JPH11322526A - 自己硬化性歯科用接着剤 - Google Patents
自己硬化性歯科用接着剤Info
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- JPH11322526A JPH11322526A JP11085776A JP8577699A JPH11322526A JP H11322526 A JPH11322526 A JP H11322526A JP 11085776 A JP11085776 A JP 11085776A JP 8577699 A JP8577699 A JP 8577699A JP H11322526 A JPH11322526 A JP H11322526A
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- dental adhesive
- curing dental
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/60—Preparations for dentistry comprising organic or organo-metallic additives
- A61K6/61—Cationic, anionic or redox initiators
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/30—Compositions for temporarily or permanently fixing teeth or palates, e.g. primers for dental adhesives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/884—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising natural or synthetic resins
- A61K6/887—Compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Plastic & Reconstructive Surgery (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、少なくとも一つの重合性樹脂;少なくとも一
つの重合性モノマー;以下の群から選択される酸性基 【化1】 を有する少なくとも一つの重合性モノマー及びそれらの
塩;安定剤;約10重量%乃至90重量%の含量の有機
溶媒又は水;及び少なくとも1部の熱レドックス開始剤
系又は光開始剤を有する自己硬化性歯科用接着剤に関す
る。本発明の接着剤は、レドックス開始剤系からなる自
己硬化性歯科用物質の塗布直後に重合し、そして少なく
とも約7MPaの象牙質への接着力を有する。
つの重合性モノマー;以下の群から選択される酸性基 【化1】 を有する少なくとも一つの重合性モノマー及びそれらの
塩;安定剤;約10重量%乃至90重量%の含量の有機
溶媒又は水;及び少なくとも1部の熱レドックス開始剤
系又は光開始剤を有する自己硬化性歯科用接着剤に関す
る。本発明の接着剤は、レドックス開始剤系からなる自
己硬化性歯科用物質の塗布直後に重合し、そして少なく
とも約7MPaの象牙質への接着力を有する。
Description
【0001】本発明は自己硬化性歯科用接着剤に関し、
その自己硬化性歯科用接着剤は金属基レドックス開始剤
系からなる自己硬化性修復材を塗布した後、混合するこ
となく重合するものである。
その自己硬化性歯科用接着剤は金属基レドックス開始剤
系からなる自己硬化性修復材を塗布した後、混合するこ
となく重合するものである。
【0002】現在、歯の窩洞の歯科的処置は歯科用コン
ポジット、コンポマー(compomer)又はガラスイオノマ
ーを通常使用して行われている。歯科用コンポジット及
びコンポマーの使用は接着剤技術の適用に関連する。一
般に、接着剤及び歯科修復材の両者は可視光による照射
により硬化される。歯科用コンポジットは多くの利点を
有し、すなわち、高い機械的強度、優れた美的特性及び
高い耐摩耗性を有している。これらの正の特性はコンポ
マーのフッ素イオン遊離特性により補強される。
ポジット、コンポマー(compomer)又はガラスイオノマ
ーを通常使用して行われている。歯科用コンポジット及
びコンポマーの使用は接着剤技術の適用に関連する。一
般に、接着剤及び歯科修復材の両者は可視光による照射
により硬化される。歯科用コンポジットは多くの利点を
有し、すなわち、高い機械的強度、優れた美的特性及び
高い耐摩耗性を有している。これらの正の特性はコンポ
マーのフッ素イオン遊離特性により補強される。
【0003】ガラスイオノマーの使用は、その自己接着
性、生体適合性及び光照射を必要としない使用から少な
くとも幾分の利点を有している。さらに、ガラスイオノ
マーはフッ素イオンを遊離できる。他の点として、ガラ
スイオノマーは比較的低い曲げ強さ及び高い摩耗性を有
している。
性、生体適合性及び光照射を必要としない使用から少な
くとも幾分の利点を有している。さらに、ガラスイオノ
マーはフッ素イオンを遊離できる。他の点として、ガラ
スイオノマーは比較的低い曲げ強さ及び高い摩耗性を有
している。
【0004】改良された機械的特性、高い耐摩耗性及び
フッ素イオン遊離特性を有する自己硬化性修復材を開発
するために、熱硬化性接着剤が必要とされている。
フッ素イオン遊離特性を有する自己硬化性修復材を開発
するために、熱硬化性接着剤が必要とされている。
【0005】近年、重合開始剤としてスルフィネート及
びカンファーキノン/アミンからなる二重硬化性接着剤
が デンツプライ コーク、ミルフォード DE(Dents
plyCaulk, Milford DE)により開発された。
びカンファーキノン/アミンからなる二重硬化性接着剤
が デンツプライ コーク、ミルフォード DE(Dents
plyCaulk, Milford DE)により開発された。
【0006】一般に、自己硬化性物質は、開始剤系の部
分がその成分中に分散されねばならないという事実によ
り、少なくとも二成分からなる。
分がその成分中に分散されねばならないという事実によ
り、少なくとも二成分からなる。
【0007】本発明の目的は、歯科用接着物質を提供す
ることである。本発明の別の目的は、自己硬化性である
ような物質を提供することである。本発明のそれら及び
更なる目的は、以下に記載する本発明によって達成され
た特定な説明から明らかであろう。
ることである。本発明の別の目的は、自己硬化性である
ような物質を提供することである。本発明のそれら及び
更なる目的は、以下に記載する本発明によって達成され
た特定な説明から明らかであろう。
【0008】一般に、自己硬化性歯科用接着剤は、以下
の組成、 (i)少なくとも一つの重合性樹脂; (ii)少なくとも一つの重合性モノマー; (iii)以下の群から選択される酸性基
の組成、 (i)少なくとも一つの重合性樹脂; (ii)少なくとも一つの重合性モノマー; (iii)以下の群から選択される酸性基
【化2】 を有する少なくとも一つの重合性モノマー及びそれらの
塩; (iv)少なくとも一つの安定剤; (v)接着剤の10重量%乃至90重量%の含量の少な
くとも一つの有機溶媒又は水;及び (vi)少なくとも1部の熱レドックス開始剤系又は光開
始剤からなり、その歯科用接着剤はレドックス開始剤系
からなる自己硬化性歯科用物質の塗布直後に重合し、及
びその歯科用接着剤は少なくとも約7MPaの象牙質へ
の接着力を有している。
塩; (iv)少なくとも一つの安定剤; (v)接着剤の10重量%乃至90重量%の含量の少な
くとも一つの有機溶媒又は水;及び (vi)少なくとも1部の熱レドックス開始剤系又は光開
始剤からなり、その歯科用接着剤はレドックス開始剤系
からなる自己硬化性歯科用物質の塗布直後に重合し、及
びその歯科用接着剤は少なくとも約7MPaの象牙質へ
の接着力を有している。
【0009】本発明は、少なくとも、重合性樹脂、重合
性モノマー、以下の群から選択される酸性基
性モノマー、以下の群から選択される酸性基
【化3】 を少なくとも有する重合性モノマー又はそれらの塩、安
定剤、10乃至90パーセントの含量の有機溶剤及び/
又は水、及び少なくとも1部の熱レドックス開始剤系及
び/又は光開始剤からなる自己硬化性歯科用接着剤を包
含する。この接着剤は、レドックス開始剤系からなる自
己硬化性歯科用材料を塗布した直後に重合する。
定剤、10乃至90パーセントの含量の有機溶剤及び/
又は水、及び少なくとも1部の熱レドックス開始剤系及
び/又は光開始剤からなる自己硬化性歯科用接着剤を包
含する。この接着剤は、レドックス開始剤系からなる自
己硬化性歯科用材料を塗布した直後に重合する。
【0010】本発明の自己硬化性接着剤の接着力は、少
なくとも約7MPa、好ましくは少なくとも約9MP
a、最も好ましくは少なくとも約11MPaである。
なくとも約7MPa、好ましくは少なくとも約9MP
a、最も好ましくは少なくとも約11MPaである。
【0011】自己硬化性歯科用接着剤は、金属の塩又は
有機金属化合物、アミン又は過酸化物を含有するのが好
ましい。用いることができる金属塩又は有機金属化合物
は、銅、銀、セリウム、鉄、クロム、ニッケル、バナジ
ウム及びマンガンからなる群から選ばれる。金属含有化
合物は、しばしば、アセテート、サリチル酸塩、ナフェ
ノエート、チオ尿素コンプレックス、アセチルアセトネ
ート又はエチレンテトラアミン酢酸である。
有機金属化合物、アミン又は過酸化物を含有するのが好
ましい。用いることができる金属塩又は有機金属化合物
は、銅、銀、セリウム、鉄、クロム、ニッケル、バナジ
ウム及びマンガンからなる群から選ばれる。金属含有化
合物は、しばしば、アセテート、サリチル酸塩、ナフェ
ノエート、チオ尿素コンプレックス、アセチルアセトネ
ート又はエチレンテトラアミン酢酸である。
【0012】好適なアミンはアルキルアリールアミン、
ジアルキルアリールアミン、トリアルキルアミン又はそ
れらからの誘導体である。
ジアルキルアリールアミン、トリアルキルアミン又はそ
れらからの誘導体である。
【0013】好適な過酸化物には、例えば、ジアシルペ
ルオキシド、ペルエステル(peresters )、ペルケター
ル(perketales)、ペルオキシジカーボネート、ジアル
キルペルオキシド、ケトンペルオキシド、又はアルキル
ヒドロキシペルオキシドが含まれ、具体的には、ベンゾ
イルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベ
ンゾイルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルアミルペ
ルオキシド、ジ−(tert−ブチル)ペルオキシド、クメ
ンヒドロペルオキシド、tert−ブチルヒドロペルオキシ
ド、tert−ブチルペルオキシ−(3,5,5−トリメチ
ルヘキサノエート)及びtert−ブチルペルオキシ−2−
エチルヘキシルカルボネート、ラウリルペルオキシドが
ある。
ルオキシド、ペルエステル(peresters )、ペルケター
ル(perketales)、ペルオキシジカーボネート、ジアル
キルペルオキシド、ケトンペルオキシド、又はアルキル
ヒドロキシペルオキシドが含まれ、具体的には、ベンゾ
イルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベ
ンゾイルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルアミルペ
ルオキシド、ジ−(tert−ブチル)ペルオキシド、クメ
ンヒドロペルオキシド、tert−ブチルヒドロペルオキシ
ド、tert−ブチルペルオキシ−(3,5,5−トリメチ
ルヘキサノエート)及びtert−ブチルペルオキシ−2−
エチルヘキシルカルボネート、ラウリルペルオキシドが
ある。
【0014】例えば、銅(II)アセチルアセトネートか
らなる歯科用接着剤を虫歯の窩洞に塗布する。次いでそ
の窩洞を銅(II)チオ尿素からなる熱硬化性材料を用い
て充填する。これら両方の材料は一緒に重合する。これ
により自己硬化性修復材もまたボンディング材料の重合
を開始させる。この接着剤/修復材の接着力は、9.0
±1.5MPaである。
らなる歯科用接着剤を虫歯の窩洞に塗布する。次いでそ
の窩洞を銅(II)チオ尿素からなる熱硬化性材料を用い
て充填する。これら両方の材料は一緒に重合する。これ
により自己硬化性修復材もまたボンディング材料の重合
を開始させる。この接着剤/修復材の接着力は、9.0
±1.5MPaである。
【0015】比較例1歯科用接着剤 等しい量の Prime & Bond 2.1 (登録商標)(デンツプ
ライ、デトレイ、コンスタンツ)及び Self Cure Activ
ator(デンツプライ、コーク、ミルホールドDE)を混
合した。
ライ、デトレイ、コンスタンツ)及び Self Cure Activ
ator(デンツプライ、コーク、ミルホールドDE)を混
合した。
【0016】自己硬化性歯科用修復材 使用した歯科用修復材は粉末及び液体からなっている。
これらは次の組成を有している。 粉末:50.3639gのシリル化ストロンチウム−ア
ルミノ−シリケートガラス、2重量%の銅チオ尿素コン
プレックスからなる2.1546gのシリル化ストロン
チウム−アルミノ−シリケートガラス、10重量%のア
スコルビン酸を含有する1.0773gのシリル化スト
ロンチウム−アルミノ−シリケートガラスを均一に混合
した。 液体:18.0000gのジペンタエリトリトールペン
タアクリレートモノホスフェート及び30重量%のジエ
チレングリコールジメタクリレートを含む2−(ジメチ
ル)アミノエチルメタクリレート(AP−1)、30重
量%のジエチレングリコールジメタクリレートを含む
4.5000gのマクロモノマーM−1(2モルのメタ
クリル酸、2モルの2,2−ビス−[4−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)−フェニル]−プロパン及び1モル
のアジピン酸の反応から合成した)、10.6328g
のジエチレングリコールジメタクリレート、0.016
7gのN,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−p−ト
ルイジン、0.5049gのtert−ブチルペルオキシベ
ンゾエート、0.0113gの2,6−ジ−tert−ブチ
ル−p−クレゾールを均一に混合した。
これらは次の組成を有している。 粉末:50.3639gのシリル化ストロンチウム−ア
ルミノ−シリケートガラス、2重量%の銅チオ尿素コン
プレックスからなる2.1546gのシリル化ストロン
チウム−アルミノ−シリケートガラス、10重量%のア
スコルビン酸を含有する1.0773gのシリル化スト
ロンチウム−アルミノ−シリケートガラスを均一に混合
した。 液体:18.0000gのジペンタエリトリトールペン
タアクリレートモノホスフェート及び30重量%のジエ
チレングリコールジメタクリレートを含む2−(ジメチ
ル)アミノエチルメタクリレート(AP−1)、30重
量%のジエチレングリコールジメタクリレートを含む
4.5000gのマクロモノマーM−1(2モルのメタ
クリル酸、2モルの2,2−ビス−[4−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)−フェニル]−プロパン及び1モル
のアジピン酸の反応から合成した)、10.6328g
のジエチレングリコールジメタクリレート、0.016
7gのN,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−p−ト
ルイジン、0.5049gのtert−ブチルペルオキシベ
ンゾエート、0.0113gの2,6−ジ−tert−ブチ
ル−p−クレゾールを均一に混合した。
【0017】適用 使用する直前に、歯科用接着剤を塗布する。その後、重
量(wt)比が3.2:1.0の粉末と液体との均一混
合物により得た修復材を塗布した。作業時間は3.75
分で、硬化時間は3.00分である。象牙質への接着力
を測定したところ8.58±1.32MPaであった。
歯科用修復材は次のような機械的特性を示す。すなわ
ち、圧縮強さが256.6±11.9MPaで、曲げ強
さが87.0±3.4、そしてE−モジュール(module
s )が7780±785MPaである。
量(wt)比が3.2:1.0の粉末と液体との均一混
合物により得た修復材を塗布した。作業時間は3.75
分で、硬化時間は3.00分である。象牙質への接着力
を測定したところ8.58±1.32MPaであった。
歯科用修復材は次のような機械的特性を示す。すなわ
ち、圧縮強さが256.6±11.9MPaで、曲げ強
さが87.0±3.4、そしてE−モジュール(module
s )が7780±785MPaである。
【0018】実施例1歯科用接着剤A 3.2419gの7,7,9,63,63,65−ヘキ
サメチル−4,13,60,69−テトラオキソ−3,
14,19,24,29,34,39,44,49,5
4,59,70−ドデカンオキサ−5,12,61,6
8−テトラアザドヘプタコンタジイル−1,72−ジメ
タクリレート(R5621)、3.7406gのジペン
タエリトリトールペンタアクリレートモノホスフェー
ト、8.2819gの2,7,7,9,15−ペンタメ
チル−4,13−ジオキソ−3,14−ジオキサ−5,
12−ジアザ−ヘキサデカンジイル−1,16−ジメタ
クリレート、0.4417gのビスフェノール−A−ジ
メタクリレート、0.1496gのセチルアミンヒドロ
フルオライド、0.0377gの2,6−ジ−tert−ブ
チル−p−クレゾール及び0.0330gの銅−II−ア
セチルアセトネートを59.9736gのアセトンに溶
解した。
サメチル−4,13,60,69−テトラオキソ−3,
14,19,24,29,34,39,44,49,5
4,59,70−ドデカンオキサ−5,12,61,6
8−テトラアザドヘプタコンタジイル−1,72−ジメ
タクリレート(R5621)、3.7406gのジペン
タエリトリトールペンタアクリレートモノホスフェー
ト、8.2819gの2,7,7,9,15−ペンタメ
チル−4,13−ジオキソ−3,14−ジオキサ−5,
12−ジアザ−ヘキサデカンジイル−1,16−ジメタ
クリレート、0.4417gのビスフェノール−A−ジ
メタクリレート、0.1496gのセチルアミンヒドロ
フルオライド、0.0377gの2,6−ジ−tert−ブ
チル−p−クレゾール及び0.0330gの銅−II−ア
セチルアセトネートを59.9736gのアセトンに溶
解した。
【0019】自己硬化性歯科用修復材 歯科用修復材は比較例1に記載した粉末及び液体とから
なる。
なる。
【0020】適用 使用する直前に、歯科用接着剤を塗布する。その後、重
量比が3.2:1.0の粉末と液体との均一混合物によ
り得た修復材を塗布した。作業時間は3.75分で、硬
化時間は3.00分である。象牙質への接着力を測定し
たところ9.0±1.5MPaであった。歯科用修復材
は次のような機械的特性を示す。すなわち、圧縮強さが
256.6±11.9MPaで、曲げ強さが87.0±
3.4、そしてE−モジュールが7780±785MP
aである。
量比が3.2:1.0の粉末と液体との均一混合物によ
り得た修復材を塗布した。作業時間は3.75分で、硬
化時間は3.00分である。象牙質への接着力を測定し
たところ9.0±1.5MPaであった。歯科用修復材
は次のような機械的特性を示す。すなわち、圧縮強さが
256.6±11.9MPaで、曲げ強さが87.0±
3.4、そしてE−モジュールが7780±785MP
aである。
【0021】実施例2歯科用接着剤A 4.7593gのジペンタエリトリトールペンタアクリ
レートモノホスフェート、7.7083gの2,7,
7,9,15−ペンタメチル−4,13−ジオキソ−
3,14−ジオキサ−5,12−ジアザ−ヘキサデカン
ジイル−1,16−ジメタクリレート、2.2130g
の7,7,9,63,63,65−ヘキサメチル−4,
13,60,69−テトラオキソ−3,14,19,2
4,29,34,39,44,49,54,59,70
−ドデカンオキサ−5,12,61,68−テトラアザ
ドヘプタコンタジイル−1,72−ジメタクリレート
(R5621)、1.3177gのトリメチロールプロ
パントリアクリレート、2.8213gのジエチレング
リコールジメタクリレート、0.0997gの銅(II)
アセチルアセトネート、0.1922gの2,6−ジ−
tert−ブチル−p−クレゾール、0.1922gのセチ
ルアミンヒドロフルオライド及び1.6952gのナノ
フィラー(nanofiller)(平均粒径7nm)を79.0
011gのアセトンに溶解した。
レートモノホスフェート、7.7083gの2,7,
7,9,15−ペンタメチル−4,13−ジオキソ−
3,14−ジオキサ−5,12−ジアザ−ヘキサデカン
ジイル−1,16−ジメタクリレート、2.2130g
の7,7,9,63,63,65−ヘキサメチル−4,
13,60,69−テトラオキソ−3,14,19,2
4,29,34,39,44,49,54,59,70
−ドデカンオキサ−5,12,61,68−テトラアザ
ドヘプタコンタジイル−1,72−ジメタクリレート
(R5621)、1.3177gのトリメチロールプロ
パントリアクリレート、2.8213gのジエチレング
リコールジメタクリレート、0.0997gの銅(II)
アセチルアセトネート、0.1922gの2,6−ジ−
tert−ブチル−p−クレゾール、0.1922gのセチ
ルアミンヒドロフルオライド及び1.6952gのナノ
フィラー(nanofiller)(平均粒径7nm)を79.0
011gのアセトンに溶解した。
【0022】自己硬化性歯科用修復材 歯科用修復材は比較例1に記載した粉末及び液体とから
構成されている。
構成されている。
【0023】適用 使用する直前に、歯科用接着剤を塗布する。その後、重
量比が3.4:1.0の粉末と液体との均一混合物によ
り得た修復材を塗布した。作業時間は3.25分で、硬
化時間は3.00分である。象牙質への接着力を測定し
たところ11.1±1.8MPaであった。
量比が3.4:1.0の粉末と液体との均一混合物によ
り得た修復材を塗布した。作業時間は3.25分で、硬
化時間は3.00分である。象牙質への接着力を測定し
たところ11.1±1.8MPaであった。
【0024】実施例3歯科用接着剤A 4.7137gのジペンタエリトリトールペンタアクリ
レートモノホスフェート、7.6345gの2,7,
7,9,15−ペンタメチル−4,13−ジオキソ−
3,14−ジオキサ−5,12−ジアザ−ヘキサデカン
ジイル−1,16−ジメタクリレート、2.1918g
の7,7,9,63,63,65−ヘキサメチル−4,
13,60,69−テトラオキソ−3,14,19,2
4,29,34,39,44,49,54,59,70
−ドデカンオキサ−5,12,61,68−テトラアザ
ドヘプタコンタジイル−1,72−ジメタクリレート
(R5621)、1.3051gのトリメチロールプロ
パントリアクリレート、2.7943gのジエチレング
リコールジメタクリレート、1.0559gのp−ジメ
チル安息香酸エチルエステル、0.1904gの2,6
−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、0.1904g
のセチルアミンヒドロフルオライド及び1.6790g
のナノフィラー(平均粒径7nm)を78.2450g
のアセトンに溶解した。
レートモノホスフェート、7.6345gの2,7,
7,9,15−ペンタメチル−4,13−ジオキソ−
3,14−ジオキサ−5,12−ジアザ−ヘキサデカン
ジイル−1,16−ジメタクリレート、2.1918g
の7,7,9,63,63,65−ヘキサメチル−4,
13,60,69−テトラオキソ−3,14,19,2
4,29,34,39,44,49,54,59,70
−ドデカンオキサ−5,12,61,68−テトラアザ
ドヘプタコンタジイル−1,72−ジメタクリレート
(R5621)、1.3051gのトリメチロールプロ
パントリアクリレート、2.7943gのジエチレング
リコールジメタクリレート、1.0559gのp−ジメ
チル安息香酸エチルエステル、0.1904gの2,6
−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、0.1904g
のセチルアミンヒドロフルオライド及び1.6790g
のナノフィラー(平均粒径7nm)を78.2450g
のアセトンに溶解した。
【0025】自己硬化性歯科用修復材 歯科用修復材は比較例1に記載した粉末及び液体とから
構成されている。
構成されている。
【0026】適用 使用する直前に、歯科用接着剤を塗布する。その後、重
量比が3.4:1.0の粉末と液体との均一混合物によ
り得た修復材を塗布した。作業時間は3.25分で、硬
化時間は3.00分である。象牙質への接着力を測定し
たところ8.9±2.6MPaであった。
量比が3.4:1.0の粉末と液体との均一混合物によ
り得た修復材を塗布した。作業時間は3.25分で、硬
化時間は3.00分である。象牙質への接着力を測定し
たところ8.9±2.6MPaであった。
【0027】実施例4歯科用接着剤A 3.2419gの7,7,9,63,63,65−ヘキ
サメチル−4,13,60,69−テトラオキソ−3,
14,19,24,29,34,39,44,49,5
4,59,70−ドデカンオキサ−5,12,61,6
8−テトラアザドヘプタコンタジイル−1,72−ジメ
タクリレート(R5621)、3.7406gのジペン
タエリトリトールペンタアクリレートモノホスフェー
ト、8.2819gの2,7,7,9,15−ペンタメ
チル−4,13−ジオキソ−3,14−ジオキサ−5,
12−ジアザ−ヘキサデカンジイル−1,16−ジメタ
クリレート、0.4417gのビスフェノール−A−ジ
メタクリレート、0.1496gのセチルアミンヒドロ
フルオライド、0.0377gの2,6−ジ−tert−ブ
チル−p−クレゾール及び0.2283gの銅−II−ア
セチルアセトネートを59.9736gのアセトンに溶
解した。
サメチル−4,13,60,69−テトラオキソ−3,
14,19,24,29,34,39,44,49,5
4,59,70−ドデカンオキサ−5,12,61,6
8−テトラアザドヘプタコンタジイル−1,72−ジメ
タクリレート(R5621)、3.7406gのジペン
タエリトリトールペンタアクリレートモノホスフェー
ト、8.2819gの2,7,7,9,15−ペンタメ
チル−4,13−ジオキソ−3,14−ジオキサ−5,
12−ジアザ−ヘキサデカンジイル−1,16−ジメタ
クリレート、0.4417gのビスフェノール−A−ジ
メタクリレート、0.1496gのセチルアミンヒドロ
フルオライド、0.0377gの2,6−ジ−tert−ブ
チル−p−クレゾール及び0.2283gの銅−II−ア
セチルアセトネートを59.9736gのアセトンに溶
解した。
【0028】自己硬化性歯科用修復材 粉末:89.10gのシリル化ストロンチウム−アルミ
ノ−シリケートガラス、10.10gのOX−50有機
物フィラー、1.00gのAerosil(エアロジ
ル)R−972、0.02gの銅(II)アセチルアセト
ネート及び0.15gのアスコルビルパルミテートを均
一に混合した。 液体:10.00gのOEMA、10.00gのジペン
タエリトリトールペンタアクリレートモノホスフェー
ト、30.00gのジエチレングリコールジメタクリレ
ート、50.00gの2,2−ビス−[p−(2−ヒド
ロキシ−3−メタクリロイロキシプロポキシ)−フェニ
ル]−プロパン、2.00gの蒸留水及び0.20gの
tert−ブチル−ペルオキシベンゾエートを均一に混合し
た。
ノ−シリケートガラス、10.10gのOX−50有機
物フィラー、1.00gのAerosil(エアロジ
ル)R−972、0.02gの銅(II)アセチルアセト
ネート及び0.15gのアスコルビルパルミテートを均
一に混合した。 液体:10.00gのOEMA、10.00gのジペン
タエリトリトールペンタアクリレートモノホスフェー
ト、30.00gのジエチレングリコールジメタクリレ
ート、50.00gの2,2−ビス−[p−(2−ヒド
ロキシ−3−メタクリロイロキシプロポキシ)−フェニ
ル]−プロパン、2.00gの蒸留水及び0.20gの
tert−ブチル−ペルオキシベンゾエートを均一に混合し
た。
【0029】腐食した象牙質に一つの被覆層としてプラ
イマーを塗布し、空気乾燥させる。修復材の粉末と液体
とをカプセル中に3.75:1の比で12秒間で混ぜ摩
砕する。そのペーストをポストの象牙質に塗布する。こ
のように塗布してできた構造体を37℃で自己硬化させ
る。次いで37℃の水中で24時間保管する。インスト
ロン(instron )上でせん断結合強さについて試験をす
る。平均的な結合強さは9.18MPaであった。
イマーを塗布し、空気乾燥させる。修復材の粉末と液体
とをカプセル中に3.75:1の比で12秒間で混ぜ摩
砕する。そのペーストをポストの象牙質に塗布する。こ
のように塗布してできた構造体を37℃で自己硬化させ
る。次いで37℃の水中で24時間保管する。インスト
ロン(instron )上でせん断結合強さについて試験をす
る。平均的な結合強さは9.18MPaであった。
【0030】以上のことから、自己硬化性歯科用接着剤
の目的は本明細書で説明した発明によって達成できるこ
とが明らかである。必ずしも最善の実施態様を超える本
発明の可能性のある形態のすべてについて説明してきた
わけではないが、本発明の範囲は特許請求の範囲によっ
てのみ画定される。
の目的は本明細書で説明した発明によって達成できるこ
とが明らかである。必ずしも最善の実施態様を超える本
発明の可能性のある形態のすべてについて説明してきた
わけではないが、本発明の範囲は特許請求の範囲によっ
てのみ画定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケウァング ルー アメリカ合衆国.19901 デラウエア,ド ーヴァー,インディペンデンス ブールヴ ァード 696
Claims (8)
- 【請求項1】 以下の組成、 (i)少なくとも一つの重合性樹脂; (ii)少なくとも一つの重合性モノマー; (iii)以下の群から選択される酸性基 【化1】 を有する少なくとも一つの重合性モノマー及びそれらの
塩; (iv)安定剤; (v)約10%乃至90%の含量の有機溶媒又は水;及
び (vi)少なくとも1部の熱レドックス開始剤系又は光開
始剤からなり、レドックス開始剤系からなる自己硬化性
歯科用物質の塗布直後に重合し、及び少なくとも約7M
Paの象牙質への接着力を有している自己硬化性歯科用
接着剤。 - 【請求項2】 少なくとも約11MPaの象牙質への接
着力を有している請求項1記載の自己硬化性歯科用接着
剤。 - 【請求項3】 前記熱レドックス開始剤系が、金属の塩
又は有機金属含有化合物、アミン又は過酸化物である請
求項1記載の自己硬化性歯科用接着剤。 - 【請求項4】 前記金属含有化合物の金属が、銅、銀、
セリウム、鉄、クロム、ニッケル、バナジウム及びマン
ガンからなる群から選択される請求項3記載の自己硬化
性歯科用接着剤。 - 【請求項5】 前記金属含有化合物が、アセテート、サ
リチル酸塩、ナフェノエート、チオ尿素コンプレック
ス、アセチルアセトネート又はエチレンテトラミン酢酸
である請求項3記載の自己硬化性歯科用接着剤。 - 【請求項6】 前記アミンが、アルキルアリールアミ
ン、ジアルキルアリールアミン、トリアルキルアミン又
はそれらからの誘導体である請求項3記載の自己硬化性
歯科用接着剤。 - 【請求項7】 前記過酸化物が、ジアシルペルオキシ
ド、ペルエステル、ペルケタール、ペルオキシジカーボ
ネート、ジアルキルペルオキシド、ケトンペルオキシ
ド、又はアルキルヒドロキシペルオキシドである請求項
3記載の自己硬化性歯科用接着剤。 - 【請求項8】 前記過酸化物が、ベンゾイルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオ
キシ)ヘキサン、tert−ブチルアミルペルオキシド、ジ
−(tert−ブチル)ペルオキシド、クメンヒドロペルオ
キシド、tert−ブチルヒドロペルオキシド、tert−ブチ
ルペルオキシ−(3,5,5−トリメチルヘキサノエー
ト)、tert−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキシルカ
ーボネート、及びラウリルペルオキシドから選択される
請求項3記載の自己硬化性歯科用接着剤。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7977798P | 1998-03-27 | 1998-03-27 | |
US60/079777 | 1998-03-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11322526A true JPH11322526A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=22152753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11085776A Pending JPH11322526A (ja) | 1998-03-27 | 1999-03-29 | 自己硬化性歯科用接着剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20020058726A1 (ja) |
EP (1) | EP0948956A3 (ja) |
JP (1) | JPH11322526A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008516951A (ja) * | 2004-10-14 | 2008-05-22 | デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド | 一成分自己エッチング接着材 |
US7541393B2 (en) | 2001-12-29 | 2009-06-02 | 3M Innovative Properties Company | Composition containing a polymerizable reducing agent, kit, and method |
WO2021049268A1 (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | 株式会社ジーシー | 歯科用重合性組成物 |
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FI20010222A0 (fi) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | Yli Urpo Antti | Lääketieteellisesti hammashoidolliset polymeerikomposiitit ja -koostumukset |
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BRPI0410317B1 (pt) | 2003-05-13 | 2014-03-18 | Dentsply Int Inc | Adesivo dental |
US7166651B2 (en) | 2003-05-19 | 2007-01-23 | Kerr Corporation | Two-part self-adhering dental compositions |
US7214726B2 (en) * | 2003-07-17 | 2007-05-08 | Kerr Corporation | Methods of using two-part self-adhering dental compositions |
RU2683315C2 (ru) | 2014-07-10 | 2019-03-28 | 3М Инновейтив Пропертиз Компани | Двухкомпонентный самоклеящийся стоматологический состав, способ его изготовления и применения |
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-
1999
- 1999-03-26 EP EP99106331A patent/EP0948956A3/en not_active Withdrawn
- 1999-03-29 JP JP11085776A patent/JPH11322526A/ja active Pending
-
2002
- 2002-01-10 US US10/044,893 patent/US20020058726A1/en not_active Abandoned
- 2002-04-02 US US10/114,352 patent/US20020103272A1/en not_active Abandoned
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---|---|
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US20020058726A1 (en) | 2002-05-16 |
US20020103272A1 (en) | 2002-08-01 |
EP0948956A2 (en) | 1999-10-13 |
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