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JPH1168864A - 二重平衡変調器及び四相移相変調器並びにデジタル通信機 - Google Patents

二重平衡変調器及び四相移相変調器並びにデジタル通信機

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Publication number
JPH1168864A
JPH1168864A JP9222694A JP22269497A JPH1168864A JP H1168864 A JPH1168864 A JP H1168864A JP 9222694 A JP9222694 A JP 9222694A JP 22269497 A JP22269497 A JP 22269497A JP H1168864 A JPH1168864 A JP H1168864A
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input terminal
resistor
modulator
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Kazuharu Aoki
一晴 青木
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Alps Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
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    • H03C1/00Amplitude modulation
    • H03C1/52Modulators in which carrier or one sideband is wholly or partially suppressed
    • H03C1/54Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type
    • H03C1/542Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type comprising semiconductor devices with at least three electrodes
    • H03C1/545Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type comprising semiconductor devices with at least three electrodes using bipolar transistors
    • HELECTRICITY
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    • H03C2200/00Indexing scheme relating to details of modulators or modulation methods covered by H03C
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    • H03CMODULATION
    • H03C2200/00Indexing scheme relating to details of modulators or modulation methods covered by H03C
    • H03C2200/0037Functional aspects of modulators
    • H03C2200/0066Reduction of carrier leakage or the suppression of the carrier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
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    • H03D2200/0043Bias and operating point

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplitude Modulation (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前段に接続される緩衝増幅器等によってバイ
アス電圧の差が生じないようにし、搬送波が漏洩しない
二重平衡変調器を実現する。 【解決手段】 入力端子対2、3と、この入力端子対
2、3に入力された平衡信号を増幅する一対の前置増幅
器4と、平衡搬送波信号が入力されるとともに一対の前
置増幅器4で増幅された平衡信号をさらに増幅する二重
平衡差動増幅器23とからなり、第一のトランジスタ7
のベ−スと入力端子対2、3の一方との間および第二の
トランジスタ8のベ−スと入力端子対2、3の他方との
間にそれぞれ第一の抵抗11を直列に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重平衡変調器お
よびその二重平衡変調器を用いた四相移相変調器、並び
にその四相移相変調器を用いたデジタル通信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル通信の分野で使用されている従
来の四相移相変調器(QPSK)を図4を参照して説明
する。四相移相変調器は、第一の二重平衡変調器101
と第二の二重変調器131とから構成されており、第一
の二重平衡変調器101は、第一の入力端子対102、
103に入力された第一の平衡信号を増幅する第一の一
対の前置増幅器104と、この第一の一対の前置増幅器
104で増幅した信号をさらに増幅する第一および第二
の差動増幅器105、106とから構成されている。
【0003】同様に、第二の二重平衡変調器131は、
第二の入力端子対132、133に入力された第二の平
衡信号を増幅する第二の一対の前置増幅器134と、こ
の第二の一対の前置増幅器134で増幅した信号をさら
に増幅する第三および第四の差動増幅器135、136
とから構成されている。
【0004】第一の二重平衡変調器101における第一
の一対の前置増幅器104は、第一および第二のトラン
ジスタ107、108を有し、これらのトランジスタ1
07、108のエミッタにはそれぞれ定電流源109、
110が設けられている。そして、一方の入力端子10
2と第一のトランジスタ107のベ−スとが接続され、
他方の入力端子103と第二のトランジスタ108のベ
−スとが接続されている。
【0005】第一の差動増幅器105は、互いにエミッ
タ同志が接続された第三および第四のトランジスタ11
6、117で構成され、それらのエミッタが第一のトラ
ンジスタ107のコレクタに接続されている。また、第
二の差動増幅器106も、互いにエミッタ同志が接続さ
れた第五および第六のトランジスタ118、119で構
成され、それらのエミッタが第二のトランジスタ108
のコレクタに接続されている。そして、第三のトランジ
スタ116のベ−スと第六のトランジスタ119のベ−
スとが相互に接続され、また、第四のトランジスタ11
7のベ−スと第五のトランジスタ118のベ−スとが相
互に接続され、それらのベ−ス間に第一の平衡搬送波信
号が入力されるようになっている。
【0006】第一の差動増幅器105の出力と第二の差
動増幅器106の出力は第一の加算器120に入力され
るが、この第一の加算器120は、第一の差動増幅器1
05を構成する一方の第三のトランジスタ116のコレ
クタと第二の差動増幅器106を構成する一方の第五の
トランジスタ118のコレクタとに共通する第一の負荷
抵抗121と、第一の差動増幅器105を構成する他方
の第四のトランジスタ117のコレクタと第二の差動増
幅器106を構成する他方の第六のトランジスタ119
のコレクタとに共通する第二の負荷抵抗122とを有し
ている。従って、第一の差動増幅器105と、第二の差
動増幅器106と、第一の加算器120とによって第一
の二重平衡差動増幅器123が構成され、互いに接続さ
れた第三のトランジスタ116のコレクタおよび第五の
トランジスタ118のコレクタと、第四のトランジスタ
117のコレクタおよび第六のトランジスタ119のコ
レクタとの間に変調された信号(第一の被変調信号)が
発生する。
【0007】一方、第二の二重平衡変調器131におけ
る第二の一対の前置増幅器134は、第七および第八の
トランジスタ137、138を有し、これらのトランジ
スタ137、138のエミッタにはそれぞれ定電流源1
39、140が設けられている。そして、一方の入力端
子132と第七のトランジスタ137のベ−スとの間、
および、他方の入力端子133と第八のトランジスタ1
38のベ−スとが接続されている。
【0008】第三の差動増幅器135は、互いにエミッ
タ同志が接続された第九および第十のトランジスタ14
6、147で構成され、それらのエミッタが第七のトラ
ンジスタ137のコレクタに接続されている。また、第
四の差動増幅器136も、互いにエミッタ同志が接続さ
れた第十一および第十二のトランジスタ148、149
で構成され、それらのエミッタが第八のトランジスタ1
38のコレクタに接続されている。そして、第九のトラ
ンジスタ146のベ−スと第十二のトランジスタ149
のベ−スとが相互に接続され、また、第十のトランジス
タ147のベ−スと第十一のトランジスタ148のベ−
スとが相互に接続され、それらのベ−ス間には第一の平
衡搬送波信号とは90度移相の異なった第二の平衡搬送
波信号が入力されるようになっている。
【0009】第三の差動増幅器135の出力と第四の差
動増幅器136の出力は第二の加算器150に入力され
るが、この第二の加算器150は、第三の差動増幅器1
35を構成する一方の第九のトランジスタ146のコレ
クタと第四の差動増幅器136を構成する一方の第十一
のトランジスタ148のコレクタとに共通する第三の負
荷抵抗151と、第三の差動増幅器135を構成する他
方の第十のトランジスタ147のコレクタと第四の差動
増幅器136を構成する他方の第十二のトランジスタ1
49のコレクタとに共通する第四の負荷抵抗152とを
有している。従って、第三の差動増幅器103と、第四
の差動増幅器136と、第二の加算器150とによって
第二の二重平衡差動増幅器153が構成され、互いに接
続された第九のトランジスタ146のコレクタおよび第
十一のトランジスタ148のコレクタと、第十のトラン
ジスタ147のコレクタおよび第十二のトランジスタ1
49のコレクタとの間に変調された信号(第二の被変調
信号)が発生する。
【0010】ここで、第一の二重平衡差動増幅器123
に入力される第一の平衡搬送波信号と第二の二重平衡差
動増幅器153に入力される第二の平衡搬送波信号と
は、図示しない搬送波発振器からの平衡搬送波信号CW
を移相器154によって生成される。
【0011】そして、第一の被変調信号と第二の被変調
信号とが合成されてこの四相移相変調器の出力被変調信
号として取り出されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の四相
移相変調器は、第一の一対の前置増幅器104を構成し
ている第一のトランジスタ107のベ−スと第二のトラ
ンジスタ108のトランジスタのベ−スとが、それぞれ
第一の入力端子対102、103に直結されているの
で、第一の入力端子対102、103に第一の平衡信号
を入力する前段の緩衝増幅器がこの入力端子対102、
103に直結されると、第一のトランジスタ107およ
び第二のトランジスタ108のベ−ス電圧は緩衝増幅器
のバイアス電流に依存することになる。従って、このバ
イアス電流が平衡状態になっていないと第一のトランジ
スタ7のベ−ス電圧と第二のトランジスタ8のベ−ス電
圧とに差が生じて第一の二重平衡変調器101の平衡が
崩れる。そのため、第一の加算器120からは第一の平
衡搬送波信号が漏洩し、それが後段に接続される回路に
入力されて妨害信号を生じしめることになる。
【0013】同様に、第二の一対の前置増幅器134を
構成している第七のトランジスタ137のベ−スと第八
のトランジスタ138のトランジスタのベ−スとが、そ
れぞれ第二の入力端子対132、133に直結されてい
るので、第二の入力端子対132、133に第一の平衡
信号を入力する前段の緩衝増幅器がこの入力端子対13
2、133に直結されると、第七のトランジスタ137
および第八のトランジスタ138のベ−ス電圧は緩衝増
幅器のバイアス電流に依存することになる。従って、こ
のバイアス電流が平衡状態になっていないと第七のトラ
ンジスタ137のベ−ス電圧と第八のトランジスタ13
8のベ−ス電圧とに差が生じて第二の二重平衡変調器1
31の平衡が崩れる。そのため、第二の加算器150か
らは第二の平衡搬送波信号が漏洩し、それが後段に接続
される回路に入力されて妨害信号を生じしめることにな
る。
【0014】また、従来の四相移相変調器では第一の二
重平衡変調器101と第二の二重平衡変調器131との
平衡状態が崩れると平衡搬送波漏洩が増大するという問
題が生じる。
【0015】そこで、本発明の二重平衡変調器は、この
ようなバイアス電圧の差を生じないようにし、搬送波が
漏洩しないようにする。また、本発明の四相移相変調器
は二つの二重変調器間を平衡状態にすることによって平
衡搬送波漏洩を低減しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の二重平衡変調器は、入力端子対と、第一の
トランジスタと第二のトランジスタとを有して前記入力
端子対に入力された平衡信号を前記第一のトランジスタ
と前記第二のトランジスタとにより別個に増幅する一対
の前置増幅器と、エミッタ同志が接続された接続点が前
記第一のトランジスタのコレクタに接続された第三及び
第四のトランジスタと、並びにエミッタ同志が接続され
た接続点が前記第二のトランジスタのコレクタに接続さ
れた第五及び第六のトランジスタとを有して前記第三お
よび前記第六のトランジスタの各ベ−ス同志と前記第四
および前記第五のトランジスタの各ベ−ス同志との間に
平衡搬送波信号が入力される二重平衡差動増幅器とから
なり、前記第一のトランジスタのベ−スと前記入力端子
対の一方との間および前記第二のトランジスタのベ−ス
と前記入力端子対の他方との間にそれぞれ第一の抵抗を
直列に接続した。
【0017】また、本発明の二重平衡変調器は、前記第
一のトランジスタのベ−スと前記第二のトランジスタの
ベ−スに共通のバイアス電源から直流バイアス電圧を印
加した。
【0018】また、本発明の二重平衡変調器は、前記バ
イアス電源と前記第一のトランジスタのベ−スとの間お
よび前記バイアス電源と前記第二のトランジスタのベ−
スとの間をそれぞれ第二の抵抗で接続し、前記第二の抵
抗を介して前記第一および前記第二のトランジスタのベ
−スに前記直流バイアス電圧を印加した。
【0019】また、本発明の二重平衡変調器は、前記入
力端子対と前記第一の抵抗との間をそれぞれ直流阻止コ
ンデンサで接続した。
【0020】そして、本発明の四相移相変調器は、第一
の二重平衡変調器と第二の二重平衡変調器とを備え、前
記第一の二重平衡変調器は、第一の入力端子対と、第一
のトランジスタと第二のトランジスタとを有して前記第
一の入力端子対に入力された第一の平衡信号を前記第一
のトランジスタと前記第二のトランジスタとにより別個
に増幅する第一の一対の前置増幅器と、エミッタ同志が
接続された接続点が前記第一のトランジスタのコレクタ
に接続された第三及び第四のトランジスタ、並びにエミ
ッタ同志が接続された接続点が前記第二のトランジスタ
のコレクタに接続された第五及び第六のトランジスタと
を有して前記第三および前記第六のトランジスタの各ベ
−ス同志と前記第四および前記第五のトランジスタの各
ベ−ス同志との間に第一の平衡搬送波信号が入力される
第一の二重平衡差動増幅器とから構成され、前記第二の
二重平衡変調器は、第二の入力端子対と、第七のトラン
ジスタと第八のトランジスタとを有して前記第二の入力
端子対に入力された第二の平衡信号を前記第七のトラン
ジスタと前記第八のトランジスタとにより別個に増幅す
る第二の一対の前置増幅器と、エミッタ同志が接続され
た接続点が前記第七のトランジスタのコレクタに接続さ
れた第九及び第十のトランジスタ、並びにエミッタ同志
が接続された接続点が前記第八のトランジスタのコレク
タに接続された第十一及び第十二のトランジスタとを有
して前記第九および前記第十二のトランジスタの各ベ−
ス同志と前記第十および前記第十一のトランジスタの各
ベ−ス同志との間に前記第一の搬送波に対して90度の
位相差を有する第二の平衡搬送波信号が入力される第二
の二重平衡差動増幅器とから構成され、前記第一のトラ
ンジスタのベ−スと前記第一の入力端子対の一方との間
および前記第二のトランジスタベ−スと前記第一の入力
端子対の他方との間にそれぞれ第一の抵抗を直列に接続
し、前記第七のトランジスタのベ−スと前記第二の入力
端子対の一方との間および前記第八のトランジスタのベ
−スと前記第二の入力端子対の他方との間にそれぞれ第
三の抵抗を直列に接続した。
【0021】また、本発明の四相移相変調器は、前記第
一のトランジスタのベ−スと前記第二のトランジスタの
ベ−スおよび前記第七のトランジスタのベ−スと前記第
八のトランジスタのベ−スに共通のバイアス電源から直
流バイアス電圧を印加した。
【0022】また、本発明の四相移相変調器は、前記バ
イアス電源と前記第一のトランジスタのベ−スとの間お
よび前記バイアス電源と前記第二のトランジスタのベ−
スとの間をそれぞれ第二の抵抗で接続し、前記第二の抵
抗を介して前記第一および前記第二のトランジスタのベ
−スに前記直流バイアス電圧を印加し、前記バイアス電
源と前記第七のトランジスタのベ−スとの間および前記
バイアス電源と前記第八のトランジスタのベ−スとの間
をそれぞれ第四の抵抗で接続し、前記第四の抵抗を介し
て前記第七および前記第八のトランジスタのベ−スに前
記直流バイアス電圧を印加した。
【0023】また、本発明の四相移相変調器は、前記第
一の入力端子対と前記第一の抵抗との間をそれぞれ第一
の直流阻止コンデンサで接続し、前記第二の入力端子対
と前記第三の抵抗との間をそれぞれ第二の直流阻止コン
デンサで接続した。
【0024】また、本発明の四相移相変調器は、前記第
七のトランジスタのベ−スと前記第八のトランジスタの
ベ−スとの間に可変抵抗器を接続した。
【0025】さらに、本発明のデジタル通信機は、 請
求項5乃至9のいずれかに記載の四相移相変調器を用い
た。
【0026】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の四相移相変調器
とこの四相移相変調器を構成する本発明の二重平衡変調
器とについて図1を参照して説明する。図1において、
四相移相変調器は、第一の二重平衡変調器1と第二の二
重変調器31とから構成されており、第一の二重平衡変
調器1は、第一の入力端子対2、3に入力された第一の
平衡信号を増幅する第一の一対の前置増幅器4と、この
第一の一対の前置増幅器4で増幅した信号をさらに増幅
する第一および第二の差動増幅器5、6とから構成され
ている。
【0027】同様に、第二の二重平衡変調器31は、第
二の入力端子対32、33に入力された第二の平衡信号
を増幅する第二の一対の前置増幅器34と、この第二の
一対の前置増幅器34で増幅した信号をさらに増幅する
第三および第四の差動増幅器35、36とから構成され
ている。
【0028】第一の二重平衡変調器1における第一の一
対の前置増幅器4は、第一および第二のトランジスタ
7、8を有し、これらのトランジスタ7、8のエミッタ
にはそれぞれ定電流源9、10が設けられている。そし
て、一方の入力端子2と第一のトランジスタ7のベ−ス
との間、および、他方の入力端子3と第二のトランジス
タ8のベ−スとの間にはそれぞれ第一の抵抗11と第一
の直流阻止コンデンサ12とからなる直列体13が接続
されている。また、第一のトランジスタ7のベ−スと第
二のトランジスタ8のベ−スにはバイアス電源14から
の直流電圧が第二の抵抗15を介して印加されている。
【0029】第一の差動増幅器5は、互いにエミッタ同
志が接続された第三および第四のトランジスタ16、1
7で構成され、それらのエミッタが第一のトランジスタ
7のコレクタに接続され、また、第二の差動増幅器6
も、互いにエミッタ同志が接続された第五および第六の
トランジスタ18、19で構成され、それらのエミッタ
が第二のトランジスタ8のコレクタに接続されて、第一
の一対の前置増幅器4で増幅された第一の平衡信号がこ
れらのエミッタ間に入力されるようになっている。そし
て、第三のトランジスタ16のベ−スと第六のトランジ
スタ19のベ−スとが相互に接続され、また、第四のト
ランジスタ17のベ−スと第五のトランジスタ18のベ
−スとが相互に接続され、それらのベ−ス間に第一の平
衡搬送波信号CWIが入力されるようになっている。
【0030】第一の差動増幅器5の出力と第二の差動増
幅器6の出力は第一の加算器20に入力されるが、この
第一の加算器20は、第一の差動増幅器5を構成する一
方の第三のトランジスタ16のコレクタと第二の差動増
幅器6を構成する一方の第五のトランジスタ18のコレ
クタとに共通する第一の負荷抵抗21と、第一の差動増
幅器5を構成する他方の第四のトランジスタ17のコレ
クタと第二の差動増幅器6を構成する他方の第六のトラ
ンジスタ19のコレクタとに共通する第二の負荷抵抗2
2とを有している。従って、第一の差動増幅器5と、第
二の差動増幅器6と、第一の加算器20とによって第一
の二重平衡差動増幅器23が構成されており、互いに接
続された第三のトランジスタ16のコレクタおよび第五
のトランジスタ18のコレクタと、第四のトランジスタ
17のコレクタおよび第六のトランジスタ19のコレク
タとの間に変調された信号(第一の被変調信号)が発生
する。
【0031】一方、第二の二重平衡変調器31における
第二の一対の前置増幅器34は、第七および第八のトラ
ンジスタ37、38を有し、これらのトランジスタ3
7、38のエミッタにはそれぞれ定電流源39、40が
設けられている。そして、一方の入力端子32と第七の
トランジスタ37のベ−スとの間、および、他方の入力
端子33と第八のトランジスタ38のベ−スとの間には
それぞれ第三の抵抗41と第二の直流阻止コンデンサ4
2とからなる直列体43が接続されている。また、第七
のトランジスタ37のベ−スと第八のトランジスタ38
のベ−スとの間には可変抵抗器44が接続され、さら
に、第七のトランジスタ37のベ−スと第八のトランジ
スタ38のベ−スにはバイアス電源14からの直流電圧
が第四の抵抗45を介して印加されている。この第四の
抵抗45の値は第二の抵抗15の値よりも大きく設定さ
れている。さらに、可変抵抗器44の最大抵抗値は、第
七のトランジスタ37のベ−スと第八のトランジスタ3
8のベ−スとの間に直列接続された二つの第四の抵抗4
5とこの可変抵抗器44の最大抵抗値との並列抵抗値が
第一のトランジスタ7のベ−スと第二のトランジスタ8
のベ−スとの間に直列接続された二つの第二の抵抗15
よりも大きくなるように設定されている。
【0032】そして、可変抵抗器44の抵抗値を変える
ことによって第七のトランジスタ37のベ−スと第八の
トランジスタ38のベ−スとの間のインピ−ダンス(抵
抗)を調整し第七のトランジスタ37のベ−スと第八の
トランジスタ38のベ−スとの間に入力される第二の平
衡信号のレベルを第一のトランジスタ7のベ−スと第二
のトランジスタ8のベ−スとの間に入力される第一の平
衡信号のレベルと等しくすることができ、この結果第一
の二重平衡変調器1と第二の二重平衡変調器31とを平
衡させることができる。
【0033】第三の差動増幅器35は、互いにエミッタ
同志が接続された第九および第十のトランジスタ46、
47で構成され、それらのエミッタが第七のトランジス
タ37のコレクタに接続され、また、第四の差動増幅器
36も、互いにエミッタ同志が接続された第十一および
第十二のトランジスタ48、49で構成され、それらの
エミッタが第八のトランジスタ38のコレクタに接続さ
れて、第二の一対の前置増幅器34で増幅された第二の
平衡信号がこれらのエミッタ間に入力されるようになっ
ている。そして、第九のトランジスタ46のベ−スと第
十二のトランジスタ49のベ−スとが相互に接続され、
また、第十のトランジスタ47のベ−スと第十一のトラ
ンジスタ48のベ−スとが相互に接続され、それらのベ
−ス間には第一の平衡搬送波信号CWIとは90度移相
の異なった第二の平衡搬送波信号CWQが入力されるよ
うになっている。
【0034】第三の差動増幅器35の出力と第四の差動
増幅器36の出力は第二の加算器50に入力されるが、
この第二の加算器50は、第三の差動増幅器35を構成
する一方の第九のトランジスタ46のコレクタと第四の
差動増幅器36を構成する一方の第十一のトランジスタ
48のコレクタとに共通する第三の負荷抵抗51と、第
三の差動増幅器35を構成する他方の第十のトランジス
タ47のコレクタと第四の差動増幅器36を構成する他
方の第十二のトランジスタ49のコレクタとに共通する
第四の負荷抵抗52とを有している。従って、第三の差
動増幅器35と、第四の差動増幅器36と、第二の加算
器50とによって第二の二重平衡差動増幅器53が構成
され、互いに接続された第九のトランジスタ46のコレ
クタおよび第十一のトランジスタ48のコレクタと、第
十のトランジスタ47のコレクタおよび第十二のトラン
ジスタ49のコレクタとの間に変調された信号(第二の
被変調信号)が発生する。
【0035】ここで、第一の二重平衡差動増幅器23に
入力される第一の平衡搬送波信号CWIと第二の二重平
衡差動増幅器53に入力される第二の平衡搬送波信号C
WQとは、後述する搬送波発振器66(図2、図3参
照)からの平衡搬送波信号CWを移相器54によって生
成される。
【0036】そして、第一の被変調信号と第二の被変調
信号とが合成されてこの四相移相変調器の出力被変調信
号として取り出されるようになっている。
【0037】以上のように。本発明の四相移相変調器を
構成する二つの二重平衡変調器1、31は、第一の入力
端子対2、3と第一の一対の前置増幅器4を構成する第
一のトランジスタ7および第二のトランジスタ8のベ−
スとの間を第一の抵抗11で接続し、また、第二の入力
端子対32、33と第二の一対の前置増幅器34を構成
する第七のトランジスタ37および第八のトランジスタ
38のベ−スとの間を第三の抵抗41で接続しているの
で、第一の二重平衡変調器1においては、第一の入力端
子対2、3に第一の平衡信号を送り込む前段の第一の一
対の緩衝増幅器(図2、図3の65I参照)がこの第一
の入力端子対2、3に直結されて、この第一の一対の緩
衝増幅器65Iから第一のトランジスタ7のベ−スと第
二のトランジスタ8のベ−スとに異なるバイアス電流が
加わるようになった場合でも、第一の抵抗11によって
これらのベ−スに流れるバイアス電流の差は少なくな
る。従って、この第一の二重平衡変調器1の平衡度が向
上し、第一の二重平衡差動増幅器23から漏洩する第一
の平衡搬送波信号が少なくなる。
【0038】同様に、第二の二重平衡変調器31におい
ても、第二の入力端子対32、33に第二の平衡信号を
送り込む前段の第二の一対の緩衝増幅器65Q(図2、
図3参照)がこの第二の入力端子対32、33に直結さ
れて、この第二の一対の緩衝増幅器65Qから第七のト
ランジスタ37のベ−スと第八のトランジスタ38のベ
−スとに異なるバイアス電流が加わるようになった場合
でも、第三の抵抗41によってこれらのベ−スに流れる
バイアス電流の差は少なくなる。従って、この第二の二
重平衡変調器31の平衡度が向上し、第二の二重平衡差
動増幅器53から漏洩する第二の平衡搬送波信号が少な
くなる。
【0039】また、本発明の二重平衡変調器1、31
は、第一の一対の前置増幅器4を構成する第一および第
二のトランジスタ7、8のベ−スに共通バイアス電源1
4から同じ値の第二の抵抗15を介して直流バイアス電
圧を印加しているので、第一および第一のトランジスタ
7、8のベ−スをほぼ同一の電圧とすることができる。
そして同様に、第二の一対の前置増幅器34を構成する
第七および第八のトランジスタ37、38のベ−スにも
共通バイアス電源14から同じ値の第四の抵抗45を介
して直流バイアス電圧を印加しているので、第七および
第八のトランジスタ37、38のベ−スをほぼ同一の電
圧とすることができる。
【0040】そして、本発明の四相移相変調器は、以上
に説明した第一および第二の二つの二重平衡変調器1、
31によって構成されているので、これらの二重平衡変
調器1、31が有する効果をそのまま有している。そし
て、本発明の四相移相変調器は、一方の二重平衡変調器
31における第二の一対の前置増幅器34を構成する第
七と第八のトランジスタ37、38のベ−ス間に可変抵
抗器44を設けているので、この可変抵抗器44の抵抗
値を変えることによって第一の二重平衡変調器1と第二
の二重平衡変調器31と間のバイアス電流の平衡度も向
上させることができ、この結果( )
【0041】次に、本発明の四相移相変調器を用いたデ
ジタル通信機、例えば、CDMA(符号分割多重接続)
方式のセルラ−電話システムの送信機について図2を参
照して説明する。先ず、マイク61からの音声信号が符
号化回路62に入力され、この符号化回路62からは互
いに直交配列の関係とされた、例えば、4ビットからな
るデジタルのI信号とQ信号とが生成される。このI信
号およびQ信号は、図1の第一の二重平衡変調器1およ
び第二の二重平衡変調器31にそれぞれ入力される第一
の平衡信号および第二の平衡信号となるものである。I
信号は、次の第一のD/Aコンバ−タ(デジタル/アナ
ログ変換器)63IでアナログのI信号に変換され、第
一のLPF(ロ−パスフィルタ)64Iを介して第一の
緩衝増幅器65Iに入力される。
【0042】同様に、デジタルのQ信号も第二のD/A
コンバ−タ63QでアナログのQ信号に変換された後第
二のLPF64Qを介して第二の緩衝増幅器65Qに入
力される。ここで、第一および第二のD/Aコンバ−タ
63I、63Q、第一および第二のLPF64I、64
Q、第一及び第二の緩衝増幅器65I、65Qは、いわ
ゆるベ−スバンド信号を処理する部分であり、一般的に
は集積回路化されている。そして、アナログのI信号お
よびQ信号は、それぞれ第一および第二の緩衝増幅器6
5I、65Qで増幅された後にそれぞれ二重平衡変調器
1、31に入力される。この二重平衡変調器1、31に
は、搬送波発振器66からのほぼ130MHzの搬送波
信号を位相器54によって互いに90度の位相差となる
搬送波CWI、CWQが入力されており、この搬送波C
WI、CWQをI信号、Q信号によってデジタル位相変
調するようになっている。従って、第一および第二の二
重平衡変調器1、31は、四相移相変調器を構成してい
る。なお、第一および第二のD/Aコンバ−タ63I、
53Qから第一のおよび第二の二重平衡変調器1、31
までは平衡回路で構成されている。
【0043】そして、第一の二重平衡変調器1の出力と
第二の二重平衡変調器31の出力とが合成回路67で合
成され、可変利得増幅器68を介して混合器69に入力
し、ここで、局部発振器70からのほぼ966MHzの
局部発振信号と混合してほぼ836MHzの送信信号と
し、電力増幅器71、バンドパスフィルタ72を介して
アンテナ73から送信するようにしている。なお、図2
に示す合成回路67は、図1における第一の加算器20
と第二の加算器50とを示すものではなく、それらの出
力の合成(接続)部を示したものである。
【0044】ここで、本発明の四相移相変調器1、31
の前段にそれぞれ接続される第一および第二の緩衝増幅
器65I、65Qの構成を図3で説明する。第一の緩衝
増幅器65Iは一対のFET81、82によって構成さ
れ、同様に、第二の緩衝増幅器65Qも一対のFET8
3、84によって構成されている。また、これらのFE
T81、82、83、84のドレインには直流電圧Bが
供給され、ソ−スはそれぞれ定電流源85、86、8
7、88に接続されている。そして、FET81、82
のゲ−トにはI信号(第一の平衡信号)が入力され、ま
た、FET83、84のゲ−トには互Q信号(第二の平
衡信号)が入力される。そして、FET81のソ−スと
FET82のソ−スとの間からI信号が平衡状態でが取
り出され、第一の二重平衡変調器1の第一の入力端子対
2、3に入力される。同様に、FET83のソ−スとF
ET84のソ−スとの間からQ信号が平衡状態で取り出
され第二の二重平衡変調器31の第二の入力端子対3
2、33に入力される。従って第一の入力端子対2、3
の一方に入力されるI信号の位相と他方に入力されるI
信号の移相とは互いに逆位相の関係となっている。同様
に、第二の入力端子対32、33の一方に入力されるQ
信号の位相と他方に入力されるQ信号の移相とも互いに
逆位相の関係となっている。
【0045】そして、FET81、82のソ−スが第一
の入力端子対2、3に接続され、またFET83、84
のソ−スが第二の入力端子対32、33に接続されても
四相移相変調器には第一および第二の直流阻止コンデン
サ12、42が設けられているので、FET81、8
2、83、84のそれぞれのソ−ス電圧が第一のトラン
ジスタ7、第二のトランジスタ8、第七のトランジスタ
37、第八のトランジスタ38のそれぞれのベ−スに印
加されない。従って、例えば、FET81のソ−ス電圧
とFET82のソ−ス電圧とに差があっても第一のトラ
ンジスタ7のベ−ス電圧と第二のトランジスタのベ−ス
電圧とを同じ値に設定できる。
【0046】このことによって、デジタル通信機の変調
出力に含まれる搬送波等の不要な雑音を低減できるので
信号が清浄になり微細なパワ−制御が可能となり、特に
CDMA(符号分割多重接続)方式の移動電話システム
では回線の維持に効果が大となる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の二重平衡変調器
は、第一のトランジスタのベ−スと入力端子対の一方と
の間および第二のトランジスタのベ−スと入力端子対の
他方との間にそれぞれ第一の抵抗を直列に接続したの
で、入力端子対に平衡信号を送り込む前段の緩衝増幅器
のバイアス電圧の平衡度が崩れていても、この第一の抵
抗が緩衝の役目を果たし、第一のトランジスタのベ−ス
電圧と第二のトランジスタのベ−ス電圧との平衡度の崩
れが少なくなる。従って、二重平衡差動増幅器から漏洩
する平衡搬送波信号のレベルを少なくできる。
【0048】また、本発明の二重平衡変調器は、第一の
トランジスタのベ−スと第二のトランジスタのベ−スに
共通のバイアス電源から直流バイアス電圧を印加したの
で、いずれのトランジスタのベ−スにもほぼ同じベ−ス
バイアス電圧を与えることができ、平衡度が向上する。
【0049】また、本発明の二重平衡変調器は、バイア
ス電源と第一のトランジスタのベ−スとの間およびバイ
アス電源と第二のトランジスタのベ−スとの間をそれぞ
れの抵抗で接続し、この第二の抵抗を介して第一および
第二のトランジスタのベ−スに直流バイアス電圧を印加
したので、前段の緩衝増幅器等からのバイアス電圧が、
平衡度が崩れた状態で印加されたとしても、第一の抵抗
と第二の抵抗とによって分圧されるのでその影響を弱め
られる。代わって、バイアス電源から第二の抵抗を介し
て直流バイアス電圧が印加されるので、第一のトランジ
スタのベ−スと第二のトランジスタのベ−スを同じ電圧
にバイアスできる。
【0050】また、本発明の二重平衡変調器は、入力端
子対と第一の抵抗との間をそれぞれ直流阻止コンデンサ
で接続したので、前段に接続される緩衝増幅器等のバイ
アスの影響を完全になくすことができる。
【0051】そして、本発明の四相移相変調器は、第一
の二重平衡変調器と第二の二重平衡変調器とを備え、第
一の平衡変調器における第一のトランジスタのベ−スと
第一の入力端子対の一方との間および第二のトランジス
タベ−スと第一の入力端子対の他方との間にそれぞれ第
一の抵抗を直列に接続し、第二の平衡変調器における第
七のトランジスタのベ−スと第二の入力端子対の一方と
の間および第八のトランジスタのベ−スと第二の入力端
子対の他方との間にそれぞれ第三の抵抗を直列に接続し
たので、第一の入力端子対に第一の平衡信号を送り込む
前段の緩衝増幅器のバイアス電圧の平衡度が崩れていた
り、第二の入力端子対に第二の平衡信号を送り込む前段
の緩衝増幅器のバイアス電圧の平衡度が崩れていても、
この第一の抵抗と第三の抵抗がともに緩衝の役目を果た
し、第一のトランジスタのベ−ス電圧と第二のトランジ
スタのベ−ス電圧との平衡度の崩れが少なくなるととも
に、第七のトランジスタのベ−ス電圧と第八のトランジ
スタのベ−ス電圧との平衡度の崩れが少なくなる。従っ
て、二つの二重平衡差動増幅器から漏洩する平衡搬送波
信号のレベルを少なくできる。
【0052】また、本発明の四相移相変調器は、第一の
トランジスタのベ−スと第二のトランジスタのベ−スお
よび第七のトランジスタのベ−スと第八のトランジスタ
のベ−スに共通のバイアス電源から直流バイアス電圧を
印加したので、いずれのトランジスタのベ−スにもほぼ
同じベ−スバイアス電圧を与えることができ、平衡度が
向上する。
【0053】また、本発明の四相移相変調器は、バイア
ス電源と第一のトランジスタのベ−スとの間およびバイ
アス電源と第二のトランジスタのベ−スとの間をそれぞ
れ第二の抵抗で接続し、この第二の抵抗を介して第一お
よび第二のトランジスタのベ−スに直流バイアス電圧を
印加し、また、バイアス電源と第七のトランジスタのベ
−スとの間およびバイアス電源と第八のトランジスタの
ベ−スとの間をそれぞれ第四の抵抗で接続し、この第四
の抵抗を介して第七および第八のトランジスタのベ−ス
に直流バイアス電圧を印加したので、前段の緩衝増幅器
等からのバイアス電圧が、平衡度が崩れた状態で印加さ
れたとしても、第一の抵抗と第二の抵抗とによって分圧
され、また、第三の抵抗とと第四の抵抗とによって分圧
されるのでその影響を弱められる。代わって、バイアス
電源から第二の抵抗および第四を介してそれぞれ第一の
トランジスタ、第二のトランジスタのベ−スおよび第七
のトランジスタ、第八のトランジスタのベ−スに直流バ
イアス電圧が印加されるので、第一のトランジスタのベ
−スと第二のトランジスタのベ−スを同じ電圧にバイア
スでき、また、第七のトランジスタのベ−スと第八のト
ランジスタのベ−スとを同じ電圧にバイアスできる。
【0054】また、本発明の四相移相変調器は、第一の
入力端子対と第一の抵抗との間をそれぞれ第一の直流阻
止コンデンサで接続し、第二の入力端子対と第三の抵抗
との間をそれぞれ第二の直流阻止コンデンサで接続した
ので、第一の二重平衡変調器と第二の二重平衡変調器と
を、前段に接続される緩衝増幅器等のバイアスの影響を
完全になくすことができる。
【0055】また、本発明の四相移相変調器は、第七の
トランジスタのベ−スと第八のトランジスタのベ−スと
の間に可変抵抗器を接続したので、この可変抵抗器の抵
抗値を調整することによって、第一の二重平衡変調器に
入力される第一の平衡信号のレベルと第二の二重平衡変
調器に入力される第二の平衡信号のレベルとを等しくで
き二つの二重変調器の平衡度を向上させることができ
る。従って、平衡搬送波の漏洩を低減できる。
【0056】さらに、本発明のデジタル通信機は、請求
項5乃至9のいずれかに記載の四相移相変調器を用いた
ので、平衡搬送波の漏洩が極めて少なくなり、出力レベ
ルのコントロ−ル能力に優れた通信機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重変調器および四相移相変調器を説
明する回路図である。
【図2】本発明の四相移相変調器を用いたデジタル通信
機の送信回路図である。
【図3】本発明の本発明のデジタル通信機に用いられて
いる緩衝増幅器の回路図である。
【図4】従来の四相移相変調器の回路図である。
【符号の説明】
1 第一の二重平衡変調器 2、3 第一の入力端子対 4 第一の一対の前置増幅器 5 第一の差動増幅器 6 第二の差動増幅器 7 第一のトランジスタ 8 第二のトランジスタ 9、10、39、40 定電流源 11 第一の抵抗 12 第一の直流阻止コンデンサ 13、43 直列体 14 バイアス電源 15 第二の抵抗 16 第三のトランジスタ 17 第四のトランジスタ 18 第五のトランジスタ 19 第六のトランジスタ 20 第一の加算器 21 第一の負荷抵抗 22 第二の負荷抵抗 23 第一の二重平衡差動増幅器 31 第二の二重平衡変調器 32、33 第二の入力端子対 34 第二の一対の前置増幅器 35 第三の差動増幅器 36 第四の差動増幅器 37 第七のトランジスタ 38 第八のトランジスタ 41 第三の抵抗 42 第二の直流阻止コンデンサ 44 可変抵抗器 45 第四の抵抗 46 第九のトランジスタ 47 第十のトランジスタ 48 第十一のトランジスタ 49 第十二のトランジスタ 50 第二の加算器 51 第三の負荷抵抗 52 第四の負荷抵抗 53 第二の二重平衡差動増幅器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子対と、第一のトランジスタと第
    二のトランジスタとを有して前記入力端子対に入力され
    た平衡信号を前記第一のトランジスタと前記第二のトラ
    ンジスタとにより別個に増幅する一対の前置増幅器と、
    エミッタ同志が接続された接続点が前記第一のトランジ
    スタのコレクタに接続された第三及び第四のトランジス
    タと、並びにエミッタ同志が接続された接続点が前記第
    二のトランジスタのコレクタに接続された第五及び第六
    のトランジスタとを有して前記第三および前記第六のト
    ランジスタの各ベ−ス同志と前記第四および前記第五の
    トランジスタの各ベ−ス同志との間に平衡搬送波信号が
    入力される二重平衡差動増幅器とからなり、前記第一の
    トランジスタのベ−スと前記入力端子対の一方との間お
    よび前記第二のトランジスタのベ−スと前記入力端子対
    の他方との間にそれぞれ第一の抵抗を直列に接続したこ
    とを特徴とする二重平衡変調器。
  2. 【請求項2】 前記第一のトランジスタのベ−スと前記
    第二のトランジスタのベ−スに共通のバイアス電源から
    直流バイアス電圧を印加したことを特徴とする請求項1
    記載の二重平衡変調器。
  3. 【請求項3】 前記バイアス電源と前記第一のトランジ
    スタのベ−スとの間および前記バイアス電源と前記第二
    のトランジスタのベ−スとの間をそれぞれ第二の抵抗で
    接続し、前記第二の抵抗を介して前記第一および前記第
    二のトランジスタのベ−スに前記直流バイアス電圧を印
    加したことを特徴とする請求項2記載の二重平衡変調
    器。
  4. 【請求項4】 前記入力端子対と前記第一の抵抗との間
    をそれぞれ直流阻止コンデンサで接続したことを特徴と
    する請求項1または2または3記載の二重平衡変調器。
  5. 【請求項5】 第一の二重平衡変調器と第二の二重平衡
    変調器とを備え、前記第一の二重平衡変調器は、第一の
    入力端子対と、第一のトランジスタと第二のトランジス
    タとを有して前記第一の入力端子対に入力された第一の
    平衡信号を前記第一のトランジスタと前記第二のトラン
    ジスタとにより別個に増幅する第一の一対の前置増幅器
    と、エミッタ同志が接続された接続点が前記第一のトラ
    ンジスタのコレクタに接続された第三及び第四のトラン
    ジスタ、並びにエミッタ同志が接続された接続点が前記
    第二のトランジスタのコレクタに接続された第五及び第
    六のトランジスタとを有して前記第三および前記第六の
    トランジスタの各ベ−ス同志と前記第四および前記第五
    のトランジスタの各ベ−ス同志との間に第一の平衡搬送
    波信号が入力される第一の二重平衡差動増幅器とから構
    成され、前記第二の二重平衡変調器は、第二の入力端子
    対と、第七のトランジスタと第八のトランジスタとを有
    して前記第二の入力端子対に入力された第二の平衡信号
    を前記第七のトランジスタと前記第八のトランジスタと
    により別個に増幅する第二の一対の前置増幅器と、エミ
    ッタ同志が接続された接続点が前記第七のトランジスタ
    のコレクタに接続された第九及び第十のトランジスタ、
    並びにエミッタ同志が接続された接続点が前記第八のト
    ランジスタのコレクタに接続された第十一及び第十二の
    トランジスタとを有して前記第九および前記第十二のト
    ランジスタの各ベ−ス同志と前記第十および前記第十一
    のトランジスタの各ベ−ス同志との間に前記第一の搬送
    波に対して90度の位相差を有する第二の平衡搬送波信
    号が入力される第二の二重平衡差動増幅器とから構成さ
    れ、前記第一のトランジスタのベ−スと前記第一の入力
    端子対の一方との間および前記第二のトランジスタベ−
    スと前記第一の入力端子対の他方との間にそれぞれ第一
    の抵抗を直列に接続し、前記第七のトランジスタのベ−
    スと前記第二の入力端子対の一方との間および前記第八
    のトランジスタのベ−スと前記第二の入力端子対の他方
    との間にそれぞれ第三の抵抗を直列に接続したことを特
    徴とする四相移相変調器。
  6. 【請求項6】 前記第一のトランジスタのベ−スと前記
    第二のトランジスタのベ−スおよび前記第七のトランジ
    スタのベ−スと前記第八のトランジスタのベ−スに共通
    のバイアス電源から直流バイアス電圧を印加したことを
    特徴とする請求項5記載の四相移相変調器。
  7. 【請求項7】 前記バイアス電源と前記第一のトランジ
    スタのベ−スとの間および前記バイアス電源と前記第二
    のトランジスタのベ−スとの間をそれぞれ第二の抵抗で
    接続し、前記第二の抵抗を介して前記第一および前記第
    二のトランジスタのベ−スに前記直流バイアス電圧を印
    加し、前記バイアス電源と前記第七のトランジスタのベ
    −スとの間および前記バイアス電源と前記第八のトラン
    ジスタのベ−スとの間をそれぞれ第四の抵抗で接続し、
    前記第四の抵抗を介して前記第七および前記第八のトラ
    ンジスタのベ−スに前記直流バイアス電圧を印加したこ
    とを特徴とする請求項6記載の四相移相変調器。
  8. 【請求項8】 前記第一の入力端子対と前記第一の抵抗
    との間をそれぞれ第一の直流阻止コンデンサで接続し、
    前記第二の入力端子対と前記第三の抵抗との間をそれぞ
    れ第二の直流阻止コンデンサで接続したことを特徴とす
    る請求項5または6または7記載の四相移相変調器。
  9. 【請求項9】 前記第七のトランジスタのベ−スと前記
    第八のトランジスタのベ−スとの間に可変抵抗器を接続
    したことを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載
    の四相移相変調器。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至9のいずれかに記載の四
    相移相変調器を用いたことを特徴とするデジタル通信
    機。
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