JPH1168864A - 二重平衡変調器及び四相移相変調器並びにデジタル通信機 - Google Patents
二重平衡変調器及び四相移相変調器並びにデジタル通信機Info
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- JPH1168864A JPH1168864A JP9222694A JP22269497A JPH1168864A JP H1168864 A JPH1168864 A JP H1168864A JP 9222694 A JP9222694 A JP 9222694A JP 22269497 A JP22269497 A JP 22269497A JP H1168864 A JPH1168864 A JP H1168864A
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Abstract
アス電圧の差が生じないようにし、搬送波が漏洩しない
二重平衡変調器を実現する。 【解決手段】 入力端子対2、3と、この入力端子対
2、3に入力された平衡信号を増幅する一対の前置増幅
器4と、平衡搬送波信号が入力されるとともに一対の前
置増幅器4で増幅された平衡信号をさらに増幅する二重
平衡差動増幅器23とからなり、第一のトランジスタ7
のベ−スと入力端子対2、3の一方との間および第二の
トランジスタ8のベ−スと入力端子対2、3の他方との
間にそれぞれ第一の抵抗11を直列に接続した。
Description
よびその二重平衡変調器を用いた四相移相変調器、並び
にその四相移相変調器を用いたデジタル通信機に関す
る。
来の四相移相変調器(QPSK)を図4を参照して説明
する。四相移相変調器は、第一の二重平衡変調器101
と第二の二重変調器131とから構成されており、第一
の二重平衡変調器101は、第一の入力端子対102、
103に入力された第一の平衡信号を増幅する第一の一
対の前置増幅器104と、この第一の一対の前置増幅器
104で増幅した信号をさらに増幅する第一および第二
の差動増幅器105、106とから構成されている。
第二の入力端子対132、133に入力された第二の平
衡信号を増幅する第二の一対の前置増幅器134と、こ
の第二の一対の前置増幅器134で増幅した信号をさら
に増幅する第三および第四の差動増幅器135、136
とから構成されている。
の一対の前置増幅器104は、第一および第二のトラン
ジスタ107、108を有し、これらのトランジスタ1
07、108のエミッタにはそれぞれ定電流源109、
110が設けられている。そして、一方の入力端子10
2と第一のトランジスタ107のベ−スとが接続され、
他方の入力端子103と第二のトランジスタ108のベ
−スとが接続されている。
タ同志が接続された第三および第四のトランジスタ11
6、117で構成され、それらのエミッタが第一のトラ
ンジスタ107のコレクタに接続されている。また、第
二の差動増幅器106も、互いにエミッタ同志が接続さ
れた第五および第六のトランジスタ118、119で構
成され、それらのエミッタが第二のトランジスタ108
のコレクタに接続されている。そして、第三のトランジ
スタ116のベ−スと第六のトランジスタ119のベ−
スとが相互に接続され、また、第四のトランジスタ11
7のベ−スと第五のトランジスタ118のベ−スとが相
互に接続され、それらのベ−ス間に第一の平衡搬送波信
号が入力されるようになっている。
動増幅器106の出力は第一の加算器120に入力され
るが、この第一の加算器120は、第一の差動増幅器1
05を構成する一方の第三のトランジスタ116のコレ
クタと第二の差動増幅器106を構成する一方の第五の
トランジスタ118のコレクタとに共通する第一の負荷
抵抗121と、第一の差動増幅器105を構成する他方
の第四のトランジスタ117のコレクタと第二の差動増
幅器106を構成する他方の第六のトランジスタ119
のコレクタとに共通する第二の負荷抵抗122とを有し
ている。従って、第一の差動増幅器105と、第二の差
動増幅器106と、第一の加算器120とによって第一
の二重平衡差動増幅器123が構成され、互いに接続さ
れた第三のトランジスタ116のコレクタおよび第五の
トランジスタ118のコレクタと、第四のトランジスタ
117のコレクタおよび第六のトランジスタ119のコ
レクタとの間に変調された信号(第一の被変調信号)が
発生する。
る第二の一対の前置増幅器134は、第七および第八の
トランジスタ137、138を有し、これらのトランジ
スタ137、138のエミッタにはそれぞれ定電流源1
39、140が設けられている。そして、一方の入力端
子132と第七のトランジスタ137のベ−スとの間、
および、他方の入力端子133と第八のトランジスタ1
38のベ−スとが接続されている。
タ同志が接続された第九および第十のトランジスタ14
6、147で構成され、それらのエミッタが第七のトラ
ンジスタ137のコレクタに接続されている。また、第
四の差動増幅器136も、互いにエミッタ同志が接続さ
れた第十一および第十二のトランジスタ148、149
で構成され、それらのエミッタが第八のトランジスタ1
38のコレクタに接続されている。そして、第九のトラ
ンジスタ146のベ−スと第十二のトランジスタ149
のベ−スとが相互に接続され、また、第十のトランジス
タ147のベ−スと第十一のトランジスタ148のベ−
スとが相互に接続され、それらのベ−ス間には第一の平
衡搬送波信号とは90度移相の異なった第二の平衡搬送
波信号が入力されるようになっている。
動増幅器136の出力は第二の加算器150に入力され
るが、この第二の加算器150は、第三の差動増幅器1
35を構成する一方の第九のトランジスタ146のコレ
クタと第四の差動増幅器136を構成する一方の第十一
のトランジスタ148のコレクタとに共通する第三の負
荷抵抗151と、第三の差動増幅器135を構成する他
方の第十のトランジスタ147のコレクタと第四の差動
増幅器136を構成する他方の第十二のトランジスタ1
49のコレクタとに共通する第四の負荷抵抗152とを
有している。従って、第三の差動増幅器103と、第四
の差動増幅器136と、第二の加算器150とによって
第二の二重平衡差動増幅器153が構成され、互いに接
続された第九のトランジスタ146のコレクタおよび第
十一のトランジスタ148のコレクタと、第十のトラン
ジスタ147のコレクタおよび第十二のトランジスタ1
49のコレクタとの間に変調された信号(第二の被変調
信号)が発生する。
に入力される第一の平衡搬送波信号と第二の二重平衡差
動増幅器153に入力される第二の平衡搬送波信号と
は、図示しない搬送波発振器からの平衡搬送波信号CW
を移相器154によって生成される。
信号とが合成されてこの四相移相変調器の出力被変調信
号として取り出されるようになっている。
移相変調器は、第一の一対の前置増幅器104を構成し
ている第一のトランジスタ107のベ−スと第二のトラ
ンジスタ108のトランジスタのベ−スとが、それぞれ
第一の入力端子対102、103に直結されているの
で、第一の入力端子対102、103に第一の平衡信号
を入力する前段の緩衝増幅器がこの入力端子対102、
103に直結されると、第一のトランジスタ107およ
び第二のトランジスタ108のベ−ス電圧は緩衝増幅器
のバイアス電流に依存することになる。従って、このバ
イアス電流が平衡状態になっていないと第一のトランジ
スタ7のベ−ス電圧と第二のトランジスタ8のベ−ス電
圧とに差が生じて第一の二重平衡変調器101の平衡が
崩れる。そのため、第一の加算器120からは第一の平
衡搬送波信号が漏洩し、それが後段に接続される回路に
入力されて妨害信号を生じしめることになる。
構成している第七のトランジスタ137のベ−スと第八
のトランジスタ138のトランジスタのベ−スとが、そ
れぞれ第二の入力端子対132、133に直結されてい
るので、第二の入力端子対132、133に第一の平衡
信号を入力する前段の緩衝増幅器がこの入力端子対13
2、133に直結されると、第七のトランジスタ137
および第八のトランジスタ138のベ−ス電圧は緩衝増
幅器のバイアス電流に依存することになる。従って、こ
のバイアス電流が平衡状態になっていないと第七のトラ
ンジスタ137のベ−ス電圧と第八のトランジスタ13
8のベ−ス電圧とに差が生じて第二の二重平衡変調器1
31の平衡が崩れる。そのため、第二の加算器150か
らは第二の平衡搬送波信号が漏洩し、それが後段に接続
される回路に入力されて妨害信号を生じしめることにな
る。
重平衡変調器101と第二の二重平衡変調器131との
平衡状態が崩れると平衡搬送波漏洩が増大するという問
題が生じる。
ようなバイアス電圧の差を生じないようにし、搬送波が
漏洩しないようにする。また、本発明の四相移相変調器
は二つの二重変調器間を平衡状態にすることによって平
衡搬送波漏洩を低減しようとするものである。
め、本発明の二重平衡変調器は、入力端子対と、第一の
トランジスタと第二のトランジスタとを有して前記入力
端子対に入力された平衡信号を前記第一のトランジスタ
と前記第二のトランジスタとにより別個に増幅する一対
の前置増幅器と、エミッタ同志が接続された接続点が前
記第一のトランジスタのコレクタに接続された第三及び
第四のトランジスタと、並びにエミッタ同志が接続され
た接続点が前記第二のトランジスタのコレクタに接続さ
れた第五及び第六のトランジスタとを有して前記第三お
よび前記第六のトランジスタの各ベ−ス同志と前記第四
および前記第五のトランジスタの各ベ−ス同志との間に
平衡搬送波信号が入力される二重平衡差動増幅器とから
なり、前記第一のトランジスタのベ−スと前記入力端子
対の一方との間および前記第二のトランジスタのベ−ス
と前記入力端子対の他方との間にそれぞれ第一の抵抗を
直列に接続した。
一のトランジスタのベ−スと前記第二のトランジスタの
ベ−スに共通のバイアス電源から直流バイアス電圧を印
加した。
イアス電源と前記第一のトランジスタのベ−スとの間お
よび前記バイアス電源と前記第二のトランジスタのベ−
スとの間をそれぞれ第二の抵抗で接続し、前記第二の抵
抗を介して前記第一および前記第二のトランジスタのベ
−スに前記直流バイアス電圧を印加した。
力端子対と前記第一の抵抗との間をそれぞれ直流阻止コ
ンデンサで接続した。
の二重平衡変調器と第二の二重平衡変調器とを備え、前
記第一の二重平衡変調器は、第一の入力端子対と、第一
のトランジスタと第二のトランジスタとを有して前記第
一の入力端子対に入力された第一の平衡信号を前記第一
のトランジスタと前記第二のトランジスタとにより別個
に増幅する第一の一対の前置増幅器と、エミッタ同志が
接続された接続点が前記第一のトランジスタのコレクタ
に接続された第三及び第四のトランジスタ、並びにエミ
ッタ同志が接続された接続点が前記第二のトランジスタ
のコレクタに接続された第五及び第六のトランジスタと
を有して前記第三および前記第六のトランジスタの各ベ
−ス同志と前記第四および前記第五のトランジスタの各
ベ−ス同志との間に第一の平衡搬送波信号が入力される
第一の二重平衡差動増幅器とから構成され、前記第二の
二重平衡変調器は、第二の入力端子対と、第七のトラン
ジスタと第八のトランジスタとを有して前記第二の入力
端子対に入力された第二の平衡信号を前記第七のトラン
ジスタと前記第八のトランジスタとにより別個に増幅す
る第二の一対の前置増幅器と、エミッタ同志が接続され
た接続点が前記第七のトランジスタのコレクタに接続さ
れた第九及び第十のトランジスタ、並びにエミッタ同志
が接続された接続点が前記第八のトランジスタのコレク
タに接続された第十一及び第十二のトランジスタとを有
して前記第九および前記第十二のトランジスタの各ベ−
ス同志と前記第十および前記第十一のトランジスタの各
ベ−ス同志との間に前記第一の搬送波に対して90度の
位相差を有する第二の平衡搬送波信号が入力される第二
の二重平衡差動増幅器とから構成され、前記第一のトラ
ンジスタのベ−スと前記第一の入力端子対の一方との間
および前記第二のトランジスタベ−スと前記第一の入力
端子対の他方との間にそれぞれ第一の抵抗を直列に接続
し、前記第七のトランジスタのベ−スと前記第二の入力
端子対の一方との間および前記第八のトランジスタのベ
−スと前記第二の入力端子対の他方との間にそれぞれ第
三の抵抗を直列に接続した。
一のトランジスタのベ−スと前記第二のトランジスタの
ベ−スおよび前記第七のトランジスタのベ−スと前記第
八のトランジスタのベ−スに共通のバイアス電源から直
流バイアス電圧を印加した。
イアス電源と前記第一のトランジスタのベ−スとの間お
よび前記バイアス電源と前記第二のトランジスタのベ−
スとの間をそれぞれ第二の抵抗で接続し、前記第二の抵
抗を介して前記第一および前記第二のトランジスタのベ
−スに前記直流バイアス電圧を印加し、前記バイアス電
源と前記第七のトランジスタのベ−スとの間および前記
バイアス電源と前記第八のトランジスタのベ−スとの間
をそれぞれ第四の抵抗で接続し、前記第四の抵抗を介し
て前記第七および前記第八のトランジスタのベ−スに前
記直流バイアス電圧を印加した。
一の入力端子対と前記第一の抵抗との間をそれぞれ第一
の直流阻止コンデンサで接続し、前記第二の入力端子対
と前記第三の抵抗との間をそれぞれ第二の直流阻止コン
デンサで接続した。
七のトランジスタのベ−スと前記第八のトランジスタの
ベ−スとの間に可変抵抗器を接続した。
求項5乃至9のいずれかに記載の四相移相変調器を用い
た。
とこの四相移相変調器を構成する本発明の二重平衡変調
器とについて図1を参照して説明する。図1において、
四相移相変調器は、第一の二重平衡変調器1と第二の二
重変調器31とから構成されており、第一の二重平衡変
調器1は、第一の入力端子対2、3に入力された第一の
平衡信号を増幅する第一の一対の前置増幅器4と、この
第一の一対の前置増幅器4で増幅した信号をさらに増幅
する第一および第二の差動増幅器5、6とから構成され
ている。
二の入力端子対32、33に入力された第二の平衡信号
を増幅する第二の一対の前置増幅器34と、この第二の
一対の前置増幅器34で増幅した信号をさらに増幅する
第三および第四の差動増幅器35、36とから構成され
ている。
対の前置増幅器4は、第一および第二のトランジスタ
7、8を有し、これらのトランジスタ7、8のエミッタ
にはそれぞれ定電流源9、10が設けられている。そし
て、一方の入力端子2と第一のトランジスタ7のベ−ス
との間、および、他方の入力端子3と第二のトランジス
タ8のベ−スとの間にはそれぞれ第一の抵抗11と第一
の直流阻止コンデンサ12とからなる直列体13が接続
されている。また、第一のトランジスタ7のベ−スと第
二のトランジスタ8のベ−スにはバイアス電源14から
の直流電圧が第二の抵抗15を介して印加されている。
志が接続された第三および第四のトランジスタ16、1
7で構成され、それらのエミッタが第一のトランジスタ
7のコレクタに接続され、また、第二の差動増幅器6
も、互いにエミッタ同志が接続された第五および第六の
トランジスタ18、19で構成され、それらのエミッタ
が第二のトランジスタ8のコレクタに接続されて、第一
の一対の前置増幅器4で増幅された第一の平衡信号がこ
れらのエミッタ間に入力されるようになっている。そし
て、第三のトランジスタ16のベ−スと第六のトランジ
スタ19のベ−スとが相互に接続され、また、第四のト
ランジスタ17のベ−スと第五のトランジスタ18のベ
−スとが相互に接続され、それらのベ−ス間に第一の平
衡搬送波信号CWIが入力されるようになっている。
幅器6の出力は第一の加算器20に入力されるが、この
第一の加算器20は、第一の差動増幅器5を構成する一
方の第三のトランジスタ16のコレクタと第二の差動増
幅器6を構成する一方の第五のトランジスタ18のコレ
クタとに共通する第一の負荷抵抗21と、第一の差動増
幅器5を構成する他方の第四のトランジスタ17のコレ
クタと第二の差動増幅器6を構成する他方の第六のトラ
ンジスタ19のコレクタとに共通する第二の負荷抵抗2
2とを有している。従って、第一の差動増幅器5と、第
二の差動増幅器6と、第一の加算器20とによって第一
の二重平衡差動増幅器23が構成されており、互いに接
続された第三のトランジスタ16のコレクタおよび第五
のトランジスタ18のコレクタと、第四のトランジスタ
17のコレクタおよび第六のトランジスタ19のコレク
タとの間に変調された信号(第一の被変調信号)が発生
する。
第二の一対の前置増幅器34は、第七および第八のトラ
ンジスタ37、38を有し、これらのトランジスタ3
7、38のエミッタにはそれぞれ定電流源39、40が
設けられている。そして、一方の入力端子32と第七の
トランジスタ37のベ−スとの間、および、他方の入力
端子33と第八のトランジスタ38のベ−スとの間には
それぞれ第三の抵抗41と第二の直流阻止コンデンサ4
2とからなる直列体43が接続されている。また、第七
のトランジスタ37のベ−スと第八のトランジスタ38
のベ−スとの間には可変抵抗器44が接続され、さら
に、第七のトランジスタ37のベ−スと第八のトランジ
スタ38のベ−スにはバイアス電源14からの直流電圧
が第四の抵抗45を介して印加されている。この第四の
抵抗45の値は第二の抵抗15の値よりも大きく設定さ
れている。さらに、可変抵抗器44の最大抵抗値は、第
七のトランジスタ37のベ−スと第八のトランジスタ3
8のベ−スとの間に直列接続された二つの第四の抵抗4
5とこの可変抵抗器44の最大抵抗値との並列抵抗値が
第一のトランジスタ7のベ−スと第二のトランジスタ8
のベ−スとの間に直列接続された二つの第二の抵抗15
よりも大きくなるように設定されている。
ことによって第七のトランジスタ37のベ−スと第八の
トランジスタ38のベ−スとの間のインピ−ダンス(抵
抗)を調整し第七のトランジスタ37のベ−スと第八の
トランジスタ38のベ−スとの間に入力される第二の平
衡信号のレベルを第一のトランジスタ7のベ−スと第二
のトランジスタ8のベ−スとの間に入力される第一の平
衡信号のレベルと等しくすることができ、この結果第一
の二重平衡変調器1と第二の二重平衡変調器31とを平
衡させることができる。
同志が接続された第九および第十のトランジスタ46、
47で構成され、それらのエミッタが第七のトランジス
タ37のコレクタに接続され、また、第四の差動増幅器
36も、互いにエミッタ同志が接続された第十一および
第十二のトランジスタ48、49で構成され、それらの
エミッタが第八のトランジスタ38のコレクタに接続さ
れて、第二の一対の前置増幅器34で増幅された第二の
平衡信号がこれらのエミッタ間に入力されるようになっ
ている。そして、第九のトランジスタ46のベ−スと第
十二のトランジスタ49のベ−スとが相互に接続され、
また、第十のトランジスタ47のベ−スと第十一のトラ
ンジスタ48のベ−スとが相互に接続され、それらのベ
−ス間には第一の平衡搬送波信号CWIとは90度移相
の異なった第二の平衡搬送波信号CWQが入力されるよ
うになっている。
増幅器36の出力は第二の加算器50に入力されるが、
この第二の加算器50は、第三の差動増幅器35を構成
する一方の第九のトランジスタ46のコレクタと第四の
差動増幅器36を構成する一方の第十一のトランジスタ
48のコレクタとに共通する第三の負荷抵抗51と、第
三の差動増幅器35を構成する他方の第十のトランジス
タ47のコレクタと第四の差動増幅器36を構成する他
方の第十二のトランジスタ49のコレクタとに共通する
第四の負荷抵抗52とを有している。従って、第三の差
動増幅器35と、第四の差動増幅器36と、第二の加算
器50とによって第二の二重平衡差動増幅器53が構成
され、互いに接続された第九のトランジスタ46のコレ
クタおよび第十一のトランジスタ48のコレクタと、第
十のトランジスタ47のコレクタおよび第十二のトラン
ジスタ49のコレクタとの間に変調された信号(第二の
被変調信号)が発生する。
入力される第一の平衡搬送波信号CWIと第二の二重平
衡差動増幅器53に入力される第二の平衡搬送波信号C
WQとは、後述する搬送波発振器66(図2、図3参
照)からの平衡搬送波信号CWを移相器54によって生
成される。
信号とが合成されてこの四相移相変調器の出力被変調信
号として取り出されるようになっている。
構成する二つの二重平衡変調器1、31は、第一の入力
端子対2、3と第一の一対の前置増幅器4を構成する第
一のトランジスタ7および第二のトランジスタ8のベ−
スとの間を第一の抵抗11で接続し、また、第二の入力
端子対32、33と第二の一対の前置増幅器34を構成
する第七のトランジスタ37および第八のトランジスタ
38のベ−スとの間を第三の抵抗41で接続しているの
で、第一の二重平衡変調器1においては、第一の入力端
子対2、3に第一の平衡信号を送り込む前段の第一の一
対の緩衝増幅器(図2、図3の65I参照)がこの第一
の入力端子対2、3に直結されて、この第一の一対の緩
衝増幅器65Iから第一のトランジスタ7のベ−スと第
二のトランジスタ8のベ−スとに異なるバイアス電流が
加わるようになった場合でも、第一の抵抗11によって
これらのベ−スに流れるバイアス電流の差は少なくな
る。従って、この第一の二重平衡変調器1の平衡度が向
上し、第一の二重平衡差動増幅器23から漏洩する第一
の平衡搬送波信号が少なくなる。
ても、第二の入力端子対32、33に第二の平衡信号を
送り込む前段の第二の一対の緩衝増幅器65Q(図2、
図3参照)がこの第二の入力端子対32、33に直結さ
れて、この第二の一対の緩衝増幅器65Qから第七のト
ランジスタ37のベ−スと第八のトランジスタ38のベ
−スとに異なるバイアス電流が加わるようになった場合
でも、第三の抵抗41によってこれらのベ−スに流れる
バイアス電流の差は少なくなる。従って、この第二の二
重平衡変調器31の平衡度が向上し、第二の二重平衡差
動増幅器53から漏洩する第二の平衡搬送波信号が少な
くなる。
は、第一の一対の前置増幅器4を構成する第一および第
二のトランジスタ7、8のベ−スに共通バイアス電源1
4から同じ値の第二の抵抗15を介して直流バイアス電
圧を印加しているので、第一および第一のトランジスタ
7、8のベ−スをほぼ同一の電圧とすることができる。
そして同様に、第二の一対の前置増幅器34を構成する
第七および第八のトランジスタ37、38のベ−スにも
共通バイアス電源14から同じ値の第四の抵抗45を介
して直流バイアス電圧を印加しているので、第七および
第八のトランジスタ37、38のベ−スをほぼ同一の電
圧とすることができる。
に説明した第一および第二の二つの二重平衡変調器1、
31によって構成されているので、これらの二重平衡変
調器1、31が有する効果をそのまま有している。そし
て、本発明の四相移相変調器は、一方の二重平衡変調器
31における第二の一対の前置増幅器34を構成する第
七と第八のトランジスタ37、38のベ−ス間に可変抵
抗器44を設けているので、この可変抵抗器44の抵抗
値を変えることによって第一の二重平衡変調器1と第二
の二重平衡変調器31と間のバイアス電流の平衡度も向
上させることができ、この結果( )
ジタル通信機、例えば、CDMA(符号分割多重接続)
方式のセルラ−電話システムの送信機について図2を参
照して説明する。先ず、マイク61からの音声信号が符
号化回路62に入力され、この符号化回路62からは互
いに直交配列の関係とされた、例えば、4ビットからな
るデジタルのI信号とQ信号とが生成される。このI信
号およびQ信号は、図1の第一の二重平衡変調器1およ
び第二の二重平衡変調器31にそれぞれ入力される第一
の平衡信号および第二の平衡信号となるものである。I
信号は、次の第一のD/Aコンバ−タ(デジタル/アナ
ログ変換器)63IでアナログのI信号に変換され、第
一のLPF(ロ−パスフィルタ)64Iを介して第一の
緩衝増幅器65Iに入力される。
コンバ−タ63QでアナログのQ信号に変換された後第
二のLPF64Qを介して第二の緩衝増幅器65Qに入
力される。ここで、第一および第二のD/Aコンバ−タ
63I、63Q、第一および第二のLPF64I、64
Q、第一及び第二の緩衝増幅器65I、65Qは、いわ
ゆるベ−スバンド信号を処理する部分であり、一般的に
は集積回路化されている。そして、アナログのI信号お
よびQ信号は、それぞれ第一および第二の緩衝増幅器6
5I、65Qで増幅された後にそれぞれ二重平衡変調器
1、31に入力される。この二重平衡変調器1、31に
は、搬送波発振器66からのほぼ130MHzの搬送波
信号を位相器54によって互いに90度の位相差となる
搬送波CWI、CWQが入力されており、この搬送波C
WI、CWQをI信号、Q信号によってデジタル位相変
調するようになっている。従って、第一および第二の二
重平衡変調器1、31は、四相移相変調器を構成してい
る。なお、第一および第二のD/Aコンバ−タ63I、
53Qから第一のおよび第二の二重平衡変調器1、31
までは平衡回路で構成されている。
第二の二重平衡変調器31の出力とが合成回路67で合
成され、可変利得増幅器68を介して混合器69に入力
し、ここで、局部発振器70からのほぼ966MHzの
局部発振信号と混合してほぼ836MHzの送信信号と
し、電力増幅器71、バンドパスフィルタ72を介して
アンテナ73から送信するようにしている。なお、図2
に示す合成回路67は、図1における第一の加算器20
と第二の加算器50とを示すものではなく、それらの出
力の合成(接続)部を示したものである。
の前段にそれぞれ接続される第一および第二の緩衝増幅
器65I、65Qの構成を図3で説明する。第一の緩衝
増幅器65Iは一対のFET81、82によって構成さ
れ、同様に、第二の緩衝増幅器65Qも一対のFET8
3、84によって構成されている。また、これらのFE
T81、82、83、84のドレインには直流電圧Bが
供給され、ソ−スはそれぞれ定電流源85、86、8
7、88に接続されている。そして、FET81、82
のゲ−トにはI信号(第一の平衡信号)が入力され、ま
た、FET83、84のゲ−トには互Q信号(第二の平
衡信号)が入力される。そして、FET81のソ−スと
FET82のソ−スとの間からI信号が平衡状態でが取
り出され、第一の二重平衡変調器1の第一の入力端子対
2、3に入力される。同様に、FET83のソ−スとF
ET84のソ−スとの間からQ信号が平衡状態で取り出
され第二の二重平衡変調器31の第二の入力端子対3
2、33に入力される。従って第一の入力端子対2、3
の一方に入力されるI信号の位相と他方に入力されるI
信号の移相とは互いに逆位相の関係となっている。同様
に、第二の入力端子対32、33の一方に入力されるQ
信号の位相と他方に入力されるQ信号の移相とも互いに
逆位相の関係となっている。
の入力端子対2、3に接続され、またFET83、84
のソ−スが第二の入力端子対32、33に接続されても
四相移相変調器には第一および第二の直流阻止コンデン
サ12、42が設けられているので、FET81、8
2、83、84のそれぞれのソ−ス電圧が第一のトラン
ジスタ7、第二のトランジスタ8、第七のトランジスタ
37、第八のトランジスタ38のそれぞれのベ−スに印
加されない。従って、例えば、FET81のソ−ス電圧
とFET82のソ−ス電圧とに差があっても第一のトラ
ンジスタ7のベ−ス電圧と第二のトランジスタのベ−ス
電圧とを同じ値に設定できる。
出力に含まれる搬送波等の不要な雑音を低減できるので
信号が清浄になり微細なパワ−制御が可能となり、特に
CDMA(符号分割多重接続)方式の移動電話システム
では回線の維持に効果が大となる。
は、第一のトランジスタのベ−スと入力端子対の一方と
の間および第二のトランジスタのベ−スと入力端子対の
他方との間にそれぞれ第一の抵抗を直列に接続したの
で、入力端子対に平衡信号を送り込む前段の緩衝増幅器
のバイアス電圧の平衡度が崩れていても、この第一の抵
抗が緩衝の役目を果たし、第一のトランジスタのベ−ス
電圧と第二のトランジスタのベ−ス電圧との平衡度の崩
れが少なくなる。従って、二重平衡差動増幅器から漏洩
する平衡搬送波信号のレベルを少なくできる。
トランジスタのベ−スと第二のトランジスタのベ−スに
共通のバイアス電源から直流バイアス電圧を印加したの
で、いずれのトランジスタのベ−スにもほぼ同じベ−ス
バイアス電圧を与えることができ、平衡度が向上する。
ス電源と第一のトランジスタのベ−スとの間およびバイ
アス電源と第二のトランジスタのベ−スとの間をそれぞ
れの抵抗で接続し、この第二の抵抗を介して第一および
第二のトランジスタのベ−スに直流バイアス電圧を印加
したので、前段の緩衝増幅器等からのバイアス電圧が、
平衡度が崩れた状態で印加されたとしても、第一の抵抗
と第二の抵抗とによって分圧されるのでその影響を弱め
られる。代わって、バイアス電源から第二の抵抗を介し
て直流バイアス電圧が印加されるので、第一のトランジ
スタのベ−スと第二のトランジスタのベ−スを同じ電圧
にバイアスできる。
子対と第一の抵抗との間をそれぞれ直流阻止コンデンサ
で接続したので、前段に接続される緩衝増幅器等のバイ
アスの影響を完全になくすことができる。
の二重平衡変調器と第二の二重平衡変調器とを備え、第
一の平衡変調器における第一のトランジスタのベ−スと
第一の入力端子対の一方との間および第二のトランジス
タベ−スと第一の入力端子対の他方との間にそれぞれ第
一の抵抗を直列に接続し、第二の平衡変調器における第
七のトランジスタのベ−スと第二の入力端子対の一方と
の間および第八のトランジスタのベ−スと第二の入力端
子対の他方との間にそれぞれ第三の抵抗を直列に接続し
たので、第一の入力端子対に第一の平衡信号を送り込む
前段の緩衝増幅器のバイアス電圧の平衡度が崩れていた
り、第二の入力端子対に第二の平衡信号を送り込む前段
の緩衝増幅器のバイアス電圧の平衡度が崩れていても、
この第一の抵抗と第三の抵抗がともに緩衝の役目を果た
し、第一のトランジスタのベ−ス電圧と第二のトランジ
スタのベ−ス電圧との平衡度の崩れが少なくなるととも
に、第七のトランジスタのベ−ス電圧と第八のトランジ
スタのベ−ス電圧との平衡度の崩れが少なくなる。従っ
て、二つの二重平衡差動増幅器から漏洩する平衡搬送波
信号のレベルを少なくできる。
トランジスタのベ−スと第二のトランジスタのベ−スお
よび第七のトランジスタのベ−スと第八のトランジスタ
のベ−スに共通のバイアス電源から直流バイアス電圧を
印加したので、いずれのトランジスタのベ−スにもほぼ
同じベ−スバイアス電圧を与えることができ、平衡度が
向上する。
ス電源と第一のトランジスタのベ−スとの間およびバイ
アス電源と第二のトランジスタのベ−スとの間をそれぞ
れ第二の抵抗で接続し、この第二の抵抗を介して第一お
よび第二のトランジスタのベ−スに直流バイアス電圧を
印加し、また、バイアス電源と第七のトランジスタのベ
−スとの間およびバイアス電源と第八のトランジスタの
ベ−スとの間をそれぞれ第四の抵抗で接続し、この第四
の抵抗を介して第七および第八のトランジスタのベ−ス
に直流バイアス電圧を印加したので、前段の緩衝増幅器
等からのバイアス電圧が、平衡度が崩れた状態で印加さ
れたとしても、第一の抵抗と第二の抵抗とによって分圧
され、また、第三の抵抗とと第四の抵抗とによって分圧
されるのでその影響を弱められる。代わって、バイアス
電源から第二の抵抗および第四を介してそれぞれ第一の
トランジスタ、第二のトランジスタのベ−スおよび第七
のトランジスタ、第八のトランジスタのベ−スに直流バ
イアス電圧が印加されるので、第一のトランジスタのベ
−スと第二のトランジスタのベ−スを同じ電圧にバイア
スでき、また、第七のトランジスタのベ−スと第八のト
ランジスタのベ−スとを同じ電圧にバイアスできる。
入力端子対と第一の抵抗との間をそれぞれ第一の直流阻
止コンデンサで接続し、第二の入力端子対と第三の抵抗
との間をそれぞれ第二の直流阻止コンデンサで接続した
ので、第一の二重平衡変調器と第二の二重平衡変調器と
を、前段に接続される緩衝増幅器等のバイアスの影響を
完全になくすことができる。
トランジスタのベ−スと第八のトランジスタのベ−スと
の間に可変抵抗器を接続したので、この可変抵抗器の抵
抗値を調整することによって、第一の二重平衡変調器に
入力される第一の平衡信号のレベルと第二の二重平衡変
調器に入力される第二の平衡信号のレベルとを等しくで
き二つの二重変調器の平衡度を向上させることができ
る。従って、平衡搬送波の漏洩を低減できる。
項5乃至9のいずれかに記載の四相移相変調器を用いた
ので、平衡搬送波の漏洩が極めて少なくなり、出力レベ
ルのコントロ−ル能力に優れた通信機が実現できる。
明する回路図である。
機の送信回路図である。
いる緩衝増幅器の回路図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 入力端子対と、第一のトランジスタと第
二のトランジスタとを有して前記入力端子対に入力され
た平衡信号を前記第一のトランジスタと前記第二のトラ
ンジスタとにより別個に増幅する一対の前置増幅器と、
エミッタ同志が接続された接続点が前記第一のトランジ
スタのコレクタに接続された第三及び第四のトランジス
タと、並びにエミッタ同志が接続された接続点が前記第
二のトランジスタのコレクタに接続された第五及び第六
のトランジスタとを有して前記第三および前記第六のト
ランジスタの各ベ−ス同志と前記第四および前記第五の
トランジスタの各ベ−ス同志との間に平衡搬送波信号が
入力される二重平衡差動増幅器とからなり、前記第一の
トランジスタのベ−スと前記入力端子対の一方との間お
よび前記第二のトランジスタのベ−スと前記入力端子対
の他方との間にそれぞれ第一の抵抗を直列に接続したこ
とを特徴とする二重平衡変調器。 - 【請求項2】 前記第一のトランジスタのベ−スと前記
第二のトランジスタのベ−スに共通のバイアス電源から
直流バイアス電圧を印加したことを特徴とする請求項1
記載の二重平衡変調器。 - 【請求項3】 前記バイアス電源と前記第一のトランジ
スタのベ−スとの間および前記バイアス電源と前記第二
のトランジスタのベ−スとの間をそれぞれ第二の抵抗で
接続し、前記第二の抵抗を介して前記第一および前記第
二のトランジスタのベ−スに前記直流バイアス電圧を印
加したことを特徴とする請求項2記載の二重平衡変調
器。 - 【請求項4】 前記入力端子対と前記第一の抵抗との間
をそれぞれ直流阻止コンデンサで接続したことを特徴と
する請求項1または2または3記載の二重平衡変調器。 - 【請求項5】 第一の二重平衡変調器と第二の二重平衡
変調器とを備え、前記第一の二重平衡変調器は、第一の
入力端子対と、第一のトランジスタと第二のトランジス
タとを有して前記第一の入力端子対に入力された第一の
平衡信号を前記第一のトランジスタと前記第二のトラン
ジスタとにより別個に増幅する第一の一対の前置増幅器
と、エミッタ同志が接続された接続点が前記第一のトラ
ンジスタのコレクタに接続された第三及び第四のトラン
ジスタ、並びにエミッタ同志が接続された接続点が前記
第二のトランジスタのコレクタに接続された第五及び第
六のトランジスタとを有して前記第三および前記第六の
トランジスタの各ベ−ス同志と前記第四および前記第五
のトランジスタの各ベ−ス同志との間に第一の平衡搬送
波信号が入力される第一の二重平衡差動増幅器とから構
成され、前記第二の二重平衡変調器は、第二の入力端子
対と、第七のトランジスタと第八のトランジスタとを有
して前記第二の入力端子対に入力された第二の平衡信号
を前記第七のトランジスタと前記第八のトランジスタと
により別個に増幅する第二の一対の前置増幅器と、エミ
ッタ同志が接続された接続点が前記第七のトランジスタ
のコレクタに接続された第九及び第十のトランジスタ、
並びにエミッタ同志が接続された接続点が前記第八のト
ランジスタのコレクタに接続された第十一及び第十二の
トランジスタとを有して前記第九および前記第十二のト
ランジスタの各ベ−ス同志と前記第十および前記第十一
のトランジスタの各ベ−ス同志との間に前記第一の搬送
波に対して90度の位相差を有する第二の平衡搬送波信
号が入力される第二の二重平衡差動増幅器とから構成さ
れ、前記第一のトランジスタのベ−スと前記第一の入力
端子対の一方との間および前記第二のトランジスタベ−
スと前記第一の入力端子対の他方との間にそれぞれ第一
の抵抗を直列に接続し、前記第七のトランジスタのベ−
スと前記第二の入力端子対の一方との間および前記第八
のトランジスタのベ−スと前記第二の入力端子対の他方
との間にそれぞれ第三の抵抗を直列に接続したことを特
徴とする四相移相変調器。 - 【請求項6】 前記第一のトランジスタのベ−スと前記
第二のトランジスタのベ−スおよび前記第七のトランジ
スタのベ−スと前記第八のトランジスタのベ−スに共通
のバイアス電源から直流バイアス電圧を印加したことを
特徴とする請求項5記載の四相移相変調器。 - 【請求項7】 前記バイアス電源と前記第一のトランジ
スタのベ−スとの間および前記バイアス電源と前記第二
のトランジスタのベ−スとの間をそれぞれ第二の抵抗で
接続し、前記第二の抵抗を介して前記第一および前記第
二のトランジスタのベ−スに前記直流バイアス電圧を印
加し、前記バイアス電源と前記第七のトランジスタのベ
−スとの間および前記バイアス電源と前記第八のトラン
ジスタのベ−スとの間をそれぞれ第四の抵抗で接続し、
前記第四の抵抗を介して前記第七および前記第八のトラ
ンジスタのベ−スに前記直流バイアス電圧を印加したこ
とを特徴とする請求項6記載の四相移相変調器。 - 【請求項8】 前記第一の入力端子対と前記第一の抵抗
との間をそれぞれ第一の直流阻止コンデンサで接続し、
前記第二の入力端子対と前記第三の抵抗との間をそれぞ
れ第二の直流阻止コンデンサで接続したことを特徴とす
る請求項5または6または7記載の四相移相変調器。 - 【請求項9】 前記第七のトランジスタのベ−スと前記
第八のトランジスタのベ−スとの間に可変抵抗器を接続
したことを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載
の四相移相変調器。 - 【請求項10】 請求項5乃至9のいずれかに記載の四
相移相変調器を用いたことを特徴とするデジタル通信
機。
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