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JPS61238775A - ペプチダ−ゼ阻害活性化合物およびその製法ならびに用途 - Google Patents

ペプチダ−ゼ阻害活性化合物およびその製法ならびに用途

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JPS61238775A
JPS61238775A JP8087185A JP8087185A JPS61238775A JP S61238775 A JPS61238775 A JP S61238775A JP 8087185 A JP8087185 A JP 8087185A JP 8087185 A JP8087185 A JP 8087185A JP S61238775 A JPS61238775 A JP S61238775A
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JP
Japan
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formula
formulas
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mathematical
chemical formulas
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JP8087185A
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JPH0623191B2 (ja
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Takaharu Tanaka
隆治 田中
Masayuki Saito
雅之 齊藤
Naoki Higuchi
直樹 樋口
Masaki Hashimoto
昌樹 橋本
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Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、プロリルエンドペプチダーゼ(EC。
3、4.21.26  Prolyl endo pe
ptidaae )に対して酵素阻害活性を示す新規な
化合物に関し、さらにその化学合成法、ならびにそれを
有効成分として含有するプロリルエンドペプチダーゼ活
性阻害剤及び薬剤、特に抗健忘症剤としての利用に関す
るものである。
〈従来技術〉 プロリルエンドペプチダーゼは、神経伝達物質とされて
いるサブスタンスP、TRH(甲状腺刺激ホルモン)及
びノイロテンシンや、記憶と関係があると考えられてい
るバンプレシンに作用し、これらを不活性化することが
知られている。一方、長崎大学薬学部の鶴、芳本両氏は
、プロリルエンドペプチダーゼ活性を阻害する化合物が
、ラットのスコポラミンによる実験的健忘症を予防する
ことを見い出し、プロリルエンドペプチダーゼ活性阻害
剤質の抗健忘症剤への応用の可能性を示唆している。
〈発明が解決しようとする技術課題〉 本発明者らは、上記の知見に基づき、抗健忘症活性が強
く、かつ毒性の充分低い新規な化合物を見出すべく研究
した結果、下記一般式CI)で表わされる抗プロリルエ
ンドペプチダーゼ化合物を見い出した。その活性は現在
まで見い出されている抗プロリルエンドペプチダーゼ化
合物〔芳本忠、日本農芸化学会、講演要旨集p752〜
754(1983)及び昭和59年7月31日付の特願
昭59−160994号〕の中で最も強い阻害活性を示
す。また、本化合物、特にSUAMI 117およびS
UAM1115は低濃度で抗健忘作用に優れた成績を示
す。本発明はこれらの知見に基づき完成した。
〔発明の構成〕
本発明のプロリルエンドペプチダーゼインヒビター活性
を有する化合物は、一般式〔I〕:CHO で表わされる。
式(I)の化合物のうち、プロリルエンドペプチダーゼ
インヒビター活性の大きい点で好ましい化合物は次のも
のである。なお、以下これらをカッコ内の番号で呼ぶこ
とがある。
CHO 本発明化合物の製造は、一般的ペプチド合成法によシ行
なうことができるが、以下に説明する本発明の合成法に
よれば都合よく合成される。
なお、各略号は次の意味を表わす。
Z  :ベンジルオキシカルボニル基 Ala:アラニン残基 Va l  :バリン残基 Lev  :ロイシン残基 OMe  :メチルエステル基 WSCI : N−エチル−N’、 N’−ジメチルア
ミノプロピルカルボジイミド TEA:l−リエチルアミン 0OCR3 本発明の合成法により、式(I)の化合物を製造するに
は、次の一般式(■): (式中、Rは前記式(1)で示された意味を表わし、R
′は メチル基、又は低級アルキル基を表わす。〕 で表わされるエステルを第三ブチルアルコールに溶解し
、水素化ホウ素す) IJウムを加え、還流下メタノー
ルを滴下することによシ、次の一般式で表わされるアル
コールに変換し、次いで該アルコールをジメチルスルホ
キシド中、二酸化イオウ−ピリジン錯体で酸化すること
によシ前記一般式(1)で表わされる化合物を得ること
が出来る。また、一般式(IF)で表わされる出発物賞
はカルボキシ末端をエステル基等で保護した相当するペ
プチドと4−フェニル−n−酪酸を適宜反応させて得る
ことが出来る。目的の化合物はいずれもオイル状で取得
できる。
本化合物の2−グリシル−プロリル−β−ナフチルアミ
ドのプロリルエンドペプチターゼによる分解を阻止する
効力について調べた結果、後述の試験例に示されるごと
く非常に強い抗プロリルエンドペプチダーゼ活性を示し
、パパイン、プロメライン、トリプシン、キモトリプシ
ン、サーモライシン・ゝプシン等のプロテイナーゼには
全く阻害活性を示さなかった。
また、このようにして得た本化合物は新規であυ、実施
例で示すように抗健忘症作用を有する。
次に参考例および実施例をもって本発明の詳細な説明す
る。
参考例 式(If)で表わされる出発物質[N−(4−フェニル
−H−ブタ/イル) −Ala−Pro −OMe(S
UAM1098))の合成 a)  Z −Ala−Pro −OMeZ−Ala−
OH(l d量〕、Pro −OMe ” HcL(1
当量)及びTEA (1当量〕を乾燥地化メチレンに溶
解し、水冷下にWSCI(1当量〕を加える。室温で2
0時間攪拌したのち、反応液をIN塩酸、水、飽和重曹
水、水、及び飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を減圧留去して目的化合物を得る。
b)N−(4−フェニル−n−ブタメイル) −Ala
−Pro−OMe (SUAM、1098 )Z−Al
a−Pro−OMe  (1当量)をエタノールに溶解
し、IN悸弁塩酸(1当量〕と、パラジウムカーボン(
少量〕を加えて接触還元により2基を除去する。反応液
を濾過したのち、溶媒を減圧留去して得られた残渣(1
当量)と、4−フェニル−n−酪酸(1当量)及びTE
A(1当量〕を乾燥塩化メチレンに溶解し、水冷下にW
SCI(1当量)を加える。室温で20時間攪拌したの
ち、反応液をIN塩酸、水、飽和11水、水、及び飽和
食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒
を減圧留去して得られる残渣を、シリカゲルを用いた中
圧カラムクロマトグラフィーで精製し、目的化合物を得
る。
上記a)で、Z−Ala−OHのかわりに、7) Z 
−Val−OH,イ) Z−Leu−0’Hを用いるこ
とによシ、それぞれア’) Z  Val  pro 
 OMesイつZ−Leu −Pro −OMeを得る
ことができる。
また、b〕において、Z −Ala −pro −OM
eのかわシに、ア) Z−Val−pro −OMe 
、イ) Z −Leu −Pro−OMeを用いること
によシ、それぞれア’)N−(4−)x = /I/ 
−yl−ブタノイh ) −Val −Pro −OM
e(SUAM 1112 )、イつN−(4−フェニル
−■−ブタノイh ) −Leu−Pro−OMe(S
UAM 111.3)を得ることができる。
実施例I N−(4−フェニル−n″−″ブタノイル) −Ala
 −Pro−at(SUAM 1110 ) O合成a
)N−(4−フェニル−n−ブタノイル) −人1a−
Pro−oL (SUAM 1110 )の−CHoの
代シに一〇HsOHを有する中間体(SUAM参考例で
得た、N−(4−フェニル−n−ブタノイル) −Al
a−Pro−OMe (200W9 )と水素化ホウ素
ナトリウム(66v)を第三ブチルアルコール(2−)
に溶解し、加熱攪拌する。
次いで還流下、無水メタノール(0,48mj)を滴下
し、滴下終了後、1時間還流攪拌する。反応液を室温に
もどし、水冷下に水(1−)を加える。メタノールと第
三ブチルアルコールを減圧留去した後、酢酸エチルで抽
出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。溶蝉を減圧留去して得られる粗生成物
をシリカゲルの中圧カラムクロマトグラフィー(溶媒系
;クロロホルム−メタノール〕で精製し、目的化合物(
140tIli)を得る。
更に上記 a)において、原料化合物としてN−(4−
フェニル−n−ブタノイル) −Ala −pro−O
Meの代シに ア)N−(4−フェニル−n−ブタノイル) −Val
−Pro−OMe(SUAM 1112)イ)N−(4
−フエ= A、 −n−ブタノイ#)−Leu−Pro
−OMe(SUAM 1113)を使用すると、目的化
合物として、夫々ア’)N −(4−フェニル−n−ブ
タノイル) −Val−Pro−ot(SUAM 11
16)イ’)N−(4−フェニル−n−ブタノイル) 
−Leu−Pro−ot(SUAM 1114)を得る
ことができる。
b)  SUAM  111O N−(4−フェニル−n−ブタノイル) −人1a−P
ro−ot(1301’19 )と、TEA(0,17
w)を無水ジメチルスルホキシド(1−)に溶解し、攪
拌下に三酸化イオウ−ピリジン錯体(129η〕のジメ
チルスルホキシド(1−)溶液を加えた。室温で15分
攪拌後、氷水(10m)に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、
10%クエン酸水溶液、水、飽和重曹水、水、及び飽和
食塩水で洗い、無水硫酸す) IJウムで乾燥した。溶
媒を減圧で留去し、得られる粗生成物を、シリカゲルの
中圧カラムクロマトグラフィー(溶媒系;四塩化炭素−
クロロホルム)で精製し、目的化合物(108■)を得
た。
上記b)において出発中間体化合物としてN−(4−7
x=ルーn−ブタノイ/’ )  Ala −Pr。
−oL O代シに、 ア)N−(4−フェニル−n−ブタノイル) −■al
−Pro−oL(SUAM 1116)イ)N−(4−
7エールーn−ブタノイル) −Leu−Pro−ot
(SUAM  1114 )を使用することにより、目
的化合物として、夫々ア’)N−(4−フェニル−n−
ブタノイA、) −Val−Pro−at(SUAM 
1117)イ’)N−(4−フェニル−n−ブタノイル
) −I、eu−Pro−at(SUAM 1115)
を得ることができる。
得られた化合物の物性は後記光1に示す。
実施例2 抗プロリルエンドペプチダーゼ活性の測定抗プロリルエ
ンドペプチターゼ活性の測定は、芳本(T、 Yosh
imotoおよびり、 Tsuru、 Agr−Bio
l、 (:hem、 42.2417.1978)等の
方法で行った。即ち、0゜0025M  Z−グリシル
−プロリン−β−ナフチルアミド0.25m1.0.1
Mリン酸緩衝液(PH7,0) 0.99−および本発
明の抗プロリルエンドペプチダーゼ化合物の溶液0.0
1−を含む混合液を試験管中で37℃、3分間加温した
後、プロリルエンドペプチダーゼ#液(0,2単位/−
1)を0.1−加え、35℃で10分間反応させた。そ
の後、1M酢酸緩衝液(pH4,0)中のトリトンX 
−100(Triton X −1009溶液2.0ツ
を界面活性剤の最終濃度が10%となるように加え、室
温に15分間放置したのち、410 nmにおける吸光
度(a)を測定した0 同時に抗プロリルエンドペプテグーゼ化合物の溶液の代
りに緩衝液のみを用いた盲検の吸光度(b)を測定し、
プロリルエンドペプチダーゼ阻害率を、次式: %式% によシ計算し、50チ阻害に必要な量(ICso’:]
を求めた。試験結果を表2に示す。
表2 実施例3 ラットを用いたスコポラミンによる実験的健忘症の予防
効果の測定(腹腔内投与〕 本発明の抗プロリルエンドペプテダーゼ化合物について
、スコポラミンによる長期記憶、固定阻害を防止する効
果を検討した。即ち、本発明の化合物を1〜/Kf、0
.25η/胸、0.1■/ Kg、0.025■/Kf
になるよう調整し、生理食塩水に溶解し、夫々ウィスタ
ー(wister )系雄性ラツ)(100〜120?
)の腹腔に1回投与し、投与1時間後に電気ショック(
1,7mA)による受動的回避学習を行い、直後にスコ
ポラミン(3η/Ky)を腹腔内投与した。
効果の判定は、24時間後および48時間後の受動的回
避テストで供試化合物を投与しないで、スコポラミンお
よび生理食塩水を腹腔内投与した対照の動物群と、供試
化合物の投与およびスコポラミンの投与を共に行った動
物群の各々につき、健忘症ラットおよび非健忘症ラット
の数を対比することによシ行った。
試験結果を8表3に示す。SUAMIIIO1SUAM
1115、SUAM 1117は1M97に11では顕
著な効果を示さカかったが、o、i1N?/初、0.0
25■/駒の化合物投与で大変強い抗健忘症効果を示し
た。
これらの化合物は一定の低濃度域で大変強い抗健忘症効
果を示すが、投与濃度を1004/KIiに上昇させて
もラットには外見上変化が見られなかつfc。
手  続  補  正  書 昭和60年6月r日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは−CH_3、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼の基を表わす。) で表わされる化合物。
  2. (2)次の一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中Rは下記式 I で与えられる意味を表わし、R′
    はメチル基又は低級アルキル基を表わす。)で表わされ
    るエステルを第三ブチルアルコールに溶解し、水素化ホ
    ウ素ナトリウムを加え、還流下メタノールを滴下するこ
    とにより、次の一般式(III):▲数式、化学式、表等
    があります▼(III) で表わされるアルコールに変換し、次いで該アルコール
    をジメチルスルホキシド中、三酸化イオウ−ピリジン錯
    体で酸化することよりなる一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは−CH_3、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼の基を表わす。) で表わされる化合物の製造方法。
  3. (3)次の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは−CH_3、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼の基を表わす。) で表わされる化合物を有効成分として含有するプロリル
    エンドペプチダーゼ活性阻害剤。
  4. (4)次の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは−CH_3、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼の基を表わす。) で表わされる化合物を有効成分として含有する抗健忘症
    剤。
JP60080871A 1985-04-16 1985-04-16 ペプチダ−ゼ阻害活性化合物およびその製法ならびに用途 Expired - Lifetime JPH0623191B2 (ja)

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CA000506770A CA1309805C (en) 1985-04-16 1986-04-16 Dipeptide derivative and synthesis and use thereof
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01156957A (ja) * 1986-11-20 1989-06-20 Ono Pharmaceut Co Ltd 新規なプロリナール誘導体、それらの製造方法およびそれらを含有する抗健忘症剤
JP2008521853A (ja) * 2004-12-02 2008-06-26 プロビオドルグ エージー 神経疾患治療用の新規化合物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60188317A (ja) * 1984-03-09 1985-09-25 Yakult Honsha Co Ltd 抗健忘症剤

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