JPS5913171B2 - 脱カチオン化乳およびその製法 - Google Patents
脱カチオン化乳およびその製法Info
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- JPS5913171B2 JPS5913171B2 JP5908181A JP5908181A JPS5913171B2 JP S5913171 B2 JPS5913171 B2 JP S5913171B2 JP 5908181 A JP5908181 A JP 5908181A JP 5908181 A JP5908181 A JP 5908181A JP S5913171 B2 JPS5913171 B2 JP S5913171B2
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- exchange resin
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- resin
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- A23C—DAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
- A23C9/00—Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations
- A23C9/14—Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations in which the chemical composition of the milk is modified by non-chemical treatment
- A23C9/146—Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations in which the chemical composition of the milk is modified by non-chemical treatment by ion-exchange
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- A23C19/00—Cheese; Cheese preparations; Making thereof
- A23C19/02—Making cheese curd
- A23C19/045—Coagulation of milk without rennet or rennet substitutes
- A23C19/0455—Coagulation by direct acidification without fermentation of the milk, e.g. by chemical or physical means
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- A23C21/00—Whey; Whey preparations
-
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- A23J—PROTEIN COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS; WORKING-UP PROTEINS FOR FOODSTUFFS; PHOSPHATIDE COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS
- A23J1/00—Obtaining protein compositions for foodstuffs; Bulk opening of eggs and separation of yolks from whites
- A23J1/20—Obtaining protein compositions for foodstuffs; Bulk opening of eggs and separation of yolks from whites from milk, e.g. casein; from whey
- A23J1/202—Casein or caseinates
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- Biotechnology (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は脱カチオン化乳、カチオン交換樹脂を用いて脱
カチオン化乳を得る孔加工法および脱カチオン化乳を用
いたカゼイン、チーズ用の乳カードおよび乳清に関する
。
カチオン化乳を得る孔加工法および脱カチオン化乳を用
いたカゼイン、チーズ用の乳カードおよび乳清に関する
。
レンネットを用いずにカゼインやチーズ製造用の乳カー
ドを製造する従来公知の方法には乳のpHを約4.6の
カゼインの等電点まで低下させて乳中のカゼインを凝固
させる方法が包含さ扛る。
ドを製造する従来公知の方法には乳のpHを約4.6の
カゼインの等電点まで低下させて乳中のカゼインを凝固
させる方法が包含さ扛る。
乳pHの低下、凝固は乳の乳酸醗酵により行なえるが、
12〜16時間もかかる全醗酵期間中、大量の乳を貯蔵
する必要がある。
12〜16時間もかかる全醗酵期間中、大量の乳を貯蔵
する必要がある。
また、乳に強い鉱酸または有機酸(例えば、塩酸、硫酸
または、とりわけ乳酸)を加えて酸性化し、乳pHを乳
カゼインの等電点まで低下させて乳中のカゼインを凝固
させることによっても行なえる。
または、とりわけ乳酸)を加えて酸性化し、乳pHを乳
カゼインの等電点まで低下させて乳中のカゼインを凝固
させることによっても行なえる。
この酸添加による方法は、良好な品質のカゼインが得ら
nるカ瓢同時に、酸含量の高い、強くミネラル化された
乳清を生じ、そのまま安定化させるのは困難である。
nるカ瓢同時に、酸含量の高い、強くミネラル化された
乳清を生じ、そのまま安定化させるのは困難である。
したがって、多くの場合、さらにイオン交換樹脂または
電気透析による脱ミネラル化処理を必要とし、その上、
強酸による乳の処理は乳の性質を変化させたり、乳中の
ある種の有用な成分を損うおそれがある。
電気透析による脱ミネラル化処理を必要とし、その上、
強酸による乳の処理は乳の性質を変化させたり、乳中の
ある種の有用な成分を損うおそれがある。
さらに、酸型のカチオン交換樹脂の層に乳を通し、乳中
のカチオンを水素イオンで置換して乳カゼインを該樹脂
の粒子上に沈澱させることによっても行なえる。
のカチオンを水素イオンで置換して乳カゼインを該樹脂
の粒子上に沈澱させることによっても行なえる。
この方法では良好な品質のカゼインと、高い食品価値を
有する乳清が得られる。
有する乳清が得られる。
しかし、カゼインの樹脂粒子上への沈澱は樹脂が早く不
活性化する問題を生じる。
活性化する問題を生じる。
この問題を解消するため、ヨーロッパ特許出願公開第0
004231号ではつき゛の2工程による方法が提案さ
れている。
004231号ではつき゛の2工程による方法が提案さ
れている。
すなわち、第1の工程では、乳をカチオン交換樹脂と接
触させてそのpHを乳カゼインの等電点より高い価、例
えば、pH4,7より低くない価、ことに、4.9〜5
まで低下させる。
触させてそのpHを乳カゼインの等電点より高い価、例
えば、pH4,7より低くない価、ことに、4.9〜5
まで低下させる。
これにより、イオン交換樹脂粒子の封鎖を起す乳カゼイ
ンの凝集がさげら扛る。
ンの凝集がさげら扛る。
第2の工程では、このように処理さ扛た乳に稀酸を加え
て乳カゼインの等電点であるpH4,6まで酸性化呟カ
ゼインを凝固させ、こ扛を分離する。
て乳カゼインの等電点であるpH4,6まで酸性化呟カ
ゼインを凝固させ、こ扛を分離する。
しかしながら、この第2工程の酸添加による乳の酸性化
は用いる装置を腐蝕させるおそれがあると共に、やはり
、強くミネラル化さ扛た酸性乳清を生じ、市販に際して
、経費のかかる全体的または部分的脱ミネラル化を必要
とする。
は用いる装置を腐蝕させるおそれがあると共に、やはり
、強くミネラル化さ扛た酸性乳清を生じ、市販に際して
、経費のかかる全体的または部分的脱ミネラル化を必要
とする。
さらに、フランス国特許出願公開第2331963号で
は、脱脂乳を限外沢過により濃縮して乳濃縮物および乳
限外f液を得、乳限外f液のpHをカチオン交換樹脂を
通常のp H4,3〜4.8より低下(例えば、pH1
〜2.5)させ、これを乳濃縮物に加えて濃縮物からカ
ゼインを沈澱させている。
は、脱脂乳を限外沢過により濃縮して乳濃縮物および乳
限外f液を得、乳限外f液のpHをカチオン交換樹脂を
通常のp H4,3〜4.8より低下(例えば、pH1
〜2.5)させ、これを乳濃縮物に加えて濃縮物からカ
ゼインを沈澱させている。
該乳濃縮物はカゼインと可溶性蛋白に富んだ乳である(
該濃縮物100g中、17〜1.9gであるのに対し、
通常乳100g中では3〜3.2gである)。
該濃縮物100g中、17〜1.9gであるのに対し、
通常乳100g中では3〜3.2gである)。
乳限外沢液は必須成分として乳中の可溶性成分、すなわ
ち、乳糖、可溶性鉱物塩(限外沢液100g当り、0.
45〜0.48..9)および非蛋白態窒素含有物質(
限外沢液100g中、0.12〜0.18g)を含有す
る。
ち、乳糖、可溶性鉱物塩(限外沢液100g当り、0.
45〜0.48..9)および非蛋白態窒素含有物質(
限外沢液100g中、0.12〜0.18g)を含有す
る。
これは蛋白純窒素含有物質を含まない乳清である。
乳限外P液がカゼインおよび蛋白純窒素含有物質を含ま
ないため、カチオン交換樹脂で処理しても樹脂粒子上に
これらの物質の沈澱は生じない。
ないため、カチオン交換樹脂で処理しても樹脂粒子上に
これらの物質の沈澱は生じない。
しかしながら、乳清を分離したチーズの組成を有する、
かつ、それから乳清分離工程なしでチーズを製造するこ
とのできる乳濃縮物を得るには、限外濾過による乳の濃
縮に高い投資と高いランニング・コストを要する技術が
必要となる。
かつ、それから乳清分離工程なしでチーズを製造するこ
とのできる乳濃縮物を得るには、限外濾過による乳の濃
縮に高い投資と高いランニング・コストを要する技術が
必要となる。
また、乳濃縮物からカゼインを凝固させる場合、pHを
カチオン交換樹脂で低下させた乳限外P液を大量に添加
する必要があり(除去するのが困難である)、限外沢過
による濃縮の全ての利点が無に帰してしまう。
カチオン交換樹脂で低下させた乳限外P液を大量に添加
する必要があり(除去するのが困難である)、限外沢過
による濃縮の全ての利点が無に帰してしまう。
その上、用いる液体(乳濃縮物干乳限外r液)の量が乳
濃縮物の量の2倍以上であり、乳濃縮物だけが凝固させ
るべきカゼインを含有していることを考えると、用いる
液体に対するカゼインの収量は非常に少ないものとなる
。
濃縮物の量の2倍以上であり、乳濃縮物だけが凝固させ
るべきカゼインを含有していることを考えると、用いる
液体に対するカゼインの収量は非常に少ないものとなる
。
本発明者らは、乳を酸型のカチオン交換樹脂と接触させ
て乳p旦を乳カゼインの等電点(pH4,6)もしくは
それ以下に低下させても、乳とカチオン交換樹脂の混合
物を0〜4°Cの低温に保持すると乳中のカゼインの凝
固を起こせないことが可能であり、これに対して、常温
もしくはそれよりやや高い温度では乳カゼインがカゼイ
ンの等電点に達すると直ちに凝固することを見出した。
て乳p旦を乳カゼインの等電点(pH4,6)もしくは
それ以下に低下させても、乳とカチオン交換樹脂の混合
物を0〜4°Cの低温に保持すると乳中のカゼインの凝
固を起こせないことが可能であり、これに対して、常温
もしくはそれよりやや高い温度では乳カゼインがカゼイ
ンの等電点に達すると直ちに凝固することを見出した。
また、本発明者らは、乳のpHを3.8またはそれ以下
に低下させ、0〜4℃の温度で操作し、酸型のカチオン
交換樹脂を用いることにより、脱カチオン作孔、すなわ
ち、主に、カルシウム、ナトリウムおよびカリウムイオ
ンをほとんど含まず、ミネラル含量が4 g/lより少
ない、CaZP比が0.5より少ない、かつ、pHが3
.8以下、すなわち、カゼインの等電点よシ低い(通常
の乳はpH6,7)、全ての蛋白純窒素含有物質および
通常乳の乳糖の全てを含む乳が得られることを見出した
。
に低下させ、0〜4℃の温度で操作し、酸型のカチオン
交換樹脂を用いることにより、脱カチオン作孔、すなわ
ち、主に、カルシウム、ナトリウムおよびカリウムイオ
ンをほとんど含まず、ミネラル含量が4 g/lより少
ない、CaZP比が0.5より少ない、かつ、pHが3
.8以下、すなわち、カゼインの等電点よシ低い(通常
の乳はpH6,7)、全ての蛋白純窒素含有物質および
通常乳の乳糖の全てを含む乳が得られることを見出した
。
この酸性化した脱カチオン作孔は、何ら特別の予防策な
しに、4℃以上の温度、例えば、常温で、その中のカゼ
インが凝固した9、細菌の増殖なしに数日間保存可能(
したがって、0〜4℃における保存を必要とせず)な特
性を有している。
しに、4℃以上の温度、例えば、常温で、その中のカゼ
インが凝固した9、細菌の増殖なしに数日間保存可能(
したがって、0〜4℃における保存を必要とせず)な特
性を有している。
また、この酸性化した脱カチオン作孔を用いて通常乳を
所望のpHに酸性化することも有用である。
所望のpHに酸性化することも有用である。
ことに、非処理孔を経済的に酸性化するのに用いること
ができ、両方の乳に含まれるカゼインを凝固させるため
に、両方の乳のpHを乳カゼインの等電点以下にし、レ
ンネットなしにチーズを製造するための酸カゼインまた
は酸カードならびに乳清を得ることができる。
ができ、両方の乳に含まれるカゼインを凝固させるため
に、両方の乳のpHを乳カゼインの等電点以下にし、レ
ンネットなしにチーズを製造するための酸カゼインまた
は酸カードならびに乳清を得ることができる。
この方法におけるカチオン交換樹脂による処理はカゼイ
ンまたはカード製造に必要な量だけの乳に限定できるの
で、経済的にきわめて有利である。
ンまたはカード製造に必要な量だけの乳に限定できるの
で、経済的にきわめて有利である。
したがって、本発明の目的は、何ら強鉱酸または有機酸
を添加することなく、酸性化脱カチオン作孔製造のため
、酸型のカチオン交換樹脂を用いる孔加工法を提供する
ことにある。
を添加することなく、酸性化脱カチオン作孔製造のため
、酸型のカチオン交換樹脂を用いる孔加工法を提供する
ことにある。
この方法は、乳を0〜4°C1好ましくは、0〜2℃で
酸型のカチオン交換樹脂と、pHを3.8以下、好まし
くは、1.5〜3.8に低下させるに必要な時間接触さ
せ、ついで、得られた酸性化脱カチオン作孔をカチオン
交換樹脂から分離することからなる。
酸型のカチオン交換樹脂と、pHを3.8以下、好まし
くは、1.5〜3.8に低下させるに必要な時間接触さ
せ、ついで、得られた酸性化脱カチオン作孔をカチオン
交換樹脂から分離することからなる。
所望のpHにするには、通常、1〜10分の接触時間で
充分である。
充分である。
この接触時間は乳と樹脂を撹拌することによりさらに短
縮できる。
縮できる。
処理すべき乳と交換樹脂の容量比は、好ましくは、5:
1〜15:1である。
1〜15:1である。
交換樹脂としては、乳清の脱ミネラル化に用いられるも
のも含め、通常の脱ミネラル化に用いら扛るような通常
のタイプの酸型カチオン交換樹脂が使用できる。
のも含め、通常の脱ミネラル化に用いら扛るような通常
のタイプの酸型カチオン交換樹脂が使用できる。
本発明によれば、例えば、スルホン酸基を有するゲルま
たはマクロ多孔質型(小球、小柱状等)のポリスチレン
骨格の強酸性カチオン交換樹脂を用いることができる。
たはマクロ多孔質型(小球、小柱状等)のポリスチレン
骨格の強酸性カチオン交換樹脂を用いることができる。
マクロ多孔質型樹脂の方がゲルよりも機械的強度が大き
いので好ましい。
いので好ましい。
スルホン酸基を有するポリスチレン骨格の強酸性カチオ
ン樹脂はつき゛の商標を付して市販さ扛ている。
ン樹脂はつき゛の商標を付して市販さ扛ている。
ダイアプロシム−ダイアモンド社製[デュオライ トJ
(Diaprosim−Diamond : D
uolite)、ローム・アンド・ハース社製「アンバ
ーライト」(Rohm and Haas : Amb
erlite ) 、バイエル社製「ロワタイトJ (
Bayer :Lowatit)、モンエジソン社製
「カスチルj (Montedi3on:Kastel
) 、ダウ・ケミカル社製「ダウエックス」(Dow
Chemical :Dowex)、レジジオン社製
「レジイトJ (Residion :Re1ite
)、パームチット社製「ゼオライトJ (Permut
it :Zeolit)つき゛のマクロ多孔質強酸型カ
チオン交換樹脂が好ましい。
(Diaprosim−Diamond : D
uolite)、ローム・アンド・ハース社製「アンバ
ーライト」(Rohm and Haas : Amb
erlite ) 、バイエル社製「ロワタイトJ (
Bayer :Lowatit)、モンエジソン社製
「カスチルj (Montedi3on:Kastel
) 、ダウ・ケミカル社製「ダウエックス」(Dow
Chemical :Dowex)、レジジオン社製
「レジイトJ (Residion :Re1ite
)、パームチット社製「ゼオライトJ (Permut
it :Zeolit)つき゛のマクロ多孔質強酸型カ
チオン交換樹脂が好ましい。
デュオライ)C26(スルホン酸基を有するスチレン−
ジビニルベンゼン共重合体、粒径0.3〜12mmの小
球状、見かげ密度0.85 kg/l )アンバーライ
ト200およびアンバーライト252 (スルホン酸基
を有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、粒径0
.4〜0.55mm、見かげ密度0.80に9/l ) ロワタイ)SP112(スルホン酸基を有するポリスチ
レン、粒径0,3〜1.5mmの小球状、見かげ密度0
.70〜0.80 kg/、l )カスチルC300P
およびカスチル300AGRP(スルホン酸基を有スる
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、粒径0.3〜1
.2朋の小球状、見かけ密度0.84〜0.86kg/
/L) タウエックスMSC−1(スルホン化スチレン−ジビニ
ルベンゼン共集合体、粒径0.29〜0.84mmの小
球状、見かげ密度0.80kg/、5)カチオン交換樹
脂で処理された乳は酸性化脱カチオン作孔(すなわち、
わずかに痕跡量のカルシウム、ナトリウムおよびカリウ
ムイオンを含む乳)で、pHは3.8以下、すなわち、
カゼインの等電点よりずっと低く(通常乳はpH約6.
7)、通常乳に含ま扛る全ての蛋白質、乳糖を含有する
。
ジビニルベンゼン共重合体、粒径0.3〜12mmの小
球状、見かげ密度0.85 kg/l )アンバーライ
ト200およびアンバーライト252 (スルホン酸基
を有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、粒径0
.4〜0.55mm、見かげ密度0.80に9/l ) ロワタイ)SP112(スルホン酸基を有するポリスチ
レン、粒径0,3〜1.5mmの小球状、見かげ密度0
.70〜0.80 kg/、l )カスチルC300P
およびカスチル300AGRP(スルホン酸基を有スる
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、粒径0.3〜1
.2朋の小球状、見かけ密度0.84〜0.86kg/
/L) タウエックスMSC−1(スルホン化スチレン−ジビニ
ルベンゼン共集合体、粒径0.29〜0.84mmの小
球状、見かげ密度0.80kg/、5)カチオン交換樹
脂で処理された乳は酸性化脱カチオン作孔(すなわち、
わずかに痕跡量のカルシウム、ナトリウムおよびカリウ
ムイオンを含む乳)で、pHは3.8以下、すなわち、
カゼインの等電点よりずっと低く(通常乳はpH約6.
7)、通常乳に含ま扛る全ての蛋白質、乳糖を含有する
。
そのミネラル含量は4g/l:より少なく 、Ca/P
比は0.5よシ少ない(通常乳は1.3)。
比は0.5よシ少ない(通常乳は1.3)。
乳のカチオン交換樹脂による処理は自体公知の方法で行
なうことができ、乳をカチオン交換樹脂の固定床を通過
させたり、乳をカチオン交換樹脂に対して向流させたり
、乳とカチオン交換樹脂の混合物を機械的もしくは空気
の作用によって撹拌したり、その他適当な方法で行なう
ことができる。
なうことができ、乳をカチオン交換樹脂の固定床を通過
させたり、乳をカチオン交換樹脂に対して向流させたり
、乳とカチオン交換樹脂の混合物を機械的もしくは空気
の作用によって撹拌したり、その他適当な方法で行なう
ことができる。
カチオン交換樹脂が乳のカチオンで飽和されたら、交換
樹脂を酸で再生する。
樹脂を酸で再生する。
再生した樹脂は脱カチオン水で洗浄し、新たな処理に用
いる。
いる。
本発明で得られた酸性脱カチオン作孔は乳を酸性化し、
酸性乳、カゼイン、レンネットなしにチーズを製造する
ための酸カードおよび乳清を得るのに有用である。
酸性乳、カゼイン、レンネットなしにチーズを製造する
ための酸カードおよび乳清を得るのに有用である。
酸性乳を得るためには、酸性脱カチオン作孔を通常乳と
混合し、所望のpHに到達させる。
混合し、所望のpHに到達させる。
乳カゼインおよび乳清を得るためには、酸性脱カチオン
作孔を、混合物のpHを乳カゼインの等電点近くまで上
昇させるに充分な量の非処理通常乳と混合し、ついで、
混合物を10〜60℃の温度で加熱して混合物中のカゼ
インを凝固させ、凝固したカゼインと乳清を分離する。
作孔を、混合物のpHを乳カゼインの等電点近くまで上
昇させるに充分な量の非処理通常乳と混合し、ついで、
混合物を10〜60℃の温度で加熱して混合物中のカゼ
インを凝固させ、凝固したカゼインと乳清を分離する。
さらに詳しくは、酸性脱カチオン作孔を所定量の非処理
乳(好ましくは、脱カチオン止孔と等量)と混合して混
合物のpHを44〜4.6に上昇させ、ついで、混合物
を40〜50℃の温度で加熱してその中のカゼインを凝
固させる。
乳(好ましくは、脱カチオン止孔と等量)と混合して混
合物のpHを44〜4.6に上昇させ、ついで、混合物
を40〜50℃の温度で加熱してその中のカゼインを凝
固させる。
凝固したカゼインを乳清から分離し、常法に従って洗浄
し、乾燥する(スプレー・ドライ・流動床中における熱
風乾燥など)か、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
(ナトリウム、カリウム、カルシウム)カゼイネートま
たはアンモニウムカゼイネートに変える。
し、乾燥する(スプレー・ドライ・流動床中における熱
風乾燥など)か、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
(ナトリウム、カリウム、カルシウム)カゼイネートま
たはアンモニウムカゼイネートに変える。
分離した乳清(非処理乳からのカチオンのみを含有する
)はそのまま、あるいは中和した後、乾燥することもで
き、また、脱ミネラル化、限外沢過、逆浸透による濃縮
のような通常の処理を施すことができる。
)はそのまま、あるいは中和した後、乾燥することもで
き、また、脱ミネラル化、限外沢過、逆浸透による濃縮
のような通常の処理を施すことができる。
得られる乳清はミネラル含量が低く、種々の鉱物質元素
比は原料として用いた乳のものに近似しているが、つさ
゛の第1表に示すような特徴を有する。
比は原料として用いた乳のものに近似しているが、つさ
゛の第1表に示すような特徴を有する。
乳清が、限外沢過による濃縮をしているかいないかにか
かわらず、良好な膨張特性を示し、直接的な酸性化によ
って得られるいずれのカゼイン乳清よりも、チャーユン
グ後の容量およびテクスチャーの点ですぐれていること
は驚くべき事実である。
かわらず、良好な膨張特性を示し、直接的な酸性化によ
って得られるいずれのカゼイン乳清よりも、チャーユン
グ後の容量およびテクスチャーの点ですぐれていること
は驚くべき事実である。
さらに、本発明による酸性脱カチオン作孔を、レンネッ
トを用いずにカッテージチーズのようなチーズ製造用の
酸カード製造に用いる場合、該酸性脱カチオン作孔を、
混合物のpHをカゼインの等電点附近まで到達させるに
充分な量の非処理通常乳と混合し、ついで、混合物を1
0〜60℃に加熱して混合物中のカゼインを凝固させて
カードを形成させ、このカードを切断し、48〜60℃
の温度に加温する。
トを用いずにカッテージチーズのようなチーズ製造用の
酸カード製造に用いる場合、該酸性脱カチオン作孔を、
混合物のpHをカゼインの等電点附近まで到達させるに
充分な量の非処理通常乳と混合し、ついで、混合物を1
0〜60℃に加熱して混合物中のカゼインを凝固させて
カードを形成させ、このカードを切断し、48〜60℃
の温度に加温する。
乳清を分離し、カードを冷水で洗浄し、よく水切りする
。
。
さらに詳しくは、酸性脱カチオン作孔をあらかじめ0〜
4℃に冷却した充分な量の非処理通常乳(好ましくは、
脱カチオン止孔と等量)と混合し、混合物のpHを4.
4〜4.8、好ましくは、4.4〜4.6とし、ついで
、30〜35℃に加熱して凝固させ、カードを形成させ
る。
4℃に冷却した充分な量の非処理通常乳(好ましくは、
脱カチオン止孔と等量)と混合し、混合物のpHを4.
4〜4.8、好ましくは、4.4〜4.6とし、ついで
、30〜35℃に加熱して凝固させ、カードを形成させ
る。
この方法により、カッテージチーズ、ケソ・ブランコ(
q ueso blanco )、クアーク(qua
rk )、チェダ一様チーズ、リコツタ(Ricott
a)チーズ、ブルーチーズおよびピザ用チーズなどのチ
ーズが製造できる。
q ueso blanco )、クアーク(qua
rk )、チェダ一様チーズ、リコツタ(Ricott
a)チーズ、ブルーチーズおよびピザ用チーズなどのチ
ーズが製造できる。
つぎに、添付の図面を用いて本発明の詳細な説明する。
添付の図面は本発明の方法を模式的に示すフローシート
である。
である。
脱脂乳を2つの原料タンク1aおよび1bに入れる。
どちらかのタンクからの乳を、ポンプ2を介し、熱交換
器5で冷却液により4℃以下に冷却後、パイプ4を通じ
、どちらかの反応タンク3aまたは3bに送る。
器5で冷却液により4℃以下に冷却後、パイプ4を通じ
、どちらかの反応タンク3aまたは3bに送る。
反応タンク3aまたは3bにおいて、乳は、攪拌機7に
よる適当な撹拌下、乳中に懸濁状態で保持される小球状
の強酸型カチオン交換樹脂6と接触する。
よる適当な撹拌下、乳中に懸濁状態で保持される小球状
の強酸型カチオン交換樹脂6と接触する。
pHメータ8で測定したpHが所望の価(一般に3.5
)に達したら、得ら扛た酸性脱カチオン作孔を、パイプ
10を介して、単に重力のみで、あるいは空気圧により
貯蔵タンク9に送る。
)に達したら、得ら扛た酸性脱カチオン作孔を、パイプ
10を介して、単に重力のみで、あるいは空気圧により
貯蔵タンク9に送る。
樹脂粒は反応タンクの底部に位置するフルイ11により
タンク3aまたは3b中に保持される。
タンク3aまたは3b中に保持される。
樹脂粒の間に残った乳をパイプ12aを通じて散布パイ
プ12から散布される水で洗浄後、パイプ12bから塩
酸の稀溶液を送り、樹脂粒を再生し、ついで、水洗する
。
プ12から散布される水で洗浄後、パイプ12bから塩
酸の稀溶液を送り、樹脂粒を再生し、ついで、水洗する
。
この再生の間、乳の処理はもう一方の反応タンクで行な
う。
う。
貯蔵タンク9に貯蔵された酸性脱カチオン作孔は、凝固
ヘッド15において、タンク1aまたは1bに貯蔵され
ている非処理乳(要すわば、熱交換器5で冷却後)と、
pHが4.4〜4.6になるような割合で混合される。
ヘッド15において、タンク1aまたは1bに貯蔵され
ている非処理乳(要すわば、熱交換器5で冷却後)と、
pHが4.4〜4.6になるような割合で混合される。
脱カチオン止孔はpHメーター14のコントロール下に
、可変送出ポンプ13によシ、所望のpHに応じて所定
量送り出される。
、可変送出ポンプ13によシ、所望のpHに応じて所定
量送り出される。
バルブ16で調節された蒸気を直接凝固ヘッド15に注
入することによシ凝固が起る。
入することによシ凝固が起る。
混合物を17で室温まで放冷し、得ら牡た生成物を分離
する。
する。
カゼインを製造するには、第1洗浄タンク19の入口に
設けられたフィルター18でカードを乳清から分離する
。
設けられたフィルター18でカードを乳清から分離する
。
20で集められた乳清はつき゛の処理に付し、カードば
21から送られる水で洗浄され、パイプ22により第2
洗浄タンク(図示せず)に送ら扛る。
21から送られる水で洗浄され、パイプ22により第2
洗浄タンク(図示せず)に送ら扛る。
つき゛に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する
。
。
実施例 1
脱カチオン止孔の製造
2℃に冷却した脱脂乳10部(容量部、以下同じ)を撹
拌下、市販の強酸型カチオン交換樹脂(H十型)である
粒径0.3〜1.2闘の粒状のデュオライトC26(マ
クロ多孔質構造のスルホン化スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体)1部と混合する。
拌下、市販の強酸型カチオン交換樹脂(H十型)である
粒径0.3〜1.2闘の粒状のデュオライトC26(マ
クロ多孔質構造のスルホン化スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体)1部と混合する。
5分後、乳を樹脂と分離する。樹脂は水洗し、10係塩
酸溶液で再生する。
酸溶液で再生する。
得られた脱カチオン止孔の分析値を第2表に示す。
この脱カチオン止孔はミネラル含量が非常に減少し、p
Hが明らかに乳カゼインの等電点以下であることによっ
て特徴づけられる(ミネラル含量は原料乳の7.9g/
lに対し、3.2g/7、pHは原料乳の6.7に対し
、2.3である)。
Hが明らかに乳カゼインの等電点以下であることによっ
て特徴づけられる(ミネラル含量は原料乳の7.9g/
lに対し、3.2g/7、pHは原料乳の6.7に対し
、2.3である)。
脱カチオン止孔はもはや通電孔の白色Pよび乳濁を示さ
ず、半透明の緑がかった黄色状の液体である。
ず、半透明の緑がかった黄色状の液体である。
この脱カチオン止孔は室温で48時間貯蔵後も何ら目に
つく沈澱を示さない。
つく沈澱を示さない。
参考例 1
カゼインの製造
非処理部10部を実施例1で得られた脱カチオン止孔と
混合する。
混合する。
混合物のpHが44〜4.6に達したら、直ちに混合物
に直接蒸気をふき込んで45℃に加熱し、乳カゼインを
凝固させる。
に直接蒸気をふき込んで45℃に加熱し、乳カゼインを
凝固させる。
濾過してカードを乳清から分離する。
水洗後、カードの水切りをし、75℃の水に懸濁させ、
10%NaOH水溶液で最終pHが6,6となるまで中
和する。
10%NaOH水溶液で最終pHが6,6となるまで中
和する。
得られたカゼイネート溶液は不純物を全く含まない。
スプレードライ後、ナトリウムカゼイネートの白色粉末
を得る。
を得る。
このカゼイネートの風味はり士のない、自然なものであ
る。
る。
洗浄したカード、得ら扛たカゼイネートおよび乳清の分
析値を第3表に示す。
析値を第3表に示す。
実施例 2
脱カチオン止孔の製造
H十型カチオン交換樹脂、デュオライ)C26スルホン
酸官能基を有するポリスチレン骨格のカチオン交換樹脂
、粒径0.3〜1.2mmの小球状)1部を2℃に温度
調節した二重壁カラムに充填する。
酸官能基を有するポリスチレン骨格のカチオン交換樹脂
、粒径0.3〜1.2mmの小球状)1部を2℃に温度
調節した二重壁カラムに充填する。
脱脂乳10部を2℃に冷却し、5部/時の速度で樹脂に
対して向流させて脱カチオン化し、ついで、脱カチオン
止孔を回収する。
対して向流させて脱カチオン化し、ついで、脱カチオン
止孔を回収する。
その分析値を第4表に示す。
この脱カチオン止孔はミネラル含量が減少しく原料乳の
8.259/、l、に対して3.5.p/、5)、**
pHが等電点以下(原料乳の6.7に対して2.4)で
あることにより、特徴づけられる。
8.259/、l、に対して3.5.p/、5)、**
pHが等電点以下(原料乳の6.7に対して2.4)で
あることにより、特徴づけられる。
参考例 2
カゼインの製造
実施例2の脱カチオン作孔1部を非処理孔1部と混合す
る。
る。
混合物のpHは4.5である。この混合部を30〜60
°C(例えば、50℃)に加熱してカゼインを凝固させ
る。
°C(例えば、50℃)に加熱してカゼインを凝固させ
る。
乳清からカゼインを分離し、洗浄し、水切りする。
非処理孔107および実施例2の脱カチオン止孔10t
から第5表に示す組成のカード1600kgが得られる
。
から第5表に示す組成のカード1600kgが得られる
。
第5表には、分離した乳清の組成2よび、比較のため、
塩酸で酸性化する従来のカゼイン製造において得られた
乳清の組成も示す。
塩酸で酸性化する従来のカゼイン製造において得られた
乳清の組成も示す。
乳100を当り、水10係にて得られたカゼインは3.
1 kgで、10%水におけるカゼイン1kg当りの乳
の使用量は約32,5である。
1 kgで、10%水におけるカゼイン1kg当りの乳
の使用量は約32,5である。
得られた乳清は低ミネラル含量(塩酸を用いた乳清の灰
分10.5〜12%に対し、7.25係)を示し、また
、ことに低い塩化物含量(塩酸を用いた乳清の塩化物7
〜7.5%に対し、2.9%)を示す。
分10.5〜12%に対し、7.25係)を示し、また
、ことに低い塩化物含量(塩酸を用いた乳清の塩化物7
〜7.5%に対し、2.9%)を示す。
実施例 3
脱カチオン止孔
H十型カチオン交換樹脂(デュオライ) C26)1部
を2°Cに温度調節した二重壁カラムに充填し、−2℃
に冷却した乳10部を5部/時の流速で樹脂中を向流さ
せて脱カチオン化し、ついで脱カチオン止孔を回収する
。
を2°Cに温度調節した二重壁カラムに充填し、−2℃
に冷却した乳10部を5部/時の流速で樹脂中を向流さ
せて脱カチオン化し、ついで脱カチオン止孔を回収する
。
この脱カチオン止孔の分析値は第6表のとおりである。
この脱カチオン作孔はミネラル含量が低く(原料乳の7
.7g/lに対して3.1.F/Z)、pHh−乳カゼ
インの等電点以下(原料乳の6.7に対し、2.2)で
あることにより特徴づけられる。
.7g/lに対して3.1.F/Z)、pHh−乳カゼ
インの等電点以下(原料乳の6.7に対し、2.2)で
あることにより特徴づけられる。
参考例 3
カゼインの製造
実施例3の脱カチオン作孔1部と非処理孔1部を混合し
てpHを44とする。
てpHを44とする。
この混合物を45°Cに加熱してカゼインを凝固させる
。
。
カードを乳清から分離し、洗浄し、水切りする。
分離した乳清の分析値を第7表に示す。
比較のため、塩酸で乳を酸性化する従来のカゼインの製
法にて得られた乳清の組成も示す。
法にて得られた乳清の組成も示す。
得られた乳清はミネラル含量が低く(塩酸を用いた乳清
の灰分10.5〜12%に対して、7.65%)、はん
のわずかの塩化物イオン(塩酸を用いた乳清の塩化物7
〜7,5係に対して2.8s%)1゜か含んでいない。
の灰分10.5〜12%に対して、7.65%)、はん
のわずかの塩化物イオン(塩酸を用いた乳清の塩化物7
〜7,5係に対して2.8s%)1゜か含んでいない。
参考例 4
中和乳清の製造
前記の参考例で得られた乳清を中和してpHを5.5〜
6.5とする。
6.5とする。
中和乳清の組成を第8表に示す。
実施例 4
脱カチオン作孔の製造
2°Cに冷却した殺菌脱脂乳1000.!を、撹拌下、
市販のH十型強酸型カチオン交換樹脂である粒径03〜
12mmの/ト球状デュオライトC260クロ多孔質の
スル小ン什スチレンージビニルベンゼン共重合体)10
0.gと混合する。
市販のH十型強酸型カチオン交換樹脂である粒径03〜
12mmの/ト球状デュオライトC260クロ多孔質の
スル小ン什スチレンージビニルベンゼン共重合体)10
0.gと混合する。
5分後、乳を樹脂と分離する。
樹脂は水洗し、10傑塩酸溶液で再生する。
得られた脱カチオン止孔の組成を第9表に示す。
この脱カチオン止孔はミネラル含量が非常に低く、pH
は乳カゼインの等電点より明らかに低いことにより特徴
づけられる(原料乳のミネラル含量7.99/、l、に
対して3.29/J:、原料乳pH6,65に対して2
4)。
は乳カゼインの等電点より明らかに低いことにより特徴
づけられる(原料乳のミネラル含量7.99/、l、に
対して3.29/J:、原料乳pH6,65に対して2
4)。
゛この脱カチオン止孔はもはや通常孔の白色乳浅を示さ
ず、半透明の緑がかった黄色液体である。
ず、半透明の緑がかった黄色液体である。
この脱カチオン止孔は室温で48時間貯蔵しても、何ら
目につく沈澱を示さない。
目につく沈澱を示さない。
参考例 5
レンネットを使用しないチーズの製造
水切り、酸カードの製造
2°Cに冷却した殺菌脱脂乳1000Aを実施例4で得
られた脱カチオン止孔と混合する。
られた脱カチオン止孔と混合する。
pHは4,4〜4.5に達し、混合物をゆっくりと32
℃まで加熱して乳蛋白をカード状に凝固させる。
℃まで加熱して乳蛋白をカード状に凝固させる。
得ら扛たカードが適当な硬さになったら、直ちに切断す
る。
る。
切断したカードは約15分間放置し、ついで加温する。
カードをゆっくりと52〜55℃に加温し、カードが所
望の硬さになるまでその温度で約1時間保持する。
望の硬さになるまでその温度で約1時間保持する。
乳清を除去し、カードを洗浄し、p H5,0の酸性に
した塩素添加水(遊離塩素10/l1LI/7)で冷却
し、ついで、水切りする。
した塩素添加水(遊離塩素10/l1LI/7)で冷却
し、ついで、水切りする。
この水洗、水切り操作を数回くり返し、最後に冷水(4
〜5℃)で行なう。
〜5℃)で行なう。
カードをもう1度よく水切9して余分な水を充分に除く
。
。
チーズの製造
水切りしたカードは食塩を加え、あるいは加えずに包装
でき、また、自体公知の方法でクリーム状にし、塩で処
理することができる。
でき、また、自体公知の方法でクリーム状にし、塩で処
理することができる。
得られた製品は伝統的なカッテージチーズ様のテクスチ
ャーおよび風味を有している。
ャーおよび風味を有している。
この方法で得られたチーズの組成は、乾燥固形分=22
%、蛋白質:乾燥固形分に対して96.00%、ミネラ
ル:乾燥固形分に対して2,75%、脂肪:乾燥固形分
に対して0.75%、乳糖:乾燥固形分に対して0.5
0%である。
%、蛋白質:乾燥固形分に対して96.00%、ミネラ
ル:乾燥固形分に対して2,75%、脂肪:乾燥固形分
に対して0.75%、乳糖:乾燥固形分に対して0.5
0%である。
この方法で得られた乳清の組成を第10表に示す。
比較のため、従来の方法により塩酸で酸性化して得ら扛
た乳清の組成も示す。
た乳清の組成も示す。
図面は本発明の脱カチオン作孔製造および酸カード製造
の一具体例を示すフローシートである。 図面中の主な符号はつき゛のものを意味する。 1aおよび1b・・・原料タンク、3aおよび3b・・
・反応タンク、5・・・熱交換器、6・・・カチオン交
換樹脂、8および14・・・pHメータ、15・・・凝
固ヘッド。
の一具体例を示すフローシートである。 図面中の主な符号はつき゛のものを意味する。 1aおよび1b・・・原料タンク、3aおよび3b・・
・反応タンク、5・・・熱交換器、6・・・カチオン交
換樹脂、8および14・・・pHメータ、15・・・凝
固ヘッド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 通常乳と同じ蛋白質および乳糖含量を有し、ミネラ
ル含量が4g/1未満、Ca / P比が0.5未満、
pHが3.8以下である酸性脱カチオン作孔。 20〜4℃で、pHを3.8以下に低下させるに充分な
時間、乳を酸型のカチオン交換樹脂と接触させ、ついで
、得られた脱カチオン化乳を樹脂から分離して、通常乳
と同じ蛋白質および乳糖含量を有し、ミネラル含量が4
9/l、、未満、CaZP比が0.5未満、pHが3.
8以下である酸性脱カチオン作孔を得ることを特徴とす
る脱カチオン化乳の製法。 3 pHを1.5〜3.5に低下させるに必要な時間
、乳をカチオン交換樹脂と接触させる前記第2項の製法
。 4 カチオン交換樹脂がゲル状またはマクロ多孔質構造
を有する、スルホン酸基を有するポリスチレン骨格の強
酸型カチオン交換樹脂である前記第2項または第3項の
製法。 5 乳とカチオン交換樹脂の容量比が5:1〜15:1
である前記第2項の製法。 6 乳を0〜2℃でカチオン交換樹脂と接触させる前記
第2項の製法。 7 処理すべき乳が脱脂乳である前記第2項の製法。 8 乳を、樹脂と共に撹拌するか、樹脂層を通過もしく
は向流させることにより樹脂と接触させる前記第2項の
製法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8008644 | 1980-04-17 | ||
FR8008644A FR2480568A1 (fr) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | Procede de traitement du lait par une resine echangeuse de cations en vue de la fabrication de la caseine et du lactoserum |
FR8106470 | 1981-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5718943A JPS5718943A (en) | 1982-01-30 |
JPS5913171B2 true JPS5913171B2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=9241018
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5908181A Expired JPS5913171B2 (ja) | 1980-04-17 | 1981-04-17 | 脱カチオン化乳およびその製法 |
JP18295683A Granted JPS59102351A (ja) | 1980-04-17 | 1983-09-29 | 脱カチオン化乳を用いる乳加工法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18295683A Granted JPS59102351A (ja) | 1980-04-17 | 1983-09-29 | 脱カチオン化乳を用いる乳加工法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPS5913171B2 (ja) |
FR (1) | FR2480568A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176667U (ja) * | 1984-05-01 | 1985-11-22 | 山口 正人 | 掛けぶとんカバ− |
Families Citing this family (9)
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---|---|---|---|---|
FR2514615B1 (fr) * | 1981-10-21 | 1985-10-18 | Bridel Laiteries | Procede de traitement du lait par electrodialyse sur membranes cationiques, lait decationise acide ainsi obtenu et utilisation de ce dernier pour la fabrication de la caseine, du caille de lait pour fromages et du lactoserum |
FR2534455B1 (fr) * | 1982-10-14 | 1985-08-23 | Bridel Laiteries | Procede de preparation des boissons aromatisees de longue conservation, a base de lactoserum acidifie |
FR2552631B1 (fr) * | 1983-10-03 | 1990-10-19 | Meram Sa Laboratoires | Lait et produits laitiers appauvris ou non en calcium et enrichis en magnesium |
AU580619B2 (en) * | 1984-09-11 | 1989-01-19 | Kraft Inc. | Manufacture of high-solids pre-cheese and cheeses |
JPS61257140A (ja) * | 1985-05-11 | 1986-11-14 | Yamasa Shoyu Co Ltd | カルシウム強化牛乳の製造法 |
DE3842980C2 (de) * | 1988-12-21 | 1995-06-29 | Westfalia Separator Ag | Verfahren zur zentrifugalen Behandlung von Käsereimilch und Zentrifuge zur Durchführung des Verfahrens |
JPH04179440A (ja) * | 1990-07-27 | 1992-06-26 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 低ナトリウム乳製品及びその製造法 |
JPH0751045B2 (ja) * | 1990-07-27 | 1995-06-05 | 明治乳業株式会社 | 低ナトリウムチーズ及びその製造法 |
JP2631155B2 (ja) * | 1990-07-27 | 1997-07-16 | 明治乳業 株式会社 | 低ナトリウム粉乳の製造法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH288707A (fr) * | 1946-09-11 | 1953-02-15 | M & R Dietetic Lab Inc | Procédé pour l'obtention d'un produit lacté non solide et produit obtenu par ce procédé. |
FR1469793A (fr) * | 1966-02-22 | 1967-02-17 | Procédé de séparation de la caséine du lait en vue de la production de petit-lait pour la fabrication de lactose et de produits alimentaires | |
FR2331963A1 (fr) * | 1975-11-20 | 1977-06-17 | Zuid Nl Melkindustrie | Procede de fabrication de petit-lait ou de produits de petit-lait a partir de lait ecreme ou de ses melanges |
FR2418626A1 (fr) * | 1978-03-02 | 1979-09-28 | Triballat Laiteries | Procede et installations pour la preparation de la caseine a partir du lait et produits ainsi obtenus |
-
1980
- 1980-04-17 FR FR8008644A patent/FR2480568A1/fr active Granted
-
1981
- 1981-04-17 JP JP5908181A patent/JPS5913171B2/ja not_active Expired
-
1983
- 1983-09-29 JP JP18295683A patent/JPS59102351A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176667U (ja) * | 1984-05-01 | 1985-11-22 | 山口 正人 | 掛けぶとんカバ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121053B2 (ja) | 1986-05-24 |
JPS5718943A (en) | 1982-01-30 |
JPS59102351A (ja) | 1984-06-13 |
FR2480568B1 (ja) | 1984-09-14 |
FR2480568A1 (fr) | 1981-10-23 |
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