JPS5981226A - ４輪駆動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クランク軸が車体左右方向に延びるように配
置されたいわゆる横置きエンジンを備えた７輪駆動車に
関する。

一般に、グ輪駆動車としては、エンジンをそのクランク
軸が車体前後方向に延びるように配置すルトトもに、ト
ランスミッションをその入力軸および出力軸が車体前後
方向に延びるように配置し、トランスミッションにトラ
ンスファを付加し、それによって前輪用プロペラシャフ
トと後輪用プロペラシャフトとでエンジンの駆動力を２
分割してフロントデフとリヤデフとに伝達し、前後左右
のりつの車輪を駆動するものが知られている。

ところが、このよう°な縦置きエンジンを備えたグ輪駆
動車では、車室スペースを広くとることができないとい
う不具合があることから、近年、そのような不具合のな
い横置きエンジンを備えたグ輪駆動車がいくつか提案さ
れている。

例えば、遊星歯車群で構成されたセンタデフをフロント
デフと同軸状に並設し、１）トランスミッションよりの
出力をセンタデフのビニオンキャリアで受け、センタデ
フのりングギャまたはサンギヤより後輪駆動用の／対の
傘歯車の一方に出力するもの（特開昭ｊ乙−／６グ３２
♂号参照）、１１〕トランスミツシヨンよりの出力をセ
ンタデフのリングギヤで受け、センタデフのピニオンキ
ャリアより後輪駆動用の７対の傘歯車の一方に出力する
もの（特開昭６７−４’／２／乙号参照）がある。

本発明は、そのようなグ輪駆動車にさらに改良を加えて
、センタデフおよびフロントデフを同軸状に配置するこ
とにより、車室への突出量をさらに少なくし、センタデ
フをチェーンを介して駆動することにより、静かに減速
を行うことができるグ輪駆動車を提供することを目的と
する。

以下、本発明の構成を、実施例について、図面に沿って
説明する。

〈実施例／〉 第１図および第２図において、１はエンジンで、車体前
部においてクランク軸２が車体前後方向番と延びるよう
に配置されている。６はトランスミッションで、ケーシ
ング４内に配設され、しかしてクラッチ手段５を介して
クランク軸２が連結される入力軸６と、センタブフッ外
周にチェーン８（いわゆるサイレントチェーン）を介し
て連結された出力軸９とが車体左右方向に配置され工い
るＯこのセンタデフ７と同軸状に、フロントデフ１０お
よび後輪駆動用の／対の傘歯車１１．１２の一方の傘歯
車１１が配置されている０また、他方の傘歯車１２は、
ジヨイント１６を介してプロペラシャフト１４に連結さ
れている。

前記入力軸６には、クラッチ手段５側から、第１連用ギ
ヤ１５、後進用ギヤ１６、第２連用ギヤ１７、第３速用
ギヤ１８および第１連用ギヤ１５が順に固設されている
。一方、出力軸９には、前記各ギヤ１５．１６．１７．
１８．１９に噛合うギヤ２０．２１．２２．２６．２４
および駆動スプロケット２５が固設されるとともに、ギ
ヤ２０と２１、および２６と２４との間には同期機構２
６゜２７が配設されている。

前記センタデフ７は、ケーシング２８の外側に伝動スプ
ロケット２９が取付具６０に光取付固定され、しかして
ケーシング２８内において、車体前後方向の短軸６１．
６１により対向された／対の傘歯車３２．６３と、これ
らに噛合うように左右に対向配置された別の７対の傘歯
車３４．６５からなる傘歯車群にて構成される０前記伝
動スプロケツト２９と、出力軸９の駆動スプロケット２
５とがチェーン８にて連結され、駆動力が、減速されて
伝達されている。

前記右側に配置された傘歯車３５の軸部３５ａは筒状で
、途中の拡大部５５ｂを経て、端部は／対の軸受６６．
６７にて支承され、しかして前記両軸受６６．３７の間
に後輪駆動用の／対の傘歯車１１．１２のうちの一方の
傘歯車１１が固設されている。一方、前記左側に配置さ
れた傘歯車３４の軸部３４ａも筒状で、その基端部はフ
ロントデフ１０のケーシング６８と一体的に形成されて
いる０ 前記フロントデフ１０は、ケーシング３８内において、
車体前後方向の短軸６９により対向された／対の傘歯車
４０．４１と、これらに噛合うように対向配置された別
の／対の傘歯車４２．４３からなる傘歯車群にて構成さ
れている。しかして、右側に配置された傘歯車４６の軸
部４３ａは、センタデフ７における左右の傘歯車３４．
３５の軸部３４ａ、３５ａを貫通し、ジヨイント４４を
介して前輪駆動軸４５の一端に連結されている。一方、
左側に配置された傘歯車４２の軸部４２ａはジヨイント
４６を介して別の前輪駆動軸４７の一端に連結されてい
る０前記両前輪駆動軸４７．４５の他端は、別２ジヨイ
ント４８．４９を介して、左右の前輪５０．５１に連結
されている。

また、センタデフ７におけるケーシング２８の一端は、
傘歯車６５の軸部５５ａの外側に沿って拡大部３５ｂ付
近まで延設されて、該拡大部３５ｂと同径の拡大端部２
８ａが形成されている。

５２はデフロックスリーブで、前記拡大部３５ｂと拡大
端部２８ａとに対して軸方向に移動可能にスプライン嵌
合している。このデフロックスリーブ５２は、前記両部
３５ｂ、２８ａとスプライン嵌合して前記両部３５ｂ、
２８ａを連結固定するロック位置と、拡大端部２８ａと
のみスプライン嵌合している非ロツク位置との間を、図
示しない操作手段にて軸方向に移動可能となっている。

しかして、例えば流通などの不整地で７つの車輪が空転
している場合に、前記ロック位置にセットすれば、セン
タデフ７は固定されて不動となり、この空転している車
輪を通じて駆動力が逃げるのを防止して、全車輪に適正
な駆動力を分配できることとなる０ 前記プロペラシャフト１４の後端にはジヨイント５６を
介してリヤデフ５４の傘歯車５５が連結されている。こ
の傘歯車５５には／対の傘歯車５６゜５７を支承する大
きい傘歯車５８が噛合い、該傘歯車５６．５７に噛合う
ように左右に別の／対の傘歯車５９．６０が対向配置さ
れている。

また、左右の傘歯車５９．６０にはジヨイント６１．６
２を介して後輪駆動軸６６．６４の一端が連結され、該
後輪駆動軸６６．６４の他端にジヨイント６５．６６を
介して左右の後輪６７．６８が連結されている。

上記のように構成すれば、エンジン１より出力された＃
ｆＡ動力はクラッチ手段５を介してトランスミッション
６０入力軸６に伝達され、適宜変速操作されて出力軸９
の駆動スプロケット２５より、チェーン８を介して、セ
ンタデフ７の伝動スプロケット２９に出力される。

このようにして入力された駆動力は、センタデフ７にお
いて、ケーシング２８の短軸３１．３１に伝わり、該短
軸６１にて支承される／対の傘歯車６２．６６とこれら
に噛合う別の／対の傘歯車６４．６５との噛合いにより
左右に分配され、フロントデフ１Ｄのケーシング６８と
後輪駆動用の一方の傘歯車１１とを回転駆動する。なお
、センタデフ７は差動装置として機能し、フロントデフ
１０側の傘歯車６４とリヤデフ５４側の傘歯車６５との
間における回転速度差を吸収緩和できるようになってい
る。

しかして、フロントデフ１０において、センタデフ７と
同様に駆動力が左右に分配され、それで左右の前輪５０
．５１が回転駆動する。一方、後輪駆動用の／対の傘歯
車１１．１２の噛合いにより、駆動力はプロペラシャフ
ト１４を経て、リヤデフ５４に伝わり、左右に分配され
て左右の後輪６７．６８を回転駆動する。

〈実施例ノ〉 本例は２−グ切換スリーブを備えるものである。

第３図において、センタデフ７における右側の傘歯車３
５の軸部３５ｃにおける拡大端部３５ｄと、後輪駆動用
の／対の傘歯車１１．１２の一方の傘歯車１１が固設さ
れた支持軸７１における拡大端部７１ａとが対向配置さ
れ、しかして両端部３５ｄ、７１ａの外側に２−り切換
スリーブ７２が軸方向に移動可能にスプライン嵌合して
いる。

この２−グ切換スリーブ７２は、前記両拡大端部３５ｄ
、７’Ｉａにスプライン嵌合して軸部６５Ｃと支持軸７
１とを同期回転させるグ輪駆動位置と、支持軸７１の拡
大端部７１ａ（あるいは軸部３５ｃの拡大端部３５ｄ）
とのみスプライン嵌合した２輪駆動位置との間を、図示
しない操作手段にて軸方向に移動するようになっている
。なお、２輪駆動位置では、リヤデフ５４と雨後輪６７
．６８との連結が解除されるようになっている。

その他の構成は実施例／と同様であるので、その詳細な
説明を省略する。

〈実施例３〉 本例はトランスミッションが副変速機を備え、センタデ
フが遊星歯車群で構成されている場合である。

第り図において、センタデフ８１は遊星歯車群で構成さ
れている。すなわち、副変速機８２を構成する中間軸８
３に一体的に形成したスプロケット８４とチェーン８を
介して連結されたりングギャ８５と、ピニオンキャリア
８６にて支承され前記リングギヤ８５と噛合うプラネタ
リビニオン８７と、該プラネタリビニオン８７と噛合い
軸部８８ａがフロントデフ１０のケーシング６８一体向
に形成されたサンギヤ８８とからなり、前記プラネタリ
ビニオン８７は互いに噛合う／対のビニオン８９゜９０
にて構成されるダブルビニオンタイプで、一方のビニオ
ン８９がリングギヤ８５と、他方のビニオン９０がサン
ギヤ８６とそれぞれ噛合っているＯ 前記ビニオンキャリア８６は、その筒状の軸部８６ａが
、フロントデフ１０における右側の傘歯車４６の軸部４
３ａに沿って後輪駆動用の／対の傘歯車１１．１２の方
へ延長され、しかしてその延長端部８６ｂと支持軸７１
の拡大端部７１ａとに２−４を切換スリーブ７２が適用
されている。

また、リングギヤ８５に円板部９１ａを連結固定した延
長部材９１０筒状の軸部９１ｂが、前記軸部８６ａの外
周に回転可能に嵌合され、しかして両軸部８６ａ、９１
ｂ１７）延長端部８６ｂ’、９１ｃにデフロックスリー
ブ５２が適用されている。

前記副変速機８２を構成する中間軸８６には、スプロケ
ット８４の側から、低速ギヤ９３および高速ギヤ９４が
順に嵌着固定され、該両ギヤ９３．９４の間に同期機構
９５が介設されている。

前記低速ギヤ９３および高速ギヤ９４に噛合うギヤ９６
．９７がトランスミッション３の出力軸９に一体的に形
成されている。

したがって、副変速機８２側の高速および低速の２段階
において、それぞれ、主変速機側では第１速、第２速、
第３速および第グ速のグ段階に変速操作されるので、全
体としては♂段階に変速されることとなる。

なお、その他の構成要素は実施例／、２と同様である。

上記のように構成すれば、エンジン１より、差動装置と
してのセンタデフ８１に出力された駆動力は、フロント
デフ１０を駆動するサンギヤ８８と、リヤデフ５４を駆
動するビニオンキャリア８ｂとに分配される。

しかして、フロントデフ１ｏに分配された駆動力は、該
フロントデフ１０において、左右に分配されて左右の前
輪５０．５１を回転駆動する一方、／対の傘歯車１１．
１２を経てリヤデフ５４に分配された駆動力は、該リヤ
デフ５４において、左右に分配されて左右の後輪６７．
６８を回転駆動する。

なお、上記各実施例ではエンジン１を車体前部に配置し
た場合について説明したが、エンジンを車体後部に配置
した場合にも適用することができるのは勿論である。ま
た、フロントデフ１０は傘歯車群で構成されているが、
遊星歯車群であっても差支えない。

本発明は、上記のように、センタデフをチェーンを介し
て駆動しているため、静かに減速が行えるとともに、回
転方向を合わせる従来のアイドルギヤが不要となり、そ
のうえに、センタデフとフロントデフとを同軸状に配置
しているため、車室への突出量を少なくす、ることかで
きる等の種々の優れた効果を有するＯ

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示するもので、第１図は実
施例／の駆動系をスケルトンにて模式的に示した図、第
２図は実施例／の主要部を具体的に示した図、第３図お
よび第７図はそれぞれ、実□施例２．３についての第２
図と同様の図である。 １・・・・・・エンジン、２・・・・・・クランク軸、
３・・・・・・トランスミッション、６・・・・・・入
力軸、７・・・・・・センタデフ、８・・・・・・チェ
ーン、９・・・・・・出力軸、１０・・・・・・フロン
トデフ、１１．１２・・・・・・傘歯車、２５・・・・
・ン駆動スプロケット、２９・・・・・・伝動スプロケ
ット、５２・・・・・・デフロックスリーブ、５４・・
・・・・リヤデシ、７２・・・・・・２−グ切°換スリ
ーブ、８１・・・・・・センタデフ、８２・・・・・・
副変速機

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　エンジンはクランク軸が車体左右方向に延び
   るように配置され、トランスミッションは入力軸と出力
   軸とが車体左右方向に並設され、フロントデフがセンタ
   デフと同軸状に配置され、センタデフ外周と出力軸とが
   チェーンにて連結されて該センタデフが駆動され、一対
   の傘歯車にて後輪駆動軸に駆動力が伝達されることを特
   徴とするグ輪駆動車。
2. （２）／対の傘歯車の一方はセンタデフと同軸状に配置
   され、センタデフと連結固定可能であるところの特許請
   求の範囲第１項記載のグ輪駆動車。
3. （３）　　センタデフは遊星歯車群で構成されていると
   ころの特許請求の範囲第１項記載のり輪駆動車。
4. （４）　　センタデフは傘歯車群で構成されているとこ
   ろの特許請求の範囲第１項記載のグ輪駆動車。
5. （５）　　フロントデフは遊星歯車群で構成されている
   ところの特許請求の範囲第３項記載のグ輪駆動車０