JPH1098287A - 回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器 - Google Patents
回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器Info
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- JPH1098287A JPH1098287A JP8248325A JP24832596A JPH1098287A JP H1098287 A JPH1098287 A JP H1098287A JP 8248325 A JP8248325 A JP 8248325A JP 24832596 A JP24832596 A JP 24832596A JP H1098287 A JPH1098287 A JP H1098287A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0201—Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/05—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、回路基板における発熱部品の実装部
分の裏面にも部品実装や、配線が可能になり、回路基板
モジュール全体を小形化して携帯形電子機器の筐体の小
形化を図る上で有利な回路基板モジュールの冷却装置お
よびこの冷却装置を有する携帯形電子機器を提供するこ
とを最も主要な特徴とする。 【解決手段】絶縁層24内に放熱用の伝熱層25が配設
された回路基板23を設け、回路基板23に実装される
TCP部品27の熱を絶縁層24に形成した開口部34
から金属板35を介して伝熱層25に伝熱させたもので
ある。
分の裏面にも部品実装や、配線が可能になり、回路基板
モジュール全体を小形化して携帯形電子機器の筐体の小
形化を図る上で有利な回路基板モジュールの冷却装置お
よびこの冷却装置を有する携帯形電子機器を提供するこ
とを最も主要な特徴とする。 【解決手段】絶縁層24内に放熱用の伝熱層25が配設
された回路基板23を設け、回路基板23に実装される
TCP部品27の熱を絶縁層24に形成した開口部34
から金属板35を介して伝熱層25に伝熱させたもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばTCP( T
ape Carrer Package)のように動作中に発熱する回路素
子が実装された回路基板モジュールの冷却装置およびこ
の冷却装置を有する携帯形電子機器に関する。
ape Carrer Package)のように動作中に発熱する回路素
子が実装された回路基板モジュールの冷却装置およびこ
の冷却装置を有する携帯形電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばノート形パソコン等の携
帯形電子機器には各種の回路基板モジュールが内蔵され
ている。そして、この回路基板モジュールとして図5に
示すようにプリント配線板である回路基板1上にMPU
や、ASIC等のTCP( Tape Carrer Package)部品
2が実装された構成のものが開発されている。
帯形電子機器には各種の回路基板モジュールが内蔵され
ている。そして、この回路基板モジュールとして図5に
示すようにプリント配線板である回路基板1上にMPU
や、ASIC等のTCP( Tape Carrer Package)部品
2が実装された構成のものが開発されている。
【0003】このTCP部品2には柔軟な樹脂フィルム
3と、この樹脂フィルム3に支持された半導体チップ4
とが設けられている。ここで、樹脂フィルム3には導電
性の多数のリード5が形成されている。これらリード5
の先端は樹脂フィルム3の外周縁部から外方に導出さ
れ、回路基板1上の接続パッド6に半田付けされてい
る。
3と、この樹脂フィルム3に支持された半導体チップ4
とが設けられている。ここで、樹脂フィルム3には導電
性の多数のリード5が形成されている。これらリード5
の先端は樹脂フィルム3の外周縁部から外方に導出さ
れ、回路基板1上の接続パッド6に半田付けされてい
る。
【0004】ところで、この種のTCP部品2は、半導
体チップ4が樹脂によってモールドされておらず、この
半導体チップ4が外方に露出されている。そのため、T
CP部品2は、PGA(pin grid array)部品に比べて
機械的強度が弱く、動作時の発熱量が大きい。
体チップ4が樹脂によってモールドされておらず、この
半導体チップ4が外方に露出されている。そのため、T
CP部品2は、PGA(pin grid array)部品に比べて
機械的強度が弱く、動作時の発熱量が大きい。
【0005】また、回路基板1上に実装されたTCP部
品2の冷却手段として図5に示す構成にしたものが開発
されている。ここで、回路基板1にはTCP部品2の実
装位置にTCP部品2の半導体チップ4よりも大きな貫
通穴7が形成されている。
品2の冷却手段として図5に示す構成にしたものが開発
されている。ここで、回路基板1にはTCP部品2の実
装位置にTCP部品2の半導体チップ4よりも大きな貫
通穴7が形成されている。
【0006】さらに、回路基板1の裏面(TCP部品2
の実装面とは反対側の面)にはコールドプレート8が配
設されている。このコールドプレート8の一面側には貫
通穴7に嵌合される凸部8aが形成されている。この凸
部8aの先端面には、TCP部品2の半導体チップ4が
隙間なく接合されている。また、コールドプレート8の
他面側には多数のフィン8bが突設されている。そし
て、動作中に発熱するTCP部品2の熱は半導体チップ
4からコールドプレート8に熱伝導し、コールドプレー
ト8からの自然空冷または、図示しないファンからの強
制空冷で冷却を行う構成になっている。
の実装面とは反対側の面)にはコールドプレート8が配
設されている。このコールドプレート8の一面側には貫
通穴7に嵌合される凸部8aが形成されている。この凸
部8aの先端面には、TCP部品2の半導体チップ4が
隙間なく接合されている。また、コールドプレート8の
他面側には多数のフィン8bが突設されている。そし
て、動作中に発熱するTCP部品2の熱は半導体チップ
4からコールドプレート8に熱伝導し、コールドプレー
ト8からの自然空冷または、図示しないファンからの強
制空冷で冷却を行う構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、プリント配線板である回路基板1に
大きな貫通穴7を明けているため、回路基板1に形成さ
れる配線の障害になる問題がある。
来技術においては、プリント配線板である回路基板1に
大きな貫通穴7を明けているため、回路基板1に形成さ
れる配線の障害になる問題がある。
【0008】さらに、回路基板1上に実装された発熱部
品であるTCP部品2の裏面側にはコールドプレート8
を装着するため、回路基板モジュール全体の重量が重く
なるとともに、回路基板1におけるTCP部品2の実装
部分の裏面には部品実装及び配線ができなくなり、回路
基板モジュール全体を小形化する上で問題がある。
品であるTCP部品2の裏面側にはコールドプレート8
を装着するため、回路基板モジュール全体の重量が重く
なるとともに、回路基板1におけるTCP部品2の実装
部分の裏面には部品実装及び配線ができなくなり、回路
基板モジュール全体を小形化する上で問題がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、回路基板に形成される配線の障害にな
るおそれがなく、回路基板における発熱部品の実装部分
の裏面にも部品実装や、配線が可能になり、回路基板モ
ジュール全体を小形化して携帯形電子機器の筐体の小形
化を図る上で有利な回路基板モジュールの冷却装置およ
びこの冷却装置を有する携帯形電子機器を提供すること
にある。
で、その目的は、回路基板に形成される配線の障害にな
るおそれがなく、回路基板における発熱部品の実装部分
の裏面にも部品実装や、配線が可能になり、回路基板モ
ジュール全体を小形化して携帯形電子機器の筐体の小形
化を図る上で有利な回路基板モジュールの冷却装置およ
びこの冷却装置を有する携帯形電子機器を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、絶縁
層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層が配設された回路基
板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層を露出させる開口部
を形成するとともに、上記回路基板に実装される電子部
品の熱を上記開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手
段を設けたことを特徴とする回路基板モジュールの冷却
装置である。上記構成により、電子部品の熱を絶縁層の
開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させて放熱すること
により、回路基板における熱を発する電子部品の実装部
分の裏面にも電子部品の実装や、配線をすることができ
るようにして、高密度な実装が実現できるようにしたも
のである。
層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層が配設された回路基
板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層を露出させる開口部
を形成するとともに、上記回路基板に実装される電子部
品の熱を上記開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手
段を設けたことを特徴とする回路基板モジュールの冷却
装置である。上記構成により、電子部品の熱を絶縁層の
開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させて放熱すること
により、回路基板における熱を発する電子部品の実装部
分の裏面にも電子部品の実装や、配線をすることができ
るようにして、高密度な実装が実現できるようにしたも
のである。
【0011】請求項2の発明は、上記伝熱手段は上記回
路基板の上記開口部に熱伝導性の良い伝熱部材を埋め込
み、上記電子部品の熱を上記伝熱部材を介して上記伝熱
層に伝熱させるものであることを特徴とする請求項1に
記載の回路基板モジュールの冷却装置である。上記構成
により、電子部品の熱を回路基板の開口部に埋め込まれ
た伝熱部材を介して絶縁層内の伝熱層に伝熱させること
により、請求項1の発明と同様の効果を得るようにした
ものである。
路基板の上記開口部に熱伝導性の良い伝熱部材を埋め込
み、上記電子部品の熱を上記伝熱部材を介して上記伝熱
層に伝熱させるものであることを特徴とする請求項1に
記載の回路基板モジュールの冷却装置である。上記構成
により、電子部品の熱を回路基板の開口部に埋め込まれ
た伝熱部材を介して絶縁層内の伝熱層に伝熱させること
により、請求項1の発明と同様の効果を得るようにした
ものである。
【0012】請求項3の発明は、上記伝熱層は電気的な
グランド層によって形成し、上記電子部品のグランドと
接続させる手段を備えたものであることを特徴とする請
求項1または2に記載の回路基板モジュールの冷却装置
である。上記構成により、絶縁層内の伝熱層である電気
的なグランド層を電子部品のグランドと接続させること
により、請求項1で述べた効果に加えて、電気的に安定
させるようにしたものである。
グランド層によって形成し、上記電子部品のグランドと
接続させる手段を備えたものであることを特徴とする請
求項1または2に記載の回路基板モジュールの冷却装置
である。上記構成により、絶縁層内の伝熱層である電気
的なグランド層を電子部品のグランドと接続させること
により、請求項1で述べた効果に加えて、電気的に安定
させるようにしたものである。
【0013】請求項4の発明は、絶縁層内に伝熱性が高
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層に上記第1の開口部とは異なる位
置で上記伝熱層を露出させる第2の開口部を形成し、さ
らに上記第2の開口部を通して上記伝熱層に接触させ、
上記伝熱層の熱を放熱する放熱板を設けたことを特徴と
する回路基板モジュールの冷却装置である。上記構成に
より、電子部品の熱を絶縁層の開口部から絶縁層内の伝
熱層に伝熱させ、さらに伝熱層の熱を放熱板から放熱す
ることにより、放熱効果が一層良くなるようにしたもの
である。
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層に上記第1の開口部とは異なる位
置で上記伝熱層を露出させる第2の開口部を形成し、さ
らに上記第2の開口部を通して上記伝熱層に接触させ、
上記伝熱層の熱を放熱する放熱板を設けたことを特徴と
する回路基板モジュールの冷却装置である。上記構成に
より、電子部品の熱を絶縁層の開口部から絶縁層内の伝
熱層に伝熱させ、さらに伝熱層の熱を放熱板から放熱す
ることにより、放熱効果が一層良くなるようにしたもの
である。
【0014】請求項5の発明は、絶縁層内に伝熱性が高
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層における上記第1の開口部とは異
なる位置に上記伝熱層に接続されるスルーホールを設
け、さらに上記スルーホールに接続され、上記伝熱層の
熱が上記スルーホールを介して伝熱される放熱板を設け
たことを特徴とする回路基板モジュールの冷却装置であ
る。上記構成により、電子部品の熱を絶縁層の開口部か
ら絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さらに伝熱層からスル
ーホールを通じて放熱板に熱伝導させることにより、放
熱効果が一層良くなるようにしたものである。
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層における上記第1の開口部とは異
なる位置に上記伝熱層に接続されるスルーホールを設
け、さらに上記スルーホールに接続され、上記伝熱層の
熱が上記スルーホールを介して伝熱される放熱板を設け
たことを特徴とする回路基板モジュールの冷却装置であ
る。上記構成により、電子部品の熱を絶縁層の開口部か
ら絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さらに伝熱層からスル
ーホールを通じて放熱板に熱伝導させることにより、放
熱効果が一層良くなるようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、絶縁層内に伝熱性が高
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる開口部を形成するととも
に、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上記開口
部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設けて回路基
板モジュールの冷却装置を構成し、かつ携帯形電子機器
本体の筐体の内部に上記回路基板モジュールを配設し、
上記伝熱層の熱を上記筐体に伝熱させて放熱させる放熱
手段を設けたことを特徴とする回路基板モジュールの冷
却装置を有する携帯形電子機器である。上記構成によ
り、電子部品の熱を絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱
層に伝熱させ、さらに伝熱層の熱を携帯形電子機器本体
の筐体に伝熱させて放熱させることにより、放熱効果が
一層良くなるようにしたものである。
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる開口部を形成するととも
に、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上記開口
部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設けて回路基
板モジュールの冷却装置を構成し、かつ携帯形電子機器
本体の筐体の内部に上記回路基板モジュールを配設し、
上記伝熱層の熱を上記筐体に伝熱させて放熱させる放熱
手段を設けたことを特徴とする回路基板モジュールの冷
却装置を有する携帯形電子機器である。上記構成によ
り、電子部品の熱を絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱
層に伝熱させ、さらに伝熱層の熱を携帯形電子機器本体
の筐体に伝熱させて放熱させることにより、放熱効果が
一層良くなるようにしたものである。
【0016】請求項7の発明は、上記放熱手段は上記伝
熱層に接触させた放熱板を備え、上記放熱板を上記筐体
に接触させて伝熱させるものであることを特徴とする請
求項6に記載の携帯形電子機器である。上記構成によ
り、回路基板の伝熱層の熱が放熱板を介して筐体に放熱
され、放熱効果がさらに良くなるようにしたものであ
る。
熱層に接触させた放熱板を備え、上記放熱板を上記筐体
に接触させて伝熱させるものであることを特徴とする請
求項6に記載の携帯形電子機器である。上記構成によ
り、回路基板の伝熱層の熱が放熱板を介して筐体に放熱
され、放熱効果がさらに良くなるようにしたものであ
る。
【0017】請求項8の発明は、絶縁層内に伝熱性が高
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層に上記第1の開口部とは異なる位
置で上記伝熱層を露出させる第2の開口部を形成し、さ
らに上記第2の開口部を通して上記伝熱層に接触させ、
上記伝熱層の熱を放熱する放熱板を設けて回路基板モジ
ュールの冷却装置を構成し、さらに携帯形電子機器本体
の筐体の内部に上記回路基板モジュールを配設し、上記
放熱板を上記筐体に接触させて伝熱させ、上記筐体から
放熱させる放熱手段を設けたことを特徴とする回路基板
モジュールの冷却装置を有する携帯形電子機器である。
上記構成により、電子部品の熱を絶縁層の開口部から絶
縁層内の伝熱層に伝熱させ、さらに伝熱層の熱を放熱板
を介して筐体に放熱するようにしたものである。
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層に上記第1の開口部とは異なる位
置で上記伝熱層を露出させる第2の開口部を形成し、さ
らに上記第2の開口部を通して上記伝熱層に接触させ、
上記伝熱層の熱を放熱する放熱板を設けて回路基板モジ
ュールの冷却装置を構成し、さらに携帯形電子機器本体
の筐体の内部に上記回路基板モジュールを配設し、上記
放熱板を上記筐体に接触させて伝熱させ、上記筐体から
放熱させる放熱手段を設けたことを特徴とする回路基板
モジュールの冷却装置を有する携帯形電子機器である。
上記構成により、電子部品の熱を絶縁層の開口部から絶
縁層内の伝熱層に伝熱させ、さらに伝熱層の熱を放熱板
を介して筐体に放熱するようにしたものである。
【0018】請求項9の発明は、絶縁層内に伝熱性が高
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層における上記第1の開口部とは異
なる位置に上記伝熱層に接続されるスルーホールを設
け、さらに上記スルーホールに接続され、上記伝熱層の
熱が上記スルーホールを介して伝熱される放熱板を設け
て回路基板モジュールの冷却装置を構成し、さらに携帯
形電子機器本体の筐体の内部に上記回路基板モジュール
を配設し、上記放熱板を上記筐体に接触させて伝熱さ
せ、上記筐体から放熱させる放熱手段を設けたことを特
徴とする回路基板モジュールの冷却装置を有する携帯形
電子機器である。上記構成により、電子部品の熱を絶縁
層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、この伝熱
層からスルーホールを通じ、さらに放熱板を介して筐体
に熱伝導させるようにしたものである。
い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設け、上記絶
縁層に上記伝熱層を露出させる第1の開口部を形成する
とともに、上記回路基板に実装される電子部品の熱を上
記第1の開口部から上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を
設け、かつ上記絶縁層における上記第1の開口部とは異
なる位置に上記伝熱層に接続されるスルーホールを設
け、さらに上記スルーホールに接続され、上記伝熱層の
熱が上記スルーホールを介して伝熱される放熱板を設け
て回路基板モジュールの冷却装置を構成し、さらに携帯
形電子機器本体の筐体の内部に上記回路基板モジュール
を配設し、上記放熱板を上記筐体に接触させて伝熱さ
せ、上記筐体から放熱させる放熱手段を設けたことを特
徴とする回路基板モジュールの冷却装置を有する携帯形
電子機器である。上記構成により、電子部品の熱を絶縁
層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、この伝熱
層からスルーホールを通じ、さらに放熱板を介して筐体
に熱伝導させるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1および図2を参照して説明する。図1は本実施の
形態におけるノート形パソコン11全体の外観を示すも
のである。このパソコン11には偏平な略箱形状をなす
筐体12と、この筐体12に支持されたフラットパネル
形のディスプレイユニット13とが設けられている。さ
らに、筐体12は、ロアハウジング14とアッパハウジ
ング15とに分割されている。ここで、ロアハウジング
14は熱伝導性が高い金属材料によって形成され、アッ
パハウジング15は、例えばABS樹脂のような合成樹
脂材料によって形成されている。
を図1および図2を参照して説明する。図1は本実施の
形態におけるノート形パソコン11全体の外観を示すも
のである。このパソコン11には偏平な略箱形状をなす
筐体12と、この筐体12に支持されたフラットパネル
形のディスプレイユニット13とが設けられている。さ
らに、筐体12は、ロアハウジング14とアッパハウジ
ング15とに分割されている。ここで、ロアハウジング
14は熱伝導性が高い金属材料によって形成され、アッ
パハウジング15は、例えばABS樹脂のような合成樹
脂材料によって形成されている。
【0020】また、筐体12の上面にはキーボード16
が配設されている。このキーボード16の前側にはアー
ムレスト17が設けられている。さらに、筐体12の上
面後端部には左右両側部にディスプレイ支持凸部18が
上向きに突設されている。これらのディスプレイ支持凸
部18には内面が開口された横穴状の支持穴部がそれぞ
れ形成されている。
が配設されている。このキーボード16の前側にはアー
ムレスト17が設けられている。さらに、筐体12の上
面後端部には左右両側部にディスプレイ支持凸部18が
上向きに突設されている。これらのディスプレイ支持凸
部18には内面が開口された横穴状の支持穴部がそれぞ
れ形成されている。
【0021】また、ディスプレイユニット13には偏平
な箱状のハウジング19と、このハウジング19の内部
に収容された液晶ディスプレイ20とが設けられてい
る。さらに、ハウジング19の一端部には筐体12との
連結部21が設けられている。この連結部21には左右
のディスプレイ支持凸部18の各支持穴部に挿入される
一対の枢支用脚部が設けられている。そして、これらの
枢支用脚部が左右のディスプレイ支持凸部18の各支持
穴部に挿入された状態で、ディスプレイユニット13が
連結部21を中心に回動可能に支持されている。
な箱状のハウジング19と、このハウジング19の内部
に収容された液晶ディスプレイ20とが設けられてい
る。さらに、ハウジング19の一端部には筐体12との
連結部21が設けられている。この連結部21には左右
のディスプレイ支持凸部18の各支持穴部に挿入される
一対の枢支用脚部が設けられている。そして、これらの
枢支用脚部が左右のディスプレイ支持凸部18の各支持
穴部に挿入された状態で、ディスプレイユニット13が
連結部21を中心に回動可能に支持されている。
【0022】また、筐体12のロアハウジング14の内
部には図示しないフレームが配設されている。このフレ
ームには図示しないハードディスク駆動装置や、フロッ
ピーディスク駆動装置や、図2に示す本実施の形態にお
ける回路基板モジュール22が支持されている。
部には図示しないフレームが配設されている。このフレ
ームには図示しないハードディスク駆動装置や、フロッ
ピーディスク駆動装置や、図2に示す本実施の形態にお
ける回路基板モジュール22が支持されている。
【0023】この回路基板モジュール22にはプリント
配線板である回路基板23が設けられている。この回路
基板23は絶縁層24内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
25と、信号配線層26とが埋設された多層構造に形成
されている。ここで、伝熱層25の厚さは信号配線層2
6の厚さよりも厚くなるように設定されており、伝熱層
25を信号配線層26よりも厚くすることで熱伝導性を
良くするようにしている。なお、絶縁層24内の伝熱層
25と、信号配線層26との間には絶縁層24の一部が
介設され、両者間が絶縁された状態で積層されている。
さらに、この回路基板23の表面(図2中で上面)およ
び裏面(図2中で下面)にも信号配線層26がそれぞれ
形成されている。
配線板である回路基板23が設けられている。この回路
基板23は絶縁層24内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
25と、信号配線層26とが埋設された多層構造に形成
されている。ここで、伝熱層25の厚さは信号配線層2
6の厚さよりも厚くなるように設定されており、伝熱層
25を信号配線層26よりも厚くすることで熱伝導性を
良くするようにしている。なお、絶縁層24内の伝熱層
25と、信号配線層26との間には絶縁層24の一部が
介設され、両者間が絶縁された状態で積層されている。
さらに、この回路基板23の表面(図2中で上面)およ
び裏面(図2中で下面)にも信号配線層26がそれぞれ
形成されている。
【0024】また、回路基板23の表面にはTCP部品
(電子部品)27が実装されている。このTCP部品2
7には柔軟な樹脂フィルムからなる矩形枠状のキャリヤ
28と、このキャリヤ28に支持された略正方形状の半
導体チップ29とが設けられている。ここで、キャリヤ
28には銅箔からなる導電性の多数のリード30がエッ
チングにより形成されている。これらリード30の先端
はキャリヤ28の外周縁部から外方に導出されている。
(電子部品)27が実装されている。このTCP部品2
7には柔軟な樹脂フィルムからなる矩形枠状のキャリヤ
28と、このキャリヤ28に支持された略正方形状の半
導体チップ29とが設けられている。ここで、キャリヤ
28には銅箔からなる導電性の多数のリード30がエッ
チングにより形成されている。これらリード30の先端
はキャリヤ28の外周縁部から外方に導出されている。
【0025】さらに、半導体チップ29の表面外周部に
は複数のバンプ31が形成されている。これらのバンプ
31にはリード30の基端部がボンディングされてい
る。そして、このバンプ31とリード30との接合部は
ポッティング樹脂32によって封止されている。なお、
半導体チップ29の裏面はポッティング樹脂32によっ
て被覆されることなく外部側に露出されている。そし
て、この半導体チップ29の裏面全面に導電性のメッキ
が施されている。
は複数のバンプ31が形成されている。これらのバンプ
31にはリード30の基端部がボンディングされてい
る。そして、このバンプ31とリード30との接合部は
ポッティング樹脂32によって封止されている。なお、
半導体チップ29の裏面はポッティング樹脂32によっ
て被覆されることなく外部側に露出されている。そし
て、この半導体チップ29の裏面全面に導電性のメッキ
が施されている。
【0026】また、TCP部品27のリード30の先端
は、回路基板23の表面上に形成された接続パッド33
に半田付けされている。これらの接続パッド33は回路
基板23の所望の信号配線層26に電気的に接続されて
いる。
は、回路基板23の表面上に形成された接続パッド33
に半田付けされている。これらの接続パッド33は回路
基板23の所望の信号配線層26に電気的に接続されて
いる。
【0027】また、回路基板23の表面上にはTCP部
品27の実装部分に絶縁層24内の伝熱層25を露出さ
せる開口部34が形成されている。この開口部34はT
CP部品27の半導体チップ29よりも大きな開口面積
に設定されている。
品27の実装部分に絶縁層24内の伝熱層25を露出さ
せる開口部34が形成されている。この開口部34はT
CP部品27の半導体チップ29よりも大きな開口面積
に設定されている。
【0028】さらに、回路基板23の開口部34内には
半導体チップ29と略同じ大きさの熱伝導性の良い金属
板(伝熱手段)35が埋め込まれた状態で実装されてい
る。ここで、金属板35の下面と伝熱層25との間は熱
伝導性を損なわないように熱伝導グリースまたは、熱伝
導接着材を介して接合され、金属板35と伝熱層25と
の間で熱の伝導を行わせる構成になっている。
半導体チップ29と略同じ大きさの熱伝導性の良い金属
板(伝熱手段)35が埋め込まれた状態で実装されてい
る。ここで、金属板35の下面と伝熱層25との間は熱
伝導性を損なわないように熱伝導グリースまたは、熱伝
導接着材を介して接合され、金属板35と伝熱層25と
の間で熱の伝導を行わせる構成になっている。
【0029】また、金属板35の上面にはTCP部品2
7の半導体チップ29が実装されている。ここで、金属
板35の上面と半導体チップ29の下面との間は熱伝導
性を損なわないように熱伝導グリースまたは、熱伝導接
着剤を介在させて接合される。これにより、TCP部品
27の半導体チップ29から放出される熱は金属板35
を介して伝熱層25に伝導されるようになっている。
7の半導体チップ29が実装されている。ここで、金属
板35の上面と半導体チップ29の下面との間は熱伝導
性を損なわないように熱伝導グリースまたは、熱伝導接
着剤を介在させて接合される。これにより、TCP部品
27の半導体チップ29から放出される熱は金属板35
を介して伝熱層25に伝導されるようになっている。
【0030】また、回路基板23の裏面には第1のクー
ルプレート36および第2のクールプレート37が装着
されている。ここで、第1のクールプレート36には伝
熱面積が大きい略平板状のクールプレート本体36a
と、このクールプレート本体36aの一面側に突設され
た凸部36bとが設けられている。この凸部36bの先
端面にはねじ穴部36cが形成されている。
ルプレート36および第2のクールプレート37が装着
されている。ここで、第1のクールプレート36には伝
熱面積が大きい略平板状のクールプレート本体36a
と、このクールプレート本体36aの一面側に突設され
た凸部36bとが設けられている。この凸部36bの先
端面にはねじ穴部36cが形成されている。
【0031】さらに、回路基板23の裏面には第1のク
ールプレート36の凸部36bが挿入される凹陥部38
が形成されている。この凹陥部38の内底部には伝熱層
25が露出されている。なお、この凹陥部38は回路基
板23の表面のTCP部品27の実装位置とは異なる位
置に配置されている。
ールプレート36の凸部36bが挿入される凹陥部38
が形成されている。この凹陥部38の内底部には伝熱層
25が露出されている。なお、この凹陥部38は回路基
板23の表面のTCP部品27の実装位置とは異なる位
置に配置されている。
【0032】また、回路基板23の表面側には凹陥部3
8まで貫通させたスルーホール39が形成されている。
このスルーホール39には第1のクールプレート36の
固定ねじ40が挿入されている。そして、この固定ねじ
40の先端部が第1のクールプレート36のねじ穴部3
6cに螺着されることにより、第1のクールプレート3
6の凸部36bが伝熱層25に接合された状態で、第1
のクールプレート36が回路基板23の裏面に取付けら
れている。これにより、伝熱層25の熱が第1のクール
プレート36に伝熱され、この第1のクールプレート3
6から放熱されるようになっている。
8まで貫通させたスルーホール39が形成されている。
このスルーホール39には第1のクールプレート36の
固定ねじ40が挿入されている。そして、この固定ねじ
40の先端部が第1のクールプレート36のねじ穴部3
6cに螺着されることにより、第1のクールプレート3
6の凸部36bが伝熱層25に接合された状態で、第1
のクールプレート36が回路基板23の裏面に取付けら
れている。これにより、伝熱層25の熱が第1のクール
プレート36に伝熱され、この第1のクールプレート3
6から放熱されるようになっている。
【0033】また、第2のクールプレート37には伝熱
面積が大きい略平板状のクールプレート本体37aが設
けられている。このクールプレート本体37aには複数
のねじ穴部37bが形成されている。
面積が大きい略平板状のクールプレート本体37aが設
けられている。このクールプレート本体37aには複数
のねじ穴部37bが形成されている。
【0034】また、回路基板23の表面側にはTCP部
品27の実装位置とは異なる位置に第2のクールプレー
ト取付け用の複数のスルーホール41が形成されてい
る。これらのスルーホール41は回路基板23の裏面側
まで貫通されている。さらに、各スルーホール41の周
壁部には導電性を有し、伝熱性が高い伝熱部材42が装
着されている。そして、各スルーホール41の伝熱部材
42は伝熱層25に接合されている。
品27の実装位置とは異なる位置に第2のクールプレー
ト取付け用の複数のスルーホール41が形成されてい
る。これらのスルーホール41は回路基板23の裏面側
まで貫通されている。さらに、各スルーホール41の周
壁部には導電性を有し、伝熱性が高い伝熱部材42が装
着されている。そして、各スルーホール41の伝熱部材
42は伝熱層25に接合されている。
【0035】また、各スルーホール41には第2のクー
ルプレート37の固定ねじ43が挿入されている。そし
て、各固定ねじ43の先端部が第2のクールプレート3
7のねじ穴部37bに螺着されることにより、第2のク
ールプレート37が回路基板23の裏面に取付けられて
いる。これにより、伝熱層25の熱が各スルーホール4
1の伝熱部材42を介して第2のクールプレート37に
伝熱され、この第2のクールプレート37から放熱され
るようになっている。
ルプレート37の固定ねじ43が挿入されている。そし
て、各固定ねじ43の先端部が第2のクールプレート3
7のねじ穴部37bに螺着されることにより、第2のク
ールプレート37が回路基板23の裏面に取付けられて
いる。これにより、伝熱層25の熱が各スルーホール4
1の伝熱部材42を介して第2のクールプレート37に
伝熱され、この第2のクールプレート37から放熱され
るようになっている。
【0036】また、回路基板23の裏面には信号配線層
26が配設されているとともに、各種の電子部品44が
実装されている。これらの信号配線層26および電子部
品44はTCP部品27の実装部分の裏面側にもそれ以
外の部分と同様に実装されている。
26が配設されているとともに、各種の電子部品44が
実装されている。これらの信号配線層26および電子部
品44はTCP部品27の実装部分の裏面側にもそれ以
外の部分と同様に実装されている。
【0037】次に、上記構成の作用について説明する。
パソコン11の動作時にはTCP部品27の半導体チッ
プ29が発熱する。このとき、半導体チップ29の熱は
回路基板23の表面側の開口部34内の金属板35を介
して絶縁層24内の伝熱層25に伝導される。そのた
め、半導体チップ29の熱を絶縁層24内の伝熱層25
に伝導させて放熱することができるので、半導体チップ
29の放熱性を高め、半導体チップ29の冷却効果を高
めることができる。
パソコン11の動作時にはTCP部品27の半導体チッ
プ29が発熱する。このとき、半導体チップ29の熱は
回路基板23の表面側の開口部34内の金属板35を介
して絶縁層24内の伝熱層25に伝導される。そのた
め、半導体チップ29の熱を絶縁層24内の伝熱層25
に伝導させて放熱することができるので、半導体チップ
29の放熱性を高め、半導体チップ29の冷却効果を高
めることができる。
【0038】また、伝熱層25に伝導された熱は、さら
に伝熱層25と第1のクールプレート36の凸部36b
との接合部を介して第1のクールプレート36に伝熱さ
れ、この第1のクールプレート36から放熱される。こ
のとき、伝熱層25の熱は同時に、各スルーホール41
の伝熱部材42を介して第2のクールプレート37に伝
熱され、この第2のクールプレート37から放熱され
る。そのため、半導体チップ29の熱を絶縁層24内の
伝熱層25に伝導させ、さらにこの伝熱層25の熱を第
1のクールプレート36および第2のクールプレート3
7に伝熱させて放熱することができるので、半導体チッ
プ29の放熱性を一層高め、半導体チップ29の冷却効
果をさらに高めることができる。
に伝熱層25と第1のクールプレート36の凸部36b
との接合部を介して第1のクールプレート36に伝熱さ
れ、この第1のクールプレート36から放熱される。こ
のとき、伝熱層25の熱は同時に、各スルーホール41
の伝熱部材42を介して第2のクールプレート37に伝
熱され、この第2のクールプレート37から放熱され
る。そのため、半導体チップ29の熱を絶縁層24内の
伝熱層25に伝導させ、さらにこの伝熱層25の熱を第
1のクールプレート36および第2のクールプレート3
7に伝熱させて放熱することができるので、半導体チッ
プ29の放熱性を一層高め、半導体チップ29の冷却効
果をさらに高めることができる。
【0039】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、回路基板モジュール22の絶縁
層24内に放熱用の伝熱層25が配設された回路基板2
3を設け、回路基板23に実装されるTCP部品27の
熱を絶縁層24に形成した開口部34から金属板35を
介して伝熱層25に伝熱させて放熱するようにしたの
で、回路基板23におけるTCP部品27の実装部分の
裏面にも電子部品44の実装や、信号配線層26を設け
ることができる。そのため、従来のように回路基板23
におけるTCP部品27の実装部分に裏面側まで貫通さ
れた貫通穴7(図5参照)を明けた場合のように回路基
板23におけるTCP部品27の実装部分の裏面側に電
子部品44の実装や、信号配線層26を設けることがで
きない場合に比べて高密度な実装が実現できる。
果を奏する。すなわち、回路基板モジュール22の絶縁
層24内に放熱用の伝熱層25が配設された回路基板2
3を設け、回路基板23に実装されるTCP部品27の
熱を絶縁層24に形成した開口部34から金属板35を
介して伝熱層25に伝熱させて放熱するようにしたの
で、回路基板23におけるTCP部品27の実装部分の
裏面にも電子部品44の実装や、信号配線層26を設け
ることができる。そのため、従来のように回路基板23
におけるTCP部品27の実装部分に裏面側まで貫通さ
れた貫通穴7(図5参照)を明けた場合のように回路基
板23におけるTCP部品27の実装部分の裏面側に電
子部品44の実装や、信号配線層26を設けることがで
きない場合に比べて高密度な実装が実現できる。
【0040】また、回路基板23の表面にTCP部品2
7が実装されている部分とは別な場所で、絶縁層24の
裏面に伝熱層25を露出させる凹陥部38を形成し、そ
の凹陥部38に挿入される第1のクールプレート36の
凸部36bを伝熱層25に接合させた状態で、第1のク
ールプレート36が回路基板23の裏面に取付けたの
で、TCP部品27からの熱が金属板35を介して放熱
される伝熱層25の熱を第1のクールプレート36に伝
熱させ、この第1のクールプレート36から放熱させる
ことができる。そのため、伝熱層25の放熱効果を高め
ることができるので、半導体チップ29の冷却効果をさ
らに高めることができる。
7が実装されている部分とは別な場所で、絶縁層24の
裏面に伝熱層25を露出させる凹陥部38を形成し、そ
の凹陥部38に挿入される第1のクールプレート36の
凸部36bを伝熱層25に接合させた状態で、第1のク
ールプレート36が回路基板23の裏面に取付けたの
で、TCP部品27からの熱が金属板35を介して放熱
される伝熱層25の熱を第1のクールプレート36に伝
熱させ、この第1のクールプレート36から放熱させる
ことができる。そのため、伝熱層25の放熱効果を高め
ることができるので、半導体チップ29の冷却効果をさ
らに高めることができる。
【0041】さらに、回路基板23の表面にTCP部品
27が実装されている部分とは別な場所に、回路基板2
3の裏面側まで貫通される第2のクールプレート取付け
用の複数のスルーホール41を形成し、各スルーホール
41の周壁部に装着された伝熱部材42を伝熱層25に
接合させて各スルーホール41に挿入される固定ねじ4
3によって第2のクールプレート37を回路基板23の
裏面に取付けたので、TCP部品27からの熱が金属板
35を介して放熱される伝熱層25の熱を各スルーホー
ル41の伝熱部材42を介して第2のクールプレート3
7に伝熱させ、この第2のクールプレート37から放熱
させることができる。そのため、伝熱層25の放熱効果
をさらに高め、半導体チップ29の冷却効果を高めるこ
とができる。
27が実装されている部分とは別な場所に、回路基板2
3の裏面側まで貫通される第2のクールプレート取付け
用の複数のスルーホール41を形成し、各スルーホール
41の周壁部に装着された伝熱部材42を伝熱層25に
接合させて各スルーホール41に挿入される固定ねじ4
3によって第2のクールプレート37を回路基板23の
裏面に取付けたので、TCP部品27からの熱が金属板
35を介して放熱される伝熱層25の熱を各スルーホー
ル41の伝熱部材42を介して第2のクールプレート3
7に伝熱させ、この第2のクールプレート37から放熱
させることができる。そのため、伝熱層25の放熱効果
をさらに高め、半導体チップ29の冷却効果を高めるこ
とができる。
【0042】なお、本実施の形態における金属板35の
代わりに熱伝導性の良い軟質なクールシート(伝熱シー
ト)を使用する構成にしてもよい。このクールシートは
例えばシリコーン樹脂にアルミナを添加してなるゴム状
の弾性体であり、熱伝導性を有している。この場合で
も、第1の実施の形態の金属板35と同様にTCP部品
27の温度を下げることができる。
代わりに熱伝導性の良い軟質なクールシート(伝熱シー
ト)を使用する構成にしてもよい。このクールシートは
例えばシリコーン樹脂にアルミナを添加してなるゴム状
の弾性体であり、熱伝導性を有している。この場合で
も、第1の実施の形態の金属板35と同様にTCP部品
27の温度を下げることができる。
【0043】また、回路基板23内の伝熱層25は電気
的にグランド層にすることもできる。この場合、絶縁層
24内の伝熱層25である電気的なグランド層をTCP
部品27のグランドと接続させることにより、TCP部
品27を電気的に安定させることができる。
的にグランド層にすることもできる。この場合、絶縁層
24内の伝熱層25である電気的なグランド層をTCP
部品27のグランドと接続させることにより、TCP部
品27を電気的に安定させることができる。
【0044】また、図3は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
2参照)の回路基板モジュール22の構成を次のように
変更したものである。すなわち、回路基板23の開口部
34内にTCP部品27の半導体チップ29を埋め込み
状態で実装したものである。ここで、半導体チップ29
の下面は伝熱層25に熱伝導性を損なわないように熱伝
導グリースまたは、熱伝導接着材を介して接合され、半
導体チップ29と伝熱層25との間で熱の伝導を直接的
に行わせる構成になっている。
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
2参照)の回路基板モジュール22の構成を次のように
変更したものである。すなわち、回路基板23の開口部
34内にTCP部品27の半導体チップ29を埋め込み
状態で実装したものである。ここで、半導体チップ29
の下面は伝熱層25に熱伝導性を損なわないように熱伝
導グリースまたは、熱伝導接着材を介して接合され、半
導体チップ29と伝熱層25との間で熱の伝導を直接的
に行わせる構成になっている。
【0045】本実施の形態ではパソコン11の動作時に
発熱するTCP部品27の半導体チップ29の熱は回路
基板23の表面側の開口部34内の半導体チップ29か
ら絶縁層24内の伝熱層25に直接伝導される。そのた
め、半導体チップ29の熱を絶縁層24内の伝熱層25
に直接伝導させて放熱することができるので、この場合
も第1の実施の形態と同様に半導体チップ29の放熱性
を高め、半導体チップ29の冷却効果を高めることがで
きる。
発熱するTCP部品27の半導体チップ29の熱は回路
基板23の表面側の開口部34内の半導体チップ29か
ら絶縁層24内の伝熱層25に直接伝導される。そのた
め、半導体チップ29の熱を絶縁層24内の伝熱層25
に直接伝導させて放熱することができるので、この場合
も第1の実施の形態と同様に半導体チップ29の放熱性
を高め、半導体チップ29の冷却効果を高めることがで
きる。
【0046】また、図4は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
2参照)の第1のクールプレート36および第2のクー
ルプレート37をパソコン11の筐体12のロアハウジ
ング14に接触させることにより、TCP部品27の半
導体チップ29の放熱効果をさらに高める構成にしたも
のである。
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
2参照)の第1のクールプレート36および第2のクー
ルプレート37をパソコン11の筐体12のロアハウジ
ング14に接触させることにより、TCP部品27の半
導体チップ29の放熱効果をさらに高める構成にしたも
のである。
【0047】すなわち、本実施の形態では筐体12の底
面に第1のクールプレート取付け用の複数のボス部51
および第2のクールプレート取付け用の複数のボス部5
2がそれぞれ上向きに突設されている。さらに、各ボス
部51、52にはねじ穴部53がそれぞれ形成されてい
る。
面に第1のクールプレート取付け用の複数のボス部51
および第2のクールプレート取付け用の複数のボス部5
2がそれぞれ上向きに突設されている。さらに、各ボス
部51、52にはねじ穴部53がそれぞれ形成されてい
る。
【0048】また、第1のクールプレート36および第
2のクールプレート37にはそれぞれねじ挿通孔54が
それぞれ形成されている。これらのねじ挿通孔54は筐
体12の各ボス部51、52のねじ穴部53と対応する
位置に形成されている。そして、第1のクールプレート
取付け用の固定ねじ55が第1のクールプレート36の
ねじ挿通孔54に挿入され、各固定ねじ55の先端部が
各ボス部51のねじ穴部53に螺着されることにより、
第1のクールプレート36が筐体12の底面に取付けら
れている。同様に、第2のクールプレート取付け用の固
定ねじ56が第2のクールプレート37のねじ挿通孔5
4に挿入され、各固定ねじ56の先端部が各ボス部52
のねじ穴部53に螺着されることにより、第2のクール
プレート37が筐体12の底面に取付けられている。
2のクールプレート37にはそれぞれねじ挿通孔54が
それぞれ形成されている。これらのねじ挿通孔54は筐
体12の各ボス部51、52のねじ穴部53と対応する
位置に形成されている。そして、第1のクールプレート
取付け用の固定ねじ55が第1のクールプレート36の
ねじ挿通孔54に挿入され、各固定ねじ55の先端部が
各ボス部51のねじ穴部53に螺着されることにより、
第1のクールプレート36が筐体12の底面に取付けら
れている。同様に、第2のクールプレート取付け用の固
定ねじ56が第2のクールプレート37のねじ挿通孔5
4に挿入され、各固定ねじ56の先端部が各ボス部52
のねじ穴部53に螺着されることにより、第2のクール
プレート37が筐体12の底面に取付けられている。
【0049】そこで、本実施の形態では第1のクールプ
レート36および第2のクールプレート37をパソコン
11の筐体12のロアハウジング14に接触させたの
で、伝熱層25の熱を第1のクールプレート36および
第2のクールプレート37を介して熱伝導性の良い筐体
12に伝熱させて放熱させることができる。そのため、
本実施の形態では第1、第2の各実施の形態に比べて伝
熱層25の放熱効果をさらに高めることができ、TCP
部品27の半導体チップ29の冷却効果をさらに高める
ことができるので、回路基板モジュール22全体を小形
化してパソコン11の筐体12の小形化を図る上で有利
となる。
レート36および第2のクールプレート37をパソコン
11の筐体12のロアハウジング14に接触させたの
で、伝熱層25の熱を第1のクールプレート36および
第2のクールプレート37を介して熱伝導性の良い筐体
12に伝熱させて放熱させることができる。そのため、
本実施の形態では第1、第2の各実施の形態に比べて伝
熱層25の放熱効果をさらに高めることができ、TCP
部品27の半導体チップ29の冷却効果をさらに高める
ことができるので、回路基板モジュール22全体を小形
化してパソコン11の筐体12の小形化を図る上で有利
となる。
【0050】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。例えば、第3の実施
の形態(図4参照)の筐体12の各ボス部51、52を
回路基板23の裏面の凹陥部38内に挿入して伝熱層2
5に直接接触させたり、各スルーホール41の伝熱部材
42に直接接触させる構造にしても良く、この場合でも
同様の放熱効果を持たせることができる。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。例えば、第3の実施
の形態(図4参照)の筐体12の各ボス部51、52を
回路基板23の裏面の凹陥部38内に挿入して伝熱層2
5に直接接触させたり、各スルーホール41の伝熱部材
42に直接接触させる構造にしても良く、この場合でも
同様の放熱効果を持たせることができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、絶縁層内に伝
熱性が高い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設
け、絶縁層に伝熱層を露出させる開口部を形成するとと
もに、回路基板に実装される電子部品の熱を開口部から
伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設け、電子部品の熱を絶
縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させて放熱す
るようにしたので、回路基板に形成される配線の障害に
なるおそれがなく、回路基板における発熱部品の実装部
分の裏面にも部品実装や、配線が可能になり、回路基板
モジュール全体を小形化して携帯形電子機器の筐体の小
形化を図る上で有利となる。
熱性が高い放熱用の伝熱層が配設された回路基板を設
け、絶縁層に伝熱層を露出させる開口部を形成するとと
もに、回路基板に実装される電子部品の熱を開口部から
伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設け、電子部品の熱を絶
縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させて放熱す
るようにしたので、回路基板に形成される配線の障害に
なるおそれがなく、回路基板における発熱部品の実装部
分の裏面にも部品実装や、配線が可能になり、回路基板
モジュール全体を小形化して携帯形電子機器の筐体の小
形化を図る上で有利となる。
【0052】請求項2の発明によれば、電子部品の熱を
回路基板の開口部に埋め込まれた伝熱部材を介して絶縁
層内の伝熱層に伝熱させることにより、請求項1の発明
と同様の効果を得ることができる。
回路基板の開口部に埋め込まれた伝熱部材を介して絶縁
層内の伝熱層に伝熱させることにより、請求項1の発明
と同様の効果を得ることができる。
【0053】請求項3の発明によれば、絶縁層内の伝熱
層である電気的なグランド層を電子部品のグランドと接
続させることにより、請求項1で述べた効果に加えて、
電気的に安定させることができる。
層である電気的なグランド層を電子部品のグランドと接
続させることにより、請求項1で述べた効果に加えて、
電気的に安定させることができる。
【0054】請求項4の発明によれば、電子部品の熱を
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さら
に伝熱層の熱を放熱板から放熱することにより、放熱効
果が一層良くなる。
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さら
に伝熱層の熱を放熱板から放熱することにより、放熱効
果が一層良くなる。
【0055】請求項5の発明によれば、電子部品の熱を
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さら
に伝熱層からスルーホールを通じて放熱板に熱伝導させ
ることにより、放熱効果が一層良くなる。
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さら
に伝熱層からスルーホールを通じて放熱板に熱伝導させ
ることにより、放熱効果が一層良くなる。
【0056】請求項6の発明によれば、電子部品の熱を
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さら
に伝熱層の熱を携帯形電子機器本体の筐体に伝熱させて
放熱させることにより、放熱効果が一層良くなる。
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さら
に伝熱層の熱を携帯形電子機器本体の筐体に伝熱させて
放熱させることにより、放熱効果が一層良くなる。
【0057】請求項7の発明によれば、回路基板の伝熱
層の熱が放熱板を介して筐体に放熱され、放熱効果がさ
らに良くなる。請求項8の発明によれば、電子部品の熱
を絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さ
らに伝熱層の熱を放熱板を介して筐体に放熱させること
ができる。
層の熱が放熱板を介して筐体に放熱され、放熱効果がさ
らに良くなる。請求項8の発明によれば、電子部品の熱
を絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、さ
らに伝熱層の熱を放熱板を介して筐体に放熱させること
ができる。
【0058】請求項9の発明によれば、電子部品の熱を
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、この
伝熱層からスルーホールを通じ、さらに放熱板を介して
筐体に熱伝導させることができる。
絶縁層の開口部から絶縁層内の伝熱層に伝熱させ、この
伝熱層からスルーホールを通じ、さらに放熱板を介して
筐体に熱伝導させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるノート形パ
ソコン全体の外観を示す斜視図。
ソコン全体の外観を示す斜視図。
【図2】同実施の形態のパソコン内部の概略構成を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態のパソコン内部の概
略構成を示す縦断面図。
略構成を示す縦断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態のパソコン内部の概
略構成を示す縦断面図。
略構成を示す縦断面図。
【図5】従来のTCP部品の冷却構造を示す要部の縦断
面図。
面図。
23 回路基板 24 絶縁層 25 伝熱層 27 TCP部品(電子部品) 34 開口部 35 金属板(伝熱手段)
Claims (9)
- 【請求項1】 絶縁層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
が配設された回路基板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層
を露出させる開口部を形成するとともに、上記回路基板
に実装される電子部品の熱を上記開口部から上記伝熱層
に伝熱させる伝熱手段を設けたことを特徴とする回路基
板モジュールの冷却装置。 - 【請求項2】 上記伝熱手段は上記回路基板の上記開口
部に熱伝導性の良い伝熱部材を埋め込み、上記電子部品
の熱を上記伝熱部材を介して上記伝熱層に伝熱させるも
のであることを特徴とする請求項1に記載の回路基板モ
ジュールの冷却装置。 - 【請求項3】 上記伝熱層は電気的なグランド層によっ
て形成し、上記電子部品のグランドと接続させる手段を
備えたものであることを特徴とする請求項1または2に
記載の回路基板モジュールの冷却装置。 - 【請求項4】 絶縁層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
が配設された回路基板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層
を露出させる第1の開口部を形成するとともに、上記回
路基板に実装される電子部品の熱を上記第1の開口部か
ら上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設け、 かつ上記絶縁層に上記第1の開口部とは異なる位置で上
記伝熱層を露出させる第2の開口部を形成し、さらに上
記第2の開口部を通して上記伝熱層に接触させ、上記伝
熱層の熱を放熱する放熱板を設けたことを特徴とする回
路基板モジュールの冷却装置。 - 【請求項5】 絶縁層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
が配設された回路基板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層
を露出させる第1の開口部を形成するとともに、上記回
路基板に実装される電子部品の熱を上記第1の開口部か
ら上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設け、 かつ上記絶縁層における上記第1の開口部とは異なる位
置に上記伝熱層に接続されるスルーホールを設け、さら
に上記スルーホールに接続され、上記伝熱層の熱が上記
スルーホールを介して伝熱される放熱板を設けたことを
特徴とする回路基板モジュールの冷却装置。 - 【請求項6】 絶縁層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
が配設された回路基板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層
を露出させる開口部を形成するとともに、上記回路基板
に実装される電子部品の熱を上記開口部から上記伝熱層
に伝熱させる伝熱手段を設けて回路基板モジュールの冷
却装置を構成し、 かつ携帯形電子機器本体の筐体の内部に上記回路基板モ
ジュールを配設し、上記伝熱層の熱を上記筐体に伝熱さ
せて放熱させる放熱手段を設けたことを特徴とする回路
基板モジュールの冷却装置を有する携帯形電子機器。 - 【請求項7】 上記放熱手段は上記伝熱層に接触させた
放熱板を備え、上記放熱板を上記筐体に接触させて伝熱
させるものであることを特徴とする請求項6に記載の携
帯形電子機器。 - 【請求項8】 絶縁層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
が配設された回路基板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層
を露出させる第1の開口部を形成するとともに、上記回
路基板に実装される電子部品の熱を上記第1の開口部か
ら上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設け、 かつ上記絶縁層に上記第1の開口部とは異なる位置で上
記伝熱層を露出させる第2の開口部を形成し、さらに上
記第2の開口部を通して上記伝熱層に接触させ、上記伝
熱層の熱を放熱する放熱板を設けて回路基板モジュール
の冷却装置を構成し、 さらに携帯形電子機器本体の筐体の内部に上記回路基板
モジュールを配設し、上記放熱板を上記筐体に接触させ
て伝熱させ、上記筐体から放熱させる放熱手段を設けた
ことを特徴とする回路基板モジュールの冷却装置を有す
る携帯形電子機器。 - 【請求項9】 絶縁層内に伝熱性が高い放熱用の伝熱層
が配設された回路基板を設け、上記絶縁層に上記伝熱層
を露出させる第1の開口部を形成するとともに、上記回
路基板に実装される電子部品の熱を上記第1の開口部か
ら上記伝熱層に伝熱させる伝熱手段を設け、 かつ上記絶縁層における上記第1の開口部とは異なる位
置に上記伝熱層に接続されるスルーホールを設け、さら
に上記スルーホールに接続され、上記伝熱層の熱が上記
スルーホールを介して伝熱される放熱板を設けて回路基
板モジュールの冷却装置を構成し、 さらに携帯形電子機器本体の筐体の内部に上記回路基板
モジュールを配設し、上記放熱板を上記筐体に接触させ
て伝熱させ、上記筐体から放熱させる放熱手段を設けた
ことを特徴とする回路基板モジュールの冷却装置を有す
る携帯形電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248325A JPH1098287A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248325A JPH1098287A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1098287A true JPH1098287A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17176407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8248325A Pending JPH1098287A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1098287A (ja) |
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1996
- 1996-09-19 JP JP8248325A patent/JPH1098287A/ja active Pending
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |