JPH11165336A - 射出圧縮成形法 - Google Patents
射出圧縮成形法Info
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- JPH11165336A JPH11165336A JP11366898A JP11366898A JPH11165336A JP H11165336 A JPH11165336 A JP H11165336A JP 11366898 A JP11366898 A JP 11366898A JP 11366898 A JP11366898 A JP 11366898A JP H11165336 A JPH11165336 A JP H11165336A
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- Japan
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- injection
- clamping force
- mold
- timing
- compression molding
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- Pending
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- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 45
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- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 title claims abstract description 18
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 25
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 25
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 初期型締力増大のタイミングの設定が容易で
あると共に、金型内樹脂充填量が一定の状態で圧縮成形
を行うことができる射出圧縮成形法を提供する。 【解決手段】 初期型締力増大のタイミングを、金型キ
ャビティ１ｃ内の樹脂圧値もしくは射出シリンダ内の油
圧値またはスクリュ２の位置もしくは速度によって検出
する。これにより、初期型締力増大のタイミングの設定
が容易となる共に、金型内樹脂充填量が一定の状態で圧
縮成形を行うことができる。
あると共に、金型内樹脂充填量が一定の状態で圧縮成形
を行うことができる射出圧縮成形法を提供する。 【解決手段】 初期型締力増大のタイミングを、金型キ
ャビティ１ｃ内の樹脂圧値もしくは射出シリンダ内の油
圧値またはスクリュ２の位置もしくは速度によって検出
する。これにより、初期型締力増大のタイミングの設定
が容易となる共に、金型内樹脂充填量が一定の状態で圧
縮成形を行うことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出圧縮成形法に
係るものであり、詳しくは、射出・保圧工程中に初期型
締力から型締力を増大して圧縮を開始するタイミングを
検出する新規な機構を有する射出圧縮成形法に関するも
のである。
係るものであり、詳しくは、射出・保圧工程中に初期型
締力から型締力を増大して圧縮を開始するタイミングを
検出する新規な機構を有する射出圧縮成形法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】射出圧縮成形を、金型パーティング面の
弾性変形量以上に金型が開いた場合にバリが発生する汎
用金型を使用して行う場合、バリを防止するために、通
常、射出・保圧工程途中で、射出前の初期型締力を増大
させる必要がある。なお、前記初期型締力は、樹脂充填
時の金型内エアーや樹脂から出るガスを抜き易くする
為、出来るだけ低くかつ長く、理想的には射出・保圧工
程が終わるまで設定できることが望ましい。
弾性変形量以上に金型が開いた場合にバリが発生する汎
用金型を使用して行う場合、バリを防止するために、通
常、射出・保圧工程途中で、射出前の初期型締力を増大
させる必要がある。なお、前記初期型締力は、樹脂充填
時の金型内エアーや樹脂から出るガスを抜き易くする
為、出来るだけ低くかつ長く、理想的には射出・保圧工
程が終わるまで設定できることが望ましい。
【０００３】従来、初期型締力増大のタイミングを計る
には、射出開始からの計時時間や、可動盤の位置によっ
て検出する方法が採用されている。
には、射出開始からの計時時間や、可動盤の位置によっ
て検出する方法が採用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法の一つであ
る射出開始からの計時時間で初期型締力増大のタイミン
グを計る方法は、スクリュの逆流防止弁からの樹脂の逆
流量のバラツキによって、初期型締力増大開始時の金型
内への樹脂充填量にバラツキが生じ、初期型締力増大開
始直前にバリが発生する場合がある。そこで、トライア
ンドエラーを繰り返しタイマー設定値を決めている。
る射出開始からの計時時間で初期型締力増大のタイミン
グを計る方法は、スクリュの逆流防止弁からの樹脂の逆
流量のバラツキによって、初期型締力増大開始時の金型
内への樹脂充填量にバラツキが生じ、初期型締力増大開
始直前にバリが発生する場合がある。そこで、トライア
ンドエラーを繰り返しタイマー設定値を決めている。
【０００５】もう一つの方法である可動盤の位置で初期
型締力増大のタイミングを計る方法は、金型パーティン
グ面の初期型締力付加時の圧縮代が小さい（通常１／１
００ｍｍ代）為、射出成形機の可動盤の１／１０００〜
１／１００ｍｍ代前半の動きを捉える必要がある。一
方、金型加圧および減圧時の可動盤の前進および後退量
は、可動盤の左右および上下で差が生じるのが普通で、
射出成形機の中型機で、５／１０００ｍｍに及ぶ場合が
ある。つまり、上記初期型締力増大のタイミングを計る
ための可動盤の移動量より、可動盤移動時の移動差の方
が大きい場合が多いので、このタイミングを検出する方
法は実用的ではない。
型締力増大のタイミングを計る方法は、金型パーティン
グ面の初期型締力付加時の圧縮代が小さい（通常１／１
００ｍｍ代）為、射出成形機の可動盤の１／１０００〜
１／１００ｍｍ代前半の動きを捉える必要がある。一
方、金型加圧および減圧時の可動盤の前進および後退量
は、可動盤の左右および上下で差が生じるのが普通で、
射出成形機の中型機で、５／１０００ｍｍに及ぶ場合が
ある。つまり、上記初期型締力増大のタイミングを計る
ための可動盤の移動量より、可動盤移動時の移動差の方
が大きい場合が多いので、このタイミングを検出する方
法は実用的ではない。
【０００６】すなわち、従来、射出圧縮成形法における
初期型締力増大のタイミングは、射出開始からの計時時
間や可動盤の位置で検出していたが、前者は、シリンダ
内樹脂の逆流量のバラツキにより初期型締力増大時の金
型内樹脂充填量がバラツキ、また後者は、可動盤の移動
量が微少のため、直接の検出は困難であった。
初期型締力増大のタイミングは、射出開始からの計時時
間や可動盤の位置で検出していたが、前者は、シリンダ
内樹脂の逆流量のバラツキにより初期型締力増大時の金
型内樹脂充填量がバラツキ、また後者は、可動盤の移動
量が微少のため、直接の検出は困難であった。
【０００７】そこで、本発明は、初期型締力増大のタイ
ミングの設定が容易であると共に、金型内樹脂充填量が
一定の状態で圧縮成形を行うことができる射出圧縮成形
法を提供することを課題とする。
ミングの設定が容易であると共に、金型内樹脂充填量が
一定の状態で圧縮成形を行うことができる射出圧縮成形
法を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明では、射出・保圧
工程の特定した域の予め設定した金型キャビティ内樹脂
圧値、射出シリンダ内油圧値、スクリュ位置またはスク
リュ速度を検出して、初期型締力増大のタイミングとし
ている。これにより、設定が容易となる共に、金型内樹
脂充填量が一定の状態で圧縮成形を行うことができる。
工程の特定した域の予め設定した金型キャビティ内樹脂
圧値、射出シリンダ内油圧値、スクリュ位置またはスク
リュ速度を検出して、初期型締力増大のタイミングとし
ている。これにより、設定が容易となる共に、金型内樹
脂充填量が一定の状態で圧縮成形を行うことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例と共
に図面を参照して説明する。 （実施例１）図１は、本発明による実施例の射出圧縮成
形法を示す工程図である。 （ａ）型閉により移動型１ａが固定型１ｂにタッチす
る。 （ｂ）初期型締力で金型１が締付けられる。 （ｃ）スクリュ２の前進により射出が開始して、スクリ
ュシリンダ３内の樹脂が金型１内に射出される。 （ｄ）射出・保圧工程の特定した域の予め設定した金型
キャビティ１ｃ内の樹脂圧値を圧力センサ４によって検
出して、初期型締力の増大開始タイミングとする。 （ｅ）初期型締力から型締力を増大して圧縮を開始す
る。 （実施例２）本実施例では、第１の実施例の（d）工程
に代え、射出・保圧工程の特定した域の予め設定した射
出シリンダ内油圧値を検出して、初期型締力の増大開始
タイミングとする。すなわち、第１の実施例における金
型キャビティ内樹脂圧値と、本実施例の射出シリンダ内
油圧値は、密接に関連しているので、本成形法により初
期型締力の増大開始タイミングとすることができる。
に図面を参照して説明する。 （実施例１）図１は、本発明による実施例の射出圧縮成
形法を示す工程図である。 （ａ）型閉により移動型１ａが固定型１ｂにタッチす
る。 （ｂ）初期型締力で金型１が締付けられる。 （ｃ）スクリュ２の前進により射出が開始して、スクリ
ュシリンダ３内の樹脂が金型１内に射出される。 （ｄ）射出・保圧工程の特定した域の予め設定した金型
キャビティ１ｃ内の樹脂圧値を圧力センサ４によって検
出して、初期型締力の増大開始タイミングとする。 （ｅ）初期型締力から型締力を増大して圧縮を開始す
る。 （実施例２）本実施例では、第１の実施例の（d）工程
に代え、射出・保圧工程の特定した域の予め設定した射
出シリンダ内油圧値を検出して、初期型締力の増大開始
タイミングとする。すなわち、第１の実施例における金
型キャビティ内樹脂圧値と、本実施例の射出シリンダ内
油圧値は、密接に関連しているので、本成形法により初
期型締力の増大開始タイミングとすることができる。
【００１０】なお、本出願人による特公平８−９１８９
号公報に記載されている、「予め設定した射出工程中の
射出シリンダ内油圧値を検出して射出速度制御から射出
圧力制御に切り替える」ための検出技術を、本実施例の
初期型締力の増大開始タイミングの検出に使用すること
ができる。 （実施例３）本実施例では、第１の実施例の（d）工程
に代え、射出・保圧工程の特定した域の予め設定したス
クリュ位置を初期型締力の増大開始タイミングとする。
すなわち、第１の実施例における金型キャビティ内樹脂
圧値が予め設定した値となった時のスクリュ位置は、常
に一定しているので、本成形法により初期型締力の増大
開始タイミングとすることができる。
号公報に記載されている、「予め設定した射出工程中の
射出シリンダ内油圧値を検出して射出速度制御から射出
圧力制御に切り替える」ための検出技術を、本実施例の
初期型締力の増大開始タイミングの検出に使用すること
ができる。 （実施例３）本実施例では、第１の実施例の（d）工程
に代え、射出・保圧工程の特定した域の予め設定したス
クリュ位置を初期型締力の増大開始タイミングとする。
すなわち、第１の実施例における金型キャビティ内樹脂
圧値が予め設定した値となった時のスクリュ位置は、常
に一定しているので、本成形法により初期型締力の増大
開始タイミングとすることができる。
【００１１】本実施例は、スクリュ位置を初期型締力の
増大開始タイミングとしているので、スクリュの逆流防
止弁からの樹脂の逆流量のバラツキ等によって、初期型
締力増大開始時の金型内への樹脂充填量に多少バラツキ
が生じるが、従来の技術で述べた射出開始からの計時時
間で前記タイミングを計る方法に比較して、格段にバラ
ツキが少ないし、また、その設定が容易である。例え
ば、射出速度を変えた場合、従来の技術の場合、射出開
始からの計時時間の設定に困難を伴うが、本実施例の場
合、射出速度は上記設定において関係がないので設定が
容易である。 （実施例４）本実施例では、第１の実施例の（d）工程
に代え、射出・保圧工程の特定した域の予め設定したス
クリュ速度を初期型締力の増大開始タイミングとする。
図２に、スクリュ２の速度を速度センサ５によって検出
する構成を示す。
増大開始タイミングとしているので、スクリュの逆流防
止弁からの樹脂の逆流量のバラツキ等によって、初期型
締力増大開始時の金型内への樹脂充填量に多少バラツキ
が生じるが、従来の技術で述べた射出開始からの計時時
間で前記タイミングを計る方法に比較して、格段にバラ
ツキが少ないし、また、その設定が容易である。例え
ば、射出速度を変えた場合、従来の技術の場合、射出開
始からの計時時間の設定に困難を伴うが、本実施例の場
合、射出速度は上記設定において関係がないので設定が
容易である。 （実施例４）本実施例では、第１の実施例の（d）工程
に代え、射出・保圧工程の特定した域の予め設定したス
クリュ速度を初期型締力の増大開始タイミングとする。
図２に、スクリュ２の速度を速度センサ５によって検出
する構成を示す。
【００１２】すなわち、射出時のスクリュ２の速度は、
第１の実施例で述べた金型キャビティ１Ｃ内の樹脂圧値
によって変化する。例えば、金型内への樹脂の充填が完
了付近になると、前記樹脂圧値が上昇してスクリュ２の
速度も遅くなる。すなわち、スクリュ２の速度によって
圧縮を開始させれば、決まった量の樹脂が金型内へ充填
された時点で圧縮を開始できるので、圧縮開始時の金型
内樹脂充填量のバラツキが解消できる。
第１の実施例で述べた金型キャビティ１Ｃ内の樹脂圧値
によって変化する。例えば、金型内への樹脂の充填が完
了付近になると、前記樹脂圧値が上昇してスクリュ２の
速度も遅くなる。すなわち、スクリュ２の速度によって
圧縮を開始させれば、決まった量の樹脂が金型内へ充填
された時点で圧縮を開始できるので、圧縮開始時の金型
内樹脂充填量のバラツキが解消できる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、初期型締力増大のタイミングの設定が容易
になると共に、金型内の樹脂充填量が一定となり、成形
品の品質が安定する。
ているので、初期型締力増大のタイミングの設定が容易
になると共に、金型内の樹脂充填量が一定となり、成形
品の品質が安定する。
【図１】本発明による第１の実施例の射出圧縮成形法を
示す工程図である。
示す工程図である。
【図２】本発明による第４の実施例の射出圧縮成形法を
示す工程図である。
示す工程図である。
１ 金型 １ａ 移動型 １ｂ 固定型 １ｃ 金型キャビティ ２ スクリュ ３ スクリュシリンダ ４ 圧力センサ ５ 速度センサ
Claims (4)
- 【請求項１】 射出・保圧工程の特定した域の予め設定
した金型キャビティ内樹脂圧値を検出して、初期型締力
の増大開始タイミングとすることを特徴とする射出圧縮
成形方法。 - 【請求項２】 射出・保圧工程の特定した域の予め設定
した射出シリンダ内油圧値を検出して、初期型締力の増
大開始タイミングとすることを特徴とする射出圧縮成形
方法。 - 【請求項３】 射出・保圧工程の特定した域の予め設定
したスクリュ位置を検出して、初期型締力の増大開始タ
イミングとすることを特徴とする射出圧縮成形方法。 - 【請求項４】 射出・保圧工程の特定した域の予め設定
したスクリュ速度を検出して、初期型締力の増大開始タ
イミングとすることを特徴とする射出圧縮成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11366898A JPH11165336A (ja) | 1997-09-30 | 1998-04-23 | 射出圧縮成形法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26651597 | 1997-09-30 | ||
| JP9-266515 | 1997-09-30 | ||
| JP11366898A JPH11165336A (ja) | 1997-09-30 | 1998-04-23 | 射出圧縮成形法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11165336A true JPH11165336A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=26452613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11366898A Pending JPH11165336A (ja) | 1997-09-30 | 1998-04-23 | 射出圧縮成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11165336A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015186417A1 (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-10 | オリンパス株式会社 | 樹脂成形品の射出成形方法と型締め力の特定方法 |
| JP2016129952A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | ファナック株式会社 | 射出成形機の圧縮制御装置 |
| US12083727B2 (en) * | 2021-12-08 | 2024-09-10 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Control device for injection molding machine, and control method for injection molding machine |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP11366898A patent/JPH11165336A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015186417A1 (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-10 | オリンパス株式会社 | 樹脂成形品の射出成形方法と型締め力の特定方法 |
| JP2016129952A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | ファナック株式会社 | 射出成形機の圧縮制御装置 |
| US12083727B2 (en) * | 2021-12-08 | 2024-09-10 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Control device for injection molding machine, and control method for injection molding machine |
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