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JPH1145440A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスク記録再生装置

Info

Publication number
JPH1145440A
JPH1145440A JP19751797A JP19751797A JPH1145440A JP H1145440 A JPH1145440 A JP H1145440A JP 19751797 A JP19751797 A JP 19751797A JP 19751797 A JP19751797 A JP 19751797A JP H1145440 A JPH1145440 A JP H1145440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
packet
recording
laser power
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19751797A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Takahashi
直人 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP19751797A priority Critical patent/JPH1145440A/ja
Publication of JPH1145440A publication Critical patent/JPH1145440A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OPC領域を有効に活用して光ディスクに対
するデータの記録品質を向上させる。 【解決手段】 CD−RWディスク1のPMA領域(O
PC領域)にOPCを実行し、それによって得られた最
適記録レーザパワー値を不揮発性メモリ12に記憶し、
CD−RWディスク1のトラックに記録する複数のパケ
ットからなるデータをバッファ8に格納し、その格納さ
れたパケットのデータを上記最適記録レーザパワー値に
基づいて記録して、その記録した直後に当該パケット領
域のデータを再生し、その再生によってエラーを検出し
たとき、CD−RWディスク1にOPCを実行し、それ
によって得られた最適記録レーザパワー値に基づいてバ
ッファ8に格納されているパケットのデータを当該パケ
ット領域に上書きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−RWドラ
イブ等の上書きが可能な光ディスクに対してデータの記
録と再生を行なう光ディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同じ内容のデータを複数個記録し
たCD等の光ディスクを装着し、その光ディスクのデー
タの再生でエラーを検出したとき、光ディスク上の他の
個所に記録された同じ内容のデータを再生する手段を備
えた光ディスク装置(例えば、特開昭62−29327
7号公報参照)があった。
【0003】また、データの追記が可能なCD−Rディ
スク等の光ディスクに対してレーザパワーキャリブレー
ション(以下「OPC」と略称する)を実行し、それに
よって得られた最適記録レーザパワー値に基づいてデー
タを記録するCD−Rドライブ等の光ディスク記録再生
装置があった。
【0004】さらに、データの上書きが可能なCD−R
Wディスク等の光ディスクに対してOPCを実行し、そ
れによって得られた最適記録レーザパワー値を記憶し、
光ディスクのトラックに複数のパケットからなるデータ
を記録するとき、上記記憶した最適記録レーザパワー値
に基づいて記録するCD−RWドライブ等の光ディスク
記録再生装置があった。
【0005】上記CD−RWドライブ等の光ディスク記
録再生装置は、CD−RWディスク等の上書き可能な光
ディスクのトラックにパケットライト方式と称する記録
方式でデータを複数のパケットに分割して記録してい
る。そのパケットは、トラックに比べてサイズが非常に
小さいので(通常は光ディスク記録再生装置のパケット
データを一時的に格納するバッファのサイズよりも小さ
い)、光ディスク上に数千個のパケットを記録すること
ができる。
【0006】そして、光ディスク記録再生装置は、光デ
ィスクに初めてデータを記録するとき、データ記録時の
レーザ光の最適記録レーザパワー値を求めるためのOP
Cと称する試し書きを実行し、それによって得られた最
適記録レーザパワー値でデータを記録する。また、その
最適記録レーザパワー値を不揮発性メモリに記憶し、上
記光ディスクにデータを記録する度にOPCを実行せ
ず、上記記憶した最適記録レーザパワー値を用いるよう
にしていた。
【0007】これは、OPC処理に時間がかかるので、
データ記録の度にOPCを行なわないでもデータを記録
できるようにし、データ記録時間を短縮するためであ
る。また、CD−RWディスク等の光ディスクではCD
−Rディスクと同じようにOPCを実行する領域に10
0回分の領域を設けており、OPCの実行回数に限りが
有るため、OPC処理の回数を節約するためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなCD−RWドライブ等の光ディスク記録再生装置
では、データ記録時の装置内の温度や光ディスクの表面
温度等が上昇し、OPC時の装置環境とは異なった場
合、不揮発性メモリに記憶された最適記録レーザパワー
値ではデータの記録品質が悪化したり、記録後に再生で
きなくなるという問題があった。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、OPC領域を有効に活用して光ディスクに対す
るデータの記録品質を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、データの上書きが可能な光ディスクに対
してレーザパワーキャリブレーションを実行するレーザ
パワーキャリブレーション手段と、その手段によるレー
ザパワーキャリブレーションによって得られた最適記録
レーザパワー値を記憶する最適記録レーザパワー値記憶
手段と、上記光ディスクのトラックに記録する複数のパ
ケットからなるデータを格納するパケットデータ格納手
段と、その手段に格納されたパケットのデータを上記最
適記録レーザパワー値記憶手段に記憶された最適記録レ
ーザパワー値に基づいて記録するパケットデータ記録手
段と、その手段によって記録されたパケットのデータを
再生するパケットデータ再生手段を備えた光ディスク記
録再生装置において、上記パケットのデータをトラック
に記録した直後に当該パケット領域のデータを再生し、
その再生によってエラーを検出したとき、上記光ディス
クに対してレーザパワーキャリブレーションを実行し、
そのレーザパワーキャリブレーションによって得られた
最適記録レーザパワー値に基づいて上記パケットデータ
格納手段に格納されているパケットのデータを当該パケ
ット領域に上書きする上書手段を設けたものである。
【0011】また、上記上書手段に、上記パケットデー
タ格納手段に格納されたパケットのデータを当該パケッ
ト領域に上書きするとき、固定長パケットライト方式で
記録されたパケットにのみ行なう手段を設けるとよい。
【0012】さらに、上記当該パケット領域に上書きし
たパケットのデータの再生でエラーを検出したとき、上
記光ディスクに対して以後のデータ記録動作を禁止する
手段を設けるとなおよい。
【0013】この発明の請求項1の光ディスク記録再生
装置は、データの上書きが可能な光ディスクに対してレ
ーザパワーキャリブレーションを実行し、それによって
得られた最適記録レーザパワー値を記憶し、上記光ディ
スクのトラックに記録する複数のパケットからなるデー
タを格納し、その格納されたパケットのデータを上記最
適記録レーザパワー値に基づいて記録して、上記パケッ
トのデータをトラックに記録した直後に当該パケット領
域のデータを再生し、その再生によってエラーを検出し
たとき、上記光ディスクに対してレーザパワーキャリブ
レーションを実行し、そのレーザパワーキャリブレーシ
ョンによって得られた最適記録レーザパワー値に基づい
て上記格納されているパケットのデータを当該パケット
領域に上書きするので、再生エラーが発生したときにの
み再度OPCを行なうので、データ記録の度にOPCを
実行せず、必要なときにのみOPCを実行して常にデー
タを正しく再生可能に記録することができる。
【0014】また、この発明の請求項2の光ディスク記
録再生装置は、上記格納されたパケットのデータを当該
パケット領域に上書きするとき、固定長パケットライト
方式で記録されたパケットにのみ行なうので、パケット
のデータを格納するバッファサイズよりも大きなパケッ
トのデータを記録した後の再生でエラーを検出したと
き、その後の上書き処理で全てのパケットのデータを記
録することができる。
【0015】さらに、この発明の請求項3の光ディスク
記録再生装置は、上記当該パケット領域に上書きしたパ
ケットのデータの再生でエラーを検出したとき、上記光
ディスクに対して以後のデータ記録動作を禁止するの
で、レーザの劣化等の原因でパケットのデータを正しく
記録できないときに無駄にOPCを実行し、OPC領域
を浪費してしまうことを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1はこの発明の光デ
ィスク記録再生装置の一実施形態であるCD−RWドラ
イブの構成を示す図である。このCD−RWドライブ
は、データを書き換え可能な光ディスクであるCD−R
Wディスク1を任意の回転速度で回転させるモータ2
と、そのモータ2の回転数を変えることによって回転速
度を制御する回転制御部3を備えている。
【0017】また、CD−RWディスク1の記録面にデ
ータ記録時とデータ再生時の半導体レーザ(レーザ光)
Lを照射する光ピックアップ4と、光ピックアップ4を
CD−RWディスク1の半径方向に移動させるアクチュ
エータ制御部5と、光ピックアップ4からの信号を検出
する信号制御部6を備えている。
【0018】さらに、CPUとCPUが各種の処理を行
なうときに使用する記憶エリアのROM,RAM等のメ
モリを内蔵し、このCD−RWドライブ全体の制御を司
ると共に、バッファ8に対するデータの読み書き、不揮
発性メモリ12に対する最適記録レーザパワー値の読み
書き、CD−RWディスク1のトラックに対するパケッ
トのデータの書き込み処理、この発明に係る各種の処理
を実行するドライブコントローラ7を備えている。
【0019】さらにまた、ホストコンピュータ11から
転送されたパケットのデータを一時的に格納するバッフ
ァ8と、ドライブコントローラ7から送られる指示によ
って光ピックアップ4のレーザ光Lの照射を制御するレ
ーザ駆動回路9と、このCD−RWドライブを制御する
ホストコンピュータ11とのインターフェイスを司り、
ホストコンピュータ11とドライブコントローラ7との
間のデータ,コマンドの送受信を行なう外部インターフ
ェイス10と、CD−RWディスク1のID,CD−R
Wディスク1に対するデータ記録時の最適記録レーザパ
ワー値等の情報を格納する不揮発性メモリ12を備えて
いる。
【0020】すなわち、上記ドライブコントローラ7等
が、データの上書きが可能な光ディスクに対してレーザ
パワーキャリブレーションを実行するレーザパワーキャ
リブレーション手段と、その手段によるレーザパワーキ
ャリブレーションによって得られた最適記録レーザパワ
ー値を記憶する最適記録レーザパワー値記憶手段と、上
記光ディスクのトラックに記録する複数のパケットから
なるデータを格納するパケットデータ格納手段と、その
手段に格納されたパケットのデータを上記最適記録レー
ザパワー値記憶手段に記憶された最適記録レーザパワー
値に基づいて記録するパケットデータ記録手段と、その
手段によって記録されたパケットのデータを再生するパ
ケットデータ再生手段の機能を果たす。
【0021】また、上記パケットのデータをトラックに
記録した直後に当該パケット領域のデータを再生し、そ
の再生によってエラーを検出したとき、上記光ディスク
に対してレーザパワーキャリブレーションを実行し、そ
のレーザパワーキャリブレーションによって得られた最
適記録レーザパワー値に基づいて上記パケットデータ格
納手段に格納されているパケットのデータを当該パケッ
ト領域に上書きする上書手段の機能も果たす。
【0022】さらに、上記パケットデータ格納手段に格
納されたパケットのデータを当該パケット領域に上書き
するとき、固定長パケットライト方式で記録されたパケ
ットにのみ行なう手段と、上記当該パケット領域に上書
きしたパケットのデータの再生でエラーを検出したと
き、上記光ディスクに対して以後のデータ記録動作を禁
止する手段の機能も果たす。
【0023】図2はCD−RWディスク1の記録領域の
フォーマットを示す説明図である。CD−RWディスク
1の記録領域は、内周側から、パワーキャリブレシーョ
ンエリア(Power Calibration Ar
ea:PCA)20,プログラムメモリエリア(Pro
gram Memory Area:PMA)21,リ
ードインエリア(Lead−in Area)22,プ
ログラムエリア(Program Area)23で構
成される。
【0024】PCA20には、テストエリア,カウント
エリアがそれぞれ100個ずつあり、CD−RWドライ
ブは、CD−RWディスク1に対して初めてデータを記
録するとき、当該領域でOPCを行ない、そのOPCに
よって得られたレーザ光の最適記録レーザパワー値を設
定する。プログラムエリア23には、データをトラック
24単位で記録し、そのトラック24のアドレス,デー
タモード等の情報をPMA21やリードインエリア22
に記録する。
【0025】リードインエリア22は、セッション25
の始めを示すエリアであり、データの目次情報(Tab
le Of Contents:TOC)を記録する。
そのTOCにはセッション25に含まれるトラックの情
報を記録する。セッション25は、リードインエリア,
1つもしくは複数のトラック,リードアウトエリアから
なる1つの単位である。リードアウトエリア26は、セ
ッション25の終わりを示すエリアである。
【0026】図3は、トラックアットワンス(Trac
k at Once)方式でデータを記録したトラック
のフォーマットを示す図である。トラックアットワンス
方式でデータを記録したトラックは、プレギャップ(P
re Gap)30,ユーザデータ部(User Da
ta)31,ランアウトブロック(Run−out)3
2からなり、プレギャップ30はさらに、リンクブロッ
ク(Link)33,ランインブロック(Run−i
n)34からなる。
【0027】プレギャップ30は、トラックの先頭に位
置し、音楽ならば無音部であり、150ブロック又は2
25ブロックからなる。ユーザデータ部31は、パケッ
トのデータを記録する領域である。ランアウトブロック
32は、トラックの最後を示すブロックであり、2ブロ
ックからなる。
【0028】リンクブロック33は、トラックとトラッ
クの繋ぎ目を示すブロックであり、1ブロックからな
る。ランインブロック34は、トラックの先頭を示すブ
ロックであり、4ブロックからなる。
【0029】トラックアットワンス方式を用いた場合、
ユーザデータ部31を一気に記録しなければならない。
なぜなら、データの記録動作を中断すると、CD−RW
ディスク上のデータの連続性が失われ、その部分のデー
タを再生できなくなるからである。そのため、CD−R
Wドライブは、バッファにホストコンピュータから受信
したパケットのデータを一時的に格納し、記録動作が中
断しないように制御している。
【0030】図4は、パケットライト(Packet
Writing)方式でデータを記録したトラックフォ
ーマットを示す図である。パケットライト方式でデータ
を記録したトラックは、プレギャップ40,ユーザデー
タ部41からなる。
【0031】ユーザデータ部41は、複数のパケット4
2からなる。各パケット42は、トラック中に存在する
セクタの固まりであり、最小は1セクタである。そし
て、1ブロックのリンクブロック43と、4ブロックの
ランインブロック44と、ユーザデータ部45と、2ブ
ロックのランアウトブロック46とからなる。
【0032】リンクブロック43はトラックとトラック
の繋ぎ目を示すデータを格納する。ランインブロック4
4はトラックの先頭を示すデータを格納する。ユーザデ
ータ部45はホストコンピュータから転送されたデータ
を記録する。ランアウトブロック46はトラックの最期
を示すデータを格納する。
【0033】CD−RWドライブは、パケット42を1
回のライト処理で記録し、1パケットに1個のファイル
を記録する。このパケットライト方式は、トラックアッ
トワンス方式に比べて1回で記録するセクタ数が少ない
(CD−RWドライブのメモリサイズ以下)ので、シス
テムの作業効率の悪さから発生するバッファアンダーラ
ン(Buffer Under Run)エラーが発生
し難く、フロッピディスクのような扱いができるという
利点がある。
【0034】パケットライト方式には、固定長パケット
ライト(Fixed PacketSize)方式と、
可変長パケットライト(Valiable Packe
tSize)方式の2種類がある。
【0035】可変長パケットライト方式は、ファイルの
大きさに応じてパケット長を1セクタから数千セクタま
で幅広く設定できる。一方、固定長パケットライト方式
は、一般的にパケット長をCD−RWドライブのバッフ
ァサイズ以下の大きさに設定している。
【0036】次に、このCD−RWドライブにおけるデ
ータのパケットライト処理について説明する。図5は、
その処理を示すフローチャートである。この処理は、ホ
ストコンピュータ11からの記録命令により、ステップ
(図中「S」で示す)1でホストコンピュータ11から
パケットデータを受信してバッファ8に格納し、ステッ
プ2で不揮発性メモリ12に記憶されたOPCテーブル
から当該CD−RWディスク1の最適記録レーザパワー
値を読み込み、ステップ3で以前にOPCが実施されて
いるディスクか否かを判定する。
【0037】ステップ3の判断で以前にOPCを実施し
たディスクであると判定すると、ステップ4でOPCテ
ーブルから読み出した最適記録レーザパワー値を記録パ
ワーに設定する。また、ステップ3の判断で以前にOP
Cを実施したディスクでないと判定すると、ステップ1
5でOPCを実行し、ステップ4でそのOPCから得ら
れた最適記録レーザパワー値を不揮発性メモリ12のO
PCテーブルに記憶し、パケットライト時の記録パワー
に設定する。
【0038】さらに、ステップ5でCD−RWディスク
1上のデータ記録を開始するアドレスを計算し、ステッ
プ6で上記アドレスに上記最適記録レーザパワー値でデ
ータをパケットライトし、ステップ7でライトエラーか
否かを判断して、パケットライト処理が以上終了してラ
イトエラーなら、ステップ16でエラーコードを設定
し、この処理を終了する。
【0039】ステップ7の判断でパケットライト処理が
正常に終了してライトエラーでなければ、ステップ8で
PMAを記録する。そのPMA記録は、不完全トラック
(Incomplete Track)を示す値をPM
A領域のサブコード(Subcode)に記録する。
【0040】ステップ9でPMAのライトエラーか否か
を判断して、ライトエラーならステップ16でエラーコ
ードを設定し、この処理を終了する。また、PMAの記
録が正常に終了してライトエラーでなければ、ステップ
10でパケットライト直後の当該パケット記録領域の再
生処理を実行し、ステップ11で再生エラーか否かを判
断する。この再生によってパケットデータが正常に記録
されているか否かを判定する。
【0041】ステップ11の判断で再生が正常に行なわ
れて再生エラーでなければ、この処理を終了する。ま
た、再生エラーになったときは、ステップ12でエラー
内容がディスクエラーか否かを判断して、メカ系のエラ
ーやH/Wエラー等のディスクに依存したディスクエラ
ーでなければ、ステップ16でエラーコードを設定し、
この処理を終了する。
【0042】ステップ12の判断でディスクエラーな
ら、ステップ13でOPCを実行して挿入されているC
D−RWディスク1の現装置環境における最適記録レー
ザパワー値を求め、ステップ14で上記求めた最適記録
レーザパワー値でバッファ8に格納されているパケット
データを当該パケットに上書きして、この処理を終了す
る。
【0043】このようにして、パケットライトしたデー
タが正常に再生できたときは、OPCを実行せずに済
み、OPC処理時間とOPC領域とを節約することがで
きる。そして、データ記録時の環境温度により、CD−
RWディスク1の記録面の温度やCD−RWドライブの
内部温度が上昇し、OPCテーブルから読み取った最適
記録レーザパワー値が最適値に適合しない場合、再度O
PCを実行して適合した最適記録レーザパワー値を求め
直し、それで再記録するので、データの記録品質を高め
ることができる。
【0044】次に、パケットライト方式には、上述した
ように固定著パケットライト方式と可変長パケットライ
ト方式の2種類が有り、上述の処理で可変長パケットラ
イト方式で記録されたパケット領域に、バッファ8のサ
イズよりも大きなパケットデータを記録すると、データ
記録直後の再生でエラーを検出しても、本来記録すべき
パケットデータを全て上書きすることができなくなる。
【0045】例えば、バッファ8のサイズが100KB
であり、パケットデータのサイズが120KBのとき、
最後の20KBをバッファ8に格納する際に先に格納さ
れた100KBの内の20KB分のデータが上書きされ
てしまう。
【0046】そこで、上記バッファ8に格納されたパケ
ットのデータを当該パケット領域に上書きするときは、
固定長パケットライト方式で記録されたパケット領域に
のみ行なうように限定すると良い。
【0047】次に、パケットデータの上書きは固定長パ
ケットライト方式で記録されたパケット領域にのみ行な
う処理を説明する。図6は、その処理を示すフローチャ
ートである。この処理は、ステップ21でプログラム変
数であるFixedフラグ=0に設定して変数を初期化
し、ステップ22でホストコンピュータ11からの設定
が固定長パケットライト方式(Fixed Packe
t Writing)の設定か否かを判断して、固定長
パケットライト方式の設定でなければ、次のパケットラ
イトに備えてこの処理を終了する。
【0048】ステップ22の判断で固定長パケットライ
ト方式の設定なら、変数Fixedフラグ=1を設定
し、ステップ24でパケットサイズを設定し、パケット
ライト処理に備える。
【0049】このようにして、CD−RWドライブはパ
ケットデータの上書きを固定長パケットライト方式で記
録されたパケット領域にのみ行なうので、その上書きに
よって誤ったデータを記録することを防止できる。
【0050】次に、上述の処理で光ピックアップ4のレ
ーザの劣化などの原因で上書き後の再生がエラーになる
場合、OPCを実行して最適記録レーザパワー値を求め
ても、再び再生エラーになる恐れが有る。そのような場
合、OPC領域を無駄に浪費してしまうことになる。そ
こで、上書き後の再生処理でエラーを検出したときに
は、そのCD−RWディスクに対する以後のデータ記録
動作を禁止するようにするとよい。
【0051】次に、上書き後の再生処理でエラーを検出
したときにはCD−RWディスクに対する以後のデータ
記録動作を禁止する処理について説明する。図7はその
処理を示すフローチャートである。この処理は、ステッ
プ31で上書き処理を実行し、ステップ32でその上書
き処理に対してライトエラーが発生したか否かを判断
し、ライトエラーが発生したらステップ37でエラーコ
ードを設定して、この処理を終了する。
【0052】ステップ32の判断でライトエラーが発生
しなければ、ステップ33で上書きしたパケット領域の
再生処理を実行し、ステップ34で再生エラーが発生し
たか否かを判断し、上書きが正常に終了して再生エラー
でなければ、記録品質も問題なしと判定し、この処理を
終了し、再生エラーならステップ35でその再生エラー
がデータ誤りが多くて訂正できないEDCエラー等のデ
ィスクに依存するディスクエラーか否かを判断する。
【0053】ステップ35の判断でディスクエラーでな
ければステップ37でエラーコードを設定してこの処理
を終了し、ディスクエラーならステップ36で当該CD
−RWドライブのレーザ系に異常があると判定し、ライ
ト禁止フラグ=1を設定し、ステップ37でエラーコー
ドを設定し、この処理を終了する。
【0054】このようにして、光ピックアップ4等のレ
ーザ系の劣化等が原因で再生エラーが発生した場合は、
CD−RWディスク1に対するデータの記録動作を禁止
するので、OPC領域を無駄に浪費することを防止でき
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る光ディスク記録再生装置によれば、OPC領域を有効
に活用して光ディスクに対するデータの記録品質を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク記録再生装置の一実施形
態であるCD−RWドライブの構成を示す図である。
【図2】CD−RWディスク1の記録領域のフォーマッ
トを示す説明図である。
【図3】トラックアットワンス(Track at O
nce)方式でデータを記録したトラックのフォーマッ
トを示す図である。
【図4】パケットライト(Packet Writin
g)方式でデータを記録したトラックフォーマットを示
す図である。
【図5】このCD−RWドライブにおけるデータのパケ
ットライト処理を示すフローチャートである。
【図6】このCD−RWドライブでパケットデータの上
書きは固定長パケットライト方式で記録されたパケット
領域にのみ行なう処理を示すフローチャートである。
【図7】このCD−RWドライブの上書き後の再生処理
でエラーを検出したときにはCD−RWディスクに対す
る以後のデータ記録動作を禁止する処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1:CD−RWディスク 2:モータ 3:回転制御部 4:光ピックアップ 5:アクチュエータ制御部 6:信号制御部 7:ドライブコントローラ 8:バッファ 9:レーザ駆動回路 10:外部インタフェース 11:ホストコンピュータ 12:不揮発性メモリ 20:PCA 21:PMA 22:リードインエリア 23:プログラムエリア 24:トラック 25:セッション 26:リードアウトエリア 30,40:プレギャップ 31,41,45:ユーザデータ部 32,46:ランアウトブロック 33,43:リンクブロック 34,44:ランインブロック 42:パケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの上書きが可能な光ディスクに対
    してレーザパワーキャリブレーションを実行するレーザ
    パワーキャリブレーション手段と、該手段によるレーザ
    パワーキャリブレーションによって得られた最適記録レ
    ーザパワー値を記憶する最適記録レーザパワー値記憶手
    段と、前記光ディスクのトラックに記録する複数のパケ
    ットからなるデータを格納するパケットデータ格納手段
    と、該手段に格納されたパケットのデータを前記最適記
    録レーザパワー値記憶手段に記憶された最適記録レーザ
    パワー値に基づいて記録するパケットデータ記録手段
    と、該手段によって記録されたパケットのデータを再生
    するパケットデータ再生手段とを備えた光ディスク記録
    再生装置において、 前記パケットのデータをトラックに記録した直後に当該
    パケット領域のデータを再生し、その再生によってエラ
    ーを検出したとき、前記光ディスクに対してレーザパワ
    ーキャリブレーションを実行し、そのレーザパワーキャ
    リブレーションによって得られた最適記録レーザパワー
    値に基づいて前記パケットデータ格納手段に格納されて
    いるパケットのデータを当該パケット領域に上書きする
    上書手段を設けたことを特徴とする光ディスク記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク記録再生装置
    において、 前記上書手段に、前記パケットデータ格納手段に格納さ
    れたパケットのデータを当該パケット領域に上書きする
    とき、固定長パケットライト方式で記録されたパケット
    にのみ行なう手段を設けたことを特徴とする光ディスク
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ディスク記録再
    生装置において、 前記当該パケット領域に上書きしたパケットのデータの
    再生でエラーを検出したとき、前記光ディスクに対して
    以後のデータ記録動作を禁止する手段を設けたことを特
    徴とする光ディスク記録再生装置。
JP19751797A 1997-07-23 1997-07-23 光ディスク記録再生装置 Pending JPH1145440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7263043B2 (en) 2002-12-25 2007-08-28 Teac Corporation Optical disk apparatus for optimizing laser power during recording
US7327649B2 (en) 1999-06-11 2008-02-05 Ricoh Company, Ltd. Method for formatting optical information recording medium, at recording power less than recording power to be used for recording, and recording medium formatted by the method

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