JPS5982260A - 記録紙の表裏反転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複写まだはプリントされた記録紙が排紙手段
の働きによって排出口から排出されて排紙トレイに積載
される記録紙の表裏反転装置に関する。

従来から、複写機やコンピュータなどに接続されたプリ
ンタにおいて、複写またはプリントされた記録紙は、記
録紙の搬送機構上または複写またはプリントされた状態
が見えるように、複写またはプリント面を一ヒ方に向け
て排紙トレイ上に積載されている。このような複写機や
プリンタでは、複写またはプリント状態のチェックには
便利であり、同一の原稿を多数枚複写またはプリントす
るときには不都合が生じないけれども、原稿が続きペー
ジに配列されているときには、排紙トレイに積載された
記録紙を一度取り出して並べ直さなければ複写またはプ
リント面側から見た状態で続きページの最初から順に配
列されない不都合が生じた。このような不都合を解決す
るためには、原稿の最終ページから複写またはプリント
する必要があり、前述の記録紙の並べ直しと同様に手間
のかかる煩雑な作業を要した。

さらに、コンピュータが接続され順次プリントすべき情
報が入力されるプリンタでは、このような原稿の最終ペ
ージからプリントすることは、現実的には困難な問題で
ある。その理由は、一旦プリントすべき情報をプリンタ
に記憶するメモリ領域が必要であり、最終の情報が与え
られた後にプリントする順に、すなわち最終の頁から順
にプリントするように並べ換えるだめの膨大なメモリ領
域が必要である。

そのために、先行技術では、大型プリンタにおいて、プ
リンタ内部で記録紙を反転させ、プリント面をＦ方に向
けて排紙トレイ上に積載するようされている。このよう
なプリンタでは、記録紙のプリント状態のチェックをす
るために、積載された記録紙を一旦反転して見る必要が
生じる。このような作業は煩雑であるっ 本発明の目的は、上述のような問題点を解決し、複写ま
たはプリント　而から見て原稿のページ順逆妙に記録紙
が排紙トレイ上に積載され、かつ複写まだはプリント状
態のチェックをすることができ、しかも既存の複写機や
プリンタに装着が容易にできる記録紙の表裏反転装置を
提供することである。

以下、図面によって本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例の記録紙の表裏反転装置１
の簡略化した断面図である。記録紙の表裏反転装置１は
、複写機またはプリンタ２の機体に記録紙の排出口３に
対応して装着され、排出口３と排紙トレイ２０との間に
介在される。プリンタ２では、給紙カセット４から給紙
される記録紙にプリントが行なわれた後、排紙手段とし
ての一対の排紙ローラ５の回転駆動によって排出口３か
ら記録紙が排出される。

表裏反転装置１は、大略的には、ガイド部材６と、反転
経路で記録紙を正逆両方向に搬送可能な搬送手段として
の対を成す３組の搬送ローラ７゜８：９，１０；１１，
１２と、反転経路内の記録紙の先端を検出する検出器１
３とを含む。前記ガイド部材６は、排出口３からの記録
紙を前記反転経路に案内する第１の角度位置と、反転経
路からの記録紙を排紙トレイ２０に案内する第２の角度
位置とになるように角変位される。前記ガイド部材６と
、搬送ローラ７〜１２と、検出器１３とは、搬送される
記録紙のプリント面に対向する面にたとえばアクリル樹
脂などから形成された透明板１４が設けられたケース１
５に収納される。ケース１５は第１図の左−Ｌ方に延び
て形成され、前記排出口３に対向して開口される。

ガイド部材６は、円弧状断面を有して前記排紙ローラ５
の延在方向に平行に延び、前記排出口３から排出される
記録紙を反転経路に案内する第１の角度位置ど、記録紙
を反転経路から排紙トレイ２０に案内する仮想線１９で
示す第２の角度位置とに角変位可能に設けられる。なお
、このガイド部材６が第２の角度位置に角変位された状
態のときには、排紙ローラ５によって排出口３から排出
される記録紙は、仮想線１９で示すガイド部材６の裏面
（第１図の下方面）に当接されて排紙トレイ２０に案内
される。したがって、記録紙を原稿のページ順逆りに並
べるととを要しないときには、前記ガイド部材６は、第
２の角度位置に角変位される。

対を成す３組の搬送ロー２７〜１２は、記録紙の反転経
路に宿って設けられる。搬送ローラ７゜８と搬送ローラ
９，１０との間、搬送ローラ９゜１０と搬送ローラ１１
，１２との間には記録紙を案内する対を成す２組の透明
板から成る搬送ガイド板１６．１７が設けられる。搬送
ローラ１１゜１２の前記ガイド部材６に離反する側には
、前記ガイド部材６との間に搬送される記録紙の最大長
さよりも少し長い間隔を有して検出器１３が設けられる
。検出器１３は、たとえばマイクロスイツチやフォトカ
プラなどから成り、記録紙の先端を検出したとき、前記
搬送ローラ７〜１２の回転方向が逆方向となって反転経
路が逆方向になり、ガイド部月６が矢符１８で示すよう
に角変位されて仮想線１９で示す第２の角度位置に変位
される６、仮想線１９で示すガイド部材６によって記録
紙の反転経路がケース１５に連設された排紙トレイ２０
側に向くように変換される。

第２図は第１図の表裏反転装置１の駆動系統を説明する
だめの簡略化した平面図であり、第３図は第２図の切断
面線■−■から見た断面図である。

ケース１５内に収納された対を成す３組の搬送ローラ７
．８；　　９．１０；　　１１，１２のうち一方のロー
ラ８．１０＋　　１２を軸支する各軸２１，２２゜２３
には、グーリ２４，２５．２６が固定的に設けられる。

グーＩＪ２４，２５．２６には、無端状のベルト２７が
巻掛けられるっベルト２７は、高速度で回転されるトル
クの小さなモータ２８の回転叫１２９に巻掛けられるう
搬送ローラＳ、ｔＯ。

１２にそれぞれ当接される搬送ローラ７、　９．　１■
の各軸３０，３１．３２と前記軸２１．２２゜２３とは
、ケース１５の第２図の左右端部の近傍に設けられた対
を成す３組の軸受部材３３，３４＊３５に回転自在に枢
支される。しだがって、ベルト２７が矢符３６方向に駆
動されると搬送ローラ７１　８；　　９．　１０；　　
ｉｌｌ　　１２は、矢符３７で示す方向にそれぞれ回転
される。

排紙ローラ５の延在方向に平行なガイド部材６の両端部
には、外方に軸部材３８が突設される。

この軸部材３８は、ケース１５の第２図の左右両端部近
傍に設けられた軸受は部材３９に枢支される。軸部材３
８の一端部は、ロータリソレノイド４０に固定される。

ロータリソレノイド４０に代えて、軸部材３８にアーム
が固定され、このアームにンレノイドのプランジャが固
定されてもよい。

第１図に示しだプリンタ２の機体の搬出口３付近に設け
られた排紙スイッチ５８が押圧されるとガイド部材６け
第１の角度位置に変位されるとともに、モータ２８が正
方向に回転される。検出器１３が搬送されてくる記録紙
の先端を検出しだとき、検出器１３から信号がモータ２
８とロータリンレノイド４０とに与えられるっこれにょ
っ′Ｃモータ２８の回転方向が逆となるとともに、ガイ
ド部材６が第１の角度位置から第１図に仮想線１９に示
す第２の角度位置に角変位される。

第４図は、第１図に示す記録紙の表裏反転装置１の動作
状態を説明するだめの図である。第４図（ａ）に示すよ
うに、複写機またはプリンタ２の排出口３から排出され
る仮想線４１で示す記録紙は、記録紙の先端が第１の角
度位置に存るガイド部材６に当接して対を成す３組のロ
ーラ７〜１２が配設される反転経路の一方の方向に搬送
ローラ７．８；　　９．１０；　　１１，１２間にそれ
ぞれ挾圧されて搬送される。第２図および第３図に関連
して述べたように、記録紙がプリンタ２の排紙ローラ５
に挾圧されている間の記録紙の搬送速度は、モータ２８
のトルクが小さいために、モータ２８の回転速度が低速
度となり、排紙ロー２５の排出速度に等しい。記録紙は
、前記排紙ローラ５から離反したとへ、高速度で対を成
す３組の搬送ローラ７〜１２間を搬送される。

記録紙の先端が検出器１３で検出されると、第４図（ｂ
）に示すように、ガイド部材６が第２の角度位置に角変
位されるとともに、搬送ローラ７〜１２の回転方向が逆
方向とされる。仮想線４２で示す記録紙は、反転経路を
逆方向に高速度でガイド部材６側に搬送されるう 第４図（ｃ）に示すように、仮想線４３で示す記録紙ｔ
よ、ガイド部材６に記録紙の後端が当接されて搬送方向
が換えられ、排紙トレイ２０上に搬送される。

第４図（ｄ）に示すように、仮想線４４で示す記録紙の
前記先端がガイド部材６から離反したとき、ガイド部材
６は角変位され第１の角度位置に戻るとともに、搬送ロ
ーラ７〜１２も正方向に回転され、仮想線５７で示す次
の記録紙の排出を待つ。この記録紙の前記先端がガイド
板６から離反するのを検出するためには、タイマが用い
られて前記検出器１３で記録紙の先端が検出されてから
の時間が計時されてもよいし、図示しない検出器がガイ
ド板６付近に設けられて記録紙の前記先端を検出しても
よい。

このように記録紙は、第４図（ｂ）で示しだように、プ
リント面をケース１５の透明板１４側に向けて搬送され
た後に、ガイド部材６に当接されて記録紙の表裏が反転
されて排紙トレイ２０十に積載される。しだがって、プ
リント面の状態は、透明板１４を介して見ることができ
る。！た、排紙トレイ２０上では、プリント面を第４図
（ｄ）の下方に向けて、下方から順に続きページの順に
記録紙が積載される。この記録紙の表裏反転装置ｌにお
ける反転経路での搬送時間は、プリンタ２の排紙ローラ
５の働きによって次の記録紙の先端が排出口３から排出
されて第４図（ｄ）に仮想線５７で示すようにガイド部
材６に当接するまでの時間内に行なわれればよい。その
ために、表裏反転装置１の搬送ローラ８，１０．１２を
駆動するモータ２８の回転速度は、前記時間内に記録紙
が反転経路内で搬送されるのが可能なような速度に選ば
れる。

上述の実施例では、記録紙の先端を検出する検出器１３
が１個用いられたけれども、本発明の他の実施例では、
給紙される記録紙の大きさを給紙カセット４に備えだ検
出器によつで検出し、これに応じて記録紙の先端を検出
する複数の検出器が反転経路に浴ってガイド部材６から
の距離を複数の記録紙の長さにそれぞれ対応させて配設
されてもよい。

第５図は、本発明のさらに他の実施例を示す簡略化した
断面図であり、上述の実施例に対応する部分には同一の
参照符を付す。記録紙の表裏反転装置４５は、複写まだ
はプリントされた記録紙の複写面まだはプリント面の状
卯のチェックがより確実に出来るようにケース５６に透
明板１４が複写機またはプリンタ２の機体の上面に平行
な水平面に配設されて成る。表裏反転装置４５は、大略
的には、プリンタ２の排出口３から排出される記録紙を
案内するガイド部材６と、記録紙を垂直方向の反転経路
に搬送する搬送手段としての対を成す２組の搬送ローラ
４６．４７；　　４８，４９と、２組の透明板から成る
搬送ガイド板１６．１７と、固定ガイド板５０と、記録
紙を水平方向の反転経路に搬送する搬送手段としての対
を成す２組の搬送ローラ５１．５２；　　５３，５４と
、検出器１３とを含む。

固定ガイド板５０は、記録紙の反転経路を垂直方向から
水平方向に案内するだめまたは水平方向から垂直方向に
案内するために設けられ、前記ガイド部材６とほぼ同様
の形状に形成される。排紙トレイ２０は、記録紙のプリ
ント面を下方に向けて積載するために、ガイド部材６が
仮想線５５で示す第２の角度位置に角変位されたとき、
記録紙の反転経路に沿うように配設される。

なお、搬送手段としての搬送ローラ４６〜４９．５１〜
５４の駆動ならびにガイド部材６の形状および変位は、
上述の実施例と同様の構成によって実施される。したが
って、プリンタ２の排紙ローラ５によって排紙口３から
排出される記録紙は、第１の角度位置に存るガイド部材
６に当接され、対を成す２組の搬送ローラ４６〜４９間
に挟圧されて第５図の上方に搬送され、固定ガイド板５
０に当接され、対を成す２組の搬送ロー２５１〜５４間
に挟圧されて第５図の左方に搬送される。これによって
、記録紙の先端が検出器１３に当接されると、４組の搬
送ローラ４６〜４９．５１〜５４０回転が逆方向となる
とともに、ガイド部材６が第２の角度位置に角変位され
る。記録紙は、対を成す２組の搬送ローラ５１〜５４間
に挟圧されて第５図の右方に搬送され、固定ガイド板５
０に当接され、対を成す２組の搬送ローラ４６〜４９間
に挟圧されて第５図の下方に搬送され、仮想線５５で示
す位置に角変位されたガイド部材６に当接されて表裏が
反転されて排紙トレイ２０上に積載されるっ 複写まだはプリントされた記録紙を原稿のページ順逆り
に並べることを要しないときには、前記ガイド部材６を
仮想線５５に示す第２の角度位置に角変位した状態とす
ると、排紙ローラ５から排出される記録紙は、ガイド板
６の第５図の下方面に当接されて複写またはプリント面
を第５図の上方に向けて排紙トレイ２０上に積載される
。

−上述の実施例では、モータ２８が用いられ、各搬送ロ
ー２８，１０．１２にベルト２７を介して、各搬送ロー
ラ４７，４９，５２．５４に図示しないベルトを介して
、動力が伝達されたけれども、本発明の他の実施例とし
て各搬送ローラｓ、ｉｏ。

１２；　　４７，４９，５２．５４に直接モータがそれ
ぞれ取付けられてもよい。

゛」二連の実施例では対を成す３組または４組の搬送手
段としての搬送ローラ７〜１２；４６〜４９゜５１〜５
４が用いられたけれども、本発明の他の実施例では、搬
送手段として、エアサクションによって記録紙を保持す
る搬送ベルトが用いられてもよい。このような搬送ベル
トを用いることによって搬送経路が多少曲がっていても
上述の実施例のような搬送ガイド板１６９１７および固
定ガイド板５０を用いなくてもよい。さらに、透明板１
４を介してプリント面の上方に位置するローラ８゜１０
．１２；　　５２．５４が用いられているときよりも見
やすい。

以上のように　本発明によれば、従来からの複写機１だ
はプリンタに記録紙の排出口に対応して装着することが
でき、しかも、複写またはプリントされた記録紙の複写
′−！たはプリント状態を容易にチェックすることがで
き、か′り複写またはプリント面から見て原稿のページ
順逆りに記録紙を排紙トレイ上に積載することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録紙の表裏反転装置ｌの
簡略化した断面図、第２図は第１図の表裏反転装置ｌの
駆動系統を説明するだめの簡略化した平面図、第３図は
第２図の切断面線■−■から見た断面図、ｖＫ４図は第
１図の表裏反転装置Ｉの動作状態を説明するための図、
第５図は本発明のさらに他の実施例を示す簡略化した断
面図である。 １・・・表裏反転装置、２・・・プリンタ、３・・・排
出口、５・・・排紙ローラ、６・・・ガイド部材、７〜
１２，４６〜４９．５１〜５４・・・搬送ローラ、１３
・・・検出器、１４・・・透明板、２０・・・排紙トレ
イ第４ （ａ） （Ｃ） （ｂ） （ｄ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複写まだはプリントされた記録紙が排紙手段の働きによ
   って排出口から排紙トレイに排出されるようにした複写
   機１だはプリンタの機体に装着され、 前記排出口と排紙トレイとの間に介在され、排出口から
   の記録紙を反転経路に案内する第１の角度位置と、反転
   経路からの記録紙を排紙トレイに案内する第２の角度位
   置とになるように角変位するガイド部材と、 反転経路で記録紙を正逆両方向に搬送可能な搬送手段と
   、 反転経路内の記録紙を検出する検出器とを備え、前記排
   出口からの記録紙を第１の角度位置にあるガイド部材を
   介して搬送手段によって反転経路内に一方向に搬送させ
   、反転経路内の記録紙を検出器によって検出することに
   よってガイド部材を角変位して第２の角度位置とし、か
   つ搬送手段によって記録紙を逆方向に搬送して排紙トレ
   イ」二に排出し、記録紙の排紙トレイ上への排出後にガ
   イド部材を第１の角度位置とし、かつ搬送手段は前記一
   方向への搬送動作を行なうことを特徴とする記録紙の表
   裏反転装置。