JPS58194972A - 液晶組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表示素子用液晶組成物に関し、特に応答速度が
早く、表示可能温度領域の広い液晶表示素子に適した液
晶組成物に関する。

最近、液晶表示装置は時計、電卓以外に計測器にも使用
されるようにりつて来た。計測器は屋内ばかりではなく
屋外にも設置されるので、表示可能温度範囲も広いでと
が必要であり更に１・、、ｌ 高速応答性も要求される１″・。従ってこの目的に・使
′：Ｉ 用される液晶の粘度は極めて低いことが必要とされる。

現在名に知られている液晶のうち、粘度が極めて低い液
晶化合物を第−表にその特性値と共に示す。

第−表 （上表で几、Ｗはいずれも炭素数１〜１０のアルキル基
を示す） 第−表から判るように、これらの液晶は、粘度は極めて
低いが一方、ネマテツクーアイントロビック転移温度（
Ｎ−Ｉ点）が低く、使用可能１ 温度範囲が極結て狭いという欠点を有する。使用可能温
度範□・―を広げ、岡かつ高速応答性を保；：・）） 持するためには、高いＮ−Ｉ点を持っていて、しかも粘
度が低い液晶化合物を、第−表の液晶化合物と組み合せ
ることが必要になる。

出願している（特願昭５６−４９６８９号）一般式 （上式に於てＲは炭素数１〜１０のアルキル基を示し、
Ｒ′は炭素数１〜１０のアルキル基又はアルコキシ基を
示す） で表わされる化合物がある。（夏）式で表わされる化合
物はＮ−Ｉ点が１５０℃以上あり、２０℃に於ける粘度
（η！Ｏ℃）も２０　ｃｐ　（外挿値）と極めて低く、
組成物の粘度を高くすることなしに液晶温度範囲を広く
することが出来る。又、可視領域に実質上吸収を持たな
いので、組成物を着色することもない。耐水性、耐候性
にも優れている。

第二表に好ましい液晶温度範囲を有する（菖）式の化合
物のいくつかとその特性値を示す。

第二表 （Ｃ：固相、８：スメクチック相、Ｎ：ネマチック相、
ｌ：透明相） 液晶を実際に表示装置に使用する場合には以上の２成分
だけでは誘電異方性が充分大きくないので更に誘電異方
性値の絶体値の大きな液晶化合物を加える必要がある。

この場合、使用する表示方式によって誘電異方性は正の
ものが、負のものかいずれかを撰択呈て使用する。この
様な化合物として減圧の誘電異方性をもつものとしては
一般式 （Ｒは炭素数１−１０のアルキル基を示す）の化合物が
最も代表的で好ましいものであり、又負の誘電異方性を
持つものとしては一般式（Ｒ，Ｒ’は炭素数１〜ｌＯの
アルキル基を示す） の化合物が最も好ましい。

本発明は以上の３ろの成分を必須成分とする液晶組成物
である。この３成分、即ち第−表の化合物（これを（ａ
ｌ成分とする）、（１）式の化合物（これを（ｂｌ成分
とする）及び誘電異方性の大きい液晶化合物（これを（
ｅ）成をとする）を組み合せることによってＮ−Ｉ点が
７５℃以上で、２０℃に於ける粘度が２５ｃｐ以下、で
ある優れた表示素子液晶組成物を容易に得ることができ
る。

ｔａ）、ｔｂ）、（Ｃ）の各成分の最終組成物に於ける
割合は、（ａ）成分が２０〜５０−（重量、以下同じ）
、好ましくは３０〜４０　％　、（ｂ）成分力Ｓ２５〜
５〇−１好ましくは３５〜４５　％　、ｌｃ）成分力１
１５〜４０チ、好ましくは２０〜３０−の範囲で表示装
置のタイプ、その他の要因を考慮して決定すればよい。

以下に本発明の組成物の特：二好まし％ｚ具体例を実施
例として示す。

実施例Ｉ Ｌｍ）成分の化合物として Ｃ，Ｈ，？Ｃ，Ｈｇ　　　　ｌ　８　ｆｂ（ｂｌ成分の
化合物として 」゛ Ｃ５Ｈｔ　４Ｃ鵞Ｈｉ　　１８　％ （Ｃ）成分の誘電率の異方性が正で大き〜為液晶化合物
として Ｃ，Ｈ，％Ｎ　　　　２０ｎ Ｃ５Ｈｔｔ　＋Ｎ　　　　　８襲 の計６成分からなる液晶組成物を調製し、その液晶温度
範囲を測定したところ一５℃〜８９℃であり、２０℃で
の粘度は１フｃｐであった。

３２　Ｈｚ　５　Ｖの電圧印加時の応答速度は、０℃で
立ち上がり時間８Ｑｍａ、立ち下がり時間８Ｑｍｓと極
めて早く、計測器用として好適な特性を示した。

実施例２ （ａｌ成分の化合物として ＣｓＨ１ｍ８ｏ貼〇−１５チ （ｂｌ成分の化合物として ＣｓＨフーく工（〉−（３←〕Σ−く＝＝〉−・Ｃｕ、
　　　　　　　　　１　ｏ　　ｓＣｍＨ７４ｓＨｉ　　
　５　％ （Ｃ）成分の誘電率異方性が正で大きい液晶化合物とし
て Ｃ，Ｈ，％Ｎ　　　　２０ｎ の計７成分からなる液晶組成物を調製し、その液晶温度
範囲を測定したところ一３０℃以下〜７８℃であり、２
０℃での粘度は１９Ｃｐであった。３２Ｈｚ５Ｖの電圧
印加時の応答速度は、０℃で立ち上がり時間６０ｍ１ｓ
立ち下がり時間ｌｏｏｍｍと極めて早く計測器用として
好適な特性を示した。

実施例３ （暑）成分の化合物として ｃ、ｎ、％Ｏｏ舎ｍ）Ｉ、　　１５　％Ｃ，Ｈ４ＣＯＯ
＋４Ｈ，ｌ　５チ （ｂｌ成分の化合物として Ｃ５Ｈｓｔ％Ｈｓ　　１０Ｉｓ Ｃ’、）Ｉ、　％ｓＨｙ　　２０　ｆｌｂｃ、ｎ、　＄
Ｃ！Ｈｌ　　１０　ｓ （ｅ＋酸成分誘電率異方性が正で大きい液晶化合物とし
て Ｃ５Ｈｙ　（沖３郷　　　２０％ の７成分からなる液晶組成物を調製し、その液晶温度範
囲を測定したところ一１５℃〜８０℃であり２０℃での
粘度は２１　ｃｐであった。３２Ｈ“２．５ｖの電圧印
加時、め応答速度は、０℃で立ち上がり時間°°・・７
．ｊｊＦち下がり時間゛′０・・と充分早く、計測器用
として好適な特性を示した。

（ａｌ成分の化合物として Ｃ５Ｈｙ＋＊Ｈｉ　　　ｌ　８　＊ ＣｓＨ，埒戸ｏｏ歩、ａ、　　２０　％（ｂ）成分の化
合物として Ｃ５Ｈｔ＋Ｈｍ　　ｌ　Ｏ％ Ｃ５Ｈｙ％西７５Ａ ０３Ｈ７やへ修（Ｘ）−ＣｓＨｒ　　２５チ（Ｃ）成分
の誘電率異方性が負で大きい液晶化合物として ｃ４Ｈ，舎ｏ＋ｃ、Ｉ（、７５ Ｃ８８７（戸（６）Ｏを、Ｈ５７襲 、Ｆｌｌｌ の９成分からなる液晶組成物を調製し、その液晶温度範
囲を測定したところ一２０℃〜８８℃であり、２０℃で
の粘度は２１ｃｐであった。この液晶組成物にアゾ系色
素を１−添加し、垂直配向処理を施したセルに注入し、
３２Ｈｚ、８Ｖの電圧を印加した。０℃での応答速度は
、立ち上がり時間が３５０　ｍｓ　、立ち下がり時間が
４５０　ｍｌであり、計測器用として好適な特性を示し
た。

以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記（１）、（り）　、（Ｃ）の３成分を必須成
   分とする液晶組成物。 （ａｔ酸成分一般式 （Ｒ，Ｒ’は炭素数１〜１０のアルキル基を示す） 又は一般式 （Ｒ，Ｒ／は前記と同じ） 又は一般式 （Ｒにには前記と同じ） で表わされる化合物の少くともいずれか１種又はその混
   合物であり、 （ｂ）成分は一般式 （Ｒは炭素数１−１０のアルキル基を示し、Ｗは炭素数
   １〜１０のアルコキシ基を示す） で表わされる化合物の少く−とも１種又はその混合物で
   あり、 （Ｃ）成分は誘電異方性の絶体値が６以上の液晶化合物
   又は混合物。
2. （２）　（ｃ）成分が一般式 （Ｒは炭素数１〜１０のアルキル基を示す）である特許
   請求の範囲第（１）項記載の液晶組成物。 １３）（ｃ）成分が一般式 （Ｒ，Ｒ’は炭素数１〜１０のアルキル基を示す） である特許請求の範囲第（１）項記載の液晶組成物。 （４１（ｍｌ成分が２０〜５０％、（ｂ）成分が２５〜
   ５０％　、　Ｔｅｌ成分が１５〜４０９ｇであるところ
   の特許請求の範囲！Ｊ　（１１項又は第（２）項又は第
   （３）項記載の液晶組成物。