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JPS60174743A - 酢酸の抽出回収法 - Google Patents

酢酸の抽出回収法

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Publication number
JPS60174743A
JPS60174743A JP3117484A JP3117484A JPS60174743A JP S60174743 A JPS60174743 A JP S60174743A JP 3117484 A JP3117484 A JP 3117484A JP 3117484 A JP3117484 A JP 3117484A JP S60174743 A JPS60174743 A JP S60174743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetic acid
stage
extractant
cotton
cellulose acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3117484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6362504B2 (ja
Inventor
Kunio Koga
国夫 古賀
Koji Shima
幸治 島
Hirotoshi Niwa
丹羽 弘敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP3117484A priority Critical patent/JPS60174743A/ja
Publication of JPS60174743A publication Critical patent/JPS60174743A/ja
Publication of JPS6362504B2 publication Critical patent/JPS6362504B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酢0の抽出回収法に関する。更に詳しくは本発
明は酢酸綿を含有する酢酸水溶液を酢酸綿に対する非溶
剤系抽出剤を用いて多段向流抽出処理し2て酢酸を回収
する方法の改良に閂する。
酢酸繊維索(以下酢酸綿という)の製造に当って酢酸を
溶媒とする所謂酢Q法が現在広く採用されているが、こ
の方法では沈母工程より若干只の酢酸綿を溶解した酢P
δ二″!度20〜50盾F11・φの希酢酸水溶液(以
下単に癌酸とよぶ)がil+’出される。この廃酸から
酢酸を回収するには抽出によるのが一般的で各種の抽剤
が提案され、使用されている。近年酢酸綿に対する非溶
剤であるアミンを抽剤とする方法が拵案されたが(0開
昭56−10131号公報参照)、この方法はそれまで
の抽剤が溶解度に基づく酢酸の水及び抽剤への分配を主
槍宿とするのに対し、アミンと酢酸との反応を利用した
反応抽出とも註えるもので、抽出効率等種々の而で際立
った差異がみられる。この方法は酢酸の抽出回収法とし
て優れた方法であるが、抽出の進行と共に廃酸中に溶解
していた酢酸綿が水相(M液)中に析出して来て、時間
の経過と共に凝集成長して、系内での閉塞等のトラブル
の原因となることが判明して来た。それまでの方法は酢
酸の水と抽剤とに対する溶解による分配を利用したもの
で、酢酸綿は仮に抽剤が酢酸綿の非溶剤であってもこれ
忙酢酸が溶解するために酢酸綿は酢酸を介して抽剤量へ
溶は込み、従ってたとえ酢酸綿の析出が起っても極めて
僅かで大きなトラブルにはならないのに対し、アミンを
抽剤とする場合は抽剤量へ移った酢酸はアミンと結合す
るために、酢酸綿に対する溶剤として働かず、全体とし
て酢酸綿忙対する溶M度が減少するために、酢酸!、’
dの析出が発生するものと考えられる。仁の様な酢酸綿
の析出はアミンを抽剤として用いる場合は本質的なもの
であるが、本発明者等は析出した酢酸綿の凝集成長によ
る系内での閉塞等のトラブルを解決するため種々検討の
結果、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、酢酸綿を含有する酢酸水溶液を酢酸綿に
対する非溶剤系抽出剤を用いて、5p、lj向流抽出処
理して酢0を回収する方法に於いて、酢酸綿の析出する
段に於ける水相の酢ρさ″!度を15M−1:%以下に
低下させることを特徴とする酢酸の抽出回収法に係わる
ものであり、本発CI]によれば析出した酢酸綿が殻1
.’il 1〜、成長することを回避することが出来る
。更に具体的には酢酸綿を含む酢C′2水溶液と酢酸綿
に対する非溶剤系抽出剤を自流多段に接触させる場合に
、酢酸綿の析出する途中段、特に棺一段にも抽剤を仕込
むことによって発生析出酢酸綿量とその時の系の酢酸濃
度をコントロールして酢酸綿の凝ガ)を防止するもので
ある。
本発明の方法を添付図面につhて具体的に説明すると、
第1図にはミキサーセトラーを5基(第1図では酢酸水
溶液の仕込側より第1段。
第2段、第5段、第4段、第5段とし夫々1〜50番号
を付しである。)使用する向流多段ミキサーセトラー抽
出装置のフロー図が示しであるが、本装置に於て抽剤6
と廃酸7とを向流接触させるうこの場合のフローは抽剤
6について6 5 、6−4 、6〜3.6−2.6−
1゜6−0と示され、一方、E^酢酸については7−1
 、7−2 、7−3 、7−4 、7−5 、7−6
と示されているが、本発明では抽剤6′の流れを例えば
第1段にも仕込むのである。尚、第1〜5の各抽出段は
例えば第2図に示す如きミキサー8とセトラー9との組
合せからなり、第n段の場合を示している。第1図に示
された例ではn=1、即ち第1段に点線の矢印6′が付
加され、抽剤6−1と6′の合唱が廃酸7−1と向流的
に接触し第一段のセトラー9中の水相の酢酸濃度は15
重Q%以下に低下せしめられる。廃酸7−1の仕込量と
抽剤6−5の仕込量との比は通常の知iK基づいて決め
ればよいが、5段のミキサーセトラー抽出装置を用いた
場合、廃酸7−1の酢酸濃度が約50重景係の時、略々
1z1(重量比)で抽出局液7−6の酸濃度をo、i重
iチ以下にすることができる。途中段へのIrh剤6′
の仕込量はその仕込段の位侃及び廃酸中の酢酸濃度によ
っても異なるが、本発明者等の検討によれば、析出酢酸
綿によるトラブルには酢酸綿の析出が起る重液中の酢酸
濃度が支配的で、酢酸0度を15重j#チ以下に低下さ
せることが必要である。従って最も酢酸濃度が高い第1
段に抽剤を追加添加して一気に酢酸濃度を低くしておけ
ばその後の各段の重液中の耐酸vj%鹿はそれを超える
ことはない。例えば第2段に抽剤を追加添加しても悪く
はないが、この場合はP、1段、2!¥2段共大容景の
装置を必要とし、月っ第1段目に仕込む場合よりも第1
段の酢ρ一度の低下が少く、これを補うためには更に抽
剤−1,)をj′η加する必要がある。目標とする酢酸
0度は15爪量チである。あまシ低くしようとすると抽
剤量が著しく大きくなるため、実際には予じめ試験をし
て10〜13賃介係得度の8′1度になる様決めるとよ
い。又抽剤を仕込む途中段のItb出温度も低くするこ
とが望ましく、50℃以下が適当である。抽剤としてア
ミンを使用すると、アミンと酢酸が接触すると反応熱が
発生するので、抽出温度が50℃以下になる様に予め廃
酸及びアミンを冷却して仕込めばよい、抽出温度が50
℃以上になると析出酢酸綿が更に凝集しやすくなるので
、重液中の酢酸潤度を更に下げる為、追加アミン量を増
加させる必要があるので好ましくない。
本発明に於ては上記の如く酢酸綿に対する非溶剤系抽出
剤が用いられ、かかる抽剤としてはアミン、特に第3ア
ミンが好ましく用いられる。
第3アミンとしては、酢酸よシも沸点が高く、非水相を
形成するものを用いる。水相中への低溶解性と蒸留によ
る酢酸との分離性を考慮すると12〜40個程度の炭素
数をもつものが好ましい。また大きなみかけの分配係数
を得るためには、窒素原子の近くに大きな分枝のない第
3アミンを用いるのが望ましい。窒素原子の隣接位仁t
もちろん窒素原子と01121個をへだてた炭素原子上
にもエチル基以上の大きな置換基があるのは悪影響があ
り、ベンジル基のように窒素原子に近い環式構造がある
のもよくない。即ち第3アミンの部分措造を) N−C
2H4−CR’R2−で表わすとR1は水素原子、R2
は水氷原子又はメチル基であるものを選ぶべきである。
これら好ましい第3アミンの具体例を挙げる七トリヘキ
シルアミン、トリオクチルアミン、トリイソオクチルア
ミン(トリス−2,4,4−)ジメチルベンチルアキ/
)、トリラウリルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジ
メチルベキザデシルアミン、メチルジ(トリデシルアミ
ン)、ジメチルデシルアミンの如き06以上のアルキル
基をもつトリアルキルアミン、ジメチルオレイルアミン
、ブチルビス(5,5,7,7−テトラメチル・−オク
ト−2−エン−1−イル)アミン(XE−204)の如
きアルケニル基をもつ第3アミン、ジメチルココアミン
、ジメチル08〜12アルキルアミン、ジメチル水添牛
脂アミンなどの筒5アミン混合物などである。第3アミ
ンは上記のように稍々のものが使えるがトリオクチルア
ミンは入手が容易であル、含酸素泊(た溶媒と併用して
抽出剤としたときのみかけの分配係数が優れている。
アミンと併用する稀釈剤としては、酢酸より沸点の高い
ケトン、アルコール、カルボン酸エステル、リン酸エス
テルなど含酸素有機溶媒、例えば3,5.5− )リメ
チルシクロヘキサノンを前記の第3アミンと併用するこ
とにより、特に 4大きなみかけの分配係数をもって水
溶液中の酢酸を抽出できる。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1 第1図に示したフロー忙於いて、廃酸7−1が酢m濃度
29.8爪介チ、流量143にり/Hの場合、アミン6
−5を流邦: 148 kg/H(トリオクチルアミン
/トリメチルシクロヘキサノン= so、’so fv
ol、l )で仕込み、途中段への仕込6′を流A 6
0 kq/Hで仕込んだう第1段の温度を45℃に保ち
1400時間連続実験した処、析出綿の醇際現象は全く
みられなかった。仁の場合の第1段の水相の酢酸グ1度
は10〜11 、5 Mjjl:、%であった。
比較例 実施例1に於いて途中段への仕込み6′を止めて、その
他は同じにして実験しだ処、200時間で閉塞が起り運
転不能となった。この場合のP!’11段の水相の酢酸
0度は15.5〜17重[・1係であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に用いる抽出装置i’(のフロ゛
−図、第2図はその任意の一段の略示図である。 1.2,5,4.5・・・抽出段 6′・・・抽剤 8 ・・・ミキサー 9 ・・・セトラー 出願人代理人 古 谷 1(1″ト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I n)τ酸綿を含有する酢nり水溶液を酢酸綿に対す
    る非溶剤系抽出剤を用いて多段向流抽出処理して酢ρ7
    を回収する方法に於いて、酢酸綿の析出する段に於ける
    水相の酢醒凸度を15重i%以下に低下させることを特
    徴とする酢酸の抽出回収法。 2 酢酸綿の析出する段へ抽出剤を追加して仕込むこと
    により水相の酢PP度を低下させる特許請求の範囲第1
    項記載の酢酸の抽出回収法。 5 酢酸綿の析出する段の温度が50℃以下に保持され
    ている特t′r請求の範囲第1項又は第2項記載の酢酸
    の抽出回収法。 4 抽出剤がアミンと稀釈剤との混合物である’r!r
     i′r請求の範囲第1項〜第3項の何れか1項に記載
    の酢fftの抽出回収法。
JP3117484A 1984-02-21 1984-02-21 酢酸の抽出回収法 Granted JPS60174743A (ja)

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JPS6362504B2 JPS6362504B2 (ja) 1988-12-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517445A (ja) * 2008-03-20 2011-06-09 テート アンド ライル テクノロジー リミテッド 第三級アミド溶媒からの酸の除去
EP2878349A3 (en) * 2012-05-03 2015-09-09 Virdia Ltd. Fractionation of a mixture by sequential simulated moving bed chromatography
US9493851B2 (en) 2012-05-03 2016-11-15 Virdia, Inc. Methods for treating lignocellulosic materials
WO2021193511A1 (ja) 2020-03-26 2021-09-30 株式会社ダイセル 精製酢酸の製造方法

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US9631246B2 (en) 2012-05-03 2017-04-25 Virdia, Inc. Methods for treating lignocellulosic materials
US11965220B2 (en) 2012-05-03 2024-04-23 Virdia, Llc Methods for treating lignocellulosic materials
WO2021193511A1 (ja) 2020-03-26 2021-09-30 株式会社ダイセル 精製酢酸の製造方法

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