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JPS609023B2 - インジルビン誘導体およびそれを含有する抗腫瘍剤 - Google Patents

インジルビン誘導体およびそれを含有する抗腫瘍剤

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Publication number
JPS609023B2
JPS609023B2 JP9507181A JP9507181A JPS609023B2 JP S609023 B2 JPS609023 B2 JP S609023B2 JP 9507181 A JP9507181 A JP 9507181A JP 9507181 A JP9507181 A JP 9507181A JP S609023 B2 JPS609023 B2 JP S609023B2
Authority
JP
Japan
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indirubin
formula
compound
formulas
tables
Prior art date
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Expired
Application number
JP9507181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57209272A (en
Inventor
天桐 包
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISUKURA SANGYO KK
Original Assignee
ISUKURA SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ISUKURA SANGYO KK filed Critical ISUKURA SANGYO KK
Priority to JP9507181A priority Critical patent/JPS609023B2/ja
Publication of JPS57209272A publication Critical patent/JPS57209272A/ja
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  • Indole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二種の新規ィンジルビン (indimbin)誘導体化合物に関する。
インジルビン自体はインジゴフェラ・チンクトリア・ェ
ル(IndigoferaTinctoria L、育
代)なる植物中に含有される分子式C,6日,oN20
2(分子量262)のアルカロイドであって、その化学
構造式はであることが既に確定されている。そしてその
物理的及び化学的特性は次のとおりであることも判明し
ている。融点:356−3斑℃(アセトン/ブタノール
1:1)、約35000で昇華結晶の形状:紫色の結晶
粉末、無味無臭、溶解度:最も一般的な溶媒への溶解性
は極めて低く、ピリジン、テトラハイドロフランには良
く溶解し、エチルエーテルや植物性 油にはやや溶け、水には不溶である。
紫外線吸収:入幕を字Hnm(loざ)246.5(4
.29)、291.5(4.49)、360(3.85
)、540(4.10)赤外線吸収:(KBr法、伽‐
1)、アミド(3342)、第2級アミン(3180)
、カルボニル(1702、1665)、二重結合(16
38)、芳香環(1620、1610、1957、14
62)、オルト一層襖の芳香環 (748) ィンジルビンは上記植物源の含有量が徴量で抽出困難な
ため、インジゴブルーとインドキシルカリウム塩を出発
原料として合成が試みられた。
すなわちインジゴブルーを重クロム酸ナトリウムと濃硫
酸で酸化し、ィサチンに変化させ、これをインドキシル
カリウム(インジコ生産の中間体)と反応させて得られ
た。ィンジルビンが抗腫場活性を有し、慢性類粒白血病
の治療に有効であることはたとえばActaPharm
aceuticaSinical軟2)1981に研究
報告として発表されている。しかしながらィンジルビン
は低溶解性のため生体内への吸収が悪くまた胃腸管への
刺戟作用も無視できない程度ある。それ故これらの欠陥
を解消しかつより薬効の増強されたィンジルビン誘導体
を求めるための一連の研究の一部として、本発明の二種
の新規化合物に到達した。本発明は下記一般式、 (式中、三個のRはいずれも同じ基であってまたはを表
わす)で示される二種のィンジルビン誘導体化合物及び
それを含む抗腫傷剤に関する。
ィンジルビン骨格を有する本発明の2・3−結合ジィン
ドール誘導体の合成はィンジルビンが出発原料として使
われる。
ィンジルビンを水素添加した後アシルすることによって
期待される化合物が得られる。例 1(製造例) 本例は上記−般式中の三つのRがすべてアセチル基であ
るィンジルビン誘導体化合物No.1の製造例を示す。
無水ピリジン(21肌)中に溶かしてある3夕(0.0
115モル)のィンジルビンは酸化白金を触媒として室
温、一気圧下で3時間水素添加をした。反応後、冷却お
よび鷹拝しながら50のp(0.00037モル)の4
−ジメチルアミノピリジンと無水酢酸6.4夕(0.1
06モル)を加える。一夜放置後、ロ過し、ロ液は減圧
下で濃縮する。残澄はアセトンで再結晶することによっ
て2夕(44.8%)の化合物2入沸点220〜221
.5qCが得られる。同様にして一般式中の三つのRが
すべてブチリル基であるィンジルビン誘導体化合物No
.2が得られる。これらのィンジルビン誘導体化合物の
物理化学的特性は以下のようである。
化合物No.1: 分子式 C22日,8N205(分子量390)融点
220−221.500(アセトン中)UV吸収 入雛
SI3nm(log ど)238(4.40)、256
ショルダー(4.18)、316ショルダー(3.70
)、376ショルダー(4.05)、396(4.25
)、416ショルダー(4.17)。
IR吸収 (KBr.弧‐1)3279、3175、1
757、17331693、1613、1587、14
77、1464、766。化合物NO.2: 分子式 C28日3ぶ205(分子量474)、融点
173−17400(アセトン中)。
この誘導体化合物No.1についての抗腫場活性は次の
ようにして確認された。例2 (薬効試験) ルイス腕腫場(LewislungCarcjnoma
)を20〜24夕の体重のC57BL/6の同系マウス
に皮下注射により移植した。
腫場移植の24時間後から下記のように製剤化した化合
物No.1の懸濁液を50または100のo/k9を経
口投与し、10日間連投した。薬剤投与中止後、2少時
間目にマウスを殺し、健湯を摘出し重量を測定した。そ
の結果は下表にまめてある。上記懸濁液製剤1回投与分
は化合物No.1のィンジルビン換算20の9とアラビ
アゴム末20の2とをそれぞれ十分に乳鉢ですつて微粉
末としてからよく混和し、それに蒸留水10凧【を加え
て懸濁液としたものである。
例3(薬効試験) ワーカー256腫傷(Walker25的arci皿m
a)を60〜80夕の体重のラットに皮下注射により移
植した。
腫擬移植の2鮒時間後から、50の9/kgの本発明化
合物No.1を経口投与し、9日間連続投与した。薬剤
投与中止後、24時間目にラットを殺し、腫湯を摘出し
重量を測定した。その結果は下表にまとめてある。糸P
<〇,。
・なお、腫場抑制率(%)は次式により計算され30た
%=対照の瞳場重量−薬剤投与の場合の腫場重量XI。
〇対照の腫湯重量上記の結果からわかるように、本発明
のィンジルビン誘導体化合物No.1はィンジルビン自
体よりもさらに著しい抗腫場活性を有する。
前述の文献にも発表されているように、ィンジルビンの
毒性はほとんどなく、僅かに胃腸管への刺激作用が有る
という副作用があるに過ぎないが、低溶解性による生体
への吸収が悪いという欠点があった。本発明のィンジル
ビン誘導体化合物NO.1は、前記ィンジルビン研究報
文の場合に従って毒性試験をおこなった。すなわち、体
重18〜22夕の10匹のスイスマウスに、化合物No
.1の懸濁液(アラビアゴム−水)をィンジルビン換算
100雌、200の9および400の夕/k9で1回経
口投与した。
14日間以内では、1匹の死亡も観察されなかった。
これは急性毒性作用の全くないことを示す。体重40〜
50夕の40匹の離乳期のラットを4つの群に平等に分
けた。
3つの実験群に対して、上記懸濁液をそれぞれ100の
9/k9、200の夕/kg及び400の夕/k9で経
口投与し30日間連投した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、三個のRはいずれも、同じ基であって、▲数式
    、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ を表 わす)で示されるインジルビン誘導体。 2 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する化合物である上記第1項記載のインジルビン誘
    導体。 3 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の化合物を主成分として含有する抗腫傷剤。
JP9507181A 1981-06-19 1981-06-19 インジルビン誘導体およびそれを含有する抗腫瘍剤 Expired JPS609023B2 (ja)

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JPS57209272A JPS57209272A (en) 1982-12-22
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CA2369626C (en) * 1999-04-12 2009-01-13 Gerhard Eisenbrand Use of cell membrane penetrating indigoid bisindole derivatives
EP1169305A1 (en) * 1999-04-12 2002-01-09 Eisenbrand, Gerhard, Prof. Dr. Indigoid bisindole derivatives
CN1199946C (zh) * 2002-10-29 2005-05-04 无锡杰西医药科技有限公司 一种特异性吲哚类化合物及制备方法与其在治疗和预防癌症等疾病中的应用

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