して記憶装置
85内の参照スペクトルが入力する。割算器86
において両スペクトルの比が求められ、出力変換
器89をへて記録される。そのスペクトルは、第
6図cの如くなる。ここで、試料による吸収がな
い波数においては、吸光度比がほぼ1になる。し
たがつて、吸光度比がほぼ1に近い波数ν0を選
択すればよい。波数ν0に分光器を設定した上
で、スイツチ91を投入すれば、波数ν0におけ
る両スペクトルの比が係数置数器84に置数され
る。そして、切換スイツチ92を引算器87の出
力側に切換え、通常の波長走査を行えば、第4図
と同様にして、正確な試料スペクトルを得ること
ができる。
明する。第4図と同一符号は同一部分を示す。こ
の実施例の特徴とする点は、係数の置数方法にあ
り、特に、試料による吸収のない波数が不明な場
合に有効なものである。参照スペクトルを記憶装
置85に記憶した後、試料と溶媒を含むセルを試
料光束中に設置する。切換スイツチ82を割算器
86の入力側に切換え、また、切換スイツチ92
を割算器86の出力側に切換える。分光器の波長
走査に伴つて、対数変換された試料スペクトルの
信号が割算器86の一方の入力端子に入力し、他
方の入力端子には、波長走査に同期して記憶装置
85内の参照スペクトルが入力する。割算器86
において両スペクトルの比が求められ、出力変換
器89をへて記録される。そのスペクトルは、第
6図cの如くなる。ここで、試料による吸収がな
い波数においては、吸光度比がほぼ1になる。し
たがつて、吸光度比がほぼ1に近い波数ν0を選
択すればよい。波数ν0に分光器を設定した上
で、スイツチ91を投入すれば、波数ν0におけ
る両スペクトルの比が係数置数器84に置数され
る。そして、切換スイツチ92を引算器87の出
力側に切換え、通常の波長走査を行えば、第4図
と同様にして、正確な試料スペクトルを得ること
ができる。
本発明の他の実施例によれば、光路長の相違や
溶媒濃度の相違に影響を除き、正確な試料スペク
トルを得ることができる。
溶媒濃度の相違に影響を除き、正確な試料スペク
トルを得ることができる。
また、試料による吸収のない波数を容易に選ぶ
ことができる。
ことができる。
本発明によれば、溶媒固有の妨害吸収のない正
確な試料スペクトルを得ることができる。
確な試料スペクトルを得ることができる。
第1図は従来の二光束分光光度計のブロツク図
であり、第2図は溶媒による妨害吸収の説明図で
あり、第3図乃至第5図は本発明の実施例のブロ
ツク図であり、第6図は妨害吸収の補正の説明図
である。 10…セル、20…光源、30…分光検知器、
80…演算記憶装置、83…掛算器、84…係数
置数器、85…記憶装置、87…引算器、90…
表示記録装置。
であり、第2図は溶媒による妨害吸収の説明図で
あり、第3図乃至第5図は本発明の実施例のブロ
ツク図であり、第6図は妨害吸収の補正の説明図
である。 10…セル、20…光源、30…分光検知器、
80…演算記憶装置、83…掛算器、84…係数
置数器、85…記憶装置、87…引算器、90…
表示記録装置。
Claims (1)
- 1 第1および第2の光束から得られる光信号を
比較して得られるスペクトルを表示記録する二光
束分光光度計において、上記二光束のいずれか一
方に溶媒が入つたセルを設置したとき得られる参
照スペクトルを記憶する手段と、上記二光束のい
ずれか一方に溶媒と試料が入つたセルを設置した
とき得られる試料スペクトルのうち試料による吸
収がない波長位置における試料スペクトルと上記
参照スペクトルの値が一致するような係数を得る
手段と、上記係数に基づいて上記参照スペクトル
を補正する手段と、上記補正された参照スペクト
ルと試料スペクトルとを比較する手段とを備えた
ことを特徴とする二光束分光光度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12244978A JPS5548625A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Double luminous flux spectrophotometer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12244978A JPS5548625A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Double luminous flux spectrophotometer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5548625A JPS5548625A (en) | 1980-04-07 |
JPS6145765B2 true JPS6145765B2 (ja) | 1986-10-09 |
Family
ID=14836112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12244978A Granted JPS5548625A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Double luminous flux spectrophotometer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5548625A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62223852A (ja) * | 1986-03-26 | 1987-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | デ−タ記憶装置及びデ−タ伝送方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110582692B (zh) * | 2017-04-28 | 2021-08-20 | 株式会社岛津制作所 | 荧光分光光度计、分光测定方法以及荧光分光光度计用控制软件 |
JP6244492B1 (ja) * | 2017-05-08 | 2017-12-06 | 日本分光株式会社 | スペクトルの判定装置および判定方法 |
-
1978
- 1978-10-03 JP JP12244978A patent/JPS5548625A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62223852A (ja) * | 1986-03-26 | 1987-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | デ−タ記憶装置及びデ−タ伝送方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5548625A (en) | 1980-04-07 |
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