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JPH1132228A - 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、画像処理システム、画像処理方法、画像データ処理装置、画像データ処理方法、並びに提供媒体 - Google Patents

送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、画像処理システム、画像処理方法、画像データ処理装置、画像データ処理方法、並びに提供媒体

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Publication number
JPH1132228A
JPH1132228A JP10032670A JP3267098A JPH1132228A JP H1132228 A JPH1132228 A JP H1132228A JP 10032670 A JP10032670 A JP 10032670A JP 3267098 A JP3267098 A JP 3267098A JP H1132228 A JPH1132228 A JP H1132228A
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JP
Japan
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image
output
data
visual environment
Prior art date
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Pending
Application number
JP10032670A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Nakabayashi
清隆 中林
Naoya Kato
直哉 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10032670A priority Critical patent/JPH1132228A/ja
Publication of JPH1132228A publication Critical patent/JPH1132228A/ja
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側の入力デバイスと受信側の出力デバイ
スの画像の色の見えを同じにする。 【解決手段】 送信側のCRTモニタ3から出力されたRGB
データは、コンバータ11に記憶されているプロファイ
ルP1により、XYZデータに変換され、視環境変換回路1
2において、センサS1,S2にからの検出信号が参照さ
れ、送信側の視環境に応じた補正処理が施されてL+M+S+
データとして出力される。視環境変換回路15は、セン
サS3,S4からの検出信号を参照して、受信側の視環境
に応じた補正処理を施し、得られたXYZデータをコンバ
ータ16に供給する。コンバータ16は、プロファイル
4を参照して、XYZデータをRGBデータに変換しCRTモニ
タ4に対して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置、送信方
法、受信装置、受信方法、画像処理システム、画像処理
方法、画像データ処理装置、画像データ処理方法、およ
び提供媒体に関し、特に、画像の見えを一致させること
ができるようにした送信装置、送信方法、受信装置、受
信方法、画像処理システム、画像処理方法、画像データ
処理装置、画像データ処理方法、および提供媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の取り込みまたは出力(例え
ば、紙に印刷して出力する場合などの他、表示する場合
も含む)が可能な、例えばCRTモニタ、プリンタ、スキ
ャナ、ビデオカメラなどのデバイス間で画像データを伝
送し、あるデバイス(入力デバイス)で取り込まれた画
像、あるいは表示されている画像を、他のデバイス(出
力デバイス)で出力(例えば、紙などに印刷)したり、
表示したりする場合においては、入力デバイスまたは出
力デバイスで、それぞれに定義された、例えばRGBデー
タやCMY(K)データなどの画像データに基づいて処理が行
われていた。このため、デバイスの特性(例えば、デバ
イスが内蔵するフィルタや、フォスファ(Phosphor)、
インクなどの特性)の違いにより、入力デバイスにおけ
る画像と、出力デバイスにおける画像とで、色ずれが生
じていた。
【0003】そこで、デバイスごとに定義された画像デ
ータの色空間を、中間の色空間(例えば、CIE(国際照
明委員会)で定められている色空間であるXYZ(CIE/XYZ)
や、L*a*b*(CIE/L*a*b*)など)に変換し、この中間の色
空間において画像データが同一である限りは、その画像
データに対応する画像を、いかなるデバイスで出力して
も、その色が、測色値レベルで同一になるようにする方
法がある。
【0004】この場合、色空間の変換にあたっては、デ
バイスごとの画像データとしての、例えばRGBと、それ
に対応する中間の色空間のデータとしての、例えばXYZ
との対応関係が、例えば変換テーブルや変換式の形で記
述されたプロファイルと呼ばれるものが用いられる。
【0005】このプロファイルは、例えばデバイスに種
々の画像データを与えたときに、そのデバイスから出力
される画像を測色し、あるいはデバイスに種々の測色値
の画像を与えたときに、そのデバイスから得られる画像
データの値を検出し、画像データと測色値とを対応付け
ることによって、デバイスごとに作成される。
【0006】これにより、例えばデバイスA用に作成さ
れたプロファイルによれば、そのデバイスAに定義され
たRGBデータが、それに対応する画像の測色値に応じたX
YZデータに変換される。従って、このXYZデータを、他
のデバイスB用に作成されたプロファイルを用いて、そ
のデバイスBに定義されたRGBデータに変換することに
より、デバイスBでは、デバイスAにおける画像と同じ
色(測色値)の画像が得られる。
【0007】また、デバイスBのプロファイルによれ
ば、そのデバイスBに定義されたRGBデータが、それ
に対応する画像の測色値に応じたXYZデータに変換さ
れる。従って、このXYZデータを、デバイスA用のプロ
ファイルを用いて、そのデバイスAに定義されたRGBデ
ータに変換することにより、デバイスAでは、デバイス
Bにおける画像と同じ色(測色値)の画像が得られる。
【0008】ここで、プロファイルにより中間の色空間
に変換されたデータ(画像データ)は、デバイスに依存
しないものなので、デバイスインディペンデントカラー
(Device Independent Color)、あるいはデバイスイン
ディペンデントデータ(Device Independent Data)と
呼ばれる。なお、以下、適宜、このデータを、DICと略
して記述する。また、デバイスごとに定義されたデータ
(画像データ)は、デバイスディペンデントカラー(De
vice Dependent Color)、あるいはデバイスディペンデ
ントデータ(Device Dependent Data)と呼ばれる。な
お、以下、適宜、このデータを、DDCと略して記述す
る。
【0009】図38は、以上のようなプロファイルを用
いて画像データのやりとりを行う、従来の画像処理シス
テムの一例の構成を示すブロック図であり、図39は、
図38の画像処理システムにおけるデータの流れを示し
ている。
【0010】図38において、スキャナ43を入力デバ
イスとするとともに、CRTモニタ42およびプリンタ4
4を出力デバイスとすると、まずスキャナ43では、例
えば紙などに描かれた画像(取り込み画像)が取り込ま
れ、その画像に対応したRGBデータ(スキャナ43で定
義されているDDCとしての、例えばRGBデータ)が生成さ
れる。このRGBデータは、コンバータ412に供給さ
れ、そこで、あらかじめ作成されて記憶されているスキ
ャナ43用のプロファイルを用いて、DICとしての、例
えばXYZデータに変換され、マッピング部414に出力
される。
【0011】マッピング部414は、例えば図40に示
すように構成される。コンバータ412からのXYZデー
タは、変換部414aにより、例えば視覚均等空間であ
るL*a*b*空間上のデータ(L*a*b*データ)などに変換さ
れ、マッピングテーブル414dに出力される。マッピ
ングテーブル414dでは、変換部414aからのL*a*
b*データに対する、例えば色再現領域の圧縮処理などが
行われる。
【0012】ここで、スキャナ43が生成する画像デー
タに対応する色のすべてが、CRTモニタ42やプリンタ
44で再現することができるとは限らない。そこで、マ
ッピングテーブル414dでは、変換部414aからの
L*a*b*データ、即ちスキャナ43が取扱い可能な色のう
ち、CRTモニタ42またはプリンタ44で取り扱いでき
ない色を、その色に最も近似しているCRTモニタ42ま
たはプリンタ44が取り扱い可能な色にそれぞれマッピ
ングする処理である色再現領域の圧縮処理が行われる。
【0013】なお、マッピングテーブル414dには、
CRTモニタ42、スキャナ43、プリンタ44を入力デ
バイス、出力デバイスとした場合の入力デバイスの色再
現可能領域(色域)と出力デバイスの色再現領域との対
応関係が記憶されており、例えば変換部414aからの
L*a*b*データをアドレスとして与えると、それに対応付
けられているL*a*b*データを変換部414bまたは41
4cに出力するようになされている。
【0014】変換部414bまたは414cでは、マッ
ピングテーブル414dから出力されたL*a*b*データ
が、XYZデータに変換され、コンバータ411または4
13に、それぞれ出力される。
【0015】コンバータ411では、マッピング部41
4(変換部414b)からのDICデータとしてのXYZデー
タが、あらかじめ作成されて記憶されているCRTモニタ
42用のプロファイルを用いて、DDCとしての、例えばR
GBデータに変換され、CRTモニタ42に供給される。CRT
モニタ42では、コンバータ411からのRGBデータに
対応した画像が表示される(表示画像が出力される)。
【0016】一方、コンバータ413では、マッピング
部414(変換部414c)からのDICデータとしてのX
YZデータが、あらかじめ作成されて記憶されているプリ
ンタ44用のプロファイルを用いて、DDCとしての、例
えばCMY(K)データに変換され、プリンタ44に供給され
る。プリンタ44では、コンバータ413からのCMY(K)
データに対応した画像が、プリント紙に印刷されて出力
される(プリント画像が出力される)。
【0017】なお、CRTモニタ42は、出力デバイスと
してだけでなく、スキャナ43と同様に、入力デバイス
として用いることができるので、図38および図39に
おいては、表示画像、CRTモニタ42、コンバータ41
1、マッピング部414の間は、双方向の矢印で接続し
てある。
【0018】以上のようにして、スキャナ43で取り込
まれた取り込み画像を、CRTモニタ42またはプリンタ
44で出力するようにすることにより、その表示画像ま
たはプリント画像は、取り込み画像と同一の測色値を有
するようになるので、色ずれの発生が防止されることに
なる。
【0019】ところで、プロファイルを用いる場合にお
いては、プロファイル作成時の測色条件と、実際に取り
込み画像やプリント画像、表示画像を観察する視環境
(周囲の光の輝度や色度、背景など)とが異なると、観
察者の視覚の感度が変化するため、実際に観察者が感じ
る「色の見え」(Color Appearance)も異なってくる。
【0020】従って、自己発光型デバイスであるCRTモ
ニタ42が出力する表示画像などのソフトコピー画像の
ように、それ自体が発光(自己発光)することによって
観察することができる画像は、そのデバイス(この場
合、CRTモニタ42)の白色点(最も明るい点)の色度
点の違いにより、その色の見えが異なってくる。これ
は、人間の視覚が、周囲光と自己発光型デバイスの白色
点の両方に順応しようとするためである。
【0021】図41は、従来の他の画像処理システムの
構成例を表している。
【0022】図41において、スキャナ502で取り込
んだ所定の原稿の画像は、DDCデータとしてのRGBデータ
として取り込まれ、CMSとしての画像処理部511のコ
ンバータ513に供給されるようになされている。コン
バータ513は、入力されたRGBデータを、DICデータと
してのXYZデータに変換し、PCS(Profile ConnectionSp
ace)514に出力するようになされている。
【0023】同様に、CRT501に表示されている画像
が、RGBデータとして取り込まれ、画像処理部511の
コンバータ512に入力され、XYZデータに変換された
後、PCS514に供給されるようになされている。コン
バータ512はまた、PCS514より入力されたXYZデー
タをRGBデータに変換してCRT501に出力し、表示させ
るようになされている。
【0024】コンバータ515は、PCS514から供給
されたXYZデータを、例えばDDCデータとしてのCMY(K)デ
ータに変換し、プリンタ503に出力し、所定のプリン
ト用紙にプリントさせるようになされている。
【0025】次に、その動作について、図42を参照し
て説明する。この図42は、スキャナ502で取り込ん
だ画像をプリンタ503でプリントするとともに、CRT
501に表示させる場合を示している。
【0026】すなわち、スキャナ502が原稿から取り
込んだRGBの画像データは、コンバータ513でXYZデー
タに変換された後、PCS514に供給される。コンバー
タ515は、PCS514から入力されたXYZデータをCMY
(K)データ(K(黒)は無い場合もある)に変換し、プ
リンタ503に出力する。プリンタ503は、入力され
たCMY(K)データに対応する画像をプリント用紙にプリン
トする。
【0027】また、コンバータ512は、PCS514よ
り供給されたXYZデータをRGBデータに変換し、CRT1に
出力し、表示させる。
【0028】このように、この画像処理システムにおい
ては、所定のデバイスで取り込まれた、そのデバイスに
依存する画像データが、コンバータにより、そのデバイ
スに依存しない画像データに一旦変換される。そして、
出力側のコンバータにより、再びそのデバイスに依存す
るデータに変換され、出力される。従って、コンバータ
を調整しておくことで、各デバイスにおいて、入力また
は出力される画像の測色値を一致させることができる。
【0029】なお、変換処理は、どこにおいて行われて
も同様の結果が得られる。すなわち、図43に示すよう
に、画像データIinとデバイスプロファイルデータDin
を画像処理部601のコンバータ602に供給し、ここ
でデバイスに依存しない画像データI’を生成し、これ
を画像処理部603のコンバータ604に供給し、この
コンバータ604において、デバイスプロファイルデー
タDoutを作用させ、画像データIoutを得ることができ
る。
【0030】また、図44に示すように、画像処理部6
11においては、入力された画像データIinとデバイス
プロファイルデータDinをそのまま画像処理部612に
伝送するようにし、画像処理部612のコンバータ61
3に、画像データIinとデバイスプロファイルデータD
inを供給し、デバイスに依存しない画像データI’を生
成し、この画像データI’に対して、画像処理部612
のコンバータ614において、デバイスプロファイルデ
ータDoutを作用させ、画像データIoutを得るようにす
ることができる。
【0031】さらに、図45に示すように、画像処理部
621のコンバータ622に画像データIinとデバイス
プロファイルデータDinを供給し、デバイスに依存しな
い画像データI’を生成し、これを画像処理部621の
コンバータ623に供給して、コンバータ623におい
て、入力された画像データI’にデバイスプロファイル
データDoutを作用させ、画像データIoutを得るように
してもよい。この場合、画像処理部624は、デバイス
プロファイルDoutを画像処理部621に供給し、画像
処理部621より出力された画像データIoutの供給を
受け、これをそのまま出力することになる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、ネ
ットワークを介して接続されている2つの装置の間で、
画像情報を伝送する場合、これら2つの装置が設置され
ている視環境は、相互に異なる場合が多い。従って、こ
れら2つの装置において表示出力される画像の色の見え
(Color Appearance)が異なる場合があるという課題が
あった。
【0033】例えば、図46に示すように、CRT501
Aにソフトコピー画像が表示されているものとする。そ
の周囲光の色温度が4150K(F6)であり、輝度が
100cd/m2である場合において、このCRT501Aに表
示されている画像を、画像処理部531を介して、同一
の視環境下にある他のCRT501Bに供給し、表示させ
たとき、CRT501Aの色温度が6500Kであり、輝
度が100cd/m2であり、CRT501Bの色温度が930
0Kであり、輝度が120cd/m2であるとすると、それ
ぞれのCRTの色温度と輝度が異なるため、CRT501Aに
表示されている画像の見えと、CRT501Bに表示され
ている画像の見えは一致しないものとなる。
【0034】逆に図47に示すように、CRT501AとC
RT501Bの色温度が、それぞれ500Kであり、輝度
が80cd/m2であり、同一であったとしても、CRT501
Aの周囲光の色温度が4150K(F6)であり、輝度
が100cd/m2であり、CRT501Bの周囲光の色温度が
6500K(D65)であり、輝度が150cd/m2であ
るとすると、2つの画像の見えが一致しない。
【0035】さらに、図48に示すように、CRT501
に表示されている画像を取り込み、プリンタ503に供
給してプリント用紙にハードコピー画像としてプリント
した場合、CRT501の周囲光の色温度が4150K
(F6)であり、その輝度が100cd/m2であり、プリ
ンタ503の周囲光の色温度が6500K(D65)で
あり、輝度が150cd/m2であるとすると、2つの画像
の見えは一致しない。
【0036】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、例えば、ネットワークを介して接続され
ている画像処理システムにおいて、視環境の相違に拘わ
らず、同一の色の見えを実現するものである。また、既
存のシステムを用いて、視環境の相違に拘らず、同一の
色のみを簡単に実現することができるようにするもので
ある。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の送信装
置は、入力デバイスから入力される画像を観察する視環
境のパラメータが入力される入力手段と、入力手段より
入力された視環境のパラメータに応じて、入力デバイス
が入力する画像データを、視環境下における色の見えに
対応した見えの指標データに変換する変換手段と、変換
手段から出力される見えの指標データを伝送媒体を介し
て送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0038】請求項5に記載の送信方法は、入力デバイ
スから入力される画像を観察する視環境のパラメータが
入力される入力ステップと、入力ステップより入力され
た視環境のパラメータに応じて、入力デバイスが入力す
る画像データを、視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに変換する変換ステップと、変換ステ
ップから出力される見えの指標データを伝送媒体を介し
て送信する送信ステップとを備えることを特徴とする。
【0039】請求項6に記載の提供媒体は、入力デバイ
スから入力された画像に対して所定の変換を施し、伝送
媒体を介して画像を送信する送信装置に用いるコンピュ
ータプログラムであって、入力デバイスから入力される
画像を観察する視環境のパラメータが入力される入力ス
テップと、入力ステップより入力された視環境のパラメ
ータに応じて、入力デバイスが入力する画像データを、
視環境下における色の見えに対応した見えの指標データ
に変換する変換ステップと、変換ステップから出力され
る見えの指標データを伝送媒体を介して送信する送信ス
テップとを備えるコンピュータプログラムを提供するこ
とを特徴とする。
【0040】請求項7に記載の送信装置は、入力デバイ
スから入力される画像を観察する視環境のパラメータが
入力される入力手段と、入力手段より入力された視環境
のパラメータに応じて、入力デバイスが入力する画像デ
ータを、視環境下における色の見えに対応した見えの指
標データに変換する第1の変換手段と、受信側の視環境
のパラメータを受信する受信手段と、受信手段により受
信された受信側の視環境のパラメータに応じて、受信側
の出力デバイスが出力する画像の色の見えが、入力デバ
イスから入力される画像の色の見えと一致するように指
標データを変換する第2の変換手段と、第2の変換手段
から出力されるデータを伝送媒体を介して送信する送信
手段とを備えることを特徴とする。
【0041】請求項8に記載の送信方法は、入力デバイ
スから入力される画像を観察する視環境のパラメータが
入力される入力ステップと、入力ステップより入力され
た視環境のパラメータに応じて、入力デバイスが入力す
る画像データを、視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに変換する第1の変換ステップと、受
信側の視環境のパラメータを受信する受信ステップと、
受信ステップにより受信された受信側の視環境のパラメ
ータに応じて、受信側の出力デバイスが出力する画像の
色の見えが、入力デバイスから入力される画像の色の見
えと一致するように指標データを変換する第2の変換ス
テップと、第2の変換ステップから出力されるデータを
伝送媒体を介して送信する送信ステップとを備えること
を特徴とする。
【0042】請求項9に記載の提供媒体は、入力デバイ
スから入力された画像に対して所定の変換を施し、伝送
媒体を介して画像を送信する送信装置に用いるコンピュ
ータプログラムであって、入力デバイスから入力される
画像を観察する視環境のパラメータが入力される入力ス
テップと、入力ステップより入力された視環境のパラメ
ータに応じて、入力デバイスが入力する画像データを、
視環境下における色の見えに対応した見えの指標データ
に変換する第1の変換ステップと、受信側の視環境のパ
ラメータを受信する受信ステップと、受信ステップによ
り受信された受信側の視環境のパラメータに応じて、受
信側の出力デバイスが出力する画像の色の見えが、入力
デバイスから入力される画像の色の見えと一致するよう
に指標データを変換する第2の変換ステップと、第2の
変換ステップから出力されるデータを伝送媒体を介して
送信する送信ステップとを備えるコンピュータプログラ
ムを提供することを特徴とする。
【0043】請求項10に記載の送信装置は、入力デバ
イスから入力される画像を観察する視環境のパラメータ
が入力される入力手段と、入力デバイスから入力された
画像と、入力手段から入力された視環境のパラメータと
を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0044】請求項11に記載の送信方法は、入力デバ
イスから入力される画像を観察する視環境のパラメータ
が入力される入力ステップと、入力デバイスから入力さ
れた画像と、入力ステップから入力された視環境のパラ
メータとを送信する送信ステップとを備えることを特徴
とする。
【0045】請求項12に記載の提供媒体は、入力デバ
イスから入力された画像に対して所定の変換を施し、伝
送媒体を介して画像を送信する送信装置に用いるコンピ
ュータプログラムであって、入力デバイスから入力され
る画像を観察する視環境のパラメータが入力される入力
ステップと、入力デバイスから入力された画像と、入力
ステップから入力された視環境のパラメータとを送信す
る送信ステップとを備えるコンピュータプログラムを提
供することを特徴とする。
【0046】請求項13に記載の受信装置は、送信側か
ら伝送されてきた画像データを受信する受信手段と、出
力デバイスに表示出力される画像を観察する視環境のパ
ラメータが入力される入力手段と、入力手段より入力さ
れた視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示
出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスか
ら入力される画像の色の見えと一致するように、受信手
段により受信された画像データを変換する変換手段と、
変換手段により変換された画像データを出力デバイスに
対して出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0047】請求項17に記載の受信方法は、送信側か
ら伝送されてきた画像データを受信する受信ステップ
と、出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
境のパラメータが入力される入力ステップと、入力ステ
ップより入力された視環境のパラメータに応じて、出力
デバイスに表示出力される画像の色の見えが、送信側の
入力デバイスから入力される画像の色の見えと一致する
ように、受信ステップにより受信された画像データを変
換する変換ステップと、変換ステップにより変換された
画像データを出力デバイスに対して出力する出力ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0048】請求項18に記載の提供媒体は、送信側の
入力デバイスより入力され、送信側の視環境のパラメー
タに応じて変換されて伝送されてきた画像データを受信
し、出力デバイスに対して表示出力する受信装置に用い
るコンピュータプログラムであって、送信側から伝送さ
れてきた画像データを受信する受信ステップと、出力デ
バイスに表示出力される画像を観察する視環境のパラメ
ータが入力される入力ステップと、入力ステップより入
力された視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに
表示出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイ
スから入力される画像の色の見えと一致するように、受
信ステップにより受信された画像データを変換する変換
ステップと、変換ステップにより変換された画像データ
を出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備え
るコンピュータプログラムを提供することを特徴とす
る。
【0049】請求項19に記載の受信装置は、出力デバ
イスに表示出力される画像を観察する視環境のパラメー
タが入力される入力手段と、入力手段から入力された視
環境のパラメータを送信側に送信する送信手段と、送信
側から伝送されてきた画像データを受信する受信手段
と、受信手段により受信された画像データを出力デバイ
スに対して出力する出力手段とを備えることを特徴とす
る。
【0050】請求項20に記載の受信方法は、出力デバ
イスに表示出力される画像を観察する視環境のパラメー
タが入力される入力ステップと、入力ステップから入力
された視環境のパラメータを送信側に送信する送信ステ
ップと、送信側から伝送されてきた画像データを受信す
る受信ステップと、受信ステップにより受信された画像
データを出力デバイスに対して出力する出力ステップと
を備えることを特徴とする。
【0051】請求項21に記載の提供媒体は、送信側の
入力デバイスより入力され、送信側の視環境のパラメー
タと、受信側の視環境のパラメータとに応じて変換され
て伝送されてきた画像データを受信し、出力デバイスに
対して表示出力する受信装置に用いるコンピュータプロ
グラムであって、出力デバイスに表示出力される画像を
観察する視環境のパラメータが入力される入力ステップ
と、入力ステップから入力された視環境のパラメータを
送信側に送信する送信ステップと、送信側から伝送され
てきた画像データを受信する受信ステップと、受信ステ
ップにより受信された画像データを出力デバイスに対し
て出力する出力ステップとを備えるコンピュータプログ
ラムを提供することを特徴とする。
【0052】請求項22に記載の受信装置は、送信側か
ら伝送されてきた画像データと送信側の視環境のパラメ
ータとを受信する受信手段と、受信手段により受信され
た視環境のパラメータに応じて、画像データを、視環境
下における色の見えに対応した見えの指標データに変換
する第1の変換手段と、出力デバイスに表示出力される
画像を観察する視環境のパラメータが入力される入力手
段と、入力手段より入力された視環境のパラメータに応
じて、出力デバイスが出力する画像の色の見えが、送信
側の入力デバイスから入力される画像の色の見えと一致
するように指標データを変換する第2の変換手段と、第
2の変換手段により得られた画像データを出力デバイス
に対して出力する出力手段とを備えることを特徴とす
る。
【0053】請求項23に記載の受信方法は、送信側か
ら伝送されてきた画像データと送信側の視環境のパラメ
ータとを受信する受信ステップと、受信ステップにより
受信された視環境のパラメータに応じて、画像データ
を、視環境下における色の見えに対応した見えの指標デ
ータに変換する第1の変換ステップと、出力デバイスに
表示出力される画像を観察する視環境のパラメータが入
力される入力ステップと、入力ステップより入力された
視環境のパラメータに応じて、出力デバイスが出力する
画像の色の見えが、送信側の入力デバイスから入力され
る画像の色の見えと一致するように指標データを変換す
る第2の変換ステップと、第2の変換ステップにより得
られた画像データを出力デバイスに対して出力する出力
ステップとを備えることを特徴とする。
【0054】請求項24に記載の提供媒体は、送信側か
ら伝送されてきた、送信側の入力デバイスより入力され
た画像データと、入力デバイスから入力される画像を観
察する視環境のパラメータとを受信し、出力デバイスに
対して表示出力する受信装置に用いるコンピュータプロ
グラムであって、送信側から伝送されてきた画像データ
と送信側の視環境のパラメータとを受信する受信ステッ
プと、受信ステップにより受信された視環境のパラメー
タに応じて、画像データを、視環境下における色の見え
に対応した見えの指標データに変換する第1の変換ステ
ップと、出力デバイスに表示出力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される入力ステップと、入力
ステップより入力された視環境のパラメータに応じて、
出力デバイスが出力する画像の色の見えが、送信側の入
力デバイスから入力される画像の色の見えと一致するよ
うに指標データを変換する第2の変換ステップと、第2
の変換ステップにより得られた画像データを出力デバイ
スに対して出力する出力ステップとを備えるコンピュー
タプログラムを提供することを特徴とする。
【0055】請求項25に記載の画像処理システムは、
送信側が、入力デバイスから入力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される第1の入力手段と、第
1の入力手段より入力された視環境のパラメータに応じ
て、入力デバイスが入力する画像データを、視環境下に
おける色の見えに対応した見えの指標データに変換する
第1の変換手段と、第1の変換手段から出力される見え
の指標データを伝送媒体を介して送信する送信手段とを
備え、受信側が、伝送媒体を介して伝送されてきた指標
データを受信する受信手段と、出力デバイスに対して表
示出力される画像を観察する視環境のパラメータが入力
される第2の入力手段と、第2の入力手段より入力され
た視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示出
力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスから
入力される画像の色の見えと一致するように、受信手段
により受信された指標データを変換する第2の変換手段
と、第2の変換手段により変換された画像データを出力
デバイスに対して出力する出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0056】請求項26に記載の画像処理方法は、送信
側が、画像を観察する視環境のパラメータが入力される
第1の入力ステップと、第1の入力ステップより入力さ
れた視環境のパラメータに応じて、入力デバイスが入力
する画像データを、視環境下における色の見えに対応し
た見えの指標データに変換する第1の変換ステップと、
第1の変換ステップから出力される見えの指標データを
伝送媒体を介して送信する送信ステップとを備え、受信
側が、伝送媒体を介して伝送されてきた指標データを受
信する受信ステップと、出力デバイスに対して表示出力
される画像を観察する視環境のパラメータが入力される
第2の入力ステップと、第2の入力ステップより入力さ
れた視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示
出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスか
ら入力される画像の色の見えと一致するように、受信ス
テップにより受信された指標データを変換する第2の変
換ステップと、第2の変換ステップにより変換された画
像データを出力デバイスに対して出力する出力ステップ
とを備えることを特徴とする。
【0057】請求項27に記載の提供媒体は、送信側
は、入力デバイスから入力された画像に対して所定の変
換を施し、伝送媒体を介して画像を送信し、受信側は、
伝送媒体を介して伝送されてきた画像に対して所定の変
換を施した後、出力デバイスに表示出力する画像処理シ
ステムに用いるコンピュータプログラムであって、送信
側のプログラムは、画像を観察する視環境のパラメータ
が入力される第1の入力ステップと、第1の入力ステッ
プより入力された視環境のパラメータに応じて、入力デ
バイスが入力する画像データを、視環境下における色の
見えに対応した見えの指標データに変換する第1の変換
ステップと、第1の変換ステップから出力される見えの
指標データを伝送媒体を介して送信する送信ステップと
を備え、受信側のプログラムは、伝送媒体を介して伝送
されてきた指標データを受信する受信ステップと、出力
デバイスに対して表示出力される画像を観察する視環境
のパラメータが入力される第2の入力ステップと、第2
の入力ステップより入力された視環境のパラメータに応
じて、出力デバイスに表示出力される画像の色の見え
が、送信側の入力デバイスから入力される画像の色の見
えと一致するように、受信ステップにより受信された指
標データを変換する第2の変換ステップと、第2の変換
ステップにより変換された画像データを出力デバイスに
対して出力する出力ステップとを備えるコンピュータプ
ログラムを提供することを特徴とする。
【0058】請求項28に記載の画像処理システムは、
送信側が、入力デバイスより入力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される第1の入力手段と、第
1の入力手段より入力された視環境のパラメータに応じ
て、入力デバイスが入力する画像データを、視環境下に
おける色の見えに対応した見えの指標データに変換する
第1の変換手段と、出力デバイスに対して表示出力され
る画像を観察する受信側の視環境のパラメータを受信す
る第1の受信手段と、第1の受信手段により受信された
視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示出力
される画像の色の見えが、入力デバイスから入力される
画像の色の見えと一致するように、第1の変換手段より
出力された指標データを変換する第2の変換手段と、第
2の変換手段により得られたデータを伝送媒体を介して
送信する第1の送信手段とを備え、受信側が、伝送媒体
を介して伝送されてきたデータを受信する第2の受信手
段と、第2の受信手段により受信されたデータを出力デ
バイスに対して出力する出力手段と、出力デバイスに対
して表示出力される画像を観察する視環境のパラメータ
が入力される第2の入力手段と、第2の入力手段より入
力された視環境のパラメータを送信側に対して送信する
第2の送信手段とを備えることを特徴とする。
【0059】請求項29に記載の画像処理方法は、送信
側が、入力デバイスより入力される画像を観察する視環
境のパラメータが入力される第1の入力ステップと、第
1の入力ステップより入力された視環境のパラメータに
応じて、入力デバイスが入力する画像データを、視環境
下における色の見えに対応した見えの指標データに変換
する第1の変換ステップと、出力デバイスに対して表示
出力される画像を観察する受信側の視環境のパラメータ
を受信する第1の受信ステップと、受信ステップにより
受信された視環境のパラメータに応じて、出力デバイス
に表示出力される画像の色の見えが、入力デバイスから
入力される画像の色の見えと一致するように、第1の変
換ステップより出力された指標データを変換する第2の
変換ステップと、第2の変換ステップより出力されたデ
ータを伝送媒体を介して送信する第1の送信ステップと
を備え、受信側が、伝送媒体を介して伝送されてきたデ
ータを受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステ
ップにより受信されたデータを出力デバイスに対して出
力する出力ステップと、出力デバイスに対して表示出力
される画像を観察する視環境のパラメータが入力される
第2の入力ステップと、第2の入力ステップより入力さ
れた視環境のパラメータを送信側に対して送信する第2
の送信ステップとを備えることを特徴とする。
【0060】請求項30に記載の提供媒体は、送信側
は、入力デバイスから入力された画像に対して所定の変
換を施し、伝送媒体を介して画像を送信し、受信側は、
伝送媒体を介して伝送されてきた画像を出力デバイスに
表示出力する画像処理システムに用いるコンピュータプ
ログラムであって、送信側のプログラムは、入力デバイ
スより入力される画像を観察する視環境のパラメータが
入力される第1の入力ステップと、第1の入力ステップ
より入力された視環境のパラメータに応じて、入力デバ
イスが入力する画像データを、視環境下における色の見
えに対応した見えの指標データに変換する第1の変換ス
テップと、出力デバイスに対して表示出力される画像を
観察する受信側の視環境のパラメータを受信する第1の
受信ステップと、受信ステップにより受信された視環境
のパラメータに応じて、出力デバイスに表示出力される
画像の色の見えが、入力デバイスから入力される画像の
色の見えと一致するように、第1の変換ステップより出
力された指標データを変換する第2の変換ステップと、
第2の変換ステップより出力されたデータを伝送媒体を
介して送信する第1の送信ステップとを備え、受信側の
プログラムは、伝送媒体を介して伝送されてきたデータ
を受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップ
により受信されたデータを出力デバイスに対して出力す
る出力ステップと、出力デバイスに対して表示出力され
る画像を観察する視環境のパラメータが入力される第2
の入力ステップと、第2の入力ステップより入力された
視環境のパラメータを送信側に対して送信する第2の送
信ステップとを備えるコンピュータプログラムを提供す
ることを特徴とする。
【0061】請求項31に記載の画像処理システムは、
送信側が、入力デバイスから入力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される第1の入力手段と、入
力デバイスから入力された画像と、第1の入力手段から
入力された視環境のパラメータとを送信する送信手段と
を備え、受信側が、送信側から伝送されてきた画像デー
タと送信側の視環境のパラメータとを受信する受信手段
と、受信手段により受信された視環境のパラメータに応
じて、画像データを、視環境下における色の見えに対応
した見えの指標データに変換する第1の変換手段と、出
力デバイスに表示出力される画像を観察する視環境のパ
ラメータが入力される第2の入力手段と、第2の入力手
段より入力された視環境のパラメータに応じて、出力デ
バイスが出力する画像の色の見えが、送信側の入力デバ
イスから入力される画像の色の見えと一致するように指
標データを変換する第2の変換手段と、第2の変換手段
により得られた画像データを出力デバイスに対して出力
する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0062】請求項32に記載の画像処理方法は、送信
側が、入力デバイスから入力される画像を観察する視環
境のパラメータが入力される第1の入力ステップと、入
力デバイスから入力された画像と、第1の入力ステップ
から入力された視環境のパラメータとを送信する送信ス
テップとを備え、受信側が、送信側から伝送されてきた
画像データと送信側の視環境のパラメータとを受信する
受信ステップと、受信ステップにより受信された視環境
のパラメータに応じて、画像データを、視環境下におけ
る色の見えに対応した見えの指標データに変換する第1
の変換ステップと、出力デバイスに表示出力される画像
を観察する視環境のパラメータが入力される第2の入力
ステップと、第2の入力ステップより入力された視環境
のパラメータに応じて、出力デバイスが出力する画像の
色の見えが、送信側の入力デバイスから入力される画像
の色の見えと一致するように指標データを変換する第2
の変換ステップと、第2の変換ステップにより得られた
画像データを出力デバイスに対して出力する出力ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0063】請求項33に記載の提供媒体は、送信側
は、入力デバイスから入力された画像を、伝送媒体を介
して送信し、受信側は、伝送媒体を介して伝送されてき
た画像に所定の変換を施して出力デバイスに表示出力す
る画像処理システムに用いるコンピュータプログラムで
あって、送信側のプログラムは、入力デバイスから入力
される画像を観察する視環境のパラメータが入力される
第1の入力ステップと、入力デバイスから入力された画
像と、第1の入力ステップから入力された視環境のパラ
メータとを送信する送信ステップとを備え、受信側のプ
ログラムは、送信側から伝送されてきた画像データと送
信側の視環境のパラメータとを受信する受信ステップ
と、受信ステップにより受信された視環境のパラメータ
に応じて、画像データを、送信側の視環境下における色
の見えに対応した見えの指標データに変換する第1の変
換ステップと、出力デバイスに表示出力される画像を観
察する視環境のパラメータが入力される第2の入力ステ
ップと、第2の入力ステップより入力された視環境のパ
ラメータに応じて、出力デバイスが出力する画像の色の
見えが、送信側の入力デバイスから入力される画像の色
の見えと一致するように指標データを変換する第2の変
換ステップと、第2の変換ステップにより得られた画像
データを出力デバイスに対して出力する出力ステップと
を備えるコンピュータプログラムを提供することを特徴
とする。
【0064】請求項34に記載の画像データ処理装置
は、DDCの画像データをDICの画像データに、または、DI
Cの画像データをDDCの画像データに、変換するためのプ
ロファイルを取り込む第1の取り込み手段と、視環境パ
ラメータを取り込む第2の取り込み手段と、第2の取り
込み手段で取り込んだ視環境パラメータに対応して、第
1の取り込み手段で取り込んだプロファイルを書き換え
る書き換え手段とを備えることを特徴とする。
【0065】請求項37に記載の画像データ処理方法
は、DDCの画像データをDICの画像データに、または、DI
Cの画像データをDDCの画像データに、変換するためのプ
ロファイルを取り込む第1の取り込みステップと、視環
境パラメータを取り込む第2の取り込みステップと、第
2の取り込みステップで取り込んだ視環境パラメータに
対応して、第1の取り込みステップで取り込んだプロフ
ァイルを書き換える書き換えステップとを備えることを
特徴とする。
【0066】請求項38に記載の提供媒体は、DDCの画
像データをDICの画像データに、または、DICの画像デー
タをDDCの画像データに、変換するためのプロファイル
を取り込む第1の取り込みステップと、視環境パラメー
タを取り込む第2の取り込みステップと、第2の取り込
みステップで取り込んだ視環境パラメータに対応して、
第1の取り込みステップで取り込んだプロファイルを書
き換える書き換えステップとを備えるコンピュータプロ
グラムを提供することを特徴とする。
【0067】請求項1に記載の送信装置においては、入
力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
メータが入力手段から入力され、入力手段より入力され
た視環境のパラメータに応じて、入力デバイスが入力す
る画像データを、視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに変換手段が変換し、変換手段から出
力される見えの指標データを伝送媒体を介して送信手段
が送信する。
【0068】例えば、入力デバイスであるCRTモニタか
ら入力される画像を観察する視環境のパラメータが入力
手段より入力され、入力手段より入力された、例えば、
周囲光の輝度などのデータに応じて、CRTモニタから出
力されるデータを視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに変換手段が変換し、変換手段により
得られた見えの指標データを送信手段がネットワーク等
の伝送媒体に対して送出する。
【0069】請求項5に記載の送信方法および請求項6
に記載の提供媒体においては、入力デバイスから入力さ
れる画像を観察する視環境のパラメータが入力ステップ
から入力され、入力ステップより入力された視環境のパ
ラメータに応じて、入力デバイスが入力する画像データ
を、視環境下における色の見えに対応した見えの指標デ
ータに変換ステップが変換し、変換ステップから出力さ
れる見えの指標データを伝送媒体を介して送信ステップ
が送信する。
【0070】例えば、入力デバイスであるCRTモニタか
ら入力される画像を観察する視環境のパラメータが入力
ステップより入力され、入力ステップより入力された、
例えば、周囲光の輝度などのデータに応じて、CRTモニ
タから出力されるデータを視環境下における色の見えに
対応した見えの指標データに変換ステップが変換し、変
換ステップにより得られた見えの指標データを送信ステ
ップがネットワーク等の伝送媒体に対して送出する。
【0071】請求項7に記載の送信装置においては、入
力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
メータが入力手段より入力され、入力手段より入力され
た視環境のパラメータに応じて、入力デバイスが入力す
る画像データを、視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに第1の変換手段が変換し、受信側の
視環境のパラメータを受信手段が受信し、受信手段によ
り受信された受信側の視環境のパラメータに応じて、受
信側の出力デバイスが出力する画像の色の見えが、入力
デバイスから入力される画像の色の見えと一致するよう
に指標データを第2の変換手段が変換し、第2の変換手
段から出力されるデータを伝送媒体を介して送信手段が
送信する。
【0072】例えば、入力デバイスであるCRTモニタか
ら入力される画像を観察する視環境のパラメータが入力
手段より入力され、入力手段より入力された、例えば、
周囲光の輝度などのデータに応じて、CRTモニタから出
力されるデータを視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに第1の変換手段が変換し、受信側か
ら伝送されてきた視環境のパラメータを受信手段が受信
し、受信手段により受信された受信側の視環境のパラメ
ータに応じて、受信側の出力デバイスであるCRTモニタ
が出力する画像の色の見えが、送信側の入力デバイスで
あるCRTモニタから入力される画像の色の見えと一致す
るように指標データを第2の変換手段が変換し、第2の
変換手段により得られたデータを送信手段がネットワー
ク等の伝送媒体に対して送出する。
【0073】請求項8に記載の送信方法および請求項9
に記載の提供媒体においては、入力デバイスから入力さ
れる画像を観察する視環境のパラメータが入力ステップ
より入力され、入力ステップより入力された視環境のパ
ラメータに応じて、入力デバイスが入力する画像データ
を、視環境下における色の見えに対応した見えの指標デ
ータに第1の変換ステップが変換し、受信側の視環境の
パラメータを受信ステップが受信し、受信ステップによ
り受信された受信側の視環境のパラメータに応じて、受
信側の出力デバイスが出力する画像の色の見えが、入力
デバイスから入力される画像の色の見えと一致するよう
に指標データを第2の変換ステップが変換し、第2の変
換ステップから出力されるデータを伝送媒体を介して送
信ステップが送信する。
【0074】例えば、入力デバイスであるCRTモニタか
ら入力される画像を観察する視環境のパラメータが入力
ステップより入力され、入力ステップより入力された、
例えば、周囲光の輝度などのデータに応じて、CRTモニ
タから出力されるRGBデータを視環境下における色の見
えに対応した見えの指標データに第1の変換ステップが
変換し、受信側から伝送されてきた視環境のパラメータ
を受信ステップが受信し、受信ステップにより受信され
た受信側の視環境のパラメータに応じて、受信側の出力
デバイスであるCRTモニタが出力する画像の色の見え
が、送信側の入力デバイスであるCRTモニタから入力さ
れる画像の色の見えと一致するように指標データを第2
の変換ステップが変換し、第2の変換ステップにより得
られたデータを送信ステップがネットワーク等の伝送媒
体に対して送出する。
【0075】請求項10に記載の送信装置においては、
入力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパ
ラメータが入力手段より入力され、入力デバイスから入
力された画像と、入力手段から入力された視環境のパラ
メータとを送信手段が送信する。例えば、入力デバイス
であるCRTモニタを観察する視環境である、周囲光の輝
度などの視環境パラメータが入力手段より入力され、入
力デバイスであるCRTモニタから入力された画像データ
と、入力手段から入力された視環境のパラメータとを、
送信手段がネットワーク等の伝送媒体に対して送出す
る。
【0076】請求項11に記載の送信方法および請求項
12に記載の提供媒体においては、入力デバイスから入
力される画像を観察する視環境のパラメータが入力ステ
ップより入力され、入力デバイスから入力された画像
と、入力ステップから入力された視環境のパラメータと
を送信ステップが送信する。例えば、入力デバイスであ
るCRTモニタを観察する視環境である、周囲光の輝度な
どの視環境パラメータが入力ステップより入力され、入
力デバイスであるCRTモニタから入力された画像データ
と、入力ステップから入力された視環境のパラメータと
を、送信ステップがネットワーク等の伝送媒体に対して
送出する。
【0077】請求項13に記載の受信装置においては、
送信側から伝送されてきた画像データを受信手段が受信
し、出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
境のパラメータが入力手段より入力され、入力手段より
入力された視環境のパラメータに応じて、出力デバイス
に表示出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバ
イスから入力される画像の色の見えと一致するように、
受信手段により受信された画像データを変換手段が変換
し、変換手段により変換された画像データを出力デバイ
スに対して出力手段が出力する。
【0078】例えば、送信側から伝送されてきた画像デ
ータを受信手段が受信し、受信側の出力デバイスである
CRTモニタを観察する視環境のパラメータである周囲光
の輝度などが入力手段より入力され、入力手段より入力
された視環境のパラメータに応じて、CRTモニタに表示
される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスである
CRTモニタに表示される画像の色の見えと一致するよう
に、受信手段により受信された画像データを変換手段が
変換し、得られた画像データを出力デバイスであるCRT
モニタに対して出力手段が出力する。
【0079】請求項17に記載の受信方法および請求項
18に記載の提供媒体においては、送信側から伝送され
てきた画像データを受信ステップが受信し、出力デバイ
スに表示出力される画像を観察する視環境のパラメータ
が入力ステップより入力され、入力ステップより入力さ
れた視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示
出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスか
ら入力される画像の色の見えと一致するように、受信ス
テップにより受信された画像データを変換ステップが変
換し、変換ステップにより変換された画像データを出力
デバイスに対して出力ステップが出力する。
【0080】例えば、送信側から伝送されてきた画像デ
ータを受信ステップが受信し、受信側の出力デバイスで
あるCRTモニタを観察する視環境のパラメータである周
囲光の輝度などが入力ステップより入力され、入力ステ
ップより入力された視環境のパラメータに応じて、CRT
モニタに表示される画像の色の見えが、送信側の入力デ
バイスであるCRTモニタに表示される画像の色の見えと
一致するように、受信ステップにより受信された画像デ
ータを変換ステップが変換し、得られた画像データを出
力デバイスであるCRTモニタに対して出力ステップが出
力する。
【0081】請求項19に記載の受信装置においては、
出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環境の
パラメータが入力手段より入力され、入力手段から入力
された視環境のパラメータを送信側に送信手段が送信
し、送信側から伝送されてきた画像データを受信手段が
受信し、受信手段により受信された画像データを出力デ
バイスに対して出力手段が出力する。
【0082】例えば、出力デバイスであるCRTモニタに
表示出力される画像を観察する視環境のパラメータであ
る、例えば、周囲光の輝度などが入力手段より入力さ
れ、入力された視環境のパラメータを送信側に対して送
信手段が送信し、送信された視環境のパラメータに応じ
て所定の補正処理が施された後、送信側から伝送されて
きた画像データを受信手段が受信し、受信された画像デ
ータをCRTモニタに対して出力手段が出力する。
【0083】請求項20に記載の受信方法および請求項
21に記載の提供媒体においては、出力デバイスに表示
出力される画像を観察する視環境のパラメータが入力ス
テップより入力され、入力ステップから入力された視環
境のパラメータを送信側に送信ステップが送信し、送信
側から伝送されてきた画像データを受信ステップが受信
し、受信ステップにより受信された画像データを出力デ
バイスに対して出力ステップが出力する。例えば、出力
デバイスであるCRTモニタに表示出力される画像を観察
する視環境のパラメータである、
【0084】例えば、周囲光の輝度などが入力ステップ
より入力され、入力された視環境のパラメータを送信側
に対して送信ステップが送信し、送信された視環境のパ
ラメータに応じて所定の補正処理が施された後、送信側
から伝送されてきた画像データを受信ステップが受信
し、受信された画像データをCRTモニタに対して出力ス
テップが出力する。
【0085】請求項22に記載の受信装置においては、
送信側から伝送されてきた画像データと送信側の視環境
のパラメータとを受信手段が受信し、受信手段により受
信された視環境のパラメータに応じて、画像データを、
視環境下における色の見えに対応した見えの指標データ
に第1の変換手段が変換し、出力デバイスに表示出力さ
れる画像を観察する視環境のパラメータが入力手段より
入力され、入力手段より入力された視環境のパラメータ
に応じて、出力デバイスが出力する画像の色の見えが、
送信側の入力デバイスから入力される画像の色の見えと
一致するように、指標データを第2の変換手段が変換
し、第2の変換手段により得られた画像データを出力デ
バイスに対して出力手段が出力する。
【0086】例えば、送信側から伝送されてきた画像デ
ータと、送信側の視環境のパラメータである、例えば、
周囲光の輝度などを受信手段が受信し、受信された視環
境のパラメータに応じて、画像データを、送信側のCRT
モニタを観察する視環境における色の見え対応した見え
の指標データに第1の変換手段が変換し、受信側の出力
デバイスであるCRTモニタに表示出力される画像を観察
する視環境の周囲光の輝度などのパラメータが入力手段
より入力され、入力された視環境のパラメータに応じ
て、出力デバイスであるCRTモニタが出力する画像の色
の見えが、送信側の入力デバイスであるCRTモニタから
入力される画像の色の見えと一致するように指標データ
を第2の変換手段が変換し、第2の変換手段により得ら
れた画像データを出力デバイスであるCRTモニタに対し
て出力手段が出力する。
【0087】請求項23に記載の受信方法および請求項
24に記載の提供媒体においては、送信側から伝送され
てきた画像データと送信側の視環境のパラメータとを受
信ステップが受信し、受信ステップにより受信された視
環境のパラメータに応じて、画像データを、視環境下に
おける色の見えに対応した見えの指標データに第1の変
換ステップが変換し、出力デバイスに表示出力される画
像を観察する視環境のパラメータが入力ステップより入
力され、入力ステップより入力された視環境のパラメー
タに応じて、出力デバイスが出力する画像の色の見え
が、送信側の入力デバイスから入力される画像の色の見
えと一致するように指標データを第2の変換ステップが
変換し、第2の変換ステップにより得られた画像データ
を出力デバイスに対して出力ステップが出力する。
【0088】例えば、送信側から伝送されてきた画像デ
ータと、送信側の視環境のパラメータとを受信ステップ
が受信し、受信された視環境のパラメータに応じて、画
像データを、送信側のCRTモニタを観察する視環境にお
ける色の見え対応した見えの指標データに第1の変換ス
テップが変換し、受信側の出力デバイスであるCRTモニ
タに表示出力される画像を観察する視環境の周囲光の輝
度などのパラメータが入力ステップより入力され、入力
された視環境のパラメータに応じて、出力デバイスであ
るCRTモニタが出力する画像の色の見えが、送信側の入
力デバイスであるCRTモニタから入力される画像の色の
見えと一致するように指標データを第2の変換ステップ
が変換し、第2の変換ステップにより得られた画像デー
タを出力デバイスであるCRTモニタに対して出力ステッ
プが出力する。
【0089】請求項25に記載の画像処理システムにお
いては、送信側では、入力デバイスから入力される画像
を観察する視環境のパラメータが第1の入力手段より入
力され、第1の入力手段より入力された視環境のパラメ
ータに応じて、入力デバイスが入力する画像データを、
視環境下における色の見えに対応した見えの指標データ
に第1の変換手段が変換し、第1の変換手段から出力さ
れる見えの指標データを伝送媒体を介して送信手段が送
信し、受信側では、伝送媒体を介して伝送されてきた指
標データを受信手段が受信し、出力デバイスに対して表
示出力される画像を観察する視環境のパラメータが第2
の入力手段より入力され、第2の入力手段より入力され
た視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示出
力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスから
入力される画像の色の見えと一致するように、受信手段
により受信された指標データを第2の変換手段が変換
し、第2の変換手段により変換された画像データを出力
デバイスに対して出力手段が出力する。
【0090】例えば、送信側では、入力デバイスである
CRTモニタを観察する視環境のパラメータである、例え
ば、周囲光の輝度などのデータが第1の入力手段から入
力され、入力された視環境のパラメータに応じて、入力
デバイスであるCRTモニタが入力する画像データを第1
の変換手段が視環境下における色の見えに対応した見え
の指標データ変換し、得られたデータを送信手段が、ネ
ットワークなどを介して送信し、受信側では、ネットワ
ークを介して伝送されてきた指標データを受信手段が受
信し、出力デバイスであるCRTモニタに対して表示出力
される画像を観察する視環境のパラメータである、例え
ば、周囲光の輝度などのデータが第2の入力手段より入
力され、入力された視環境のパラメータに応じて、出力
デバイスであるCRTモニタに表示出力される画像の色の
見えが、送信側の入力デバイスであるいCRTモニタから
入力される画像の色の見えと一致するように、受信され
た指標データを第2の変換手段が変換し、第2の変換手
段により変換された画像データを出力デバイスであるCR
Tモニタに対して出力手段が出力する。
【0091】請求項26に記載の画像処理方法および請
求項27に記載の提供媒体においては、送信側では、入
力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
メータが第1の入力ステップより入力され、第1の入力
ステップより入力された視環境のパラメータに応じて、
入力デバイスが入力する画像データを、視環境下におけ
る色の見えに対応した見えの指標データに第1の変換ス
テップが変換し、第1の変換ステップから出力される見
えの指標データを伝送媒体を介して送信ステップが送信
し、受信側では、伝送媒体を介して伝送されてきた指標
データを受信ステップが受信し、出力デバイスに対して
表示出力される画像を観察する視環境のパラメータが第
2の入力ステップより入力され、第2の入力ステップよ
り入力された視環境のパラメータに応じて、出力デバイ
スに表示出力される画像の色の見えが、送信側の入力デ
バイスから入力される画像の色の見えと一致するよう
に、受信ステップにより受信された指標データを第2の
変換ステップが変換し、第2の変換ステップにより変換
された画像データを出力デバイスに対して出力ステップ
が出力する。
【0092】例えば、送信側では、入力デバイスである
CRTモニタを観察する視環境のパラメータである、例え
ば、周囲光の輝度などのデータが第1の入力ステップか
ら入力され、入力された視環境のパラメータに応じて、
入力デバイスであるCRTモニタが入力するRGBデータを第
1の変換ステップが視環境下における色の見えに対応し
た見えの指標データ変換し、得られたデータを送信ステ
ップが、ネットワークなどを介して送信し、受信側で
は、ネットワークを介して伝送されてきた指標データを
受信ステップが受信し、出力デバイスであるCRTモニタ
に対して表示出力される画像を観察する視環境のパラメ
ータである、例えば、周囲光の輝度などのデータが第2
の入力ステップより入力され、入力された視環境のパラ
メータに応じて、出力デバイスであるCRTモニタに表示
出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスで
あるいCRTモニタから入力される画像の色の見えと一致
するように、受信された指標データを第2の変換ステッ
プが変換し、第2の変換ステップにより変換された画像
データを出力デバイスであるCRTモニタに対して出力ス
テップが出力する。
【0093】請求項28に記載の画像処理システムにお
いては、送信側では、入力デバイスより入力される画像
を観察する視環境のパラメータが第1の入力手段より入
力され、第1の入力手段より入力された視環境のパラメ
ータに応じて、入力デバイスが入力する画像データを、
視環境下における色の見えに対応した見えの指標データ
に第1の変換手段が変換し、出力デバイスに対して表示
出力される画像を観察する受信側の視環境のパラメータ
を第1の受信手段が受信し、第1の受信手段により受信
された視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表
示出力される画像の色の見えが、入力デバイスから入力
される画像の色の見えと一致するように、第1の変換手
段より出力された指標データを第2の変換手段が変換
し、第2の変換手段により得られたデータを伝送媒体を
介して第1の送信手段が送信し、受信側では、伝送媒体
を介して伝送されてきたデータを第2の受信手段が受信
し、第2の受信手段により受信されたデータを出力デバ
イスに対して出力手段が出力し、出力デバイスに対して
表示出力される画像を観察する視環境のパラメータが第
2の入力手段より入力され、第2の入力手段より入力さ
れた視環境のパラメータを送信側に対して第2の送信手
段が送信する。
【0094】例えば、送信側では、入力デバイスである
CRTモニタより入力される画像を観察する視環境のパラ
メータである、例えば、周囲光の輝度などのデータが第
1の入力手段より入力され、入力された視環境のパラメ
ータに応じて、入力デバイスであるCRTモニタが入力す
る画像データを、視環境下における色の見えに対応した
見えの指標データに第1の変換手段が変換し、受信側の
出力デバイスであるCRTモニタに対して表示出力される
画像を観察する受信側の視環境のパラメータを第1の受
信手段が受信し、受信された、例えば、受信側の周囲光
の輝度などの視環境のパラメータに応じて、受信側の出
力デバイスであるCRTモニタに表示出力される画像の色
の見えが、送信側の入力デバイスであるCRTモニタから
入力される画像の色の見えと一致するように、第1の変
換手段より出力された指標データを第2の変換手段が変
換し、得られたデータをネットワークを介して第1の送
信手段が送信し、受信側では、ネットワークを介して伝
送されてきたデータを第2の受信手段が受信し、受信さ
れたデータを受信側の出力デバイスであるCRTモニタに
対して出力手段が出力し、出力デバイスに対して表示出
力される画像を観察する視環境のパラメータである、例
えば、周囲光の輝度などのデータが第2の入力手段より
入力され、入力された視環境のパラメータを送信側に対
して第2の送信手段が送信する。
【0095】請求項29に記載の画像処理方法および請
求項30に記載の提供媒体においては、送信側では、入
力デバイスより入力される画像を観察する視環境のパラ
メータが第1の入力ステップより入力され、第1の入力
ステップより入力された視環境のパラメータに応じて、
入力デバイスが入力する画像データを、視環境下におけ
る色の見えに対応した見えの指標データに第1の変換ス
テップが変換し、出力デバイスに対して表示出力される
画像を観察する受信側の視環境のパラメータを第1の受
信ステップが受信し、第1の受信ステップにより受信さ
れた視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示
出力される画像の色の見えが、入力デバイスから入力さ
れる画像の色の見えと一致するように、第1の変換ステ
ップより出力された指標データを第2の変換ステップが
変換し、第2の変換ステップにより得られたデータを伝
送媒体を介して第1の送信ステップが送信し、受信側で
は、伝送媒体を介して伝送されてきたデータを第2の受
信ステップが受信し、第2の受信ステップにより受信さ
れたデータを出力デバイスに対して出力ステップが出力
し、出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
る視環境のパラメータが第2の入力ステップより入力さ
れ、第2の入力ステップより入力された視環境のパラメ
ータを送信側に対して第2の送信ステップが送信する。
【0096】例えば、送信側では、入力デバイスである
CRTモニタより入力される画像を観察する視環境のパラ
メータである、例えば、周囲光の輝度などのデータが第
1の入力ステップより入力され、入力された視環境のパ
ラメータに応じて、入力デバイスであるCRTモニタが入
力する画像データを、視環境下における色の見えに対応
した見えの指標データに第1の変換ステップが変換し、
受信側の出力デバイスであるCRTモニタに対して表示出
力される画像を観察する受信側の視環境のパラメータを
第1の受信ステップが受信し、受信された、例えば、受
信側の周囲光の輝度などの視環境のパラメータに応じ
て、受信側の出力デバイスであるCRTモニタに表示出力
される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスである
CRTモニタから入力される画像の色の見えと一致するよ
うに、第1の変換ステップより出力された指標データを
第2の変換ステップが変換し、得られたデータをネット
ワークを介して第1の送信ステップが送信し、受信側で
は、ネットワークを介して伝送されてきたデータを第2
の受信ステップが受信し、受信されたデータを受信側の
出力デバイスであるCRTモニタに対して出力ステップが
出力し、出力デバイスに対して表示出力される画像を観
察する視環境のパラメータである、例えば、周囲光の輝
度などのデータが第2の入力ステップより入力され、入
力された視環境のパラメータを送信側に対して第2の送
信ステップが送信する。
【0097】請求項31に記載の画像処理システムにお
いては、送信側では、入力デバイスから入力される画像
を観察する視環境のパラメータが第1の入力手段から入
力され、入力デバイスから入力された画像と、第1の入
力手段から入力された視環境のパラメータとを送信手段
が送信し、受信側では、送信側から伝送されてきた画像
データと送信側の視環境のパラメータとを受信手段が受
信し、受信手段により受信された視環境のパラメータに
応じて、画像データを、視環境下における色の見えに対
応した見えの指標データに第1の変換手段が変換し、出
力デバイスに表示出力される画像を観察する視環境のパ
ラメータが第2の入力手段より入力され、第2の入力手
段より入力された視環境のパラメータに応じて、出力デ
バイスが出力する画像の色の見えが、送信側の入力デバ
イスから入力される画像の色の見えと一致するように指
標データを第2の変換手段が変換し、第2の変換手段に
より得られた画像データを出力デバイスに対して出力手
段が出力する。
【0098】例えば、送信側では、入力デバイスである
CRTモニタから入力される画像を観察する視環境のパラ
メータである、例えば、周囲光の輝度データが第1の入
力手段から入力され、入力デバイスであるCRTモニタか
ら入力された画像データと、第1の入力手段から入力さ
れた視環境のデータとを送信手段が送信し、受信側で
は、送信側から伝送されてきた画像データと送信側の視
環境のパラメータとを受信手段が受信し、受信手段によ
り受信された視環境のパラメータに応じて、画像データ
を、送信側の視環境下における色の見えに対応した見え
の指標データに第1の変換手段が変換し、受信側の出力
デバイスであるCRTモニタに表示出力される画像を観察
する視環境のパラメータが第2の入力手段より入力さ
れ、第2の入力手段より入力された受信側の視環境のパ
ラメータである、例えば、周囲光の輝度データに応じ
て、出力デバイスであるCRTモニタが出力する画像の色
の見えが、送信側の入力デバイスであるCRTモニタから
入力される画像の色の見えと一致するように指標データ
を第2の変換手段が変換し、第2の変換手段により得ら
れた画像データを出力デバイスであるCRTモニタに対し
て出力手段が出力する。
【0099】請求項32に記載の画像処理方法および請
求項33に記載の提供媒体においては、送信側では、入
力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
メータが第1の入力ステップから入力され、入力デバイ
スから入力された画像と、第1の入力ステップから入力
された視環境のパラメータとを送信ステップが送信し、
受信側では、送信側から伝送されてきた画像データと送
信側の視環境のパラメータとを受信ステップが受信し、
受信ステップにより受信された視環境のパラメータに応
じて、画像データを、視環境下における色の見えに対応
した見えの指標データに第1の変換ステップが変換し、
出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環境の
パラメータが第2の入力ステップより入力され、第2の
入力ステップより入力された視環境のパラメータに応じ
て、出力デバイスが出力する画像の色の見えが、送信側
の入力デバイスから入力される画像の色の見えと一致す
るように指標データを第2の変換ステップが変換し、第
2の変換ステップにより得られた画像データを出力デバ
イスに対して出力ステップが出力する。
【0100】例えば、送信側では、入力デバイスである
CRTモニタから入力される画像を観察する視環境のパラ
メータである、例えば、周囲光の輝度データが第1の入
力ステップから入力され、入力デバイスであるCRTモニ
タから入力された画像データと、第1の入力ステップか
ら入力された視環境のデータとを送信ステップが送信
し、受信側では、送信側から伝送されてきた画像データ
と送信側の視環境のパラメータとを受信ステップが受信
し、受信ステップにより受信された視環境のパラメータ
に応じて、画像データを、送信側の視環境下における色
の見えに対応した見えの指標データに第1の変換ステッ
プが変換し、受信側の出力デバイスであるCRTモニタに
表示出力される画像を観察する視環境のパラメータが第
2の入力ステップより入力され、第2の入力ステップよ
り入力された受信側の視環境のパラメータである、例え
ば、周囲光の輝度データに応じて、出力デバイスである
CRTモニタが出力する画像の色の見えが、送信側の入力
デバイスであるCRTモニタから入力される画像の色の見
えと一致するように指標データを第2の変換ステップが
変換し、第2の変換ステップにより得られた画像データ
を出力デバイスであるCRTモニタに対して出力ステップ
が出力する。
【0101】請求項34に記載の画像データ処理装置、
請求項37に記載の画像データ処理方法、および請求項
38に記載の提供媒体においては、取り込んだ視環境パ
ラメータに対応して、DDCの画像データをDICの画像デー
タに変換するためのプロファイル、またはDICの画像デ
ータをDDCの画像データに変換するためのプロファイル
が書き換えられる。
【0102】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0103】請求項1に記載の送信装置は、入力デバイ
スから入力される画像を観察する視環境のパラメータが
入力される入力手段(例えば、図2のセンサS1,S2
と、入力手段より入力された視環境のパラメータに応じ
て、入力デバイスが入力する画像データを、視環境下に
おける色の見えに対応した見えの指標データに変換する
変換手段(例えば、図2の視環境変換回路12)と、変
換手段から出力される見えの指標データを伝送媒体を介
して送信する送信手段(例えば、図2の画像編集処理回
路13)とを備えることを特徴とする。
【0104】請求項7に記載の送信装置は、入力デバイ
スから入力される画像を観察する視環境のパラメータが
入力される入力手段(例えば、図9のセンサS1,S2
と、入力手段より入力された視環境のパラメータに応じ
て、入力デバイスが入力する画像データを、視環境下に
おける色の見えに対応した見えの指標データに変換する
第1の変換手段(例えば、図9の視環境変換回路12)
と、受信側の視環境のパラメータを受信する受信手段
(例えば、図9の視環境変換回路15)と、受信手段に
より受信された受信側の視環境のパラメータに応じて、
受信側の出力デバイスが出力する画像の色の見えが、入
力デバイスから入力される画像の色の見えと一致するよ
うに指標データを変換する第2の変換手段(例えば、図
9の視環境変換回路15)と、第2の変換手段から出力
されるデータを伝送媒体を介して送信する送信手段(例
えば、図9のコンバータ16)とを備えることを特徴と
する。
【0105】請求項10に記載の送信装置は、入力デバ
イスから入力される画像を観察する視環境のパラメータ
が入力される入力手段(例えば、図10のセンサS1
2)と、入力デバイスから入力された画像と、入力手
段から入力された視環境のパラメータとを送信する送信
手段(例えば、図10のCRT3、画像処理部1−1、セ
ンサS1,S2)とを備えることを特徴とする。
【0106】請求項13に記載の受信装置は、送信側か
ら伝送されてきた画像データを受信する受信手段(例え
ば、図2の画像編集処理回路14)と、出力デバイスに
表示出力される画像を観察する視環境のパラメータが入
力される入力手段(例えば、図2のセンサS3,S4
と、入力手段より入力された視環境のパラメータに応じ
て、出力デバイスに表示出力される画像の色の見えが、
送信側の入力デバイスから入力される画像の色の見えと
一致するように、受信手段により受信された画像データ
を変換する変換手段(例えば、図2の視環境変換回路1
5)と、変換手段により変換された画像データを出力デ
バイスに対して出力する出力手段(例えば、図2のコン
バータ16)とを備えることを特徴とする。
【0107】請求項19に記載の受信装置は、出力デバ
イスに表示出力される画像を観察する視環境のパラメー
タが入力される入力手段(例えば、図11のセンサ
3,S4)と、入力手段から入力された視環境のパラメ
ータを送信側に送信する送信手段(例えば、図11のセ
ンサS3,S4)と、送信側から伝送されてきた画像デー
タを受信する受信手段(例えば、図11のコンバータ1
6)と、受信手段により受信された画像データを出力デ
バイスに対して出力する出力手段(例えば、図11のコ
ンバータ16)とを備えることを特徴とする。
【0108】請求項22に記載の受信装置は、送信側か
ら伝送されてきた画像データと送信側の視環境のパラメ
ータとを受信する受信手段(例えば、図10のコンバー
タ11、センサS1,S2)と、受信手段により受信され
た視環境のパラメータに応じて、画像データを、視環境
下における色の見えに対応した見えの指標データに変換
する第1の変換手段(例えば、図10の視環境変換回路
12)と、出力デバイスに表示出力される画像を観察す
る視環境のパラメータが入力される入力手段(例えば、
図10のセンサS3,S4)と、入力手段より入力された
視環境のパラメータに応じて、出力デバイスが出力する
画像の色の見えが、送信側の入力デバイスから入力され
る画像の色の見えと一致するように指標データを変換す
る第2の変換手段(例えば、図10の視環境変換回路1
5)と、第2の変換手段により得られた画像データを出
力デバイスに対して出力する出力手段(例えば、図10
のコンバータ16)とを備えることを特徴とする。
【0109】請求項25に記載の画像処理システムは、
送信側が、入力デバイスから入力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される第1の入力手段(例え
ば、図2のセンサS1,S2)と、第1の入力手段より入
力された視環境のパラメータに応じて、入力デバイスが
入力する画像データを、視環境下における色の見えに対
応した見えの指標データに変換する第1の変換手段(例
えば、図2の視環境変換回路12)と、第1の変換手段
から出力される見えの指標データを伝送媒体を介して送
信する送信手段(例えば、図2の画像編集処理回路1
3)とを備え、受信側が、伝送媒体を介して伝送されて
きた指標データを受信する受信手段(例えば、図2の画
像編集処理回路14)と、出力デバイスに対して表示出
力される画像を観察する視環境のパラメータが入力され
る第2の入力手段(例えば、図2のセンサS3,S4
と、第2の入力手段より入力された視環境のパラメータ
に応じて、出力デバイスに表示出力される画像の色の見
えが、送信側の入力デバイスから入力される画像の色の
見えと一致するように、受信手段により受信された指標
データを変換する第2の変換手段(例えば、図2の視環
境変換回路15)と、第2の変換手段により変換された
画像データを出力デバイスに対して出力する出力手段
(例えば、図2のコンバータ16)とを備えることを特
徴とする。
【0110】請求項28に記載の画像処理システムは、
送信側が、入力デバイスより入力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される第1の入力手段(例え
ば、図11のセンサS1,S2)と、第1の入力手段より
入力された視環境のパラメータに応じて、入力デバイス
が入力する画像データを、視環境下における色の見えに
対応した見えの指標データに変換する第1の変換手段
(例えば、図11の視環境変換回路12)と、出力デバ
イスに対して表示出力される画像を観察する受信側の視
環境のパラメータを受信する第1の受信手段(例えば、
図11の視環境変換回路15)と、第1の受信手段によ
り受信された視環境のパラメータに応じて、出力デバイ
スに表示出力される画像の色の見えが、入力デバイスか
ら入力される画像の色の見えと一致するように、第1の
変換手段より出力された指標データを変換する第2の変
換手段(例えば、図11の視環境変換回路15)と、第
2の変換手段により得られたデータを伝送媒体を介して
送信する第1の送信手段(例えば、図11の視環境変換
回路15)とを備え、受信側が、伝送媒体を介して伝送
されてきたデータを受信する第2の受信手段(例えば、
図11のコンバータ16)と、第2の受信手段により受
信されたデータを出力デバイスに対して出力する出力手
段(例えば、図11のコンバータ16)と、出力デバイ
スに対して表示出力される画像を観察する視環境のパラ
メータが入力される第2の入力手段(例えば、図11の
センサS3,S4)と、第2の入力手段より入力された視
環境のパラメータを送信側に対して送信する第2の送信
手段(例えば、図11のセンサS3,S4)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0111】請求項31に記載の画像処理システムは、
送信側が、入力デバイスから入力される画像を観察する
視環境のパラメータが入力される第1の入力手段(例え
ば、図10のセンサS1,S2)と、入力デバイスから入
力された画像と、第1の入力手段から入力された視環境
のパラメータとを送信する送信手段(例えば、図10の
CRT3、画像処理部1−1、センサS1,S2)とを備
え、受信側が、送信側から伝送されてきた画像データと
送信側の視環境のパラメータとを受信する受信手段(例
えば、図10のコンバータ11、視環境変換回路12)
と、受信手段により受信された視環境のパラメータに応
じて、画像データを、送信側の視環境下における色の見
えに対応した見えの指標データに変換する第1の変換手
段(例えば、図10の視環境変換回路12)と、出力デ
バイスに表示出力される画像を観察する受信側の視環境
のパラメータが入力される第2の入力手段(例えば、図
10のセンサS3,S4)と、第2の入力手段より入力さ
れた視環境のパラメータに応じて、出力デバイスが出力
する画像の色の見えが、送信側の入力デバイスから入力
される画像の色の見えと一致するように指標データを変
換する第2の変換手段(例えば、図10の視環境変換回
路15)と、第2の変換手段により得られた画像データ
を出力デバイスに対して出力する出力手段(例えば、図
10のコンバータ16)とを備えることを特徴とする。
【0112】請求項34に記載の画像データ処理装置
は、DDCの画像データをDICの画像データに、または、DI
Cの画像データをDDCの画像データに、変換するためのプ
ロファイルを取り込む第1の取り込み手段(例えば、図
24の変換部32,33)と、視環境パラメータを取り
込む第2の取り込み手段(例えば、図24の視環境パラ
メータ入力部35,92)と、第2の取り込み手段で取
り込んだ視環境パラメータに対応して、第1の取り込み
手段で取り込んだプロファイルを書き換える書き換え手
段(例えば、図24の色順応モデル変換回路34,9
1)とを備えることを特徴とする。
【0113】以下、本発明の実施の形態について説明す
るが、その前段階として、図1を参照して、本発明の概
要について説明する。
【0114】本発明においては、例えば、図1に示すよ
うに、ネットワーク100を介して接続された複数の送
受信装置1のそれぞれの周辺装置(入出力デバイス)で
あるCRTモニタ3−1,3−2、スキャナ2、または、
プリンタ4を介して入出力される画像の色の見えが、視
環境に拘わらず一致するようになされている。即ち、各
送受信装置1は、先ず、内蔵されているプロファイルP
1乃至P4によりDDCをDICに変換することにより、各周辺
装置の特性の相違に起因する見えの差異を修正する。そ
して、ランプL1乃至L4より照射される周囲光の白色度
の色度、ハードコピー画像が印刷されている用紙の白色
点の色度、CRTモニタ3−1,3−2の白色点の色度ま
たは絶対輝度などの視環境に応じて、それぞれのDICに
対して所定の変換を施し、ネットワーク100を介して
接続されている送受信装置1の各周辺装置から入出力さ
れる画像の色の見えが一致するようになされている。
【0115】図2は、本発明の第1の実施の形態の構成
例を示すブロック図である。この画像処理システム(こ
の明細書において、システムとは、複数の装置、手段な
どにより構成される全体的な装置を意味するものとす
る)においては、送信側の入力デバイスとしてCRTモニ
タ3、受信側の出力デバイスとしてCRTモニタ4が用い
られており、まず自己発光して画像を表示(出力)、即
ちソフトコピー画像を表示するCRTモニタ3から、その
画像に対応する画像データとしての、例えばRGBデータ
が、送信側の画像処理部1−1に供給される。そして、
画像処理部1−1では、CRTモニタ3からの画像データ
が画像処理された後、ネットワーク101を介して受信
側に伝送される。受信側では、伝送されて来た画像デー
タを画像処理部1−2により受信し、所定の画像処理を
施した後、CRTモニタ4に出力する。CRTモニタ4では、
画像処理部1−2からのデータに対応した画像が、画面
上に表示出力されることになる。
【0116】画像処理部1−1は、コンバータ11、視
環境変換回路12、並びに画像編集処理回路13から構
成されている。コンバータ11は、あらかじめ作成され
たCRTモニタ3用のプロファイルP1を記憶しており、そ
こでは、そのプロファイルP1が参照され、CRTモニタ3
からの、例えばRGBデータが、DICとしてのXYZデータに
変換され、視環境変換回路12に供給される。
【0117】視環境変換回路12には、コンバータ11
からのXYZデータの他、センサS1およびS2の出力が供
給されるようになされている。センサS1およびS2は、
CRTモニタ3に表示されるソフトコピー画像を使用者が
観察している環境(CRTモニタ3の視環境)を示す数値
としての視環境パラメータ(Viewing Condition Parame
ter)を出力するようになされている。即ち、センサS1
は、例えば放射色彩輝度計などで構成され、CRTモニタ
3が設置されている環境の周囲の光(例えば、蛍光灯の
光など)の、例えば、色度を測定し、これを視環境パラ
メータとして視環境変換回路12に供給する。また、セ
ンサS2は、例えば密着型センサなどで構成され、自己
発光するCRTモニタ3の、例えば白色点の色度と絶対輝
度とを測定し、これを視環境パラメータとして視環境変
換回路12に供給する。
【0118】視環境変換回路12では、センサS1およ
びS2からの視環境パラメータに応じて、コンバータ1
1からのXYZデータが、CRTモニタ3の視環境下における
色の見えに対応した見えの指標データであるL+M+S+デー
タ(詳細は、後述する)に変換される。
【0119】そして、このL+M+S+データは、画像編集処
理回路13に供給される。画像編集処理回路13は、視
環境変換回路12からのL+M+S+データに対し、例えば色
域圧縮(Gamut Compression)処理や、色の編集(Image
Editing)処理などの画像編集処理を施し、ネットワー
ク101に対して送出するようになされている。
【0120】受信側の画像処理部1−2は、ネットワー
ク101を介して伝送されてきた画像データを受信し、
画像編集処理回路14により、必要に応じて前述の画像
編集処理回路13の場合と同様の処理を施し、得られた
データを視環境変換回路15に出力する。視環境変換回
路15には、画像編集処理回路14からのL+M+S+データ
の他、センサS3およびS4の出力信号が供給されるよう
になされている。センサS3は、CRTモニタ4が出力する
ソフトコピー画像(CRTモニタ4が出力する画像)を、
使用者が観察する環境(CRTモニタ4の視環境)に対応
する数値としての視環境パラメータを出力するようにな
されている。即ち、センサS3は、例えば放射色彩輝度
計などで構成され、CRTモニタ4が設置されている環境
の周囲の光(例えば、蛍光灯の光など)の、例えば、色
度を測定し、これを視環境パラメータとして視環境変換
回路15に供給する。また、センサS4は、例えば密着
型センサなどで構成され、自己発光するCRTモニタ4
の、例えば白色点の色度と絶対輝度とを測定し、これを
視環境パラメータとして視環境変換回路15に供給する
ようになされている。
【0121】視環境変換回路15では、センサS3から
の視環境パラメータに応じて、CRTモニタ4の視環境下
における色の見えと、CRTモニタ3の視環境下における
色の見えとが一致するように、画像編集処理回路14か
ら供給されたL+M+S+データが処理される。そして、処理
の結果得られたデータが、DICデータとしてのXYZデータ
に変換され、コンバータ16に供給されるようになされ
ている。
【0122】コンバータ16は、あらかじめ作成された
CRTモニタ4用のプロファイルP4を記憶しており、そこ
では、そのプロファイルP4が参照され、視環境変換回
路15からのXYZデータが、CRTモニタ4のDDCとして
の、例えばRGBデータに変換され、CRTモニタ4に供給さ
れるようになされている。
【0123】これにより、受信側のCRTモニタ4から
は、送信側のCRTモニタ3に表示されたソフトコピー画
像と色の見えがほとんど異ならないソフトコピー画像が
出力(表示)される。
【0124】次に、コンバータ11またはコンバータ1
6にそれぞれ記憶されているCRTモニタ3用またはCRTモ
ニタ4用のプロファイルP1,P4の作成方法について説
明する。まずCRTモニタ3用のプロファイルの作成にあ
たっては、例えばCRTモニタ3が出力するRGBデータの
R,G,Bそれぞれが8ビットのデータdr,db,d
gである場合には、まずRGBデータを正規化したデータ
としてのrgbデータを、以下に示す式(1)にしたが
って算出する。
【0125】
【数1】
【0126】ここで、式(1)において、Rmax
max,Bmaxは、CRTモニタ3の白色点におけるR,
G,Bそれぞれの値である。また、kr,gain
g,gain,kb,gainは、R,G,Bそれぞれのゲインで
あり、kr,offset,kg,offset,kb,offsetは、R,
G,Bそれぞれのオフセットである。さらに、γr
γg,γbは、CRTモニタ3の特性に対応して、R,G,
Bそれぞれのガンマ補正をするための係数(ガンマ補正
係数)である。また、式(1)における数値255は、
CRTモニタ3が出力する画像データ(dr,db,dg
が8ビットである場合)に対応する値であり、CRTモニ
タ3が出力する画像データがnビットである場合には、
n−1となる。
【0127】さらに、このrgbデータを、以下に示す
式(2)にしたがって一次変換することによりDICデー
タであるXYZデータを算出する。
【0128】
【数2】
【0129】ここで、式(2)の右辺の行列は、CRTモ
ニタ3の測色値とrgbデータ間の変換行列として、例
えば最小自乗法などを利用して算出することができる。
【0130】そして、CRTモニタ3用のプロファイルP1
は、式(2)におけるXYZデータと、式(1)における
dr,dg,dbとの対応関係をテーブル形式に記述す
ることにより完成される。なお、コンバータ11におい
ては、以上のようにして作成したCRTモニタ3用のプロ
ファイルP1を記憶させておく他、式(1)および
(2)にしたがって、CRTモニタ3から出力された8ビ
ットのデータdr,dg,dbから、XYZデータを逐次
算出させるようにしても良い。
【0131】以上に述べたような処理を、CRTモニタ4
に対して施すことにより、CRTモニタ4用のプロファイ
ルP4を生成することができる。
【0132】なお、入出力デバイスがCRTモニタ以外の
場合、例えば、プリンタ用のプロファイル作成する場合
には、まずプリンタにCMY(K)データを、その値を変えて
入力し、その結果得られるハードコピー画像を測色す
る。そして、その測色値と、入力したCMY(K)データとの
対応関係をテーブル形式に記述することにより、プリン
タ用のプロファイルが完成される。
【0133】また、スキャナ用のプロファイルを作成す
る場合には、先ず、スキャナに所定の測色値を有する画
像を読み込ませ、その場合に出力されるRGBデータと測
色値との関係を測定する。そして、出力されるRGBデー
タと測色値との対応関係をテーブル形式に記述すること
により、スキャナ用のプロファイルを作成することがで
きる。
【0134】なお、XYZデータによる色再現領域のうち
の、プリンタがカバーしていない領域は、プリンタが表
現可能な色再現領域に対応付けられる。
【0135】次に、視環境変換回路12における画像処
理の詳細について説明する。視環境変換回路12では、
まずコンバータ11からのXYZデータに対して、周囲光
の影響によるコントラスト変化に対する補正処理が施さ
れる。具体的には、CRTモニタ3が設置されている環境
の周囲光の輝度が大きい場合は、CRTモニタ3に表示さ
れたソフトコピー画像のコントラストが低下することに
なる。これは、主に、CRTモニタ3の管面へ入射される
周囲光の反射により、黒、即ち、一番暗い点が浮いてし
まうためである。また、一般的に、CRTモニタ3の管面
上には反射防止膜が形成されているが、周囲光が存在す
る限り、CRTモニタ3上で再現できる黒は、その反射光
よりも暗くすることはできない。従って、人間の視覚
は、暗い色に対して感度が良いため、黒が浮いてしまう
と画像のコントラストが低下することになる。
【0136】そこで、上述のような現象を考慮するため
に、次式に示すように、CRTモニタ3の蛍光体から射出
された光に対して、オフセットとして周囲光の反射を加
え、コントラストの補正を行う。ここで、Rbkは、CRT
モニタ3の管面の反射率であり、通常1乃至5%程度で
ある。XYZの添字(CRT1)は、その値がCRTモニタ3に
関するものであることを示し、(Ambient1)
は、その値がCRTモニタ3の周囲光に関するものである
ことを示す。
【0137】
【数3】
【0138】この式(3)により周囲光の反射を加えた
後に、Y’(CRT1)の最大値が“100”となるように正
規化を行う。
【0139】次に、視環境変換回路12は、式(3)に
よりコントラストの補正が施されたデータ(X’Y’
Z’)(CRT)を、人間の錐体の信号に対応するLMSデー
タ、即ち、LMS空間データに以下の式により変換する。
【0140】
【数4】
【0141】ここで、上式の右辺の行列は、視感実験に
より求められた公知の行列である。
【0142】なお、式(4)は、ハントポインタエステ
バス(Hunt-Pointer-Esteves)変換を用いたものであ
り、分光分布が平坦なデータ(X’Y’Z’)(CRT)
人間の錐体の信号に対応するデータに変換するものであ
る。なお、このような変換式は、式(4)のみに限られ
るものではない。
【0143】式(4)により得られたL,M,Sの各デ
ータは、人間の錐体信号のうちの長、中、短波長の信号
に各々対応している。
【0144】以上のようにして得られたL,M,Sの各
データは、以下に述べる不完全順応に対する処理によ
り、周囲の視環境に応じた色順応の補正を行う。
【0145】人間の視覚は、ビデオカメラのホワイトバ
ランスと同様に、光源を白色にするように各錐体の感度
を変化させている。即ち、各錐体からの出力信号を白色
点の値で正規化する処理を行っている。本実施の形態で
は、基本的にはフォン・クリース(von Kries)の順応
則に基づいて、前述のような正規化を実行しているが、
人間の視覚が順応しているであろう白色点には、光源の
色度をそのまま用いるのではなく、(1)不完全順応に
対する処理と、(2)混合順応に対する処理の2つの処
理を実行することにより、周囲の視環境による色順応の
補正を行う。
【0146】前述の(1)不完全順応に対する処理は、
CRTモニタ3の白色度の色度と輝度に対する補正処理で
ある。即ち、人間の視覚は、CRTモニタ3の白色点の色
度がD65またはEの光から乖離するほど、また、その
順応点の輝度が低いほど順応が不完全となる。そこで、
そのような視覚の特性に応じた補正を以下の式により施
す。
【0147】
【数5】
【0148】このような補正により、CRTモニタ3の特
性の相違に起因する、見えの差異が補正されることにな
る。なお、ここで、PL,PM,PSは、ハントのモデル
に用いられている色順応補正係数(Chromatic Adaptati
on Factors)であり、例えば、次式により求めることが
できる。
【0149】
【数6】
【0150】但し、lE,mE,sEは、以下の式によっ
て定義される。また、Y’mon1(単位:cd/m2
は、CRTモニタ3の実際の白色点の絶対輝度と周囲光の
反射を加えたものである。
【0151】
【数7】
【0152】ここで、実際のCRTモニタ3の色順応補正
係数PL,PM,PSの例を以下の表に示す。但し、CCT
(Correlated Color Temperature)は、CRTモニタ3の
白色点の色温度を示している。このような値が、センサ
2により測定され、視環境変換回路12に供給され、
式(5)に応じてLn(CRT1),Mn(CRT1),Sn
(CRT1 )が算出される。
【0153】
【表1】
【0154】次に、(2)混合順応に対する補正処理を
行う。混合順応とは、CRTモニタ3の白色点と周囲光の
白色点とが異なる場合、人間の視覚が、それぞれの白色
点に部分的に順応することをいう。即ち、一般的なオフ
ィスなどでは、約4150Kの色温度(CCT)を持つ蛍
光灯が使用されており、また、一般的なCRTモニタの白
色点の色温度は約9300Kであり、両者の間に大きな
隔たりがある。このような場合、人間の視覚は、前述の
ように両者に部分的に順応する。そこで、人間の視覚が
順応している白色点が両者の中間であると仮定し、ま
た、CRTモニタ3の白色点に順応している割合をR
adp(順応率)とおき、一方、周囲光の白色点に順応し
ている割合を(1−Radp)とおいて、人間の視覚が順
応している白色点を以下のように新たに定義する。
【0155】
【数8】
【0156】ここで、Y’mon1は、CRTモニタ3の白色
点の絶対輝度と周囲光の反射を加えたものであり、ま
た、Ysur1は、周囲光に照らされている、モニタ表示面
上にほぼ平行に配置した完全拡散反射面の絶対輝度であ
る。あるいは、モニタ表示面に近い場所でのモニタ表示
面の法線方向の室内光による照度Mから、以下の式によ
って求めることもできる。
【0157】
【数9】
【0158】また、(Ln(Ambient1),Mn(Ambient1)
n(Ambient1))は、周囲光の白色点における色度であ
り、式(4)の行列を用いて、3値刺激値(XYZ)より
人間の錐体の感度(LMS)への変換を行うことによって
求めることができる。
【0159】なお、Yadp1は、以下の式により求めるこ
とができる。
【0160】
【数10】
【0161】ここで、順応率Radpは、0乃至1の間の
所定の実数値をとる係数であり、この値が1である場合
には、人間の視覚は、CRTモニタ3の白色点に100%
順応しており、周囲光の影響を受けていない状態であ
り、概念的にはCIE/L*a*b*を合わせているのと同等の状
態である。また、順応率Radpが0である場合は、人間
の視覚は、周囲光の白色点に100%順応しており、CR
Tモニタ3の影響を受けていない状態であり、概念的に
は、CIE/XYZを合わせているのと同等の状態である。
【0162】また、CRTモニタ3の輝度と、周囲光の輝
度が異なっているので、ここでは、式(8)に示すよう
に、重み付け係数である(Y’mon1/Yadp11/3
(Ysur 1/Yadp11/3が導入されている。例えば、CRT
モニタ3の輝度と周囲光の輝度がほぼ同一のレベルであ
る場合には、この重み付け係数は“1”となる。
【0163】視環境変換回路12には、上述したよう
に、式(5)乃至(7)におけるCRTモニタ3の白色点
の実際の色度Ln(CRT1),Mn(CRT1),Sn(CRT1)、およ
び、絶対輝度Ymon1が視環境のパラメータとしてセンサ
2から供給されるとともに、式(8)における周囲光
の白色点の色度Ln(Ambient1),Mn(Ambient1),Sn(Am
bient1)、および、絶対輝度Ysur1が視環境のパラメー
タとしてセンサS1から供給される。視環境変換回路1
2は、センサS1およびセンサS2から供給される視環境
のパラメータを用いて、式(5)乃至(8)に示す各演
算を順次実行することにより、周囲光の存在下でCRTモ
ニタ3に表示された画像を観察する場合の、人間の視覚
が実際に順応する白色点(以下、順応白色点と言う)の
色度L’’n( CRT1),M’’n(CRT1),S’’n(CRT1)
求めることができる。
【0164】このようにして得られた、順応白色点の色
度L’’n(CRT1),M’’n(CRT1),S’’n(CRT1)を、
以下に示すフォン・クリース(von Kries)の順応式に
代入することにより、周囲光の存在下でCRTモニタ3に
表示されたソフトコピー画像を観察したときの色の見え
を反映した、いわば見えの指標データであるL+M+S+デー
タ(L+,M+,S+)を求めることができる。
【0165】
【数11】
【0166】視環境変換回路12は、不完全順応に対す
る処理および混合順応に対する処理を上式に基づいて実
行し、周囲の視環境による色順応の補正を行った後、得
られた見えの指標データであるL+M+S+を画像編集処理回
路13に出力する。
【0167】以上のようにして得られたL+M+S+データま
たはL+’M+’S+’データは、画像編集処理回路13
に供給され、そこで、以下に示す処理が施されることに
なる。
【0168】即ち、画像編集処理回路13は、先ず、視
環境変換回路12からの見えの指標データであるL+M+S+
データから視覚均等空間であるL*a*b*空間のデータに変
換する。
【0169】
【数12】
【0170】ここで、X0 *,Y0 *,Z0 *は、白色点にお
けるX*,Y*,Z*の各々の値であり、以上の場合で
は、それぞれの値は“100”となる。
【0171】次に、画像編集処理回路13は、式(1
2)により得られた視覚均等空間であるL*a*b*空間のデ
ータに対して、上述したような色域圧縮処理や色の編集
処理等の画像処理を施す。
【0172】そして、画像編集処理回路13は、画像編
集処理後、上述した式(12)に基づいて、L*a*b*空間
のデータを、元の空間であるL+M+S+空間のデータ
(L+,M+,S+)に変換した後、例えば、アナログ信
号に変換してネットワーク101に対して送出する。
【0173】ネットワーク101を介して伝送されてき
たデータは、受信側の画像処理部1−2の画像編集処理
回路14により受信され、画像編集処理回路13の場合
と同様の処理が施された後、視環境変換回路15に供給
される。
【0174】次に、視環境変換回路15は、以下の式に
基づいて、見えの指標データであるL+M+S+データ
(L+,M+,S+)を、CRTモニタ4のR,G,B信号を
人間の錐体信号に変換した場合のデータL(CRT2),M
(CRT2),S(CRT2)に変換する。なお、この式は式(1
1)の逆変換式となっており、また、(CRT2)は、受
信側のCRTモニタ4に関するパラメータであることを示
している。
【0175】
【数13】
【0176】なお、式(13)の右辺の行列の(L”
n(CRT2),M”n(CRT2),S”n(CRT2))は、以下の式に
より求めることができる。
【0177】
【数14】
【0178】ここで、Y’mon2は、CRTモニタ4の絶対
輝度と周囲光の反射を加えたものであり、Ysur2は、CR
Tモニタ4の画面により反射された周囲光の絶対輝度を
示している。また、Radpは、人間の視覚がCRTモニタ4
の白色点に順応している割合を示す順応率を表してい
る。Ln(Ambient2),Mn(Ambient2),S
n(Ambient2)は、周囲光の白色点における色度を示して
いる。なお、Yadp2は、以下の式により求めることがで
きる。
【0179】
【数15】
【0180】また、(L’n(CRT2),M’n(CRT2),S’
n(CRT2))は、以下の式により求めることができる。
【0181】
【数16】
【0182】上式において、pL,pM,pSは、センサ
3により検出されたCRTモニタ4の白色点の絶対輝度と
周囲光の反射を加えたY’mon2を、以下の式に代入する
ことにより求めることができる。
【0183】
【数17】
【0184】ここで、定義数lE,mE,sEは、以下の
式により求めることができる。
【0185】
【数18】
【0186】次に、視環境変換回路15は、以上のよう
にして得られた人間の錐体に対応するLMSデータ、即
ち、LMS空間のデータを以下の式に基づいて変換するこ
とにより、DICデータであるX’(CRT2),Y’(CRT2)
Z’(CRT2)を算出する。なお、この変換は、式(4)の
逆変換式となっている。
【0187】
【数19】
【0188】続いて、視環境変換回路15は、周囲光に
よるコントラストの補正処理を以下の式に従って施す。
即ち、データX’(CRT2),Y’(CRT2),Z’(CRT2)
ら、管面からの反射される周囲光を差し引いたものが実
際にコンバータ16に出力されるデータX(CRT2),Y
(CRT2),Z(CRT2)となる。
【0189】
【数20】
【0190】式(20)により得られたXYZ空間のデー
タは、コンバータ16に出力され、そこで、以下の式に
基づいて一次変換が施され、RGBデータに変換される。
【0191】
【数21】
【0192】以上の式に基づいて算出されたRGBデータ
は、以下の式に基づいて、ガンマ補正が更に施されると
ともに、CRTモニタ4に対応するデータdr,dg,d
bに変換される。
【0193】
【数22】
【0194】なお、式(21)および式(22)に示す
変換は、式(1)および式(2)の変換の場合と同様
に、デバイスプロファイルを読み込んで実行するように
してもよい。このようにして得られたdr,dg,db
データは、CRTモニタ4に対して出力されることにな
る。
【0195】次に、上述したようなコンバータ11,1
6、視環境変換回路12,15、および、画像編集処理
回路13,16等を備える画像処理部における画像デー
タの流れについて、図3を用いて説明する。
【0196】この実施の形態では、CRTモニタ3に表示
されているソフトコピー画像に対応するRGBデータ(D
1)は、コンバータ11に記憶されているCRTモニタ3
用のプロファイルP1により、デバイスに依存しない色
空間であるCIE/XYZのXYZデータ(D2)に変換される。
【0197】デバイスに依存しないXYZデータ(D2)
は、CRTモニタ3のソフトコピー画像が実際に観察され
ている視環境のパラメータ、即ち、センサS1およびS2
からの出力に基づいて、見えの指標データであるL+M+S+
データ(D3)に変換される。
【0198】次に、L+M+S+データ(D3)は、画像編集
処理回路13により、知覚均等空間であるCIE/L*a*bデ
ータ(D4)に変換され、必要に応じて色域圧縮処理や
色の編集処理等が施される。そして、得られたL*a*bデ
ータは、L+M+S+データに再度変換され、ネットワーク等
を介して受信側の画像処理部1−2に伝送される。
【0199】受信側の画像処理部1−2では、受信した
L+M+S+データをL*a*bデータ(D4)に変換して、前述
の画像編集処理回路13において実行されたのと同様の
処理を必要に応じて実行するとともに、得られたデータ
をL+M+S+データ(D6)に変換して、視環境変換回路1
5に対して出力する。
【0200】視環境変換回路15では、受信側の視環境
のパラメータ、即ち、センサS3,S4からの出力を参照
して、L+M+S+(D6)を、デバイスに依存しないCIE/XY
ZのXYZデータ(D7)に変換し、コンバータ16に供給
する。
【0201】コンバータ16は、CRTモニタ4用のプロ
ファイルP4を参照して、XYZデータ(D7)を、CRTモ
ニタ4に適合するRGBデータ(D8)に変換して、CRTモ
ニタ4に対して出力する。
【0202】次に、上述した式(8)、式(10)、式
(14)、および、式(15)における順応率Radp
変化させた場合の、CRTモニタ3およびCRTモニタ4のそ
れぞれに表示されるソフトコピー画像の実際の色の見え
の一致の度合について説明する。
【0203】図4は、本実施の形態における適正な順応
率Radpを決定するための視感評価実験の構成例を示し
ている。
【0204】この例では、図4(A)に示すように、被
験者の正面に2台のCRTモニタA,Bを配置し、CRTモニ
タの表示画像以外の色彩が視野に入らなくするために、
反射率53.3%(N8相当)の無彩色模造紙で表面を
覆ったパネル板でCRTモニタA,Bの上部を除く側面を
囲んでいる。また、同時両眼隔壁法(SimultaneousHapl
oscopic Method)で観測するために、CRTモニタA,B
の間にも、これらを隔てるパネル板を配置し、更に、図
4(C)に示すように、左右の眼がそれぞれ別のCRTモ
ニタを観察することができるように顎台(図4(B)参
照)も配置されている。また、CRTモニタA,Bのそれ
ぞれの画面全体に周囲光を一様に当てるため、前述のよ
うに、側面の上部にはパネル板は配置されていない。な
お、この例では、左右の眼が別々の白色点に順応可能で
あるという仮定のもとに、同時両眼隔壁法による実験を
行っている。
【0205】この視感評価実験では、先ず、周囲光が昼
光色(F6)の蛍光灯(4183K,124cd/
2)の下で、色温度6530KのCRTモニタAに自然画
像を表示しておく。そして、色温度9370Kのモニタ
Bに、順応率Radpの異なる6パターン(Radp=0.
0,0.2,0.4,0.6,0.8,1.0)の自然
画像をランダムに2枚組み合わせて表示し(図4(D)
参照)、これら2枚のうち、どちらがよりCRTモニタA
に表示されている画像の色の見えに近いかを被験者に判
定させる。このような判定方法は一対比較法と一般に呼
ばれている。
【0206】なお、用いた自然画像は2種類で、周囲光
が(4183K,124cd/m2)の蛍光灯を用いた
場合の被験者は21人(男性:20名、女性:1名)で
あり、また、周囲光が(3486K,150cd/
2)の蛍光灯を用いた場合の被験者は24人(男性:
23名、女性:1名)である。
【0207】以上のような視感評価実験により得られた
データを統計処理した結果のグラフを図5に示す。この
グラフの横軸は順応率Radpの値を示し、また、縦軸は
心理物理量を表しており、この値が大きい程、CRTモニ
タBに表示されている自然画像が、CRTモニタAに表示
されている自然画像に似ていることを示す。
【0208】このグラフに示されているように、順応率
adpの値が0.4乃至0.7の範囲では、周囲光に拘
わらず、CRTモニタAに表示されている画像とCRTモニタ
Bに表示されている画像との間で充分なマッチングが図
られていることが分かる。特に、順応率Radpの値が
0.6の場合には、更に充分なマッチングを図ることが
可能となることが分かる。また、照明光の色温度が下が
った場合、グラフの山が急峻となり、0.6が最適値で
あることが更に明瞭に示されている。
【0209】このような実験の結果、順応率Radpとし
て値0.6を用いれば、送信側の入力デバイスに表示さ
れる画像と、受信側の出力デバイスに表示される画像の
色の見えの差異を最小にすることが可能となることが分
かる。
【0210】以上の実施の形態によれば、ネットワーク
101を介して画像情報を伝送する場合において、送信
側と受信側のそれぞれの視環境に応じてコントラスト補
正処理、および、色順応補正処理などを行うようにした
ので、CRTモニタ3,4の色温度や、周囲光の色温度が
相互に異なる場合においても、同一の画像データを伝送
したときには、送信側と受信側において同じ見えのソフ
トコピー画像を得ることが可能となる。
【0211】なお、以上の実施の形態においては、視環
境のパラメータをセンサS1乃至S4により取得するよう
にしたが、例えば、図6に示すように、送信側と受信側
の画像処理部1−1,1−2に対してそれぞれ、パラメ
ータ設定回路17およびパラメータ設定回路18を設
け、使用者がこれらを操作することにより、視環境のパ
ラメータを設定することができるようにしてもよい。
【0212】即ち、図2に示す第1の実施の形態に具備
されている、センサS1乃至S4を除外し、その代わり
に、パラメータ設定回路17およびパラメータ設定回路
18を画像処理部1−1,1−2に各々接続し、送信側
と受信側の使用者が視環境に応じてこれらを設定するよ
うにしてもよい。
【0213】また、これ以外にも、例えば、図7に示す
ような設定画面をCRTモニタ3またはCRTモニタ4に表示
させ、この設定画面上において、視環境のパラメータを
入力するようにしてもよい。
【0214】具体的に説明すると、設定画面上の設定項
目としては、例えば、室内灯の色度、室内灯の輝度、お
よび、CRTモニタ3またはCRTモニタ4の輝度を入力する
ことができるようになされている。また、各設定項目の
設定内容としては、例えば、室内灯の色度は、「蛍光
灯」、「白熱灯」、「D65」、「D50」、「カスタ
マイズ(使用者が任意に値を入力可能)」・・・等が選
択可能とされている。また、室内灯の輝度は、「明る
い」、「普通」、「暗い」、「カスタマイズ(使用者が
任意に値を入力可能)」・・・等が選択可能とされてい
る。更に、CRTモニタ3またはCRTモニタ4の輝度は、
「明るい」、「普通」、「暗い」、「カスタマイズ(使
用者が任意に値を入力可能)」・・・等が選択可能とさ
れている。
【0215】設定項目の「室内灯の色度」において、設
定内容として「カスタマイズ」を選択した場合は、図7
にある「色度x」、「色度y」、「相関色温度」等の項
目に、xy色度点または相関色温度(CCT)の値を使用
者が任意に入力可能とされている。同様に、設定項目
「室内灯の輝度」、「モニタの輝度」において、「カス
タマイズ」を選択した場合にも、それぞれの項目にそれ
ぞれの室内灯の輝度とモニタの輝度を入力可能とされ
る。
【0216】なお、視環境変換回路12,15には、各
設定内容に対応するパラメータが格納されており、設定
画面上において設定された内容に対応するxy色度点、
相関色度点(CCT)、室内灯の輝度、または、モニタの
輝度などのパラメータが読み出されるようになされてい
る。
【0217】このような実施の形態によれば、使用者が
簡単に各パラメータを設定することが可能となるととも
に、センサS1乃至S4を具備させる必要がないので、そ
の分だけ装置のコストを低減することが可能となる。
【0218】次に、本発明の第2の実施の形態の構成例
について説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態
の構成例を示すブロック図である。この図において、図
2の場合と同一の部分には同一の符号が付してあるの
で、その説明は適宜省略する。
【0219】この実施の形態においては、図2の場合と
比較して、CRTモニタ4がプリンタ20に置換されてい
る。また、センサS3はプリント用紙の白色点の色度を
測定するようになされている。その他の構成は、図2に
示す場合と同様である。
【0220】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。なお、送信側の画像処理部1−1の動作は、前
述の図2の場合と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0221】画像編集処理回路13から出力された、CR
Tモニタ3のソフトコピー画像に対応するL+M+S+データ
は、ネットワーク101を介して、受信側の画像処理部
1−2に伝送される。
【0222】受信側の画像処理部1−2では、ネットワ
ーク101を介して伝送されてきたL+M+S+データを画像
編集処理回路14が受信する。画像編集処理回路14
は、第1の実施の形態の場合と同様に、例えば色域圧縮
処理や、色の編集処理などの画像編集処理を施し、得ら
れたデータを視環境変換回路15に対して出力する。
【0223】視環境変換回路15には、プリンタ20が
画像を印刷するプリント用紙Poutの白色点の色度L
n(PRN),Mn(PRN),Sn(PRN)が、視環境のパラメータと
してセンサS3から供給されている。そして、プリント
用紙Poutの白色点の色度Ln(PR N),Mn(PRN),S
n(PRN)が、プリント用紙に印刷されたハードコピー画像
を観察する場合の人間の視覚が順応する白色点の色度L
n(HardCopy),Mn(HardCopy),Sn( HardCopy)とされ
る。
【0224】ここで、ハードコピー画像に対応する画像
データであるCMY(K)データを、コンバータ16に記憶さ
れているプリンタ20用のプロファイルP4により変換
して得られたXYZデータを、上述した式(4)により、L
MSデータに更に変換した場合、プリンタ20より出力さ
れるハードコピー画像を観察したときの色の見えを反映
したデータは、L/Ln(HardCopy),M/
n(HardCopy),S/Sn(HardCopy)となる。
【0225】また、送信側の視環境変換回路12では、
第1の実施の形態において説明したようにCRTモニタ3
の管面からの反射を考慮したコントラストの補正や、周
囲光の輝度が変化した場合等における人間の視覚の色順
応に対する補正などの画像処理が行われるため、CRTモ
ニタ3に表示されるソフトコピー画像と、プリンタ20
から出力されるハードコピー画像の色の見えを一致させ
るためには、式(11)の右辺が、ソフトコピー画像を
観察したときの色の見えを反映したデータとなることか
ら、以下の式(23)が成立すればよい。
【0226】
【数23】
【0227】従って、この式(23)より、受信された
L+M+S+データ(L+,M+,S+)を、以下の式により変
換してLMSデータを算出する。
【0228】
【数24】
【0229】このようにして算出されたLMSデータを、
式(4)の右辺の行列の逆行列により一次変換すること
により、DICとしてのXYZデータを得ることができる。そ
して、算出されたXYZデータは、コンバータ16に供給
される。コンバータ16では、プロファイルP4が参照
され、XYZデータがプリンタ20に対応するCMY(K)デー
タに変換された後、プリンタ20に対して出力される。
プリンタ20は、供給されたCMY(K)データに対応する画
像をプリント用紙Poutに印刷する。
【0230】以上のような第2の実施の形態によれば、
受信側と送信側の視環境が相互に異なる場合において
も、CRT3に表示されているソフトコピー画像と、プリ
ンタ20から出力されるハードコピー画像の色の見えを
高い精度で一致させることが可能となる。
【0231】なお、以上の実施の形態においては、プリ
ント用紙Poutの白色点の色度をセンサS3により検出
し、検出された値に基づいて補正処理を行うようにした
が、例えば、センサS3の代わりに、放射色彩度計であ
るセンサS4により、プリント用紙Poutに印刷されたハ
ードコピー画像を観察する環境における周囲光の色度を
測定し、測定結果をハードコピー画像を観察する人間の
視覚が順応する白色点の色度(Ln(HardCopy),M
n(HardCopy),Sn(HardCopy))として用いるようにして
もよい。
【0232】また、センサS3またはセンサS4の何れか
一方からの出力を使用するのではなく、センサS3とセ
ンサS4の双方からの出力を使用するようにしてもよ
い。その場合、上述した式(24)において、センサS
3から出力されるプリンタ20が画像を印刷するプリン
ト用紙Poutの白色点の色度に対応した視環境のパラメ
ータと、センサS4から出力されるプリント用紙Pout
印刷されたハードコピー画像を観察する環境における周
囲光の色度に対応したパラメータとの双方を考慮して、
ハードコピー画像を観察する人間の視覚が順応する白色
点の色度(Ln(Hard Copy),Mn(HardCopy),S
n(HardCopy))を決定する。これにより、更に精度の高
い色度のデータを得ることが可能となるので、CRTモニ
タ3のソフトコピー画像とプリンタ20のハードコピー
画像の色の見えを更に高い精度で一致させることが可能
となる。
【0233】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0234】図9は、本発明の第3の実施の形態の構成
例を示すブロック図である。この図において、図8(第
2の実施の形態)と同一の部分には同一の符号が付して
あるので、その説明は省略する。
【0235】この実施の形態では、受信側の視環境変換
回路15とコンバータ16が、送信側の画像処理部1−
1に移動されているとともに、受信側の画像編集処理回
路14が送信側の画像編集処理回路13にまとめられて
いる。その他の構成は、図8に示す場合と同様である。
【0236】次に、この実施の形態の動作について説明
する。送信側のCRTモニタ3より出力されたRGBデータは
コンバータ11に供給され、そこで、DICとしてのXYZデ
ータに変換された後、視環境変換回路12に出力され
る。
【0237】視環境変換回路12は、センサS1および
センサS2からの出力を参照して、入力されたXYZデータ
をCRTモニタ3の視環境下における色の見えに対応した
指標データであるL+M+S+データに変換して、画像編集処
理回路13に対して出力する。
【0238】画像編集処理回路13は、視環境変換回路
12からのL+M+S+データに対して、色域圧縮処理や色の
編集処理等を施し、得られたデータを視環境変換回路1
5に対して出力する。
【0239】視環境変換回路15は、受信側のセンサS
3およびセンサS4より送信されて来た、受信側の視環境
のパラメータを参照して、画像編集処理回路13から出
力されるL+M+S+データを、プリンタ20の視環境下にお
ける色の見えに対応したXYZデータに変換し、コンバー
タ16に出力する。
【0240】コンバータ16は、受信側のプリンタ20
から送信されて来た、プリンタ20用のプロファイルP
4を受信し、このプロファイルP4を参照して、視環境変
換回路15から出力されたXYZデータをプリンタ20のD
DCとしてのCMY(K)データに変換してネットワーク101
に対して送出する。
【0241】ネットワーク101を介して伝送されたCM
Y(K)のデータは、画像処理部1−2を介してプリンタ2
0に供給され、ハードコピー画像としてプリント用紙P
outに印刷される。
【0242】以上の実施の形態によれば、送信側におい
て、送信側と受信側の視環境のパラメータに応じた変換
処理を画像データに施した後、ネットワーク101を介
して送出するようにしたので、受信側の装置を単純化す
ることが可能となる。
【0243】なお、以上の実施の形態においては、セン
サS3,S4の出力、および、プリンタ20のプロファイ
ルP4をネットワーク101とは別の伝送媒体を介して
伝送するようにしたが、ネットワーク101を介して伝
送してもよいことは勿論である。
【0244】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0245】図10は、本発明の第4の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。この図において、図8
(第2の実施の形態)と同一の部分には、同一の符号が
付してあるので、その説明は省略する。
【0246】この実施の形態においては、図9の場合と
は逆に、送信側のコンバータ11と視環境変換回路12
とが、受信側の画像処理部1−2に移動されているとと
もに、受信側の画像編集処理回路14が送信側の画像編
集処理回路13にまとめられている。その他の構成は、
図8に示す場合と同様である。
【0247】次に、この実施の形態の動作について説明
する。送信側のCRTモニタ3より出力されたRGBデータ
は、画像処理部1−1からネットワーク101を介して
受信側の画像処理部1−2に伝送される。
【0248】受信側の画像処理部1−2のコンバータ1
1は、ネットワーク101を介して伝送されて来たRGB
データを受信するとともに、送信側のCRTモニタ3のプ
ロファイルP1を受信する。そして、このプロファイル
1を参照して、RGBデータをDICとしてのXYZデータに変
換した後、視環境変換回路12に出力する。
【0249】視環境変換回路12は、センサS1および
センサS2より伝送されて来た検出信号を参照して、入
力されたXYZデータを送信側のCRTモニタ3の視環境下に
おける色の見えに対応した指標データであるL+M+S+デー
タに変換して、画像編集処理回路13に対して出力す
る。
【0250】画像編集処理回路13は、視環境変換回路
12からのL+M+S+データに対して、色域圧縮処理や色の
編集処理等を施し、得られたデータを視環境変換回路1
5に対して出力する。
【0251】視環境変換回路15は、センサS3および
センサS4により測定された、受信側の視環境のパラメ
ータを参照して、画像編集処理回路13から出力される
L+M+S+データを、プリンタ20の視環境下における色の
見えに対応したXYZデータに変換し、コンバータ16に
出力する。
【0252】コンバータ16は、受信側のプリンタ20
用のプロファイルP4を参照して、視環境変換回路15
から出力されたXYZデータをプリンタ20のDDCとしての
CMY(K)データに変換し、プリンタ20に対して出力す
る。
【0253】プリンタ20は、供給されたCMY(K)データ
に対応するハードコピー画像をプリント用紙Poutに印
刷する。
【0254】以上の実施の形態では、送信側のCRTモニ
タ3から出力されるRGBデータをネットワーク101を
介して伝送し、受信側において、送信側の視環境のパラ
メータに応じた変換処理を施した後、プリンタ20に出
力するようにしたので、送信側の装置を単純化すること
が可能となる。
【0255】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0256】図11は、本発明の第5の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。この図において、図9
(第3の実施の形態)と同一の部分には、同一の符号が
付してあるので、その説明は省略する。
【0257】この実施の形態においては、図9の場合と
比較して、コンバータ16が受信側に移動されている。
その他の構成は、図9に示す場合と同様である。
【0258】次に、この実施の形態の動作について説明
する。送信側のCRTモニタ3より出力されたRGBデータは
コンバータ11に供給され、そこで、DICとしてのXYZデ
ータに変換された後、視環境変換回路12に出力され
る。
【0259】視環境変換回路12は、センサS1および
センサS2からの出力を参照して、入力されたXYZデータ
をCRTモニタ3の視環境下における色の見えに対応した
指標データであるL+M+S+データに変換して、画像編集処
理回路13に出力する。
【0260】画像編集処理回路13は、視環境変換回路
12からのL+M+S+データに対して、色域圧縮処理や色の
編集処理等を施し、得られたデータを視環境変換回路1
5に対して出力する。
【0261】視環境変換回路15は、センサS3および
センサS4より送信された、受信側の視環境のパラメー
タを参照して、画像編集処理回路13から出力されるL+
M+S+データを、プリンタ20の視環境下における色の見
えに対応したXYZデータに変換し、ネットワーク101
を介して受信側に対して送出する。
【0262】受信側の画像処理部1−2のコンバータ1
6は、ネットワーク101を介して伝送されて来た、視
環境変換回路15からの出力データであるXYZデータを
受信し、プリンタ20用のプロファイルP4を参照し
て、XYZデータをプリンタ20のDDCとしてのCMY(K)デー
タに変換してプリンタ20に対して供給する。
【0263】プリンタ20は、コンバータ16から供給
されたCMY(K)データに対応するハードコピー画像をプリ
ント用紙Poutに印刷出力する。
【0264】以上の実施の形態では、送信側において、
送信側と受信側の視環境のパラメータに応じた変換処理
を施した後、ネットワーク101を介して送出し、受信
側においてプリンタプロファイルP4を参照して、CMY
(K)データに変換するようにしたので、受信側の装置を
単純化することが可能となる。
【0265】なお、以上の実施の形態においては、セン
サS3,S4の出力、および、プリンタ20のプロファイ
ルP4をネットワーク101とは別の伝送媒体で伝送す
るようにしたが、ネットワーク101を介して伝送して
もよいことは勿論である。
【0266】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。
【0267】図12は、本発明の第6の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。この図において、図10
(第4の実施の形態)と同一の部分には、同一の符号が
付してあるので、その説明は省略する。
【0268】この実施の形態においては、図10の場合
と比較して、受信側のコンバータ11が送信側に移動さ
れている。それ以外の構成は、図10の場合と同様であ
る。
【0269】次に、この実施の形態の動作について説明
する。送信側のCRTモニタ3より出力されたRGBデータ
は、送信側の画像処理部1−1に供給される。画像処理
部1−1の、コンバータ11は、CRTモニタ3のプロフ
ァイルP1を参照して、RGBデータをDICとしてのXYZデー
タに変換した後、ネットワーク101に対して送出す
る。
【0270】受信側の画像処理部1−2の視環境変換回
路12は、ネットワーク101を介して伝送されて来た
XYZデータを受信する。
【0271】視環境変換回路12は、センサS1および
センサS2により検出され、伝送されて来た送信側の検
出信号を参照して、入力されたXYZデータを送信側のCRT
モニタ3の視環境下における色の見えに対応した指標デ
ータであるL+M+S+データに変換して、画像編集処理回路
13に対して出力する。
【0272】画像編集処理回路13は、視環境変換回路
12からのL+M+S+データに対して、色域圧縮処理や色の
編集処理等を施し、得られたデータを視環境変換回路1
5に対して出力する。
【0273】視環境変換回路15は、センサS3および
センサS4により測定された、受信側の視環境のパラメ
ータを参照して、画像編集処理回路13から出力される
L+M+S+データを、プリンタ20の視環境下における色の
見えに対応したXYZデータに変換し、コンバータ16に
出力する。
【0274】コンバータ16は、受信側のプリンタ20
用のプロファイルP4を参照して、視環境変換回路15
から出力されたXYZデータをプリンタ20のDDCとしての
CMY(K)データに変換し、プリンタ20に対して出力す
る。
【0275】プリンタ20は、供給されたCMY(K)データ
に対応するハードコピー画像をプリント用紙Poutに印
刷する。
【0276】以上の実施の形態では、送信側のCRTモニ
タ3からの出力のRGBデータを、コンバータ11によ
り、XYZデータに変換した後、ネットワーク101を介
して伝送し、受信側において、送信側と受信側の視環境
のパラメータに応じた変換処理を施した後、プリンタ2
0に出力するようにしたので、送信側の装置を単純化す
ることが可能となる。
【0277】以上の実施の形態においては、送信側の入
力デバイスとしては、CRTモニタ3を用いたが、これ以
外のデバイスを用いることも可能である。図13は、送
信側の入力デバイスとしてスキャナ30を用いた場合の
構成例を示している。この実施の形態において、図2の
場合と同一の部分には同一の符号が付してあるので、そ
の部分の説明は省略する。
【0278】この実施の形態においては、図2の場合と
比較して、CRTモニタ3がスキャナ30に置換されてい
る。また、センサS6は、例えば、密着型センサからな
り、プリント用紙Pinの白色点の色度を測定し、測定し
た色度を視環境変換回路12に入力するようになされて
いる。また、コンバータ11には、スキャナ30用のプ
ロファイルP3が記憶されている。なお、その他の構成
は、図2の場合と同様である。
【0279】次に、以上の実施の形態の動作について簡
単に説明する。
【0280】送信側のスキャナ30より入力された画像
データは、送信側の画像処理部1−1に供給される。画
像処理部1−1のコンバータ11は、スキャナ30のプ
ロファイルP3を参照して、スキャナ30から出力され
るRGBデータをDICとしてのXYZデータに変換し、視環境
変換回路12に対して出力する。視環境変換回路12
は、センサS1およびセンサS2により検出された視環境
のデータ参照して、入力されたXYZデータを送信側の視
環境下における色の見えに対応した指標データであるL+
M+S+データに変換して、画像編集処理回路13に対して
出力する。
【0281】画像編集処理回路13は、視環境変換回路
12からのL+M+S+データに対して、色域圧縮処理や色の
編集処理等を施し、得られたデータをネットワーク10
1に対して送出する。
【0282】受信側の画像処理部1−2の画像編集処理
回路14は、ネットワーク101を介して伝送されてき
たデータを受信し、送信側と同様、必要に応じて色域圧
縮処理や色の編集処理などを実行した後、得られたデー
タを視環境変換回路15に出力する。
【0283】視環境変換回路15は、センサS3および
センサS4により測定された、受信側の視環境のパラメ
ータを参照して、画像編集処理回路13から出力される
L+M+S+データを、CRTモニタ4の視環境下における色の
見えに対応したXYZデータに変換し、コンバータ16に
出力する。
【0284】コンバータ16は、受信側のCRTモニタ4
用のプロファイルP4を参照して、視環境変換回路15
から出力されたXYZデータをCRTモニタ4のDDCとしてのR
GBデータに変換し、CRTモニタ4に対して出力する。
【0285】CRTモニタ4は、供給されたRGBデータに対
応するソフトコピー画像を表示出力する。
【0286】以上の実施の形態によれば、送信側のプリ
ント用紙Pinに印刷されている画像の色の見えと、この
画像をスキャナ30で読み込んで受信側に伝送した場合
に、受信側のCRTモニタ4に表示される画像の色の見え
とを一致させることが可能となる。
【0287】なお、以上の実施の形態では、視環境変換
回路12において、入力された画像データを視環境に依
存しないL+M+S+データに変換するようにしたが、これを
更にCIE/Lab形式のデータに変換するようにしてもよ
い。以下に、その場合の処理の一例を説明する。
【0288】先ず、L+M+S+データを以下の式に基づい
て、CIE/XYZ形式のデータに変換し、これを(X+
+,Z+)とする。
【0289】
【数25】
【0290】そして、得られた(X+,Y+,Z+)デー
タを、以下の式により、CIE/Lab形式に変換して、
(L+,a+,b+)を得る。
【0291】
【数26】
【0292】ここで、f()は、以下の式により定義さ
れる関数であり、括弧内の値に応じて与えられる値が変
換する。
【0293】
【数27】
【0294】以上のような処理により、(L+,M+,S
+)データを(L+,a+,b+)データに変換することが
可能となる。
【0295】また、逆に、(L+,a+,b+)データを
(L+,M+,S+)データに変換する場合は、以下の処
理により実行することができる。
【0296】即ち、先ず、以下の式により、(L+
+,S+)データを(X+,Y+,Z+)データに変換す
る。
【0297】
【数28】
【0298】ここで、fy,fx,fzは、以下の式に
より定義される。
【0299】
【数29】
【0300】次に、以上の演算処理により得られた(X
+,Y+,Z+)データを以下の式により、(L+,M+
+)データに変換することができる。
【0301】
【数30】
【0302】以上のような演算処理によれば、(L+
+,S+)データを、一般的に使用されている(L+
+,b+)データに変換するとともに、逆に、(L+
+,b+)データを(L+,M+,S+)データに変換す
ることが可能となるので、通常の画像処理装置に簡単な
変更を加えるだけで、色の見えが視環境により変化しな
いシステムを構築することが可能となる。
【0303】最後に、ネットワーク100を介して接続
されている送受信装置1を実現するためのハードウエア
として、コンピュータによるものを実施の形態として示
す。なお、送受信装置1は、この実施の形態に限定され
ず、上述した所定の画像の変換を行い、画像データを送
受信できる装置であれば、コンピュータのようにソフト
ウエアを用いるものではなくとも、アナログ回路やTT
L、PLD、ゲートアレイ等のデジタル回路によるものでも
よい。
【0304】図14は、本発明の送受信装置1を実現す
る実施の形態として、コンピュータ200によるものの
ハードウエアの構成例を示したブロック図である。この
コンピュータ200は、現在市販されているコンピュー
タに本発明を実施するためのセンサ、通信装置などを付
加したものである。
【0305】CPU201は、本装置の全体の制御・演算
を行う機能を有するもので、例えばインテル社のPentiu
m等を用いる。キャッシュ202は、CPU201が頻繁に
アクセスするメモリ内の情報を記憶する高速の記憶部で
あり、CPU201と直接情報を授受することにより、シ
ステムの高速化を図れるようになっている。
【0306】システムコントローラ203は、CPU20
1と、キャッシュ202、メモリ204、コンピュータ
バス209、および、PCIバス210のタイミング調整
等を行う回路部であり、例えばインテル社のTRITON(4
30FX)等を用いる。
【0307】メモリ204は、CPU201もしくはシス
テムコントローラ203の指示により、情報の書き込み
・読み出しを行う記憶部分であって、例えばDRAM(Dyna
micRandom Access Memory)等を用いる。そして、メモ
リ204はシステムコントローラ203を通じてCPU2
01、およびコンピュータバス209上の各種資源に接
続されて、情報の記憶ができるようになっている。もち
ろん上述の画像データを記憶することも可能である。
【0308】コンピュータバス209は、CPU201に
直接接続された情報の伝達手段であって、キャッシュ2
02、システムコントローラ203等と高速に情報授受
ができるようになっている。PCIバス210は、コンピ
ュータバス209と分離された情報の伝達手段であっ
て、システムコントローラ203に接続されている。そ
して、CPU201はシステムコントローラ203を介し
てPCIバス210に接続された各種資源にアクセスでき
るようになっている。
【0309】外部記憶制御部211は、PCIバス210
とハードディスク212やCD-ROMドライブ213に接続
され、PCIバス210を介した情報アクセス要求に基づ
いて、ハードディスク212やCD-ROMドライブ213に
装着されているディスク内の所定の領域に対して情報の
書き込み・読み出しの制御を行うようになっている。例
えば、この接続はSCSIまたはIEEE1394等を用い
る。なお、外部記憶装置はハードディスク212やCD-R
OMドライブ213に限らず、フロッピーディスクや光磁
気ディスクなどのような、書き込み可能で、かつ、取り
外し可能な記録媒体を用いるものでもよい。それにより
上述の変換を行う画像データや視環境パラメータや見え
の指標データなど、本発明を実施するためのデータを記
録媒体に格納して輸送することで、上述の送信および受
信に置き換えることができる。
【0310】キーボード・マウス制御部214は、キー
ボード215とポインティングデバイスであるマウス2
16とをPCIバス210に接続し、使用者が入力した文
字・数値・記号や、使用者が行ったマウスの動きやマウ
スボタンの操作を、所定のシーケンスに従ってCPU20
1に伝達するようになっている。これによりCPU201
はビデオコントローラ225を介してCRT(Cathode Ray
Tube)モニタ226上に表示された映像に併せて表示
されたポインタを相対的に移動させながら、使用者から
の入力情報を受け入れることができる。もちろん上述の
設定画面での入力も同様にして可能である。
【0311】スキャナ・プリンタ制御部217は、PCI
バス210とスキャナ218やプリンタ219に接続さ
れ、PCIバス210を介した情報アクセス要求に基づい
て、画像情報の書き込み・読み出し制御を行うようにな
っている。この接続は、SCSIまたはIEEE1394な
どによる接続が一般的である。ここで授受される情報
は、光学的に読み取り・入力される情報や、印刷・出力
される情報のほかに、上述のDICとDDCの変換に用いられ
るようなスキャナ218やプリンタ219が記憶してい
るデバイスの特性情報なども授受可能である。
【0312】通信制御部220は、モデム221を介し
て電話回線222と接続されたり、または、トランシー
バやHUBなどのネットワーク通信機器223を介してIEE
E802.3(イーサネット)、FDDI、ATM、もしくは、
IEEE1394などのネットワーク224に接続され、PC
Iバス210を介した情報アクセス要求や通信先の情報
アクセス要求に基づいて、情報の送信、受信の制御を行
うようになっている。もちろん上述の変換を行う画像デ
ータや視環境パラメータや見えの指標データなど本発明
を実施するためのデータを送信受信することも可能であ
る。
【0313】ビデオコントローラ225は、PCIバス2
10に接続され、CPU201等の指示に基づいて、画
像、図形、または、文字等の情報をビデオコントローラ
225内の図示せぬビデオメモリ上に描画し、その内容
をCRTモニタ226に表示するようになっている。もち
ろんビデオコントローラ225内のビデオメモリに上述
の画像データを記憶することも可能である。またCRTモ
ニタ226との間で、VESA DDC(ディスプレイデー
タチャンネル)規格のように、CRTモニタ226が記憶
しているデバイスの特性情報なども授受可能である。
【0314】CRT226は、前述のビデオコントローラ
225に接続され、CPU201等の指示に基づいて、ビ
デオコントローラ225が描画する映像を表示するよう
になっている。もちろんCRTモニタに限らず、PDP(Plas
ma Display Panel)や液晶ディスプレイなどの表示デバ
イスを用いることも可能である。なお、本発明において
は、CRTモニタ226はビデオコントローラ225と共
働してソフトコピー画像を表示する役割も持ち、送信側
で使用者が観察している画像の入力デバイスとしての機
能と、受信側で使用者が観察する画像の出力デバイスと
しての機能を果たす。
【0315】センサ制御部227は、PCIバス210と
各種センサ228とに接続され、CPU201等の指示に
基づいて、電圧、温度、または、明るさ等の物理量を検
知するようになっている。特に本発明の実施の形態とし
ては、視環境パラメータを測定するためのセンサとして
の役割を果たしており、周囲の光の色度やCRTモニタ2
26などの色度と絶対輝度等を検知することができる。
【0316】以上に、本発明の送受信装置1を実現する
実施の形態として、コンピュータ200によるハードウ
エアの構成例を示したが、コンピュータによって本発明
の送受信装置1を実現する場合には、コンピュータ20
0の各部と周辺機器がプログラム・ソフトウエアによっ
て協調しながら動作し、CPU201を中心にコンピュー
タ200の各部と周辺機器が上述の各手段や各回路を分
担することになる。
【0317】例えば、図2で示した本発明の第1の実施
の形態の構成例における、送信側の入力デバイスとして
のCRTモニタ3と受信側の出力デバイスとしてのCRTモニ
タ4は、ビデオコントローラ225とCRTモニタ226
が主にその役割を果たす。コンバータ11とコンバータ
16は、CRTモニタ3,4のプロファイルを参照してRGB
画像データからXYZ画像データへの変換またはその逆の
変換を行うわけであるから、CRTモニタ226のプロフ
ァイルや画像データを記憶するメモリ204と変換処理
の演算を行うCPU201が主にその役割を果たす。
【0318】視環境変換回路12と視環境変換回路15
は、センサS1、S2、S3、S4からの視環境パラメータ
に応じてXYZ画像データからL+M+S+画像データへの変換
またはその逆の変換を行うわけであるから、センサ制御
部227とCPU201が主にセンサからの視環境パラメ
ータを取り込む役割を果たし、また、メモリ204とCP
U201が主に変換処理の演算を行う役割を果たす。画
像編集処理回路12と画像編集処理回路14は、色域圧
縮処理や色の編集処理などの画像編集処理を行うわけで
あるから、メモリ204とCPU201が主に変換処理の
演算を行う役割を果たす。また、画像処理部1−1と画
像処理部1−2でのネットワーク101に対する送信と
受信は、データを記憶するメモリ204と通信制御部2
20が送信と受信の制御を行う役割を果たす。
【0319】もちろん、以上の役割分担の制御にあって
は、CPU201でのプログラムの実行が介在しているこ
とは言うまでもない。
【0320】以上のようなハードウエア上に、前述の本
発明の実施の形態の各構成例を実現することで、本発明
が意図する色の見えが視環境により変化しないシステム
を構築することが可能となる。もちろんこの実施の形態
に限定されず、所定の画像の変換の演算を行い、画像デ
ータを送受信できる装置であれば、トランジスタ、オペ
アンプ等のアナログ回路やTTL、PLD、または、ゲートア
レイ等のデジタル回路を含む装置であってもよい。
【0321】ところで、現在市販されているCMSは、ICC
(International Color Consortium)で規定されている
ものがほとんどである。このCMSにおいては、上述した
ように、デバイスプロファイルを基に変換処理を行うよ
うになされている。色の見えを一致させるCMSを、独自
のシステムを新たに構築して実現することも可能である
が、そのようにすると、既存のICCのCMSとの互換性を確
保することができなくなる。すなわち、既存の資源を有
効に利用することができなくなる。そこで、以下におい
ては、既存のICCのCMSを利用して、色の見えを一致させ
るシステムについて説明する。
【0322】図15は、このような画像処理システムの
構成例を表している。このシステムにおいては、CMSを
構成する画像処理部31に、CRT41とプリンタ42が
接続されている。そして、CRT41に表示されているソ
フトコピー画像が取り込まれ、画像処理部31の変換部
32に供給されるようになされている。変換部32は、
入力された画像データを入力プロファイル32Aに基づ
いて処理し、変換部33に出力するようになされてい
る。変換部33は、入力された画像データを、内蔵する
出力プロファイル33Aに基づいて処理し、プリンタ4
2に出力するようになされている。
【0323】変換部32の入力プロファイル32Aは、
色順応モデル変換回路34により適宜読みだされ、視環
境パラメータ入力部35からの入力に対応して、適宜書
き換えられるようになされている。入力部35は、GUI
あるいはセンサ等により構成され、例えばCRT41の周
囲光L1の色度、輝度といったデータや、CRT41の白色
点の輝度のデータなどを取り込むようになされている。
【0324】図16は、画像処理部31のより詳細な構
成例を表している。この構成例においては、入力プロフ
ァイル32Aが、CRT41より入力されたDDCデータとし
てのRGBデータをDICデータとしてのXYZデータに変換
し、PCS(Profile Connection Space)61に出力する
ようになされている。PCS61は、入力されたXYZデータ
を、変換部33に出力するようになされている。変換部
33の出力プロファイル33Aは、入力されたXYZデー
タを、DDCデータとしてのCMY(K)データに変換し、プリ
ンタ42に出力し、プリント用紙43にプリントさせ、
ハードコピー画像として出力させるようになされてい
る。
【0325】次に、図17のフローチャートを参照し
て、CRT41に表示されているソフトコピー画像を、画
像処理部31を介してプリンタ42に供給し、プリント
用紙43にハードコピー画像としてプリントする場合の
動作について説明する。
【0326】最初にステップS1において、色順応モデ
ル変換回路34は、変換部32の入力プロファイル32
Aを読み出す処理を実行する。そして、ステップS2に
おいて、読み込んだ入力プロファイル32Aの中から、
TRC(rTRC,gTRC,bTRC)、MXYZ_mrおよびwtptを読み出
す処理を実行する。
【0327】ここで、TRCは、rTRC,gTRC,bTRCの総称
である。これらは、所定のデータを線形化するための関
数、または変換テーブルデータであり、例えば、rTRC
[A]は、データAをrTRCで線形化したデータを意味す
る。
【0328】MXYZ_mrは、次式で表されるマトリクスを
意味する。
【0329】
【数31】
【0330】なお、上記式における(Xmr,red
Ymr,red,Zmr,red)は、CRT41のメディアとしてのR
蛍光体の相対三刺激値(rXYZ)を表し、以下同様に、
(Xmr,green,Ymr,green,Zmr,green)は、G蛍光体の
相対三刺激値(gXYZ)を表し、(Xmr,blu e,Ymr,blue
Zmr,blue)は、B蛍光体の相対三刺激値(bXYZ)を表
す。
【0331】さらに、wtptは、CRT41の白色点の相対
三刺激値(Xr,mw,Yr,mw,Zr,mw)を表している。
【0332】なお、本明細書において、(Xr,Yr
Zr)は、相対三刺激値を表す。また、添字のmrは、me
dia relativeを意味し、メディアの相対値を表すとき用
いられる。
【0333】入力プロファイル32Aおよび出力プロフ
ァイル33Aは、ICC Profile Format Specificationに
基づいて作成されている。ICC Profile Format Specifi
cationは、インターネットを介してICCのホームページ
(そのURLは、http://www.color.orgである)にアク
セスし、入手することができる。このフォーマットにお
いては、図18に示すように、先頭にヘッダが配置さ
れ、そこには、このフォーマットのサイズ、使用してい
るCMM(Color Management Module)(色変換の処理を行
うソフトウェア)、バージョン、対象とするデバイス、
色空間、作成日時などが記録されている。ヘッダの次の
タグテーブルには、タグ自身のバイト数を表すタグカウ
ントと、データ(タグエレメントデータ)が配置されて
いる位置を示すポインタとしてのタグが配置されてい
る。
【0334】図19は、このようなICC Profile Format
のプロファイルを見るためのアプリケーションソフトウ
エアを利用して、その内容をCRT41に表示させた場合
の表示例を表している。同図に示すように、このプロフ
ァイルには、TRC,MXYZ_mr,wtptが含まれている。
【0335】次に、図17のステップS3に進み、色順
応モデル変換部34は、視環境パラメータ入力部35か
ら、視環境パラメータを取り込む。この視環境パラメー
タとしては、CRT41の周囲光L1の色度(xsur,ysur
と絶対輝度Ya,sur、並びにCRT41の絶対輝度Ya,mon
取り込むことができる。なお、本明細書において、添字
aは、absoluteを意味し、その添字の付いている記号が
絶対値を表していることを意味する。
【0336】また、添字surは、その添字の付いている
記号が、周囲光のデータを表していることを意味する。
さらに、添字monは、その添字の付いている記号が、モ
ニタ(CRT)に関するデータを表すものであることを意
味する。
【0337】図20は、CRT41の視環境パラメータを
入力するための入力画面(GUI)の表示例を表してい
る。同図に示すように、使用者は、視環境パラメータ入
力部35の図示せぬキーボードなどを適宜操作すること
で、必要な視環境パラメータを数値として入力すること
ができる。
【0338】もちろん、これらの視環境パラメータは、
センサで検出し、その検出結果を取り込むようにするこ
とも可能である。
【0339】図17のステップS3で、視環境パラメー
タの取り込みが完了したとき、次にステップS4に進
み、色順応モデル変換回路34における変換処理が実行
される。この変換処理の詳細については、図22のフロ
ーチャートを参照して後述する。
【0340】この色順応モデル変換回路34の処理の結
果、ステップS5において、ステップS2で読み出した
TRC,MXYZ_mr,wtptに対応して、それらをそれぞれ書き
換えるべきデータとして、TRC',M'XYZ_mr,wtpt'が得
られる。このようにして得られた書換データにより、ス
テップS6で入力プロファイル32Aの書換が実行され
る。
【0341】以上のようにして、入力プロファイル32
Aの書換が完了したとき、CRT41より取り込まれたRGB
データが、この入力プロファイル32Aを参照して、XY
Zデータに変換され、PCS61を介して出力プロファイル
33Aに供給される。そして、出力プロファイル33A
で、XYZデータからCMY(K)データに変換され、プリンタ
42に出力され、プリント用紙43にプリントされる。
【0342】図17に示す処理例においては、変換回路
32における入力プロファイル32Aが、予め作成され
ていることを前提としたが、まだ、この入力プロファイ
ル32Aが作成されていない場合には、新たに作成する
ようにすることができる。この場合、図21に示すよう
に、CRT41に、例えばグレースケールのパッチ、RGBの
カラーパッチ、白のパッチを表示させる。そして、セン
サ71で、このパッチのデータを検出し、検出結果を測
色機72に供給する。そして、測色機72で、検出結果
を演算し、TRC,MXYZ_mr,wtptを求める。
【0343】なお、MXYZ_mrの各要素は、次式から求め
ることができる。 Xmr=(Xr,D50/Xa,mw)Xa=(Xr,D50/Xr,mw)Xr Ymr=(Yr,D50/Ya,mw)Ya=(Yr,D50/Yr,mw)Yr Zmr=(Zr,D50/Za,mw)Za=(Zr,D50/Zr,mw)Zr (32)
【0344】なお、上記式において、(Xa,Ya
a)は、絶対三刺激値を、(Xr,Yr,Zr)は、相対
三刺激値を、それぞれ表し、また、(Xa,mw,Ya,mw,Z
a,mw)は、白の絶対三刺激値を、(Xr,mw,Yr,mw,Z
r,mw)は、白の相対三刺激値をそれぞれ表している。さ
らに、(Xr,D50,Yr,D50,Zr,D50)は、光源D50の相
対三刺激値を表し、具体的には、(0.9642,1.
0000,0.8249)となる。
【0345】次に、図17のステップS4における色順
応モデル変換回路34の変換処理について、図22のフ
ローチャートを参照して説明する。同図に示すように、
この例においては、入力プロファイル32AからTRC,M
XYZ_mr,wtptが入力され、視環境パラメータ入力部35
から周囲光L1の色度(xsur,ysur)と、周囲光L1の絶
対輝度Ya,sur、並びにCRT41の絶対輝度Ya,monが入力
される。そして、生成し、出力するのは、入力プロファ
イル32Aの更新データTRC',M'XYZ_mr,wtpt'であ
る。
【0346】最初にステップS11において、画像デー
タ(dr,dg,db)が生成されていることを仮定す
る。このデータ(dr,dg,db)は、CRT41が出
力する(R,G,B)の値を、それぞれ最大値が1にな
るように正規化したものである。
【0347】次に、ステップS12において、ステップ
S11で生成したデータ(dr,dg,db)に対し
て、入力プロファイル32Aから読み込んだTRCを適用
して(r,g,b)を次式で示すように演算する。 r=rTRC[dr] 0≦dr≦1 0≦r≦1 g=gTRC[dg] 0≦dg≦1 0≦g≦1 b=bTRC[db] 0≦db≦1 0≦b≦1 (33)
【0348】これにより、CRT41が出力するRGBデータ
と光量の関係を線形化したデータ(r,g,b)が得ら
れる。
【0349】次に、ステップS13を経て、ステップS
14において、ステップS12のデータ(r,g,b)
から、データ(X'a,Y'a,Z'a)を演算する。
【0350】すなわち、(33)式で示すように線形化
されたデータ(r,g,b)から、データ(X,Y,
Z)を求めるために、次式で示されるRGB蛍光体のメデ
ィア相対三刺激値が読み込まれる。 rXYZ:(Xmr,red,Ymr,red,Zmr,red) gXYZ:(Xmr,green,Ymr,green,Zmr,green) bXYZ:(Xmr,blue,Ymr,blue,Zmr,blue) (34)
【0351】さらに、メディア相対三刺激値から、絶対
三刺激値に変換する際に必要な次式で示される白色点の
相対三刺激値が読み込まれる。 wtpt:(Xr,mw,Yr,mw,zr,mw) (35)
【0352】なお、ここでは、wtptはCRT41の白色点
とされ、上記(35)式が、次式のように設定される。 (Xr,mon,Yr,mon(=1),Zr,mon) (36)
【0353】その結果、CRT41の絶対三刺激値は、Y
a,monを用いて、次式で表すことができる。 Xa,mon=Xr,mon・Ya,mon Ya,mon=Yr,mon・Ya,mon(=Ya,mon) Za,mon=Zr,mon・Ya,mon (37)
【0354】上記した(32)式、(36)式、および
(37)式から、次式が得られる。
【0355】
【数32】
【0356】上記式における(Xa,red,Ya,red
Za,red)は、R蛍光体の絶対三刺激値を表し、(X
a,green,Ya,green,Za,green)は、G蛍光体の絶対三
刺激値を表し、さらに(Xa,blue,Ya,blue,Za,blue
は、B蛍光体の絶対三刺激値を表す。
【0357】従って、絶対三刺激値で表した行列は、次
のようになる。
【0358】
【数33】
【0359】ここで、次式で示すように、(39)式に
おける右辺の項は、MXYZ_aとされる。
【0360】
【数34】
【0361】従って、CRT41から出力される絶対三刺
激値は、次のように表すことができる。
【0362】
【数35】
【0363】ここで、MXYZ_aは、(r,g,b)から絶
対三刺激値を求めるための行列を表し、(Xa,(CRT),Y
a,(CRT),Za,(CRT))は、CRT41から出力される絶対三
刺激値を表す。
【0364】なお、添字(CRT)は、CRT41から出力さ
れることを表し、()は、それが変数であることを表
す。以後、()がついていない記号は、定数を表すもの
とする。
【0365】周囲光L1の輝度が大きくなってくると、C
RT41のソフトコピーの画像のコントラストが低下す
る。これは、主に、CRT41の管面上への周囲光L1の反
射により黒が浮いてしまうことによる。通常、CRT41
には反射防止膜が形成されているものの、周囲光L1
存在する限り、CRT41上で再現できる黒は、その反射
光より暗くすることは不可能である。この反射光を考慮
するために、次式で示すように、RGBの蛍光体から発せ
られた光にオフセットとして周囲光L1の反射成分が加
えられる。
【0366】
【数36】
【0367】Rbkは、CRT41の管面上の反射率を表し、
通常1%乃至5%の値である。(Xa ,sur,Ya,sur,Z
a,sur)は、周囲光L1の絶対三刺激値を表す。(X'
a,(CRT),Y'a,(CRT),Z'a,(CRT))は、反射光を加えたC
RT41の絶対三刺激値を表す。
【0368】周囲光L1の絶対三刺激値は、視環境パラ
メータ入力部35から入力された視環境パラメータか
ら、次のように求めることができる。
【0369】
【数37】
【0370】ここで、(r0,g0,b0)は次式が成立
するように定義される。
【0371】
【数38】
【0372】(42)式は、(41)式と(44)式か
ら、次のように変形することができる。
【0373】
【数39】
【0374】ところで、TRCは、ICC Profile Formatの
中では、0から1の間の値で表す必要がある。このた
め、(r+r0),(g+g0),(b+b0)のそれぞ
れの最大値が1になるように正規化するために、
(r’,g’,b’)を次のように定義する。 r’=(r+r0)/(1+r0) g’=(g+g0)/(1+g0) b’=(b+b0)/(1+b0) (46)
【0375】ここで、(33)式から、次式が成立す
る。 r’=(rTRC[dr]+r0)/(1+r0) g’=(gTRC[dg]+g0)/(1+g0) b’=(bTRC[db]+b0)/(1+b0) (47)
【0376】次に、次式で示すように、TRC'を定義す
る。 rTRC'[dr]=(rTRC[dr]+r0)/(1+r0) gTRC'[dg]=(gTRC[dg]+g0)/(1+g0) bTRC'[db]=(bTRC[db]+b0)/(1+b0 ) (48)
【0377】その結果、次式が成立し、ICC Profile Fo
rmatの書式が満足される。 r’=rTRC'[dr] 0≦dr≦1 0≦r’≦1 g’=gTRC'[dg] 0≦dg≦1 0≦g’≦1 b’=bTRC'[db] 0≦db≦1 0≦b’≦1 (49)
【0378】上記した(46)式より次式が成立する。 r+r0=(1+r0)・r’ g+g0=(1+g0)・g’ b+b0=(1+b0)・b’ (50)
【0379】また、次式で示すように、MTRC_nを定義す
る。
【0380】
【数40】
【0381】このとき、上記(45)式は、(50)式
と(51)式から、次のように表される。
【0382】
【数41】
【0383】この(52)式で、図22のステップS1
4の演算結果が得られることになる。
【0384】次に、Y'a,(CRT)の最大値を1にする正規
化を行う。最大値は、Y'a,monであり、この値は、(5
2)式において、r’=g’=b’=1としたときの絶
対三刺激値を意味するから、(52)式から、次式が成
立する。
【0385】
【数42】
【0386】上記(53)式から、Y'a,monが求められ
る。従って、図22のステップS15において、次式が
演算される。
【0387】
【数43】
【0388】次に、(52)式(ハントポインタエステ
バス(Hunt-Pointer-Estevez)変換)を用いて、三刺激
値より錐体の信号への変換を行う。すなわち、ステップ
S16で、次式が演算される。
【0389】
【数44】
【0390】なお、ここで、MEHPを次式に示すように定
義する。
【0391】
【数45】
【0392】ところで、人間の視覚は、光源を白にする
ように、各錐体の信号を、その白色点の値で正規化して
いる。そこで、この実施の形態のモデルにおいては、基
本的に、von Kriesの順応則を用いているが、人間の視
覚が順応しているであろう白色点は、光源の色度をその
まま用いるのではなく、次に示すように、不完全順応と
部分順応の2ステップから求める。
【0393】最初に、不完全順応について説明すると、
CRT41上の画像を観察するとき、人間の視覚は、CRT4
1の白色点に順応しようとするが、たとえ、暗室内でCR
T41を観察したとしても、その白色点が、D65から
かけ離れている場合、人間の視覚は、CRT41の白色点
に完全に順応することはできない。白色点の色度がD6
5(またはE)光源から離れるほど、また、その順応点
の輝度が低いほど、順応は不完全となる。人間の視覚が
順応している不完全順応白色点(L’n,M’n
S’n)は、次式から求める。 L’n=Ln/pL M’n=Mn/pM S’n=Sn/pS (57)
【0394】なお、上記に式におけるpL,pM,p
Sは、ハントのモデルで用いられる色順応係数であり、
次式から求めることができる。
【0395】
【数46】
【0396】上記式におけるY'a,monは、CRT41の白色
点の反射光を含めた絶対輝度(cd/m 2)を表す。
【0397】また、上記式におけるlE,mE,sEは、
次式から求めることができる。 lE=3・Ln/(Ln+Mn+Sn) mE=3・Mn/(Ln+Mn+Sn) sE=3・Sn/(Ln+Mn+Sn) (59)
【0398】なお、(Ln,Mn,Sn)は、CRT41の白
色点、すなわち(52)式と(54)式において、r’
=g’=b’=1としたときの、相対三刺激値を(X
r,mon,Yr ,mon,Zr,mon)として、これをMEHPを用い
て、錐体信号への変換を行い、次式から求めることがで
きる。
【0399】
【数47】
【0400】次に、混合順応について説明するに、CRT
41上の画像を観察する場合、暗室で見ることはほとん
どなく、一般的なオフィスでは、約4150Kの色温度
(CCT)をもつ蛍光灯のもとで見ることが多い。また、
一般的に使用されているCGモニタの白色点のCCTは、
約9300Kである。このように、CRT41の白色点
と、周囲の色温度が大きく異なっている場合、人間の視
覚は、両者に部分的に順応しているものと考えることが
できる。そこで、実際に、人間の視覚が順応している白
色点は、両者の中間であると考えられる。そこで、人間
の視覚が、CRT41の白色点に順応している割合(順応
率)をRadpとし、実際に順応している白色点(L”n
M”n,S”n)を次式のように定義する。
【0401】
【数48】
【0402】なお、(Lsur,Msur,Ssur)は、(4
3)式より周囲光の絶対三刺激値を相対三刺激値に変換
すると、次のようになる。 Xr,sur=Xa,sur/Ya,sur Yr,sur=Ya,sur/Ya,sur(=1) Zr,sur=Za,sur/Ya,sur (62)
【0403】さらに、上記(62)式で求めた結果に、
ステップS16で、MEHPを用いて錐体の信号への変換を
行うと、次の値が得られる。
【0404】
【数49】
【0405】なお、視感実験によると、順応率R
adpを、0.4乃至0.7の間の値、特に、0.6とし
たとき、最も好ましい結果が得られた。
【0406】ここで、von Kriesの順応則に、上記した
2つのステップで求めた順応白色点を代入すると、次式
が得られる。
【0407】
【数50】
【0408】この式から、ステップS17の演算が行わ
れる。
【0409】ここで、Mvon-Kを次式で示すように定義す
る。
【0410】
【数51】
【0411】図22のステップS18では、Hunt-Point
er-Estevez逆行列変換を用いて、錐体の信号から三刺激
値への変換を次式で示すように行う。
【0412】
【数52】
【0413】なお、ここで、次式が定義される。
【0414】
【数53】
【0415】次に、上記した(32)式に従って、メデ
ィア相対三刺激値への変換処理が行われる。まず、順応
白色点(L”n,M”n,S”n)を(64)式に代入し
て、次式が得られる。
【0416】
【数54】
【0417】さらに、これを三刺激値に変換して、次式
が得られる。
【0418】
【数55】
【0419】従って、次式が成立する。
【0420】
【数56】
【0421】なお、ここで次式が定義される。
【0422】
【数57】
【0423】この(70)式に従った演算が、図22の
ステップS19で行われる。
【0424】以上のステップS11乃至ステップS19
の処理をまとめると、画像データ(dr,dg,db)
によらないプロファイルの書き換えが可能となり、ステ
ップS21乃至ステップS23に示すようになる。
【0425】すなわち、新たなrTRC',gTRC',bTRC'に
ついては、関数、または変換テーブルとして、(48)
式から次のように求めることができる。 rTRC'[dr]=(rTRC[dr]+r0)/(1+r0) gTRC'[dg]=(gTRC[dg]+g0)/(1+g0) bTRC'[db]=(bTRC[db]+b0)/(1+b0) (72)
【0426】r0,g0,b0は、(43)式と(44)
式から、次式で表される。
【0427】
【数58】
【0428】この(72)式で表される値が、入力プロ
ファイル32AのTRCに対する更新データTRC'とされ
る。
【0429】さらに、TRCからの出力(r’,g’,
b’)から、メディア相対三刺激値への変換は、色順応
モデルを用いて、次式で示すようになる。
【0430】
【数59】
【0431】上記式から次式が定義される。
【0432】
【数60】
【0433】また、(75)式から次式を定義する。
【0434】
【数61】
【0435】この(76)式に示すM'XYZ_mrが、入力プ
ロファイル32AのデータMXYZ_mrの更新データとされ
る。
【0436】このとき、RGB蛍光体のメディア相対三刺
激値は、次のようになる。 rXYZ':(X'mr,red,Y'mr,red,Z'mr,red) gXYZ':(X'mr,green,Y'mr,green,Z'mr,green) bXYZ':(X'mr,blue,Y'mr,blue,Z'mr,blue) (77)
【0437】さらに、新たな白色点のICC Profile Form
atでの絶対三刺激値(相対三刺激値)については、(6
9)式より次のようになる。
【0438】
【数62】
【0439】この値が、入力プロファイル32Aのwtpt
の更新データwtpt'とされる。
【0440】以上のようにして、図16の画像処理部3
1における変換部32の入力プロファイル32Aが更新
される。
【0441】図23は、画像処理部31における処理の
結果変化するデータの流れを示している。すなわち、図
23に示すように、CRT41からのRGBデータD11が、
変換部32の入力プロファイル32Aに基づいて、XYZ
データD12に変換される。このデータは、図22のス
テップS14で生成されるデータに対応している。そし
て、このXYZデータD12が、視環境パラメータに基づ
いて、L+M+S+データD13に変換される。このデータ
は、図22のステップS17で生成されるデータに対応
している。そして、このデータは、さらにX+ mrY+ mrZ+ mr
データD14に変換される。このデータは、図22のス
テップS19で生成されるデータに対応する。このデー
タが、図16のPCS(Profile Connection Space)61
を介して、変換部33に伝送される。
【0442】変換部33においては、このデータをデー
タD15として受け取り、これをデータL+M+S+データD
16に変換する。さらに、プリンタ42側の視環境パラ
メータに対応して、このデータがXYZデータD17に変
換され、そして、このデータが、出力プロファイル33
Aに対応してさらに、RGBデータD18に変換される。
【0443】図15と図16に示した変換部32と変換
部33は、実質的には、図14に示したようなコンピュ
ータで構成される。
【0444】以上の図15と図16の画像処理システム
においては、変換部32における入力プロファイル32
Aを書き換えるようにしたが、変換部33の出力プロフ
ァイル33Aを書き換えるようにすることも可能であ
る。図24は、この場合の構成例を表している。
【0445】すなわち、図24の構成例においては、入
力プロファイル32Aを書き換える色順応モデル変換回
路34と視環境パラメータ入力部35が設けられている
のと同様に、出力プロファイル33Aを書き換えるため
の色順応モデル変換回路91と視環境パラメータ入力部
92が設けられている。視環境パラメータ入力部92
は、視環境パラメータ入力部35と同様の動作を行い、
また、色順応モデル変換回路91は、色順応モデル変換
回路34と同様の処理を行う。これにより、出力プロフ
ァイル33Aを入力プロファイル32Aと同様に更新す
ることができる。
【0446】図25乃至図29は、上述した実施の形態
におけるデータの流れを表している。図25は、図2の
実施の形態に、図26は、図9の実施の形態に、図27
は、図10の実施の形態に、図28は、図11の実施の
形態に、そして、図29は、図12の実施の形態に、そ
れぞれ対応している。
【0447】すなわち、図25のシステムにおいては、
画像処理部1−1に、画像データIin、デバイスプロフ
ァイルデータDin、および視環境パラメータ(周囲環境
データ)Vinが入力されており、画像処理部1−1は、
これらのデータに基づいて、視環境とデバイスに依存し
ない画像データI’’を生成し、これを画像処理部1−
2に出力する。
【0448】画像処理部1−2には、デバイスプロファ
イルデータDoutと周囲環境データVoutが入力されてお
り、画像処理部1−2は、これらのデータを利用して、
画像データI’’を処理し、画像データIoutを生成、
出力する。
【0449】図26のシステムにおいては、画像処理部
1−1に、画像データIin、デバイスプロファイルデー
タDin、および周囲環境データVinが入力されている。
また、この画像処理部1−1には、画像処理部1−2か
らデバイスプロファイルデータDoutと周囲環境データ
outも供給されている。画像処理部1−1は、デバイ
スプロファイルデータDin、周囲環境データVin、デバ
イスプロファイルデータDout、および周囲環境データ
outを利用して、画像データIinを処理し、画像デー
タIoutを生成し、画像処理部1−2に出力する。画像
処理部1−2は、この画像データIoutを出力装置に供
給する。
【0450】図27のシステムにおいては、画像処理部
1−1は、入力された画像データIin、デバイスプロフ
ァイルデータDin、および周囲環境データVinを、その
まま画像処理部1−2に出力する。
【0451】画像処理部1−2には、デバイスプロファ
イルデータDoutと周囲環境データVoutも入力されてい
る。画像処理部1−2は、デバイスプロファイルデータ
i n、周囲環境データVin、デバイスプロファイルデー
タDout、および周囲環境データVoutを利用して、画像
データIinを処理し、画像データIoutを生成する。
【0452】図28のシステムにおいては、画像処理部
1−1に、画像データIin、デバイスプロファイルデー
タDin、および周囲環境データVinが入力されている。
画像処理部1−2は、入力された周囲環境データVout
を、そのまま画像処理部1−1に出力している。画像処
理部1−1は、デバイスプロファイルデータDin、周囲
環境データVin、および周囲環境データVoutを利用し
て、画像データIinを処理し、デバイスに依存しない画
像データI’を生成し、画像処理部1−2に出力する。
【0453】画像処理部1−2は、入力された画像デー
タI’を、入力されたデバイスプロファイルデータD
outを利用して、画像データIoutに変換し、出力する。
【0454】図29のシステムにおいては、画像処理部
1−1に、画像データIin、デバイスプロファイルデー
タDin、周囲環境データVinが入力されており、画像処
理部1−1は、デバイスプロファイルデータDinを利用
して、画像データIinから、デバイスに依存しない画像
データI’を生成し、画像処理部1−2に出力する。ま
た、画像処理部1−1は、周囲環境データVinを、その
まま画像処理部1−2に出力する。
【0455】画像処理部1−2は、周囲環境データ
in、デバイスプロファイルデータDou t、および周囲
環境データVoutを利用して、画像データI’を処理
し、画像データIoutを生成し、出力する。
【0456】画像処理部1−1,1−2において、入力
されたどのデータに、どのデータを適用するかは、すな
わち、データの組み合わせは任意であるが、上記図2、
並びに図9乃至図12の実施の形態においては、図30
乃至図34に示すように、組み合わせが行われている。
【0457】すなわち、図30(図2と図25に対応す
る)のシステムにおいては、画像データIinに、デバイ
スプロファイルデータDinを、コンバータ11で適用し
て生成した画像データを、視環境変換回路12におい
て、周囲環境データVinを参照して、視環境とデバイス
に依存しない画像データI’’に変換している。
【0458】また、画像処理装置1−2において、視環
境変換回路15において、画像データI’’に対して、
周囲環境データVoutを適用して生成した画像データ
を、コンバータ16において、デバイスプロファイルデ
ータDoutを適用して、画像データIoutに変換してい
る。
【0459】図31(図9と図26に対応する)のシス
テムにおいては、画像処理部1−1のコンバータ11に
より、画像データIinに対して、デバイスプロファイル
データDinを適用して画像データを生成する。そして、
この画像データに対して、視環境変換回路12におい
て、周囲環境データVinを適用する。さらに、視環境変
換回路15において、視環境変換回路12の出力に対し
て、周囲環境データVou tを適用して生成した画像デー
タを、コンバータ16で、周囲環境データDoutを適用
して、画像データIoutに変換している。従って、この
場合、画像処理部1−2は、入力された画像データI
out、デバイスプロファイルデータDout、および周囲環
境データVoutを、そのまま出力するだけの処理を行う
ものとなる。
【0460】図32(図10と図27に対応する)のシ
ステムにおいては、画像処理部1−1は、入力された画
像データIin、デバイスプロファイルデータDin、およ
び周囲環境データVinを、そのまま画像処理部1−2に
出力する。画像処理部1−2においては、コンバータ1
1が、画像データIinに対して、デバイスプロファイル
データDinを適用し、その出力を視環境変換回路12に
出力する。視環境変換回路12は、コンバータ11から
の画像データに対して、周囲環境データVinを適用して
生成した画像データを、視環境変換回路15に供給す
る。視環境変換回路15は、入力された画像データに対
して、周囲環境データVoutを適用して生成した画像デ
ータを、コンバータ16に出力する。コンバータ16
は、入力された画像データに、デバイスプロファイルデ
ータDoutを適用して、画像データIo utを生成する。
【0461】図33(図11と図28に対応する)のシ
ステムにおいては、画像処理部1−1において、コンバ
ータ11が、画像データIinに対して、デバイスプロフ
ァイルデータDinを適用して生成した画像データを、視
環境変換回路12に出力する。視環境変換回路12は、
入力された画像データに対して、周囲環境データVin
適用して、視環境変換回路15に出力する。視環境変換
回路15は、入力された画像データに対して、周囲環境
データVoutを適用して、デバイスに依存しない画像デ
ータI’を生成し、画像処理部1−2に出力する。
【0462】画像処理部1−2においては、コンバータ
16が、入力された画像データI’に対して、デバイス
プロファイルデータDoutを適用して、画像データIout
を生成する。
【0463】図34(図12と図29に対応する)のシ
ステムにおいては、画像処理部1−1において、コンバ
ータ11が、画像データIinに対して、デバイスプロフ
ァイルデータDinを適用して、デバイスに依存しない画
像データI’を生成する。この画像データI’は、画像
処理部1−2の視環境変換回路12において、画像処理
部1−1から供給された周囲環境データVinを利用し
て、周囲環境データを考慮した画像データに変換され
て、視環境変換回路15に入力される。視環境変換回路
15は、入力された画像データを、周囲環境データV
outを適用して、新たな画像データを生成し、これをコ
ンバータ16に出力する。コンバータ16は、入力され
た画像データに対して、デバイスプロファイルデータD
outを適用して、画像データIoutを生成する。
【0464】しかしながら、図25乃至図29に示した
ように、各画像処理部1−1,1−2における処理の組
み合わせは任意である。
【0465】例えば、図30のシステムにおいては、画
像処理部1−1において、画像データIinに対して、デ
バイスプロファイルデータDinを適用して生成した画像
データに対して、周囲環境データVinを適用するように
しているが、これを例えば、デバイスプロファイルデー
タDinと周囲環境データVinを予め1つのデータにまと
めた後、画像データIinに適用したり、画像データIin
に周囲環境データVinを適用した後、デバイスプロファ
イルデータDinを適用するようにしてもよい。
【0466】しかしながら、図15、図16、および図
24に示したシステムのように、プロファイルデータに
対して、周囲環境データを適用して、プロファイルを周
囲環境に依存しないプロファイルに書き換える構成にす
ることで、既存のICCのCMSを利用して、色の見えを一致
させるシステムを実現することが可能となる。この例
が、図35乃至図37に示されている。
【0467】図35は、図43の既存のシステムを利用
する例を表している。図35のシステムにおいては、画
像処理部801の色順応モデル変換回路802が、デバ
イスプロファイルデータDinに対して、周囲環境データ
inを適用して、周囲環境データを考慮したデバイスプ
ロファイルデータD’inに書き換えている。このデバイ
スプロファイルデータD’inが画像データIinとともに
画像処理部601に供給される。図43を参照して説明
したように、画像処理部601のコンバータ602に、
画像データIinとデバイスプロファイルデータDinを供
給して、デバイスに依存しない画像データI’を生成す
るCMSは、既に存在する。従って、この画像処理部60
1に、デバイスプロファイルデータDinに代えて、デバ
イスプロファイルデータD’inを供給することで、コン
バータ602から、視環境とデバイスに依存しない画像
データI’’を生成、出力させることができる。
【0468】同様に、画像処理部803において、その
色順応モデル変換回路804で、デバイスプロファイル
データDoutを、周囲環境データVoutを考慮して書き換
え、新たなデバイスプロファイルデータD’outを生成
する。そして、このデバイスプロファイルデータD’
outを、図43の画像処理部603に、デバイスプロフ
ァイルデータDoutに代えて供給するようにすれば、画
像処理部603のコンバータ604が、画像データ
I’’に対して、デバイスプロファイルデータD’ou t
を適用して、画像データIoutを生成、出力する。
【0469】図36は、図44の既存のシステムを利用
する例を表している。図36のシステムにおいては、画
像処理部811において、その色順応モデル変換回路8
12により、デバイスプロファイルデータDinを、周囲
環境データVinに基づいて書き換え、周囲環境データに
依存しないデバイスプロファイルデータD’inを生成し
ている。そして、このデバイスプロファイルデータD’
inを、図44に示す画像処理部612に、デバイスプロ
ファイルデータDinに代えて、画像データIinとともに
供給するようにすれば、既存の画像処理部612におい
て、図44に示した場合と同様の処理が実行される。
【0470】すなわち、コンバータ613が、画像デー
タIinに対して、デバイスプロファイルデータD’in
適用して生成した画像データを、コンバータ614に供
給する。コンバータ614には、画像処理部813の色
順応モデル変換回路814により、デバイスプロファイ
ルデータDoutを周囲環境データVoutに基づいて書き換
えたデバイスプロファイルデータD’outが供給されて
いる。コンバータ614は、このデバイスプロファイル
データD’outを、コンバータ613から入力された画
像データに適用して、画像データIoutを生成、出力す
る。
【0471】図37は、図45の既存のシステムを利用
する例を表している。図37のシステムにおいては、画
像処理部821の色順応モデル変換回路822が、デバ
イスプロファイルデータDinに対して、周囲環境データ
inを適用して、デバイスプロファイルデータD’in
生成している。このデバイスプロファイルデータD’in
を、図45に示した画像処理部621に、デバイスプロ
ファイルデータDinに代えて、画像データIinとともに
供給するようにする。また、画像処理部823の色順応
モデル変換回路824により、デバイスプロファイルデ
ータDoutを周囲環境データVoutに基づいて書き換え、
デバイスプロファイルデータD’outを生成する。この
デバイスプロファイルデータD’inおよびD’outを、
図45の画像処理部621に、デバイスプロファイルデ
ータDinおよびDoutに代えて供給するようにする。そ
の結果、既存の画像処理部621のコンバータ622
が、画像データIinにデバイスプロファイルデータD’
inを適用して、コンバータ623に出力し、コンバータ
623が、入力された画像データにデバイスプロファイ
ルデータD’outを適用して、画像データIoutを生成す
る。
【0472】図35乃至図37のシステムにおいて、画
像処理部601,603,612,621が、例えばパ
ーソナルコンピュータなどにより構成されるものとする
と、画像処理部801,804,811,813,82
1,823などは、スキャナ、ビデオカメラ、プリンタ
などにより構成することができる。
【0473】以上においては、本発明をICCのCMSに適用
した場合を例として説明したが、本発明は、ICC以外のC
MSに適用することも可能である。
【0474】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0475】
【発明の効果】請求項1に記載の送信装置、請求項5に
記載の送信方法、および請求項6に記載の提供媒体によ
れば、入力デバイスから入力される画像を観察する視環
境のパラメータに応じて、入力デバイスが入力する画像
データを、視環境下における色の見えに対応した見えの
指標データに変換し、得られた見えの指標データを伝送
媒体を介して送信するようにしたので、送信側の視環境
に応じて補正が施された画像データを受信側に伝送する
ことが可能となる。
【0476】請求項7に記載の送信装置、請求項8に記
載の送信方法、および請求項9に記載の提供媒体によれ
ば、入力デバイスから入力される画像を観察する視環境
のパラメータに応じて、入力デバイスが入力する画像デ
ータを、視環境下における色の見えに対応した見えの指
標データに変換し、受信側の視環境のパラメータに応じ
て、受信側の出力デバイスが出力する画像の色の見え
が、入力デバイスから入力される画像の色の見えと一致
するように指標データを変換し、得られたデータを伝送
媒体を介して送信するようにしたので、受信側において
視環境に対する補正処理を施す必要がなくなり、その結
果、受信側の情報処理を簡略化することが可能となる。
【0477】請求項10に記載の送信装置、請求項11
に記載の送信方法、および請求項12に記載の提供媒体
によれば、入力デバイスから入力された画像と、入力さ
れた視環境のパラメータとを送信するようにしたので、
送信側において視環境に対する補正処理を施す必要がな
くなり、その結果、送信側の情報処理を簡略化すること
が可能となる。
【0478】請求項13に記載の受信装置、請求項17
に記載の受信方法、および請求項18に記載の提供媒体
によれば、入力された視環境のパラメータに応じて、出
力デバイスに表示出力される画像の色の見えが、送信側
の入力デバイスから入力される画像の色の見えと一致す
るように、受信された画像データを変換し、変換された
画像データを出力デバイスに対して出力するようにした
ので、受信側の視環境に応じて画像データに対して補正
処理を施すことが可能となり、その結果、送信側と受信
側で同じ色の見えの画像を表示することが可能となる。
【0479】請求項19に記載の受信装置、請求項20
に記載の受信方法、および請求項21に記載の提供媒体
によれば、出力デバイスに表示出力される画像を観察す
る視環境のパラメータを送信側に送信し、送信側から伝
送されてきた画像データを受信し、受信された画像デー
タを出力デバイスに対して出力するようにしたので、画
像データとともに、送信側の視環境のパラメータを受信
側に伝送することが可能となるので、送信側の入力デバ
イスに表示されている画像の色の見えと同一の色の見え
の画像を受信側の出力デバイスに表示することが可能と
なる。
【0480】請求項22に記載の受信装置、請求項23
に記載の受信方法、および請求項24に記載の提供媒体
によれば、送信側から伝送されてきた画像データと送信
側の視環境のパラメータとを受信し、受信された視環境
のパラメータに応じて、画像データを、視環境下におけ
る色の見えに対応した見えの指標データに変換し、出力
デバイスに表示出力される画像を観察する視環境のパラ
メータに応じて、出力デバイスが出力する画像の色の見
えが、送信側の入力デバイスから入力される画像の色の
見えと一致するように指標データを変換し、得られた画
像データを出力デバイスに対して出力するようにしたの
で、送信側において視環境に応じた補正処理を実行する
必要がなくなるので、送信側の情報処理を簡略化するこ
とが可能となる。
【0481】請求項25に記載の画像処理システム、請
求項26に記載の受信方法、および請求項27に記載の
提供媒体によれば、送信側では、入力デバイスから入力
される画像を観察する視環境のパラメータに応じて、入
力デバイスが入力する画像データを、視環境下における
色の見えに対応した見えの指標データに変換し、得られ
た見えの指標データを伝送媒体を介して送信し、受信側
では、伝送媒体を介して伝送されてきた指標データを受
信し、出力デバイスに対して表示出力される画像を観察
する視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表示
出力される画像の色の見えが、送信側の入力デバイスか
ら入力される画像の色の見えと一致するように、受信さ
れた指標データを変換し、変換された画像データを出力
デバイスに対して出力するようにしたので、送信側の入
力デバイスから入力される画像の色の見えと、受信側の
出力デバイスから出力される画像の色の見えの相違を低
減することが可能となる。
【0482】請求項28に記載の画像処理システム、請
求項29に記載の画像処理方法、および請求項30に記
載の提供媒体によれば、送信側では、入力デバイスより
入力される画像を観察する視環境のパラメータに応じ
て、入力デバイスが入力する画像データを、視環境下に
おける色の見えに対応した見えの指標データに変換し、
出力デバイスに対して表示出力される画像を観察する受
信側の視環境のパラメータに応じて、出力デバイスに表
示出力される画像の色の見えが、入力デバイスから入力
される画像の色の見えと一致するように指標データを変
換し、得られたデータを伝送媒体を介して送信し、受信
側では、伝送媒体を介して伝送されてきたデータを受信
し、受信されたデータを出力デバイスに対して出力し、
出力デバイスに対して表示出力される画像を観察する視
環境のパラメータを送信側に対して送信するようにした
ので、送信側の入力デバイスから入力される画像の色の
見えと、受信側の出力デバイスから出力される画像の色
の見えの差異を低減することが可能となる。
【0483】請求項31に記載の画像処理システム、請
求項32に記載の画像処理方法、および請求項33に記
載の提供媒体によれば、送信側では、入力デバイスから
入力された画像と、入力された視環境のパラメータとを
送信し、受信側では、送信側から伝送されてきた画像デ
ータと送信側の視環境のパラメータとを受信し、受信さ
れた視環境のパラメータに応じて、画像データを、視環
境下における色の見えに対応した見えの指標データに変
換し、出力デバイスに表示出力される画像を観察する視
環境のパラメータに応じて、出力デバイスが出力する画
像の色の見えが、送信側の入力デバイスから入力される
画像の色の見えと一致するように指標データを変換し、
得られた画像データを出力デバイスに対して出力するよ
うにしたので、受信側において、送信側と受信側の視環
境に応じた補正処理が施されて得られた画像が表示され
ることになり、送信側の入力デバイスから入力される画
像の色の見えと、受信側の出力デバイスから出力される
画像の色の見えの差異を低減することが可能となる。
【0484】請求項34に記載の画像データ処理装置、
請求項37に記載の画像データ処理方法、および請求項
38に記載の提供媒体によれば、取り込んだ視環境パラ
メータに対応して、DDCの画像データをDICの画像データ
に変換するためのプロファイル、または、DICの画像デ
ータをDDCの画像データに変換するためのプロファイル
を書き換えるようにしたので、従来の画像処理システム
を、そのまま用いて、異なる画像の色合いを対応させる
こととが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明する図である。
【図2】本発明を適用した送受信装置の第1の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す実施の形態の処理の流れを説明する
図である。
【図4】比例順応係数Radpを変化した場合の、送信側
と受信側のソフトコピー画像の色の見えの一致度との関
係の調査実験結果を示す図である。
【図5】図4に示す調査実験の結果を示す図である。
【図6】図1に示す実施の形態のセンサの代わりに、パ
ラメータ設定回路を使用した場合の構成例を説明するブ
ロック図である。
【図7】パラメータ設定画面の表示例を示す図である。
【図8】本発明を適用した送受信装置の第2の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を適用した送受信装置の第3の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明を適用した送受信装置の第4の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明を適用した送受信装置の第5の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用した送受信装置の第6の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用した送受信装置の第7の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の送受信装置を実現するコンピュータ
の構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明を適用した画像処理システムの構成例
を示すブロック図である。
【図16】本発明を適用した画像処理システムの構成例
を示すブロック図である。
【図17】図16の構成例の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図18】ICC Profile Formatを説明する図である。
【図19】ICCプロファイルフォーマットの内容の表示
例を示す図である。
【図20】視環境パラメータの入力画面の例を示す図で
ある。
【図21】カラーパッチの測定法を説明する図である。
【図22】図17のステップS4の詳細な処理を説明す
るフローチャートである。
【図23】図16のシステムにおけるデータの処理を説
明する図である。
【図24】本発明を適用した画像処理システムの他の構
成例を示すブロック図である。
【図25】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図26】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図27】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図28】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図29】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図30】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図31】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図32】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図33】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図34】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図35】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図36】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図37】CMSのデータの流れを説明する図である。
【図38】従来の画像処理システムの構成例を示す図で
ある。
【図39】図38に示す画像処理システムにおける画像
データの流れを説明する図である。
【図40】図38に示すマッピング部の構成例を示す図
である。
【図41】従来の画像処理システムの他の構成例を示す
ブロック図である。
【図42】図41の構成例の動作を説明する図である。
【図43】従来の画像処理システムにおけるデータの流
れを説明する図である。
【図44】従来の画像処理システムにおけるデータの流
れを説明する図である。
【図45】従来の画像処理システムにおけるデータの流
れを説明する図である。
【図46】従来の異なる装置間における画像を説明する
図である。
【図47】従来の異なる装置間における画像を説明する
図である。
【図48】従来の異なる装置間における画像を説明する
図である。
【符号の説明】
1,S2,S3,S4 センサ, 11 コンバータ,
12 視環境変換回路, 13 画像編集処理回路,
14 画像編集処理回路, 15 視環境変換回路,
16 コンバータ, 17 パラメータ設定回路, 1
8 パラメータ設定回路, 20 プリンタ, 31
画像処理部, 32 変換部, 32A入力プロファイ
ル, 33 変換部, 33A 出力プロファイル,
34色順応モデル変換回路, 35 視環境パラメータ
入力部, 41 CRT, 42 プリンタ, 43 プ
リント用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/64 G06F 15/66 310 9/67 H04N 1/46 Z

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力デバイスから入力された画像に対し
    て所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送信
    する送信装置において、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力手段と、 前記入力手段より入力された前記視環境のパラメータに
    応じて、前記入力デバイスが入力する画像データを、前
    記視環境下における色の見えに対応した見えの指標デー
    タに変換する変換手段と、 前記変換手段から出力される見えの指標データを前記伝
    送媒体を介して送信する送信手段とを備えることを特徴
    とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記入力デバイスは、ソフトコピー画像
    を自己発光して出力することを特徴とする請求項1に記
    載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、前記視環境の要素の1
    つである周囲光の影響による前記ソフトコピー画像のコ
    ントラストに対する補正処理を行うことを特徴とする請
    求項2に記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、前記視環境の要素の1
    つである周囲光の輝度に応じて人間の色順応に対する補
    正処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の送信装
    置。
  5. 【請求項5】 入力デバイスから入力された画像に対し
    て所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送信
    する送信方法において、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記入力デバイスが入力する画像データ
    を、前記視環境下における色の見えに対応した見えの指
    標データに変換する変換ステップと、 前記変換ステップから出力される見えの指標データを前
    記伝送媒体を介して送信する送信ステップとを備えるこ
    とを特徴とする送信方法。
  6. 【請求項6】 入力デバイスから入力された画像に対し
    て所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送信
    する送信装置に用いるコンピュータプログラムであっ
    て、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記入力デバイスが入力する画像データ
    を、前記視環境下における色の見えに対応した見えの指
    標データに変換する変換ステップと、 前記変換ステップから出力される見えの指標データを前
    記伝送媒体を介して送信する送信ステップとを備えるコ
    ンピュータプログラムを提供することを特徴とする提供
    媒体。
  7. 【請求項7】 入力デバイスから入力された画像に対し
    て所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送信
    する送信装置において、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力手段と、 前記入力手段より入力された前記視環境のパラメータに
    応じて、前記入力デバイスが入力する画像データを、前
    記視環境下における色の見えに対応した見えの指標デー
    タに変換する第1の変換手段と、 受信側の視環境のパラメータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記受信側の視環境のパ
    ラメータに応じて、前記受信側の出力デバイスが出力す
    る画像の色の見えが、前記入力デバイスから入力される
    画像の色の見えと一致するように前記指標データを変換
    する第2の変換手段と、 前記第2の変換手段から出力されるデータを前記伝送媒
    体を介して送信する送信手段とを備えることを特徴とす
    る送信装置。
  8. 【請求項8】 入力デバイスから入力された画像に対し
    て所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送信
    する送信方法において、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記入力デバイスが入力する画像データ
    を、前記視環境下における色の見えに対応した見えの指
    標データに変換する第1の変換ステップと、 受信側の視環境のパラメータを受信する受信ステップ
    と、 前記受信ステップにより受信された前記受信側の視環境
    のパラメータに応じて、前記受信側の出力デバイスが出
    力する画像の色の見えが、前記入力デバイスから入力さ
    れる画像の色の見えと一致するように前記指標データを
    変換する第2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップから出力されるデータを前記伝
    送媒体を介して送信する送信ステップとを備えることを
    特徴とする送信方法。
  9. 【請求項9】 入力デバイスから入力された画像に対し
    て所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送信
    する送信装置に用いるコンピュータプログラムであっ
    て、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記入力デバイスが入力する画像データ
    を、前記視環境下における色の見えに対応した見えの指
    標データに変換する第1の変換ステップと、 受信側の視環境のパラメータを受信する受信ステップ
    と、 前記受信ステップにより受信された前記受信側の視環境
    のパラメータに応じて、前記受信側の出力デバイスが出
    力する画像の色の見えが、前記入力デバイスから入力さ
    れる画像の色の見えと一致するように前記指標データを
    変換する第2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップから出力されるデータを前記伝
    送媒体を介して送信する送信ステップとを備えるコンピ
    ュータプログラムを提供することを特徴とする提供媒
    体。
  10. 【請求項10】 入力デバイスから入力された画像に対
    して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送
    信する送信装置において、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力手段と、 前記入力デバイスから入力された前記画像と、前記入力
    手段から入力された前記視環境のパラメータとを送信す
    る送信手段とを備えることを特徴とする送信装置。
  11. 【請求項11】 入力デバイスから入力された画像に対
    して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送
    信する送信方法において、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力デバイスから入力された前記画像と、前記入力
    ステップから入力された前記視環境のパラメータとを送
    信する送信ステップとを備えることを特徴とする送信方
    法。
  12. 【請求項12】 入力デバイスから入力された画像に対
    して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前記画像を送
    信する送信装置に用いるコンピュータプログラムであっ
    て、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力デバイスから入力された前記画像と、前記入力
    ステップから入力された前記視環境のパラメータとを送
    信する送信ステップとを備えるコンピュータプログラム
    を提供することを特徴とする提供媒体。
  13. 【請求項13】 送信側の入力デバイスより入力され、
    前記送信側の視環境のパラメータに応じて変換されて伝
    送されてきた画像データを受信し、出力デバイスに対し
    て表示出力する受信装置であって、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データを受信す
    る受信手段と、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力手段と、 前記入力手段より入力された前記視環境のパラメータに
    応じて、前記出力デバイスに表示出力される画像の色の
    見えが、前記送信側の入力デバイスから入力される画像
    の色の見えと一致するように、前記受信手段により受信
    された画像データを変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された画像データを前記出力デ
    バイスに対して出力する出力手段とを備えることを特徴
    とする受信装置。
  14. 【請求項14】 前記出力デバイスは、ソフトコピー画
    像を自己発光して出力することを特徴とする請求項13
    に記載の受信装置。
  15. 【請求項15】 前記変換手段は、前記視環境の要素の
    1つである周囲光の影響による前記ソフトコピー画像の
    コントラストに対する補正処理を行うことを特徴とする
    請求項14に記載の受信装置。
  16. 【請求項16】 前記変換手段は、前記視環境の要素の
    1つである周囲光の輝度に応じて人間の色順応に対する
    補正処理を行うことを特徴とする請求項13に記載の受
    信装置。
  17. 【請求項17】 送信側の入力デバイスより入力され、
    前記送信側の視環境のパラメータに応じて変換されて伝
    送されてきた画像データを受信し、出力デバイスに対し
    て表示出力する受信方法であって、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データを受信す
    る受信ステップと、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記出力デバイスに表示出力される画像の
    色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力される
    画像の色の見えと一致するように、前記受信ステップに
    より受信された画像データを変換する変換ステップと、 前記変換ステップにより変換された画像データを前記出
    力デバイスに対して出力する出力ステップとを備えるこ
    とを特徴とする受信方法。
  18. 【請求項18】 送信側の入力デバイスより入力され、
    前記送信側の視環境のパラメータに応じて変換されて伝
    送されてきた画像データを受信し、出力デバイスに対し
    て表示出力する受信装置に用いるコンピュータプログラ
    ムであって、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データを受信す
    る受信ステップと、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記出力デバイスに表示出力される画像の
    色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力される
    画像の色の見えと一致するように、前記受信ステップに
    より受信された画像データを変換する変換ステップと、 前記変換ステップにより変換された画像データを前記出
    力デバイスに対して出力する出力ステップとを備えるコ
    ンピュータプログラムを提供することを特徴とする提供
    媒体。
  19. 【請求項19】 送信側の入力デバイスより入力され、
    前記送信側の視環境のパラメータと、受信側の視環境の
    パラメータとに応じて変換されて伝送されてきた画像デ
    ータを受信し、出力デバイスに対して表示出力する受信
    装置であって、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力手段と、 前記入力手段から入力された視環境のパラメータを前記
    送信側に送信する送信手段と、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された画像データを前記出力デ
    バイスに対して出力する出力手段とを備えることを特徴
    とする受信装置。
  20. 【請求項20】 送信側の入力デバイスより入力され、
    前記送信側の視環境のパラメータと、受信側の視環境の
    パラメータとに応じて変換されて伝送されてきた画像デ
    ータを受信し、出力デバイスに対して表示出力する受信
    方法であって、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップから入力された視環境のパラメータを
    前記送信側に送信する送信ステップと、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データを受信す
    る受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された画像データを前記出
    力デバイスに対して出力する出力ステップとを備えるこ
    とを特徴とする受信方法。
  21. 【請求項21】 送信側の入力デバイスより入力され、
    前記送信側の視環境のパラメータと、受信側の視環境の
    パラメータとに応じて変換されて伝送されてきた画像デ
    ータを受信し、出力デバイスに対して表示出力する受信
    装置に用いるコンピュータプログラムであって、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップから入力された視環境のパラメータを
    前記送信側に送信する送信ステップと、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データを受信す
    る受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された画像データを前記出
    力デバイスに対して出力する出力ステップとを備えるコ
    ンピュータプログラムを提供することを特徴とする提供
    媒体。
  22. 【請求項22】 送信側から伝送されてきた、前記送信
    側の入力デバイスより入力された画像データと、前記入
    力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
    メータとを受信し、出力デバイスに対して表示出力する
    受信装置であって、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データと前記送
    信側の視環境のパラメータとを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記視環境のパラメータ
    に応じて、前記画像データを、前記視環境下における色
    の見えに対応した見えの指標データに変換する第1の変
    換手段と、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力手段と、 前記入力手段より入力された前記視環境のパラメータに
    応じて、前記出力デバイスが出力する画像の色の見え
    が、前記送信側の入力デバイスから入力される画像の色
    の見えと一致するように前記指標データを変換する第2
    の変換手段と、 前記第2の変換手段により得られた画像データを前記出
    力デバイスに対して出力する出力手段とを備えることを
    特徴とする受信装置。
  23. 【請求項23】 送信側から伝送されてきた、前記送信
    側の入力デバイスより入力された画像データと、前記入
    力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
    メータとを受信し、出力デバイスに対して表示出力する
    受信方法であって、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データと前記送
    信側の視環境のパラメータとを受信する受信ステップ
    と、 前記受信ステップにより受信された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記画像データを、前記視環境下におけ
    る色の見えに対応した見えの指標データに変換する第1
    の変換ステップと、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記出力デバイスが出力する画像の色の見
    えが、前記送信側の入力デバイスから入力される画像の
    色の見えと一致するように前記指標データを変換する第
    2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップにより得られた画像データを前
    記出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備え
    ることを特徴とする受信方法。
  24. 【請求項24】 送信側から伝送されてきた、前記送信
    側の入力デバイスより入力された画像データと、前記入
    力デバイスから入力される画像を観察する視環境のパラ
    メータとを受信し、出力デバイスに対して表示出力する
    受信装置に用いるコンピュータプログラムであって、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データと前記送
    信側の視環境のパラメータとを受信する受信ステップ
    と、 前記受信ステップにより受信された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記画像データを、前記視環境下におけ
    る色の見えに対応した見えの指標データに変換する第1
    の変換ステップと、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される入力ステップと、 前記入力ステップより入力された前記視環境のパラメー
    タに応じて、前記出力デバイスが出力する画像の色の見
    えが、前記送信側の入力デバイスから入力される画像の
    色の見えと一致するように前記指標データを変換する第
    2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップにより得られた画像データを前
    記出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備え
    るコンピュータプログラムを提供することを特徴とする
    提供媒体。
  25. 【請求項25】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像に対して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前
    記画像を送信し、受信側は、前記伝送媒体を介して伝送
    されてきた前記画像に対して所定の変換を施した後、出
    力デバイスに表示出力する画像処理システムにおいて、 前記送信側は、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される第1の入力手段と、 前記第1の入力手段より入力された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記入力デバイスが入力する画像データ
    を、前記視環境下における色の見えに対応した見えの指
    標データに変換する第1の変換手段と、 前記第1の変換手段から出力される前記見えの指標デー
    タを前記伝送媒体を介して送信する送信手段とを備え、 前記受信側は、 前記伝送媒体を介して伝送されてきた前記指標データを
    受信する受信手段と、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る視環境のパラメータが入力される第2の入力手段と、 前記第2の入力手段より入力された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記出力デバイスに表示出力される画像
    の色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力され
    る画像の色の見えと一致するように、前記受信手段によ
    り受信された指標データを変換する第2の変換手段と、 前記第2の変換手段により変換された画像データを前記
    出力デバイスに対して出力する出力手段とを備えること
    を特徴とする画像処理システム。
  26. 【請求項26】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像に対して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前
    記画像を送信し、受信側は、前記伝送媒体を介して伝送
    されてきた前記画像に対して所定の変換を施した後、出
    力デバイスに表示出力する画像処理方法において、 前記送信側は、 前記画像を観察する視環境のパラメータが入力される第
    1の入力ステップと、 前記第1の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記入力デバイスが入力する画像デ
    ータを、前記視環境下における色の見えに対応した見え
    の指標データに変換する第1の変換ステップと、 前記第1の変換ステップから出力される見えの指標デー
    タを前記伝送媒体を介して送信する送信ステップとを備
    え、 前記受信側は、 前記伝送媒体を介して伝送されてきた前記指標データを
    受信する受信ステップと、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る視環境のパラメータが入力される第2の入力ステップ
    と、 前記第2の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記出力デバイスに表示出力される
    画像の色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力
    される画像の色の見えと一致するように、前記受信ステ
    ップにより受信された指標データを変換する第2の変換
    ステップと、 前記第2の変換ステップにより変換された画像データを
    前記出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備
    えることを特徴とする画像処理方法。
  27. 【請求項27】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像に対して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前
    記画像を送信し、受信側は、前記伝送媒体を介して伝送
    されてきた前記画像に対して所定の変換を施した後、出
    力デバイスに表示出力する画像処理システムに用いるコ
    ンピュータプログラムであって、 前記送信側のプログラムは、 前記画像を観察する視環境のパラメータが入力される第
    1の入力ステップと、 前記第1の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記入力デバイスが入力する画像デ
    ータを、前記視環境下における色の見えに対応した見え
    の指標データに変換する第1の変換ステップと、 前記第1の変換ステップから出力される見えの指標デー
    タを前記伝送媒体を介して送信する送信ステップとを備
    え、 前記受信側のプログラムは、 前記伝送媒体を介して伝送されてきた前記指標データを
    受信する受信ステップ と、前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観
    察する視環境のパラメータが入力される第2の入力ステ
    ップと、 前記第2の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記出力デバイスに表示出力される
    画像の色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力
    される画像の色の見えと一致するように、前記受信ステ
    ップにより受信された指標データを変換する第2の変換
    ステップと、 前記第2の変換ステップにより変換された画像データを
    前記出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備
    えるコンピュータプログラムを提供することを特徴とす
    る提供媒体。
  28. 【請求項28】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像に対して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前
    記画像を送信し、受信側は、前記伝送媒体を介して伝送
    されてきた前記画像を出力デバイスに表示出力する画像
    処理システムにおいて、 前記送信側は、 前記入力デバイスより入力される画像を観察する視環境
    のパラメータが入力される第1の入力手段と、 前記第1の入力手段より入力された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記入力デバイスが入力する画像データ
    を、前記視環境下における色の見えに対応した見えの指
    標データに変換する第1の変換手段と、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る受信側の視環境のパラメータを受信する第1の受信手
    段と、 前記第1の受信手段により受信された前記視環境のパラ
    メータに応じて、前記出力デバイスに表示出力される画
    像の色の見えが、入力デバイスから入力される画像の色
    の見えと一致するように、前記第1の変換手段より出力
    された指標データを変換する第2の変換手段と、 前記第2の変換手段により得られたデータを前記伝送媒
    体を介して送信する第1の送信手段とを備え、 前記受信側は、 前記伝送媒体を介して伝送されてきた前記データを受信
    する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段により受信された前記データを前記
    出力デバイスに対して出力する出力手段と、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る視環境のパラメータが入力される第2の入力手段と、 前記第2の入力手段より入力された視環境のパラメータ
    を前記送信側に対して送信する第2の送信手段とを備え
    ることを特徴とする画像処理システム。
  29. 【請求項29】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像に対して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前
    記画像を送信し、受信側は、前記伝送媒体を介して伝送
    されてきた前記画像を出力デバイスに表示出力する画像
    処理方法において、 前記送信側は、 前記入力デバイスより入力される画像を観察する視環境
    のパラメータが入力される第1の入力ステップと、 前記第1の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記入力デバイスが入力する画像デ
    ータを、前記視環境下における色の見えに対応した見え
    の指標データに変換する第1の変換ステップと、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る受信側の視環境のパラメータを受信する第1の受信ス
    テップと、 前記受信ステップにより受信された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記出力デバイスに表示出力される画像
    の色の見えが、入力デバイスから入力される画像の色の
    見えと一致するように、前記第1の変換ステップより出
    力された指標データを変換する第2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップより出力されたデータを前記伝
    送媒体を介して送信する第1の送信ステップとを備え、 前記受信側は、 前記伝送媒体を介して伝送されてきた前記データを受信
    する第2の受信ステップと、 前記第2の受信ステップにより受信された前記データを
    前記出力デバイスに対して出力する出力ステップと、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る視環境のパラメータが入力される第2の入力ステップ
    と、 前記第2の入力ステップより入力された視環境のパラメ
    ータを前記送信側に対して送信する第2の送信ステップ
    とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  30. 【請求項30】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像に対して所定の変換を施し、伝送媒体を介して前
    記画像を送信し、受信側は、前記伝送媒体を介して伝送
    されてきた前記画像を出力デバイスに表示出力する画像
    処理システムに用いるコンピュータプログラムであっ
    て、 前記送信側のプログラムは、 前記入力デバイスより入力される画像を観察する視環境
    のパラメータが入力される第1の入力ステップと、 前記第1の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記入力デバイスが入力する画像デ
    ータを、前記視環境下における色の見えに対応した見え
    の指標データに変換する第1の変換ステップと、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る受信側の視環境のパラメータを受信する第1の受信ス
    テップと、 前記受信ステップにより受信された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記出力デバイスに表示出力される画像
    の色の見えが、入力デバイスから入力される画像の色の
    見えと一致するように、前記第1の変換ステップより出
    力された指標データを変換する第2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップより出力されたデータを前記伝
    送媒体を介して送信する第1の送信ステップとを備え、 前記受信側のプログラムは、 前記伝送媒体を介して伝送されてきた前記データを受信
    する第2の受信ステップと、 前記第2の受信ステップにより受信された前記データを
    前記出力デバイスに対して出力する出力ステップと、 前記出力デバイスに対して表示出力される画像を観察す
    る視環境のパラメータが入力される第2の入力ステップ
    と、 前記第2の入力ステップより入力された視環境のパラメ
    ータを前記送信側に対して送信する第2の送信ステップ
    とを備えるコンピュータプログラムを提供することを特
    徴とする提供媒体。
  31. 【請求項31】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像を、伝送媒体を介して送信し、受信側は、前記伝
    送媒体を介して伝送されてきた前記画像に所定の変換を
    施して出力デバイスに表示出力する画像処理システムに
    おいて、 前記送信側は、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される第1の入力手段と、 前記入力デバイスから入力された前記画像と、前記第1
    の入力手段から入力された前記視環境のパラメータとを
    送信する送信手段とを備え、 前記受信側は、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データと前記送
    信側の視環境のパラメータとを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記視環境のパラメータ
    に応じて、前記画像データを、送信側の視環境下におけ
    る色の見えに対応した見えの指標データに変換する第1
    の変換手段と、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する受信
    側の視環境のパラメータが入力される第2の入力手段
    と、 前記第2の入力手段より入力された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記出力デバイスが出力する画像の色の
    見えが、前記送信側の入力デバイスから入力される画像
    の色の見えと一致するように前記指標データを変換する
    第2の変換手段と、 前記第2の変換手段により得られた画像データを前記出
    力デバイスに対して出力する出力手段とを備えることを
    特徴とする画像処理システム。
  32. 【請求項32】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像を、伝送媒体を介して送信し、受信側は、前記伝
    送媒体を介して伝送されてきた前記画像に所定の変換を
    施して出力デバイスに表示出力する画像処理方法におい
    て、 前記送信側は、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される第1の入力ステップと、 前記入力デバイスから入力された前記画像と、前記第1
    の入力ステップから入力された前記視環境のパラメータ
    とを送信する送信ステップとを備え、 前記受信側は、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データと前記送
    信側の視環境のパラメータとを受信する受信ステップ
    と、 前記受信ステップにより受信された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記画像データを、送信側の視環境下に
    おける色の見えに対応した見えの指標データに変換する
    第1の変換ステップと、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される第2の入力ステップと、 前記第2の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記出力デバイスが出力する画像の
    色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力される
    画像の色の見えと一致するように前記指標データを変換
    する第2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップにより得られた画像データを前
    記出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備え
    ることを特徴とする画像処理方法。
  33. 【請求項33】 送信側は、入力デバイスから入力され
    た画像を、伝送媒体を介して送信し、受信側は、前記伝
    送媒体を介して伝送されてきた前記画像に所定の変換を
    施して出力デバイスに表示出力する画像処理システムに
    用いるコンピュータプログラムであって、 前記送信側のプログラムは、 前記入力デバイスから入力される前記画像を観察する視
    環境のパラメータが入力される第1の入力ステップと、 前記入力デバイスから入力された前記画像と、前記第1
    の入力ステップから入力された前記視環境のパラメータ
    とを送信する送信ステップとを備え、 前記受信側のプログラムは、 前記送信側から伝送されてきた前記画像データと前記送
    信側の視環境のパラメータとを受信する受信ステップ
    と、 前記受信ステップにより受信された前記視環境のパラメ
    ータに応じて、前記画像データを、送信側の視環境下に
    おける色の見えに対応した見えの指標データに変換する
    第1の変換ステップと、 前記出力デバイスに表示出力される画像を観察する視環
    境のパラメータが入力される第2の入力ステップと、 前記第2の入力ステップより入力された前記視環境のパ
    ラメータに応じて、前記出力デバイスが出力する画像の
    色の見えが、前記送信側の入力デバイスから入力される
    画像の色の見えと一致するように前記指標データを変換
    する第2の変換ステップと、 前記第2の変換ステップにより得られた画像データを前
    記出力デバイスに対して出力する出力ステップとを備え
    るコンピュータプログラムを提供することを特徴とする
    提供媒体。
  34. 【請求項34】 DDCの画像データをDICの画像データ
    に、または、DICの画像データをDDCの画像データに、変
    換するためのプロファイルを取り込む第1の取り込み手
    段と、 視環境パラメータを取り込む第2の取り込み手段と、 前記第2の取り込み手段で取り込んだ前記視環境パラメ
    ータに対応して、前記第1の取り込み手段で取り込んだ
    プロファイルを書き換える書き換え手段とを備えること
    を特徴とする画像データ処理装置。
  35. 【請求項35】 前記第2の取り込み手段は、前記視環
    境パラメータを入力するための入力画面またはセンサか
    ら入力された前記視環境パラメータを取り込むことを特
    徴とする請求項34に記載の画像データ処理装置。
  36. 【請求項36】 前記プロファイルは、ICCプロファイ
    ルフォーマットのプロファイルであることを特徴とする
    請求項34に記載の画像データ処理装置。
  37. 【請求項37】 DDCの画像データをDICの画像データ
    に、または、DICの画像データをDDCの画像データに、変
    換するためのプロファイルを取り込む第1の取り込みス
    テップと、 視環境パラメータを取り込む第2の取り込みステップ
    と、 前記第2の取り込みステップで取り込んだ前記視環境パ
    ラメータに対応して、前記第1の取り込みステップで取
    り込んだプロファイルを書き換える書き換えステップと
    を備えることを特徴とする画像データ処理方法。
  38. 【請求項38】 DDCの画像データをDICの画像データ
    に、または、DICの画像データをDDCの画像データに、変
    換するためのプロファイルを取り込む第1の取り込みス
    テップと、 視環境パラメータを取り込む第2の取り込みステップ
    と、 前記第2の取り込みステップで取り込んだ前記視環境パ
    ラメータに対応して、前記第1の取り込みステップで取
    り込んだプロファイルを書き換える書き換えステップと
    を備えるコンピュータプログラムを提供することを特徴
    とする提供媒体。
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