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JPH1118353A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

Info

Publication number
JPH1118353A
JPH1118353A JP17241597A JP17241597A JPH1118353A JP H1118353 A JPH1118353 A JP H1118353A JP 17241597 A JP17241597 A JP 17241597A JP 17241597 A JP17241597 A JP 17241597A JP H1118353 A JPH1118353 A JP H1118353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder base
motor case
brush
ring
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17241597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Oikawa
川 泰 夫 及
Kokichi Sakurai
井 宏 吉 桜
Yukihide Shibata
田 行 英 柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP17241597A priority Critical patent/JPH1118353A/ja
Publication of JPH1118353A publication Critical patent/JPH1118353A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダベースを樹脂によって成形した際にオ
ーリングの取付け部分に発生するパーティングラインを
容易に取り除くことができるとともに、オーリングの取
付けを極めて容易に行なえる小型モータを提供する。 【解決手段】 ホルダベース3のモータケース差し込み
部3cの外周部とモータケース2の内周部とのあいだ
で、ホルダベース3のモータケース2に対する差し込み
方向に沿ってオーリング5を挟み込むオーリングホルダ
23を備えている小型モータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用アンチブ
レーキロック装置においてブレーキ液の液圧を高めるア
クチュエータなどの動力源にされる小型モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用アンチブレーキロック装置におい
てアクチュエータなどの動力源となる小型モータとして
は、図9に示されるように、モータケース50の開放側
端部の内側にホルダベース51がオー(O)リング52
を介して差し込まれ、モータケース50の開放側端部の
外側にフロントハウジング53が組付けられることによ
って、ホルダベース51がモータケース50の内側に組
付けられているものが知られている。オー(O)リング
52は、ホルダベース51の外周部に凹状に形成された
オーリング取付け溝51aに嵌入れられて、ホルダベー
ス51とともにモータケース50の内側に差し込まれる
ことにより、モータケース50およびホルダベース51
の外側からモータケース50内に水が浸入しないように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した小型モータ
は、オー(O)リング52を嵌付けるためのオーリング
取付け溝51aがホルダベース51の外周部の全周にお
いてモータケース50の中心に向けて深さをもつものと
した凹溝状に形成されている。そのため、ホルダベース
51が樹脂成形された際に生ずるパーティングラインが
オーリング取付け溝51a内にあり、そのままで、オー
(O)リング52を嵌入れてしまうと、オー(O)リン
グ52を破損したりすることがありうるため、オーリン
グ取付け溝51a内のパーティングラインをホルダベー
ス51の径方向から求心方向に向けた切削加工などで取
り除く後処理を行っていたが、ホルダベース51の外側
にコネクタ部51bなどの突起があると、ホルダベース
51の径方向からの後処理がし難く、工数の増大を招い
ていたという問題点があった。
【0004】また、上記した小型モータでは、オー
(O)リング52を嵌付けるためのオーリング取付け溝
51aがホルダベース51の外周上に凹溝状に形成され
ているため、オー(O)リング52の取付けに際し、内
径を大きくするようにオー(O)リング52を一旦押し
拡げてホルダベース51の外周部に被せてから、オーリ
ング取付け溝51aまで移動させなければならず、その
ときに、オー(O)リング52が捩じれたり、部分的に
引っ張られたりする可能性がないとは言えないから、オ
ー(O)リング52の取付作業が面倒なものになりうる
という問題点もあった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる小型モータは、ホルダ
ベースを樹脂によって成形した際にオーリングの取付け
部分に発生するパーティングラインを極めて容易に取り
除くことができるともに、オーリングの取付けを極めて
容易に行うことができる小型モータを提供することを目
的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる小型モータでは、モータケースと、モータケースの
筒方向に向け差し込まれることによってモータケースの
内側に配置されるモータケース差し込み部が形成された
ホルダベースと、ホルダベースのモータケースに対する
差し込み方向と反対の方向に嵌着されてホルダベースの
外周部に配置されるオーリングと、モータケースの内側
に配置されるマグネットと、負荷に結合されるアーマチ
ュアシャフトをもち、通電によりマグネットの内周側で
回転するアーマチュアと、ホルダベース上で、アーマチ
ュアのコンミュテータの外周側に配置されるブラシと、
ブラシをコンミュテータに対して電気的に接続可能に押
圧するブラシばねと、ホルダベースに一体的に形成さ
れ、ブラシおよびブラシばねをホルダベース上に保持す
るブラシボックスと、ホルダベースのモータケース差し
込み部の外周部とモータケースの内周部とのあいだで、
ホルダベースのモータケースに対する差し込み方向に沿
ってオーリングを挟み込むオーリングホルダを備えてい
る構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わる小型モータで
は、オーリングホルダには、モータケースの内周部に形
成されたモータケース側段差部と、ホルダベースのモー
タケースに対する差し込み方向に沿いモータケース側段
差部に対向してホルダベースの差し込み部の外周部に形
成されたホルダベース側段差部とが備えられている構成
としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わる小型モータで
は、モータケースには、マグネットが内周部に取付けら
れたモータケース本体と、このモータケース本体の内径
寸法よりも大きい内径寸法のホルダベース受け部と、モ
ータケース本体とホルダベース受け部とのあいだに配置
されたモータケース側段差部が備えられており、ホルダ
ベースには、モータケースの端部に配置されるホルダベ
ース本体と、このホルダベース本体からモータケース本
体内に突出形成され、モータケースのモータケース本体
の内側に嵌入される第1の差し込み部と、ホルダベース
本体と第1の差し込み部とのあいだに配置され、モータ
ケースのホルダベース受け部の内側に嵌入される第2の
差し込み部と、第1の差し込み部と第2の差し込み部の
あいだに配置されたホルダベース側段差部が備えられ、
オーリングホルダは、モータケースのホルダベース受け
部と、このホルダベース受け部に対向するホルダベース
の第1の差し込み部と、モータケースのモータケース側
段差部と、このモータケース側段差部に対向するホルダ
ベースのホルダベース側段差部とから形成されている構
成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わる小型モータで
は、ホルダベースの第1の差し込み部には、ホルダベー
ス側段差部から突出した先端部に、オーリングの第1の
差し込み部への嵌付けを誘導するとともに、ホルダベー
スをモータケースのモータケース本体の内側に誘導する
ガイド部が形成されている構成としたことを特徴として
いる。
【0011】この発明の請求項5に係わる小型モータで
は、ホルダベースのモータケース差し込み部には、ホル
ダベースがモータケースの内側に差し込まれる際に、該
ホルダベースをモータケースの同心に配置するための調
心部を備えている構成としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる小型モータ
において、モータケースのホルダベースに対する挿入方
向と同一の方向にホルダベースの外周部に嵌着されたオ
ーリングは、ホルダベースがモータケースの内側に差し
込まれた際に、オーリングホルダがホルダベースの外周
部とモータケースの内周部とのあいだで、ホルダベース
のモータケースに対する差し込み方向に挟み込むことに
よってホルダベースとモータケースとのあいだに保持さ
れる。それ故、樹脂成形の際のパーティングラインがホ
ルダベース上にあったとしても、オーリングホルダはモ
ータヨークの内側に差し込まれるホルダベースの差し込
み部の外周部に配置されているため、ホルダベースに対
してモータケースの筒方向に向けた後処理が行われ、ホ
ルダベースの径方向から求心方向に向けて後処理が行わ
れないから、ホルダベースの外側に突起があっても、後
処理の妨げになることがなく、オーリングの保持が簡単
に行われる。また、ホルダベースの外周部に凹溝状にし
て形成されたオーリング取付け溝にオーリングが嵌入れ
られるものと比べて、内径を大きくするようにオーリン
グを一旦押し拡げてホルダベースの外周部に被せてか
ら、オーリング取付け溝まで移動させる必要がなくな
る。
【0013】この発明の請求項2に係わる小型モータに
おいて、ホルダベースの差し込み部がモータケースの内
側に差し込まれることによって、モータケースのモータ
ケース側段差部に対してホルダベースのホルダベース側
段差部が対向配置され、モータケースのモータケース側
段差部とホルダベースのホルダベース側段差部とによっ
て、オーリングが挟み込まれて保持される。それ故、請
求項1の作用に加え、オーリングホルダを形成するため
のホルダベース側段差部はホルダベースを樹脂成形する
際にアンダーカットとならずに容易に形成される。
【0014】この発明の請求項3に係わる小型モータに
おいて、ホルダベースの第1の差し込み部がモータケー
スのモータケース本体内に差し込まれるとともにホルダ
ベースの第2の差し込み部がモータケースのホルダベー
ス受け部に差し込まれると、モータケースのホルダベー
ス受け部と、モータケースのモータケース側段差部と、
ホルダベースの第1の差し込み部と、ホルダベースのホ
ルダベース側段差部とによって四方を囲まれた輪状の空
間であるオーリングホルダが形成され、その中にオーリ
ングが保持される。それ故、請求項1の作用に加え、ホ
ルダベースがモータケースに差し込まれるだけで、ホル
ダベースとモータケースとによってオーリングホルダが
簡単に形成される。
【0015】この発明の請求項4に係わる小型モータに
おいて、オーリングがホルダベースの第1の差し込み部
に嵌付けられる際、ガイド部によって位置決めが行われ
てからめオーリングが第1の差し込み部に嵌付けられ
る。また、ホルダベースがモータケースのモータケース
本体の内側に差し込まれる際、ホルダベースの第1の差
し込み部に形成されたガイド部がホルダベースの差し込
み方向を誘導する。それ故、請求項3の作用に加え、オ
ーリングの嵌付けが容易に行われるとともに、モータケ
ースに対してホルダベースが曲がって差し込まれること
によってオーリングを破損したりすることが防げる。
【0016】この発明の請求項5に係わる小型モータに
おいて、ホルダベースがモータケースの内側に差し込ま
れる際に、調心部によって、ホルダベースがモータケー
スに対して同心に配置される。それ故、請求項1の作用
に加え、オーリングホルダでのオーリング締め代が均一
にされる。
【0017】
【実施例】図1ないし図8には、この発明に係わる小型
モータの一実施例が示されている。
【0018】図示する小型モータ1は、主として、モー
タケース2、ホルダベース3、フロントハウジング4、
第1のオー(O)リング5、第1,第2,第3,第4の
マグネット6,7,8,9、アーマチュア10、第1の
ブラシ11,12,13,14、第1,第2,第3,第
4のブラシばね15,16,17,18、第1,第2,
第3,第4のブラシボックス19,20,21,22、
オーリングホルダ23から構成されている。
【0019】モータケース2は、円筒形状をなすモータ
ケース本体2aの一端側が開放され、外側にフランジ部
2bが形成されており、このフランジ部2bがフロント
ハウジング4に接合されている。モータケース2は、図
2に示されるように、モータケース本体2aが内径寸法
D1になっており、このモータケース本体2aの一端側
には、モータケース本体2aよりも大きい内径寸法D2
のホルダベース受け部2a1が形成されている。ホルダ
ベース受け部2a1は、モータケース本体2aにモータ
ケース側段差部2a2を介して連接されていてモータケ
ース本体2aの筒方向と同一の方向に単寸の円筒形に突
出している。ホルダベース受け部2a1の内面には、切
削加工などの後処理が施されていない。
【0020】モータケース2では、ホルダベース受け部
2a1の内周部とモータケース側段差部2a2の内周部
とがオーリングホルダ23のモータケース2側を形成し
ている。
【0021】モータケース本体2aの他端側は閉塞され
た板部2cになっており、この板部2cの中央に凹状に
形成された軸受取付部2c1に第2の軸受24が取付け
られている。モータケース本体2aの内側には、第1,
第2,第3,第4のマグネット6,7,8,9が取付け
られている。第1,第3のマグネット6,8と第2,第
4のマグネット7,9とは内周側にそれぞれ相反する磁
力を発生している。
【0022】フロントハウジング4には、円形の板状を
なすフロントハウジング本体4aの中央に凹状に形成さ
れた軸受取付部4a1に第1の軸受25が取付けられて
いる。フロントハウジング本体4aの軸受取付部4a1
の外周側には、ホルダベース3の相反する側に凹状にし
て円環形のオーリング収容部4a2が形成されている。
このオーリング収容部4a2には、第2のオー(O)リ
ング26が収容される。オーリング収容部4a2に収容
された第2のオー(O)リング26は、一端部がフロン
トハウジング本体4aに圧接する一方、他端部がホルダ
ベース3に圧接する。
【0023】フロントハウジング4には、フロントハウ
ジング本体4aの外側にフランジ部4bが形成されてい
る。フランジ部4bはモータケース2のフランジ部2b
に加締られることによって接合されている。
【0024】フロントハウジング4の中央に配置された
第1の軸受25と、モータケース2の板部2cの中央に
配置された第2の軸受24とには、アーマチュア10に
備えたアーマチュアシャフト27が挿入されている。
【0025】アーマチュア10には、アーマチュアシャ
フト27、アーマチュアコア28、コンミュテータ2
9、アーマチュアコイル30が備えられている。
【0026】アーマチュアシャフト27は、第1の軸受
25内を挿通したシャフト本体27aの一端側がフロン
トハウジング4の外側にまで突出しており、一端部に図
示しない負荷であるポンプに結合される出力側軸受31
が取付けられている。
【0027】アーマチュアシャフト27のほぼ中央には
アーマチュアコア28が固定されている。アーマチュア
コア28には、スロット数に対応した数の巻回部28a
が形成されている。
【0028】アーマチュアコア28の近傍には、コンミ
ュテータ29が固定されている。コンミュテータ29の
外周部には、アーマチュアコア28の巻回部28aと同
数のコンミュテータ片29aがそれぞれ設けられてお
り、コンミュテータ片29aにそれぞれ電気的に接続さ
れたうえで、アーマチュアコア28の巻回部28aにア
ーマチュアコイル30がそれぞれ巻回されている。
【0029】アーマチュア10のコンミュテータ29の
外周には、第1,第2,第3,第4のブラシ11,1
2,13,14および第1,第2,第3,第4のブラシ
ばね15,16,17,18がホルダベース3上にそれ
ぞれ配置されている。
【0030】ホルダベース3には、図3に示されるよう
に、円板形状をなすホルダベース本体3aの外側にコネ
クタ部3bが突出形成されている。コネクタ部3bはモ
ータケース2の外側に配置されており、このコネクタ部
3b内には、第1,第2の端子32,33が配置されて
いる。第1の端子32は第1,第3のブラシ11,13
にそれぞれ電気的に接続され、第2の端子33は第2,
第4のブラシ12,14にそれぞれ電気的に接続されて
いる。
【0031】ホルダベース3には、ホルダベース本体3
aの外周部に円筒形のモータケース差し込み部3cが形
成されている。このモータケース差し込み部3cには、
ホルダベース本体3aからモータケース本体2aの内側
に挿入される第1の差し込み部3c1と、第1の差し込
み部3c1からホルダベース本体3a側に寄った位置に
形成された第2の差し込み部3c2と、第1の差し込み
部3c1の先端部に先細のテーパ状に形成されたガイド
部3c4と、第1の差し込み部3c1と第2の差し込み
部3c2とのあいだに段差状して形成されたホルダベー
ス側段差部3c3とが備えられている。ホルダベース側
段差部3c3は、ホルダベース3がモータケース2に備
えたモータケース本体2aの内側に差し込まれた際に、
モータケース2に備えたモータケース側段差部2a2に
モータケース2の筒方向に対向配置されてモータケース
側段差部2a2から離れて配置される。
【0032】モータケース差し込み部3cは、図2に示
されるように、第1の差し込み部3c1が外径寸法D3
になっており、第2の差し込み部3c2が外径寸法D4
になっている。第1の差し込み部3c1の外径寸法D3
は、モータケース本体2aの内径寸法D1よりもわずか
に小さい。第2の差し込み部3c2の外径寸法D4は、
モータケース2のホルダベース受け部2a1の外径寸法
D2よりもわずかに小さい。第1の差し込み部3c1の
先端部に配置されたガイド部3c4の外径寸法D5は、
第1の差し込み部の外径寸法D3よりも小さくなってい
る。
【0033】モータケース差し込み部3cの第2の差し
込み部3c2上には、調心部34が形成されている。調
心部34は、図3に示されるように、第2の差し込み部
3c2の外周上に等間隔で6個所形成されており、図2
に示されるように、第2の差し込み部3c2のホルダベ
ース本体3a側の基端部から第2の差し込み部3c2の
先端寄りまで長さ寸法L3を有するものとしてリブ状に
突出形成されている。6個所の調心部34は、図3に示
されるように、外径寸法D7に形成されており、調心部
34の外径寸法D7は、モータケース2のホルダベース
受け部2a1の内径寸法D2に略等しい。
【0034】調心部34は、外径寸法D7がモータケー
ス2のホルダベース受け部2a1の内径寸法D2に略等
しいため、ホルダベース3のモータケース差し込み部3
cがモータヨーク2の内側に差し込まれることによっ
て、ホルダベースの第2の差し込み部3c2がモータケ
ース2のホルダベース受け部2a1の内側に差し込まれ
る際、図7に示されるようにして、モータケース2のホ
ルダベース受け部2a1の内周面に摺接して潰れて、ホ
ルダベース3をモータケース本体2aの同心位置に配置
する機能を有する。このとき、調心部34は、第2の差
し込み部3c2の外周面上でモータケース2の長さ方向
に長さ寸法L3を有するため、モータケース2の内側に
差し込まれるホルダベース3の第2の差し込み部3c2
が位置ずれを起こさないようにする。
【0035】そして、調心部34は、第1のオー(O)
リング5の近くに配置されるから、第1のオー(O)リ
ング5が嵌付けられたホルダベース3の第1の差し込み
部3c1がモータケース2の内側に差し込まれる際、ホ
ルダベース3をモータケース本体2aの同心位置に配置
することによって、オーリングホルダ23での第1のオ
ー(O)リング5の締め代を均一にする機能をもつ。
【0036】モータケース差し込み部3cでは、第1の
差し込み部3c1の外周部とホルダベース側段差部3c
3の外周部がオーリングホルダ23のホルダベース3側
を形成している。
【0037】オーリングホルダ23は、モータケース2
にそれぞれ形成されたホルダベース受け部2a1の内周
部およびモータケース側段差部2a2の内周部と、ホル
ダベース3にそれぞれ形成された第1の差し込み部3c
1の外周部およびホルダベース側段差部3c3の外周部
とによって四方を囲まれた輪状の空間として形成されて
おり、このオーリングホルダ23内に第1のオー(O)
リング5が保持されている。
【0038】オーリングホルダ23は、図1に示される
ように、ホルダベース3の第1の差し込み部3c1の外
周部からモータケース2に備えたホルダベース受け部2
a1の内周部までのあいだにモータケース2の径方向に
第1の間隙寸法L1をもつ。また、オーリングホルダ2
3は、図1に示されるように、モータケース2に備えた
モータケース側段差部2a2からホルダベース3に備え
たホルダベース側段差部3c3までのあいだにモータケ
ース2の筒方向に第2の間隙寸法L2をもつ。
【0039】第1のオー(O)リング5は、組付け前の
状態で、ホルダベース3の第1の差し込み部3c1の外
径寸法D3よりもわずかに小さく、且つ、第1の差し込
み部3c1の先端に形成されたガイド部3c4の外径寸
法D5よりもわずかに大きい内径寸法をもっているた
め、内周部をガイド部3c4の外側に合わせることによ
って第1の差し込み部3c1に対する位置決めが行われ
てから第1の差し込み部3c1の外周部上に嵌付けられ
る。
【0040】そして、図2に示されるように、第1の差
し込み部3c1の外周部に嵌付けられた第1のオー
(O)リング5は、ホルダベース側段差部3c3に当接
して配置される。このとき、第1のオー(O)リング5
は外径寸法D6になっており、第1のオー(O)リング
5は、モータケース2の径方向の高さ寸法が前述した第
1の間隙寸法L1よりもわずかに大きく、モータケース
2の筒方向の幅寸法が前述した第2の間隙寸法L2より
もわずかに小さい。
【0041】第1のオー(O)リング5は、ホルダベー
ス3のモータケース差し込み部3cがモータケース2の
内側に差し込まれる際、調心部34によってホルダベー
ス3がモータケース本体2aの同心に配置されながら差
し込まれることによって、それぞれ均一にされた締め代
である第1の間隙寸法L1内に配置され、ホルダベース
3の第2の差し込み部3c2側の側部がホルダベース3
のホルダベース側段差部3c3に当接されるとともに、
ホルダベース3のガイド部3c4側の側部がモータケー
ス2のモータケース側段差部2a2に当接され、内周部
がホルダベース3の第1の差し込み部3c1の外周面に
圧接するとともに、外周部がモータケース2のホルダベ
ース受け部2a1の内周面に圧接する。このとき、第1
のオー(O)リング5は、モータケース2のホルダベー
ス受け部2a1の内周面と、ホルダベース3の第1の差
し込み部3c1の外周面とに対してそれぞれ均一の圧力
でもって圧接される。
【0042】オーリングホルダ23は、ホルダベース3
の外周部とモータケース2の内周部とのあいだで、ホル
ダベース3のモータケース2に対する差し込み方向に第
1のオー(O)リング5を挟み込むことによってホルダ
ベース3とモータケース2とのあいだで保持されるか
ら、樹脂成形の際のパーティングラインがホルダベース
3上にあったとしても、オーリングホルダ23はモータ
ヨーク2の内側に差し込まれるホルダベース3のモータ
ケース差し込み部3cの外周部に配置されているため、
ホルダベース3に対してモータケース2の筒方向に向け
た後処理が行われ、ホルダベース3の径方向から求心方
向に向けて後処理が行われないので、ホルダベース3の
外側にコネクタ部3b等の突起があっても、後処理の妨
げになることがない。また、ホルダベース3の外周部に
凹溝状にして形成されたオーリング取付け溝にオーリン
グが嵌入れられるものと比べて、第1のオー(O)リン
グ5は内径を大きくするように一旦押し拡げてホルダベ
ース3の外周部に被せてから、オーリング取付け溝まで
移動させる必要がなくホルダベース3の第1の差し込み
部3c上に取付けられる。
【0043】ホルダベース3は、モータケース差し込み
部3cが第1のオー(O)リング5を介してモータケー
ス2の一端側の内側に嵌入されたうえで、ホルダベース
本体3aの下面3a1にフロントハウジング4が当接す
ることによって、モータケース2の一端側とフロントハ
ウジング4とによって挟まれてモータケース2の内側に
固定される。
【0044】ホルダベース本体3aの中央には、丸孔の
シャフト挿通部3a2が形成されている。このシャフト
挿通部3a2内には、アーマチュアシャフト27の一端
側が挿通されている。
【0045】ホルダベース本体3aの下面3a1には、
図4に示されるように、シャフト挿通部3a2の外周側
であって、フロントハウジング4のオーリング収容部4
a2から外周方向に離れた位置に、凹状にして円環形の
振動吸収用部材収容部3a3が形成されている。この振
動吸収用部材収容部3a3内には振動吸収用部材35が
収容されている。
【0046】振動吸収用部材35は、ブチルゴム等の弾
性材を素材として輪形に形成されている。このとき、ホ
ルダベース本体3aの下面3a1にフロントハウジング
4のフロントハウジング本体4aが当接することによっ
て、ホルダベース3がモータケース2の一端側とフロン
トハウジング4とによって挟まれてフロントハウジング
4がモータケース2に接合されるに際し、フロントハウ
ジング本体4aとホルダベース本体3aの下面3a1と
のあいだには、フロントハウジング4およびホルダベー
ス3を成形する際に生じたばらつきによって隙間があ
る。
【0047】そして、振動吸収用部材収容部3a3内に
収容された振動吸収用部材35は、上記の隙間内に突出
し、図1中横方向である幅寸法が、フロントハウジング
本体4aによって囲まれた振動吸収用部材収容部3a3
の幅寸法よりも大きいため、フロントハウジング4がモ
ータケース2に加締められた際に、幅方向に対して潰れ
る。そのため、隙間内において振動吸収用部材35は、
一方がフロントハウジング本体4aに圧接する一方、他
方がホルダベース本体3aの振動吸収用部材収容部3a
3に圧接する。振動吸収用部材35は、フロントハウジ
ング本体4aにアーマチュアシャフト27からポンプの
たたき振動が伝わったとしても、フロントハウジング本
体4aとホルダベース本体3aの下面3a1との間での
隙間内においてフロントハウジング本体4aからホルダ
ベース本体3aに対してポンプのたたき振動が伝播する
のを阻止する機能を有する。振動吸収用部材35は、輪
形に形成されるに限らず、フロントハウジング本体4a
側に突出状にして振動吸収用部材収容部3a3に封入す
るようにしても良い。
【0048】上記の場合、振動吸収用部材35がフロン
トハウジング本体4aとホルダベース本体3aの下面3
a1との間に配置されないと、ポンプのたたき振動は、
高周波振動になってモータケース2から発生されるた
め、乗員に対し特に不快感を与えることとなるが、振動
吸収用部材35がフロントハウジング本体4aとホルダ
ベース本体3aの下面3a1との間に配置されることに
よって、高周波振動が消滅することが実験によって判明
している。
【0049】ホルダベース本体3aの上面3a4には、
図3に示されるように、第1のブラシボックス19、第
2のブラシボックス20、第3のブラシボックス21、
第4のブラシボックス22がそれぞれ形成されている。
【0050】第1のブラシボックス19は第3のブラシ
ボックス21に対称配置され、第2のブラシボックス2
0は第4のブラシボックス22に対称配置されており、
第1のブラシボックス19内に第1のブラシ11、第1
のブラシばね15が収容され、第2のブラシボックス2
0内に第2のブラシ12、第2のブラシばね16が収容
され、第3のブラシボックス21内に第3のブラシ1
3、第3のブラシばね17が収容され、第4のブラシボ
ックス22内に第4のブラシ14、第4のブラシばね1
8が収容されている。
【0051】第1、第2、第3、第4のブラシボックス
19、20、21、22はそれぞれ同一の形状であるた
め、ここでは第1のブラシボックス19についてのみ説
明する。第1のブラシボックス19は、それぞれ対向配
置された第1,第2のブラシガイド部19a,19b
と、第1のストッパ部19cとから構成されている。
【0052】一対の第1,第2のブラシガイド部19
a,19bは、図6に示されるように、シャフト挿通部
3a2の径方向に長さ寸法を有するものとして、シャフ
ト挿通部3a2からホルダベース本体3aの外周に向け
板状にしてホルダベース本体3aの上面3a4からそれ
ぞれ突出形成されている。
【0053】第1のブラシガイド部19aには、図6に
示されるように、板状の第1のブラシガイド部本体19
a1の第2のブラシガイド部19b側にホルダベース本
体3aの上面3a4に対してほぼ直交するものとして平
面状の第1のブラシ支持部19a2が形成されている。
この第1のブラシ支持部19a2がホルダベース本体3
aの上面3a4から有する高さ寸法は、第1のブラシ1
1の高さ寸法よりもわずかに大きい。
【0054】第1のブラシガイド部本体19a1の先端
には、図6に示されるように、第1のブラシガイド部本
体19a1の長さ方向に沿った長さをもち、第1のブラ
シ支持部19a2の上端部から第2のブラシガイド部1
9b側に突出した第1の抜け止め部19a3が形成され
ている。
【0055】第1のブラシガイド部19aに対向配置さ
れた第2のブラシガイド部19bには、図6に示される
ように、板状の第2のブラシガイド部本体19b1の第
1のブラシガイド部19a側にホルダベース本体3の上
面3a4に対してほぼ直交するものとして平面状の第2
のブラシ支持部19b2が形成されている。この第2の
ブラシ支持部19b2がホルダベース本体3aの上面3
a4から有する高さ寸法は、第1のブラシ15の高さ寸
法よりもわずかに大きい。第2のブラシ支持部19b2
と第1のブラシガイド部19aの第1のブラシ支持部1
9a2とが有する間隔は、第1のブラシ11の幅寸法よ
りもわずかに大きい。そして、第2のブラシ支持部19
b2と第1のブラシガイド部19aの第1のブラシ支持
部19a2とのあいだは、ホルダベース本体3aの上面
3a4と同一面のホルダベース本体側ブラシ支持部3a
5になっている。
【0056】第2のブラシガイド部本体19b1の上端
部には、図6に示されるように、第2のブラシガイド部
本体19b1の長さ方向に沿った長さをもち、第2のブ
ラシ支持部19b2の上端部から第1のブラシガイド部
19a側に突出した第2の抜け止め部19b3が形成さ
れている。第2の抜け止め部19b3と第1のブラシガ
イド部19aの第1の抜け止め部19a3とが有する間
隔は、第1のブラシ11の幅寸法および第1のブラシば
ね15の外径寸法よりも小さい。そのため、第1,第2
のブラシガイド部19a,19bの内側に収容される第
1のブラシ11および第1のブラシばね15は、第1,
第2の抜け止め部19a3,19b3のあいだから飛び
出ることがない。
【0057】第1のブラシガイド部19aと第2のブラ
シガイド部19bとのあいだに、ホルダベース本体3a
の上面3a4と同一面にして形成されたホルダベース本
体側ブラシ支持部3a5には、ばり逃げ溝3a6が形成
されている。ばり逃げ溝3a6は、第1のブラシガイド
部19aの第1のブラシ支持部19a2と第2のブラシ
ガイド部19bの第2のブラシ支持部19b2との中央
に、第1のブラシガイド部19a、第2のブラシガイド
部19bの長さ方向に沿ってホルダベース本体3aの上
面3a4から下がって形成されている。このばり逃げ溝
3a6の底面には、第1のブラシガイド部19a、第2
のブラシガイド部19bの長さのほぼ中央に丸孔の金型
押圧治具挿通孔3a7が形成されている。
【0058】金型押圧治具挿通孔3a7は、ホルダベー
ス本体3aの下面3a1からばり逃げ溝3a6の底面ま
で貫通して形成されており、第1のブラシボックス19
において、第1のブラシガイド部19aの内側部分およ
び第2のブラシガイド部19bの内側部分を成形するた
めの第2の金型60を取り外すのに用いられる。その
際、金型押圧治具70をホルダベース本体3aの下面3
a1側から金型押圧治具挿通孔3a7内に挿入して押圧
することによって第2の金型60が外れる。ばり逃げ溝
3a6は、ホルダベース本体3aの上面3a4から下が
った位置に底面が配置されているため、第2の金型60
によって、第1のブラシボックス19において第1のブ
ラシガイド部19aの内側部分および第2のブラシガイ
ド部19bの内側部分を成形した際、万が一に、金型押
圧治具挿通孔3a7の上面3a4側にばりが発生してい
たとしても、そのばりがばり逃げ溝3a6内に配置され
て、第1のブラシボックス19の内側において第1のブ
ラシ15が移動するホルダベース本体側ブラシ支持部3
a5の面上に出っ張らないようにする機能を有する。
【0059】第1,第2のブラシガイド部19a,19
bからシャフト挿通部3a2の径方向に沿ってわずかに
離れた位置には、第1のストッパ部19cが形成されて
いる。第1のストッパ部19cは、第1,第2のブラシ
ガイド部19a,19bに対して直交する角度でもっ
て、板状にしてホルダベース本体3aの上面3a4から
突出形成されている。
【0060】第1のストッパ部19cには、図6に示さ
れるように、板状の第1のストッパ部本体19c1の第
1,第2のブラシガイド部19a,19b側に、ホルダ
ベース本体3aの上面3a4に対してほぼ直交するもの
として平面状の第1のブラシばね支持部19c2が形成
されている。第1のブラシばね支持部19c2がホルダ
ベース本体3aの上面3a4から有する高さ寸法は、第
1のブラシばね15の外径寸法よりもわずかに大きい。
第1のブラシばね支持部19c2には、第1のブラシば
ね15の他端部が当接する。
【0061】第1のストッパ部本体19c1の上端部に
は、第1のストッパ部本体19c1の長さ方向に沿った
長さをもち、第1のブラシばね支持部19c2の上端部
から第1,第2のブラシガイド部19a,19b側に突
出した第1のずれ止め部19c3が形成されている。第
1のずれ止め部19c3には、第1のブラシばね15の
他端部の側部が係止するため、第1のずれ止め部19c
3は、第1のブラシばね15の他端が第1のブラシばね
支持部19c2から位置ずれしないようにする機能を有
する。また、第1のずれ止め部19c3の第1,第2の
ブラシガイド部19a,19bの端部からの離間寸法
は、第1のブラシ11の長さ寸法および第1のブラシば
ね15の長さ寸法よりも小さいため、第1のずれ止め部
19c3と第1,第2のブラシガイド部19a,19b
の端部とのあいだから第1のブラシ11、第1のブラシ
ばね15が飛び出すことはない。
【0062】第1のブラシガイド部19aと第1のスト
ッパ部19cとのあいだには第1の押さえ板部19dが
形成され、第2のブラシガイド部19bと第1のストッ
パ部19cとのあいだには第2の押さえ板部19eが形
成されている。
【0063】第1の押さえ板部19dは、第1のブラシ
ガイド部19aの高さ寸法よりも小さく、第1のブラシ
ばね11の外径寸法よりもわずかに大きい寸法の高さ寸
法にして、第1のブラシガイド部19aの端部から第1
のストッパ部19cに連設されている。そして、第1の
押さえ板部19dの内面は、第1のブラシガイド部19
aの第1のブラシ支持部19a2と同一面を形成する平
面になっている。
【0064】第2の押さえ板部19eは、第2のブラシ
ガイド部19bの高さ寸法よりも小さく、第1のブラシ
ばね15の外径寸法よりもわずかに大きい寸法の高さ寸
法にして、第2のブラシガイド部19bの端部から第1
のストッパ部19cに連設されている。そして、第2の
押さえ板部19eの内面は、第2のブラシガイド部19
bの第2のブラシ支持部19b2と同一面を形成する平
面になっている。
【0065】第1,第2の押さえ板部19d,19eで
は、それぞれの高さ寸法が第1のブラシばね15の外径
寸法よりも大きく、それぞれの間隔が第1のブラシばね
15の外径寸法よりもわずかに大きくなっているため、
この第1のブラシばね15に曲げ応力が加えられたとし
ても、曲がらないように支える機能を有する。
【0066】第1のブラシボックス19において、第1
のブラシガイド部19aと第2のブラシガイド部19b
とのあいだに、第1のブラシばね15を先にして、第1
のブラシ11が挿入され、第1のブラシ11に電気的に
接続された第1のピグテイル36が第1のブラシガイド
部19aと第2のブラシガイド部19bとのあいだから
引き出されて第1の端子32に電気的に接続される。そ
して、ホルダベース3のシャフト挿通孔3a2内にアー
マチュアシャフト27が挿入されることによって、コン
ミュテータ29のコンミュテータ片29aに第1のブラ
シ11が当接する。このとき、第1のブラシばね15
は、一端部が第1のブラシ11に係止され、他端部が第
1のストッパ部19cの第1のブラシばね支持部19c
2に当接することによって弾性的に縮むため、それによ
って蓄積された弾性反発力により、第1のブラシ11が
コンミュテータ29のコンミュテータ片29aに圧接す
る。
【0067】コンミュテータ29のコンミュテータ片2
9aに圧接する第1のブラシ11は、ホルダベース本体
側ブラシ支持部3a5と、第1のブラシガイド部19a
の第1のブラシ支持部19a1と、第2のブラシガイド
部19bの第2のブラシ支持部19b1とによって、図
6中の下方および両側方の三方を支持され、さらに、第
1のブラシガイド部19aの第1の抜け止め部19a3
と、第2のブラシガイド部19bの第2の抜け止め部1
9b3とによって図6中の上方を抜け止めされて支持さ
れることにより、蓋部材などの別部品を取付けることな
く、コンミュテータ29の径方向に移動可能にして、第
1のブラシボックス19内に支持される。
【0068】ホルダベース3では、第1のブラシボック
ス19内において第1のブラシばね15によって第1の
ブラシ11がコンミュテータ29側に押圧されて収容さ
れ、第2のブラシボックス20内において第2のブラシ
ばね16によって第2のブラシ11がコンミュテータ2
9側に押圧されて収容され、第3のブラシボックス21
内において第3のブラシばね17によって第3のブラシ
13がコンミュテータ29側に押圧されて収容され、第
4のブラシボックス22において第4のブラシばね18
によって第4のブラシ14がコンミュテータ29側に押
圧されて収容されている。
【0069】第1のブラシボックス19は、図8に示さ
れるように、第1の金型50、第2の金型60、金型押
圧治具70を用いて成形される。
【0070】第1の金型50は、第1のブラシガイド部
19aの外側部分、第2のブラシガイド部19bの外側
部分および第1のストッパ部19cの外側部分を形成す
るために用いられ、第2の金型60は、第1のブラシガ
イド部19aの内側部分、第2のブラシガイド部19b
の内側部分および第1のストッパ部19cの内側部分を
形成するために用いられる。
【0071】第1の金型50および第2の金型60は、
それぞれの先端部を揃えて配置され、これらから図8中
下方に離れて図示しない第3の金型が配置される。そし
て、第1の金型50、第2の金型60と第3の金型との
あいだに樹脂材料が流し込まれた後、第3の金型、第1
の金型50が開かれる。第1の金型50が開かれたと
き、第1のブラシガイド部19aの内側、第2のブラシ
ガイド部19bの内側、第1のストッパ部19cの内側
には、第2の金型60が残されており、第3の金型によ
って、金型押圧治具挿通孔3a7が形成される。
【0072】そして、第1の金型50が開かれる際に、
第2の金型60が第1の金型50に係止して第1の金型
50とともに図8中上方に移動し、金型押圧治具70が
図8中の下方から金型押圧治具挿通孔3a7内に挿し込
まれて上方に向け押圧されることによって、第2の金型
60は金型押圧治具70によって図8中上方に向けて押
圧される。すると、第2の金型60が図8中上方に押圧
移動されることによって、第1のブラシガイド部19a
の内側、第2のブラシガイド部19bの内側、第1のス
トッパ部19cの内側をそれぞれ外側に押し広げながら
移動していき、ホルダベース成形体3xから外れる。こ
のとき、第1のブラシガイド部19aの内側部分、第2
のブラシガイド部19bの内側部分、第1のストッパ部
19cの内側部分がアンダーカットになっているが、第
1の金型50によって第1のブラシガイド部19aの外
側、第2のブラシガイド部19bの外側、第1のストッ
パ部19cの外側がそれぞれ成形されてから、第2の金
型60が金型押圧治具70によって第1のブラシボック
ス19の長さ方向に対し直交する方向に押圧されてホル
ダベース成形体3xから外れることによって、第1のブ
ラシガイド部19aの内側部分、第2のブラシガイド部
19bの内側部分、第1のストッパ部19cの内側部分
が成形されるから、第1のブラシ11の移動方向と同一
の方向に開かれる金型を用いずに簡素な金型構造での成
形が行われ、第1のブラシ11の移動方向においての長
さ寸法を大きくとれる。
【0073】このような構造を有する小型モータ1は、
第1のオー(O)リング5の内周部がホルダベース3の
ガイド部3c4の外側に合わされることによって第1の
差し込み部3c1に対する位置決めが行われてから第1
のオー(O)リング5が第1の差し込み部3c1の外周
面上に嵌付けられ、ホルダベース3の第1の差し込み部
3c1を先にしてモータケース差し込み部3cがモータ
ケース2の内側に差し込まれる。このとき、調心部34
によってホルダベース3がモータケース本体2aの同心
に配置されて差し込まれるから、均一にされた締め代を
もつオーリングホルダ23によって第1のオー(O)リ
ング5が保持され、第1のオー(O)リング5は、ホル
ダベース3の第2の差し込み部3c2側の側部がホルダ
ベース3のホルダベース側段差部3c3に当接されると
ともに、ホルダベース3のガイド部3c4側の側部がモ
ータケース2のモータケース側段差部2a2に当接さ
れ、内周部がホルダベース3の第1の差し込み部3c1
の外周面に均一の圧力でもって圧接するとともに、外周
部がモータケース2のホルダベース受け部2a1の内周
面に均一の圧力でもって圧接する。
【0074】そして、ホルダベース本体3aの下面3a
1にフロントハウジング4が当接され、モータケース2
のフランジ部2bがフロントハウジング4のフランジ部
4bが加締められることによってモータケース2とフロ
ントハウジング4とが固定される。
【0075】出力側軸受31の外輪がアクチュエータ内
のポンプに結合され、モータケース2およびフロントハ
ウジング4がアクチュエータのケースにねじ止めされ、
コネクタ部3b内の第1,第2の端子32,33が外部
のアンチブレーキロック制御回路に電気的に接続されて
車両に搭載される。
【0076】アンチブレーキロック装置が作動すること
によって、第1の端子32に電源の電圧が印加されると
ともに、第2の端子33が接地されると、コンミュテー
タ29を通じて、第1のブラシボックス19に収容され
た第1のブラシ11、アーマチュアコイル30、第3の
ブラシボックス17に収容された第3のブラシ13に電
流が流れてから、コンミュテータ29を通じて、第2の
ブラシボックス20に収容された第2のブラシ12、ア
ーマチュアコイル30、第4のブラシボックス22に収
容された第4のブラシ18に電流が流れ、アーマチュア
コア28に磁力が発生する。そして、アーマチュアコア
28が発生した磁力と第1,第2,第3,第4のマグネ
ット6,7,8,9が発生している磁力とによる電磁誘
導によってアーマチュア10が回転し、アーマチュア1
0の回転力がアーマチュアシャフト27を通じポンプに
与えられ、ポンプが作動する。
【0077】上述したように、ホルダベース3がモータ
ケース2の内側に差し込まれた際に、オーリングホルダ
23がホルダベース3の外周部とモータケース2の内周
部とのあいだで、ホルダベース3のモータケース2に対
する差し込み方向に第1のオー(O)リング5を挟み込
むことによってホルダベース3とモータケース2とのあ
いだで保持するから、樹脂成形の際のパーティングライ
ンがホルダベース3上にあったとしても、オーリングホ
ルダ23はモータヨーク2の内側に差し込まれるホルダ
ベース3のモータケース差し込み部3cの外周部に配置
されているため、ホルダベース3に対してモータケース
2の筒方向に向けた後処理が行われ、ホルダベース3の
径方向から求心方向に向けて後処理が行われないので、
ホルダベース3の外側にコネクタ部3b等の突起があっ
ても、後処理の妨げになることがないものとなる。ま
た、ホルダベース3の外周部に凹溝状にして形成された
オーリング取付け溝にオーリングが嵌入れられるものと
比べて、内径を大きくするようにオーリングを一旦押し
拡げてホルダベース3の外周部に被せてから、オーリン
グ取付け溝まで移動させる必要がないものとなる。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる小型モータによれば、モータケースのホ
ルダベースに対する挿入方向と同一の方向にホルダベー
スの外周部に嵌着されたオーリングは、ホルダベースが
モータケースの内側に差し込まれた際に、オーリングホ
ルダがホルダベースの外周部とモータケースの内周部と
のあいだで、ホルダベースのモータケースに対する差し
込み方向に挟み込むことによってホルダベースとモータ
ケースとのあいだに保持される。それ故、樹脂成形の際
のパーティングラインがホルダベース上にあったとして
も、オーリングホルダはモータヨークの内側に差し込ま
れるホルダベースの差し込み部の外周部に配置されてい
るため、ホルダベースに対してモータケースの筒方向に
向けた後処理が行われ、ホルダベースの径方向から求心
方向に向けて後処理が行われないから、ホルダベースの
外側に突起があっても、後処理の妨げになることがな
く、オーリングが簡単に保持される。また、ホルダベー
スの外周部に凹溝状にして形成されたオーリング取付け
溝にオーリングが嵌入れられるものと比較して、内径を
大きくするようにオーリングを一旦押し拡げてホルダベ
ースの外周部に被せてから、オーリング取付け溝まで移
動させる必要がなくなる。よって、ホルダベースを樹脂
によって成形した際にオーリングの取付け部分に発生す
るパーティングラインを容易に取り除くことができると
ともに、オーリングの取付けを極めた容易に行うことが
できるという優れた効果を奏する。
【0079】この発明の請求項2に係わる小型モータに
よれば、ホルダベースの差し込み部がモータケースの内
側に差し込まれることによって、モータケースのモータ
ケース側段差部に対してホルダベースのホルダベース側
段差部が対向配置され、モータケースのモータケース側
段差部とホルダベースのホルダベース側段差部とによっ
て、オーリングが挟み込まれて保持される。それ故、請
求項1の効果に加え、オーリングホルダを形成するため
のホルダベース側段差部はホルダベースを樹脂成形する
際にアンダーカットとならずに容易に形成されるという
優れた効果を奏する。
【0080】この発明の請求項3に係わる小型モータに
よれば、ホルダベースの第1の差し込み部がモータケー
スのモータケース本体内に差し込まれるとともにホルダ
ベースの第2の差し込み部がモータケースのホルダベー
ス受け部に差し込まれると、モータケースのホルダベー
ス受け部と、モータケースのモータケース側段差部と、
ホルダベースの第1の差し込み部と、ホルダベースのホ
ルダベース側段差部とによって四方を囲まれた輪状の空
間であるオーリングホルダが形成され、その中にオーリ
ングが保持される。それ故、請求項1の効果に加え、ホ
ルダベースがモータケースに差し込まれるだけで、ホル
ダベースとモータケースとによってオーリングホルダが
簡単に形成されるという優れた効果を奏する。
【0081】この発明の請求項4に係わる小型モータに
よれば、オーリングがホルダベースの第1の差し込み部
に嵌付けられる際、ガイド部によって位置決めが行われ
てからめオーリングが第1の差し込み部に嵌付けられ
る。また、ホルダベースがモータケースのモータケース
本体の内側に差し込まれる際、ホルダベースの第1の差
し込み部に形成されたガイド部がホルダベースの差し込
み方向を誘導する。それ故、請求項3の効果に加え、オ
ーリングの嵌付けが容易に行われるとともに、モータケ
ースに対してホルダベースが曲がって差し込まれること
によってオーリングを破損したりすることが防げるとい
う優れた効果を奏する。
【0082】この発明の請求項5に係わる小型モータに
よれば、ホルダベースがモータケースの内側に差し込ま
れる際に、調心部によって、ホルダベースがモータケー
スに対して同心に配置される。それ故、請求項1の効果
に加え、オーリングホルダでのオーリングの締め代が均
一にされるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの一実施例の縦断
正面図である。
【図2】図1に示した小型モータに用いられるホルダベ
ースとモータケースとの組付け関係を示す断面図であ
る。
【図3】図1に示した小型モータに用いられるホルダベ
ース単体の左側面図である。
【図4】図1に示した小型モータに用いられるホルダベ
ース単体の右側面図である。
【図5】図1に示した小型モータにおいてのブラシボッ
クスまわりの縦断面図である。
【図6】図1に示した小型モータにおいてのブラシボッ
クスまわりの外観斜視図である。
【図7】図1に示した小型モータにおいての調心部まわ
りの断面図である。
【図8】図1に示した小型モータに用いられるホルダベ
ースを成形する際の断面説明図である。
【図9】従来の小型モータの断面図である。
【符号の説明】
1 小型モータ 2 モータケース 2a モータケース本体 2a1 ホルダベース受け部 2a2 モータケース側段差部 3 ホルダベース 3a ホルダベース本体 3c モータケース差し込み部 3c1 第1の差し込み部 3c2 第2の差し込み部 3c3 ホルダベース側段差部 3c4 ガイド部 5 (オーリング)第1のオー(O)リング 6 (マグネット)第1のマグネット 7 (マグネット)第2のマグネット 8 (マグネット)第3のマグネット 9 (マグネット)第4のマグネット 10 アーマチュア 11 (ブラシ)第1のブラシ 12 (ブラシ)第2のブラシ 13 (ブラシ)第3のブラシ 14 (ブラシ)第4のブラシ 15 (ブラシばね)第1のブラシばね 16 (ブラシばね)第2のブラシばね 17 (ブラシばね)第3のブラシばね 18 (ブラシばね)第4のブラシばね 19 (ブラシボックス)第1のブラシボックス 20 (ブラシボックス)第2のブラシボックス 21 (ブラシボックス)第3のブラシボックス 22 (ブラシボックス)第4のブラシボックス 23 オーリングホルダ 27 アーマチュアシャフト 34 調心部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースと、 上記モータケースの筒方向に向け差し込まれることによ
    って該モータケースの内側に配置されるモータケース差
    し込み部が形成されたホルダベースと、 上記ホルダベースのモータケースに対する差し込み方向
    と反対の方向に嵌着されて該ホルダベースの外周部に配
    置されるオーリングと、 上記モータケースの内側に配置されるマグネットと、 負荷に結合されるアーマチュアシャフトをもち、通電に
    より上記マグネットの内周側で回転するアーマチュア
    と、 上記ホルダベース上で、上記アーマチュアのコンミュテ
    ータの外周側に配置されるブラシと、 上記ブラシを上記コンミュテータに対して電気的に接続
    可能に押圧するブラシばねと、 上記ホルダベースに一体的に形成され、上記ブラシおよ
    びブラシばねをホルダベース上に保持するブラシボック
    スと、 上記ホルダベースのモータケース差し込み部の外周部と
    上記モータケースの内周部とのあいだで、該ホルダベー
    スのモータケースに対する差し込み方向に沿って上記オ
    ーリングを挟み込むオーリングホルダを備えていること
    を特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 オーリングホルダには、モータケースの
    内周部に形成されたモータケース側段差部と、ホルダベ
    ースのモータケースに対する差し込み方向に沿い該モー
    タケース側段差部に対向してホルダベースの差し込み部
    の外周部に形成されたホルダベース側段差部とが備えら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の小型モー
    タ。
  3. 【請求項3】 モータケースには、マグネットが内周部
    に取付けられたモータケース本体と、このモータケース
    本体の内径寸法よりも大きい内径寸法のホルダベース受
    け部と、該モータケース本体とホルダベース受け部との
    あいだに配置されたモータケース側段差部が備えられて
    おり、 ホルダベースには、上記モータケースの端部に配置され
    るホルダベース本体と、このホルダベース本体からモー
    タケース本体内に突出形成され、該モータケースのモー
    タケース本体の内側に嵌入される第1の差し込み部と、
    ホルダベース本体と第1の差し込み部とのあいだに配置
    され、モータケースのホルダベース受け部の内側に嵌入
    される第2の差し込み部と、第1の差し込み部と第2の
    差し込み部のあいだに配置されたホルダベース側段差部
    が備えられ、 オーリングホルダは、モータケースのホルダベース受け
    部と、このホルダベース受け部に対向するホルダベース
    の第1の差し込み部と、モータケースのモータケース側
    段差部と、このモータケース側段差部に対向するホルダ
    ベースのホルダベース側段差部とから形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
  4. 【請求項4】 ホルダベースの第1の差し込み部には、
    ホルダベース側段差部から突出した先端部に、オーリン
    グの第1の差し込み部への嵌付けを誘導するとともに、
    ホルダベースをモータケースのモータケース本体の内側
    に誘導するガイド部が形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の小型モータ。
  5. 【請求項5】 ホルダベースのモータケース差し込み部
    には、ホルダベースがモータケースの内側に差し込まれ
    る際に、該ホルダベースをモータケースの同心に配置す
    るための調心部を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の小型モータ。
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