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JPH11200530A - 建築用ボードの目地化粧構造及び目地化粧部材 - Google Patents

建築用ボードの目地化粧構造及び目地化粧部材

Info

Publication number
JPH11200530A
JPH11200530A JP10004199A JP419998A JPH11200530A JP H11200530 A JPH11200530 A JP H11200530A JP 10004199 A JP10004199 A JP 10004199A JP 419998 A JP419998 A JP 419998A JP H11200530 A JPH11200530 A JP H11200530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
decorative member
core
joint decorative
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10004199A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Fujimoto
正 藤本
Sadahiro Sakai
禎浩 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
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Publication of JPH11200530A publication Critical patent/JPH11200530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火性、断熱性及び施工性に優れている、建
築用ボード4の目地化粧構造及びこれに使用される目地
化粧部材8を提供すること。 【解決手段】 下地2に対し各々の側縁6を所定の間隔
をおいて相互に対向せしめて並列に配置された建築用ボ
ード4の目地に沿って目地化粧部材8が挿入されてなる
目地化粧構造。目地化粧部材8は、無機質繊維状物の束
からなる芯22と、芯22の外周面を覆う化粧シート部
材24とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下地に対し側縁を
所定の間隔をおいて相互に対向せしめて並列に配置され
た建築用ボードの目地化粧構造及びこれに使用される目
地化粧部材に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内装あるいは外装の様式として
は、近時、表面に化粧層を備えた建築用ボードを下地の
表面に装着することが提案されている。建築用ボード
は、一般に、矩形状基層とこの基層の表面に施された化
粧層とから構成されており、このような建築用ボードを
建築物の内装あるいは外装として使用する場合には、防
火性及び断熱性に優れていることが望まれるが、更にそ
れらに加えて施工性にも優れていることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それ自体が防火性及び
断熱性に優れている建築用ボードの典型例としては、基
層が石膏からなり、化粧層が漆喰からなる建築用ボード
を挙げることができる。而して、このような建築用ボー
ドを、各々の側縁を略隙間なく隣接せしめて(突き合わ
せて)並列に配置して使用する場合には、建築用ボード
の境界即ち目地がそのまま露呈されることがないので、
防火性及び断熱性についての要求はこれを満足させるこ
とができる。しかしながら、相互に隣接する建築用ボー
ドの側縁同士を略隙間なく整然と配置することは、建築
物の下地自体の施行精度等の種々の要因により、不可能
ではないにしても著しく困難であり、施工性が悪くな
る。
【0004】他方、上記の如き建築用ボードを、各々の
側縁を適宜の隙間をおいて相互に対向せしめて並列に配
置して使用する場合には、施工性は優れているものの、
目地がそのまま露呈されるので、火災時に、一般的な下
地材である木材が目地の部分から延焼する可能性が高く
なり、防火性が悪くなる。更に、目地がそのまま露呈さ
れることに起因して、建築用ボード間において断熱層が
部分的に存在しなくなるので断熱性が悪くなると共に体
裁も悪くなる。
【0005】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
であり、その目的は、防火性、断熱性及び施工性の全て
に優れている、建築用ボードの目地化粧構造及びこれに
使用される目地化粧部材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、下地に対し各々の側縁を所定の間隔をおいて相互に
対向せしめて並列に配置された建築用ボードの目地に沿
って目地化粧部材が挿入され、該目地化粧部材は、無機
質繊維状物の束からなる芯と、該芯の外周面を覆う化粧
シート部材とからなる、ことを特徴とする目地化粧構
造、が提供される。
【0007】上記発明においては、建築用ボードは、下
地に対し各々の側縁を所定の間隔をおいて相互に対向せ
しめて並列に配置されているので、施工時において、隣
合う建築用ボードの側縁同士を隙間なく整然と配置する
必要がなく、したがって優れた施工性が確保される。更
には、建築用ボードの目地に沿って目地化粧部材が挿入
されることに起因して、建築用ボードの目地がそのまま
露呈されることがないので、優れた断熱性が得られると
共に、火災時に、一般的な下地材である木材が目地の部
分から直接延焼する可能性がなくなり、防火性が向上す
る。更に、建築用ボードの表面間に幾分かの段差が存在
しても、目地化粧部材の存在により目立つことがなくな
る、との効果も得られる。更にはまた、目地に沿って挿
入される目地化粧部材は、無機質繊維状物の束からなる
芯と、芯の外周面を覆う化粧シート部材とからなるの
で、それ自体が燃えにくく、したがって優れた防火性が
確保される。また上記目地化粧部材は、芯が無機質繊維
状物の束から構成されているので、建築用ボードの目地
に沿って挿入する上で好適な柔軟性を有しており、した
がって目地化粧部材の目地への挿入作業は著しく容易で
あり、この面での施工性も優れている。
【0008】本発明の他の局面によれば、下地に対し各
々の側縁を所定の間隔をおいて相互に対向せしめて並列
に配置された建築用ボードの目地に沿って挿入される目
地化粧部材であって、無機質繊維状物の束からなる芯
と、該芯の外周面を覆う化粧シート部材とからなる、こ
とを特徴とする目地化粧部材、が提供される。
【0009】上記発明においては、建築用ボードの目地
に沿って挿入される目地化粧部材が、無機質繊維状物の
束からなる芯と、芯の外周面を覆う化粧シート部材とか
らなるので、それ自体が燃えにくく、防火性に優れてい
る。もちろん断熱性にも優れている。更にはまた、上記
目地化粧部材は、芯が無機質繊維状物の束から構成され
ているので、建築用ボードの目地に沿って挿入する上で
好適な柔軟性を有しており、したがって目地化粧部材の
目地への挿入作業は著しく容易である。このような目地
化粧部材を使用して本発明の目地化粧構造を実現すれ
ば、優れた防火性、断熱性及び施工性が確保されるの
で、建築物の内装あるいは外装に適用することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の目地化粧構造及びこれに使用される目地化粧部材の
好適実施形態について、更に詳細に説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明の目地化粧構造の
好適実施形態を備えた、建築物の内装の一部を図示して
いる。建築物の下地2(図2参照)上には一対の建築用
ボード4が固定されている。下地2を構成する下地材
は、この実施形態では木材からなる。一対の建築用ボー
ド4は、それぞれの片側縁6を所定の間隔をおいて相互
に対向せしめて並列に配置されている。並列に配置され
た一対の建築用ボード4の目地には、それに沿って後述
する目地化粧部材8が挿入されている。建築用ボード4
の各々の下端縁部表面は幅木10によって覆われてお
り、上端縁部表面は回り縁12によって覆われている。
幅木10及び回り縁12は通常の大工工事によって所要
部位に固定される。
【0012】一対の建築用ボード4の各々は、矩形状の
基層14とこの基層14の表面に施された化粧層16と
から構成されている。建築用ボード4の各々における基
層14は、建築物における下地材として広く一般に使用
されている適宜の材料のうち、防火性及び断熱性に優れ
た材料である、石膏ボード、珪酸カルシウムボード、発
泡セメントボード、あるいは火山性ガラス質積層板等か
ら形成することができる。図2に示す建築用ボード4に
おいては、市販されている石膏ボードからなる基層14
が示されており、この基層14は、原料の半水石膏に少
量の無機細骨材等と水を混練成形して形成された芯18
と、この芯18の表裏両面並びに両側面(図2において
左側面及び右側面)を被覆している厚紙20とから構成
されている。芯18の上端面及び下端面は厚紙20で被
覆されることなく露呈せしめられている。化粧層16は
硬化性組成物の固化体から形成されている。化粧層16
は、硬化性組成物と水との混練物を適宜の様式によって
基層14の表面に積層し、次いで養生し固化せしめるこ
とによって好都合に形成することができる。
【0013】乾燥されて固化され化粧層16を形成する
混練物は、硬化性組成物と水とを混練することによって
形成することができる。混練物の形成に使用される硬化
性組成物は、乾燥によって固化される無機系硬化性組成
物であるのが好都合である。好適に用いられる無機系硬
化性組成物としては、水酸化カルシウム、硫酸カルシウ
ム及び酸化マグネシウム等の硬化性化合物に適宜の添加
材を添加したもの、特に、左官用消石灰、漆喰、ドロマ
イトプラスターの如き水酸化カルシウムを主成分とする
硬化性組成物、殊に、水酸化カルシウムに水性エマルジ
ョンを添加したもの、を挙げることができる。更に、必
要に応じて、短繊維、無機細骨材、微粒子、増粘剤、流
動化剤、消泡剤等を添加することができる。化粧層16
は、上記の構成に代えて、図示しない化粧シート部材を
厚紙20の表面に貼着することにより形成してもよい。
化粧シート部材は、樹脂含浸紙、和紙、オレフィン、軟
質ポリ塩化ビニル等のシート部材に適宜の印刷処理を施
すことにより形成することができる。図2に示す建築用
ボード4においては、漆喰からなる化粧層16が示され
ている。
【0014】建築物の下地2への建築用ボード4の各々
の固定は、接着材あるいは釘打ちの如き周知の様式によ
って遂行することができる。なお、釘打ちによって固定
する場合には、釘の本体の、頭部寄りの位置に、他の本
体部分よりも直径が縮小されることにより形成される脆
弱部を有する、それ自体は周知の特殊な釘(図示せず)
を使用することが好ましい。この釘は、1.2mm程度
の細い釘であって、頭部と脆弱部との間にゴム製のスペ
ーサを装着した状態で、建築用ボード4の表面から打ち
込む。そして釘の脆弱部が建築用ボード4の表面に略整
合したところで打ち込みを停止する。スペーサの存在に
より上記打ち込み停止の操作は容易である。次に、建築
用ボード4の表面から上方に突出したスペーサ及び頭部
をハンマによって釘の軸線に直角な方向に叩くことによ
り、釘を脆弱部から簡単に折ることができる。釘の折ら
れた部分は建築用ボード4の表面と略同一かあるいは僅
かに沈み込んだ位置にあって、建築用ボード4の表面側
に露呈されるが、上記の如く細いので見えにくく、実用
上は見えないといってもよい。
【0015】建築用ボード4の各々の側縁6間の所定の
間隔は、建築用ボード4の各々を下地2に固定する際、
複数個の図示しないスペーサを対向する側縁6間に介在
することにより容易に設定される。スペーサの各々は直
方体形状をなす木材あるいは適宜の合成樹脂から形成す
ることができる。スペーサの各々はまた建築用ボード4
の各々が下地2に固定された後、抜き取られる。
【0016】本発明の目地化粧構造においては、図2に
明確に示す如く、目地化粧部材8を、一対の建築用ボー
ド4の目地に沿って挿入(この実施形態においては圧
入)することによって、一対の建築用ボード4の目地が
化粧される。図3をも参照して、目地化粧部材8は、無
機質繊維状物の束からなる芯22と、芯22の外周面を
覆う化粧シート部材24とからなる。芯22は、その一
本一本が比較的短い複数の無機質繊維状物を束ねること
により形成されている。無機質繊維状物は、例えばグラ
スウールから形成することができる。化粧シート部材2
4は、樹脂含浸紙、和紙、オレフィン、軟質ポリ塩化ビ
ニル等のシート部材に適宜の印刷処理を施すことにより
形成することができる。芯22及び化粧シート部材24
からなる目地化粧部材8は、断面が略円形状をなしてお
り、その直径は側縁6間の所定の間隔よりも若干大きく
形成されている。なお目地化粧部材8の断面が略楕円形
状をなす実施形態もあり、その場合の直径(最大直径又
は最小直径)は、側縁6間の所定の間隔よりも若干大き
く形成される。なお上記円形状あるいは楕円形状とは、
幾何学的な意味での厳密な形状である必要はなく、略そ
のような形状に形成されていればよい。
【0017】上記の如く構成された建築用ボード4の各
々は、先ず、下地2に対し各々の側縁6を所定の間隔を
おいて相互に対向せしめて並列に配置され、接着により
固定される。側縁6間の所定の間隔は上記の如きスペー
サを使用することにより容易に設定することができる。
したがって施工時において、隣合う建築用ボード4の側
縁6同士を隙間なく整然と配置する必要がなく、優れた
施工性が確保される。次に目地、すなわち建築用ボード
4の各々の側縁6間に沿って目地化粧部材8が挿入(圧
入)される。これにより目地化粧部材8は建築用ボード
4の目地に保持され、目地化粧構造が形成される。目地
化粧部材8を目地に沿って挿入する操作が遂行されるの
みで目地の化粧は完了するので、施工は著しく容易であ
る。上記目地化粧構造においてはまた、目地化粧部材8
の存在により目地がそのまま露呈されることがないの
で、優れた断熱性が得られると共に、火災時に、下地2
を形成する木材が目地の部分から直接延焼する可能性が
なくなり、防火性が向上する。
【0018】目地に沿って挿入される目地化粧部材8
は、無機質繊維状物(実施形態ではグラスウールからな
る無機質繊維状物)の束からなる芯22と、芯22の外
周面を覆う化粧シート部材24とからなるので、それ自
体が燃えにくく、したがって優れた防火性が確保され
る。もちろん断熱性も所望のとおりに確保される。また
目地化粧部材8は、芯22が無機質繊維状物、実施形態
ではグラスウールからなる無機質繊維状物の束から構成
されているので、目地に沿って挿入する上で好適な柔軟
性を有しており、したがって目地化粧部材8の目地への
挿入作業は著しく容易であり、この面での施工性も優れ
ている。上記芯22はその一本一本が比較的短い複数の
無機質繊維状物、実施形態ではグラスウールを束ねるこ
とにより構成されているので、上記柔軟性が実用上容易
かつ確実に得られる。目地化粧部材8は、断面が円形状
をなしており、その直径は側縁6間の所定の間隔よりも
若干大きく形成されているので、圧入操作はきわめて容
易であり、また目地から抜け出さない所望の保持力が容
易に得られる。目地化粧部材8の断面が楕円形状をなし
ている場合であって、その最小直径が側縁6間の所定の
間隔よりも若干大きく形成されている場合には、その最
小直径部を目地に圧入せしめる。この使用形態は、例え
ば、建築用ボード4の厚さが比較的厚く(目地の深さが
比較的深く)、目地の幅が比較的狭い場合に有用であ
る。目地化粧部材8の断面が楕円形状をなしている場合
であって、その最大直径が側縁6間の所定の間隔よりも
若干大きく形成されている場合には、その最大直径部を
目地に圧入せしめる。この使用形態は、例えば、建築用
ボード4の厚さが比較的薄く(目地の深さが比較的浅
く)、目地の幅が比較的広い場合に有用である。
【0019】次に、図4〜図6を参照して、本発明の目
地化粧構造の他の好適実施形態について説明する。な
お、図4〜図6において、図1〜図3と実質上同一部分
は同一符号で示し、説明は省略する。図6に明確に示さ
れているように、目地化粧部材8は、帯状をなす薄板部
材30の片面に沿って長手方向に直線状に延在するよう
一体に装着(接着)されている。薄板部材30は、比較
的薄く硬い材料である、木材、合板、中密度繊維板等の
木質材;紙;あるいはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
等の合成樹脂から形成することができる。そして薄板部
材30は、目地化粧部材8の幅(上記実施形態では直
径)よりも大きな幅を有している。目地化粧部材8は、
薄板部材30が目地化粧部材8の両側からそれぞれ幅方
向に突出するよう位置付けられている。この実施形態で
は、目地化粧部材8は薄板部材30の幅方向中央に位置
付けられている。薄板部材30の、目地化粧部材8の両
側からの突出部の一方32は、建築用ボード4の一方
(図4及び図5の左側の建築用ボード4)の側縁6に沿
った下面と下地2との間に挿入され、突出部の他方34
は、建築用ボード4の他方(図4及び図5の右側の建築
用ボード4)の側縁6に沿った下面と下地2との間に挿
入されている。
【0020】図4及び図5に示されている目地化粧構造
は次のようにして構成される。建築用ボード4の上記一
方が、先ず上記の如く下地2に固定される。次に目地化
粧部材8が一体に装着された薄板部材30の片側の突出
部32が建築用ボード4の上記一方の側縁6に沿った下
面と下地2との間に強制的に挿入される(差し込まれ
る)。建築用ボード4の上記一方が下地2に対し接着に
より固定された場合には、その直後であれば比較的容易
に薄板部材30の突出部32を強制的に挿入することが
できる。また釘により固定された場合であっても、建築
用ボード4の上記一方の側縁6に沿った下面と下地2と
の間は完全密着ではなく、それらの間には幾分かの隙間
が存在するので、上記の如き強制的な挿入はこれを比較
的容易に遂行することができる。薄板部材30の突出部
32を建築用ボード4の上記一方の側縁6に沿った下面
と下地2との間に挿入することにより、薄板部材30に
一体に装着された目地化粧部材8は、その外周面の一部
が、上記一方の側縁6に圧接、接触又は近接した状態で
保持される。次いで建築用ボード4の上記他方を、その
側縁6に沿った下面が薄板部材30の他側の突出部34
の上面を覆うように位置付けて、下地2に固定する。目
地化粧部材8は、建築用ボード4の各々の側縁6に圧
接、接触又は近接した状態で建築用ボード4の各々の目
地に位置付けられ、目地を化粧する。
【0021】目地化粧部材8が薄板部材30の片面に一
体に装着されている、上記実施形態においては、比較的
施工が容易でありながら目地化粧部材8を建築用ボード
4の各々の目地にしっかりと装着することができる。更
に、目地化粧部材8を建築用ボード4の各々の側縁6間
に圧入しなくともしっかりと保持されるので、側縁6間
の間隔の精度が比較的ラフであっても問題はなく、この
面でも施工性に優れているといえる。その他の作用効果
については、図1〜図3に関して記載したとおりである
ので説明は省略する。
【0022】
【発明の効果】本発明の目地化粧部材を使用して本発明
の目地化粧構造を実現すれば、優れた防火性、断熱性及
び施工性が確保されるので、建築物の内装あるいは外装
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目地化粧構造の好適実施形態が採用さ
れた建築物の内装の一部を図示する正面図。
【図2】図1のA−A矢視断面の部分を斜視図にして示
す図。
【図3】図1及び図2に示す目地化粧構造に使用されて
いる目地化粧部材の好適実施形態を、その一部を破断し
て示す斜視図。
【図4】本発明の目地化粧構造の他の好適実施形態が採
用された建築物の内装の一部を図示する正面図。
【図5】図4のB−B矢視断面の部分を斜視図にして示
す図。
【図6】図3に示す目地化粧部材が薄板部材に装着され
た状態をその一部を破断して示す斜視図。
【符号の説明】
2 建築物の下地 4 建築用ボード 6 側縁 8 目地化粧部材 14 基層 16 化粧層 18 芯 20 厚紙 22 芯 24 化粧シート部材 30 薄板部材 32 突出部の一方 34 突出部の他方

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地に対し各々の側縁を所定の間隔をお
    いて相互に対向せしめて並列に配置された建築用ボード
    の目地に沿って目地化粧部材が挿入され、該目地化粧部
    材は、無機質繊維状物の束からなる芯と、該芯の外周面
    を覆う化粧シート部材とからなる、ことを特徴とする目
    地化粧構造。
  2. 【請求項2】 該芯はその一本一本が比較的短い複数の
    該無機質繊維状物を束ねることにより構成されている、
    請求項1記載の目地化粧構造。
  3. 【請求項3】 該無機質繊維状物はグラスウールからな
    る、請求項1又は請求項2記載の目地化粧構造。
  4. 【請求項4】 該目地化粧部材は断面が円形状又は楕円
    形状をなしている、請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の目地化粧構造。
  5. 【請求項5】 該目地化粧部材は該目地に沿って圧入さ
    れている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の目地化
    粧構造。
  6. 【請求項6】 該目地化粧部材は帯状をなす薄板部材の
    片面に沿って長手方向に延在するよう一体に装着され、
    該薄板部材は該目地化粧部材の幅よりも大きな幅を有し
    ており、該目地化粧部材は該薄板部材が該目地化粧部材
    の両側からそれぞれ幅方向に突出するよう位置付けら
    れ、該薄板部材の、該目地化粧部材の両側からの突出部
    の一方は、隣合う該建築用ボードのうちの一方の該側縁
    に沿った下面と該下地との間に挿入され、該突出部の他
    方は、隣合う該建築用ボードのうちの他方の該側縁に沿
    った下面と該下地との間に挿入される、請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の目地化粧構造。
  7. 【請求項7】 下地に対し各々の側縁を所定の間隔をお
    いて相互に対向せしめて並列に配置された建築用ボード
    の目地に沿って挿入される目地化粧部材であって、無機
    質繊維状物の束からなる芯と、該芯の外周面を覆う化粧
    シート部材とからなる、ことを特徴とする目地化粧部
    材。
  8. 【請求項8】 該芯はその一本一本が比較的短い複数の
    該無機質繊維状物を束ねることにより構成されている、
    請求項7記載の目地化粧部材。
  9. 【請求項9】 該無機質繊維状物はグラスウールからな
    る、請求項7又は請求項8記載の目地化粧部材。
  10. 【請求項10】 該目地化粧部材は断面が円形状又は楕
    円形状をなしている、請求項7〜9のいずれか1項に記
    載の目地化粧部材。
JP10004199A 1998-01-12 1998-01-12 建築用ボードの目地化粧構造及び目地化粧部材 Withdrawn JPH11200530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006009428A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Koa Funenban Kogyo Kk 耐火目地構造
JP2019085719A (ja) * 2017-11-02 2019-06-06 大建工業株式会社 装飾用不燃性角材及びその製造方法

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