JPH11269982A - 床パネルと壁パネルの接合部構造 - Google Patents
床パネルと壁パネルの接合部構造Info
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- JPH11269982A JPH11269982A JP10074680A JP7468098A JPH11269982A JP H11269982 A JPH11269982 A JP H11269982A JP 10074680 A JP10074680 A JP 10074680A JP 7468098 A JP7468098 A JP 7468098A JP H11269982 A JPH11269982 A JP H11269982A
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- panel
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- floor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 壁パネルと床パネルとが接合する接合部の壁
パネルの艤装を可能にして現場作業効率の向上を図るこ
とが可能な床パネルと壁パネルの接合部構造を提供す
る。 【解決手段】 床パネル側面と壁パネル端面とが接合す
る接合部の前記壁パネル1の外側端部4aに、前記壁パ
ネル1の端部1cから外方に突出して突出部8(例え
ば、ガセット)を設けるとともに、前記突出部8の内側
面と前記床パネル11,20側の端面との間に所定の大
きさのクリアランスaを設けた。
パネルの艤装を可能にして現場作業効率の向上を図るこ
とが可能な床パネルと壁パネルの接合部構造を提供す
る。 【解決手段】 床パネル側面と壁パネル端面とが接合す
る接合部の前記壁パネル1の外側端部4aに、前記壁パ
ネル1の端部1cから外方に突出して突出部8(例え
ば、ガセット)を設けるとともに、前記突出部8の内側
面と前記床パネル11,20側の端面との間に所定の大
きさのクリアランスaを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅における床パ
ネルと壁パネルの接合部構造に関する。
ネルと壁パネルの接合部構造に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅の構築についてはその工業化
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられるパネルとして、例えば、図7に示すような壁
パネルが知られている。
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられるパネルとして、例えば、図7に示すような壁
パネルが知られている。
【0003】図7に示す壁パネル1は、縦芯材1a,1
aと横芯材1b,1bとが矩形状に組み立てられるとと
もに、この矩形枠の内部に補強芯材2…が縦横に組まれ
て枠体3が形成され、さらにこの枠体3内にグラスウー
ル等の断熱材(図示省略)が充填された状態で枠体3の
表裏面に合板等の面材4,4が貼設されたものである。
そして、外壁パネルでは、更に現場での施工を簡略にす
るため、前記面材4,4に胴縁を取り付け、その上にサ
イディングを貼設する、いわゆる艤装を行っているもの
がある。
aと横芯材1b,1bとが矩形状に組み立てられるとと
もに、この矩形枠の内部に補強芯材2…が縦横に組まれ
て枠体3が形成され、さらにこの枠体3内にグラスウー
ル等の断熱材(図示省略)が充填された状態で枠体3の
表裏面に合板等の面材4,4が貼設されたものである。
そして、外壁パネルでは、更に現場での施工を簡略にす
るため、前記面材4,4に胴縁を取り付け、その上にサ
イディングを貼設する、いわゆる艤装を行っているもの
がある。
【0004】この場合、例えば、特開平8−18911
0号に開示された発明のように、互いに接合される壁パ
ネルの一方に、該壁パネルの端部から他方の壁パネル側
に突出してガセットが設けられ、前記ガセットに他の壁
パネルを当接させて接合させることにより接合すべき壁
パネル同士の位置決めを容易にしたものがある。
0号に開示された発明のように、互いに接合される壁パ
ネルの一方に、該壁パネルの端部から他方の壁パネル側
に突出してガセットが設けられ、前記ガセットに他の壁
パネルを当接させて接合させることにより接合すべき壁
パネル同士の位置決めを容易にしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場での壁
パネルの艤装は施工現場での作業効率は向上されるもの
の、予め各種の構成部材が取り付けられているため、現
場での施工自由度が小さくわずかな寸法誤差であっても
吸収するのが難しい。前記特開平8−189110号で
開示された発明の場合には、壁パネル同士を上下方向に
次々に接続していくので施工誤差を、例えば、壁の上端
部の軒天見切りで調整可能である。
パネルの艤装は施工現場での作業効率は向上されるもの
の、予め各種の構成部材が取り付けられているため、現
場での施工自由度が小さくわずかな寸法誤差であっても
吸収するのが難しい。前記特開平8−189110号で
開示された発明の場合には、壁パネル同士を上下方向に
次々に接続していくので施工誤差を、例えば、壁の上端
部の軒天見切りで調整可能である。
【0006】しかしながら、床パネルと壁パネルが接合
する接合部においては、床パネル側の端部(例えば、胴
差し)が出張ってガセットにぶつかってしまうことが考
えられるので、今まで床パネルとの接合部の壁パネルに
ガセットを付けて壁パネルよりも突出した艤装を行うこ
とが難しく、従来通りの壁パネルを立設後、サイディン
グを現場施工していたため、施工現場での作業効率の向
上が十分に図れていなかった。
する接合部においては、床パネル側の端部(例えば、胴
差し)が出張ってガセットにぶつかってしまうことが考
えられるので、今まで床パネルとの接合部の壁パネルに
ガセットを付けて壁パネルよりも突出した艤装を行うこ
とが難しく、従来通りの壁パネルを立設後、サイディン
グを現場施工していたため、施工現場での作業効率の向
上が十分に図れていなかった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、壁パネルと床パネルとが接合する接合部の現
場における壁パネル外装仕上作業効率の向上を図ること
が可能な床パネルと壁パネルの接合部構造を提供するこ
とを目的とする。
であって、壁パネルと床パネルとが接合する接合部の現
場における壁パネル外装仕上作業効率の向上を図ること
が可能な床パネルと壁パネルの接合部構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図6に示す
ように、床パネル11,30と壁パネル1の接合部構造
において、床パネル側面と壁パネル端面とが接合する接
合部の前記壁パネル1の外側端部4aに、前記壁パネル
1の端部1cから外方に突出して突出部8(例えば、ガ
セット)が設けられているとともに、前記突出部8の側
面と前記床パネル11,30側の端面との間に所定の大
きさのクリアランスaが設けられていることを特徴とし
ている。
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図6に示す
ように、床パネル11,30と壁パネル1の接合部構造
において、床パネル側面と壁パネル端面とが接合する接
合部の前記壁パネル1の外側端部4aに、前記壁パネル
1の端部1cから外方に突出して突出部8(例えば、ガ
セット)が設けられているとともに、前記突出部8の側
面と前記床パネル11,30側の端面との間に所定の大
きさのクリアランスaが設けられていることを特徴とし
ている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、床パネル1
1,30と壁パネル1とが接合する接合部の壁パネル1
の外側端部4aに壁パネル1の端部1cから外方に突出
して設けられた突出部8の内側面と床パネル11,30
側の端面(例えば、半土台14、或いは胴差し41の外
側面)との間に設けられた所定の大きさのクリアランス
aによって、床パネル11,30に伸びが生じた場合で
も伸び分の誤差をこのクリアランスaで吸収させること
が出来る。従って、突出部8を取り付けて壁パネル1の
外側端部4aより突出した艤装を行うことが出来て施工
現場での作業効率の向上を図ることが出来る。ここで、
所定の大きさのクリアランスは、建築条件によって適宜
変更可能である。
1,30と壁パネル1とが接合する接合部の壁パネル1
の外側端部4aに壁パネル1の端部1cから外方に突出
して設けられた突出部8の内側面と床パネル11,30
側の端面(例えば、半土台14、或いは胴差し41の外
側面)との間に設けられた所定の大きさのクリアランス
aによって、床パネル11,30に伸びが生じた場合で
も伸び分の誤差をこのクリアランスaで吸収させること
が出来る。従って、突出部8を取り付けて壁パネル1の
外側端部4aより突出した艤装を行うことが出来て施工
現場での作業効率の向上を図ることが出来る。ここで、
所定の大きさのクリアランスは、建築条件によって適宜
変更可能である。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の床
パネル11,30と壁パネル1の接合部構造において、
前記突出部8は、前記壁パネル1の端部1cから外方に
突出した突出部81と、前記突出部81から前記壁パネ
ル1の内側に延出した延出部82とを備えていることを
特徴としている。
パネル11,30と壁パネル1の接合部構造において、
前記突出部8は、前記壁パネル1の端部1cから外方に
突出した突出部81と、前記突出部81から前記壁パネ
ル1の内側に延出した延出部82とを備えていることを
特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部8は、壁パネル1の端部1cから外方に突出
した突出部81と、突出部81から壁パネル1の内側に
延出した延出部82から構成されているので、延出部8
2の上端部に壁パネル1の端部1cを合わせて突出部8
を取り付けることが出来ることとなって、突出部8の取
り付けが容易となる。また、延出部82が設けられるこ
とで、突出部8の壁パネル1から突出した部分を補強す
ることができることとなって、例えば、延出部81に外
壁仕上材7を取り付ける場合にも安定して取り付けるこ
とが出来る。また、外装仕上材7を突出部8の先端より
上につけたまま運送した場合、外装仕上材7を保護する
ことが出来る。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部8は、壁パネル1の端部1cから外方に突出
した突出部81と、突出部81から壁パネル1の内側に
延出した延出部82から構成されているので、延出部8
2の上端部に壁パネル1の端部1cを合わせて突出部8
を取り付けることが出来ることとなって、突出部8の取
り付けが容易となる。また、延出部82が設けられるこ
とで、突出部8の壁パネル1から突出した部分を補強す
ることができることとなって、例えば、延出部81に外
壁仕上材7を取り付ける場合にも安定して取り付けるこ
とが出来る。また、外装仕上材7を突出部8の先端より
上につけたまま運送した場合、外装仕上材7を保護する
ことが出来る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の床
パネル11,30と壁パネル1の接合部構造において、
前記突出部8は、各々別個独立の前記突出部81と前記
延出部82とを貼着してなることを特徴としている。
パネル11,30と壁パネル1の接合部構造において、
前記突出部8は、各々別個独立の前記突出部81と前記
延出部82とを貼着してなることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部81と延出部82とが別個独立のものから構
成されているので、例えば、突出部81は通常の壁パネ
ル等に用いられる従来の帯状の突出部8を用い、延出部
81を所定の大きさのクリアランスaを考慮した厚みの
合板等を用いることにより、新たに専用の突出部8を用
意する必要がなく、既存の材料を有効的に利用出来る。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部81と延出部82とが別個独立のものから構
成されているので、例えば、突出部81は通常の壁パネ
ル等に用いられる従来の帯状の突出部8を用い、延出部
81を所定の大きさのクリアランスaを考慮した厚みの
合板等を用いることにより、新たに専用の突出部8を用
意する必要がなく、既存の材料を有効的に利用出来る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2又は3に
記載の床パネル11,30と壁パネル1の接合部構造に
おいて、前記突出部81の長さが、前記床パネル11,
30の厚みよりも小さくなっていることを特徴としてい
る。
記載の床パネル11,30と壁パネル1の接合部構造に
おいて、前記突出部81の長さが、前記床パネル11,
30の厚みよりも小さくなっていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項4記載の発明によれば、突出部81
の長さが床パネル11,30の厚みよりも小さくされて
いるので、壁パネル1を床パネルに接合させた際に、突
出部81の先端が他の部材とぶつかることがない。
の長さが床パネル11,30の厚みよりも小さくされて
いるので、壁パネル1を床パネルに接合させた際に、突
出部81の先端が他の部材とぶつかることがない。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項2〜4の何
れかに記載の床パネル11,30と壁パネル1の接合部
構造において、前記壁パネル1の表面には、外壁仕上材
7(例えば、サイディング)が胴縁6を介して取り付け
られ、前記突出部81の厚みは、前記胴縁6の厚み以下
とされていることを特徴としている。
れかに記載の床パネル11,30と壁パネル1の接合部
構造において、前記壁パネル1の表面には、外壁仕上材
7(例えば、サイディング)が胴縁6を介して取り付け
られ、前記突出部81の厚みは、前記胴縁6の厚み以下
とされていることを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明によれば、壁パネル1
の表面に外壁仕上材7が胴縁6を介して取り付けられ、
突出部81の厚みが胴縁6の厚み以下とされているの
で、突出部8まで延出させて外壁仕上材7を設けること
が出来ることとなって、現場で床パネル11,30と壁
パネル1の接合部に外壁仕上材7を貼設する作業を省略
できて現場での作業効率を向上させることが出来る。
の表面に外壁仕上材7が胴縁6を介して取り付けられ、
突出部81の厚みが胴縁6の厚み以下とされているの
で、突出部8まで延出させて外壁仕上材7を設けること
が出来ることとなって、現場で床パネル11,30と壁
パネル1の接合部に外壁仕上材7を貼設する作業を省略
できて現場での作業効率を向上させることが出来る。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の床
パネルと壁パネルの接合構造において、前記外壁仕上材
は、前記突出部まで前記壁パネルよりも突出して設けら
れ、前記外壁仕上材と前記突出部の間に水抜きパッキン
が設けられていることを特徴としている。
パネルと壁パネルの接合構造において、前記外壁仕上材
は、前記突出部まで前記壁パネルよりも突出して設けら
れ、前記外壁仕上材と前記突出部の間に水抜きパッキン
が設けられていることを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明によれば、外壁仕上材
は、突出部まで壁パネルよりも突出して設けられ、外壁
仕上材と突出部の間に設けられた水抜きパッキンによっ
て、外壁仕上材の裏側の水を抜くことが出来て、壁パネ
ル1の水による損傷を防止することが出来る。
は、突出部まで壁パネルよりも突出して設けられ、外壁
仕上材と突出部の間に設けられた水抜きパッキンによっ
て、外壁仕上材の裏側の水を抜くことが出来て、壁パネ
ル1の水による損傷を防止することが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
床パネルと壁パネルとの接合部構造の実施の形態を詳細
に説明する。
床パネルと壁パネルとの接合部構造の実施の形態を詳細
に説明する。
【0021】[第一の実施の形態]第一の実施の形態で
は、1階の床パネルに壁パネルが接合される接合部構造
について述べる。図1は、本発明に係るガセット付壁パ
ネルの下端部の側面図であり、図2は、基礎に1階の床
パネルが取り付けられた状態を示す1階床パネル端部の
側面図であり、図3は、図1のガセット付壁パネルを、
図2の1階床パネル端部に接合させた接合部の接合部構
造を示す側面図である。
は、1階の床パネルに壁パネルが接合される接合部構造
について述べる。図1は、本発明に係るガセット付壁パ
ネルの下端部の側面図であり、図2は、基礎に1階の床
パネルが取り付けられた状態を示す1階床パネル端部の
側面図であり、図3は、図1のガセット付壁パネルを、
図2の1階床パネル端部に接合させた接合部の接合部構
造を示す側面図である。
【0022】前記ガセット付壁パネル10は、前記壁パ
ネル1と、この壁パネル1の外側の面材4に貼設された
防水シート5と、この防水シート5上に取り付けられた
胴縁6と、この胴縁6に設けられたサイディング7と、
前記壁パネル1の外側の面材4の下端部4aに取り付け
られた突出部としてのガセット8などにより概略構成さ
れ、予め工場で艤装されて製造される。
ネル1と、この壁パネル1の外側の面材4に貼設された
防水シート5と、この防水シート5上に取り付けられた
胴縁6と、この胴縁6に設けられたサイディング7と、
前記壁パネル1の外側の面材4の下端部4aに取り付け
られた突出部としてのガセット8などにより概略構成さ
れ、予め工場で艤装されて製造される。
【0023】前記防水シート5は、壁パネル1の外形と
略同一寸法の矩形状のもので、壁パネル1にタッカー打
ち或いは接着剤等によって貼設されている。前記防水シ
ート5の下端部5aは、前記ガセット8の下端部4aよ
りも延出して設けられている。前記防水シート5は、水
を透過せず水蒸気は透過するミクロなポアを有するシー
トからなるもので、具体的には、タイペック(商品名:
デュポン社製)等からなるものである。また、防水シー
ト5としては、一般的なサイディング工事に使用される
フェルト等を用いてもよい。なお、図面上、防水シート
5は破線で示し、胴縁6、或いはガセット8に挟まれる
部分については、見やすくするため胴縁6、或いはガセ
ット8の内側に表示した。
略同一寸法の矩形状のもので、壁パネル1にタッカー打
ち或いは接着剤等によって貼設されている。前記防水シ
ート5の下端部5aは、前記ガセット8の下端部4aよ
りも延出して設けられている。前記防水シート5は、水
を透過せず水蒸気は透過するミクロなポアを有するシー
トからなるもので、具体的には、タイペック(商品名:
デュポン社製)等からなるものである。また、防水シー
ト5としては、一般的なサイディング工事に使用される
フェルト等を用いてもよい。なお、図面上、防水シート
5は破線で示し、胴縁6、或いはガセット8に挟まれる
部分については、見やすくするため胴縁6、或いはガセ
ット8の内側に表示した。
【0024】前記胴縁6は、横方向に伸び、縦方向に所
定の間隔で設けられており、例えば、木製の角材からな
る。前記サイディング7は、複数枚のサイディング材を
横方向に接合して形成されたもので、軽量気泡コンクリ
ート等の無機質系の材料から構成されている。前記サイ
ディング7は、その下端部7aが前記ガセット8の先端
部8aよりもやや短い位置まで貼設されている。前記サ
イディング7の取付は、釘7b…を外側から前記サイデ
ィング7と前記ガセット8とを貫通して前記壁パネル1
の横芯材1bに達するように打ち込むことによって行わ
れる。
定の間隔で設けられており、例えば、木製の角材からな
る。前記サイディング7は、複数枚のサイディング材を
横方向に接合して形成されたもので、軽量気泡コンクリ
ート等の無機質系の材料から構成されている。前記サイ
ディング7は、その下端部7aが前記ガセット8の先端
部8aよりもやや短い位置まで貼設されている。前記サ
イディング7の取付は、釘7b…を外側から前記サイデ
ィング7と前記ガセット8とを貫通して前記壁パネル1
の横芯材1bに達するように打ち込むことによって行わ
れる。
【0025】前記ガセット8は合板からなる帯板状のも
ので、前記壁パネル1の外側の面材4の下端部4aに釘
8b又はビス打ちによって固定されている。また、前記
ガセット8は、前記壁パネル1の下端部1cから外方に
突出した突出部81と、前記突出部81から前記壁パネ
ル1の内側に延出した延出部82とから構成されてい
る。そして、前記突出部81と前記延出部82は別個独
立のものからなり、前記突出部81の内側側面に前記延
出部82を接着剤等で接着されている。また、前記突出
部81は、前記胴縁6とほぼ同厚とされている。
ので、前記壁パネル1の外側の面材4の下端部4aに釘
8b又はビス打ちによって固定されている。また、前記
ガセット8は、前記壁パネル1の下端部1cから外方に
突出した突出部81と、前記突出部81から前記壁パネ
ル1の内側に延出した延出部82とから構成されてい
る。そして、前記突出部81と前記延出部82は別個独
立のものからなり、前記突出部81の内側側面に前記延
出部82を接着剤等で接着されている。また、前記突出
部81は、前記胴縁6とほぼ同厚とされている。
【0026】突出部81は壁パネル1等に用いられる従
来のガセットを用い、延出部82は所定の大きさのクリ
アランスを考慮した厚みの合板等を用いる。従って、新
たに専用のガセットを用意する必要がなく、既存の材料
を有効的に利用出来る。
来のガセットを用い、延出部82は所定の大きさのクリ
アランスを考慮した厚みの合板等を用いる。従って、新
たに専用のガセットを用意する必要がなく、既存の材料
を有効的に利用出来る。
【0027】また、前記ガセット8と前記サイディング
7の間には、水抜きパッキン9が設けられ、前記サイデ
ィング7の裏側の水が抜けるようになっている。
7の間には、水抜きパッキン9が設けられ、前記サイデ
ィング7の裏側の水が抜けるようになっている。
【0028】図2に示す床パネル11の芯材11aに設
けられた半月状の溝部(図示省略)が基礎12の上端部
12aから突出したアンカーボルト13に合わせられ、
同様の半月状の溝部(図示省略)を有する半土台14の
溝部(図示省略)が前記アンカーボルト13に合わせら
れている。そして、前記芯材11aと前記半土台14
は、外側から半土台14と芯材11bとを貫通して釘1
4a,14a打ちされて固定されている。
けられた半月状の溝部(図示省略)が基礎12の上端部
12aから突出したアンカーボルト13に合わせられ、
同様の半月状の溝部(図示省略)を有する半土台14の
溝部(図示省略)が前記アンカーボルト13に合わせら
れている。そして、前記芯材11aと前記半土台14
は、外側から半土台14と芯材11bとを貫通して釘1
4a,14a打ちされて固定されている。
【0029】次に、前記ガセット付壁パネル10と前記
床パネル11の接合部構造について図3を用いて説明す
る。前記ガセット付壁パネル10は、壁パネル1の下側
の横芯材1bに設けられたアンカーボルト孔(図示省
略)に前記床パネル端部の上端から突出したアンカーボ
ルト13を通して固定し、さらに前記壁パネル1の内側
の面材4から前記横芯材1b、床パネル11の芯材11
aを貫通させて前記半土台14に達するように釘4b打
ちすることにより接合されている。
床パネル11の接合部構造について図3を用いて説明す
る。前記ガセット付壁パネル10は、壁パネル1の下側
の横芯材1bに設けられたアンカーボルト孔(図示省
略)に前記床パネル端部の上端から突出したアンカーボ
ルト13を通して固定し、さらに前記壁パネル1の内側
の面材4から前記横芯材1b、床パネル11の芯材11
aを貫通させて前記半土台14に達するように釘4b打
ちすることにより接合されている。
【0030】このとき、前記半土台14の外側面と前記
ガセット8の内側面との間に所定の大きさ(例えば、3
mm)のクリアランスaが設けられている。従って、床
パネル11に伸びが生じた場合でも伸び分の誤差をこの
前記クリアランスaで吸収させることが出来ることとな
って、前記ガセット付壁パネル10のような艤装された
壁パネル1を用いることが出来て施工現場での作業効率
の向上を図ることが出来る。
ガセット8の内側面との間に所定の大きさ(例えば、3
mm)のクリアランスaが設けられている。従って、床
パネル11に伸びが生じた場合でも伸び分の誤差をこの
前記クリアランスaで吸収させることが出来ることとな
って、前記ガセット付壁パネル10のような艤装された
壁パネル1を用いることが出来て施工現場での作業効率
の向上を図ることが出来る。
【0031】また、前記ガセット8に延出部82が設け
られることで、ガセット8の突出部81を補強すること
ができることとなって、突出部81にサイディング7を
取り付ける場合にも安定して取り付けることが出来る。
更に、前記突出部81の長さが、前記床パネル11の厚
みよりも小さくされている。従って、壁パネル1を床パ
ネル11に接合させた際に、突出部81の先端が他の部
材とぶつかることがない。
られることで、ガセット8の突出部81を補強すること
ができることとなって、突出部81にサイディング7を
取り付ける場合にも安定して取り付けることが出来る。
更に、前記突出部81の長さが、前記床パネル11の厚
みよりも小さくされている。従って、壁パネル1を床パ
ネル11に接合させた際に、突出部81の先端が他の部
材とぶつかることがない。
【0032】また、壁パネル1の表面にサイディング7
が胴縁6を介して取り付けられ、突出部81と胴縁6と
が同厚にされ、ガセット8まで延出させてサイディング
7を設けられているので、現場で床パネル11と壁パネ
ル1の接合部にサイディング7を貼設する作業を省略で
きて現場での作業効率を向上させることが出来る。
が胴縁6を介して取り付けられ、突出部81と胴縁6と
が同厚にされ、ガセット8まで延出させてサイディング
7を設けられているので、現場で床パネル11と壁パネ
ル1の接合部にサイディング7を貼設する作業を省略で
きて現場での作業効率を向上させることが出来る。
【0033】[第二の実施の形態]ここでは、2階の床
パネルの端部に壁パネルが接合される場合の実施の形態
を示す。図4は、本発明に係るガセット付壁パネルの下
端部の側面図であり、図5は、1階の壁パネル上端部に
2階床パネルが取り付けられた状態を示す2階床パネル
端部の側面図であり、図6は、図4のガセット付壁パネ
ルを、図5の床パネル端部に接合させた接合部の接合部
構造を示す側面図である。
パネルの端部に壁パネルが接合される場合の実施の形態
を示す。図4は、本発明に係るガセット付壁パネルの下
端部の側面図であり、図5は、1階の壁パネル上端部に
2階床パネルが取り付けられた状態を示す2階床パネル
端部の側面図であり、図6は、図4のガセット付壁パネ
ルを、図5の床パネル端部に接合させた接合部の接合部
構造を示す側面図である。
【0034】図4に示すガセット付壁パネル20は、前
記第一の実施の形態と同様に、前記壁パネル1と、この
壁パネル1の外側の面材4に貼設された防水シート5
と、この防水シート5上に取り付けられた胴縁6と、こ
の胴縁6に設けられたサイディング7と、前記壁パネル
1の外側の面材4の下端部4aに取り付けられたガセッ
ト8などにより概略構成され、予め工場で艤装されて製
造される。
記第一の実施の形態と同様に、前記壁パネル1と、この
壁パネル1の外側の面材4に貼設された防水シート5
と、この防水シート5上に取り付けられた胴縁6と、こ
の胴縁6に設けられたサイディング7と、前記壁パネル
1の外側の面材4の下端部4aに取り付けられたガセッ
ト8などにより概略構成され、予め工場で艤装されて製
造される。
【0035】前記ガセット8は、前記壁パネル1の下端
部1cから外方に突出した突出部81と、前記突出部8
1から前記壁パネル1の内側に延出した延出部82とか
ら構成されている。そして、前記突出部81と前記延出
部82は別個独立のものからなり、前記突出部81の内
側側面に前記延出部82が接着剤等で接着されている。
また、前記突出部81の厚みは、前記胴縁6の厚みより
も薄くされている。
部1cから外方に突出した突出部81と、前記突出部8
1から前記壁パネル1の内側に延出した延出部82とか
ら構成されている。そして、前記突出部81と前記延出
部82は別個独立のものからなり、前記突出部81の内
側側面に前記延出部82が接着剤等で接着されている。
また、前記突出部81の厚みは、前記胴縁6の厚みより
も薄くされている。
【0036】突出部81は壁パネル1等に用いられる従
来のガセットを用い、延出部82は所定の大きさのクリ
アランスを考慮した厚みの合板等を用いる。従って、新
たに専用のガセットを用意する必要がなく、既存の材料
を有効的に利用出来る。
来のガセットを用い、延出部82は所定の大きさのクリ
アランスを考慮した厚みの合板等を用いる。従って、新
たに専用のガセットを用意する必要がなく、既存の材料
を有効的に利用出来る。
【0037】また、前記ガセット8と前記サイディング
7の間には、水抜きパッキン9が設けられ、前記サイデ
ィング7の裏側の水が抜けるようになっている。
7の間には、水抜きパッキン9が設けられ、前記サイデ
ィング7の裏側の水が抜けるようになっている。
【0038】図5に示す床パネル30の芯材30aに
は、半月状の溝部(図示省略)が設けられ、1階の壁パ
ネル40の上端部の横芯材1bに設けられたボルト孔
(図示省略)に通された胴差しボルト31に、前記溝部
(図示省略)が合わせられている。また、同様に、半月
状の溝部(図示省略)を有する胴差し41の溝部(図示
省略)が胴差しボルト31に合わせられている。そし
て、前記芯材30aと前記胴差し41は、外側から胴差
し41と芯材30aを貫通して釘41a,41a打ちさ
れて固定されている。また、前記1階の壁パネル40と
前記床パネル30は前記壁パネル40の面材4,4と横
芯材1aを貫通して前記床パネル30の芯材30aと胴
差し31とにクロスさせて釘40a,40aが打ち込ま
れて固定されている。
は、半月状の溝部(図示省略)が設けられ、1階の壁パ
ネル40の上端部の横芯材1bに設けられたボルト孔
(図示省略)に通された胴差しボルト31に、前記溝部
(図示省略)が合わせられている。また、同様に、半月
状の溝部(図示省略)を有する胴差し41の溝部(図示
省略)が胴差しボルト31に合わせられている。そし
て、前記芯材30aと前記胴差し41は、外側から胴差
し41と芯材30aを貫通して釘41a,41a打ちさ
れて固定されている。また、前記1階の壁パネル40と
前記床パネル30は前記壁パネル40の面材4,4と横
芯材1aを貫通して前記床パネル30の芯材30aと胴
差し31とにクロスさせて釘40a,40aが打ち込ま
れて固定されている。
【0039】前記壁パネル40の外側の面材4,4に
は、胴縁6が横方向に伸びて貼設され、その上面には、
サイディング7が貼設されている。更に、壁パネル40
の上端には、幕板42が貼設されている。
は、胴縁6が横方向に伸びて貼設され、その上面には、
サイディング7が貼設されている。更に、壁パネル40
の上端には、幕板42が貼設されている。
【0040】次に、前記ガセット付壁パネル20と前記
床パネル30の接合部構造について図6を用いて説明す
る。前記ガセット付壁パネル20は、壁パネル1の下側
の横芯材1bに設けられたボルト孔(図示省略)に前記
床パネル端部の上端から突出した胴差しボルト31を通
して固定し、さらに前記ガセット付壁パネル20の内側
の面材4,4から前記横芯材1b、床パネル30の芯材
30aを貫通させて前記胴差し41に達するように釘4
1b打ちすることにより接合されている。
床パネル30の接合部構造について図6を用いて説明す
る。前記ガセット付壁パネル20は、壁パネル1の下側
の横芯材1bに設けられたボルト孔(図示省略)に前記
床パネル端部の上端から突出した胴差しボルト31を通
して固定し、さらに前記ガセット付壁パネル20の内側
の面材4,4から前記横芯材1b、床パネル30の芯材
30aを貫通させて前記胴差し41に達するように釘4
1b打ちすることにより接合されている。
【0041】このとき、前記胴差し41の外面と前記延
出部82の外面との間に所定の大きさ(例えば、3m
m)のクリアランスaが設けられている。従って、床パ
ネル11に延びが生じた場合でも延び分の誤差をこの前
記クリアランスaで吸収させることが出来ることとなっ
て、前記ガセット付壁パネル20のような艤装された壁
パネルを用いることが出来て施工現場での作業効率の向
上を図ることが出来る。
出部82の外面との間に所定の大きさ(例えば、3m
m)のクリアランスaが設けられている。従って、床パ
ネル11に延びが生じた場合でも延び分の誤差をこの前
記クリアランスaで吸収させることが出来ることとなっ
て、前記ガセット付壁パネル20のような艤装された壁
パネルを用いることが出来て施工現場での作業効率の向
上を図ることが出来る。
【0042】また、前記ガセット8に延出部82が設け
られることで、ガセット8の突出部81を補強すること
ができることとなって、突出部81にサイディング7を
取り付ける場合にも安定して取り付けることが出来る。
更に、前記突出部81の長さが、前記床パネル11の厚
みよりも小さくされている。従って、壁パネル1を床パ
ネル11に接合させた際に、突出部81の先端が他の部
材とぶつかることがない。
られることで、ガセット8の突出部81を補強すること
ができることとなって、突出部81にサイディング7を
取り付ける場合にも安定して取り付けることが出来る。
更に、前記突出部81の長さが、前記床パネル11の厚
みよりも小さくされている。従って、壁パネル1を床パ
ネル11に接合させた際に、突出部81の先端が他の部
材とぶつかることがない。
【0043】また、壁パネル1の表面にサイディング7
が胴縁6を介して取り付けられ、突出部81と胴縁6と
がほぼ等しい厚さにされ、ガセット8まで延出させてサ
イディング7を設けているので、現場で床パネル11と
壁パネル1の接合部にサイディング7を貼設する作業を
省略できて現場での作業効率を向上させることが出来
る。
が胴縁6を介して取り付けられ、突出部81と胴縁6と
がほぼ等しい厚さにされ、ガセット8まで延出させてサ
イディング7を設けているので、現場で床パネル11と
壁パネル1の接合部にサイディング7を貼設する作業を
省略できて現場での作業効率を向上させることが出来
る。
【0044】なお、ガセット8は、突出部81と延出部
82とを別個独立のものにしないで一体で製造するよう
にしてもよい。そうすることにより、延出部82を突出
部81に貼設する工程を省略することが可能である。ク
リアランスは、住宅等の建物の建築条件に合わせて適宜
変更可能である。
82とを別個独立のものにしないで一体で製造するよう
にしてもよい。そうすることにより、延出部82を突出
部81に貼設する工程を省略することが可能である。ク
リアランスは、住宅等の建物の建築条件に合わせて適宜
変更可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、床パネル
と壁パネルとが接合する接合部の壁パネルの外側端部に
壁パネルの端部から外方に突出して設けられたガセット
の内側面と床パネル側の端面(例えば、半土台或いは胴
差しの外側面)との間に設けられた所定の大きさのクリ
アランスによって、床パネルに伸びが生じた場合でも伸
び分の誤差をこのクリアランスで吸収させることが出来
る。従って、突出部を取り付けて壁パネルの外側下端部
より突出した艤装を行うことが出来て施工現場での作業
効率の向上を図ることが出来る。
と壁パネルとが接合する接合部の壁パネルの外側端部に
壁パネルの端部から外方に突出して設けられたガセット
の内側面と床パネル側の端面(例えば、半土台或いは胴
差しの外側面)との間に設けられた所定の大きさのクリ
アランスによって、床パネルに伸びが生じた場合でも伸
び分の誤差をこのクリアランスで吸収させることが出来
る。従って、突出部を取り付けて壁パネルの外側下端部
より突出した艤装を行うことが出来て施工現場での作業
効率の向上を図ることが出来る。
【0046】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部は、壁パネルの端部から外方に突出した突出
部と、突出部から壁パネルの内側に延出した延出部から
構成されているので、延出部の上端部に壁パネルの端部
を合わせて突出部を取り付けることが出来ることとなっ
て、突出部の取り付けが容易となる。また、延出部が設
けられることで、突出部の壁パネルから突出した部分を
補強することができることとなって、例えば、延出部に
外壁仕上材を取り付ける場合にも安定して取り付けるこ
とが出来る。また、外装仕上材7を突出部8の先端より
上につけたまま運送した場合、外装仕上材7を保護する
ことが出来る。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部は、壁パネルの端部から外方に突出した突出
部と、突出部から壁パネルの内側に延出した延出部から
構成されているので、延出部の上端部に壁パネルの端部
を合わせて突出部を取り付けることが出来ることとなっ
て、突出部の取り付けが容易となる。また、延出部が設
けられることで、突出部の壁パネルから突出した部分を
補強することができることとなって、例えば、延出部に
外壁仕上材を取り付ける場合にも安定して取り付けるこ
とが出来る。また、外装仕上材7を突出部8の先端より
上につけたまま運送した場合、外装仕上材7を保護する
ことが出来る。
【0047】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部と延出部とが別個独立のものから構成されて
いるので、例えば、突出部は通常の壁パネル等に用いら
れる従来の帯状の突出部を用い、延出部を所定の大きさ
のクリアランスを考慮した厚みの合板等を用いることに
より、新たに専用の突出部を用意する必要がなく、既存
の材料を有効的に利用出来る。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、突出部と延出部とが別個独立のものから構成されて
いるので、例えば、突出部は通常の壁パネル等に用いら
れる従来の帯状の突出部を用い、延出部を所定の大きさ
のクリアランスを考慮した厚みの合板等を用いることに
より、新たに専用の突出部を用意する必要がなく、既存
の材料を有効的に利用出来る。
【0048】請求項4記載の発明によれば、突出部の長
さが床パネルの厚みよりも小さくされているので、壁パ
ネルを床パネルに接合させた際に、突出部の先端が他の
部材とぶつかることがない。
さが床パネルの厚みよりも小さくされているので、壁パ
ネルを床パネルに接合させた際に、突出部の先端が他の
部材とぶつかることがない。
【0049】請求項5記載の発明によれば、壁パネルの
表面に外壁仕上材が胴縁を介して取り付けられ、突出部
の厚みが胴縁の厚みよりも薄くされているので、突出部
まで延出させて外壁仕上材を設けることが出来ることと
なって、現場で床パネルと壁パネルの接合部に外壁仕上
材を貼設する作業を省略できて現場での作業効率を向上
させることが出来る。
表面に外壁仕上材が胴縁を介して取り付けられ、突出部
の厚みが胴縁の厚みよりも薄くされているので、突出部
まで延出させて外壁仕上材を設けることが出来ることと
なって、現場で床パネルと壁パネルの接合部に外壁仕上
材を貼設する作業を省略できて現場での作業効率を向上
させることが出来る。
【0050】請求項6記載の発明によれば、外壁仕上材
は、突出部まで壁パネルよりも突出して設けられ、外壁
仕上材と突出部の間に設けられた水抜きパッキンによっ
て、外壁仕上材の裏側の水を抜くことが出来て、壁パネ
ルの面材等の水による損傷を防止することが出来る。
は、突出部まで壁パネルよりも突出して設けられ、外壁
仕上材と突出部の間に設けられた水抜きパッキンによっ
て、外壁仕上材の裏側の水を抜くことが出来て、壁パネ
ルの面材等の水による損傷を防止することが出来る。
【図1】本発明に係るガセット付壁パネルの下端部の側
面図である。
面図である。
【図2】基礎に1階の床パネルが取り付けられた状態を
示す1階床パネル端部の側面図である。
示す1階床パネル端部の側面図である。
【図3】図1の壁パネルを、図2の1階床パネル端部に
接合させた接合部の接合構造を示す側面図である。
接合させた接合部の接合構造を示す側面図である。
【図4】本発明に係るガセット付壁パネルの下端部の側
面図である。
面図である。
【図5】1階の壁パネル上端部に2階床パネルが取り付
けられた状態を示す2階床パネル端部の側面図である。
けられた状態を示す2階床パネル端部の側面図である。
【図6】図4のガセット付壁パネルを、図5の床パネル
端部に接合させた接合部の接合構造を示す側面図であ
る。
端部に接合させた接合部の接合構造を示す側面図であ
る。
【図7】従来の壁パネルの一例を示した斜視図である。
1 壁パネル 6 胴縁 7 サイディング(外壁仕上材) 8 ガセット(突出部) 9 水抜きパッキン 10 ガセット付壁パネル 11 床パネル 14 半土台 20 ガセット付壁パネル 30 床パネル 41 胴差し 81 突出部 82 延出部 a クリアランス
Claims (6)
- 【請求項1】 床パネル側面と壁パネル端面とが接合す
る接合部の前記壁パネルの外側端部に、前記壁パネルの
端部から外方に突出して突出部が設けられているととも
に、前記突出部の側面と前記床パネル側の端面との間に
所定の大きさのクリアランスが設けられていることを特
徴とする床パネルと壁パネルの接合部構造。 - 【請求項2】 前記突出部は、前記壁パネルの端部から
外方に突出した突出部と、前記突出部から前記壁パネル
の内側に延出した延出部とを備えていることを特徴とす
る請求項1記載の床パネルと壁パネルの接合部構造。 - 【請求項3】 前記突出部は、各々別個独立の前記突出
部と前記延出部とを貼着してなることを特徴とする請求
項2記載の床パネルと壁パネルの接合部構造。 - 【請求項4】 前記突出部の長さが、前記床パネルの厚
みよりも小さくなっていることを特徴とする請求項2又
は3記載の床パネルと壁パネルの接合部構造。 - 【請求項5】 前記壁パネルの表面には、外壁仕上材が
胴縁を介して取り付けられ、前記突出部の厚みは、前記
胴縁の厚み以下とされていることを特徴とする請求項2
〜4の何れかに記載の床パネルと壁パネルの接合部構
造。 - 【請求項6】 前記外壁仕上材は、前記突出部まで前記
壁パネルよりも突出して設けられ、 前記外壁仕上材と前記突出部の間に水抜きパッキンが設
けられていることを特徴とする請求項5記載の床パネル
と壁パネルの接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074680A JPH11269982A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 床パネルと壁パネルの接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074680A JPH11269982A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 床パネルと壁パネルの接合部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269982A true JPH11269982A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13554194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10074680A Pending JPH11269982A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 床パネルと壁パネルの接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269982A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008285989A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-27 | Misawa Homes Co Ltd | 壁パネル |
JP2010059776A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Misawa Homes Co Ltd | 外装材の取付構造 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP10074680A patent/JPH11269982A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008285989A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-27 | Misawa Homes Co Ltd | 壁パネル |
JP2010059776A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Misawa Homes Co Ltd | 外装材の取付構造 |
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