JPS5910487A - 大口径管状物周方向溶接継手部肌合わせ工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、大径管、または円筒形容器の胴などを長手方
向に接続する際、周方向溶接継手部を肌合わせするため
の大口径管状物周方向溶接継平部肌合わせ工法に関する
。

大径管などの管端部を溶接により接続する場合、製作精
度などの差異によるくい違いが生ずるため接続すべき大
径管相互の肌合わせを行う必要がある。

従来の肌合わせ工法は、例えば第１図および第２図に示
すごとく片方の大径管ａの外周に、適当数の馬すを仮付
けし、双方の大径管ａ　、　ａ’の周方向の継手部Ｃ１
どを所定のギャップｄを隔てて対向配置し、大径管ｄを
回転して各管端部の外周に印した合マークｅ、ｊを合わ
せ、チェーンｆおよびレバーブロックｇなどからなる拘
束装置りを用いて継手部のギャップｄが拡がらないよう
に大径管を長手方向に拘束し、そののちイ契形の金欠ｉ
を打込み（矢印ｊ）肌合わせを行ない、肌合わせ完了後
、継手部ｃ、ｃを仮付溶接し、次に馬すを取外し、全周
溶接を行っていた。

しかし、かかる方法においては、■馬の眺付け・取外し
、取外し後のグラインダ仕上などに手間がかかる。■金
欠の打込みの手加減が勲しく経ｉ験を必要とする。■肌
のなじみが不充分な部分は、ハンマを用いて管を外側か
ら半１１方向に打撃して修ＩＦするため、仕上りがわる
いこと。

など、総じて作業能率および製品品質か低下するなどの
欠点があった。

本発明は、ｎ１１述の欠点を解消するための周方向溶接
継手部の肌合わせ工法に係わるもので、管状物端６１（
の相対する周方向継手部を所定の突き合わせｆ＼′ｌ置
に対向配置し旧っ拘束装置を用いて各管状物を相互に長
手方向に移動不能に拘束した状）ムで、切れ目を有し且
つ管状物の内側に当接するように形成したリング状のバ
ンドと該バンドを外方に押し拡げる動ノＪ４３１！椙と
を有するｌ〆＋Ｌ↓を用い、０１１記バンドを各管状物
の端部内側に押し当て外方に押圧することにより、双方
のｌＩ家手部のくい違いを取り除きほぼ真円に形成せし
めるもので従来のごとく馬などの取付け・取外（）の手
間を省き、作業を容易にし、製品品質および作業能率を
向上させ得るものである。

以下本発明の実施例につぎ、図面を参照しつつ説明する
。

第３図は肌合わせを行うための治！４１を片方の大ｔ’
Ｎ管２の端部内１１１１に装着した状態を示し、第４図
および第５図は、所定の突き合わせ位置に相対峙せしめ
た大任管２，５の周方向継手部３．３を肌合わせする作
業要領を示す。

本−１−法の作業手順は、先ず４ＩｙＩ置きにした片方
の大径管２の周方向の継手部３に、後述の苗長ｌを、該
冶具１のバンド４の一部が外方に突出するように装着し
く第３図会１１Ｊ）、接続すべき他方の大径管５を、図
示しないローラなとを用いて双方の継手部３，３′か所
定のギャップを隔てて相対峙するよう長手方向に移動し
く矢印ｋ〕さらに大ｆＹ管５を周方向に回転させ、各継
手部３．３′の外周に設けた合マーク６．７を合わせた
のち、拘束装置８を用いて双方の大径管２゜５が相〃に
外方に移動しないように拘束しておき、治具１のバンド
４を油圧ジヤツキ９を用いて外方に押し拡げ、継手部３
，３がほぼ真円な形成するよ５に肌合わせを行なう。肌
合わせ完ｒ後継手部を仮付溶接し、バンド４を弛めて冶
具１を、次いて１１！１束装Ｍ８を取外したのち継手部
３，３に治って全周溶接を行なう。

なお上記の説明において、治具１を予め片方の大径管２
に装着後、他方の大径管５を所定位置に移動させるよう
に説明したが、これは管の１−１径が比戟的小さい場合
、治具の取付作業を容易にするためであり、管の口径が
充分大きく、作業員か管の内部で容易に治具の取付作業
を行い得る場合は、双方の継手部を所定位置に配置した
のち、冶具を大径管の内部に持込むようにしてもよい。

また冶具の取外しは、溶接部の溶けこみが、バンド４に
刺着しないような溶接継手構造、あるいは裏当金が用意
されている場合ムとは、全周溶接終了後に取外してもよ
い。また管端部の合マークの合わせ作業は、各大径管２
．５を丸めて単管として製作した際の縦溶接継手部を相
互にずらして接続させるため、あるいは双方の大径管２
，５に設けた管台などの付属物相斤の取合いを正確に行
うためであり、状況に応し合マークの合わせ作業を省略
してもよい。

冶具１は、切れ１１１０を有する鋼板製のバンド４と、
該バンド４の切れ目の近傍に取（ｊけられ■つｎｉ前記
切れ目ｌＯを拡げるように作動する油圧ジヤツキ９など
の動力ｍ椙とからなり、バンド４の曲率半ｆＷは、バン
ドを押し拡げた際、大径管２５の内側にほぼ均等に当接
するようにきめられており、バンドの幅Ｑおよび厚みｍ
は、大ｔｆ、管の口径、板厚に応じ、所定の押圧力を発
揮するのに充分な強１バを有するようにきめられる。

バンド４は、弾力に１を有するので、切れ口１゜の間隔
を拡げる（矢印ｑ）ことにより、あたかも樽の外側に嵌
めた１タカ」が樽を一様な圧力て゛締付けるのと丁度反
対の作用をし、一様な張力で継手部の内側に当接し外方
に均一に押圧する〔矢印ｐ〕。従って作動に無用１がな
く、たまたま局部的になじみの悪い部分が発生しても、
外側からハンマなどにより軽く叩くことにより容易に修
正を行うことができる。

また治具１は、切れ目を有し且つ管状物の内四に当接す
るように形成したリング状のバンドと、バンドを外方に
押し拡げる動力機構を有するものであればよく、例えば
複′ｔ１１個の切れ目および゛各切れ１■ごとに油圧ジ
ヤツキを有するもの、あるいは油圧ジヤツキに代え、シ
リンダ装置などを用いてもよい。

拘束装置８は、双方の大（Ｙ管２，５に仮取付けする留
め金１１　、１１．留め金１１．１１の間を連結するチ
ェーン１２、チェーン１２の中間に設げたレバーブロッ
クじからなり、レバー１４を操作することにより、チェ
ーン１２を引き伺け“で〔矢印ＴＩ）チェーンのたるみ
を取除き、肌合わせの際大径管２，５が相ｌｆに離れな
いように拘束する。なお１−述の１ツバ−ブロック１３
の代りにタンバラフルムとを用いてもよく、その他の適
宜の装置を用いてもよい。

なお本発明は、０１１述の実施例にのみ限定されるもの
ではなく、例えば本工法を開先な有する溶接継手部に適
用してもよいことなど、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲において種々の変更を加え得ることは勿論である
。

本発明の大］１径管状物周方向溶接継手部肌合わせ１′
、法は、１１ｊ１述の構成を有するので次の優れた効果
を発揮する。

（１）弾ツノ＋１を有するバンドを接続ずべき管状物の
端部内０１１に押し当て、動力ｍ椙を用いて継手部を外
力に押圧して肌合わせを行うので、従来のように馬など
の取イ」は・取外しする手間か省は作業能率を大幅に向
上させることができる。

（ｉｉ）　　第（＋）項と同じ理由により、肌合わせ作
業が容易になり、従来のように熟帥作業者に頼る必要が
ない。

（ロ）第（＋）項と同じ理由により、バンドは、管端部
のほぼ全周に亘って当接し均一に押圧するため作動に無
理がなく、製品の品質を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の肌合わせ作業の要領を示す説明図、第２
図は第１図の馬の（＝Ｊ近の切断側面図、第３図ないし
第５図は本発明の実施例を示し、第３図は冶具の取付要
領を示す斜視図、第４図は肌合わせ作業の要領を示す斜
視図、第５図は治具の作動を示す切断正面図である。 図中、ｌは治具、２，５は大径管、３は継手部、４はバ
ンド、８は拘束装置、９は油圧ジヤツキを示す。 特　　許　　出　　願　　人 菅絹工事株式会社 第１図 第２図 第３図 ′　　１　工 Ｆ効悴「ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）円形断面を有する大口径管状物を相互に長手方向に
   接続する際の周方向溶接継半部肌合わせ工法において、
   ｍＩ記管状物端部の相対する周方向継手部を所定の突き
   合わせ位置に対向配置しＨつ拘束装置を用いて各管状物
   を相互に長手方向に移動不能に拘束した状態で、切れ目
   を有し１つ管状物の内側に当接するように形成したリン
   グ状のバンドと該バンドを外方に押し拡げる動力機構と
   を有する治具を用い、ｎ１１記バンドを各管状物の端部
   内側に押し当て外方に押圧することを特徴とする大口径
   管状物周方向溶接継平部肌合わせ工法。