JPS61249363A - 酵母エキスの製造方法 - Google Patents
酵母エキスの製造方法Info
- Publication number
- JPS61249363A JPS61249363A JP60093270A JP9327085A JPS61249363A JP S61249363 A JPS61249363 A JP S61249363A JP 60093270 A JP60093270 A JP 60093270A JP 9327085 A JP9327085 A JP 9327085A JP S61249363 A JPS61249363 A JP S61249363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glutathione
- yeast
- yeast extract
- extracted
- extract
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は酵母エキスの製造方法に関するものであり、そ
の目的とする処はグルタチオン含有率の高い酵母エキス
を製造する方法を提供することにある。
の目的とする処はグルタチオン含有率の高い酵母エキス
を製造する方法を提供することにある。
グルタチオンは化学名が、γ−グルタミル・システイニ
ル・グリシンであるトリペプチドであり、生体内の酸化
還元系に関与して諸酵素の賦活および解毒作用などの重
要な役割を果たすものである。
ル・グリシンであるトリペプチドであり、生体内の酸化
還元系に関与して諸酵素の賦活および解毒作用などの重
要な役割を果たすものである。
酵母エキスは従来から調味料として用いられているが、
最近ではグルタミン酸ソーダなどの化学調味料が天然物
志向の影響を受けて敬遠され、天然物である酵母エキス
が好まれる傾向にある。
最近ではグルタミン酸ソーダなどの化学調味料が天然物
志向の影響を受けて敬遠され、天然物である酵母エキス
が好まれる傾向にある。
本発明者等はグルタチオン含有率の高い酵母エキスの効
能について検討した結果、健康食品として有効である以
外にフレーバーエンハンサ−としての効果も極めて強い
ことを見い出した。
能について検討した結果、健康食品として有効である以
外にフレーバーエンハンサ−としての効果も極めて強い
ことを見い出した。
ところで、従来の酵母エキスの製造方法としては、酵素
法、アルカリ抽出法など各種の方法があるが、何れの場
合にも酵母中のグルタチオンは抽出、精製の工程で大部
分が消失して了っていた。
法、アルカリ抽出法など各種の方法があるが、何れの場
合にも酵母中のグルタチオンは抽出、精製の工程で大部
分が消失して了っていた。
本発明者等は鋭意検討を進めた結果、次のようなグルタ
チオン高含有酵母エキスの製造方法を完成するに至った
。
チオン高含有酵母エキスの製造方法を完成するに至った
。
先ず、酵母より酸または熱水にてグルタチオンを抽出し
、その抽出液をpH2〜4に調節して保存しておく、一
方、残金酵母から残りの菌体内成分(主にタンパク質)
を通常の方法で、例えば細胞壁溶解酵素を働かせて抽出
し、その抽出液と先のグルタチオン抽出液とを混合しp
Hを5に調節して噴霧乾燥することにより酵母中に含有
していたグルタチオンを殆ど減少させること無くグルタ
チオン高含有の酵母エキスを得る方法を発明するに至っ
たのである。
、その抽出液をpH2〜4に調節して保存しておく、一
方、残金酵母から残りの菌体内成分(主にタンパク質)
を通常の方法で、例えば細胞壁溶解酵素を働かせて抽出
し、その抽出液と先のグルタチオン抽出液とを混合しp
Hを5に調節して噴霧乾燥することにより酵母中に含有
していたグルタチオンを殆ど減少させること無くグルタ
チオン高含有の酵母エキスを得る方法を発明するに至っ
たのである。
この方法に用いる酵母の種類としては通常、パン酵母、
ビール酵母などに用いられるサツカロミセス属であるの
が普通であるが、その種類は問わない。
ビール酵母などに用いられるサツカロミセス属であるの
が普通であるが、その種類は問わない。
また酵母の培養に用いる借地も糖蜜を糖源とするのが普
通であるが、その種類及びその他の栄養源に関しても特
に制限するものではない。
通であるが、その種類及びその他の栄養源に関しても特
に制限するものではない。
以下、実施例によって本発明の詳細な説明するが、本発
明は之等に限定されるものではない。
明は之等に限定されるものではない。
実施例1
サツカロミセス・セレビシェIAM4220を次の借地
で2日間培養した。
で2日間培養した。
ル
借地組成
糖蜜(糖濃度3%に調製)
尿素 29g、塩化カリウム Log
リン安 23g、硫酸マグネシウム 10gを10Qに
調整し、培養液を遠心分離、洗浄して酵母スラリーIQ
(固形分10%v/v)を得た。各500tanにつ
いて次の2つの方法により酵母エキスを製造した。
調整し、培養液を遠心分離、洗浄して酵母スラリーIQ
(固形分10%v/v)を得た。各500tanにつ
いて次の2つの方法により酵母エキスを製造した。
A法(従来方法)
酵母スラリー500m mに細胞壁溶解酵素(商品名Y
L−5;天野製薬社製)0.5 gを添加し、45℃に
て24時間反応させた後、遠心分離し、上澄液を濃縮後
、噴霧乾燥して酵母エキス35gを得た。得られた酵母
エキスのDTNB法によるグルタチオン含有率は0.1
%(対絶乾)であった。
L−5;天野製薬社製)0.5 gを添加し、45℃に
て24時間反応させた後、遠心分離し、上澄液を濃縮後
、噴霧乾燥して酵母エキス35gを得た。得られた酵母
エキスのDTNB法によるグルタチオン含有率は0.1
%(対絶乾)であった。
B法(本発明方法)
前記酵母スラリー500IIQを塩酸にてpnを2に調
節し、60℃にて30分間撹拌抽出し、冷却後、遠心分
離し、上澄液はpH2に調節し冷却した侭保存して置き
、他方、抽出残差酵母の方は10%v/vになるように
水で分散させpH6に調節し、実施例Aと同じ細胞壁溶
解酵素を0.5 g添加し、45℃にて24時間反応さ
せた後、遠心分離し、上澄液を前記上澄液と併せ、 p
H2,0に調節した。該混合液を濃縮後、再度pH5に
調節し噴霧乾燥して酵母エキス34gを得た。得られた
酵母エキスのグルタチオン含有率は0.8%であった。
節し、60℃にて30分間撹拌抽出し、冷却後、遠心分
離し、上澄液はpH2に調節し冷却した侭保存して置き
、他方、抽出残差酵母の方は10%v/vになるように
水で分散させpH6に調節し、実施例Aと同じ細胞壁溶
解酵素を0.5 g添加し、45℃にて24時間反応さ
せた後、遠心分離し、上澄液を前記上澄液と併せ、 p
H2,0に調節した。該混合液を濃縮後、再度pH5に
調節し噴霧乾燥して酵母エキス34gを得た。得られた
酵母エキスのグルタチオン含有率は0.8%であった。
実施例2
サツカロミセス・セレビシェIAM4220を親株とす
る山場国策パルプ社変異株を実施例1と同様に培養し同
様の処理で酵母スラリー900+mff1 (固形分1
0%w/v)を得た。
る山場国策パルプ社変異株を実施例1と同様に培養し同
様の処理で酵母スラリー900+mff1 (固形分1
0%w/v)を得た。
各450@αについて実施例1と同様に処理して酵母エ
キスを製造した。
キスを製造した。
A法(従来方法):
実施例1と全く同様にして酵母エキス30gを得た。得
られた酵母エキスのDTNB法によるグルタチオン含有
率は0.3%であった。
られた酵母エキスのDTNB法によるグルタチオン含有
率は0.3%であった。
B法(本発明方法)
実施例1と全く同様にして酵母エキス31gを得た。得
られた酵母エキスのDTNB法によるグルタチオン含有
率は2.2%であった。
られた酵母エキスのDTNB法によるグルタチオン含有
率は2.2%であった。
Claims (1)
- 1 酵母スラリーから、予め菌体中のグルタチオンを抽
出しておき、その抽出残査から更に残りの菌体成分を抽
出し、前者のグルタチオン抽出液と後者の菌体成分抽出
液とを混合し、pH2〜4に調節、濃縮後、pH5〜6
に中和して噴霧乾燥することを特徴とする酵母エキス製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60093270A JPS61249363A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 酵母エキスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60093270A JPS61249363A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 酵母エキスの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61249363A true JPS61249363A (ja) | 1986-11-06 |
JPS6237949B2 JPS6237949B2 (ja) | 1987-08-14 |
Family
ID=14077767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60093270A Granted JPS61249363A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 酵母エキスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61249363A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01281057A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-13 | Ajinomoto Co Inc | 高核酸かつ高グルタチオン含有酵母エキスの製造法 |
WO2018043632A1 (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 興人ライフサイエンス株式会社 | コクとクリーミー感を増強する酵母エキス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51144788A (en) * | 1975-06-04 | 1976-12-13 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Process for preparing glutathione- containing liquid from yeast cells |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60093270A patent/JPS61249363A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51144788A (en) * | 1975-06-04 | 1976-12-13 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Process for preparing glutathione- containing liquid from yeast cells |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01281057A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-13 | Ajinomoto Co Inc | 高核酸かつ高グルタチオン含有酵母エキスの製造法 |
WO2018043632A1 (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 興人ライフサイエンス株式会社 | コクとクリーミー感を増強する酵母エキス |
CN109640701A (zh) * | 2016-09-02 | 2019-04-16 | 兴人生命科学株式会社 | 增强浓郁感和奶油感的酵母提取物 |
JPWO2018043632A1 (ja) * | 2016-09-02 | 2019-06-24 | 興人ライフサイエンス株式会社 | コクとクリーミー感を増強する酵母エキス |
EP3508074A4 (en) * | 2016-09-02 | 2020-04-29 | KOHJIN Life Sciences Co., Ltd. | YEAST EXTRACT TO IMPROVE WEALTH AND CREAMY SENSATION |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6237949B2 (ja) | 1987-08-14 |
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