JPS58180557A - フルオラン誘導体 - Google Patents
フルオラン誘導体Info
- Publication number
- JPS58180557A JPS58180557A JP6507682A JP6507682A JPS58180557A JP S58180557 A JPS58180557 A JP S58180557A JP 6507682 A JP6507682 A JP 6507682A JP 6507682 A JP6507682 A JP 6507682A JP S58180557 A JPS58180557 A JP S58180557A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- sensitive recording
- recording paper
- heat
- crystals
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、式(I)
で表わされる新規フルオラン誘導体及びこれを感熱発色
成分として用いる感熱記録材料に関するものである。
成分として用いる感熱記録材料に関するものである。
一般に、フルオラン誘導体は、感熱記録材料における発
色成分として用゛いられており、その他感圧記録紙、通
電記録紙などの記録紙における発色性色素としても利用
されている。このようなフルオラン系色素の中、例えば
、赤色発色用としては、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−クロロフルオラン(mp=235 C)など広
く利用されてきた。
色成分として用゛いられており、その他感圧記録紙、通
電記録紙などの記録紙における発色性色素としても利用
されている。このようなフルオラン系色素の中、例えば
、赤色発色用としては、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−クロロフルオラン(mp=235 C)など広
く利用されてきた。
しかしながら、このようなフルオラン誘導体は、その融
点が200C以上と高いために、感熱記録7−トとした
場合に、熱感度の良好なものを得ることは困難であった
。殊に、前記した従来一般に適用されている赤色発色用
のフルオラン誘導体を用いた感熱記録シートは安定性が
悪く、長時間の光照射により地肌部が赤く着色して地肌
カブリを生じたり、赤色画像が退色してしまうなどの欠
点を有している。
点が200C以上と高いために、感熱記録7−トとした
場合に、熱感度の良好なものを得ることは困難であった
。殊に、前記した従来一般に適用されている赤色発色用
のフルオラン誘導体を用いた感熱記録シートは安定性が
悪く、長時間の光照射により地肌部が赤く着色して地肌
カブリを生じたり、赤色画像が退色してしまうなどの欠
点を有している。
本発明による前記式(I)で表わされるフルオラン誘導
体は、それ自体は殆んど無色の物質であるが、ビスフU
−ルAなどの電子受容性物質と緊密に接触させることに
より赤色に発色する性質を有し、しかもその融点は18
5〜186.5 Cであり、熱感度においてもすぐれて
いる。さらに、このフルオラン誘導体を用いて形成した
感熱記録シートは、安定性がよく、保存中に着色を生ず
ることがない一ト発色画像が退色したり、地肌部に著し
いカブリが生じるようなことはない。
体は、それ自体は殆んど無色の物質であるが、ビスフU
−ルAなどの電子受容性物質と緊密に接触させることに
より赤色に発色する性質を有し、しかもその融点は18
5〜186.5 Cであり、熱感度においてもすぐれて
いる。さらに、このフルオラン誘導体を用いて形成した
感熱記録シートは、安定性がよく、保存中に着色を生ず
ることがない一ト発色画像が退色したり、地肌部に著し
いカブリが生じるようなことはない。
本発明のフルオラン誘導体を合成するには、下記反応式
で示すように、式(1)の5−メチル−4−N−エチル
アミノ−2−ヒドロキシ−2′−カルボキシベンゾフェ
ノンと式(1111の4−メトキ/−2’−クロロ7フ
ーエニルアミンとを、硫酸、ポIJ IJン酸などの脱
水縮合剤を用いて一10C〜100Cの温度で数時間〜
数十時間反応させる。次いで、反応物を氷水中に注加し
、析出物を濾過し、この結晶を1〜20チの苛性ソーダ
水溶液中に分散し、0〜100Cで数時間攪拌する。次
いで結晶を濾過シ、乾燥後トルエン、ベンセン、インプ
ロピルアルコールなどの有機溶剤で再結晶することによ
り式(11で示されるフルオラン誘導体を得ることがで
きる。
で示すように、式(1)の5−メチル−4−N−エチル
アミノ−2−ヒドロキシ−2′−カルボキシベンゾフェ
ノンと式(1111の4−メトキ/−2’−クロロ7フ
ーエニルアミンとを、硫酸、ポIJ IJン酸などの脱
水縮合剤を用いて一10C〜100Cの温度で数時間〜
数十時間反応させる。次いで、反応物を氷水中に注加し
、析出物を濾過し、この結晶を1〜20チの苛性ソーダ
水溶液中に分散し、0〜100Cで数時間攪拌する。次
いで結晶を濾過シ、乾燥後トルエン、ベンセン、インプ
ロピルアルコールなどの有機溶剤で再結晶することによ
り式(11で示されるフルオラン誘導体を得ることがで
きる。
本発明のフルオラン誘導体を用いた感熱記録ノートは、
従来公知の方法に従って製造することができる。即ち本
発明によるフルオラン誘導体とフェノール性化合物やそ
の他の電子受容性物質とを・・インダーを用いて紙、プ
ラスチックフィルム、布などの支持体に対して一層又は
多層状に塗布乾燥して支持させればよい。さらに塗布層
中には、増白効果や筆記性を向上させるためにCaC0
a 。
従来公知の方法に従って製造することができる。即ち本
発明によるフルオラン誘導体とフェノール性化合物やそ
の他の電子受容性物質とを・・インダーを用いて紙、プ
ラスチックフィルム、布などの支持体に対して一層又は
多層状に塗布乾燥して支持させればよい。さらに塗布層
中には、増白効果や筆記性を向上させるためにCaC0
a 。
TiO2、ZnO、タルク、クレイ、カオリン等の無機
填料及びその他の有機填料さらにこの種感熱記録シート
に慣用されている任意の補助添加成分を加えることかで
きる。
填料及びその他の有機填料さらにこの種感熱記録シート
に慣用されている任意の補助添加成分を加えることかで
きる。
次に本発明を合成例又は実施例によりさらに詳細に説明
する。
する。
合成例1
(2−メチル−3−N−エチルアミノ−7−〇−クロロ
アニリノフルオランの合成) 5−メチル−1l−N−エチルアミノ−2−ヒドロキノ
−2′−カルボキシベンゾフエノン7、18 Pと4−
メトキシ−2′−クロロジフェニルアミン4671を9
5%硫酸5Q+++ff中に溶解し、室温で約50時間
攪拌する。反応終了後反応液を氷水500m1中に注加
し、析出物を濾過する。次いでこの結晶を5%苛性ソー
ダ水溶液中に乾燥後トルエンで再結晶を行ない、殆んど
白色の結晶491を得た。mp 185〜186.5
U元素分析結果帳) 水素 炭素 窒素 計算値 4.81 72,11 5.80実測値 4.
77 72,18 5.76本合成例で得られた化合物
とビスフェノールAとの発色色相は濃赤色で、シリカゲ
ル上でも赤色を示す。
アニリノフルオランの合成) 5−メチル−1l−N−エチルアミノ−2−ヒドロキノ
−2′−カルボキシベンゾフエノン7、18 Pと4−
メトキシ−2′−クロロジフェニルアミン4671を9
5%硫酸5Q+++ff中に溶解し、室温で約50時間
攪拌する。反応終了後反応液を氷水500m1中に注加
し、析出物を濾過する。次いでこの結晶を5%苛性ソー
ダ水溶液中に乾燥後トルエンで再結晶を行ない、殆んど
白色の結晶491を得た。mp 185〜186.5
U元素分析結果帳) 水素 炭素 窒素 計算値 4.81 72,11 5.80実測値 4.
77 72,18 5.76本合成例で得られた化合物
とビスフェノールAとの発色色相は濃赤色で、シリカゲ
ル上でも赤色を示す。
実施例I
A液:
水 1
51B液: 水 1
5グ各液を磁性ボールミル中で2日間分散した後、A液
及びB液を1:3(重量比)の割合で混合し、これに酸
化殿粉の20係水溶液を乾燥重量比が下記のように添加
混合して感熱層用塗布液とする。
51B液: 水 1
5グ各液を磁性ボールミル中で2日間分散した後、A液
及びB液を1:3(重量比)の割合で混合し、これに酸
化殿粉の20係水溶液を乾燥重量比が下記のように添加
混合して感熱層用塗布液とする。
素 材 乾燥重量比2−メチ
ル−3−N−エチルアミノ− 7−0−クロロアニリノフルオラン 1酸化殿粉
16次に、この塗布液を基
準秤量52 ?/nXの上質紙の片面に乾燥付着量4
El/m’になるようワイヤー・・−で塗布し、感熱記
録紙サンプルAを得た。
ル−3−N−エチルアミノ− 7−0−クロロアニリノフルオラン 1酸化殿粉
16次に、この塗布液を基
準秤量52 ?/nXの上質紙の片面に乾燥付着量4
El/m’になるようワイヤー・・−で塗布し、感熱記
録紙サンプルAを得た。
比較例1
A液における2−メチル−3−エチルアミノ−7−0−
クロロアニリノフルオランの代りに3−ジエチルアミン
−6−メチル−7−クロロフルオランを用いた以外は同
様にして感熱記録紙サンプルBを得た。
クロロアニリノフルオランの代りに3−ジエチルアミン
−6−メチル−7−クロロフルオランを用いた以外は同
様にして感熱記録紙サンプルBを得た。
前記のようにして得たそれぞれの感熱記録紙をファクシ
ミリ装置(RIFA、X−303)で印字(印字電圧1
3.08V)したところ本発明によるサンプルAは濃い
赤色を示し、またその画像濃度は093を示したのに対
し、比較のためのサンプルBは赤色を示し、またその画
像濃度は0.89を示した。
ミリ装置(RIFA、X−303)で印字(印字電圧1
3.08V)したところ本発明によるサンプルAは濃い
赤色を示し、またその画像濃度は093を示したのに対
し、比較のためのサンプルBは赤色を示し、またその画
像濃度は0.89を示した。
さらに、実施例1と比較例1で得られた両方の感熱記録
紙を40C1湿度95%RHで24時間放置した際の地
肌の変色濃度をみた。濃度はマクベス濃度計で黄色フィ
ルターを使って測定した。
紙を40C1湿度95%RHで24時間放置した際の地
肌の変色濃度をみた。濃度はマクベス濃度計で黄色フィ
ルターを使って測定した。
実施例1の感熱記録紙の地肌部濃度は、OO8であった
が、比較例1では0.12と地肌の着色が大きかった。
が、比較例1では0.12と地肌の着色が大きかった。
本発明新規フルオラン誘導体は熱感度、画像濃度に著し
く優れ、さらに地肌カブリが少なく保存性もよい感熱記
録シートを提供した。
く優れ、さらに地肌カブリが少なく保存性もよい感熱記
録シートを提供した。
代理人 弁理士池浦敏明
Claims (2)
- (1)式 で表わされるフルオラン誘導体。
- (2)式 で表わされるフルオラン誘導体を感熱発色成分として用
いることを特徴とする感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6507682A JPS58180557A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | フルオラン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6507682A JPS58180557A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | フルオラン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58180557A true JPS58180557A (ja) | 1983-10-22 |
Family
ID=13276494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6507682A Pending JPS58180557A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | フルオラン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58180557A (ja) |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP6507682A patent/JPS58180557A/ja active Pending
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