JPH11251233A - 投影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法 - Google Patents
投影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法Info
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- JPH11251233A JPH11251233A JP10069353A JP6935398A JPH11251233A JP H11251233 A JPH11251233 A JP H11251233A JP 10069353 A JP10069353 A JP 10069353A JP 6935398 A JP6935398 A JP 6935398A JP H11251233 A JPH11251233 A JP H11251233A
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】投影光学系の物体面側に配置される第1部材
(マスク)と系の像面側に配置される第2部材(感光性
基板)とを高精度、高スループットで位置合わせができ
る投影露光装置、アラインメント装置と方法を提供す
る。 【解決手段】投影露光装置30は投影光学系13の物体
面側配置されるレチクル11と、系の像面側に配置され
るウエハ14との光学的位置合わせ用のアライメント
(整合)装置を有している。この装置はレチクル側に配
置されるレチクル整合マークRMに、第1照明光AL1
としての露光用照明光を照射する第1照明系1と、ウエ
ハ14側に配置されるウエハ整合マークWMに、第1照
明光より波長幅が広い第2照明光AL2を照射する第2
照明系と、レチクル整合マーク及びウエハ整合マークか
らそれぞれ発生する光を受光して、レチクル整合マーク
RMとウエハ整合マークWMの相対位置関係に応じた信
号を出力する検出装置とを具備している。
(マスク)と系の像面側に配置される第2部材(感光性
基板)とを高精度、高スループットで位置合わせができ
る投影露光装置、アラインメント装置と方法を提供す
る。 【解決手段】投影露光装置30は投影光学系13の物体
面側配置されるレチクル11と、系の像面側に配置され
るウエハ14との光学的位置合わせ用のアライメント
(整合)装置を有している。この装置はレチクル側に配
置されるレチクル整合マークRMに、第1照明光AL1
としての露光用照明光を照射する第1照明系1と、ウエ
ハ14側に配置されるウエハ整合マークWMに、第1照
明光より波長幅が広い第2照明光AL2を照射する第2
照明系と、レチクル整合マーク及びウエハ整合マークか
らそれぞれ発生する光を受光して、レチクル整合マーク
RMとウエハ整合マークWMの相対位置関係に応じた信
号を出力する検出装置とを具備している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影露光装置、ア
ライメント装置およびアライメント方法に係り、さらに
詳しくは、投影光学系の物体面側に配置される第1部材
(たとえばマスク)と、投影光学系の像面側に配置され
る第2部材(たとえば感光性基板)とを光学的に高精度
で且つ高スループットで位置合わせすることができる投
影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法
に関する。
ライメント装置およびアライメント方法に係り、さらに
詳しくは、投影光学系の物体面側に配置される第1部材
(たとえばマスク)と、投影光学系の像面側に配置され
る第2部材(たとえば感光性基板)とを光学的に高精度
で且つ高スループットで位置合わせすることができる投
影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置などの製造に
際して、マスクまたはレチクルなどの原版に描かれたパ
ターンを、レジストが塗布された半導体ウエハや透明基
板などの感光性基板上に転写するために、投影露光装置
が用いられる。
際して、マスクまたはレチクルなどの原版に描かれたパ
ターンを、レジストが塗布された半導体ウエハや透明基
板などの感光性基板上に転写するために、投影露光装置
が用いられる。
【0003】一般に、半導体素子の製造では、数層から
十数層の回路パターンを絶縁層を介して積層するため、
ウエハ上に既に形成された回路パターンと、次に露光す
べき回路パターンまたはコンタクトホールパターンとを
正確に重ね合わせる必要がある。そのために投影露光装
置にはアライメント装置が具備してある。
十数層の回路パターンを絶縁層を介して積層するため、
ウエハ上に既に形成された回路パターンと、次に露光す
べき回路パターンまたはコンタクトホールパターンとを
正確に重ね合わせる必要がある。そのために投影露光装
置にはアライメント装置が具備してある。
【0004】従来のアライメント装置付き投影露光装置
の例を図5に示す。図5に示すように、レチクル11の
像は投影光学系13によって、ウエハ14上に投影露光
される。ウエハWは、投影光学系13の像面とほぼ平行
なXY平面内を移動することができるウエハ・ステージ
28に搭載してある。ウエハ・ステージ28は、干渉計
22X,22Yによって位置を管理されている。
の例を図5に示す。図5に示すように、レチクル11の
像は投影光学系13によって、ウエハ14上に投影露光
される。ウエハWは、投影光学系13の像面とほぼ平行
なXY平面内を移動することができるウエハ・ステージ
28に搭載してある。ウエハ・ステージ28は、干渉計
22X,22Yによって位置を管理されている。
【0005】ウエハ・ステージ28の上方には、オフア
クシス(Off-Axis)方式のウエハ・アライメント・セン
サ42が投影光学系13に固定してあり、ウエハ14上
に形成されたウエハ・アライメント・マークWMや、ウ
エハ・ステージ28に搭載された基準パターン板40に
形成してある基準マーク41の位置を計測できるように
なっている。なお、図示しないが、ウエハ・アライメン
ト・センサ42の内部には、アライメント・マークを計
測する際の基準となる指標が設けてある。
クシス(Off-Axis)方式のウエハ・アライメント・セン
サ42が投影光学系13に固定してあり、ウエハ14上
に形成されたウエハ・アライメント・マークWMや、ウ
エハ・ステージ28に搭載された基準パターン板40に
形成してある基準マーク41の位置を計測できるように
なっている。なお、図示しないが、ウエハ・アライメン
ト・センサ42の内部には、アライメント・マークを計
測する際の基準となる指標が設けてある。
【0006】レチクル11上には、TTR(Through Th
e Reticle)方式のレクチル・アライメント・センサ4
3A,43Bによって観察可能なレクチル・アライメン
ト・マークRMA,RMBが形成してある。これらとウ
エハ・ステージ28上のレクチル・アライメント指標F
MA,FMBとを同時に観察することで、レチクルRの
レクチル・アライメント・マークRMA,RMBと、ウ
エハ・ステージ28上のレクチル・アライメント指標F
MA,FMBとの位置合わせを行うことができる。
e Reticle)方式のレクチル・アライメント・センサ4
3A,43Bによって観察可能なレクチル・アライメン
ト・マークRMA,RMBが形成してある。これらとウ
エハ・ステージ28上のレクチル・アライメント指標F
MA,FMBとを同時に観察することで、レチクルRの
レクチル・アライメント・マークRMA,RMBと、ウ
エハ・ステージ28上のレクチル・アライメント指標F
MA,FMBとの位置合わせを行うことができる。
【0007】ウエハ・ステージ28上の基準パターン板
40に形成してあるレクチル・アライメント指標FM
A,FMBと、ウエハ・アライメント・センサ用の基準
マーク41との距離は、予め正確に計測してある。
40に形成してあるレクチル・アライメント指標FM
A,FMBと、ウエハ・アライメント・センサ用の基準
マーク41との距離は、予め正確に計測してある。
【0008】このような従来の構成の装置において、重
ね合わせ露光は、ベースライン計測、ウエハ・アライメ
ント計測、露光という手順を踏んでいた。次にその手順
について説明する。
ね合わせ露光は、ベースライン計測、ウエハ・アライメ
ント計測、露光という手順を踏んでいた。次にその手順
について説明する。
【0009】まず、ベースラインの計測について説明す
る。このベースラインとは、レクチル・アライメント・
マークRMA,RMBで代表されるレチクル11の位置
から、ウエハ・アライメント・センサ42内部の指標ま
での距離のことである。この計測は、次のようにして行
う。すなわち、レクチル・アライメント・センサ43
A,43Bでレクチル・アライメント・マークRMAお
よびRMBから、それぞれレクチル・アライメント指標
FMA,FMBまでの相対変位L1を計測する。同時
に、ウエハ・アライメント・センサ42でウエハ・ステ
ージ28上の基準マーク41とウエハ・アライメント・
センサ42内部の指標との距離L2を測定する。そし
て、これらの相対変位L1と距離L2とを用いて演算す
ることにより、ベースラインを求める。
る。このベースラインとは、レクチル・アライメント・
マークRMA,RMBで代表されるレチクル11の位置
から、ウエハ・アライメント・センサ42内部の指標ま
での距離のことである。この計測は、次のようにして行
う。すなわち、レクチル・アライメント・センサ43
A,43Bでレクチル・アライメント・マークRMAお
よびRMBから、それぞれレクチル・アライメント指標
FMA,FMBまでの相対変位L1を計測する。同時
に、ウエハ・アライメント・センサ42でウエハ・ステ
ージ28上の基準マーク41とウエハ・アライメント・
センサ42内部の指標との距離L2を測定する。そし
て、これらの相対変位L1と距離L2とを用いて演算す
ることにより、ベースラインを求める。
【0010】次に、ウエハ・アライメント計測の工程で
は、ウエハ14上に予め形成されているアライメント・
マークWMのうちいくつかを選び、ウエハ・ステージ2
8を駆動して、それらの位置をオフアクシス方式のウエ
ハ・アライメント・センサ42でアライメント計測す
る。こうしてウエハ14上に形成されているショット配
列を求めることができる。
は、ウエハ14上に予め形成されているアライメント・
マークWMのうちいくつかを選び、ウエハ・ステージ2
8を駆動して、それらの位置をオフアクシス方式のウエ
ハ・アライメント・センサ42でアライメント計測す
る。こうしてウエハ14上に形成されているショット配
列を求めることができる。
【0011】最後に、上記のベースラインの計測結果
と、ウエハ・アライメントの計測結果とに基づいて、レ
チクル11のパターン領域とウエハ14上のショット領
域とを正確に重ね合わせるように、ウエハ・ステージ2
8を駆動して露光する。
と、ウエハ・アライメントの計測結果とに基づいて、レ
チクル11のパターン領域とウエハ14上のショット領
域とを正確に重ね合わせるように、ウエハ・ステージ2
8を駆動して露光する。
【0012】なお、TTR(Through The Reticle)方
式のレクチル・アライメント・センサ43A,43Bを
用いて、レチクル11上のレクチル・アライメント・マ
ークRMA,RMBとウエハ14上のアライメント・マ
ークWMとを直接位置合わせしないのは、次の理由によ
る。すなわち、投影光学系13は、コヒーレントなレー
ザビームや水銀ランプのg線またはi線などの単色光な
どの露光用照明光に対して最も収差が小さくなるように
設計してある。ところが、このような露光用照明光と同
じ光をアライメント用照明光として用いると、ウエハ上
のレジストが感光してしまうことから、使用することは
できない。また、露光用照明光と異なる光をアライメン
ト用照明光として用いると、投影光学系13における色
収差などの収差が大きくなり、正確なアライメントが困
難になる。したがって、前述したような方法を採用して
いる。
式のレクチル・アライメント・センサ43A,43Bを
用いて、レチクル11上のレクチル・アライメント・マ
ークRMA,RMBとウエハ14上のアライメント・マ
ークWMとを直接位置合わせしないのは、次の理由によ
る。すなわち、投影光学系13は、コヒーレントなレー
ザビームや水銀ランプのg線またはi線などの単色光な
どの露光用照明光に対して最も収差が小さくなるように
設計してある。ところが、このような露光用照明光と同
じ光をアライメント用照明光として用いると、ウエハ上
のレジストが感光してしまうことから、使用することは
できない。また、露光用照明光と異なる光をアライメン
ト用照明光として用いると、投影光学系13における色
収差などの収差が大きくなり、正確なアライメントが困
難になる。したがって、前述したような方法を採用して
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の投影
露光装置の構成では、ベースラインの計測と、ウエハ・
アライメントの計測が時間的に同時ではなく、この時間
差の間に、レチクル11からウエハ・アライメント・セ
ンサ42までの相対変位であるベースラインがドリフト
することがあった。この場合に、露光結果に重ね合わせ
誤差が発生するという問題があった。なお、ドリフトの
原因としては、雰囲気温度の変化や機械的要因などが考
えられる。
露光装置の構成では、ベースラインの計測と、ウエハ・
アライメントの計測が時間的に同時ではなく、この時間
差の間に、レチクル11からウエハ・アライメント・セ
ンサ42までの相対変位であるベースラインがドリフト
することがあった。この場合に、露光結果に重ね合わせ
誤差が発生するという問題があった。なお、ドリフトの
原因としては、雰囲気温度の変化や機械的要因などが考
えられる。
【0014】また、従来の投影露光装置の構成では、ア
ライメントセンサによりベースライン計測を必ず行う必
要があったため、その分だけスループットが低下するこ
とは避けられなかった。
ライメントセンサによりベースライン計測を必ず行う必
要があったため、その分だけスループットが低下するこ
とは避けられなかった。
【0015】以上では、投影露光装置に関するアライメ
ントについての課題について説明したが、投影露光装置
以外でも、投影光学系を介して、投影光学系の物体面側
に配置される第1部材と、投影光学系の像面側に配置さ
れる第2部材とを光学的に位置合わせしたい場合には、
同様な課題が存在する。
ントについての課題について説明したが、投影露光装置
以外でも、投影光学系を介して、投影光学系の物体面側
に配置される第1部材と、投影光学系の像面側に配置さ
れる第2部材とを光学的に位置合わせしたい場合には、
同様な課題が存在する。
【0016】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、投影光学系の物体面側に配置される第1部材(たと
えばマスク)と、投影光学系の像面側に配置される第2
部材(たとえば感光性基板)とを光学的に高精度で且つ
高スループットで位置合わせすることができる投影露光
装置、アライメント装置およびアライメント方法を提供
することを目的とする。
れ、投影光学系の物体面側に配置される第1部材(たと
えばマスク)と、投影光学系の像面側に配置される第2
部材(たとえば感光性基板)とを光学的に高精度で且つ
高スループットで位置合わせすることができる投影露光
装置、アライメント装置およびアライメント方法を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】以下、この項に示す説明
では、本発明を、実施形態を表す図面に示す部材符号に
対応つけて説明するが、本発明の各構成要件は、これら
部材符号を付した図面に示す部材に限定されるものでは
ない。また、本発明において、マスクとは、レチクル
(11)を含む概念で用いる。
では、本発明を、実施形態を表す図面に示す部材符号に
対応つけて説明するが、本発明の各構成要件は、これら
部材符号を付した図面に示す部材に限定されるものでは
ない。また、本発明において、マスクとは、レチクル
(11)を含む概念で用いる。
【0018】さらに、本発明において、投影露光装置と
しては、特に限定されず、g線(436nm)、i線
(365nm)、KrFエキシマレーザ(248n
m)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2 レー
ザ(157nm)、またはYAGレーザなどの高調波を
露光用光源として用いる露光装置などを例示することが
できる。また、露光方式の分類による露光装置のタイプ
も特に限定されず、いわゆるステップ・アンド・リピー
ト方式の露光装置でも、いわゆるステップ・アンド・ス
キャン方式の露光装置でも良い。いわゆるステップ・ア
ンド・スキャン方式の露光装置は、レチクルなどのマス
ク上のパターンの一部を投影光学系を介して感光性基板
上に縮小投影露光した状態で、マスクと感光性基板と
を、投影光学系に対して同期移動させることにより、マ
スク上のパターンの縮小像を逐次感光性基板の各ショッ
ト領域に転写する方式の露光装置である。この方式の露
光装置は、いわゆるステップ・アンド・リピート方式の
露光装置に比較して、投影光学系に対する負担を増大さ
せることなく、転写対象パターンを大面積化することが
できるという利点がある。
しては、特に限定されず、g線(436nm)、i線
(365nm)、KrFエキシマレーザ(248n
m)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2 レー
ザ(157nm)、またはYAGレーザなどの高調波を
露光用光源として用いる露光装置などを例示することが
できる。また、露光方式の分類による露光装置のタイプ
も特に限定されず、いわゆるステップ・アンド・リピー
ト方式の露光装置でも、いわゆるステップ・アンド・ス
キャン方式の露光装置でも良い。いわゆるステップ・ア
ンド・スキャン方式の露光装置は、レチクルなどのマス
ク上のパターンの一部を投影光学系を介して感光性基板
上に縮小投影露光した状態で、マスクと感光性基板と
を、投影光学系に対して同期移動させることにより、マ
スク上のパターンの縮小像を逐次感光性基板の各ショッ
ト領域に転写する方式の露光装置である。この方式の露
光装置は、いわゆるステップ・アンド・リピート方式の
露光装置に比較して、投影光学系に対する負担を増大さ
せることなく、転写対象パターンを大面積化することが
できるという利点がある。
【0019】請求項1 本発明に係る露光装置(請求項1に対応)は、投影光学
系(13)を介してマスク(11)のパターンを感光性
基板(14)上に転写する投影露光装置において、前記
投影光学系(13)の物体面側と像面側の一方に配置さ
れる第1マーク(RM)に、第1照明光(AL1)を照
射する第1照明系(1)と、前記投影光学系(13)の
物体面側と像面側の他方に配置される第2マーク(W
M)に、前記第1照明光(AL1)より波長幅が広い第
2照明光(AL2)を照射する第2照明系(64)と、
前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)から
それぞれ発生する光を受光して、前記第1マーク(R
M)および第2マーク(WM)の相対位置関係に応じた
信号を出力する検出装置(50)とを備えたことを特徴
とする。
系(13)を介してマスク(11)のパターンを感光性
基板(14)上に転写する投影露光装置において、前記
投影光学系(13)の物体面側と像面側の一方に配置さ
れる第1マーク(RM)に、第1照明光(AL1)を照
射する第1照明系(1)と、前記投影光学系(13)の
物体面側と像面側の他方に配置される第2マーク(W
M)に、前記第1照明光(AL1)より波長幅が広い第
2照明光(AL2)を照射する第2照明系(64)と、
前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)から
それぞれ発生する光を受光して、前記第1マーク(R
M)および第2マーク(WM)の相対位置関係に応じた
信号を出力する検出装置(50)とを備えたことを特徴
とする。
【0020】この投影露光装置では、第1マーク(R
M)と第2マーク(WM)との相対位置関係を直接計測
することができるので、ベースライン計測を行う必要が
なく、ベースラインのドリフトの影響を受けることな
く、安定的に高い重ね合わせ精度を維持することが可能
となる。
M)と第2マーク(WM)との相対位置関係を直接計測
することができるので、ベースライン計測を行う必要が
なく、ベースラインのドリフトの影響を受けることな
く、安定的に高い重ね合わせ精度を維持することが可能
となる。
【0021】また、ベースライン計測を行う必要がない
ことから、露光工程のスループットの向上に寄与する。
ことから、露光工程のスループットの向上に寄与する。
【0022】請求項2および3 本発明に係る投影露光装置において、前記第1照明系
(1)は、前記マスク(11)に照射される露光用照明
光とほぼ同一波長の照明光を射出し、前記検出装置(5
0)は、前記第1マーク(RM)から発生して前記投影
光学系(13)を通過する光を受光することが好ましい
(請求項2に対応)。
(1)は、前記マスク(11)に照射される露光用照明
光とほぼ同一波長の照明光を射出し、前記検出装置(5
0)は、前記第1マーク(RM)から発生して前記投影
光学系(13)を通過する光を受光することが好ましい
(請求項2に対応)。
【0023】本発明に係る露光装置において、前記第1
マーク(RM)は前記投影光学系(13)の物体面側に
配置され、前記第1照明系(1)は、前記露光用照明系
を前記マスク(11)に照射する露光用照明系で兼用さ
れることが好ましい(請求項3に対応)。
マーク(RM)は前記投影光学系(13)の物体面側に
配置され、前記第1照明系(1)は、前記露光用照明系
を前記マスク(11)に照射する露光用照明系で兼用さ
れることが好ましい(請求項3に対応)。
【0024】投影光学系(13)は、コヒーレントなレ
ーザビームや水銀ランプのg線またはi線などの単色光
などの露光用照明光に対して最も収差が小さくなるよう
に設計してあるからである。
ーザビームや水銀ランプのg線またはi線などの単色光
などの露光用照明光に対して最も収差が小さくなるよう
に設計してあるからである。
【0025】請求項4 本発明に係る露光装置において、前記第2照明系(6
4)は、前記第1照明光(AL1)と波長が異なる広帯
域光を射出し、前記検出装置(50)は、前記投影光学
系(13)を介することなく前記第2マーク(WM)か
ら発生する光を受光することことが好ましい(請求項4
に対応)。
4)は、前記第1照明光(AL1)と波長が異なる広帯
域光を射出し、前記検出装置(50)は、前記投影光学
系(13)を介することなく前記第2マーク(WM)か
ら発生する光を受光することことが好ましい(請求項4
に対応)。
【0026】広帯域光としては、特に限定されないが、
たとえば200nm程度の帯域幅を持つブロードな波長
分布の光である。このような広帯域光を用いることで、
単色光を用いる場合と異なり、感光性基板(14)上の
レジスト層などによる光の多重干渉などが原因で生じる
検出精度の劣化を防止できるので好ましい。また、広帯
域光は、投影光学系(13)を介した場合には、収差に
よる影響のために、位置合わせの精度が低下することか
ら、投影光学系(13)を介さない方が好ましい。
たとえば200nm程度の帯域幅を持つブロードな波長
分布の光である。このような広帯域光を用いることで、
単色光を用いる場合と異なり、感光性基板(14)上の
レジスト層などによる光の多重干渉などが原因で生じる
検出精度の劣化を防止できるので好ましい。また、広帯
域光は、投影光学系(13)を介した場合には、収差に
よる影響のために、位置合わせの精度が低下することか
ら、投影光学系(13)を介さない方が好ましい。
【0027】なお、このような広帯域光としては、感光
性基板(14)を感光させない波長域幅であることが好
ましい。
性基板(14)を感光させない波長域幅であることが好
ましい。
【0028】請求項5 本発明に係る露光装置において、前記検出装置(50)
は、前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)
からそれぞれ発生する光を同一の撮像素子(60)に導
く対物光学系(58)を有することが好ましい(請求項
5に対応)。
は、前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)
からそれぞれ発生する光を同一の撮像素子(60)に導
く対物光学系(58)を有することが好ましい(請求項
5に対応)。
【0029】同一の撮像素子(60)を用いることで、
前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)の相
対位置関係に応じた信号を出力することが容易になると
共に、部品の共通化および部品点数の削減に寄与する。
前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)の相
対位置関係に応じた信号を出力することが容易になると
共に、部品の共通化および部品点数の削減に寄与する。
【0030】請求項6 本発明に係る露光装置において、前記検出装置(50)
は、前記投影光学系(13)に対して前記第2マーク
(WM)側に配置され、前記第1マーク(RM)から発
生して前記投影光学系(13)を通過する光と、前記第
2マーク(WM)から発生する光とをそれぞれ前記対物
光学系(58)に入射させる光学部材(54,56)を
有することが好ましい(請求項6に対応)。
は、前記投影光学系(13)に対して前記第2マーク
(WM)側に配置され、前記第1マーク(RM)から発
生して前記投影光学系(13)を通過する光と、前記第
2マーク(WM)から発生する光とをそれぞれ前記対物
光学系(58)に入射させる光学部材(54,56)を
有することが好ましい(請求項6に対応)。
【0031】このような光学部材(54,56)として
は、たとえばハーフミラーおよび/またはビームスプリ
ッタなどを含む光学部材を例示することができる。
は、たとえばハーフミラーおよび/またはビームスプリ
ッタなどを含む光学部材を例示することができる。
【0032】このような光学部材(54,56)を用い
ることで、前記第1マーク(RM)および第2マーク
(WM)からそれぞれ発生する光を同一の撮像素子(6
0)に導くことが容易になる。
ることで、前記第1マーク(RM)および第2マーク
(WM)からそれぞれ発生する光を同一の撮像素子(6
0)に導くことが容易になる。
【0033】請求項7 本発明に係る露光装置において、前記検出装置(50)
は、前記第1マーク(RM)から発生する光を、前記撮
像素子(60)で検出可能な光に変換する光変換素子
(56)を有することもできる(請求項7に対応)。
は、前記第1マーク(RM)から発生する光を、前記撮
像素子(60)で検出可能な光に変換する光変換素子
(56)を有することもできる(請求項7に対応)。
【0034】前記第1マーク(RM)から発生する光
は、露光用照明光またはそれに類するものである場合で
あって、第2マーク(WM)から発生する光が、それと
異なる場合に、光変換素子(56)で変換することによ
り、同一の撮像素子(60)でこれらの光を検出するこ
とが容易になる。
は、露光用照明光またはそれに類するものである場合で
あって、第2マーク(WM)から発生する光が、それと
異なる場合に、光変換素子(56)で変換することによ
り、同一の撮像素子(60)でこれらの光を検出するこ
とが容易になる。
【0035】請求項8 また、本発明に係る露光装置(請求項8に対応)は、前
記第2マーク(WM)は前記感光性基板(14)上に形
成され、前記第2照明光(AL2)の波長は、前記感光
性基板(14)を感光させる波長域と異なることが好ま
しい。
記第2マーク(WM)は前記感光性基板(14)上に形
成され、前記第2照明光(AL2)の波長は、前記感光
性基板(14)を感光させる波長域と異なることが好ま
しい。
【0036】第2マーク(WM)が感光性基板(14)
上に形成される場合であって、それを照射する第2照明
光(AL2)の波長が、前記感光性基板(14)を感光
させる波長域と同じである場合には、感光性基板(1
4)を感光してしまうおそれがあるからである。
上に形成される場合であって、それを照射する第2照明
光(AL2)の波長が、前記感光性基板(14)を感光
させる波長域と同じである場合には、感光性基板(1
4)を感光してしまうおそれがあるからである。
【0037】請求項9 本発明に係る露光装置において、前記第1マーク(R
M)は前記マスク(11)上に形成され、前記検出装置
(50)から出力される信号は前記マスク(11)と前
記感光性基板(14)とのアライメントに利用されるこ
とが好ましい(請求項9に対応)。
M)は前記マスク(11)上に形成され、前記検出装置
(50)から出力される信号は前記マスク(11)と前
記感光性基板(14)とのアライメントに利用されるこ
とが好ましい(請求項9に対応)。
【0038】高精度のアライメントを実現でき、正確な
位置に露光することができるからである。
位置に露光することができるからである。
【0039】請求項10および11 本発明に係るアライメント装置(50)は、投影光学系
(13)の物体面側に配置される第1部材(11)と、
投影光学系(13)の像面側に配置される第2部材(1
4)とを光学的に位置合わせするためのアライメント装
置であって、前記第1部材(11)側に配置される第1
マーク(RM)に、第1照明光(AL1)を照射する第
1照明系(1)と、前記第2部材(14)側に配置され
る第2マーク(WM)に、前記第1照明光(AL1)よ
り波長幅が広い第2照明光(AL2)を照射する第2照
明系(64)と、前記第1マーク(RM)および第2マ
ーク(WM)からそれぞれ発生する光を受光して、前記
第1マーク(RM)および第2マーク(WM)の相対位
置関係に応じた信号を出力する検出装置(50)とを備
えたことを特徴とする(請求項10に対応)。
(13)の物体面側に配置される第1部材(11)と、
投影光学系(13)の像面側に配置される第2部材(1
4)とを光学的に位置合わせするためのアライメント装
置であって、前記第1部材(11)側に配置される第1
マーク(RM)に、第1照明光(AL1)を照射する第
1照明系(1)と、前記第2部材(14)側に配置され
る第2マーク(WM)に、前記第1照明光(AL1)よ
り波長幅が広い第2照明光(AL2)を照射する第2照
明系(64)と、前記第1マーク(RM)および第2マ
ーク(WM)からそれぞれ発生する光を受光して、前記
第1マーク(RM)および第2マーク(WM)の相対位
置関係に応じた信号を出力する検出装置(50)とを備
えたことを特徴とする(請求項10に対応)。
【0040】本発明に係るアライメント方法は、投影光
学系(13)の物体面側に配置される第1部材(11)
と、投影光学系(13)の像面側に配置される第2部材
(14)とを光学的に位置合わせするためのアライメン
ト方法であって、前記第1部材(11)側に配置される
第1マーク(RM)に、第1照明光(AL1)を照射す
るステップと、前記第2部材(14)側に配置される第
2マーク(WM)に、前記第1照明光(AL1)より波
長幅が広い第2照明光(AL2)を照射するステップ
と、前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)
からそれぞれ発生する光を受光して、前記第1マーク
(RM)および第2マーク(WM)の相対位置関係に応
じた信号を出力するステップとを有する(請求項11に
対応)。
学系(13)の物体面側に配置される第1部材(11)
と、投影光学系(13)の像面側に配置される第2部材
(14)とを光学的に位置合わせするためのアライメン
ト方法であって、前記第1部材(11)側に配置される
第1マーク(RM)に、第1照明光(AL1)を照射す
るステップと、前記第2部材(14)側に配置される第
2マーク(WM)に、前記第1照明光(AL1)より波
長幅が広い第2照明光(AL2)を照射するステップ
と、前記第1マーク(RM)および第2マーク(WM)
からそれぞれ発生する光を受光して、前記第1マーク
(RM)および第2マーク(WM)の相対位置関係に応
じた信号を出力するステップとを有する(請求項11に
対応)。
【0041】このアライメント装置(50)およびアラ
イメント方法では、第1マーク(RM)と第2マーク
(WM)との相対位置関係を直接計測することができる
ので、ベースライン計測を行う必要がなく、ベースライ
ンのドリフトの影響を受けることなく、安定的に高い重
ね合わせ精度を維持することが可能となる。
イメント方法では、第1マーク(RM)と第2マーク
(WM)との相対位置関係を直接計測することができる
ので、ベースライン計測を行う必要がなく、ベースライ
ンのドリフトの影響を受けることなく、安定的に高い重
ね合わせ精度を維持することが可能となる。
【0042】また、ベースライン計測を行う必要がない
ことから、位置合わせ工程のスループットの向上に寄与
する。
ことから、位置合わせ工程のスループットの向上に寄与
する。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
形態に基づき説明する。
【0044】図1は本発明の1実施形態に係る投影露光
装置の概略図、図2は図1に示すアライメントセンサの
概略構成図、図3(A),(B)はレチクル・アライメ
ント・マークとウエハ・アライメント・マークとの関係
を示す概略図、図4は投影露光装置の全体構成図であ
る。
装置の概略図、図2は図1に示すアライメントセンサの
概略構成図、図3(A),(B)はレチクル・アライメ
ント・マークとウエハ・アライメント・マークとの関係
を示す概略図、図4は投影露光装置の全体構成図であ
る。
【0045】図1および図4に示すように、本発明の1
実施形態に係る露光装置30は、いわゆるステップ・ア
ンド・スキャン方式の露光装置であり、マスクとしての
レチクル11上のパターンの一部を投影光学系13を介
して感光性基板としてのレジストが塗布されたウエハ1
4上に縮小投影露光した状態で、レチクル11とウエハ
14とを、投影光学系13に対して同期移動させること
により、レチクル11上のパターンの縮小像を逐次ウエ
ハ14の各ショット領域に転写するようになっている。
実施形態に係る露光装置30は、いわゆるステップ・ア
ンド・スキャン方式の露光装置であり、マスクとしての
レチクル11上のパターンの一部を投影光学系13を介
して感光性基板としてのレジストが塗布されたウエハ1
4上に縮小投影露光した状態で、レチクル11とウエハ
14とを、投影光学系13に対して同期移動させること
により、レチクル11上のパターンの縮小像を逐次ウエ
ハ14の各ショット領域に転写するようになっている。
【0046】まず、本実施形態に係る露光装置30の全
体構成について、図4に基づき説明する。
体構成について、図4に基づき説明する。
【0047】図4に示すように、本実施形態の露光装置
30は、露光用光源1としてKrFエキシマレーザ(発
振波長248nm)を有する。なお、露光用光源1とし
ては、特に限定されず、g線(436nm)、i線(3
65nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F
2 レーザ(157nm)、または金属蒸気レーザ光源や
YAGレーザの高調波発生装置等のパルス光源を使用し
ても良い。
30は、露光用光源1としてKrFエキシマレーザ(発
振波長248nm)を有する。なお、露光用光源1とし
ては、特に限定されず、g線(436nm)、i線(3
65nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F
2 レーザ(157nm)、または金属蒸気レーザ光源や
YAGレーザの高調波発生装置等のパルス光源を使用し
ても良い。
【0048】露光用光源1からパルス発光されたレーザ
ビームLBは、ビーム整形・変調光学系2へ入射するよ
うになっている。本実施形態では、ビーム整形・変調光
学系2は、ビーム整形光学系2aと、エネルギー変調器
2bとから成る。ビーム整形光学系2aは、シリンダレ
ンズやビームエキスパンダ等で構成してあり、これらに
より、後続のフライアイレンズ5に効率よく入射するよ
うにビームの断面形状が整形される。
ビームLBは、ビーム整形・変調光学系2へ入射するよ
うになっている。本実施形態では、ビーム整形・変調光
学系2は、ビーム整形光学系2aと、エネルギー変調器
2bとから成る。ビーム整形光学系2aは、シリンダレ
ンズやビームエキスパンダ等で構成してあり、これらに
より、後続のフライアイレンズ5に効率よく入射するよ
うにビームの断面形状が整形される。
【0049】図4に示すエネルギー変調器2bは、エネ
ルギー粗調器およびエネルギー微調器などで構成してあ
り、エネルギー粗調器は、回転自在なレボルバ上に透過
率(=(1−減光率)×100(%))の異なる複数個
のNDフィルタを配置したものであり、そのレボルバを
回転することにより、入射するレーザビームLBに対す
る透過率を100%から複数段階で切り換えることがで
きるようになっている。なお、そのレボルバと同様のレ
ボルバを2段配置し、2組のNDフィルタの組み合わせ
によってより細かく透過率を調整できるようにしてもよ
い。一方、エネルギー微調器は、ダブル・グレーティン
グ方式、または傾斜角可変の2枚の平行平板ガラスを組
み合わせた方式等で、所定範囲内でレーザビームLBに
対する透過率を連続的に微調整するものである。ただ
し、このエネルギー微調器を使用する代わりに、エキシ
マレーザ光源1の出力変調によってレーザビームLBの
エネルギーを微調整してもよい。
ルギー粗調器およびエネルギー微調器などで構成してあ
り、エネルギー粗調器は、回転自在なレボルバ上に透過
率(=(1−減光率)×100(%))の異なる複数個
のNDフィルタを配置したものであり、そのレボルバを
回転することにより、入射するレーザビームLBに対す
る透過率を100%から複数段階で切り換えることがで
きるようになっている。なお、そのレボルバと同様のレ
ボルバを2段配置し、2組のNDフィルタの組み合わせ
によってより細かく透過率を調整できるようにしてもよ
い。一方、エネルギー微調器は、ダブル・グレーティン
グ方式、または傾斜角可変の2枚の平行平板ガラスを組
み合わせた方式等で、所定範囲内でレーザビームLBに
対する透過率を連続的に微調整するものである。ただ
し、このエネルギー微調器を使用する代わりに、エキシ
マレーザ光源1の出力変調によってレーザビームLBの
エネルギーを微調整してもよい。
【0050】図4において、ビーム整形・変調光学系2
から射出されたレーザビームLBは、光路折り曲げ用の
ミラーMを介してフライアイレンズ5に入射する。
から射出されたレーザビームLBは、光路折り曲げ用の
ミラーMを介してフライアイレンズ5に入射する。
【0051】フライアイレンズ5は、後続のレチクル1
1を均一な照度分布で照明するために多数の2次光源を
形成する。図4に示すように、フライアイレンズ5の射
出面には照明系の開口絞り(いわゆるσ絞り)6が配置
してあり、その開口絞り6内の2次光源から射出される
レーザビーム(以下、「パルス照明光IL」と呼ぶ)
は、反射率が小さく透過率の大きなビームスプリッタ7
に入射し、ビームスプリッタ7を透過した露光用照明光
としてのパルス照明光ILは、リレーレンズ8を介して
コンデンサレンズ10へ入射するようになっている。
1を均一な照度分布で照明するために多数の2次光源を
形成する。図4に示すように、フライアイレンズ5の射
出面には照明系の開口絞り(いわゆるσ絞り)6が配置
してあり、その開口絞り6内の2次光源から射出される
レーザビーム(以下、「パルス照明光IL」と呼ぶ)
は、反射率が小さく透過率の大きなビームスプリッタ7
に入射し、ビームスプリッタ7を透過した露光用照明光
としてのパルス照明光ILは、リレーレンズ8を介して
コンデンサレンズ10へ入射するようになっている。
【0052】リレーレンズ8は、第1リレーレンズ8A
と、第2リレーレンズ8Bと、これらレンズ8A,8B
間に配置される固定照明視野絞り(固定レチクルブライ
ンド)9Aおよび可動照明視野絞り9Bとを有する。固
定照明視野絞り9Aは、矩形の開口部を有し、ビームス
プリッタ7を透過したパルス照明光ILは、第1リレー
レンズ8Aを経て固定照明視野絞り9Aの矩形の開口部
を通過するようになっている。また、この固定照明視野
絞り9Aは、レチクルのパターン面に対する共役面の近
傍に配置してある。可動照明視野絞り9Bは、走査方向
の位置および幅が可変の開口部を有し、固定照明視野絞
り9Aの近くに配置してあり、走査露光の開始時および
終了時にその可動照明視野絞り9Bを介して照明視野フ
ィールドをさらに制限することによって、不要な部分
(レクチルパターンが転写されるウエハ上のショット領
域以外)の露光が防止されるようになっている。なお、
図1では、これらの固定照明視野絞り9Aおよび可動照
明視野絞り9Bの図示を省略してある。
と、第2リレーレンズ8Bと、これらレンズ8A,8B
間に配置される固定照明視野絞り(固定レチクルブライ
ンド)9Aおよび可動照明視野絞り9Bとを有する。固
定照明視野絞り9Aは、矩形の開口部を有し、ビームス
プリッタ7を透過したパルス照明光ILは、第1リレー
レンズ8Aを経て固定照明視野絞り9Aの矩形の開口部
を通過するようになっている。また、この固定照明視野
絞り9Aは、レチクルのパターン面に対する共役面の近
傍に配置してある。可動照明視野絞り9Bは、走査方向
の位置および幅が可変の開口部を有し、固定照明視野絞
り9Aの近くに配置してあり、走査露光の開始時および
終了時にその可動照明視野絞り9Bを介して照明視野フ
ィールドをさらに制限することによって、不要な部分
(レクチルパターンが転写されるウエハ上のショット領
域以外)の露光が防止されるようになっている。なお、
図1では、これらの固定照明視野絞り9Aおよび可動照
明視野絞り9Bの図示を省略してある。
【0053】図4に示すように、固定照明視野絞り9A
および可動照明視野絞り9Bを通過したパルス照明光I
Lは、第2リレーレンズ8Bおよびコンデンサレンズ1
0を経て、レチクルステージ15上に保持されたレチク
ル11上の矩形の照明領域12Rを均一な照度分布で照
明する。レチクル11上の照明領域12R内のパターン
を投影光学系13を介して投影倍率α(αは例えば1/
4,1/5等)で縮小した像が、フォトレジストが塗布
されたウエハ(感光性基板)14上の照明視野フィール
ド12Wに投影露光される。以下、投影光学系13の光
軸AXに平行にZ軸を取り、その光軸AXに垂直な平面
内で照明領域12Rに対するレチクル11の走査方向
(即ち、図4の紙面に平行な方向)をY方向、その走査
方向に垂直な非走査方向をX方向として説明する。
および可動照明視野絞り9Bを通過したパルス照明光I
Lは、第2リレーレンズ8Bおよびコンデンサレンズ1
0を経て、レチクルステージ15上に保持されたレチク
ル11上の矩形の照明領域12Rを均一な照度分布で照
明する。レチクル11上の照明領域12R内のパターン
を投影光学系13を介して投影倍率α(αは例えば1/
4,1/5等)で縮小した像が、フォトレジストが塗布
されたウエハ(感光性基板)14上の照明視野フィール
ド12Wに投影露光される。以下、投影光学系13の光
軸AXに平行にZ軸を取り、その光軸AXに垂直な平面
内で照明領域12Rに対するレチクル11の走査方向
(即ち、図4の紙面に平行な方向)をY方向、その走査
方向に垂直な非走査方向をX方向として説明する。
【0054】このとき、レチクルステージ15はレチク
ルステージ駆動部18によりY方向に走査される。外部
のレーザ干渉計16により計測されるレチクルステージ
15のY座標がステージコントローラ17に供給され、
ステージコントローラ17は供給された座標に基づいて
レチクルステージ駆動部18を介して、レチクルステー
ジ15の位置および速度を制御する。
ルステージ駆動部18によりY方向に走査される。外部
のレーザ干渉計16により計測されるレチクルステージ
15のY座標がステージコントローラ17に供給され、
ステージコントローラ17は供給された座標に基づいて
レチクルステージ駆動部18を介して、レチクルステー
ジ15の位置および速度を制御する。
【0055】一方、ウエハ14は、不図示のウエハホル
ダを介してウエハステージ28上に載置される。ウエハ
ステージ28は、Zチルトステージ19と、Zチルトス
テージ19が載置されるXYステージ20とを有する。
XYステージ20は、X方向およびY方向にウエハ14
の位置決めを行うと共に、Y方向にウエハ14を走査す
る。また、Zチルトステージ19は、ウエハ14のZ方
向の位置(フォーカス位置)を調整すると共に、XY平
面に対するウエハ14の傾斜角を調整する機能を有す
る。Zチルトステージ19上に固定された移動鏡、およ
び外部のレーザ干渉計22により計測されるXYステー
ジ20(ウエハ14)のX座標、およびY座標がステー
ジコントローラ17に供給され、ステージコントローラ
17は、供給された座標に基づいてウエハステージ駆動
部23を介してXYステージ20の位置および速度を制
御する。
ダを介してウエハステージ28上に載置される。ウエハ
ステージ28は、Zチルトステージ19と、Zチルトス
テージ19が載置されるXYステージ20とを有する。
XYステージ20は、X方向およびY方向にウエハ14
の位置決めを行うと共に、Y方向にウエハ14を走査す
る。また、Zチルトステージ19は、ウエハ14のZ方
向の位置(フォーカス位置)を調整すると共に、XY平
面に対するウエハ14の傾斜角を調整する機能を有す
る。Zチルトステージ19上に固定された移動鏡、およ
び外部のレーザ干渉計22により計測されるXYステー
ジ20(ウエハ14)のX座標、およびY座標がステー
ジコントローラ17に供給され、ステージコントローラ
17は、供給された座標に基づいてウエハステージ駆動
部23を介してXYステージ20の位置および速度を制
御する。
【0056】また、ステージコントローラ17の動作
は、不図示の装置全体を統轄制御する主制御系によって
制御されている。そして、走査露光時には、レチクル1
1がレチクルステージ15を介して+Y方向(または−
Y方向)に速度VR で走査されるのに同期して、XYス
テージ20を介してウエハ14は照明視野フィールド1
2Wに対して−Y方向(または+Y方向)に速度α・V
R (αはレチクル11からウエハ14に対する投影倍
率)で走査される。
は、不図示の装置全体を統轄制御する主制御系によって
制御されている。そして、走査露光時には、レチクル1
1がレチクルステージ15を介して+Y方向(または−
Y方向)に速度VR で走査されるのに同期して、XYス
テージ20を介してウエハ14は照明視野フィールド1
2Wに対して−Y方向(または+Y方向)に速度α・V
R (αはレチクル11からウエハ14に対する投影倍
率)で走査される。
【0057】また、Zチルトステージ19上のウエハ1
4の近傍に光電変換素子からなる照度むらセンサ21が
常設され、照度むらセンサ21の受光面はウエハ14の
表面と同じ高さに設定されている。照度むらセンサ21
としては、遠紫外で感度があり、且つパルス照明光を検
出するために高い応答周波数を有するPIN型のフォト
ダイオード等が使用できる。照度むらセンサ21の検出
信号が不図示のピークホールド回路、およびアナログ/
デジタル(A/D)変換器を介して露光コントローラ2
6に供給されている。
4の近傍に光電変換素子からなる照度むらセンサ21が
常設され、照度むらセンサ21の受光面はウエハ14の
表面と同じ高さに設定されている。照度むらセンサ21
としては、遠紫外で感度があり、且つパルス照明光を検
出するために高い応答周波数を有するPIN型のフォト
ダイオード等が使用できる。照度むらセンサ21の検出
信号が不図示のピークホールド回路、およびアナログ/
デジタル(A/D)変換器を介して露光コントローラ2
6に供給されている。
【0058】なお、図4に示すビームスプリッタ7で反
射されたパルス照明光ILは、集光レンズ24を介して
光電変換素子よりなるインテグレータセンサ25で受光
され、インテグレータセンサ25の光電変換信号が、不
図示のピークホールド回路およびA/D変換器を介して
出力DSとして露光コントローラ26に供給される。イ
ンテグレータセンサ25の出力DSと、ウエハ14の表
面上でのパルス照明光ILの照度(露光量)との相関係
数は予め求められて露光コントローラ26内に記憶され
ている。露光コントローラ26は、制御情報TSを露光
用光源1に供給することによって、露光用光源1の発光
タイミング、および発光パワー等を制御する。露光コン
トローラ26は、さらにエネルギー変調器3での減光率
を制御し、ステージコントローラ17はステージ系の動
作情報に同期して可動照明視野絞り9Bの開閉動作を制
御する。
射されたパルス照明光ILは、集光レンズ24を介して
光電変換素子よりなるインテグレータセンサ25で受光
され、インテグレータセンサ25の光電変換信号が、不
図示のピークホールド回路およびA/D変換器を介して
出力DSとして露光コントローラ26に供給される。イ
ンテグレータセンサ25の出力DSと、ウエハ14の表
面上でのパルス照明光ILの照度(露光量)との相関係
数は予め求められて露光コントローラ26内に記憶され
ている。露光コントローラ26は、制御情報TSを露光
用光源1に供給することによって、露光用光源1の発光
タイミング、および発光パワー等を制御する。露光コン
トローラ26は、さらにエネルギー変調器3での減光率
を制御し、ステージコントローラ17はステージ系の動
作情報に同期して可動照明視野絞り9Bの開閉動作を制
御する。
【0059】本実施形態では、このようなステップ・ア
ンド・スキャン方式の投影露光装置30において、図1
に示すように、レチクル11の光源側にアライメント用
遮蔽板52を設けてある。遮蔽板52を設けることで、
アライメント時に、アライメント用第1照明光が、投影
光学系13の物体面側であるレチクル11に形成してあ
るレチクル・アライメント・マークRM(主として第1
マーク)の領域のみを照射し、ショット領域を照射しな
いようにしてある。なお、アライメント用遮蔽板52
は、必ずしも設けることなく、図4に示す照明視野絞り
9A,9Bなどにより兼用することもできる。
ンド・スキャン方式の投影露光装置30において、図1
に示すように、レチクル11の光源側にアライメント用
遮蔽板52を設けてある。遮蔽板52を設けることで、
アライメント時に、アライメント用第1照明光が、投影
光学系13の物体面側であるレチクル11に形成してあ
るレチクル・アライメント・マークRM(主として第1
マーク)の領域のみを照射し、ショット領域を照射しな
いようにしてある。なお、アライメント用遮蔽板52
は、必ずしも設けることなく、図4に示す照明視野絞り
9A,9Bなどにより兼用することもできる。
【0060】図1に示すように、本実施形態では、投影
光学系13とウエハ・ステージ28との間であって、ウ
エハ14のショット領域に対する投影光学系13を介し
ての露光に際して邪魔にならない位置に、検出装置とし
てのウエハ・アライメント・センサ50が配置してあ
る。このセンサ50は、投影光学系13に対して固定し
てあることが好ましい。
光学系13とウエハ・ステージ28との間であって、ウ
エハ14のショット領域に対する投影光学系13を介し
ての露光に際して邪魔にならない位置に、検出装置とし
てのウエハ・アライメント・センサ50が配置してあ
る。このセンサ50は、投影光学系13に対して固定し
てあることが好ましい。
【0061】センサ50は、図2に示すように、ハーフ
ミラー54を有し、レチクル・アライメント・マークR
Mを照射して投影光学系13を通過したアライメント用
第1照明光AL1が、このハーフミラー54により反射
し、受光面56にレチクル・アライメント・マークRM
の像を結像するようになっている。受光面56は、レチ
クル11の面とウエハ14の面との双方に対して、光学
的に共役な面である。
ミラー54を有し、レチクル・アライメント・マークR
Mを照射して投影光学系13を通過したアライメント用
第1照明光AL1が、このハーフミラー54により反射
し、受光面56にレチクル・アライメント・マークRM
の像を結像するようになっている。受光面56は、レチ
クル11の面とウエハ14の面との双方に対して、光学
的に共役な面である。
【0062】本実施形態では、アライメント用第1照明
光AL1としては、図4に示す光源1から発せられる露
光用照明光を用いているので、露光用照明光に対して最
も収差が小さくなるように設計してある投影光学系13
を通しても、問題なくレチクル・アライメント・マーク
RMを受光面56に結像させることが可能である。
光AL1としては、図4に示す光源1から発せられる露
光用照明光を用いているので、露光用照明光に対して最
も収差が小さくなるように設計してある投影光学系13
を通しても、問題なくレチクル・アライメント・マーク
RMを受光面56に結像させることが可能である。
【0063】本実施形態では、受光面56には、蛍光物
質の層が形成してあり、受光面56に対して結像したレ
チクル・アライメント・マークRMのパターンに応じ
て、蛍光が発生する。この蛍光は、アライメント用第1
照明光AL1の波長とは異なっており、後述する撮像素
子60で検出可能な光になっている。すなわち、蛍光物
質の層が形成してある受光面56は、光変換素子として
機能する。
質の層が形成してあり、受光面56に対して結像したレ
チクル・アライメント・マークRMのパターンに応じ
て、蛍光が発生する。この蛍光は、アライメント用第1
照明光AL1の波長とは異なっており、後述する撮像素
子60で検出可能な光になっている。すなわち、蛍光物
質の層が形成してある受光面56は、光変換素子として
機能する。
【0064】受光面56で発生した蛍光は、ハーフミラ
ー54を通過し、対物光学系58へと入射するようにな
っている。対物光学系58は、単一または複数の対物レ
ンズを含み、受光面56で発生した蛍光を、光学系58
を挟んでハーフミラー54と反対側のハーフミラー62
を通して、撮像素子60の受光面へ導き、そこで、レチ
クル・アライメント・マークRMの像を再結像するよう
になっている。撮像素子60としては、特に限定されな
いが、一次元または二次元のCCDカメラなどが用いら
れる。
ー54を通過し、対物光学系58へと入射するようにな
っている。対物光学系58は、単一または複数の対物レ
ンズを含み、受光面56で発生した蛍光を、光学系58
を挟んでハーフミラー54と反対側のハーフミラー62
を通して、撮像素子60の受光面へ導き、そこで、レチ
クル・アライメント・マークRMの像を再結像するよう
になっている。撮像素子60としては、特に限定されな
いが、一次元または二次元のCCDカメラなどが用いら
れる。
【0065】また、ハーフミラー62に対して、撮像素
子60と光学的に共役な位置には、アライメント用第2
照明光AL2を出射する第2光源64の出射面が配置し
てある。第2光源64は、本実施形態では、200nm
程度のブロードな波長分布の広帯域光を出射するもので
あり、たとえばハロゲンランプ、コンデンサレンズ、光
ファイバー、フィルタ(レジスト層の感光波長域と赤外
線波長域とをカット)などを含む光学系である。なお、
センサ50には、第2光源64からの出射面のみが配置
してあれば良く、第2光源64を構成する全ての部材が
含まれている必要はない。
子60と光学的に共役な位置には、アライメント用第2
照明光AL2を出射する第2光源64の出射面が配置し
てある。第2光源64は、本実施形態では、200nm
程度のブロードな波長分布の広帯域光を出射するもので
あり、たとえばハロゲンランプ、コンデンサレンズ、光
ファイバー、フィルタ(レジスト層の感光波長域と赤外
線波長域とをカット)などを含む光学系である。なお、
センサ50には、第2光源64からの出射面のみが配置
してあれば良く、第2光源64を構成する全ての部材が
含まれている必要はない。
【0066】第2光源64の出射面から出射するアライ
メント用第2照明光AL2は、ハーフミラー62で反射
し、対物光学系58を通して、反対側のハーフミラー5
4で反射し、ウエハ14上のウエハ・アライメント・マ
ークWMを照明する。このウエハ・アライメント・マー
クWMからの反射光は、再度ハーフミラー54で反射
し、対物光学系58を通して、ハーフミラー62へと向
かい、今度は、そのハーフミラー62を通過し、撮像素
子60の受光面に、ウエハ・アライメント・マークWM
の像を結像する。
メント用第2照明光AL2は、ハーフミラー62で反射
し、対物光学系58を通して、反対側のハーフミラー5
4で反射し、ウエハ14上のウエハ・アライメント・マ
ークWMを照明する。このウエハ・アライメント・マー
クWMからの反射光は、再度ハーフミラー54で反射
し、対物光学系58を通して、ハーフミラー62へと向
かい、今度は、そのハーフミラー62を通過し、撮像素
子60の受光面に、ウエハ・アライメント・マークWM
の像を結像する。
【0067】すなわち、本実施形態では、撮像素子60
の受光面には、レチクル・アライメント・マークRMの
像と、ウエハ・アライメント・マークWMの像とが同時
に結像する。これらマークRM,WMの具体的な形状は
特に限定されないが、二次元方向に位置ずれ量を検知す
ることができるようなマークの組み合わせであることが
好ましい。このような例を、たとえば図3(A)および
図3(B)に示す。図3(A)では、矩形状のレチクル
・アライメント・マークRMが、四方に配置されたスト
ライプ状のウエハ・アライメント・マークWMの内側に
配置される例である。また、図3(B)では、相互に垂
直なストライプが十字形に形成してあるウエハ・アライ
メント・マークWMが内側に配置してあり、その外側に
ストライプ状のレチクル・アライメント・マークRMが
四方に配置してある。
の受光面には、レチクル・アライメント・マークRMの
像と、ウエハ・アライメント・マークWMの像とが同時
に結像する。これらマークRM,WMの具体的な形状は
特に限定されないが、二次元方向に位置ずれ量を検知す
ることができるようなマークの組み合わせであることが
好ましい。このような例を、たとえば図3(A)および
図3(B)に示す。図3(A)では、矩形状のレチクル
・アライメント・マークRMが、四方に配置されたスト
ライプ状のウエハ・アライメント・マークWMの内側に
配置される例である。また、図3(B)では、相互に垂
直なストライプが十字形に形成してあるウエハ・アライ
メント・マークWMが内側に配置してあり、その外側に
ストライプ状のレチクル・アライメント・マークRMが
四方に配置してある。
【0068】本実施形態では、図2に示す撮像素子60
において、レチクル・アライメント・マークRMの像と
ウエハ・アライメント・マークWMの像とを同時に検出
することができ、図3(A),(B)に示すように、二
次元方向に光電変換信号を検出することで、これらマー
クRM,WMの位置ずれ量を計測して出力することが可
能になっている。
において、レチクル・アライメント・マークRMの像と
ウエハ・アライメント・マークWMの像とを同時に検出
することができ、図3(A),(B)に示すように、二
次元方向に光電変換信号を検出することで、これらマー
クRM,WMの位置ずれ量を計測して出力することが可
能になっている。
【0069】撮像素子60にて検出されたマーク相互の
位置ずれ量データは、たとえば図4に示す露光装置30
のステージコントローラ17へと送られ、レチクル11
とウエハ14とが正確に位置合わせされた状態で露光が
行われるように、レチクル11および/またはウエハ1
4の位置を制御する。
位置ずれ量データは、たとえば図4に示す露光装置30
のステージコントローラ17へと送られ、レチクル11
とウエハ14とが正確に位置合わせされた状態で露光が
行われるように、レチクル11および/またはウエハ1
4の位置を制御する。
【0070】このようなアライメント動作後に、前述し
たようなウエハ14上の各ショット領域毎に、ステップ
・アンド・スキャン方式の露光を行う。
たようなウエハ14上の各ショット領域毎に、ステップ
・アンド・スキャン方式の露光を行う。
【0071】本実施形態に係る投影露光装置30では、
レチクル・アライメント・マークRMとウエハ・アライ
メント・マークWMとの相対位置関係を、撮像素子60
を直接にしかも同時に計測することができるので、ベー
スライン計測を行う必要がなく、ベースラインのドリフ
トの影響を受けることなく、安定的に高い重ね合わせ精
度を維持することが可能となる。
レチクル・アライメント・マークRMとウエハ・アライ
メント・マークWMとの相対位置関係を、撮像素子60
を直接にしかも同時に計測することができるので、ベー
スライン計測を行う必要がなく、ベースラインのドリフ
トの影響を受けることなく、安定的に高い重ね合わせ精
度を維持することが可能となる。
【0072】また、ベースライン計測を行う必要がない
ことから、アライメント工程および露光工程のスループ
ットの向上に寄与する。
ことから、アライメント工程および露光工程のスループ
ットの向上に寄与する。
【0073】また、本実施形態では、アライメント用第
1照明光AL1として、露光用照明光を用いていること
から、アライメント用第1照明光を発生させるための光
源を必要とせず、部品点数の低減に寄与する。また、ア
ライメント用第1照明光AL1として、露光用照明光を
用いていることから、投影光学系13を通しても、収差
の影響を最小限にすることができる。また、アライメン
ト専用の光を投影光学系13に通す場合と比較して、投
影光学系の設計の自由度が高い。
1照明光AL1として、露光用照明光を用いていること
から、アライメント用第1照明光を発生させるための光
源を必要とせず、部品点数の低減に寄与する。また、ア
ライメント用第1照明光AL1として、露光用照明光を
用いていることから、投影光学系13を通しても、収差
の影響を最小限にすることができる。また、アライメン
ト専用の光を投影光学系13に通す場合と比較して、投
影光学系の設計の自由度が高い。
【0074】また、アライメント用第2照明光として
は、広帯域光を用いていることから、単色光を用いる場
合と異なり、ウエハ14上に成膜してあるレジスト層な
どによる光の多重干渉などが原因で生じる検出精度の劣
化を防止できるので、この点でも検出精度が向上する。
また、ウエハ・アライメント・マークWMを照射する光
として、広帯域光を用いていることから、非対称なマー
クWMや荒れたマークWMに対してもロバストな計測を
行うことができるというメリットもある。
は、広帯域光を用いていることから、単色光を用いる場
合と異なり、ウエハ14上に成膜してあるレジスト層な
どによる光の多重干渉などが原因で生じる検出精度の劣
化を防止できるので、この点でも検出精度が向上する。
また、ウエハ・アライメント・マークWMを照射する光
として、広帯域光を用いていることから、非対称なマー
クWMや荒れたマークWMに対してもロバストな計測を
行うことができるというメリットもある。
【0075】また、広帯域光は、投影光学系13を介し
た場合には、収差による影響のために、位置合わせの精
度が低下するおそれがあるが、本実施形態では、広帯域
光である第2照明光AL2については、投影光学系13
を介さないので問題がない。
た場合には、収差による影響のために、位置合わせの精
度が低下するおそれがあるが、本実施形態では、広帯域
光である第2照明光AL2については、投影光学系13
を介さないので問題がない。
【0076】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0077】たとえば、図2に示すウエハ・アライメン
ト・センサ50受光面56に蛍光物質の層を形成する代
わりに、この面56を、撮像素子60とは別の撮像素子
の受光面としても良い。または受光面56に結像するレ
チクル・アライメント・マークRMの像を、光学部材を
介して、撮像素子60とは別の撮像素子の受光面に導い
ても良い。これらの場合には、レチクル・アライメント
・マークRMの像は、ウエハ・アライメント・マークW
Mの像が結像する撮像素子60とは別の撮像素子の受光
面で検出されることになる。したがって、これらの撮像
素子で別々に検出した電気信号を、別の回路で比較する
ことにより、これらマークの位置ずれ量を判断する必要
がある。
ト・センサ50受光面56に蛍光物質の層を形成する代
わりに、この面56を、撮像素子60とは別の撮像素子
の受光面としても良い。または受光面56に結像するレ
チクル・アライメント・マークRMの像を、光学部材を
介して、撮像素子60とは別の撮像素子の受光面に導い
ても良い。これらの場合には、レチクル・アライメント
・マークRMの像は、ウエハ・アライメント・マークW
Mの像が結像する撮像素子60とは別の撮像素子の受光
面で検出されることになる。したがって、これらの撮像
素子で別々に検出した電気信号を、別の回路で比較する
ことにより、これらマークの位置ずれ量を判断する必要
がある。
【0078】また、上述した実施形態におけるアライメ
ント・センサ50では、撮像素子60とは別の位置に第
2光源64を設けたが、撮像素子60の内部に、第2光
源を装着しても良い。
ント・センサ50では、撮像素子60とは別の位置に第
2光源64を設けたが、撮像素子60の内部に、第2光
源を装着しても良い。
【0079】また、上述した実施形態では、レチクル・
アライメント・マークRMおよびウエハ・アライメント
・マークWMの像を撮像素子に結像させてマーク位置を
検出したが、本発明では、それに限らず、その他の位置
検出法を採用しても良い。たとえばレーザ光の干渉を利
用してマーク位置を検出するように構成しても良い。レ
ーザ光の干渉を利用してマーク位置を検出する方法とし
ては、回折格子状のマークに対して可干渉な二光束を照
射してそのマークから同一方向に発生する回折光よりな
る干渉光の位相に基づいて位置検出を行うレーザ干渉ア
ライメント法(LIA)が知られている。
アライメント・マークRMおよびウエハ・アライメント
・マークWMの像を撮像素子に結像させてマーク位置を
検出したが、本発明では、それに限らず、その他の位置
検出法を採用しても良い。たとえばレーザ光の干渉を利
用してマーク位置を検出するように構成しても良い。レ
ーザ光の干渉を利用してマーク位置を検出する方法とし
ては、回折格子状のマークに対して可干渉な二光束を照
射してそのマークから同一方向に発生する回折光よりな
る干渉光の位相に基づいて位置検出を行うレーザ干渉ア
ライメント法(LIA)が知られている。
【0080】また、上述した実施形態では、ステップ・
アンド・スキャン方式の縮小投影型走査露光装置(スキ
ャニング・ステッパー)についての説明したが、例えば
レチクル11とウエハ14とを静止させた状態でレチク
ルパターンの全面に露光用照明光を照射して、そのレチ
クルパターンが転写されるべきウエハ14上の1つの区
画領域(ショット領域)を一括露光するステップ・アッ
プ・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパ
ー)、さらにはミラープロジェクション方式やプロキシ
ミティ方式などの露光装置にも同様に本発明を適用する
ことができる。なお、投影光学系13はその全ての光学
素子が屈折素子(レンズ)であるものとしたが、反射素
子(ミラーなど)のみからなる光学系であっても良い
し、あるいは屈折素子と反射素子(凹面鏡、ミラーな
ど)とからなるカタディオプトリック光学系であっても
よい。また、投影光学系13は縮小光学系に限られるも
のではなく、等倍光学系や拡大光学系であっても良い。
アンド・スキャン方式の縮小投影型走査露光装置(スキ
ャニング・ステッパー)についての説明したが、例えば
レチクル11とウエハ14とを静止させた状態でレチク
ルパターンの全面に露光用照明光を照射して、そのレチ
クルパターンが転写されるべきウエハ14上の1つの区
画領域(ショット領域)を一括露光するステップ・アッ
プ・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパ
ー)、さらにはミラープロジェクション方式やプロキシ
ミティ方式などの露光装置にも同様に本発明を適用する
ことができる。なお、投影光学系13はその全ての光学
素子が屈折素子(レンズ)であるものとしたが、反射素
子(ミラーなど)のみからなる光学系であっても良い
し、あるいは屈折素子と反射素子(凹面鏡、ミラーな
ど)とからなるカタディオプトリック光学系であっても
よい。また、投影光学系13は縮小光学系に限られるも
のではなく、等倍光学系や拡大光学系であっても良い。
【0081】さらに、光源として、軟X線領域に発振ス
ペクトルを有するEUV(Extreme Ultra
Violet)を発生するSOR、またはレーザプラ
ズマ光源等を用いた縮小投影型走査露光装置、プロキシ
ミティー方式のX線走査露光装置にも本発明を適用可能
である。
ペクトルを有するEUV(Extreme Ultra
Violet)を発生するSOR、またはレーザプラ
ズマ光源等を用いた縮小投影型走査露光装置、プロキシ
ミティー方式のX線走査露光装置にも本発明を適用可能
である。
【0082】さらにまた、本発明に係るアライメント装
置および方法は、投影露光装置に適用されるのみではな
く、その他の装置において、投影光学系の物体面側に配
置される第1部材と、投影光学系の像面側に配置される
第2部材とを光学的に高精度で且つ高スループットで位
置合わせしたい場合全てに対して適用が可能である。
置および方法は、投影露光装置に適用されるのみではな
く、その他の装置において、投影光学系の物体面側に配
置される第1部材と、投影光学系の像面側に配置される
第2部材とを光学的に高精度で且つ高スループットで位
置合わせしたい場合全てに対して適用が可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、投影光学系の物体面側に配置される第1部材(たと
えばマスク)と、投影光学系の像面側に配置される第2
部材(たとえば感光性基板)とを光学的に高精度で且つ
高スループットで位置合わせすることができる投影露光
装置、アライメント装置およびアライメント方法を提供
することができる。
ば、投影光学系の物体面側に配置される第1部材(たと
えばマスク)と、投影光学系の像面側に配置される第2
部材(たとえば感光性基板)とを光学的に高精度で且つ
高スループットで位置合わせすることができる投影露光
装置、アライメント装置およびアライメント方法を提供
することができる。
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る投影露光装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図2】 図2は図1に示すアライメントセンサの概略
構成図である。
構成図である。
【図3】 図3(A),(B)はレチクル・アライメン
ト・マークとウエハ・アライメント・マークとの関係を
示す概略図である。
ト・マークとウエハ・アライメント・マークとの関係を
示す概略図である。
【図4】 図4は投影露光装置の全体構成図である。
【図5】 図5は従来例に係るアライメント装置を持つ
投影露光装置の概略斜視図である。
投影露光装置の概略斜視図である。
1… 露光用光源 11… レチクル(マスク) 13… 投影光学系 14… ウエハ(感光性基板) 17… ステージコントローラ 30… 投影露光装置 50… ウエハ・アライメント・センサ 52… 遮蔽板 54,62… ハーフミラー 56… 受光面 58… 対物光学系 60… 撮像素子 64… 第2光源 RM(RMA、RMB)… レチクル・アライメント・
マーク WM… ウエハ・アライメント・マーク
マーク WM… ウエハ・アライメント・マーク
Claims (11)
- 【請求項1】 投影光学系を介してマスクのパターンを
感光性基板上に転写する投影露光装置において、 前記投影光学系の物体面側と像面側の一方に配置される
第1マークに、第1照明光を照射する第1照明系と、 前記投影光学系の物体面側と像面側の他方に配置される
第2マークに、前記第1照明光より波長幅が広い第2照
明光を照射する第2照明系と、 前記第1マークおよび第2マークからそれぞれ発生する
光を受光して、前記第1マークおよび第2マークの相対
位置関係に応じた信号を出力する検出装置とを備えたこ
とを特徴とする投影露光装置。 - 【請求項2】 前記第1照明系は、前記マスクに照射さ
れる露光用照明光とほぼ同一波長の照明光を射出し、前
記検出装置は、前記第1マークから発生して前記投影光
学系を通過する光を受光することを特徴とする請求項1
に記載の投影露光装置。 - 【請求項3】 前記第1マークは前記投影光学系の物体
面側に配置され、前記第1照明系は、前記露光用照明系
を前記マスクに照射する露光用照明系で兼用されること
を特徴とする請求項2に記載の投影露光装置。 - 【請求項4】 前記第2照明系は、前記第1照明光と波
長が異なる広帯域光を射出し、前記検出装置は、前記投
影光学系を介することなく前記第2マークから発生する
光を受光することを特徴とする請求項1または2に記載
の投影露光装置。 - 【請求項5】 前記検出装置は、前記第1マークおよび
第2マークからそれぞれ発生する光を同一の撮像素子に
導く対物光学系を有することを特徴とする請求項1〜4
のいずれか1に記載の投影露光装置。 - 【請求項6】 前記検出装置は、前記投影光学系に対し
て前記第2マーク側に配置され、前記第1マークから発
生して前記投影光学系を通過する光と、前記第2マーク
から発生する光とをそれぞれ前記対物光学系に入射させ
る光学部材を有することを特徴とする請求項5に記載の
投影露光装置。 - 【請求項7】 前記検出装置は、前記第1マークから発
生する光を、前記撮像素子で検出可能な光に変換する光
変換素子を有することを特徴とする請求項5または6に
記載の投影露光装置。 - 【請求項8】 前記第2マークは前記感光性基板上に形
成され、前記第2照明光の波長は、前記感光性基板を感
光させる波長域と異なることを特徴とする請求項1〜7
のいずれか1に記載の投影露光装置。 - 【請求項9】 前記第1マークは前記マスク上に形成さ
れ、前記検出装置から出力される信号は前記マスクと前
記感光性基板とのアライメントに利用されることを特徴
とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の投影露光装
置。 - 【請求項10】 投影光学系の物体面側に配置される第
1部材と、投影光学系の像面側に配置される第2部材と
を光学的に位置合わせするためのアライメント装置であ
って、 前記第1部材側に配置される第1マークに、第1照明光
を照射する第1照明系と、 前記第2部材側に配置される第2マークに、前記第1照
明光より波長幅が広い第2照明光を照射する第2照明系
と、 前記第1マークおよび第2マークからそれぞれ発生する
光を受光して、前記第1マークおよび第2マークの相対
位置関係に応じた信号を出力する検出装置とを備えたこ
とを特徴とするアライメント装置。 - 【請求項11】 投影光学系の物体面側に配置される第
1部材と、投影光学系の像面側に配置される第2部材と
を光学的に位置合わせするためのアライメント方法であ
って、 前記第1部材側に配置される第1マークに、第1照明光
を照射するステップと、 前記第2部材側に配置される第2マークに、前記第1照
明光より波長幅が広い第2照明光を照射するステップ
と、 前記第1マークおよび第2マークからそれぞれ発生する
光を受光して、前記第1マークおよび第2マークの相対
位置関係に応じた信号を出力するステップとを有するア
ライメント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10069353A JPH11251233A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 投影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10069353A JPH11251233A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 投影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11251233A true JPH11251233A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=13400120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10069353A Pending JPH11251233A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 投影露光装置、アライメント装置およびアライメント方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11251233A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100784622B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2007-12-11 | 가부시키가이샤 아도테크 엔지니어링 | 다층 회로기판 제조에 있어서 위치 맞춤방법 및 그 장치 |
CN102207683A (zh) * | 2010-03-30 | 2011-10-05 | 上海微电子装备有限公司 | 一种用于duv光刻装置的掩模对准面形探测装置 |
JP2011253864A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Topcon Corp | 露光装置 |
US8210830B2 (en) | 2005-07-27 | 2012-07-03 | Kyushu Institute Of Technology | Valveless micropump |
KR20230075409A (ko) | 2020-09-14 | 2023-05-31 | 가부시키가이샤 브이 테크놀로지 | 투영 노광 장치 및 투영 노광 방법 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP10069353A patent/JPH11251233A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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