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JPS5879909A - 低魚毒性殺虫・殺ダニ剤及びその製造法 - Google Patents

低魚毒性殺虫・殺ダニ剤及びその製造法

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Publication number
JPS5879909A
JPS5879909A JP56178587A JP17858781A JPS5879909A JP S5879909 A JPS5879909 A JP S5879909A JP 56178587 A JP56178587 A JP 56178587A JP 17858781 A JP17858781 A JP 17858781A JP S5879909 A JPS5879909 A JP S5879909A
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JP
Japan
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group
halogen atom
formula
fish
compound
Prior art date
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Granted
Application number
JP56178587A
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English (en)
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JPH0240642B2 (ja
Inventor
Yoshio Katsuta
純郎 勝田
Hajime Hirobe
肇 広部
Yoshihiro Namite
良裕 南手
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JPH0240642B2 publication Critical patent/JPH0240642B2/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中、R1ハ式(rI)、■0、(閘、(V) テ表
わされる基を示す。
XiCCHL−一−(pi)  f?g 0−N=CH
−−−−mここにR1、Rtは同−又は相異々つてメチ
ル基、ハロゲン原子、ハロメチル基を表わすが、ル。
てもよい。
又、R1は炭素数が1〜8のアルキル基であり、Xはハ
ロゲン原子を、Yは水素原子又はハロゲン原子を示す。
んはハロゲン原子を表わし、亀はハロゲン原子、メチル
基又はハロメチル基を表わす。
又、ルは水素原子、シアノ基、メチル基又はエチニル基
であり、RI、R/は水素原子、ハロゲン原子、メチル
基、トリフルオロメチル基又は低級アルコキシル基を表
わす。)で示されるシクロプロパンカルボン酸エステル
誘導体を含有することを特徴とする低魚毒性殺虫、殺ダ
ニ剤およびその製造法に関する。
これ壕で有機リン剤、カーバメート剤系殺虫剤あるいは
塩素系殺虫剤が農薬としての主流を1−め、農産物の増
産に寄与してきだが、環境汚染、あるいは慢性毒性等の
見地からまり安全性を備えた化合物の探索が切望されて
いる。天然ピレトリンは速効性、人畜に対する低毒性を
兼備した優れた殺虫剤であるが、屋外で酸化分解を受け
やすくその使用は家庭用に限られてきた。近年、その酸
成分、アルフール成分の研究が盛んになり、従来のピレ
スロイドに較べ光に安定な化合物がいくつか発見された
。例えば一般式(1)においてRI 、 RIが共にメ
チル基である化合物すなわち一般式%式%) ) (ここにRi 、 Ri 、 Rs ’ 、 Ri 、
 Ry 、 R1、X 、 Y  は前述と同じ意味を
表わす。)で示される化合物は、1、殺虫力が高くしか
も速効的である。
2、残効性に富むが、環境残留性はない。
3、人畜に対し低毒性である。
等の特長を有し従来の有機リン剤、カーバメート剤系殺
虫剤に替わるものとしてその実用化が研究されている。
しかしながら天然ピレトリンをはじめピレスロイド系殺
虫剤は一般に魚類に対して強い毒性を示すことが知られ
ており、特に日本、東南アジアのような水稲地帯におい
て、水田、池、川等の水生息性の害虫駆除にはかなシの
制約を受けると思われる。また、アメリカ、欧州等の綿
花、穀物、野菜等畑作地帯においても、湖、池、川への
薬剤の流入は当然起こりうろことであり、従って低魚毒
性ピレスロイドの開発は重要な課題である。
の化合物が高い殺虫効力を奏し、人畜に対して非常に低
毒性であることを明らかにした。
(特開昭 5O−88529) 本発明者等は魚毒性に注目して、更に鋭意研究を重ねた
結果化合物(XID 、 (l  を含む一般式(I)
で表わされる化合物群の魚毒性が、一般式(2)、(1
)O,’(X)、(XDで表わされる化合物の場合に比
べて極めて低いことを見出し、本発明を完成するに至っ
た。このようにシクロプロパン環の2個のメチル基のう
ち少なくとも1個をハロゲン原子に置き換えることによ
り、魚毒性が著しく軽減され、しかも高い殺虫効力を保
持するという知見は本出願前公知事実からは全く予想し
難い画期的なものである。従って一般式(I)で示され
る化合物を有効成分として含有する零発1111殺虫、
殺ダニ剤は種々の害虫に極めて高い殺虫効力と残効性を
有する一方、コイ、ヒメダカなどの魚類に対してけ著し
く低毒であり、さらにはマウス、ラットをはじめとする
温血動物に対しても低11f性であることから、水田、
也、湖、川、森林などの水系の存在する場所はもちろん
、水系を汚染する恐れのある畑作地に生息する害虫の駆
除に特に有用なものである。本発明で有効成分として用
いる上記式(I)で示される化合物は(式中、んは式(
社)、 ([ID 、 (IV) 、 ff+で表わさ
れる基を示す。
K、vCCHz  −−−(Iv)g、−Q−N=C)
(−−−−(y)ココK 九* M u 同−又は相異
なってメチル基、てもよい。
又、ルは炭素数が1〜3のアルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子を、Yけ水素原子又はハロゲン原子を示す。
ルはハロゲン原子を表わし、Riはハロゲン原子、メチ
ル基又はハロメチル基を表わす。)で示されるシクロプ
ロパンカルボン酸又はその反応性誘導体と一般式 (式中、ルは水素原子、シアノ基、メチル基又はエチニ
ル基であり、R5,R1′は水素原子、ハロゲン原子、
メチル基、トリフルオロメチル基又は低級アルコキシル
基を表わす。)で示されるアルコール又はその反応性誘
導体とを反応させることによって調製しえる。シクロプ
ロパンカルボン酸の反応性誘導体としてp−1例えば酸
ハライド、酸無水物、低級アルキルエステル、アルカリ
金属塩などがあげられる。
アルコールの反応性誘導体としては例えばりロライト、
ブロマイド、P−トルエンスルホン酸エステルなどがあ
げられる。反応は適当々溶媒中で必要により脱酸剤まだ
は触媒としての有機またに無機塩基又は酸の存在下に必
要により加熱化に行なわれる。一般式(I)の本発明化
合物は1つ以上の不斉炭素原子を有する。本発明の化合
物はそれらの光学異性体およびラセミ体混合物を含むが
、後述する実施例、化合物例において、特記せぬ限り製
造した化合物はラセミ体混合物である。次に上記式(I
)で示される化合物の代表例を示すが、本発明はもちろ
んこれらのみに限定されるものではない。
3′−フェノキシ−αI−シアノベンジル 2,2−ジ
グ3′−フエノキシーα′−シアノベンジル 2,2.
−ジクロロ−8(2,2−シフ’ロモピニル)シクロフ
“ロバンカーレポキシレート      n201.5
8093′−7エノキシーα′−シアノベンジル 2,
2−ジクロロ−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメ
チルビニル)シクロプロパンカルボキシレートn+%’
  1.5702 3′−7エノキシーα′−シアノベンジル 2,2−ジ
クロロ−8−(2−7’ロモー2−トリフルオロメチル
ビニル 0 n    1.、fi7(J(I ロロー3  ( 2.2 −シlーfールビニルンカル
ポキシレート       n    1.56813
′−フェノキシ−α−シアノベンジル 2,2−ジクロ
ロ−8−(1.2−ジブロモ−2,2−ジクロロエチル
)シクロプロパンカルボキシレート 0 1    1、5885 8′−フェノキシ−α′ーシアノベンジル 2,2−ジ
クロロ−8−(1.2−ジクロロ−2,2−ジブロモエ
チル)シクロプロパンカルボキシレート 0 n    1.5877 3/−7エノキシーα′−シアノベンジル 2,2−ジ
クロロ−3−( 2,2.2−トリクロロエチル)シク
ロプ0 ロパン力ルボキシレート1    1.57543′−
フェノキシベンジル 2.2−ジクロロ−3−シクロベ
ンチリデンメチルシクロプロパン力ルポギシレート  
            ・20 1.56858’−
フェノキシベンジル 2.2−ジクロロ−3−(2−オ
キソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプロパンカ
ルボキシレート    n”  1.57623′−7
エノキシーα′−シアノベンジル 2,2−ジクロロ−
3−メトキシイミノメチルジシクロプロパン力ルポキシ
レート         ・20 1.56483′−
7エノキシーα′−メチルベンジル 2.2−シクロロ
ー3−エトギシイミノメチルシクロプロバン力ルポキシ
レート         120 1.56708′−
フェノキシ−α′−シアノベンジル 2−クロロ−2−
トリフルオロメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)
シクロプロパンカルボキシレート・201.5706 3′−7エノキシー〇′−シアノベンジル 2−クロロ
−2−トリフルオロメチル−8−(2,2−ジブロモビ
ニル)シクロプロパンカルボキシレート・”  1.5
784 3′−7エノキシーα′−シアノベンジル 2−クロロ
−2−トリフルオロメチル−3−(2−クロロ−2−ト
リフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート            ・201.58733′
−7エノキシーα−シアノベンジル 2−クロロ−2−
1−リフルオロメチル−3−<2−フルオロ−2−トリ
7ルオロメチルビニル ルボキシレート・         ・20 ]、56
193′−7エノキシーU−シアノベンジル 2−クロ
ロ−2−トリフルオロメチル−8−(1.2−ジブロモ
2、2:;クロロエチル)シクロプロパンカルホキ3’
−(4−フルオロフェノキシ)−α′ーシアノベンジル
 2−クロロ−2−)リフルオロメチル−3−(1−ク
ロロ−2.2−ジブロモエチル)シクロプロバンカ・レ
ボキシレート      ・20 1.58388’−
(8−トリフルオロメチルフ□ノキシ)−(ν′。
5′−ジメチルベンジル 2−フルオロ−2−ブロモメ
チル−3−(2,2.2−)リフルオロエチル)シフ・
 ロプロパン力ルポキシレート   n20 1.57
91メチル 2−ブロモー2−メチル−8−プロホキシ
イミノメチルシクロプロパン力ルポキシレート・”  
1.5743 メチルベンジル 2−フルオロ−2−7’ロモー8−(
2−オキソオキソラン−8−イリデンメチル)シクロ7
・。パアヵ2,ポキシッート    n”  1.57
828’−(2−)リフルオロメチルフェノキシ) −
 5’ −エトキシ−α′ーエチニルベンシル −クロロジフルオロメチル−3−(2−オキソピロリジ
ン−3−イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレ
ート             n20 1.5805
ジル 2,2−ジクロロ−8−(2.2−ジクロロビニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート n    1.5720 ロー2−トリフルオロメチル−8−(2.2−ジクロロ
ビニル)シクロプロバンカ!レボキシレートn”  1
.5605 3’−(4−ブロモフェノキシ)−α′ーシアノベンメ
チ 2,2−シクロロー8  (2.2−シj1ロモピ
ニル)0 シクロプロパンカルボキシレート 1   1.588
03’−(4−メトキシフェノキシ)ベンジル 2−り
コロ−2−トリフルオロメチル−3−(2,2−ジグロ
モピニル)シクロプロパンカルボキシレートn    
1.5744 3’−(4. −トリフルオロメチルフェノキシ)−4
’−フルオロ−α′ーエチニルベンジル 2−7’ロモ
ー2−フロモlf)ルー3  (2  7Jレオロー2
−タロロピニル)シクロプロパンカルボキシレート ・201.5845 3’−(8−イソプロポキシフェノキシ)−α′ーメチ
ルベンジル 2−フルオロ−2−メチル−3−(2−フ
ロモー2−メチルビニル 0 ボキシレート           n    1.5
8293′−7エノギシベンジル 2−クロロ−2−1
−f−ルー8−( 2.2−ジメチルビニル)シクロプ
ロパンカルボキシレート         ・””  
1.56288′−フェノキシ−4′−メチル−α−エ
チニルベンジル 2−プロモー2−クロロジフルオロメ
チル−3−(2−7’ロモメチル−2−タロロフルオロ
メチルピニル)シクロプロパンカルボキシルート・20
1.5861 シル2  ’70ロー2−1−リフルオロメチル−3−
シクロペンチリデンメチルシクロプロパン力ルボキ8′
−フェノキシ−α′ーエチニルベンジル 2−クロロ−
2 − ) IJ フルオロメチル−8−( 2−F+
7チオランー3−イリデンメチル)シクロプロパンカル
8’−(4−クロロフェノキシ)−U−シアノベンジル
 2−クロロ−2−トリフルオロメチル−3−メトキシ
イミノメチルシクロプロパンカルボキシレート    
                     ・20 
 1.56113’−(4−メチルフェノキシ)−6’
−メトキシベンジル 2,2−ジフルオロ−3−(2,
2.2−)リブロモエチル)シクロプロパンカルボキシ
レート3’ −(4−7”ロモフェノキシ)−α′ーエ
チニルベンジル 2−クロロ−2−トリフルオロメチル
−3−( 2,2.2−トリクロロエチル)シクロプロ
パンカルボキンレート          ・20 1
.57863’−(4.−メトキシフェノキシ)−7−
シアノベンジル 2,2−ジクロロ−8−(1.2−ジ
ブロモ−2,2−ジクロロエチル)シクロプロパンカル
ボキシルート3’−(4−フルオロフェノキシ)−7−
シアノベンジル 2−10ロー2 − トIJ フルオ
ロメチル−8−( 1.2−ジブロモ−2.2ージクロ
ロエチル)シクロ8’−(8−トリフルオロメチルフェ
ノキシ)−5’−メチル−α′ーエチニルベンジル 2
−フルオロ−2−フルオロジクロロメチル−3−(1−
プロモー2,2−ジフルオロエチル ート                n20 1.5
7703’−7エノキシーび一メチルベンジル 2−ク
ロロ−2−プロモー8−(1.2−ジクロロ−2,2−
ジトリフルオロメチルエチル)シクロプロパンカルボキ
シレート            ・201.5809
8’−(4−フロホキシフエノキシ)ベンジル 2−ク
ロロ−2−トリクロロメチル−8−(1−フルオロイソ
ブチル)シクロプロパンカルボキシレートn201.5
71J6 3′−フェノキシベンジル 2.2−ジブロモ−8−(
2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート               ・201.576
53’ −(4−ブロモフェノキシ)−α−シアノベン
ジル 2−ブロモ−2−トリフルオロメチル−8−(2
,2−ジクロロビニル)シクロプロバンカーレボ今シ2
3− 8’−(4−1−リフルオロメチルフェノキシ)  6
1′−エチニルベンジル 2−10ロー2−ゾロモー3
−(2,2−ジブロモビニル)シクロプロパンカルボギ
シレ−1・   、          n”01.5
812ベンジル 2−フルオロ−2−トリフルオロメチ
ル8  (2,2−シトリフルオロメチルビニルロプロ
パンカルボキシレート   n”0 1.56148’
−(3−メチルフェノキシ)ニア−メチルベンジル 2
−クロロ−2−メチル−3−(2−メチル−2−クロロ
ジフルオロメチルビニル)シクロプロバンカ、、ボキシ
L/−ト       n20 1.5650;3′ー
7エノギシーα′ーシアノベンジル 2−クロロ−2−
フルオロ−8−(1.2−ジブロモ−2,2−ジクロロ
エチル)シクロプロパンカルボキシレート3′−フェノ
キシ−7−シアノベンジル 2−フルオロ−2−メチル
−8−( 2,2.2 − トリクロロエチル)シクロ
プロパンカルボキシレート 3′−フェノキシ−α−シアノベンジル 2−フルオロ
−2−メチル−8−(2.2−ジブロモビニル)シ本発
明の化合物は新規化合物であり、常温で固体または液体
であって有機溶剤一般に易溶である、従って散布用殺虫
剤としては乳剤、油剤、粉剤、水和剤、エアゾール剤な
どとして用いることができる。本発明の殺虫剤、殺ダニ
剤の用途としてハエ、蚊、ゴキブリ等の衛生害虫をはじ
め、有機リン剤、カーバメート剤抵抗性ンマグロヨコバ
イ、クンカ類、ニカメイチュウ、カメムシ類、ヨトウガ
、コナガ、タパコガ、マメゾクムシ、ヤガ、モンシロチ
ョウ、クリケムシ、ハマキ、アブラムシ、カイガラムシ
等の農業害虫、コクゾウ等の貯穀害虫、ダニ類等の防除
に有用である。本発明組成物は低魚毒性であり、しかも
安価で殺虫スペクトルも広いことから従来の有機リン剤
、有機塩素系殺虫剤に替わる農園芸用殺虫、殺ダニ剤と
して特に水11をけじめとする水系生息害虫の駆除に幅
広い活用が期待できる。
また本発明の化合物にN−オクチルビシクロへブテンジ
カルボキシイミド(商品名 MOK−264)、N−オ
クチルビシクロへブテンジカルボキシイミドとアリール
スルホン酸塩との混合物(商品名MC;に−5026)
、サイネピリン500、オクタクロロジブuピルエーテ
ル、ピベロニルプトキサイドなどの共力剤を加えるとそ
の殺虫、殺ダニ効果を一層高めることができる。なお必
要があれば本発明化合物にBHTやDBHQ等の安定剤
、酸化防止剤を加えることによって安定性を−層高める
ことができる。また本発明の化合物に他の殺虫剤、例え
ばフェニトロチオン、D I) V P、  ダイアジ
ノン、プロパホス、ピリダフェンチオン等の有011J
ン剤、NAC,MTMC。
BPMCSPHCなどのカーバメート斉Lピレトリン、
アレスリン、フェノトリン、7ラメトリン、フェノトリ
ン、ペルメトリン、サイペルメトリン、デカメトリン、
7エンバレレート、フェンプロパネートなどの従来のピ
レスロイド系殺虫剤、カルタップ、クロルツェナミジン
、メンミルなどの殺虫剤あるいけ殺ダニ剤、殺菌剤、殺
線虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥料その他の農薬を
混合することによって効果のすぐれた多目的H1成物が
得られ、労力の省力化、薬剤間の相乗効果も充分期待し
えるものである。
次に代表例について合成実施例を示すが他の本発明化合
物も同様の傾向を示し合成法(A)、(B)、TC)、
fD)、(E)、fF)いずれの方法によっても収率よ
く得ることができた。
合成実施例I A)  アルコールとカルボン酸ハライドとの反応によ
る方法 2.2−ジクロロ−8−(2−クロロ−2−トリ7ルオ
ロメチルヒ クロライド6、3gを乾燥ベンゼン15meに溶解シ、
これに3−7エノギシーα−シアノベンジルアルコール
4[gを乾燥ベンゼン20meに溶解したものを加え、
さらに縮合助剤として乾燥ピリジン8meを加えるとピ
リジン塩酸塩が析出する。密栓して室温で一夜放置後ピ
リジン塩酸塩の結晶を戸別した後ベンゼン溶液をほう硝
で乾燥しベンゼンを減圧下ニ留去して3′−フェノキシ
−α−シアノベンジル 2,2−ジクロロ−3−(2−
クロロ−3−トリフルオロメチルビニル キシレート9.2gを得だ。
合成実施例2。
B)アルコールとカルボン酸との反応による方法 2−フルオロ−2−ブロモメチル−3 − ( 2,2
.2 −トリフルオロエチル)シクロプロパンカルボン
酸5、7gと3−(3−トリフルオロメチルフェノキシ
)−α/ 、 5/−ジメチルベンジルアルコール6、
0g  とを50meの乾燥ベンゼンに繻解し、6.2
gのジシクロへキシルカルボジイミドを添加して一晩密
栓放置した。翌日、4時間加熱還流して反応を完結させ
、冷却後析出したジシクロヘキシル尿素を戸別した。ろ
液を濃縮して得られた油状物質を100gのシリカゲル
カラムを流下させて8’−1−トリフルオロメチルフェ
ノキシ)−α’,5’ージlfルベンジル 2−フルオ
ロ−2−ブロモメチル−3−( 2,2.2−)リフル
オロエチル)シクロプロパンカルボキシレート9.4g
lJ7’c。
合成実施例3。
C)  アルコールのハライドとアルカリ金属カルボン
酸塩との反応による方法 2−クロロ−2−トリフルオロメチル−8−(2−オキ
ソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプロパンカル
ボン酸のナトリウム塩6.6gと3−フェノキシ−α−
エチニルベンジルクロライF5.1gをベンゼン50m
eに懸濁させ、還流下に3時間窒素気流中で反応させた
後、反応液を冷却し、析出する食塩をろ別した後、食塩
水で充分洗浄後ぼう硝で乾燥しベンゼンを減圧下に留去
しテ8′ーフェノキシーUーエチニルベンジル 2−ク
ロロ−2−トリフルオロメチル−3−(2−オキソチオ
ラン−3−イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシ
レート8.2gを得た。
合成実施例束 D)  フルコールとカルボン酸の低級アルキルエステ
ルとのエステル交換反応による方法 2−ブロモ−2−メチル−8−プロホキシイミノメチル
シクロプロバンカルポン酸のメチルエステル5、7gと
3−(4−メトキシフェノキシ)−α−エチニルベンジ
ルアルコール5.2gを150°Cに加熱する。I7I
i1度が150°Cに達した時にナトリウム0.25g
を加えメタノールの留去を開始する。メタノールの留去
が停止しだらさらにナトリウム0.25gを加え、理論
和のメタノールを得るまで温度を1508C前後に保ち
前記操作を繰返し行なう。ついで混合物を冷却しエーテ
ルに溶解しエーテル溶液を希塩酸、重曽水、食塩水で洗
浄後はう硝で乾燥し、エーテルを1圧下に留去して3’
−(4−メトキシフェノキシ)−α′−エチニルベンシ
ル −メチル−8−プロホキシイミノメチルシクロプロパン
力ルポキシレート8.7gを得り。
合成実施例5。
E)  アルコールとカルボン酸無水物との反応による
方法 2−クロロ−2−トリフルオロメチル−8−(1−クロ
ロ−2.2−ジブロモエチル)シクロプロパンカルボン
酸無水物16.0gと8−(4−フルオロフェノキシ)
−α−シアノベンジルアルコール4.9gとを50me
の乾燥ピリジンに溶解し室温で一晩かく拌した。翌日、
反応液を100gの氷水に注加してエーテル2′0−を
用いて3回抽出した。エーテル層を併せ、5%水酸化ナ
トリウム水溶液2’ O meを用いて2回抽出して副
生じたカルボン酸を除去した。エーテル層はさらに希塩
酸、重蕗水、食塩水で洗浄後、ぼり硝で乾燥し減圧下に
エーテルを除去して粗エステルを得、これを活性アルミ
ナ20gのカラムを流下させて8’−(4−フルオロフ
ェノキシ)−α’−E/7ノベンジル 2−クロロ−2
 − ) IJフルオロメチル−3−(1−クロロ−2
.2−シフ’ロモエチル)シクロプロパンカルボキシレ
ート10.6gを得た。
合成実施例6。
F)アルコールのハライドと有機第3級塩基のカルボン
酸塩との反応による方法 2、2−ジブロモ−8−(2.2−ジクロロビニル)シ
クロプロパンカルボン酸6.9gをアセトン50m/に
濱解し、これに3−フェノキシベンジルブロマイド5.
3gを加える。かく押下にトリエチルアミン4m/を加
え60〜80°Cで3時間反応させたのち、エーテルで
溶解し、エーテル溶液を希塩酸、重曽水、食塩水で充分
洗浄後はう硝で乾燥しエーテルを減圧下にl¥l去して
3’  フェノキシベンジル 2,2−ジブロモ−8−
(2.2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシ
レート9、2gを得た。
次に本発明によって提供される組成物がすぐれたもので
あることをより明らかにするため効果の試験成績を示す
試験例1.散布による殺虫試験 本発明化合物の0.2%白灯溶液(A)、0.2%とサ
イネピリン5000.8%の白灯溶液CB)、0.1%
と7タールスリン0.1%の白灯溶液およびアレスリン
、フタールスリンの夫々0.2%の白灯溶液につきイエ
バエの落下仰転率を求め供試薬剤の相対有効度を算出し
、更に24時間後の致死率を求めたところ次の如くであ
る。
0内は24時間後の致死率を示す。
以上の結果から油剤のイエバエに対するノツクダクン効
果は従来のピレスロイドであるフタールスリンに較べて
匹敵するかそれ以上で1N開昭58−79913:](
10)あり、致死効力はアレスリン、7タールスリンに
較べて非常にすぐれていることがIvJらかとなった。
試詐例2゜ 試験方法 (D魚毒性試験−金魚を対象さして農薬の魚類に対する
毒性試験法に準じて行なった。。
■殺虫試験−各化合物のア七トン溶液を蒸留水で所定濃
度に希釈してビーカーに入れ、アカイエカの幼虫を20
匹放つ。
24時間後の死虫率より50%致死濃度(LC5o p
pm)を求めた。
試験結果 各化合物の魚毒性およびアカイエカ幼虫に対する効力を
次表に示した。
※A 特開昭 49−47581記載の化合物以上の結
果から本発明の有効成分として使用する化合物はいずれ
も魚毒性は1.8ppm以上で、アカイエカ幼虫に対す
るLC5oは0.O1〜0.O4ppmであり、この同
は30〜400倍の濃度差が認められた。一方Aの化合
物の魚毒性はα122m以下であり、アカイエカ幼虫の
LC5oとの間にはほとんど差が認められなかった。従
って本発明はアカイエカ幼虫防除に使用する時、その水
系に棲む魚類への安全性が非常に高いといえる。
次に製剤化の実施例を示すが、製剤化にあたっては一般
農薬に準じて何らの特別な条件を必要とせず、当業技術
者の熟知する方法によって調製しえる。
参考例1゜ 末完り]化合物(1) 0.2部に白灯油を加えて全体
を100部として0.2%油剤を得る。
参考例2゜ 本発明化合物(4)0.2部とピペロニルプトキサイド
0.8部に白灯油を加えて全体を100部参考例3゜ 本発明化合物(9120部にツルボール5M−200(
東邦化学登録商標名)10部、キジロール70部を加え
て攪拌混合溶解して20%乳剤を得る。
参考倒毛 不発り1化合物(+7) 0.4.部、レスメトリン0
.1部、オクタクロロジプロピルエーテル1.581精
製灯油28部に溶解しエアゾール病型に充填し、パルプ
部分を収り付けだ後、該パルプ部分を通じて噴射剤(石
油液化ガス)70部を加圧充填してエアゾールを得る。
参考例5゜ 本発明化合物121A 0.3部とクレー99.7部を
よく粉砕混合して0.3%粉剤を得る。
参考例6゜ 本発明化合物(3(2)40部、珪藻土35部、クレー
20部、ラクリルスルホン酸塩3部、カルボキシメチル
セルローズ2部を粉砕混合して水和剤を得る。
試験例3゜ 参考例3の如く調製した化合物例(1)、(4)、(7
)、(9)、(鳳(1′71、蛎J姐@瓢G次鈴8)、
←l)および(4ηを有効成分とする乳剤を水で200
 ppff+に希釈し、1万分の1アールのフグネルポ
ット植えイネに1ポツト20献を散布した。風乾後、金
網でポットをおおい、ツマメロヨコ3410匹を金網内
に放ち、24時間後の致死率を調査した。いずれの薬剤
も100%の死去率を得た。
試験倒毛 播種5日後の鉢植えツルナシインゲン4葉に1葉あた9
10頭のニセナミハダニを寄生させ27°C恒温室で保
管する。6日後参考例8で得られた化合物例(2)、(
5)、(9)、(11)、(16)、(+8)、(2壜
、(社)、(31)、(341,+3η、(4L (4
荀および顛を有効成分とする乳剤を水で500ppmに
希釈した薬液をターンテーブル上で1鉢あたり各]Om
/li布シタ。
10日後植物上のニセナミハダニの調査ではいずれにお
いても寄生数は10頭以下でハダニによる被害Fi認め
られなかった。
試験例5゜ 参考例6で得られた化合物例(3)、(6)、(8)、
(1:l!、Q;+)、シl)、シ(へ)、(30)、
(33)、(3(2)、(39)、(42、(45)お
よび(州を有効成分とする水相剤を水で400 ppm
に希釈し、1万分の1アールワグネルポット植えキャベ
ツに1ポツトあたり20vre散布した。風乾後葉をシ
ャーレに入れ、ヨトウムシの健全幼虫610匹を放ち、
24時間後の死去率を調査した。いずれの薬剤も100
%の死去率を得だ。
試験例6゜ 参考例5で得た化合物例(1)、(5)、(10)、(
14)、(1東(%)、咋、しη、G痢、(431およ
び0(2)を有効成分とする粉剤0.2gをペルジャー
散粉機(50cmHg、 1分間接触)で稲幼苗に放っ
たヒメトビウンカに散布し、24時間後の死去率を調査
した。いずれの薬剤も100%の死去率を得た。
特許出願人  117fl−(]  純 部’l’、、
 + 1手続補正書(方式) 特許庁長官  島 田春樹殿 1、事件の表示 昭和56年特許#J@第178587−=;。
3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 411代理人 5、補正命令の日付 昭和57年 2月 4日(発送日 昭和57年2月23
0)6、補正の対象 り」 細 書 冷・久 7補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし) 76−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中、市は弐曲、睡、(IV’)、mで表わされる基
    を示す。 )C’JC−CI”11 −−  (IV’)  kl
    z O’−N”’CH−−(V)ここにR−、Fbは同
    −又は相異なってメチル基、又ルは炭素数が1〜8のア
    ルキル基であり、Xはハロゲン原子を、Yは水素厘子又
    V1ハロゲン原子を示す。 山はハロゲン原子を表わし、R+はハロゲン原子、メチ
    ル基又はハロメチル基を表わす。 又、ルは水素原子、シアノ基、メチル基又vJ。 エチニル基であり、R+、R/は水素原子、ハロゲン原
    子、メチル基、トリフルオロメチル基又は低級アルコキ
    シル基を表わす。)で示されるシクロプロパンカルボン
    酸エステル訪尋体を含有することを特徴とする低魚毒性
    殺虫、殺ダニ剤。 (式中、んは式(ロ)、(IIDl(5)、(V)で表
    わされる基を示す。 Xsc −C)(2−−−−(IV)  Vg−0−N
    ”’CH−−−−−ff)ここにRa 、 RIは同−
    又は相異なってメチル基、でもよい。 又、ルは炭素数が1〜3のアルキル基であり、Xはハロ
    ゲン原子を、Yけ水素原子又はハロゲン原子を示す。 市はハロゲン原子を表わし、山はハロゲン原子、メチル
    基又はハロメチル基を表わす。)で表わされるシクロプ
    ロパンカルボン酸又はその反応性誘導体と一般式 (式中、ルは水素原子、シアノ基、メチル基又はエチニ
    ル基であり、l’h、R/は水素原子、)\ロゲン原子
    、メチル基、トリフルオロメチル基又は低級アルコキシ
    ル基を表わす。)で示されるアルコール又はその反応性
    誘導体とを反応させることを特徴とする一般式 (ここに、R1,RI、RI、R1,RI、R1/は前
    述と同じ意味を表わす。)で示されるシクロプロパンカ
    ルボン酸エステル、11体を含有する低魚毒性殺虫、殺
    ダニ剤の製造法1) (3)補助剤としてピレスロイド用共力剤を含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の低魚毒
    性殺虫、殺ダニ剤。
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