JPH11312727A - マルチチャンバ―基板処理装置 - Google Patents
マルチチャンバ―基板処理装置Info
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- JPH11312727A JPH11312727A JP11038116A JP3811699A JPH11312727A JP H11312727 A JPH11312727 A JP H11312727A JP 11038116 A JP11038116 A JP 11038116A JP 3811699 A JP3811699 A JP 3811699A JP H11312727 A JPH11312727 A JP H11312727A
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Abstract
基板が配置されるマルチチャンバー基板処理装置であっ
て、占有スペースが大きくならず、生産性に優れた実用
的な装置を提供する。 【解決手段】 スパッタチャンバー8及びCVDチャン
バー9での成膜処理前に基板Sbを加熱するヒートチャ
ンバー6には、基板Sbの中心の位置を算出してこの中
心を所定の位置に一致させる中心位置出しと基板Sbの
周方向位置を算出してこの周方向位置が所定の位置にな
るようにする周方向位置出しとを行う位置出し手段を備
える。位置出しは、ヒータ621を内蔵した基板ホルダ
ー62から昇降機構65によって基板Sbを検出ライン
の高さに上昇させ、この位置で基板Sbを回転機構64
によって回転させながら、基板Sbの周縁の各点が発光
器671からの光を遮る量を受光器672で検出するこ
とにより行われる。
Description
路等の電子デバイスを製作する際に使用される基板処理
装置に関し、特に、複数の処理チャンバーを備えたマル
チチャンバータイプの基板処理装置に関する。
導体集積回路等の製作の際に盛んに行われている。例え
ば、配線用導電膜を作成する際にはスパッタリングや化
学蒸着(CVD)等の方法による成膜処理が多く行われ
ているし、配線パターンの形成の際には反応性ガスを使
用したエッチング処理が盛んに行われている。
プの一つとして、マルチチャンバータイプの基板処理装
置が既に知られている。図15は、従来のマルチチャン
バータイプの基板処理装置(以下、マルチチャンバー基
板処理装置)の構成を示す平面概略図である。マルチチ
ャンバー基板処理装置は、中央に設けられたセパレーシ
ョンチャンバー1と、セパレーションチャンバー1の周
囲に設けられた複数の処理チャンバー2及び一対のロー
ドロックチャンバー3等からなる構成である。
クチャンバー3は、セパレーションチャンバー1に対し
て気密に接続されている。セパレーションチャンバー1
と各処理チャンバー2及び一対のロードロックチャンバ
ー3との境界部分には、それぞれ不図示のゲートバルブ
が設けられている。また、各チャンバーは、専用又は兼
用の不図示の排気系によって所定圧力まで排気されるよ
うになっている。
ャンバー2を相互に気密に分離して内部雰囲気の相互汚
染を防止するとともに、各処理チャンバー2やロードロ
ックチャンバー3への基板搬送の経由空間となるもので
ある。即ち、セパレーションチャンバー1内には、各チ
ャンバーに対して基板Sbの搬送を行う搬送ロボット1
1が設けられている。
は、所定数の基板Sbを収納したロック内カセット31
が設けられている。搬送ロボット11は、一方のロード
ロックチャンバー3内のロック内カセット31から基板
Sbを一枚ずつ取り出し、各処理チャンバー2に順次送
る。基板Sbに対して各処理チャンバー2で段階的に処
理が行われ、基板Sbは搬送ロボット11によって元の
又は他方のロードロックチャンバー3に戻されてロック
内カセット31に収容されるようになっている。
1とロック内カセット31との間で基板Sbの搬送を行
うオートローダ4が設けられている。オートローダ4
は、一枚の基板Sbを保持する保持フィンガ42と、保
持フィンガ42を移動させる移動機構43とから構成さ
れている。移動機構43は、多くの場合、鉛直な回転軸
の周りに回転可能なアームを備えた多関節ロボットが採
用される。この移動機構43は、アームの回転半径方向
(r方向)、軸方向(z方向)、回転方向(θ方向)に
基板Sbを移動させることができる。
は、外部カセット41から基板Sbを一枚ずつ取り出
し、一方のロードロックチャンバー3内のロック内カセ
ット31に収容するようになっている。尚、ロードロッ
クチャンバー3には、大気側との基板Sbの出し入れの
際に開閉される不図示のゲートバルブを有する。このゲ
ートバルブが開いている際には、セパレーションチャン
バー1との境界部分のゲートバルブは閉じられる。
装置において、各処理チャンバー2への基板Sbの搬入
位置を常に同じ位置に保つことが要請されている。この
理由は、一般的に言えば、基板Sbを常に処理チャンバ
ー2内の同じ位置に配置して処理を行わないと、プロセ
スの再現性の点で問題が生じる恐れがあるからである。
設けられた台状の基板ホルダーの上面に基板Sbは載置
されて処理される。この際、例えば成膜処理の場合に
は、基板ホルダーの表面領域のうち基板Sbによって覆
われていない領域にも薄膜は堆積するから、基板Sbの
載置位置が異なると、前の回の成膜処理によって堆積し
た薄膜の上に基板Sbが載ってしまい、基板Sbの裏面
等にパーティクル(粒状の塵埃)が付着する原因となっ
てしまう。
ルダーの表面領域のうち、基板Sbが載置される領域以
外には耐エッチング性の表面処理が施されているが、基
板Sbが載置される領域には熱接触性等を考慮してこの
ような表面処理は施されていない。従って、基板Sbの
載置位置がずれると、表面処理が施されていない部分が
露出し、基板ホルダーがエッチングされてパーティクル
を生ずる問題が発生する。
するとともに、その周方向の配置位置(基板Sbの中心
を回転軸として回転させた際の回転方向の位置)も常に
同じ位置にすることが要請されている。この点も、一般
的には、プロセスの再現性の点からである。また、基板
Sbが配置された際、基板Sbの輪郭の形状に適応した
形状の部材が付近に存在する場合、基板Sbの周方向の
配置位置がずれると、その部材に干渉してしまう問題が
ある。例えば、基板Sbがオリエンテーションフラット
(以下、オリフラ)を有する半導体ウェーハであり、基
板ホルダーがその形状に適合した凹部を有してその凹部
内に基板Sbが落とし込まれる構成である場合、オリフ
ラの部分がずれていると基板Sbが凹部内に落とし込ま
れず、搬送エラーとなってしまう。
ンバー基板処理装置では、ある基準位置を設定し、この
基準位置に基板Sbの中心を位置させる(以下、中心位
置出しと呼ぶ)とともに、その位置での周方向位置を所
定の位置にする(以下、周方向位置出しと呼ぶ)アライ
メントを行うことが必要となっている。従来、このアラ
イメントは、位置出し器と呼ばれる機構を使用して行わ
れている。
部カセット41とロードロックチャンバー3との間に設
けられている。図16は、図15に示された位置出し器
5のより詳細な構成を説明する斜視概略図である。位置
出し器5は、基板Sbが載置されるステージ51と、ス
テージ51を支える支柱52と、支柱52を回転させる
回転機構53と、ステージ51、支柱52及び回転機構
53を一体に支持している支持台54と、支持台54を
X方向に移動させるX方向移動機構55と、支持台54
をY方向に移動させるY方向移動機構56と、基板Sb
の位置を検出する不図示のセンサと、センサからの信号
に従ってX方向移動機構55及びY方向移動機構56を
制御する不図示の制御部とから主に構成されている。
板状である。また、保持フィンガ42は、内側の幅がス
テージ51の直径よりも大きな略U字状であり、基板S
bをステージ51に載置する際、ステージ51が保持フ
ィンガ42のUの字の内側に位置する状態となる。尚、
基板Sbをステージ51に載置する際、保持フィンガ4
2の中心は、ステージ51の中心を垂直に貫くように設
定された回転軸上に位置した状態となる。
の回転軸が基板Sbの表面を貫く点(以下、回転中心)
と基板Sbの中心とがどの程度ずれているかを検出し、
基板Sbの中心が回転中心に一致するようにX方向移動
機構55及びY方向移動機構56を駆動することにより
行う。X方向移動機構55及びY方向移動機構56の駆
動は、不図示のセンサの検出結果によって行う。センサ
の構成は、検出の方式によって異なるが、複数のフォト
センサを用いる場合と、CCDセンサ等のイメージセン
サを使用する場合に分けられる。このうち、複数のフォ
トセンサを使用する場合は、回転軸を中心とする円周上
に均等に複数のフォトセンサを配置する。フォトセンサ
の配置位置は、基板Sbの直径よりも僅かに大きな直径
の円周上である。
回転機構53が支柱52を介してステージ51を回転さ
せる。基板Sbはステージ51の回転に伴って回転す
る。この回転の際、回転中心と基板Sbの中心とのずれ
に従って、基板Sbの周縁が複数のフォトセンサを周期
的に斜光したり透過させたりすることになる。この際、
どのフォトセンサがどのようなタイミングで斜光された
り透過したりすることを知ることから、回転中心と基板
Sbの中心のずれが演算によって求められる。不図示の
制御部は、この演算を行って回転中心と基板Sbの中心
のずれを求め、このずれを補正するようにX方向移動機
構55とY方向移動機構56に駆動信号を送る。そし
て、保持フィンガ42の中心と基板Sbの中心とが一致
した状態で、保持フィンガ42が基板Sbをステージ5
1から取り去る。
bの周縁のうち特定の領域の画像を捉えるようにしてC
CDセンサを配置する。そして、CCDセンサは固定し
た状態にしておき、基板Sbを回転機構53によって回
転させる。回転中心と基板Sbの中心とのずれに従い、
CCDセンサに捉えられる基板Sbの周縁の画像に振れ
が生ずる。この振れの量及び振れが生じた際の基板Sb
の回転角度の情報から、回転中心と基板Sbの中心との
ずれが演算によって求められる。そして、同様にX方向
移動機構55とY方向移動機構56に駆動信号を送っ
て、保持フィンガ42の中心と基板Sbの中心とが一致
した状態で基板Sbがステージ51から取り去られる。
Sbの回転角度の情報から、オリフラ等の基板Sbの周
縁上の特定箇所が、ある基準となる角度位置からどの程
度離れているかの情報も演算により得られる。従って、
この演算の結果に基づいて所定角度ステージ51を回転
させ、その後、保持フィンガ42が基板Sbをステージ
51から取り去る。この結果、基板Sbの周方向位置出
しも行われた状態となる。
置出しを行った状態で、保持フィンガ42が基板Sbを
ステージ51から取り去り、ロードロックチャンバー3
内のロック内カセット31に基板Sbを搬送する。尚、
図15及び図16に示すように、上述のようなオートロ
ーダ4は、二つ設けられている。そして、二つのオート
ローダ4の間に一つの位置出し器5が設けられている。
チャンバー基板処理装置では、位置出し器5が外部カセ
ット41とロードロックチャンバー3との間に設けられ
ているので、外部カセット41とロードロックチャンバ
ー3の間のスペースが広くなる。このため、オートロー
ダ4の移動距離も長くなる。このようなことから、ロー
ドロックチャンバー3の外側での機構の占有スペースが
大きくなってしまう欠点がある。また、外部カセット4
1からロードロックチャンバー3に基板Sbを一枚ずつ
搬送する過程で中心位置出し及び周方向位置出しを行う
ので、搬送に要する時間が長くかかり、リードタイム
(一枚の基板Sbを装置に投入してから回収されるまで
の合計の時間)が長くなる欠点がある。
必要なのは、処理チャンバー2内で基板Sbが処理され
る際であるが、従来の装置では、処理チャンバー2に搬
送される時点よりもかなり前の時点で中心位置出しや周
方向位置出しを行っている。このため、中心位置出しや
周方向位置出しを行った後に処理チャンバー2に搬送さ
れるまでの過程で、基板Sbが本来の位置からずれてし
まう可能性が多く残っている。ずれが生じると、処理チ
ャンバー2内において基板Sbが正しく配置されず、行
った中心位置出しや周方向位置出しが無駄となってしま
う。例えば、中心位置出し及び周方向位置出しを行った
後に、基板Sbが何らかの事情で保持フィンガ42又は
搬送ロボット11上でずれてしまった場合、処理チャン
バー2内での配置位置もずれてしまう。
になされたものであり、処理チャンバー内の所定の位置
に常に正しく基板が配置されるマルチチャンバー基板処
理装置であって、占有スペースが大きくならず、生産性
に優れた実用的な装置を提供することを目的としてい
る。
め、本願の請求項1記載の発明は、中央に設けられたセ
パレーションチャンバーと、セパレーションチャンバー
の周囲に設けられた複数の処理チャンバー及びロードロ
ックチャンバーとを備え、セパレーションチャンバー内
に設けられた搬送ロボットによって基板を一枚ずつ各処
理チャンバーに搬送して順次処理を行うマルチチャンバ
ー基板処理装置であって、基板の中心を所定の位置に位
置させた状態で処理する必要のある処理チャンバーに搬
送される前に基板が搬送される別の処理チャンバー内に
は位置出し手段が設けられており、この位置出し手段
は、基板の中心の位置を算出してこの基板の中心を所定
の位置に一致させる中心位置出しを行うものであるとい
う構成を有する。また、上記課題を解決するため、本願
の請求項2記載の発明は、上記請求項1の構成におい
て、前記位置出し手段は、前記中心位置出しに加え、基
板の周方向位置を算出し、基板の周方向位置が所定の位
置になるようにする周方向位置出しを行うものであると
いう構成を有する。また、上記課題を解決するため、本
願の請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2の構成
において、前記位置出し手段は、一枚の基板を処理する
のに要する時間が最も長い処理チャンバー以外の処理チ
ャンバーに設けられているという構成を有する。また、
上記課題を解決するため、本願の請求項4記載の発明
は、上記請求項1、2又は3の構成において、前記複数
の処理チャンバーの一つは、所定の薄膜を作成するスパ
ッタチャンバー又はCVDチャンバーであり、別の処理
チャンバーの一つは薄膜作成に先立って基板を所定温度
に加熱するヒートチャンバーであり、前記位置出し手段
は、このヒートチャンバーに設けられているという構成
を有する。また、上記課題を解決するため、本願の請求
項5記載の発明は、上記請求項4の構成において、前記
ヒートチャンバー内には、基板が載置されるものであっ
てヒータを内蔵し基板を加熱する基板ホルダーが設けら
れており、前記位置出し手段は、基板が載置されるステ
ージと、ステージを回転させる回転機構と、ステージを
昇降させる昇降機構とを有しており、さらに、前記基板
ホルダーの上面には内部にステージが位置することが可
能な凹部が設けられており、前記昇降機構は、基板が載
置されたステージを中心位置出しの際には所定の検出ラ
インの高さの位置まで上昇させ、基板の加熱の際にはス
テージを下降させて基板ホルダーの前記凹部内に位置さ
せて基板が基板ホルダーの上面に載置されるようにする
ものであるという構成を有する。また、上記課題を解決
するため、本願の請求項6記載の発明は、上記請求項
1、2、3、4又は5の構成において、大気側に配置さ
れた外部カセットと前記ロードロックチャンバー内に配
置されたロック内カセットとの間で基板を搬送させるオ
ートローダが設けられており、このオートローダは、複
数の基板を一括して保持して同時に搬送できるものであ
るという構成を有する。
いて説明する。図1は、本願発明の実施形態に係るマル
チチャンバー基板処理装置の概略構成を示す平面図であ
る。図1に示すマルチチャンバー基板処理装置は、図1
5に示す従来の装置と同様、中央に設けられたセパレー
ションチャンバー1と、セパレーションチャンバー1の
周囲に設けられた複数の処理チャンバー6,7,8,9
及び一対のロードロックチャンバー3からなるチャンバ
ー配置である。
VDとを複合させた薄膜作成装置であり、複数の処理チ
ャンバー6,7,8,9には、二つのスパッタチャンバ
ー8と二つのCVDチャンバー9が含まれている。ま
た、処理チャンバーのうちの一つは、基板Sbの予備加
熱を行うヒートチャンバー6であり、別の一つは、薄膜
作成に先立って表面の自然酸化膜又は保護膜等をエッチ
ングして除去するエッチングチャンバー7になってい
る。
内の搬送ロボット11によって、一方のロードロックチ
ャンバー3からヒートチャンバー6、エッチングチャン
バー7、スパッタチャンバー8、CVDチャンバー9の
順に送られる。そして、所定の成膜処理が終了した後、
基板Sbは、他方のロードロックチャンバー3に戻され
るようになっている。
一つは、中心位置出しや周方向位置出しがされた状態で
基板Sbを処理する必要のある処理チャンバーに搬送さ
れるまでに基板Sbが一時的に搬入される別の処理チャ
ンバー内で中心位置出し及び周方向位置出しを行うこと
である。具体的には、本実施形態の装置では、エッチン
グチャンバー7、スパッタチャンバー8及びCVDチャ
ンバー9において中心位置出しや周方向位置出しがされ
ている必要があり、その前に基板Sbが搬入されるヒー
トチャンバー6で中心位置出し及び周方向位置出しを行
うようになっている。即ち、ヒートチャンバー6は、中
心位置出し及び周方向位置出しを行う手段(以下、位置
出し手段)を備えている。
の構成について説明する。図2は、ヒートチャンバー6
の構成を説明する側面概略図である。ヒートチャンバー
6は気密な箱状の真空容器であり、ゲートバルブ61を
介在させてセパレーションチャンバー1に気密に接続さ
れている。
置して加熱するための基板ホルダー62が設けられてい
る。基板ホルダー62は、ヒータ621を内蔵した加熱
ブロック622と、加熱ブロック622の上側に設けら
れた上面ブロック623と等から構成されている。加熱
ブロック622は、基板Sbより大きな円盤状の部材で
あり、材質としてはステンレス等の金属製である。尚、
ステンレスと熱伝導性の良い銅等のように異種の金属よ
りなるブロックを組み合わせて加熱ブロック622を構
成する場合、両者の接合は拡散接合の方法によると熱接
触性が良いため好適である。
抵抗発熱方式のものが使用されている。ヒータ621は
線状であり、加熱ブロック622の中心軸の回りに螺旋
状又は同心円周状等の形状で設けられている。ヒータ6
21には、不図示のヒータ電源が接続されており、通電
により発熱するようになっている。上面ブロック623
は、加熱の際に基板Sbが表面に載せられる部材であ
る。上面ブロック623は、基板Sbとほぼ同じ直径の
円盤状である。上面ブロック623は、材質的にはアル
ミナ等で形成されており、カーボンシート等の緩衝材を
介在させるなどして加熱ブロック622に対して熱接触
性よく接合されている。尚、基板ホルダー62は、ホル
ダー固定部624によってヒートチャンバー6の底面に
固定されている。また、基板ホルダー62は、基板ホル
ダー62の急冷や温度調節のために水冷されることがあ
る。
面に基板Sbが載置されるステージ63が設けられてい
る。ステージ63は、基板Sbよりも小さな径の円板状
の部材である。上面ブロック623の表面には、図2に
示すように凹部(符号省略)が形成されている。この凹
部は、ステージ63の直径より僅かに大きな円形であ
り、基板Sbの加熱時にはこの凹部内にステージ63が
位置するようになっている。
ている。支柱631は、ステージ63の裏面の中央に先
端が固定されて下方に延びている。上面ブロック623
及び加熱ブロック622には、中央に上下に延びる貫通
孔(符号省略)が形成されている。貫通孔の断面積は支
柱631の断面積よりも少し大きく、支柱631はこの
貫通孔を通して下方に延びている。
昇降機構65が設けられている。まず、回転機構64に
ついて説明すると、回転機構64は、支柱631と一体
に回転するように設けられた被駆動ギア641と、被駆
動ギア641に噛み合わされた駆動ギア642と、駆動
ギア642を出力軸に固定した回転用モータ643と、
回転機構64全体を保持した保持板644等から構成さ
れている。
た貫通孔が設けられている。また、保持板644には、
貫通孔の周囲から下方に延びるようにしてほぼ円筒状の
フレーム645が固定されている。このフレーム645
は、底部を有する形状である。フレーム645は、貫通
孔の下側にほぼ円筒状の気密な内部空間を形成してい
る。そして、このフレーム645の内部空間に支柱63
1の下端部分が配置されている。尚、フレーム645と
支柱631とは同軸となっている。そして、フレーム6
45の外側面には鍔状の突出部分(符号省略)が形成さ
れており、この突出部分にベアリング(符号省略)を介
して被駆動ギア641が係止されている。被駆動ギア6
41は、全体がほぼ円筒状であり、外側に突出した部分
にギア歯が設けられている。支柱631は、図2に示す
ように、下端部分では少し径が太くなっている。そし
て、支柱631の下面がベアリングを介してフレーム6
45の底面に係止されている。
41の内周面とは、フレーム645を挟んで狭い空間で
対向している。そして、支柱631の外周面と被駆動ギ
ア641の内周面とは、磁気カップリングされている。
即ち、支柱631の外周面と被駆動ギア641の内周面
には、異なる磁極の不図示の磁石が設けられている。ま
た、支柱631の外周面と被駆動ギア641の内周面と
が対向する部分では、フレーム645の肉厚が薄くなっ
ている。従って、外側の被駆動ギア641が回転する
と、内側の支柱631も磁気結合によって回転するよう
になっている。従って、回転用モータ643が回転して
駆動ギア642が回転すると、被駆動ギア641の回転
によって支柱631が回転する。尚、フレーム645は
保持板644に固定されており回転しない。支柱631
が回転すると、ステージ63も一体に回転し、ステージ
63上の基板Sbも回転するようになっている。尚、基
板Sbの裏面とステージ63の表面との間の摩擦力によ
り、基板Sbは、滑ることなくステージ63と一体に回
転する。また、ステージ63の表面に静電気を誘起して
基板Sbを静電吸着するよう構成してもよい。
るようにして補助棒648が設けられている。補助棒6
48は支柱631と同軸であり、被駆動ギア641や支
柱631と一体に回転するようになっている。また、補
助棒648は、ベアリングを介して補助保持板646に
保持されている。そして、補助棒648の下端には、ロ
ータリーエンコーダ647が設けられている。上記のよ
うに支柱631が回転すると、補助棒648も一体に回
転し、その回転角度がロータリーエンコーダ647で検
出されるようになっている。
昇降機構65は、上記回転機構64を保持した保持板6
44を保持する被駆動体651と、被駆動体651が螺
合するボールネジ652と、ジョイント653を介して
ボールネジ652に結合された昇降用モータ654等か
ら構成されている。昇降用モータ654が回転すると、
ジョイント653を介してボールネジ652が回転し、
これによって被駆動体651が上下に直線移動するよう
になっている。この結果、保持板644に保持された回
転機構64、支柱631及びステージ63等が全体に昇
降するようになっている。尚、保持板644とヒートチ
ャンバー6との間には、ベローズ66が設けられてい
る。ベローズ66は、支柱631が挿通されているヒー
トチャンバー6の底板部分の開口からのリークを防止し
ている。
31を上昇させると、支柱631に保持されたステージ
63も上昇し、ステージ63上に載置された基板Sbも
上昇する。本実施形態の装置では、所定の上昇位置にあ
る基板Sbの縁が光路上に位置するように、一対の発光
器671と受光器672が設けられている。
半導体レーザが使用されており、発振波長は780nm
である。この発光器671は、枠体673によってヒー
トチャンバー6に固定されている。また、発光器671
の前面には、出射窓674が設けられている。枠体67
3や出射窓674は、ヒートチャンバー6内の真空のリ
ークが無いよう、ヒートチャンバー6に対して気密に取
り付けられている。尚、ヒートチャンバー6の器壁に
は、発光器671からの光が通過する出射側開口が十分
な大きさで設けられている。
に対して十分な検出感度があるものが使用されており、
具体的には本実施形態ではフォトダイオードアレイが使
用されている。受光器672の前面には入射窓675が
設けられており、入射窓675や受光器672は、発光
器671同様、枠体676によって気密にヒートチャン
バー6に設けられている。また、ヒートチャンバー6の
器壁には、受光器672に入射する光が通過する入射側
開口がやはり十分な大きさで設けられている。
を通してヒートチャンバー6内に入射し、所定の上昇位
置にある基板Sbの縁に一部の光が遮蔽されながら、残
りの一部の光が入射窓675を通して受光器672に入
射する。受光器672が受光した光の強度は、受光器6
72内の増幅器で増幅された後、コンピュータ68に送
られるようになっている。また、コンピュータ68に
は、ロータリーエンコーダ647からの信号も入力され
るようになっている。
チャンバー6に設けられたステージ63、支柱631、
回転機構64、昇降機構65、発光器671及び受光器
672、そして、コンピュータ68、ステージ63との
間で基板Sbの受け渡しを行う搬送ロボット11のアー
ム等の要素が位置出し手段を構成している。これらの要
素を使用した中心位置出し及び周方向位置出しの方式を
説明しながら、位置出し手段の構成について説明する。
チャンバー1内の搬送ロボット11によってステージ6
3上に基板Sbを載置した後、昇降機構65によって基
板Sbを所定の高さ(以下、位置出しレベル)の位置に
位置させる。次に、発光器671を動作させながら回転
機構64によって基板Sbを回転させる。そして、受光
器672に入射する光を電気信号に変換して得られた出
力信号(以下、単に出力信号)をコンピュータ68が処
理し、搬送ロボット11のアームが基板Sbを受け取る
際に位置する位置を特定する。そして、搬送ロボット1
1が実際にこの位置で基板Sbを受け取ってステージ6
3から取り去ることで、位置出しが完了する。
格納された処理プログラムについて説明する。まず、図
3及び図4を使用して、回転中心から基板Sbの周縁の
各点までの距離(以下、周縁距離)の算出について説明
する。図3は、周縁距離の算出について説明する図であ
り、受光器672の受光面677を示す平面概略図であ
る。また、図4は、中心位置出しがされた基板Sbと光
軸670との関係を示す側面概略図である。
2としてフォトダイオードアレイが使用されている。こ
の受光器672の受光面677は、図3に示す通り細長
い長方形である。受光器672は、この受光面677が
光軸670に対して垂直であり、受光面677の中心が
光軸670上に位置するよう、精度よく光軸670に対
して配置されている。
ダー及びコリメータレンズ等の光学系を内蔵しており、
発光器671から発せられる光は、図4中にLmaxで示
す幅の平行光になっている。尚、図3に示す受光面67
7は、この平行光のビームの断面積より少し大きなもの
になっており、すべてのビームが垂直に入射するよう光
軸670に対して垂直な姿勢となっている。また、図3
に示す通り、受光面677の中央を光軸670が通るよ
う設定されている。
の一部が基板Sbにより遮蔽されて残りが受光器672
に入射することによる生ずる出力信号の大きさは、光軸
670に対する基板Sbの位置に対応している。以下、
この点を具体的に説明する。
bに遮蔽されずにすべて受光器672に入射する際の出
力信号の大きさをSmaxとすると、Smaxの大きさは、ビ
ームの幅Lmaxに依存する。即ち、 Smax=kLmax…(1) となる。式(1)において、kは受光器672の感度等に
よって決まる比例定数である。
しレベルの高さにあり、基板Sbの中心が回転中心に一
致しているとき(中心位置出しがされているとき)、基
板Sbの縁は、発光器671と受光器672とを結ぶ光
軸670上に位置するようになっている。この中心位置
出しがされているときの出力信号を大きさをS0とする
と、発光器671からのビームのうちの半分が基板Sb
により遮蔽され、残りの半分が受光器672に入射す
る。つまり、図3に斜線で示すように、受光面のうち半
分の領域に光が入射する。従って、受光器の出力信号S0
は、 S0 =Smax/2=kLmax/2…(2) となる。尚、図3に示す受光面677の幅wは、基板S
bの曲率に比べて充分小さく、基板Sbにより遮蔽され
るビームの輪郭は直線と見なせるものと取り扱える。
bの中心が回転中心に一致せず、基板Sbが回転中心に
対して外側にずれているときは、発光器671からのビ
ームのうち基板Sbに遮蔽される量が多くなる。この結
果、受光器672に入射するビームの量が減少し、出力
信号も小さくなる。この際の受光器672に入射するビ
ームの幅をL、幅Lのビームによって生ずる出力信号の大
きさをSdとすると、 Sd=kL…(3) となる。また、周縁距離をD、基板Sbの表面方向にお
ける回転中心から光軸670までの距離をRとすると、
図4から明らかなように、L=Lmax/2−(D−R)sinθL
となるから、式(3)は、 Sd=k{Lmax/2−k(D−R)sinθL}…(4) と書き直せる。式(2)を考慮すると、式(4)は、 S0−Sd =k(D−R)sinθL…(5) となる。そして、式(1)より、k=Smax/Lmaxである
から、式(5)は、 S0−Sd=α(D−R)…(6) となる。但し、式(6)において、α=Smaxsinθ/L
maxである。
たように設計事項であって既知である。また、S0につい
ては、レーザーを用いた距離計を使用しながら基板Sb
の中心が回転中心に一致するように基板Sbを配置した
状態で受光器672にビームを入射させ、その際の出力
信号の値を求めておく。また、αについても、Lは設計
事項であって既知であり、Smaxは予め求めておくことが
できる。従って、αの値も既知である。このようなR、S
0及びαの値を定数として予めコンピュータ68に記憶
させ、出力されるSdの信号の大きさから、式(7)に従
って周縁距離Dを算出するようにする。
す図であり、具体的には、基板Sbがオリフラを有する
半導体ウェーハのような円形の基板である場合の周縁距
離Dの算出結果を示している。図5の横軸はステージ6
3の回転角度を、縦軸は周縁距離Dをそれぞれ示してい
る。基板Sbの中心と回転中心とが一致せず、基板Sb
が偏心して回転する場合、回転中心から基板Sbの縁ま
での距離は上述したように光軸670に対して一定でな
く変化する。この変化は周期的であり、ステージ63を
360度回転させた際の周縁距離Dの変化は、図5に示
すようにほぼ正弦波状となる。つまり、ステージ63を
回転させながら、所定のサンプリング周期でSdをサンプ
リングし、上記プログラムに従ってDを算出すると、Dの
描く曲線は図5のようになる。
中心の位置及び基板Sbの周縁の基準点の位置を求める
プログラムについて説明する。基板Sbの中心の位置
は、上記のようにサンプリングした周縁距離Dのデータ
のうち、三つのデータを使用することで算出できる。し
かしながら、三つのデータの中にオリフラ等の非円周部
分におけるデータが含まれていると正しく算出できな
い。また、オリフラ等の非円周部分は、周方向位置出し
の基準点として位置を特定する必要がある。そこで、ま
ず非円周部分の位置を求める演算が行われる。
場合について説明する。非円周部分の位置の算出を行う
場合、図5に示す周縁距離Dの曲線を一次微分する演算
を行う。この結果、図6に示す曲線が得られる。図6
は、図5に示す曲線を一次微分して得られた曲線を示
す。また、図7は、図5及び図6に示すデータからオリ
フラの中心を求める演算について説明する図である。
ると、図6に示すように、周期的な変化は非常に小さく
フラットになる(以下、このデータをD’と呼ぶ)。そ
して、オリフラの部分における出力信号の変化が鋭く表
される。このD’のデータのうちの最小値D’min と最大
値D’max が得られた際の回転角度θmin、θmaxは、オ
リフラの始まりの点と終わりの点が光路上に位置した際
の回転角度に相当している。周方向位置出しの基準点に
は、オリフラの中心が採用されることが多い。しかしな
がら、上記回転角度θmin 及びθmax の丁度中間の角度
がオリフラの中点の位置に相当している訳ではない。そ
こで、以下のような演算を行い、オリフラの中点の位置
を特定する。
角座標の原点を回転中心Oにとる。そして、オリフラの
始まりの点をF1、終わりの点をF2とし、オリフラの中点
をFmとする。また、原点からF1までの距離OF1、原点か
らF2までの距離をOF2とする。さらに、原点とF1を結ぶ
線分がx軸に対して成す角をθF1、原点とF2を結ぶ線分
がx軸に対して成す角をθF2、原点とFmを結ぶ線分がx軸
に対して成す角をθFmとする。ここで、原点とFmを通る
直線の傾きをaとすると、傾きaは、 a=tanθFm となる。また、F1からx軸に引いた垂線(F1X1)が直線y
=axと交わる点をE1とすると、 F1E1=|OF1sinθF1−OX1tanθFm| =|OF1sinθF1−aOX1| となる。OX1=OF1cosθF1だから、 F1E1=|OF1sinθF1−aOF1cosθF1|…(8) となる。一方、F2からx軸に引いた垂線(F2X2)を延ば
して直線y=axと交わらせた点をE2とすると、 F2E2=|OF2sinθF2−OX2tanθFm| =|OF2sinθF2−aOX2| となる。同様に、OX2=OF2cosθF2だから、 F2E2=|OF2sinθF2−aOF2cosθF2|…(9) となる。
るから、(8)及び(9)の各左辺の二乗が等しいとお
いて、 (OF1 2cos2θF1−OF2 2cos2θF2)a2 −2(OF1 2cosθF1sinθF1−OF2 2cosθF2sinθF2)a +OF1 2sin2θF1−OF2 2sin2θF2 =0…(10) が得られる。上記式(10)中、OF1,OF2,θF1,θF2は
前述した周縁距離のデータであり、定数である。従っ
て、これらのデータを式(10)に代入し、式(10)の二
次方程式を解くことでaが求められる。そして、オリフ
ラの中点Fmが光路上に位置した際のステージ63の回転
角度(以下、オリフラ中点検出角度)θFmは、θFm=ta
n-1(a)で求められる。
として、非円周部分が小さな切り欠き(以下、ノッチと
呼ぶ)である場合の位置算出方法について説明する。図
8は、基板Sbがノッチを有する半導体ウェーハのよう
な円形の基板である場合の周縁距離の算出結果を示して
いる。図8の横軸はステージ63の回転角度を、縦軸は
周縁距離Dをそれぞれ示している。
ると、図9に示す曲線が得られる。図9は、図8に示す
曲線を一次微分して得られた曲線を示す。図9に示すよ
うに、図8に示す曲線を一次微分すると、周期的な変化
は非常に小さくフラットになる(以下、このデータを
D”と呼ぶ)。そして、ノッチの部分で鋭いリップル状
の波となる。ノッチの幅は基板Sbの円周の長さに比べ
て充分に小さく、また、ノッチの形は三角形状、半円
状、半楕円状等の場合が多い。従って、オリフラの場合
のような複雑な計算はせず、以下のようにしてノッチが
光路上に位置した際のステージ63の回転角度(以下、
ノッチ検出角度θn)を算出する。即ち、まず、D”のデ
ータのうちの最小値と最大値が得られた際の回転角度θ
min及びθmaxを求める。そして、図8に示す微分する前
のデータに戻り、回転角度θmin〜θmaxの間で周縁距離
の値が最小値となった際の回転角度をノッチ検出角度θ
nとする。
の中心を求める演算について説明する。図10は、周縁
距離のデータから基板Sbの中心を求める演算について
説明する平面図である。基板Sbの中心は、周縁距離の
データから三つのデータを取り出して使用することで算
出できる。しかしながら、このデータに非円周部分のデ
ータが含まれていると正しく算出できないので、以下の
ようにする。
中点検出角度θFm又はノッチ検出角度θnから60度、
180度、240度離れた三つの回転角度における周縁
距離のデータを採用する。このデータに相当する基板S
bの周縁の三点をP1,P2,P3とし、非円周部分がノッチ
であるとすると、三点P1,P2,P3とノッチの位置関係
は、図10に示すように例示できる。
し、回転中心OからCまでの距離をM、OとCを結ぶ線分がx
軸に対して成す角をAとする。尚、図10において、基
板Sbの周縁がx軸と+側で交差する点Sは、図8及び図
9に示す周縁距離のデータにおいて、回転角度0度(又
は360度)の点に相当している。従って、角Aは、ど
の程度ステージ63が時計回りに回転すると基板Sbの
中心Cを通る直線が光軸670上に位置するかの角度に
なっている。
求めることで特定できる。具体的には、図10におい
て、回転中心OとP1,P2,P3のそれぞれの距離をr1,
r2,r3とし、OとP1,P2,P3をそれぞれ結ぶ線分が線分O
S(x軸の+側)に対して成す角をθ1,θ2,θ3とす
る。そして、三点の座標を、 P1 (r1 cosθ1 ,r1 sinθ1 )=(P1x,P1y) P2 (r2 cosθ2 ,r2 sinθ2 )=(P2x,P2y) P3 (r3 cosθ3 ,r3 sinθ3 )=(P3x,P3y) とし、点Cの座標を(McosA,MsinA)とする。
CP3 である。従って、 √{(McosA−r1cosθ1)2+(MsinA−r1sinθ1)2} =√{(McosA−r2cosθ2)2+(MsinA−r2sinθ2)2} =√{(McosA−r3cosθ3)2+(MsinA−r3sinθ3)2} となる。これを変形して、 M2−2Mr1cosAcosθ1−2Mr1sinAsinθ1+r1 2 =M2−2Mr2cosAcosθ2−2Mr2sinAsinθ2+r2 2 =M2−2Mr1cosAcosθ3−2Mr3sinAsinθ3+r3 2 が得られる。上式の(第一辺)−(第二辺)より、 r1 2−r2 2 =2M(r1cosAcosθ1+r1sinAsinθ1−r2cosAcosθ2−r2sinAsinθ2) =2M{(r1cosθ1−r2cosθ2)cosA+(r1sinθ1−r2sinθ2)sinA}…(11) が得られる。また、(第二辺)−(第三辺)より、 r2 2−r3 2 =2M(r2cosAcosθ2+r2sinAsinθ2−r3cosAcosθ3−r3sinAsinθ3) =2M{(r2cosθ2−r3cosθ3)cosA+(r2sinθ2−r3sinθ3)sinA}…(12) がそれぞれ得られる。
1を計算すると、(12)/(11)より、 k2 /k1 ={(r2cosθ2−r3cosθ3)cosA+(r2sinθ2θL−r3sinθ3)sinA} /{(r1cosθ1−r2cosθ2)cosA+(r1sinθ1−r2sinθ2)sinA}…(13) となる。式(13)の右辺の分子分母をcosAで割ると、 k2 /k1 ={(r2sinθ2−r3sinθ3)+(r2cosθ2−r3cosθ3)tanA} /{(r1sinθ1−r2sinθ2)+(r1cosθ1−r2cosθ2)tanA} ={(P2y−P3y)+(P2x−P3x)tanA} /{(P1y−P2y)+(P1x−P2x)tanA}…(14) となる。式(14)より、 k2{(P1y−P2y)+(P1x−P2x)tanA} =k1{(P2y−P3y)+(P2x−P3x)tanA} である。よって、 {k2(P1x−P2x)−k1(P2x−P3x)}tanA =k1(P2y−P3y)−k2(P1y−P2y) となる。従って、 tanA ={k1(P2y−P3y)−k2(P1y−P2y)}/{k2(P1x−P
2x)−k1(P2x−P3x)} となり、tan-1Aによって角度Aが求められる。
/2 となり、求めた角度Aからこの式に従ってMの大きさが求
められる。このようにして、角度Aと線分Mの大きさを求
めることで、基板Sbの中心Cの位置が特定される。
bの中心の位置に、搬送ロボット11のアームの特定の
点が一致するように搬送ロボット11を制御してアーム
に基板Sbを受け取らせることで、中心位置出しの動作
が完了する。但し、このままでは、基板Sbの周方向の
位置はランダムなままなので、以下のように周方向位置
出しが行われるようにする。
出しについての説明図である。本実施形態では、搬送ロ
ボット11のアームは、その先端にフォーク111(図
12及び図13参照)を備えており、フォーク111の
上に基板Sbを載せて移動させるようになっている。前
述したアームの特定の点は、フォーク111の中心点
(以下、フォーク中心)A0に設定されている。フォーク
111は、長方形の板材にU字状の切り欠きを設けた形
状である。フォーク中心A0は、Uの字の円弧部分の中心
に設定されている。
れた基板Sbの中心Cにフォーク中心A0が一致するよう
に(より正確には同一鉛直線上に位置するように)フォ
ーク111を移動させて基板Sbをフォーク111の上
に載せて保持する。この際、周方向位置出しが行われる
ように、基板Sbを所定角度回転させた後に、フォーク
111を移動させて基板Sbを保持する。この周方向位
置出しのための回転動作について、以下に説明する。
前の状態で、基板Sbの周縁の基準点が周方向のどの位
置に位置しているかを求める演算を行う。この演算につ
いて、周縁の基準点がノッチである場合を例にして説明
する。図11は、周方向位置出しに必要な演算の説明図
であって、回転前の基板Sbの周縁の基準点の位置を求
める演算について説明した図である。
基板Sbの中心Cとを結ぶ線分がx軸に対して成す角をθ
Nとすると、 tanθN=(Dnsinθn−MsinA)/(Dncosθn−McosA)…(15) となる。式(15)において、Dnはノッチ検出角度θnに
おける周縁距離のデータで既知であり、MやAもまた既に
求められている。従って、式(15)にこれらの値を代入
して、tan-1により角度θNが求められる。尚、図11で
はノッチの例であるが、オリフラの場合も同様である。
板Sbを受け取るために行う搬送ロボット11のフォー
ク111の移動は、搬送ロボット11の動作基準点を基
準にして設定される。本実施形態では、多関節ロボット
が搬送ロボット11として使用されており、搬送ロボッ
ト11の動作基準点は、多関節のアームの最も手元側に
位置する固定された回転軸上に設定されている。この動
作基準点(図12及び図13にQで示す)は、図1に示
すセパレーションチャンバー1の中心軸上に位置してい
る。
び図13における動作基準点Qと回転中心Oとを結ぶ方向
に一致している。つまり、図12及び図13における動
作基準点Qと回転中心Oとを結ぶ方向をx軸として、上述
したθNが算出される。周方向位置出しは、基板Sbの
周縁の基準点を周方向で所定の位置に位置させることで
あるが、この所定の位置は、基板Sbを保持する際のフ
ォーク111の姿勢を基準として設定されている。具体
的には、フォーク111は前述した通りU字状の板材で
あり、フォーク中心A0を通るU字の深さ方向が基準とな
っている。以下、この方向をフォーク基準方向と呼ぶ。
基準点Qとを結ぶ線は、フォーク進入ラインALとして設
定される。フォーク111は、フォーク進入ラインALに
沿って直線移動してフォーク中心A0が基板Sbの中心C
に一致した位置で基板Sbを受け取るようになってい
る。この際、フォーク111は、フォーク基準方向がフ
ォーク進入ラインALに一致した状態で直線移動するよう
になっている。つまり、図12及び図13に示すよう
に、フォーク進入ラインALはフォーク基準方向に一致し
ている。従って、本実施形態では、基板Sbの周縁の基
準点であるノッチNの位置は、フォーク進入ラインALを
基準として設定される角度になっている。つまり、図1
2及び図13に示すように、ノッチNと基板Sbの中心C
とを結ぶ線分がフォーク進入ラインALに対して成す角度
Kは、ノッチNの周方向の位置を特定するものとなってお
り、この角度(以下、位置出し角)Kを所定の値(以
下、K’)にすることが周方向位置出しの作業である。
りに回転させると変化する。従って、基板Sbを回転さ
せて位置出し角Kを所定の値K’にした後に、フォーク1
11が基板Sbを受け取るようにする。どの程度基板S
bを回転させればK=K’となるかは、以下のような演算
により予め求められる。図12及び図13は、周方向位
置出しのための回転角度を求める演算について説明する
図である。このうち、図12は、回転させる前の状態を
示している。また、図13は、位置出し角Kを所定の値
K’にするために、図12の状態からθだけ回転させた
状態を示す図である。
転させると、図13に示すように、基板Sbの中心Cや
周縁の点SやノッチNも、回転中心Oの周りにθだけ回転
する。そして、中心Cが回転する結果、フォーク進入ラ
インALもまた変化する。さらに、位置出し角Kも変化す
る。但し、角度θN、角度A、線分Mの大きさは変化しな
い。これらの値が保存された状態で、基板Sbが回転す
る。ここで、動作基準点Qと回転中心Oとを結ぶ線分に対
してフォーク進入ラインALが成す角G、位置出し角K、前
述のように求めた角度θN及び回転角度θの間には、以
下の式(16)の関係が基板Sbの回転にかかわらず常に
成り立っている。 θN+θ=K+G…(16) この式(16)において注意すべきことは、基板Sbを回
転させると、Kのみならず、Gも変化することである。つ
まり、Gはθの関数であり、G(θ)と表現されるもので
ある。
すると、 K=θ−G(θ)+θN…(17) となる。式(17)において、θNは前述のように既に求
められている。従って、式(17)においてこの値は定数
である。周方向位置出しのための回転角度θは、K=K’
を代入して式(17)の方程式を解くことにより求められ
る。しかし、式(17)の方程式を直接解いてθの値を求
めることは困難である。そこで、コンピュータ68によ
る繰り返し計算の手法を用いる。即ち、θの値として−
180°〜180°の範囲で例えば1°刻みでθの値を
逐次代入して式(8)の右辺を計算する。そして、その
値がK’に最も近似した際のθの値を求めるようにす
る。尚、G(θ)は、図12及び図13から明らかなよ
うに、以下の式(18)により算出される。 G(θ) =tan-1[Msin(A+θ)/{OL+Mcos(A+θ)}]…(18)
と、このθの角度だけステージ63を回転させる。この
結果、位置出し角Kは、所定の角度K’にほぼ一致した状
態となる。
とステージ63の回転中心Oとの距離OLと角度Gから、動
作基準点Qと基板Sbの中心Cまでの距離Tを計算する。
この距離Tは、T={Mcos(A+θ)+OL}secGから求め
られる。尚、搬送ロボット11は、アーム進入ラインAL
上であって、動作基準点Qから所定の短い距離離れた点
(以下、フォーク動作原点)にフォーク中心A0が位置す
るとともにフォーク基準方向がアーム進入ラインALに一
致するようにフォーク111を配置する。そして、この
状態からフォーク111を移動させる。従って、動作基
準点Qからフォーク動作原点までの距離をtとすると、フ
ォーク111の移動距離はT-tとなり、この距離だけフ
ォーク111が移動するようコンピュータ68から信号
が送られる。
向に距離(T-t)だけフォーク中心A0を移動させると、フ
ォーク中心A0と基板Sbの中心Cとが一致した状態で、
フォーク111の上に基板Sbが載置される。より正確
に言えば、基板Sbの中心Cを通る鉛直な直線上にフォ
ーク中心A0を位置させ、フォーク111を上昇させてフ
ォーク111上に基板Sbを載せる。これによって、中
心位置出しとともに周方向位置出しも行われた状態で、
フォーク111の上に基板Sbが載ることになる。
ラ中心又はノッチNの位置の算出、基板Sbの中心Cの算
出、周方向位置出し用回転角度θの算出の順でプログラ
ムが実行される。
ける他の処理チャンバーの構成について説明する。ま
ず、エッチングチャンバー7は、アルゴン又は窒素など
のガスを内部に導入する不図示のガス導入手段と、導入
されたガスに高周波エネルギー等を与えてプラズマを形
成する不図示のプラズマ形成手段と、基板Sbに高周波
電圧を印加してプラズマと高周波との相互作用により基
板Sbに負のセルフバイアス電圧を印加する不図示の高
周波電源とから主に構成されている。
アス電圧によって引き出されて基板Sbに入射し、基板
Sbの表面の自然酸化膜又は保護膜等がエッチングされ
る。この結果、基板Sbの本来の材質の清浄な表面が露
出するようになっている。
ロンスパッタリングによって所定の薄膜を基板Sbの表
面に作成するよう構成されている。具体的には、前面の
被スパッタ面がスパッタチャンバー8内に露出するよう
にして不図示のターゲットを設け、このターゲットに負
の直流電圧又は高周波電圧を印加するよう構成する。そ
して、ターゲットの背後に不図示の磁石機構を設けてタ
ーゲットを貫くアーチ状の磁力線を周状に形成する。ま
た、スパッタチャンバー8内にアルゴンや窒素等のガス
を導入する不図示のガス導入手段が設けられる。
た電圧によって放電し、プラズマが形成される。プラズ
マ中の正イオンはターゲットをスパッタしてスパッタさ
れたターゲットの材料が基板Sbに達する。この結果、
ターゲットの材料よりなる薄膜が基板Sbの表面に作成
される。スパッタされたターゲットの材料がガスと反応
して反応生成物の薄膜が基板Sbの表面に作成される場
合もある。
の反応性ガスを導入する不図示のガス導入手段と、導入
されたガスにエネルギーを与えて所定の気相反応を生じ
させる不図示のエネルギー印加手段とを備えるよう構成
される。エネルギー印加手段は、プラズマCVDであれ
ばガスに高周波エネルギー等を与えてプラズマを形成す
る手段とされ、熱CVDであれば基板Sbを所定温度に
加熱して基板Sb表面の熱により反応が生ずるよう構成
される。
バー基板処理装置に好適に採用されるオートローダ4の
構成について説明する。図14は、本実施形態のマルチ
チャンバー基板処理装置に好適に採用されるオートロー
ダについて説明する斜視概略図である。
点は、外部カセット41から複数枚の基板Sbを一括し
てロック内カセット31に搬送できるようになっている
点である。即ち、オートローダ4は、複数の保持フィン
ガ44と、この複数の保持フィンガ44を一体に移動さ
せる移動機構45とから主に構成されている。一つ一つ
の保持フィンガ44は、略U字状の形状の部材である。
おいて上下方向に重なるようにして配置されている。各
保持フィンガ44には、基板Sbを静電気によって吸着
する静電吸着機構が必要に応じて設けられる。このよう
な保持フィンガ44は、フィンガ保持体46によって一
体に保持されている。フィンガ保持体46は、移動機構
45に連結されている。移動機構45には、多関節ロボ
ットが多く採用され、フィンガ保持体46をロボットの
動作範囲内の任意の位置に位置させることができるよう
構成される。
31とは、収容状態における各基板Sbの位置関係が同
じになっている。即ち、両カセット31,41とも、各
基板Sbが水平な姿勢で所定間隔をおいて上下に重なる
ようにして保持するものである。そして、その各基板S
bの離間間隔も二つのカセット31,41では同じにな
っている。
ると、まず、移動機構45によってフィンガ保持体46
を移動させ、各保持フィンガ44を外部カセット41内
の各基板Sbの下側に挿入させる。そして、フィンガ保
持体46を上昇させて、各保持フィンガ44に各基板S
bが載った状態とする。この状態でフィンガ保持体46
を移動させ、複数の基板Sbを一括してロック内カセッ
ト31に搬送する。ロック内カセット31では、フィン
ガ保持体46を少し下降させて各基板Sbがロック内カ
セット31の各段の突起の上に載るようにする。その
後、各保持フィンガ44をロック内カセット31から後
退させ、所定の待機位置に戻す。
すると、搬送の効率が飛躍的に増大するため生産性の大
幅な向上が期待できる。その一方で、従来のように、外
部カセット41からロック内カセット31に搬送する際
に位置出し器5によって一枚一枚中心位置出しと周方向
位置出しを行うことは困難になる。従って、上述した構
成の位置出し手段を備える構成は、上記構成のオートロ
ーダ4を使用することのデメリットを解消するものであ
り、相乗効果がある。
チャンバー基板処理装置の全体の動作について概略的に
説明する。まず、上述したオートローダ4によって複数
の基板Sbが一括して一方のロック内カセット31に搬
送される。セパレーションチャンバー1内の搬送ロボッ
ト11は、ロック内カセット31から基板Sbを一枚ず
つ取り出し、ヒートチャンバー6に送る。
取ったステージ63は下降し、基板Sbが基板ホルダー
62の上面ブロック623の上に載せられる。加熱ブロ
ック622内のヒータ621が予め動作しており、載せ
られた基板Sbはヒータ621からの熱によって加熱さ
れる。基板Sbの温度は、不図示の放射温度計又は熱電
対等によってモニタされ、ヒータ621が制御されて、
所定の加熱温度が所定時間維持される。
してステージ63が上昇し、基板Sbを位置出しレベル
の高さに位置させる。そして、上述した位置出し手段が
動作して、上述したように基板Sbの中心Cの位置が算
出され、周方向位置出し用回転角度θの大きさが算出さ
れる。そして、周方向位置出し用回転角度θの分だけス
テージ63が回転する。その後、セパレーションチャン
バー1内の搬送ロボット11は、上述したように、その
フォーク中心A0が基板Sbの中心Cに一致するように移
動して基板Sbを受け取る。これで、中心位置出し及び
周方向位置出しが完了する。
板Sbをエッチングチャンバー7に送る。上述したよう
にエッチングによって表面の自然酸化膜又は保護膜等が
除去された後、基板Sbは搬送ロボット11によってス
パッタチャンバー8に送られる。そして、前述したよう
にスパッタチャンバー8内でスパッタリングによる成膜
が行われた後、基板SbはCVDチャンバー9に送ら
れ、CVDによる成膜が行われる。その後、基板Sbは
元の又は他方のロードロックチャンバー3に戻される。
尚、CVDチャンバー9からロードロックチャンバー3
に搬送される際に、冷却チャンバーに搬入されて冷却が
行われる場合もある。
ロードロックチャンバー3から取り出して順次処理を行
い、最後にロードロックチャンバー3に戻す。そして、
ロードロックチャンバー3のロック内カセット31に所
定数の基板Sbが収容されたら、オートローダ4を動作
させ、この所定数の基板Sbを一括して外部カセット4
1に搬出する。
コンタクト膜バリア膜の連続作成について説明する。コ
ンタクト膜バリア膜は、例えばFET(電界効果トラン
ジスタ)の電極部等において下地であるチャンネル表面
とコンタクト配線との間に介在させるものであり、チャ
ンネル表面とコンタクト配線との電気的導通を図りつ
つ、両者の相互拡散を防止するものである。主に電気的
導通を向上させるために介在させるコンタクト膜には、
通常、チタン膜が採用される。また、主に相互拡散防止
のために介在させるバリア膜には、通常、窒化チタンが
採用される。従って、チタン膜の上に窒化チタン膜を積
層した多層膜構造が必要となる。
バー8内ではアルゴンガスを導入してチタン製のターゲ
ットをスパッタして基板Sbの表面にチタン膜を作成す
る。そして、この基板Sbをセパレーションチャンバー
1を経由して真空中でCVDチャンバー9まで搬送す
る。CVDチャンバー9では、塩化チタンのようなチタ
ン化合物ガスと窒素ガスとを混合したガスを導入してプ
ラズマCVDを行う。プラズマ中でチタン化合物ガスが
分解するとともにチタンと窒素が反応し、基板Sbの表
面に窒化チタンが付着し、窒化チタン膜が作成される。
チチャンバー基板処理装置では、エッチングチャンバー
7に位置出し手段が設けられている。この構成は、中心
位置出しや周方向位置出しがされた状態で処理する必要
のある処理チャンバー(以下、要位置出しチャンバー)
に搬送されるなるべく直前で中心位置出しや周方向位置
出しを行うものとして意義がある。即ち、位置出しが行
われてから基板Sbが要位置出しチャンバーに搬入され
るまでの経路や動作が短くなっているので、何らかの事
情による位置ずれの可能性が従来に比べてかなり低くな
っている。
段を設けて中心位置出しや周方向位置出しを行う別の理
由は、基板Sbの枚葉処理を律速する処理チャンバー以
外で位置出しを行うことで、生産性の低下を防止するた
めである。つまり、各処理チャンバーで一枚の基板Sb
を処理するのに要する時間は、処理の内容によって異な
る。そして、最も時間の掛かる一つの処理チャンバーの
処理時間によって各処理チャンバーへの基板Sbの搬入
搬出動作が律速される。言い換えれば、その最も時間の
掛かる処理チャンバー(以下、律速チャンバー)内での
処理が終わるまでは、他の処理チャンバー内の基板Sb
は処理が終わっても次の処理チャンバーには搬送され
ず、その処理チャンバー内に留まっている。そこで、本
実施形態では、律速チャンバー以外の処理チャンバー内
に位置出し手段を設けて、次の処理チャンバーに搬送さ
れるまでの空いた時間で位置出しを行うようにしてい
る。このため、タクトタイムが長くなることはなく、生
産性の低下が防止されている。
の後に位置出しを行ったが、加熱処理の前に行うように
してもよい。具体的には、搬送ロボット11により基板
Sbがヒートチャンバー6に搬入されてステージ63上
に載置された際、ステージ63を位置出しレベルの高さ
に位置させてステージ63を回転させる。そして、前述
した通り、基板Sbの中心Cの位置の算出、基板Sbの
オリフラの中心又はノッチの位置の算出、周方向位置出
し用回転角度θの大きさの算出を行う。そして、ステー
ジ63を下降させて基板Sbを基板ホルダー62上に載
置して所定時間加熱する。その後、ステージ63を上昇
させ、周方向位置出し用回転角度θの大きさだけステー
ジ63を回転させた後、搬送ロボット11のフォーク中
心A0を基板Sbの中心Cに一致させながらフォーク11
1に基板Sbを受け取らせるようにする。
送ロボット11によって基板Sbの位置を変更して位置
出しされた状態で加熱するようにするとさらに好適であ
る。具体的には、基板Sbの中心Cの位置の算出及び周
方向位置出し用回転角度θの算出の後、ステージ63を
周方向位置出し用回転角度θだけ回転させ、フォーク中
心A0を基板Sbの中心に一致させた状態でフォーク11
1に基板Sbを一旦受け取らせる。
致させながら、基板Sbを再びステージ63に載置す
る。そして、ステージ63を下降させて基板Sbを基板
ホルダー62上に載置して加熱を行う。こうすると、基
板ホルダー62の中心軸と基板Sbの中心Cが一致し、
さらに基板Sbの周方向の位置も所定の位置になった状
態で加熱処理がされる。従って、加熱処理の再現性も向
上する。
手段が設けられる構成は、ヒートチャンバー6内の空間
を有効利用しているので、従来のように外部カセット4
1とロードロックチャンバー3との間に位置出し器5を
設ける構成に比べて、省スペース化できる。特に、基板
ホルダー62とは別に同軸上に設けたステージ63に基
板Sbを載置して回転させることで位置出しを行う構成
は、ヒートチャンバー6内で大きなスペースを必要とす
ることがなく、ヒートチャンバー6の大型化を抑制する
効果がある。また、ヒータ621を内蔵した基板ホルダ
ー62が回転する場合に比べ、回転のための機構が簡略
化されるため好適である。
明によれば、位置出しが必要な処理チャンバーに搬送さ
れる前に基板が搬入される別の処理チャンバー内に位置
出し手段が設けられているので、常に正しい中心位置で
基板が処理されてプロセスの再現性が向上するととも
に、省スペース化が図れる。また、請求項2の発明によ
れば、上記請求項1の効果に加え、常に正しい周方向位
置で基板が処理されるため、プロセスの再現性がさらに
向上する。また、請求項3の発明によれば、上記請求項
1又は2の効果に加え、位置出しの作業によって生産性
が低下することがない。また、請求項4の発明によれ
ば、上記請求項1、2又は3の効果に加え、マルチチャ
ンバー基板処理装置が基板に所定の薄膜を作成する装置
である場合に最適な構成となる。また、請求項5の発明
によれば、上記請求項4の効果に加え、ヒートチャンバ
ーの大型化が抑制されるとともに回転機構の構成が簡易
になる。また、請求項6の発明によれば、上記請求項
1、2、3、4又は5の効果に加え、オートローダにお
ける基板搬送の効率が飛躍的に上昇するので生産性が大
きく向上する。
板処理装置の概略構成を示す平面図である。
図である。
光器672の受光面677を示す平面概略図である。
の関係を示す側面概略図である。
具体的には、基板Sbがオリフラを有する半導体ウェー
ハのような円形の基板Sbである場合の周縁距離の算出
結果を示している。
示す。
を求める演算について説明する図である。
うな円形の基板Sbである場合の周縁距離の測定結果を
示している。
示す。
る演算について説明する平面図である。
り、回転前の基板Sbの周縁の基準点の位置を求める演
算について説明した図である。
算について説明する図であり、回転させる前の状態を示
している。
算について説明する図であり、位置出し角Kを所定の角
度にするために、図12の状態からθだけ回転させた状
態を示す図である。
に好適に採用されるオートローダについて説明する斜視
概略図である。
置の構成を示す平面概略図である。
構成を説明する斜視概略図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 中央に設けられたセパレーションチャン
バーと、セパレーションチャンバーの周囲に設けられた
複数の処理チャンバー及びロードロックチャンバーとを
備え、セパレーションチャンバー内に設けられた搬送ロ
ボットによって基板を一枚ずつ各処理チャンバーに搬送
して順次処理を行うマルチチャンバー基板処理装置であ
って、 基板の中心を所定の位置に位置させた状態で処理する必
要のある処理チャンバーに搬送される前に基板が搬送さ
れる別の処理チャンバー内には位置出し手段が設けられ
ており、この位置出し手段は、基板の中心の位置を算出
してこの中心を所定の位置に一致させる中心位置出しを
行うものであることを特徴とするマルチチャンバー基板
処理装置。 - 【請求項2】 前記位置出し手段は、前記中心位置出し
に加え、基板の周方向位置を算出し、基板の周方向位置
が所定の位置になるようにする周方向位置出しを行うも
のであることを特徴とする請求項1記載のマルチチャン
バー基板処理装置。 - 【請求項3】 前記位置出し手段は、一枚の基板を処理
するのに要する時間が最も長い処理チャンバー以外の処
理チャンバーに設けられていることを特徴とする請求項
1又は2記載のマルチチャンバー基板処理装置。 - 【請求項4】 前記複数の処理チャンバーの一つは、所
定の薄膜を作成するスパッタチャンバー又はCVDチャ
ンバーであり、別の処理チャンバーの一つは薄膜作成に
先立って基板を所定温度に加熱するヒートチャンバーで
あり、前記位置出し手段は、このヒートチャンバーに設
けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載
のマルチチャンバー基板処理装置。 - 【請求項5】 前記ヒートチャンバー内には、基板が載
置されるものであってヒータを内蔵し基板を加熱する基
板ホルダーが設けられており、前記位置出し手段は、基
板が載置されるステージと、ステージを回転させる回転
機構と、ステージを昇降させる昇降機構とを有してお
り、さらに、前記基板ホルダーの上面には内部にステー
ジが位置することが可能な凹部が設けられており、前記
昇降機構は、基板が載置されたステージを中心位置出し
の際には所定の検出ラインの高さの位置まで上昇させ、
基板の加熱の際にはステージを下降させて基板ホルダー
の前記凹部内に位置させて基板が基板ホルダーの上面に
載置されるようにするものであることを特徴とする請求
項4記載のマルチチャンバー基板処理装置。 - 【請求項6】 大気側に配置された外部カセットと前記
ロードロックチャンバー内に配置されたロック内カセッ
トとの間で基板を搬送させるオートローダが設けられて
おり、このオートローダは、複数の基板を一括して保持
して同時に搬送できるものであることを特徴とする請求
項1、2、3、4又は5記載のマルチチャンバー基板処
理装置。
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