JPS6086205A

JPS6086205A - 転炉炉底の補修方法

Info

Publication number: JPS6086205A
Application number: JP19084483A
Authority: JP
Inventors: Taizo Tamehiro; 為広　泰造; Toshifumi Suzuki; 敏文鈴木; Sadashi Ogino; 荻野　定志
Original assignee: Harima Refractories Co Ltd; Nippon Steel Corp
Current assignee: Harima Refractories Co Ltd; Nippon Steel Corp
Priority date: 1983-10-14
Filing date: 1983-10-14
Publication date: 1985-05-15
Also published as: JPS6216247B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、転炉の炉底補修方法に関するものである。

（発明の目的）最近開発された上底吹き転炉は、上方のランスから酸素
を吹込むと同時に、炉底の羽口からも酸素その他のガス
を吹込むもので、従来の例えば上吹き転炉に比べて溶鋼
歩留、合金歩留が向上する。

しかしながら、この転炉はガス吹込みに伴う溶鋼の攪拌
作用と酸素ガスによる酸化によって、炉底の羽口周辺が
大きく損傷される。そこで、不定形耐火物による補修が
行われているが、従来の材質では充分々耐用が得られ力
く、寸た補修に要する時間で転炉の稼動率低下を招いて
いた。

本発明は耐用性にすぐれた補修材をもって迅速に補修す
る方法を提供し、上記従来の問題を解決することを目的
とする。

（発明の構成）本発明は、転炉の炉底の補修において、との炉底が保熱
している際に、塩基性耐火材料を主材とする骨材と、炭
素樹脂とからなる補修材を炉底に投入し、その上方から
酸素を吹付けることを特徴とする転炉炉底の補修方法で
ある。

まず、補修材について説明する。骨材はマグネシア、ド
ロマイト、カルシア、マグクロ、スピネルなどの塩基性
耐火材料を主材とする。必要によっては、さらに炭化珪
素、空化珪素がと既知なる耐火材料を少量添加してもよ
い。

炭素樹脂は、補（１＆時に炉底の保熱で溶融し、さらに
揮発分が逸散した後は残留炭素により、炭素結合の作用
で補修材に強度、耐食性を付与する。

添加割合は特にＩＳａ定するものではないが、前記骨材
に対して外掛で２〜３０ｗ優が好ましい。２ｗｔ％未ａ
句では添加効果が不充分である。３０　ｗｔ％’（ｉ’
：超えると、その分骨材の割合が少々くなって逆に耐食
性２強度々どが低下の傾向にあり、また耐酸化性の点で
も好寸しくない。

□炭素樹脂の例としては石炭系寸たけ石油系のピッチ、
アスファルトピッチ、フェノール樹脂、フラン樹脂、エ
ポキシ樹脂などがある。

その他、必要によっては炭素材、酸化防止剤。

ファイバー類などを添加してもよｌＡｏ炭素材を添加す
ると溶鋼との濡れ性が低いなどの性質から補修材の耐食
性をさらに向上させることができる。

炭素材の例としては天然黒鉛９人造黒鉛、ピッチコー・
クス、カーボンブラック、鋳物コークス。

′１８；極屑などの一種寸たは二種以上である。添加割
合は骨材に対して４．０ｗｔ％以下が好ましい。４０ｗ
ｔ％を超えると耐酸化性が低下する。

酸化防止剤としてはアルミニウム、シリコン。

マグネシウム、フェロシリコン、あるいはソレラの合金
外どの金属粉、炭化硼素、酸化硼素などが例示される。

好ましい添加量は、耐火材料に対して外掛で８ｗｔ％以
下、好ましくは０５〜６　ｗｔ％である。

ファイバー類は耐熱性の面からステンレススチールファ
イバーが好せしい。清適の添加量はファイバーの寸法に
も左右されるが、好悸しくは１゜ｗｔ％以下である。

以上からなる補修材は、補修個所に充填させやすくする
ために、凝集力を与える効果を持つ湿潤剤を添加するの
が好ましい。湿潤剤としては、例エバエチレングリコー
ル、グリセリン、プロピレングリコール々どの多価アル
コール、アントラセン油、灯油などの鉱物油、あるいは
ヤシ油、菜種油類の植物油などの一種または二種以上で
ある。

添加量は、骨材に対して外有［で１０ｗｔ係以下１好ま
しへは０５〜５ｗｔ係である。１０ｗｔ係を超えると補
修材の気孔率が高く々っで耐食性低下の傾向を示す。

湿潤剤を用いず、予め補修材を加熱混練して炭素樹脂の
溶融で塊状にしてもよい。しかし、との」易合は加熱混
練しなければ々ら々いという、製造上のわずられしさが
ある。

補修は転炉から溶鋼を排出後、炉底が保熱されている際
に行う。こ台、は補修材中の炭素樹脂を溶融させ、補修
材を流動拡散し、付着させるためである。従って、保熱
は表面温度が５００’Ｃ以上であることが好ましい。

補修は、炉底に設けられた羽口を閉塞することなく行わ
々ければならない。このためには炉底羽口から■・ＰＧ
、酸素、希釈酸素かどのガスを噴出させた状態で補修材
を投入すると、羽目に相当する個所は閉塞されることな
く補修することができる。

また、羽口形成部材を挿入した状態で補修材を充填した
後、この部材を引抜いて羽口全形成する方法などもある
。

補修材を投入すると炉底の保熱で炭素樹脂が溶融し、そ
の流動拡散と濡れ性で補修材は補修個所に付着する。一
定時間経過すると、炭素樹脂の揮発分や溶剤の逸散が進
み骨材を炭素結合させるが、本発明では上方から酸素を
吹付けることで、補修材の温度を上げ、揮発分や溶剤の
逸散による炭素化を促進し、補修時間が大巾に短縮され
る。

酸素の吹付けは、溶鋼晩鐘時に酸素を吹込むために備え
られた既存の酸素ランスを用いることができる。酸素の
圧力、流量などは炉底の保熱温度。

補修厚み、補修材の材質などによって適宜決定す転炉炉
底の一部断面概略図である。（］）ｉｄ炉底の内張り、
（２）は羽口耐大物、（３）は損傷部に充填された補修
材、（４）は酸素ランスである。

（実施例）実施例１補修材の配合組成マグネシアクリンカ−４〜１ｍｉ　５０ｗｔ％ｔｔ　１
．　Ｈ以下　５０ｗｔ％ピッチ　外掛　２０ｗｔ％エチレングリコール　／ｌ　５ｗｔ％上底吹き転炉を３チヤージ使用後、炉底の表面名Ｉ畠度
シバ１０００°Ｃのとき、羽口周縁部の損傷個所に上記
の補修材を投入した。この投入は、羽目が閉塞しないよ
う羽口からガスを吹出しつつ行った。

次いで、酸素ランスを降下して炉底から２ｍの位置に保
ち、酸素を吹付けた。補修材は酸素による酸化と、揮発
分の引火で表面温度が上昇し、炭素化が促進された。

実施例２補修材の配合組成マグネシアクリンカ−１４〜１ｍｍ　５０ｗｔ１１ｍｍ
以下　４５ｗｔ％炭化珪素　１龍以下　Ｓｗｔ係ピッチ　外掛　１０ｗｔ％ピッチコークス　／／　４　ｗ　１％グリセリン　／７　３ｗｔチ金属アルミニウム粉　／／　１ｗｊ係以上からなる補修材をもって、前記実施例１と同様にし
て転炉炉底を補修した。

実施例３補修材の配合組成ドロマイトクリンカ−４〜］、ｔｎｍ　４０ｗｔ％マグ
ネシアクリンカ−４〜Ｊｉｍ　３０ｗｔ％〃１１１Ｉｍ
以下　３０ｗｔ％ピッチ　外掛　２０ｗｔ％カーボンブラック　ｔｔ　Ｓｗｔ係灯油　／／　４ｗｔ係金屈シリコン　／／　１−ｗｔ係スステンレススチールファイバー／／　１ｗｔ％（ＳＵ
Ｓ４３０）以上から々る補修材をもって、前記実施例１と同様に転
炉炉底を補修した。

実施例４補修材の配合組成マグネシアクリンカ−４〜］−ｍｍ　５Ｃ１ｖｔ％ｙ　
ｌ　ｗ以下　４０ｗｔ係天然リン状す鉛　］Ｏｗｔチフェノール樹脂　外掛　１．５ｗｔ％プロピレングリコール　〃　５ｗｔ％Ａｌ−Ｍｇ合金　／／　２ｗｔ％以上から力る補修材をもって、前記実施例１と同様にし
て転炉炉底を補修した。

実施例５補修材の配合組成ドロマイトクリンカ−４〜１ｍｍ　２５ｗｔ％１ｍｍ以
下　２５　ｗｔ％マグネシアクリンカ−４〜１ｍｍ　２５ｗｔ％〃ＩＩＩ
Ｉ＋１１以下　２５ｗｔ係ピッチ　外掛　２０　ｗｔ係 −に記配合組成物を２５０℃で加熱混練してコブシ大の
塊を得た。

以−にから々る補修材をもって、前記実施例１と同様に
転炉炉底全補修した。

各実施例に示す補修材を用い、補修の際に酸素ガスを吹
付けないものを比較例にあげ、その耐用性および補修時
間を対比した結果を次表に示す。

（発明の効果）補修材は材質ごとに耐用性が異なるが、同一材質で見た
場合、酸素を吹付けて炭素化を促進させた本発明実施例
はいずれも比較例に比べて耐用性が向上している。これ
は酸素の吹付けで補修材は強固な炭素結合となるが、比
較例は炉底の保熱で硬化させるため、充分な炭素結合が
牛じていないためと思われる。以上上底吹転炉の例をも
って説明したが、これに限るものでない上吹転炉又、酸
素吹付ランスがあれば転炉類似のもにも適用できる。

一方、補修時間は酸素の吹付けで大幅に短縮され、補修
工数の縮減と転炉の稼動率向上に大きく貢献する。

２・・羽口耐大物３・・・補修材序１１司

Claims

【特許請求の範囲】

転炉の炉底の補修において、この炉底が保熱している際
に、塩基性耐火材料を主材とする骨材と、炭素樹脂とか
らなる補修材を炉底に投入し、その上方から酸素を吹付
けることを特徴とする転炉炉底の補修方法。