JPS6011155B2 - ダンブル乾燥機で織物を処理するための製品 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は織物を調整剤で処理するための製品に関する。

この製品はタンブル（瓜ｍｂｌｅ）乾燥機、すなわち湿
った織物をころがし、その間に緩い空気を織物の周囲に
通して水分を除去する機械に使用するのに特に適してい
る。衣類および織物の洗濯を実施すると、特に木綿織物
たとえばタオル地の場合にその後の着用または使用中に
織物の感触にざらざらした効果が与えられることが見出
されている。

したがって、織物をタンプル乾燥機で織物柔軟剤で処理
して柔軟にすることが提案されている。たとえば、織物
をタンブル乾燥機に入れる前に乾燥機のドラムの内側に
織物柔軟剤を贋霧し、タンブル乾燥中に織物柔軟剤がド
ラムからこすり取られて織物に移るようにさせることが
提案されている：しかしこの場合にはドラムに粘着性浅
漬が付着することが起り得る。また、織物片に柔軟剤を
含浸させ、これを柔軟にすべき衣類と共にタンブル乾燥
機に添加し、タンブル乾燥中に織物から衣服に柔軟剤を
移すことが提案されている；しかしこの場合普通各回毎
に新しい含浸織物片を使用することが必要であるために
不便であり、また比較的高価につく。本発明によれば、
織物をタンブル乾燥機で処理するための改良された製品
が考案された。最も広い面において、本発明は織物をタ
ンブル乾燥機で処理するのに通した製品を提供するもの
であり、この製品は織物調整剤を含浸した少なくとも１
片の弾性的、可榛性基材から形成され、この基材は多層
をなして固定されている。製品をこのように構成すると
、製品の使用中調整剤が織物に漸進的に適用されること
が容易になる。またこのようにして比較的廉価な基村物
質を使用することが出来、しかもタンブル乾燥機の側面
に基材が付着したりあるいは単一含浸シートの場合に容
易に起り得るようなタンプル乾燥機出口を基材が閉塞す
るような問題が回避される。本発明の生成物を用いるこ
とにより、織物調整剤を被処理織物上に実質的に均一に
分布させることが出釆、また製品中の織物調整剤の量を
調節することにより１つ以上のタンブル乾燥操作に製品
を使用することが可能になる。

本発明による製品は種々の物理的形状を取り得るが、し
かし各々は少なくとも１片の弾性的、可操性基材から形
成されるという本質的特徴を包含３している。

好ましい基村は発泡プラスチックまたはゴムシートまた
は帯状体であり、これらは非常に多孔性でありかつ柔軟
性であるのが好ましい。適当な発泡体は開放細胞型であ
り（閉鎖細胞発泡体は十分に多孔性ではない）、約２０
一３０ｋ９／〆の密４度および気孔数（発泡表面上の線
長当りの細胞数）約３０一７晩細胞／ィンチ（すなわち
１０−３０細胞／肌）を有するのが好ましい。このよう
な発泡シートまたは帯状体は約１インチ（約２．５仇）
以下、たとえば約１／８乃至約３′４インチ（約０．２
５乃至約２地）の厚さを有するのが好ましい。述べるこ
との出来る特定の好ましい基材は厚さ約０．５乃至１肌
および気孔数約１５一２勃曲砲／地を有するシート状で
得られるポリウレタンフオームである。タンブル乾燥中
に遭遇する高められた温度で形状を保持するにはポリエ
ステル型よりポリェーテル型のポリウレタンフオームが
良好であることが見出された。使用される発泡プラスチ
ックは所望なら０絹状発泡体、すなわち細胞壁は破壊さ
れるがしかし全体の細胞の絹状組織はそのま）残る発泡
体であることが出来る。あるいは、積層発泡シートすな
わち大きな気孔寸法の発泡体を微細な気孔構造を有する
発泡体の１乃至２層に積層したものを用いることが出来
る。これは表面損傷に対してより抵抗性のある製品を与
えることが出来、より微細な外部気孔構造は処理される
織物に対して織物調整剤を適用することさえ容易にする
。あるいは、基材は綴ったまたは織られていない構造の
織物であることが出来るが、しかしそのような織物はた
とえばゴムまたは類似物質を被覆または積層することに
より弾性的に可榛・曲こするように処理しなければなら
ない。

普通の織物すなわちその形状を保持する傾向のないもの
を使用する場合、製品はタンプル乾燥工程中に「かたま
り（舷１１一ｕｐ）」になりやすく、比較的効果がない
。また、このような基材の単一開放シートのみを織物処
理に使用する場合、シートは回転ドラムとタンブル乾燥
機の本体の間に容易につかまったりあるいは使用中にタ
ンブル乾燥機からの高温空気出口を閉塞したりすること
が起り得る。製品は全体としてタンブル乾燥工程中にそ
の外面と織物との接触を容易にし、したがって織物に対
する織物調整剤の均一な適用を改良するためにある３次
元形状を有することが必要である。

一例として製品の特定の形は基村の単一シートを折り重
ねまたはくるみ、次に特に結び目領域で特定の多層形に
結んだものを包含する。所望なら、シートは結ぶ前また
は結んだ後で切断することが出来る。単一シートからの
特定の製品形状は折り重ねた扇風機形および巻いた円筒
状である。結ぶ代りに、シートは他の方法でたとえば接
着剤または熱処理により固定することが出来るが、しか
しこの場合これは基材に調整剤を含浸させる前に行うの
が良い。あるいは、製品は１枚以上の基材シートまたは
帯状体からつくることが出来、この場合も基村を互いに
折り重ねたりあるいは巻いたりし、次に結んでまたは他
の方法で固定して東または簾とすることが出来、全体の
形状は各シートの形および結び方に左右される。

たとえば、柔軟性基材の帯状体をその端部で結んで２乃
至約１２個またはそれ以上の「アーム」を有するたこ形
を形成することが出来る。あるいは、帯状体の東を中央
で結んで２つの端部がモップヘッドの構造をなすように
することが出釆る。直方形、円または他の断面であり得
る帯状体の代りに、可榛性基村のシートを互いに種々の
方法で結ぶことが出来、特に好ましい形は多数のたとえ
ば約２乃至１２女の発泡シートを全体的に球状外観を呈
するように結ぶことである。たとえば、卵形の発泡シー
トを用いて共通の中心から突出する基材の「葉」または
「花弁」を所望なら花たとえばばらの外観を有するよう
に形成することが出来る。本発明の製品の種々の形態を
添附図面により詳述する。

好ましい形態はタンブル乾燥機で織物と共に自由にころ
がるのに適した形態であるが、しかし製品をタンブル乾
燥機の内面に庄感接着剤または他の手段たとえば「ベル
クロ（ｖｅｌｃｒｏ）」（商標）型の係合し得る綴った
ホックおよびループ固定臭またはテープまたはホックに
より取付けることも出来る。また、製品にはそれを便宜
的に運ぶかまたは使用と使用の間につるすためのループ
またはテープを取付けることが出来る。本発明の製品は
着色することが出来または模様または文体たとえば製品
の使用法を含むことが出来ることは理解されるであろう
。

さらに、製品はたとえば透明な箱に入れてあるし、は製
品のかさ張る性質を輸送および貯蔵に対して便宜的に制
御するように収縮包装して魅力的に包装される。また、
製品は織物処理に使用した後他の用途たとえば俗用スポ
ンジ、室内装飾清浄または自動車清浄用スポンジとして
使用出釆るように設計することが出釆る。前述したよう
に、製品は基材のシートまたは帯状体を最終製品とする
前または後で可榛性基材に含浸させた織物調整剤を含有
する。

好ましくは、調整剤は室温で固体であるが「 しかし織
物の処理中に達する温度、普通通常のタンブル乾燥操作
で約滋乃至約８０℃の温度で融解または軟化する。次に
、調整剤は使用中織物により容易に移すことが出釆、製
品の内部から外部へ向けて調整剤の漸次移行が容易に行
われる。あるいは調整剤は粘性のある液体または糊状物
質であることが出来るが、しかしこれは製品の粘着性お
よびその結果使用出釆る調整剤の比較的低い水準のため
に望ましくない。前述したように、本発明の製品は織物
をタンブル乾燥中に調整剤で処理するために使用される
。

好ましい調整剤は処理された織物をより柔軟な感触にす
るいわゆる柔軟剤である。多くの織物柔軟剤は一般式十 ［Ｎ（Ｒ，Ｒ２Ｒ３Ｒ４）］ｎ′×‐（１）（式中Ｒ，
はＣ，６乃至Ｃ２２ァルキル基であり、Ｒ２はＣ，乃至
Ｃ４アルキル基であり、Ｒ３およびＲ４はＲ，またはＲ
２と同じであり、Ｒ，、Ｒ２、Ｒ３およびＲ４の任意の
ものが飽和または不飽和の線状または分枝鎖アルキル基
であり、またはそれらは置換基たとえばヒドロキシ基を
含有することが出来、またはＲ，、Ｒ２、Ｒ３およびＲ
４は結合基たとえばアミド、ェステルまたはエーテル結
合により窒素原子に結合することが出来、またはＲ，、
Ｒ３およびＲ４の２または３はＮ原子と結合して複素環
たとえばモルホリニル環を形成することが出来、×はア
ニオンであり、およびＭま×の原子価である）の第４ア
ンモニウム化合物である。

適当なアニオン（Ｘ‐）はＣＩ−、ＨＳ〇４一、ＳＱ：
、Ｃ２日５Ｓ〇４−、Ｃ比Ｓ０４−、ＨＣＯＯ−、ＣＱ
ＣＯＯ‐、Ｂｒ‐、１‐および＆Ｐ０４‐であり、その
中で塩素イオン、硫酸イオン、臭素イオンおよび酢酸イ
オンが好ましい。

この種の典型的商業的製品は、ジー獣脂−ジメチルアン
モニウムクロリド、ジココジメチルアンモニウムクロリ
ド、ジ−（ステアロイルオキシエチル）ジメチルアンモ
ニウムクロリドおよび３一べへノイルオキシー２ーヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドである
。他の好ましい柔軟剤は一般式Ｒ４ＣＯＯ日（Ｒ４はＣ
，５〜Ｃ，９アルキル基である）の脂肪酸約２モルと一
般式Ｎ比−Ｒ５‐ＮＨＲ６（０） （式中Ｒ５はＣ，〜Ｃ３の二価の炭化水素基であり、Ｒ
６は１乃至３個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル
基である）のヒドロキシアルキルジアミンとの反応生成
物である。

この種の典型的商業製品は２モルのステアリン酸と１モ
ルのヒドロキシエチルェチレンジアミンとの反応生成物
であり、このものはジアミンの多官能性のために混合化
学構造を有する。同様の製品は約２モルのオレィン酸と
１モルのヒドロキシエチルエチレンジアミンとを反応さ
せた４級化生成物および約２モルのオレィン酸とステア
リン酸の混合物を１モルのヒドロキシヱチルヱチレンジ
アミンと反応させた生成物を包含する。柔軟剤は非イオ
ン表面活性剤と混合して用いるのが好ましい。本発明で
使用出来る他の種類の織物柔軟剤は当業界で公知であり
、文献たとえば「ＰｒｏｃｅｅｄｉｎｇＳｏｆ Ｔｈｅ
Ａｍｅｎｃａｎ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ ｏｆ Ｔ
ｅｘｔｉｌｅｃｈｅｍｉｓｔ ａｎｄ Ｃｏｌｏｒｉｎ
ｓ」、Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｄｙｅｒｔ心ｆＲｅｐｏれｅ
ｒ、ｐ４２およびｐ４３１月２８日、１９５７に記載さ
れている。

単独でまたは混合物として、特に前述した織物柔軟剤と
混合して本発明の製品で使用出釆る他の織物調整剤は下
記のものを包含する：【１） 光学増白剤、すなわち蟹
光増白剤たとえば米国特許第２６１２５０１号明細書に
開示されているような置換ジスルホン化ジアミノスチル
ベン化合物、および米国特許第２７８４１８３号明細書
に開示されている種類のトリアゾール化合物。

■ 精油および芳香油。

‘３’帯電防止剤、多くの場合織物柔軟化合物に関して
前述したものと同じ一般的構造を有する化合物である。

一例として述べることの出来る特定の帯電防止剤はェト
キシル化化合物たとえばェトキシル化アミン、ェトキシ
ル化第４アンモニウム化合物、ェトキシル化脂肪族アル
コールおよびアルキルフェノール、ェトキシル化脂肪族
モノーおよびジーカルボン酸、およびそのアミドまたは
エステル、およびポリエチレングリコールである。好ま
しい第４アンモニウム化合物ならびに他の織物柔軟剤の
帯電防止性は特にこれらの物質をェトキシル化アミドた
とえば獣脂エタノールアミドまたはェトキシル化脂肪族
アルコールと組合せることにより高めることが出来る。
‘４１ 殺菌剤、たとえばハロゲン化サリチルアニリド
、たとえばトリブロモサリチルアニリド、ヘキサクロロ
フエン、ネオマイシンサルフエ−ト、ベンザルコニゥム
第４級化合物等。■ 濃化剤（ｂｄのｎｇａｇｅｎｔ）
、たとえばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、殿粉、ポリ酢酸ビニル。

ポリ酢酸ビニルはアイロンかけの容易さを改良するのに
も有効であり、この目的のために使用することが出来る
。■ 汚れ放出剤、たとえば米国特許第３３７７２４９
号明細書に記載されているポリアクリリツクポリビニル
アルコール組成物、およびフルオロカーボン、またはポ
リエステル織物をこの目的のために処理するのに有効な
エチレングリコールとテレフタル酸の共重合体。

‘７１ アイロンかけ助剤、たとえばシリコーンたとえ
ばジメチルシリコーン。

■ 他の調整剤と混合して使用される表面活性剤、たと
えば第４アンモニウム織物柔軟剤と使用される非イオン
表面活性剤。

この場合カチオン第４アンモニウム化合物対非イオン化
合物の比は約２：１〜約２０：１、特に約３：１〜約１
０：１（重量部）であることが好ましい。前述した調整
剤の数種のものは高められた温度ならびに室温で普通固
体の非融解性物質であり、この場合これらの調整剤は水
性溶液または分散液としてまたは液体または溶融性固体
である他の調整剤と共に使用することが必要である。調
整剤を基材に含浸させる場合、調整剤は溶融に基づくか
またはその後に蒸発することが出来る溶剤の存在に基づ
いて液体形であることが必要である。本発明の製品で使
用される織物調整剤の量はもちろん謎剤の種類および特
に製品の多重用途を意図する場合に製品の種類に依存し
、最適水準は容易に決定することが出来る。たとえば、
織物柔軟剤の場合タンブル乾燥機の典型的家庭織物負荷
に対して約１乃至約５夕、好ましくは約２乃至４夕の柔
軟剤を適用するのが普通好ましい。多重用途用の製品は
比例的により多くの織物調整剤を含有することが必要で
ある。織物調整剤のすべては製品から放出されないので
、多重用途用の製品では普通約５乃至１館乾燥機サイク
ルにわたって全体量で約２５乃至約５０夕の織物調整剤
を使用することが一般に好ましい。一般に、プラスチッ
ク発泡体１地当り約０．１夕の織物調整剤が製品からの
最適放出にとって適当であることが判明している。たと
えば種々の温度で溶融する柔軟剤を用いることにより乾
燥サイクル中に織物調整剤を連続的に放出させるために
または異なった種類の織物の同時処理を行うために１つ
以上の製品を１時にタンブル乾燥機で使用することが出
来る。たとえば、ある種の調整剤たとえば殺菌剤または
香料が他の織物調整剤を干渉したりあるいはその調整剤
により抑制を受けたりする場合上記調整剤を織物処理の
終りに放出させるようにすることが特に有利であり得る
。本発明による製品を添附図面により説明する。

第１図を参照するに、各々厚さ約３′１６インチ（約０
．５伽）で一般に最大長さ約５インチ（１２．５伽）お
よび最小幅約４インチ（１０肌）の卵形である鰍質開放
細胞ポリウレタンフオーム１２片に第４アンモニウム織
物柔軟剤すなわちアセトンから再結晶化したジー硬化獣
脂ーアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびェチ
ランＰＢ（商標）として得られる非イオン酸化エチレン
一酸化プロピレン縮合物（９０：１０比）および香料の
混合物のアルコール溶液を含浸させた。この混合調整剤
は約４ｙ０で流体になり、各製品とされるシート上に沈
着された全量は約２０夕であった。含浸片１を乾燥し、
次いでフオーム片の中央のまわりに、すなわち最大寸法
の中間部に垂直にかつその周囲にナイロンひもで全体の
製品２がフオーム片１の端部がより密に束ねられ折り重
ねられた中心３から突出している球状外観を取るように
互いに結ばれる。フオーム片は所望なら形に切断する前
にシート状でまたは最終製品形態に結んだ後に織物柔軟
剤を含浸出釆ることは理解されるであろう。フオーム片
１のすべては所望なら単一東に結ぶことが出来るが、し
かし一般に半球状の各々６個のフオ−ム片からなる２つ
の東に結び、この束自身を互いに後を結合してより良好
な最終製品形とすることが好ましい。実際の試験では、
第１図に示す製品を、織物を普通に洗濯した後スピン（
ｓｐｉｎ）乾燥機で最終す）ぎ水に手で添加される種類
の従来の市販液体織物柔軟製品およびタンプル乾燥機用
途用の含浸不織布型の市販の織物柔軟製品と織物柔軟性
および帯電防止性について比較した。

この試験で、従来のす）ぎサイクル製品および他の市販
の織物柔軟製品を各々スピン乾燥機付き家庭洗濯機およ
び家庭タンブル乾燥機で使用した。本発明の製品を木綿
タオル地ならびにナイロン衣服を処理するために同じ家
庭タンブル乾燥機で４５分間用いた。乾燥サイクルの終
りで出口温度は２亀乃至７８ｑｏであった。本発明の製
品は第１のタンブル乾燥操作で２．７夕の織物柔軟剤を
放出し、その後の試験で漸次より少ない量の柔軟剤を放
出し、約５サイクルの使用後では製品はもはや十分に有
効でなくなった。他の２つの製品は使用のたびに変えな
ければならなかった。織物柔軟性は経験のある織物感触
査定人の委員会により評価し、帯電防止性は標準帯電防
止付着試験により評価し、この場合処理織物に肌Ｖの静
電荷を印加し、織物がアースした金属場所から離れて落
ちるのに要する時間を測定する。

これらの試験で、本発明による製品の柔軟性および帯電
防止性は通常のす）ぎサイクル製品とほぼ等しく、未処
理織物に対して著しく優れている。

本発明による製品はこれを通常の製品を用いる際スピン
乾燥前に特殊のす）ぎを行うという不便さないこ達成し
た。本発明による製品もまた比較液体製品も公知の含浸
不織布製品より織物柔軟化について著しく優れていた。
帯電防止性は特に良好であり、本発明による製品で処理
した場合「剥離」に要する時間は最初の細Ｖ電荷印加の
際約５−砂からたったの３秒に減少した。第１図の製品
に、同じ柔軟剤、ジー硬化−獣脂−ジメチルアンモニウ
ムクロリドと異なる非イオン表面活性剤、すなわちター
ジトール１５−Ｓ−１２（商標）（第２線状（Ｃ，．一
Ｃ，５）アルコールと１２モルの酸化エチレンとの縮合
物である）の８０：２の昆合物を含浸させた場合さらに
成功的な結果が達成された。

また、この織物柔軟組成物に１％の香料を添加した場合
良好な結果が達成され、多重乾燥機サイクルで処理織物
に魅力的な持続性の新鮮な香りが付与された。さらに他
の織物柔軟剤、すなわち８の重量部の３−アルキルオキ
シー２ーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムク
ロリド（アルキル基はナタネの種子油から誘導されたも
ので、約６４％Ｃ凶、約２２％Ｃ，８および約１２％Ｃ
２。

アルキル基を含有した）または２モルのステアリン酸と
１モルのＮ−ヒドロキシェチレソジアミンの縮合物およ
び２の重量部の第２−線状Ｃ，．−Ｃ，５アルコール−
１の○縮合物について試験を行った。これら混合物の３
５夕を、大きな気孔寸法の内層（６柵）および小さい気
孔寸法フオームの２つの外層（１肋）を有する積層フオ
ームシートでつくった第１図のような製品に使用した。
これら製品を用いて５回の連続タンブル乾燥機サイクル
で織物を処理した。各場合、柔軟効果は未処理織物と比
較して顕著であった。第２図の製品は、ナイロンひもで
結合して茎部分５を形成することにより互いに固定され
る各々一般に卵形の１の固の「花弁」４から形成される
恐らくはバラ状外観の花の形を取るもので、所望ならプ
ラスチックフオームキヤツプ（図示せず）でおおつてそ
の外観を改良することが出来る。

花弁４（およびもしあればキャップ）は各々厚さ約３／
１６インチ（約０．５肌）の欧質開放細胞ポリウレタン
フオームに第１図の製品について述べたものと同じであ
るが比率が８０：２０乃至７０：３０である織物調整剤
の第２混合物を含浸させたものからつくられる。第３図
において、各々約２インチ（約５肌）幅および約３／１
６インチ（約０．５肌）厚さの７枚の軟質ポリウレタン
フオーム帯状体６の東が帯状体の中間部分の周りに巻か
れた同じフオーム物質の包囲帯状体７により互いに保持
され、次いで止め金（図示せず）で固定される。

この製品に図示のような製品形とする前にシート状のフ
オームを処理することにより上記第２図について記載し
たと同じ織物調整剤を含浸した。第２図および第３図の
製品共使用に際して満足な織物柔軟性および帯電防止性
を与えることが判明した。

第４図および第５図において、厚いプラスチックフオー
ムシート８の８枚の六角形片を２枚のより大きい片８ａ
を隣接させ、漸次より小さい片８ｂ，８ｃおよび８ｄを
製品の外端に向かって重ねて全体で球状外観を与えるに
ように重ねる。

８枚のプラスチックフオームは中心を通る弾性ひも９に
より一緒に保持され、各織部は薄いプラスチック円板１
０で保持される。

図示のように組立てる前に、プラスチックフオーム片に
織物調整剤を合浸する。製品の使用中、調整剤はタンブ
ル乾燥中に遭遇する高められた温度で融解し、製品の表
面で調整剤のある量が処理される織物と接触して除去さ
れる。

表面張力および製品を介して弾性ひもにより及ぼされる
圧力は残りの織物調整剤を製品の表面に移動させ製品の
より効果的および多重使用に適当ならしめる。第４図お
よび第５図に示す製品の実際の試験では、厚さ１２側／
シートのポリウレタンフオームを使用し、製品の最も広
い点の直径は約６インチ（１５弧）であった。

使用した織物柔軟剤の全量は、５８％ジー硬化−獣脂ジ
メチルアンモニゥムクロリド、２２％第２−線状Ｃ，．
−Ｃ，５アルコール−１が○縮合物および２０％水の混
合物４５．５夕であった。この製品を用いて織物を家庭
タンブル乾燥機で推奨された方法で処理し、この製品は
第１乾燥サイクルで約５夕の織物柔軟剤を放出し、次の
サイクル中に約２夕を放出し、次いで次の１０回の各サ
イクルで約１〜２夕の徐々に減少する量を放出した。処
理した織物は比較の禾処理織物より著しく柔軟であるこ
とが判明した。異なる織物調整剤を用いてさらに試験を
行った。

１つの試験では、エチレングリコール２モルとテレフタ
ル酸１モルを反応させ、得られる生成物を追加のポリエ
チレングリコールと反応させて形成されるエチレングリ
コールとテレフタル酸の共重合体〔パーマローズ（Ｐｅ
ｎｎａｌｏｒｅ）Ｔ（商標）として得られる〕の１５％
水性分散液を用いてフオームシートを含浸させ、次いで
乾燥した。

汚れ防止助剤３０夕を含む得られた生成物を用いてポリ
エステル織物をタンプル乾燥機で処理し、５回の連続乾
燥機サイクルにわたって処理された織物に満足な改良さ
れた帯電防止性および汚れ防止性が付与されることが判
明した。他の試験では、製品に獣脂アルコール−５服○
縮合物とジナトリウム４・４′−ジ（２″−アニリノー
４″−ジエタノール−アミノトリオジン−６″−イルア
ミノ）−スチルベンー２・２′−ジスルホネート〔ホチ
ン（ｐｈｏｔｉ舵）Ｃ（商標）として得られる〕の２４
：１（重量基準）混合物２０夕を含浸させた。

木綿敷布をタンブル乾燥機でこの製品を用いて乾燥し、
数回のタンプル乾燥機サイクルに対して人工光下での見
掛けの白色度が改良されたが判明した。第４図および第
５図の製品の変形として、所望なら織物調整剤を充填出
来る中空中心を設けることが出来る。

第６図の製品はプラスチックフオーム片ａ形を除いて第
３図の製品と幾らか似た構成である。

この製品では、６枚のプラスチックフオームシート１１
が使用され、各々のシート片は２つのより長い側から２
つの三角形部分を切断した直方形の形を有し、各々中央
領域で「腰部（冊ｉｓｔ）」を有する６側面片を形成す
る。６枚のシート片は中央１２でナイロンひもで結ばれ
、全体が球状の外観とされる。

プラスチックフオームシートを切断する前に第４図およ
び第５図で述べた織物調整剤で含浸する。織物調整剤は
溶融液としてまたは溶剤たとえばインプロピルアルコー
ルの溶液として適用することが出釆、次いで溶剤は蒸発
される。第６図の製品の実際の適用では、厚さ６側のポ
リウレタン敷布地を用い、製品の全体の最大長さは５イ
ンチ（１２．５肌）であり、最大幅（すなわちフオーム
プラスチックシート各片の端部における）は４インチ（
１０弧）であった。フオームプラスチック片に第４図お
よび第５図の製品で用いたものと同じ織物柔軟剤混合物
約４３夕を含浸した。この製品をタンブル乾燥機で用い
た場合、織物は少なくとも５回の乾燥サイクルの間満足
に柔軟化されたことが判明した。同じ織物調整剤を合浸
した同じプラスチックフオームの単一シートを用いて比
較試験を行った際、第１の乾燥サイクルでは満足な水準
の織物調整剤が放出されたが、しかし満足な多重用途特
性に対してその後利用出来る織物調整剤は不十分であっ
た。

約２０弧×７．５仇の約２．５夕の織物柔軟剤を含有す
るこのフオームの単一シートを有する市販の製品を用い
て比較試験を行った。普通のタンブル乾燥操作中約０．
蛾の織物柔軟剤しか乾燥される織物に移らず、これは満
足な織物柔軟効果またはかなりの帯電防止性を与えるに
は不十分であり、また試みた製品の再使用では利点が得
られなかつた。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般に球状製品の斜視図、第２図は花状製品の
斜視図、第３図は基材帯状体の結ばれた東の形を取る製
品の斜視図、第４図は一般に球状製品の平面図、第５図
は第４図の製品の正面図、第６図は他の球状製品の斜視
図である。 １・・・・・・シート片、２・・・・・・製品、４・・
・・・・花弁、５・・・・・・茎、６・・・・・・帯状
体、７・・・・・・包囲帯状体、８・・・…シート、９
……弾性ひも、１０……円板、１１．．・．．・シート
、１２・・・・・・中央。 々杉〆々杉夕 々ね〆 メスメイ． ‘ス汐ク 々汐グ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 織物調整剤を含浸した可撓性基材から形成されるタ
   ンブル乾燥機で織物を処理するための製品であって、１
   つまたはそれ以上の弾性的に可撓性の含浸基材片を多層
   として固定したことを特徴とする製品。 ２ 弾性的に可撓性の基材が厚さ約０．２５〜２ｃｍ、
   好ましくは約０．５〜約１ｃｍのフオームプラスチツク
   シートである、特許請求の範囲第１項に記載の製品。 ３ フオームシートが約１０〜約３０細胞／ｃｍ、好ま
   しくは約１５〜約２５細胞／ｃｍの気孔数を有する、特
   許請求の範囲第２項に記載の製品。 ４ 弾性的に可撓性の基材が網状プラスチツクフオーム
   である、特許請求の範囲第１項〜第３項の何れか１項に
   記載の製品。 ５ 弾性的に可撓性の基材が積層プラスチツクフオーム
   シートから形成される、特許請求の範囲第１項〜第４項
   の何れか１項に記載の製品。 ６ 弾性的に可撓性の基材がポリウレタンプラスチツク
   フオーム敷布地から形成される、請求の範囲第１項〜第
   ５項の何れか１項に記載の製品。 ７ 約２〜約１２枚の基材片が一緒に固定されて全体が
   球状体とされた、特許請求の範囲第１項〜第６項の何れ
   か１項に記載の製品。 ８ 織物調整剤が織物柔軟剤を包含する、特許請求の範
   囲第１項〜第７項の何れか１項に記載の製品。 ９ 織物柔軟剤が第４アンモニウム化合物である、特許
   請求の範囲第８項に記載の製品。 １０ 第４アンモニウム化合物が非イオン表面活性剤と
   約２：１〜約１０：１（重量部）で混合される、特許請
   求の範囲第９項に記載の製品。 １１ 織物調整剤が帯電防止剤を包含する、特許請求の
   範囲第１項〜第１０項の何れか１項に記載の製品。 １２ 織物調整剤がタンブル乾燥中に高められた温度で
   融解する普通固体の物質である、特許請求の範囲第１項
   〜第１１項の何れか１項に記載の製品。