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JPS6038577B2 - 車輛用内燃機関の回転振動吸収装置 - Google Patents

車輛用内燃機関の回転振動吸収装置

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Publication number
JPS6038577B2
JPS6038577B2 JP54037918A JP3791879A JPS6038577B2 JP S6038577 B2 JPS6038577 B2 JP S6038577B2 JP 54037918 A JP54037918 A JP 54037918A JP 3791879 A JP3791879 A JP 3791879A JP S6038577 B2 JPS6038577 B2 JP S6038577B2
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JP
Japan
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inertia
engine
moment
vibration
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JP54037918A
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明夫 吉田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車鞠用内燃機関の出力トルク変動に基づく回
転振動を吸収するための装置に関する。
本出願人は特開昭第50−25907号公報において、
回転慣性体(フライホイール)による吸振効果を改善す
るため、機関に接続される第一のフライホイールと車軸
系に接続される第二のフライホイールとの間に、弾性係
数及び減衰係数を兼備しした振動減衰素子を配置してな
る回転振動吸収装置を開示している。この装置は、フラ
イホイールの慣性モーメントを従来に比し少しも増大さ
せずに、高周波数領域で、第一のフライホイールに加わ
る機関クランク軸の変動トルクに対する、第二のフライ
ホイールに生ずる回転角振動の比則ち換りコンブラィア
ンスを減少せしめる。この結果、第二のフライホイール
の接続される車軸系は機関のトルク変動の影響をより受
けにくくなり、かくして良好な吸振効果が得られる。と
ころで、かような吸振装置の設けにあたっては、装置の
寸法乃至質量を従来と等しく維持するために、第一のフ
ライホイールと第二のフライホイールの慣性モーメント
の和を一定とすることが合理的と考えられる。
そして、最大の吸振効果を得るためには、第一のフライ
ホイールと第二のフライホイールとの間で最適な慣性モ
ーメントの振分けがある筈である。本出願人はこれにつ
き鋭意検討の結果本発明に達したものである。
即ち、本発明によれば、機関及び第一のフライホイール
を含めた駆動側全体の慣性モーメントを、車軸系及び第
二のフライホイールを含めた被駆動側全体の慣性モーメ
ントに等しくしている。このようにすると、換りコンブ
ラィァンスは最小となり最大の吸振効果が得られる。以
下添附図面を参照しながら本発明を説明する。
第1図は内燃機関を搭載した車鞠の機関から車軸系に至
る回転要素を略示したもので、機関はクランク軸1とこ
れに設けたピストン3とにより構成される。
一方車軸系はクラッチ5と変速機7とプロペラ軸9とデ
ィフアレンシヤル機構11とより構成される。13は、
本発明に係る吸振装置で、機関に直結した駆動側フライ
ホイール15と車軸系に直結した従動側フライホイール
17とを備え、これらのフライホイール15と17との
間に弾性系数k及び減衰係数cを有した振動減衰素子を
配置して成る。
本発明に係る吸振装置は第2,3図の様に構成されるも
のである。
即ち、駆動側フライホイール15は環状円板をなしてい
て、ボルト16によってクランク軸1の端面に締結され
ている。従動側フライホイール17も環状をなしている
が、これは、駆動側フライホィ−ルー5の中心ハブ部1
5a上に回転可能に支承される。この従動側フライホイ
ール17の外周部はピン18によって第1図におけるク
ラッチ5に固定される。駆動側フライホイール15と被
駆動側フライホイール17との間で相対回転を可能とす
るため、従動側フライホイール17に鍔付ブッシュ19
が圧入され、このフッシュ17は駆動側フライホイール
15のボス部15aと回転自在に脇合している。又、駆
動側フライホイール15と従動側フライホイール17と
の間での相対回転を所定量に制限するため、従鱗側フラ
イホイール17の外周部に等間隔に複数のピン21が楯
設され、これらピン21は駆動側フライホイール15に
形成した対応する弓状孔23内に位置している。尚、従
動側フライホイール17に、後述の役割を行う一対のエ
ンドプレート25及び27が駆動側フライホイール15
を挟むように、リベット29及びねじ30によって固着
されて、これらエンドフレート25及び27は従敷側フ
ライホイール17の一体部品となっている。第1図で説
明した弾性係数kと減衰係数cとを備えた振動減衰素子
は第2,3図では次の様に構成される。即ち、駆動側フ
ライホイール15には円周方向に等間隔に6ケ所の窓部
31が形成され、この各窓部31の回転方向における対
向線部間にコイルばね33がばね座35を介在させて配
挿される。一方、従動側フライホイール17に−体な一
対のエンドプレート25,27に互いに向い合った凹所
25a,27aが円周方向に等間隔に形成これ、この向
い合った各凹所25a,27aに夫々前記のばね33が
、各凹所25a,27aの回転方向綾部25b,27b
にばね27の両端が係合するよう、位置している。その
結果、駆動側フライホイール15と従敷側フライホイー
ル17との間は第1図で榛式的に示すばね係数kを有し
たばね33で連結され、ばね33の変形によって両者の
角度的相対変位が可能となる。一方、第1図の模型図に
おける減衰係数cを形成するために、前記の鍔付ブッシ
ュ19及びエンドフレート25の内方に配置した皿ばね
37が機能する。
即ち、皿ばね37は、従鰯側フライホイール17に圧入
されるブッシュ19の鍔部19aを、駆動側フライホイ
ール15と摩擦接触するよう付勢する。この結果、摩擦
がフライホイール15と17との間に形成される。以上
述べた構成に係る吸俵装置では、ばね33に基づく弾性
とブッシュ19に基づく摩擦との組合せよりなる減衰振
動素子を二つのフライホイール15と17との間に介在
させて、エンジン側から車軸系側への変動トルクを押え
るものであるが、次に本発明の主題である、二つのフラ
イホイール15と17との間の慣性モーメントの振分け
を如何にしたら最大の吸猿効果が得られるかについて述
べる。
先ず、前提条件として、駆動側フライホイール15の慣
性モーメントをJ,、従動側フライホィ−ル17の慣性
モーメントをJ2としたとき、次式J,十J2=Jo(
一定) ・・・‘1}が成立することを
仮定する。
これは、前述のようにフライホイール15,17の外蚤
寸法、重量からくる制限である。次に、第1,2図より
成る本発明の機械振動系は、模型的には第4図に示すよ
うに、二つの質量mとMとの間にばね系kと減衰系cと
を配した直線振動系と等価である。
この場合、質量mに加わる力をF、これに基づく質量M
の直線変位をx、角速度をのとすると、肴W=化Mの2
十上の小生等+j小)化+jCの?
‐‐‐■が成立する。
しかし第1図は回転振動系なので質量m,Mは夫々駆動
側、従動側フライホイールの慣性モーメントJ,、J2
に、力Fは駆動側フラィホィール15に加わるトルクT
(の)に、変位xは従動側フライホイール17の振れ振
動角8(の)に層換る必要がある。従って、次式糸(山
)={k・02十JC)の2十j…}{健治ご山2十j
地}化+j…* ‐‐‐‘ここにJc:クラッ
チ5、変速機7、軸9、差動機横11等により構成され
る車軸系全体の慣性モーメソト JE:クランク軸1及びピストン3等よ り成るエンジン側全体の慣性モーメ ント * が得られる。
J,にJEを、J2にJcを加々たのは、フライホイー
ル15(J,)にエンジン(JE)が直結となっており
、フライホイール17(J2)にクラッチ以降(Jc)
が直結となっているからである。第{3}式から ー羊(山)ー={k−U2十JC)の2}らk−〇.十
JB)の2} …■となる。
ところで、第{4〕式は、エンジンから駆動側フライホ
イール15に加わる単位トルク当りの、従動側フライホ
イール17のねじれ角、即ち換りコンプライアンスの周
波数応答を表わしており、この操りコンブラィアンスが
最少となるようにすれば最大の吸振効果が得られる。
第{1}式よりJ2;Jo−J,となり、これを第‘4
}式に代入すると、・¥(の)・={k−UO−J.十
JC)の茎{k−〇.十JE)の2}
…■となる。従って、孝・羊ゆl={k−。
。−声鉄宇井帯勺)の2}2 ・・側が得ら
れる。擦りコンブラィアンスが最4、となるためには棚
式=0となるからJ.:J。
十壱−JE …のJ2=J。
一芸+上 ‐‐‐(7)′が得られる。ところ
で、第1ー式を考慮すると、第【7)式よりJ,十JE
=J2十Jc ・・・【8}となる。
これは、エンジンとフライホイール15とより成る駆動
側全体の慣性モーメントが、車軸系とフライホイール1
7とより成る従動側全体の慣性モーメントと等しくなる
ようにJ,とJ2と分配すれば、吸振効果が最大となる
ことを意味している。従って、第2,3図で示す、実際
の構造においても、駆動側フライホイール15の慣性モ
ーメントJ,は第(7}式、従動側フライホイール17
の慣性モーメントJ2は第{7}′式が成立するよう選
定される。
実験によれば、ある車輪では、Jc=0.56(kg・
肌・S2)、IE=0.41(k9・弧・S2)であっ
たが、この場合J,=0.7(k9・弧・S2)、J2
=0.5(k9・肌・S2)のとき良好な結果が得られ
た。
これらの実測値よりJE十J,=1.11,Jc+J2
=1.06で略第■式を充足する。ところで上記の例で
はJ,はJ2より大きくなるが、両者のフライホイール
15,17の直径を同一に保つため、第2,3図の具体
的構造では、慣性モーメントの大きい(J,)のフライ
ホイール15では、その中間部15cを肉薄とし、周辺
部15dを肉厚とすることにより対処している。
尚、本発明は、駆動側と従動側とでフライホイールの慣
性モーメントの振分けを特徴とするものであるから、本
発明の範囲は図示の実施例に少しも限定されないことは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸振装置を備えた車鞠回転要素の模型
図、第2図は本発明の吸振装置の具体的構造をその長手
方向断面にて示す図、第3図は、第2図の装置を、エン
ジン側より部分的な破断状態で見て示す図、第4図は、
本発明に係る吸振装置の等価直線振動系を示す図。 1……クランク軸、3……ピストン、5……クラッチ、
13・・・・・・吸振装置、15・・・・・・駆動側フ
ライホイール、17…・・・従動側フライホイール、1
9……鍔付ブッシュ、33……ばね、c……粘性係数、
k・・・・・・弾性係数。 鱗1図 第2図 務3図 務4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 機関に接続されるフライホイールを含む第一の回転
    慣性体と車輛駆動軸系に接続される第二の回転慣性体と
    の間に、弾性係数及び減衰系数を持つ振動減衰系を配置
    し、双方の回転慣性体の慣性モーメントの和が一定とい
    う制限の下で機関の回転振動を吸収するものにおいて、
    機関及び第一の回転慣性体を含めた駆動側全体の慣性モ
    ーメントと、車輛駆動系及び第二の回転慣性体を含めた
    従動側全体の慣性モーメントとを等しくしたことを特徴
    とする車輛用内燃機関の回転振動吸収装置。
JP54037918A 1979-03-30 1979-03-30 車輛用内燃機関の回転振動吸収装置 Expired JPS6038577B2 (ja)

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