JPS5983783A - Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯の酸洗方法 - Google Patents
Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯の酸洗方法Info
- Publication number
- JPS5983783A JPS5983783A JP19226182A JP19226182A JPS5983783A JP S5983783 A JPS5983783 A JP S5983783A JP 19226182 A JP19226182 A JP 19226182A JP 19226182 A JP19226182 A JP 19226182A JP S5983783 A JPS5983783 A JP S5983783A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel strip
- sulfuric acid
- acid solution
- nitric acid
- pickling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G1/00—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
- C23G1/02—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with acid solutions
- C23G1/08—Iron or steel
- C23G1/085—Iron or steel solutions containing HNO3
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ステンレス鋼の酸洗方法、特にＣｒ系ステン
レス熱延鋼帯を硝弗酸を使用せずに酸洗することのでき
る新規な酸洗方法に関する。
レス熱延鋼帯を硝弗酸を使用せずに酸洗することのでき
る新規な酸洗方法に関する。
熱間圧延、焼鈍などの熱履歴を受けたＣｒ系ステンレス
熱延鋼帯の表面に生成した酸化スケールを除去する方法
としては、一般に連続焼鈍酸洗ライン（通称ＡＰライン
）においてショツトブラスト等により機械的に予備脱ス
ケールを施したのち、硫酸および硝弗酸溶液中に順次浸
漬して酸洗する方法が採られている。この酸洗方法では
硫酸は補助的に使用し、主として硝弗酸により脱スケー
ルを行う。
熱延鋼帯の表面に生成した酸化スケールを除去する方法
としては、一般に連続焼鈍酸洗ライン（通称ＡＰライン
）においてショツトブラスト等により機械的に予備脱ス
ケールを施したのち、硫酸および硝弗酸溶液中に順次浸
漬して酸洗する方法が採られている。この酸洗方法では
硫酸は補助的に使用し、主として硝弗酸により脱スケー
ルを行う。
ステンレス鋼の製品か光沢のある美麗な表面を有するの
は、酸洗工程における硝弗酸の作用に負うところが大き
い。しかしながら硝弗酸は、酸洗時にＮＯｘガスを発生
し公害上大きな問題がある。このためＮＯｘカスを処理
する高価な設備と同ＩＩＩに多大な運転費用を余儀なく
される。また、弗酸はｉ３ｉ性が強いため、これを使用
する酸洗作業では常に危険か伴いその取り扱いには特に
注意しなければならない。
は、酸洗工程における硝弗酸の作用に負うところが大き
い。しかしながら硝弗酸は、酸洗時にＮＯｘガスを発生
し公害上大きな問題がある。このためＮＯｘカスを処理
する高価な設備と同ＩＩＩに多大な運転費用を余儀なく
される。また、弗酸はｉ３ｉ性が強いため、これを使用
する酸洗作業では常に危険か伴いその取り扱いには特に
注意しなければならない。
さらに、Ｃｒ系ステンレス熱延銅帯では硝弗酸で酸洗す
ると、粒界が１枳的に腐食されるため、引き続き冷延さ
れる場合にはゴールドダスト（微小ヘケ）と呼ばれる表
面欠陥をしはしは誘発するという欠点も生している。
ると、粒界が１枳的に腐食されるため、引き続き冷延さ
れる場合にはゴールドダスト（微小ヘケ）と呼ばれる表
面欠陥をしはしは誘発するという欠点も生している。
このため硝弗酸を用いることなく光か°のある美麗な表
面を得ることができ、かつ安全て安価な酸洗方法の出現
が望まれていた。
面を得ることができ、かつ安全て安価な酸洗方法の出現
が望まれていた。
本発明はこのような酸洗方法を提供することを目的とす
るものである。
るものである。
本発明堪らは、現在の前記酸洗方法を実際の連続焼鈍酸
洗ラインで再検討したところ、Ｃｒ系ステンレス熱延鋼
帯を硫酸で酸洗した後の硝弗酸浸漬工程を省略すると、
酸化スケールが１部残存するとともに表面に黒っぽいス
マット（汚れ）が生成付着するため、冷延中に疵や光沢
むらを生じ、表面が極めて悪くなることを確かめた。
洗ラインで再検討したところ、Ｃｒ系ステンレス熱延鋼
帯を硫酸で酸洗した後の硝弗酸浸漬工程を省略すると、
酸化スケールが１部残存するとともに表面に黒っぽいス
マット（汚れ）が生成付着するため、冷延中に疵や光沢
むらを生じ、表面が極めて悪くなることを確かめた。
また、硫酸酸洗の条件を特に選定すれば耐洗後酸化スケ
ールが完全に除去できること、およびそのようにして得
た完全な脱スケール面を持つ銅帯を弗酸を娠加しない単
なる梢酪水溶液の特定条件範囲で酸浸漬すれば表面の汚
れが除去されるとともに、冷延時に傷などを発生しない
ことを確認した。
ールが完全に除去できること、およびそのようにして得
た完全な脱スケール面を持つ銅帯を弗酸を娠加しない単
なる梢酪水溶液の特定条件範囲で酸浸漬すれば表面の汚
れが除去されるとともに、冷延時に傷などを発生しない
ことを確認した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたもので、Ｃｒ系
ステンレス熱延銅帯を一定条件の硫酸水溶液に浸漬して
醇化スケールを除去する第１工程と、別の−・定条件の
硝酸水溶液中に浸漬させて表面の汚れを除去すると共に
不動態化処理する第２工程とからなることを特徴とする
ものである。
ステンレス熱延銅帯を一定条件の硫酸水溶液に浸漬して
醇化スケールを除去する第１工程と、別の−・定条件の
硝酸水溶液中に浸漬させて表面の汚れを除去すると共に
不動態化処理する第２工程とからなることを特徴とする
ものである。
上記一定条件について以下説明する。
第１図は種々の温度および濃度の硫酸水溶液中にシヨ、
）・ブラストにより予備脱スケール処理１゜た５ＵＳ４
３０熱延錆帯を３０秒〜１゛２０秒間浸漬した時の脱ス
ケール状況を示したもので、完全に脱スケールされた場
合をＯ印で、酸化スケールか少しでも列イｆしている場
合をＸ印で表わした。
）・ブラストにより予備脱スケール処理１゜た５ＵＳ４
３０熱延錆帯を３０秒〜１゛２０秒間浸漬した時の脱ス
ケール状況を示したもので、完全に脱スケールされた場
合をＯ印で、酸化スケールか少しでも列イｆしている場
合をＸ印で表わした。
第１図より明らかなように有効な硫酸酸洗条件としては
図中効果のみられた臨界点を結び・次の（ａ）、（ｂ）
、（ｃ）式を満足する％合に有効なことかＩ’１１明し
た。
図中効果のみられた臨界点を結び・次の（ａ）、（ｂ）
、（ｃ）式を満足する％合に有効なことかＩ’１１明し
た。
Ｃ１≧ １０ ・・・・・・・・・（ａ）
Ｃ＋ ＋０．８Ｔ１ ≧ ７６ ・・・・・・・
・・（ｂ）Ｔ１ ≧ ５５ ・・・・・
・・・・（Ｃ）ここに。
Ｃ＋ ＋０．８Ｔ１ ≧ ７６ ・・・・・・・
・・（ｂ）Ｔ１ ≧ ５５ ・・・・・
・・・・（Ｃ）ここに。
Ｃ１・イボ１．耐水溶液１００ｍ文当りのＨ２ｓｏ４の
重量百分率（％） Ｔ１ 、硫酸水溶液の温度（°Ｃ） である。
重量百分率（％） Ｔ１ 、硫酸水溶液の温度（°Ｃ） である。
なお、５ＵＳ４３０以外のＣｒ系ステンレス熱延鋼帯の
場合にも同様に上記結果を適用し得ることを確認した。
場合にも同様に上記結果を適用し得ることを確認した。
次に硫酸酸洗により完全に脱スケールされた（’ｒ種鋼
帯な硝酸水溶液の濃度と温度を種々変えて、−：験した
結果は＠２図に示すごとくである。
帯な硝酸水溶液の濃度と温度を種々変えて、−：験した
結果は＠２図に示すごとくである。
図中○印は浸漬により効果のある場合であり、×印１士
浸清しても効果のない場合である。浸？ｊ’ｊ効果あり
とは、ＮＯｘカス等の発生もなくイ４酩水溶液中に２０
秒以」二浸漬することにより表面の硫酸酸洗によるスマ
ットが除去され美麗に仕」−げられることを示し、浸漬
効果なしとは硝酸水溶液中に６０秒以上浸漬しても良好
な仕」二げか得られない状態（浸漬時間が１２０秒を越
える状態）の場合である。
浸清しても効果のない場合である。浸？ｊ’ｊ効果あり
とは、ＮＯｘカス等の発生もなくイ４酩水溶液中に２０
秒以」二浸漬することにより表面の硫酸酸洗によるスマ
ットが除去され美麗に仕」−げられることを示し、浸漬
効果なしとは硝酸水溶液中に６０秒以上浸漬しても良好
な仕」二げか得られない状態（浸漬時間が１２０秒を越
える状態）の場合である。
すなわち、硝酸浸漬条件で効果のみられる臨界点Ａ、Ｂ
、Ｄ、Ｅを結び下記（ｄ）、（ｅ）式を満足する場合に
有効なことが判明した。
、Ｄ、Ｅを結び下記（ｄ）、（ｅ）式を満足する場合に
有効なことが判明した。
４０≦Ｔ２≦８６ −−−−−・（ｅ：
＋ここに、 Ｃ２硝酸水溶液Ｌｏｏｍ父当りＯ ＨＮＯ，の重量百分率（％） Ｔ２ ：硝酸水溶液の温度（°Ｃ） である。
＋ここに、 Ｃ２硝酸水溶液Ｌｏｏｍ父当りＯ ＨＮＯ，の重量百分率（％） Ｔ２ ：硝酸水溶液の温度（°Ｃ） である。
なお、硫酸および硝酸水溶液中への浸漬時間を前記のよ
うに最長でも１２０秒と限定しているのは、現状の連続
焼鈍耐洗ラインの酪洗槽の長さから決まる生産速度を考
慮したものである。
うに最長でも１２０秒と限定しているのは、現状の連続
焼鈍耐洗ラインの酪洗槽の長さから決まる生産速度を考
慮したものである。
以１−のように本発明によれば、Ｃｒ系ステンレス鋼の
酸洗工程において表面仕上げを改善するために不可欠と
された弗酸のごとき毒物を全く用いないので、耐洗作業
は安全でかつＮＯｘカスによる環境汚染の心配がなく、
排ガス処理か極めて有利どなり、また製造コストも低鍼
できる利点があ′る。さらに本発明により得られた製品
はｊｉＥや光沢むらがなく表面性状に優れている。
酸洗工程において表面仕上げを改善するために不可欠と
された弗酸のごとき毒物を全く用いないので、耐洗作業
は安全でかつＮＯｘカスによる環境汚染の心配がなく、
排ガス処理か極めて有利どなり、また製造コストも低鍼
できる利点があ′る。さらに本発明により得られた製品
はｊｉＥや光沢むらがなく表面性状に優れている。
実施例
通′帛の条件で熱延および焼鈍した４ ｍ ｎ）厚さの
５ＵＳ４３０．４１０．４２０Ｊ２（７）各熱延鋼帯を
ショツトブラストにより予備的に脱スケールし、これを
まず、温Ｉ＆８０°Ｃの２０％Ｈ２ＳＯ４中に４５秒浸
漬し、次いで温度６０°ＣのｌＯ％ＨＮ Ｏ３中に４５
秒浸漬する酸洗条件で酸洗した。
５ＵＳ４３０．４１０．４２０Ｊ２（７）各熱延鋼帯を
ショツトブラストにより予備的に脱スケールし、これを
まず、温Ｉ＆８０°Ｃの２０％Ｈ２ＳＯ４中に４５秒浸
漬し、次いで温度６０°ＣのｌＯ％ＨＮ Ｏ３中に４５
秒浸漬する酸洗条件で酸洗した。
次にこれらのうち５ＵＳ４３０．４１０はいずれも０．
７ ｍ ｍ厚に冷延したのち、ＪＩＳＧ４３０５に規定
されるＮｏ、２Ｂ仕」−げに、５ＵＳ４２０Ｊ２は熱延
鋼帯を酸洗したままでＪＩＳＧ４３０３に規定されるＮ
ｏ、１仕上げに振り向けたところ、いずれの１合もＪＩ
Ｓに規定されるＮｏ、２ＢまたはＮｏ、１仕上げに合格
する銅帯が得られた。
７ ｍ ｍ厚に冷延したのち、ＪＩＳＧ４３０５に規定
されるＮｏ、２Ｂ仕」−げに、５ＵＳ４２０Ｊ２は熱延
鋼帯を酸洗したままでＪＩＳＧ４３０３に規定されるＮ
ｏ、１仕上げに振り向けたところ、いずれの１合もＪＩ
Ｓに規定されるＮｏ、２ＢまたはＮｏ、１仕上げに合格
する銅帯が得られた。
また、Ｎｏ、２Ｂ仕」二（デとした５ＵＳ４３０．４１
０鋼帯につきゴールドタスト ところ、従来の硝弗Ｍ酪洗を施した場合に比ベゴールド
タストの発生が顕著に軽減することを確認した。
０鋼帯につきゴールドタスト ところ、従来の硝弗Ｍ酪洗を施した場合に比ベゴールド
タストの発生が顕著に軽減することを確認した。
第１図は硫酸酸洗における硫酸濃度、温度と脱スケール
との関係を示すグラフ、第２図は硫酸酸洗後硝酸酸洗の
硝酸濃度、温度と耐洗効果との関係を示すグラフである
。 特記１出 代理人 升理士 小杉イ４ｏ男第１図 ４０ ５０ ６０ ７０ ８０ ９０ １００液
温 王じＣ）
との関係を示すグラフ、第２図は硫酸酸洗後硝酸酸洗の
硝酸濃度、温度と耐洗効果との関係を示すグラフである
。 特記１出 代理人 升理士 小杉イ４ｏ男第１図 ４０ ５０ ６０ ７０ ８０ ９０ １００液
温 王じＣ）
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 Ｉ Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯を下記（ａ）。 （ｂ）、（ｃ）式の条件を満足する硫酸水溶液に深漬し
て酸化スケールを除去する第１工程と、下記（ｄ）、（
ｅ）式の条件を満足する硝酸水溶液に浸漬させて表面の
汚れを除去するとともに不動態化処理する第２工心とか
らなることを特徴とするＣｒ系ステンレス熱延鋼帯の酸
洗方法。 ＣＩ≧ １０ ・・・・・・（ａ）Ｃ，
＋０，８Ｔｌ ≧ ７６ ・・・・・・（ｂ）Ｔ ｌ
≧ ５５ ・・・・・・（ｃ）・・・・
・・（ｄ） ４０≦Ｔ２≦ｇｏ −・−−−−Ｃｅ）ここ
に、 Ｃ１：硫酸水溶液１００ｍ立当りＯ Ｈ２ＳＯ４の重量百分率（％） Ｔ１ ：硫酸水溶液の温度（°Ｃ） Ｃ２：硝酸水溶液１００ｍ文当りの ＨＮＯ，の重量百分４（％） Ｔ２ ：硝酸水溶液の温度（°Ｃ）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19226182A JPS5983783A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯の酸洗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19226182A JPS5983783A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯の酸洗方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5983783A true JPS5983783A (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=16288337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19226182A Pending JPS5983783A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯の酸洗方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5983783A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6169989A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 | Nippon Steel Corp | フエライト系ステンレス熱間圧延鋼板の酸洗方法 |
| US5202002A (en) * | 1991-05-14 | 1993-04-13 | Nippon Steel Corporation | Process for pickling steel-based metallic materials at a high speed |
| EP1190763A1 (en) * | 2000-09-20 | 2002-03-27 | General Electric Company | High throughput screening method |
| JP2021021084A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | 日本製鉄株式会社 | マルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法 |
-
1982
- 1982-11-01 JP JP19226182A patent/JPS5983783A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6169989A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 | Nippon Steel Corp | フエライト系ステンレス熱間圧延鋼板の酸洗方法 |
| JPH0350837B2 (ja) * | 1984-09-14 | 1991-08-02 | Nippon Steel Corp | |
| US5202002A (en) * | 1991-05-14 | 1993-04-13 | Nippon Steel Corporation | Process for pickling steel-based metallic materials at a high speed |
| EP1190763A1 (en) * | 2000-09-20 | 2002-03-27 | General Electric Company | High throughput screening method |
| JP2021021084A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | 日本製鉄株式会社 | マルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法 |
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