JPS5938277Y2 - 木目化粧シ−ト - Google Patents
木目化粧シ−トInfo
- Publication number
- JPS5938277Y2 JPS5938277Y2 JP1978117307U JP11730778U JPS5938277Y2 JP S5938277 Y2 JPS5938277 Y2 JP S5938277Y2 JP 1978117307 U JP1978117307 U JP 1978117307U JP 11730778 U JP11730778 U JP 11730778U JP S5938277 Y2 JPS5938277 Y2 JP S5938277Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood grain
- decorative sheet
- wood
- sheet material
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、家具や室内装飾具などの材料となる金属板
、合板等に貼着される木目化粧シートに関するものであ
る。
、合板等に貼着される木目化粧シートに関するものであ
る。
家具などをこの種の化粧板を用いて製作した場合には、
その外観忙重厚感が付与されることから家具等製品の商
品性を格段的に高めることが期待される。
その外観忙重厚感が付与されることから家具等製品の商
品性を格段的に高めることが期待される。
しかしながら、その重厚感、すなわち製品の豪華さは、
主として化粧シートの立体感の良し悪しに左右されるも
のであって、例えば、写真模様のよ5[平板的な色彩感
だけの木目化粧シートを用いた製品では、実用品的i外
観に陥り易く、これに反し、シート表面に木肌類似の凹
凸が付けられた化粧シートを用いた場合には、その製品
、高級品として流通し得るものであり、このように、木
目化粧ノートの商品価値は、シート表面の微細な凹凸形
状の適否によって決捷る特性がある。
主として化粧シートの立体感の良し悪しに左右されるも
のであって、例えば、写真模様のよ5[平板的な色彩感
だけの木目化粧シートを用いた製品では、実用品的i外
観に陥り易く、これに反し、シート表面に木肌類似の凹
凸が付けられた化粧シートを用いた場合には、その製品
、高級品として流通し得るものであり、このように、木
目化粧ノートの商品価値は、シート表面の微細な凹凸形
状の適否によって決捷る特性がある。
しかして、木材裁断面に見られる実際の凹凸態様は、木
目導管溝の比較的深い凹部と、木地全体に微細な凹凸部
があって板面にキラつきがない。
目導管溝の比較的深い凹部と、木地全体に微細な凹凸部
があって板面にキラつきがない。
また年輪等による比較的はつきりした木目模様に加えて
、ぼんやりした微妙な色変化が混然一体となって天然の
木目模様を現出している。
、ぼんやりした微妙な色変化が混然一体となって天然の
木目模様を現出している。
ところで従来の木目化粧シートでは、エンボス加工によ
って導管溝に相当する模様の切込みを設ける以外には、
木目の彩色で立体感を出すことにとど1つておりこのた
め、従来の化粧シートでは、その立体感に自然さがなく
、製品となった場合の豪華さ力寸分とは言い難い欠点が
あった。
って導管溝に相当する模様の切込みを設ける以外には、
木目の彩色で立体感を出すことにとど1つておりこのた
め、従来の化粧シートでは、その立体感に自然さがなく
、製品となった場合の豪華さ力寸分とは言い難い欠点が
あった。
本考案は、エンボス加工により微小な凹凸も併せて刻設
すると共に、2回以上の印刷により木目の色変化に対応
するインキ層を重層させて被着せしめることにより、上
記欠点を解消させたものであって、すなわち、本考案の
目的は、立体感に優れた木目化粧シートを提供すること
にある。
すると共に、2回以上の印刷により木目の色変化に対応
するインキ層を重層させて被着せしめることにより、上
記欠点を解消させたものであって、すなわち、本考案の
目的は、立体感に優れた木目化粧シートを提供すること
にある。
以下、図示の一実症例に基づいて本考案を説明するが、
実施例の化粧シートでは、そのシート材に、黒色ないし
濃褐色(以下、基色と言う)の着色ポリ塩化ビニールフ
ィルムを用いている。
実施例の化粧シートでは、そのシート材に、黒色ないし
濃褐色(以下、基色と言う)の着色ポリ塩化ビニールフ
ィルムを用いている。
しかして、第1図ないし第7図は、化粧シートの製作段
階にトけるシート材部分の平面態様と、その拡大断面を
示してトリ、以下、加工段階順にシート材表面の形成態
様を説明する。
階にトけるシート材部分の平面態様と、その拡大断面を
示してトリ、以下、加工段階順にシート材表面の形成態
様を説明する。
a エンボス加工(第1図および第2図)この加工に使
用するニスボスロールには、木目の導管溝に相当する模
様形状の凸部と、約100ないし200メツシユの絞と
、いわれる微細な凹凸部が全面に設けられていて、エン
ボス後のシート材10表面には、導管溝に相当する凹部
2と、木地面の凹凸に相当する微小な凹凸部3が全面に
亘り刻設されている。
用するニスボスロールには、木目の導管溝に相当する模
様形状の凸部と、約100ないし200メツシユの絞と
、いわれる微細な凹凸部が全面に設けられていて、エン
ボス後のシート材10表面には、導管溝に相当する凹部
2と、木地面の凹凸に相当する微小な凹凸部3が全面に
亘り刻設されている。
b 1次印刷加工(第3図)
この加工には、等色より明度が高く、かつ不透明の緑色
のインキを使用して、グラビアロールで木目の色変化に
対応する模様形状を濃淡をつけて印刷し、着色インキ層
4を形成する。
のインキを使用して、グラビアロールで木目の色変化に
対応する模様形状を濃淡をつけて印刷し、着色インキ層
4を形成する。
従ってプリント後のシート材1の表面は凹部2では等色
がその11黒っぽく見え、かつ凹部2以外の表面では、
緑色の濃□淡模様が見られる。
がその11黒っぽく見え、かつ凹部2以外の表面では、
緑色の濃□淡模様が見られる。
02次印刷加工(第4図)
この加工では、基本的な木′目模様に相当する模様形状
の版を用い、等色より明度が高くかつ半透明の褐色イン
キで印刷し、着色インキ層4の上に着色インキ層5を形
成する。
の版を用い、等色より明度が高くかつ半透明の褐色イン
キで印刷し、着色インキ層4の上に着色インキ層5を形
成する。
従って、プリント後のシート材1の凹部2以外Q表面は
着色インキ層5が半透明のため、下層のインキ層4と合
わさって微妙な色変化を伴った自然感をもつ木目模様が
現出する。
着色インキ層5が半透明のため、下層のインキ層4と合
わさって微妙な色変化を伴った自然感をもつ木目模様が
現出する。
d コーティング加工(第5図)
この加工は、インキ層4,5を保護する手段と、シート
表面に乱反射性を付与する手段の両手段として行われる
ものであって、その目的は、清掃時におけるインキ層4
,5の損傷防止、インキ層4,5の褐色保護、釦よび同
層4,50色感に深みを持たせて自然感に近づけること
にある。
表面に乱反射性を付与する手段の両手段として行われる
ものであって、その目的は、清掃時におけるインキ層4
,5の損傷防止、インキ層4,5の褐色保護、釦よび同
層4,50色感に深みを持たせて自然感に近づけること
にある。
しかして、その力旺方法は、透明樹脂を使用する一般の
コーティング加工と同様である。
コーティング加工と同様である。
従って、完成された木目化粧シー)6には全面的に透明
樹脂層Iが被着されている。
樹脂層Iが被着されている。
このように表面処理された実施例の化粧シート6では、
木材裁断面の実際の凹凸形状に対応して、シート6の表
面に類似の凹凸形状がすべて形成されており、具体的に
は、導管溝に類似する凹部2と、木地全面の微細な凹凸
に類似する凹凸部3とが形成されている。
木材裁断面の実際の凹凸形状に対応して、シート6の表
面に類似の凹凸形状がすべて形成されており、具体的に
は、導管溝に類似する凹部2と、木地全面の微細な凹凸
に類似する凹凸部3とが形成されている。
従って、この化粧シート6では、インキ層5の色調を出
来るだけ木材の色に類似させることにより、−見して木
材裁断面に感じ取られる程度の立体感と自然感が得られ
る。
来るだけ木材の色に類似させることにより、−見して木
材裁断面に感じ取られる程度の立体感と自然感が得られ
る。
な釦、上述した実症例シートの加工において、微小凹凸
部3による艶消し作用だけでは不十分であって、シート
6面にキラつきが残るような場合には、コーティング加
工に使用する樹脂材中に、少量の艶消剤を混入すれば、
その不自然さは殆んど解消させることが可能である。
部3による艶消し作用だけでは不十分であって、シート
6面にキラつきが残るような場合には、コーティング加
工に使用する樹脂材中に、少量の艶消剤を混入すれば、
その不自然さは殆んど解消させることが可能である。
なお、凹凸部3を設けずVC艶消し処理をする場合には
コーテイング材に多量の艶消剤を混入する必要があり、
艶消剤のない場合にはシートを折曲げた場合に、その折
曲げ部分が白化するという不具合が生じるおそれがある
。
コーテイング材に多量の艶消剤を混入する必要があり、
艶消剤のない場合にはシートを折曲げた場合に、その折
曲げ部分が白化するという不具合が生じるおそれがある
。
以上詳述したように、本考案に係る木目化粧シートによ
れば、化粧シートの表面に、木材裁断面の導管溝、およ
び木肌の2種類の凹凸形状に相当する類似の凹凸形状を
形成させたので、実際の木肌面と同様な自然感と立体感
を持ったシート表面が得られ、これにより、木目化粧シ
ートを用いた各種製品の商品性を向上させる効果がある
。
れば、化粧シートの表面に、木材裁断面の導管溝、およ
び木肌の2種類の凹凸形状に相当する類似の凹凸形状を
形成させたので、実際の木肌面と同様な自然感と立体感
を持ったシート表面が得られ、これにより、木目化粧シ
ートを用いた各種製品の商品性を向上させる効果がある
。
図面は本考案の一実施例を示す木目化粧シートの製作工
程に対応する断面形状を示し、第1図はエンボス加工後
の部分平面図、第2図は第1図の拡大断面図、第3図は
1次印刷加工後の拡大断面図、第4図は2次印届1坊l
工後の拡大断面図、第5図は完成した化粧シートの拡大
断面図である。 1・・・・・・シート材、2・・・−・凹部、3・・・
・・・微小凹凸部、4,5・・・・・・着色インキ層、
6・・・・・・化粧シート、T・・・・・・透明樹脂層
。
程に対応する断面形状を示し、第1図はエンボス加工後
の部分平面図、第2図は第1図の拡大断面図、第3図は
1次印刷加工後の拡大断面図、第4図は2次印届1坊l
工後の拡大断面図、第5図は完成した化粧シートの拡大
断面図である。 1・・・・・・シート材、2・・・−・凹部、3・・・
・・・微小凹凸部、4,5・・・・・・着色インキ層、
6・・・・・・化粧シート、T・・・・・・透明樹脂層
。
Claims (1)
- 暗色に着色(以下、基色と言う)された樹脂シート材の
表面vc、約100ないし200メツシユの密度で数列
する微小な凹凸部と、木目の導管溝に相当する模様形状
の四部とが設けられると共に該模様切込面以外のシート
材表面に木目の色度(Eに対応する模様形状の基色より
明度が高くかつ不透明の着色インキ層が印刷被着せしめ
られ、更に同インキ層の上層には、基本的な木目模様に
相当する模様形状の基色より明度が高くかつ半透明の着
色インキ層が印刷被着せしめられると共に、上記両イン
キ層に覆われたシート材の表面は、透明樹脂層でコーテ
ィングせしめられたことを特徴とする木目化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978117307U JPS5938277Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | 木目化粧シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978117307U JPS5938277Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | 木目化粧シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5533757U JPS5533757U (ja) | 1980-03-04 |
JPS5938277Y2 true JPS5938277Y2 (ja) | 1984-10-24 |
Family
ID=29070634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978117307U Expired JPS5938277Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | 木目化粧シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938277Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418337B2 (ja) * | 1970-10-06 | 1979-07-06 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418337U (ja) * | 1978-07-29 | 1979-02-06 |
-
1978
- 1978-08-29 JP JP1978117307U patent/JPS5938277Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418337B2 (ja) * | 1970-10-06 | 1979-07-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5533757U (ja) | 1980-03-04 |
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