JPH1085821A - 鋼片搬送装置 - Google Patents
鋼片搬送装置Info
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- JPH1085821A JPH1085821A JP24776096A JP24776096A JPH1085821A JP H1085821 A JPH1085821 A JP H1085821A JP 24776096 A JP24776096 A JP 24776096A JP 24776096 A JP24776096 A JP 24776096A JP H1085821 A JPH1085821 A JP H1085821A
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- JP
- Japan
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- roller table
- billet
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- lifting
- roller
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】ローラテーブルを備え、連続鋳造装置より送
り出され、適当長さに切断された高温の鋼片を疵取り装
置に送る台車において、高温の鋼板からローラテーブル
や台車への熱伝達が妨げられるようにする。 【解決手段】ローラテーブル12のローラ間にローラテ
ーブル12上に搬送された鋼片11をローラテーブル上
に持ち上げるリフティング機構13を設ける。各リフテ
ィング機構13は、ガイド15と、ガイド15に案内さ
れて昇降する支持部材16と、支持部材16を昇降させ
る油圧シリンダー17とよりなり、支持部材16には支
持部材16を冷却する冷却水を通すための冷却装置Bが
設けられ、支持部材16を冷却する。支持部材16と油
圧シリンダー17のピストンロッド端とは球継手によっ
て連結され、支持部材16が任意の方向に動きうるよう
にする。
り出され、適当長さに切断された高温の鋼片を疵取り装
置に送る台車において、高温の鋼板からローラテーブル
や台車への熱伝達が妨げられるようにする。 【解決手段】ローラテーブル12のローラ間にローラテ
ーブル12上に搬送された鋼片11をローラテーブル上
に持ち上げるリフティング機構13を設ける。各リフテ
ィング機構13は、ガイド15と、ガイド15に案内さ
れて昇降する支持部材16と、支持部材16を昇降させ
る油圧シリンダー17とよりなり、支持部材16には支
持部材16を冷却する冷却水を通すための冷却装置Bが
設けられ、支持部材16を冷却する。支持部材16と油
圧シリンダー17のピストンロッド端とは球継手によっ
て連結され、支持部材16が任意の方向に動きうるよう
にする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、鋼片の搬送装置、
例えば連続鋳造設備より送り出され、適当長さに切断さ
れた鋼片を表面の疵取りやスケール除去のため疵取り位
置や酸洗装置に搬送したり、熱処理のため加熱炉に搬送
し、或いはヤードに搬送する台車、疵取り装置に配置さ
れ、鋼片の上下面を反転させる反転台車、疵取装置に据
付けられる搬送装置等の鋼片の搬送装置に関する。
例えば連続鋳造設備より送り出され、適当長さに切断さ
れた鋼片を表面の疵取りやスケール除去のため疵取り位
置や酸洗装置に搬送したり、熱処理のため加熱炉に搬送
し、或いはヤードに搬送する台車、疵取り装置に配置さ
れ、鋼片の上下面を反転させる反転台車、疵取装置に据
付けられる搬送装置等の鋼片の搬送装置に関する。
【0002】
【従来技術】連続鋳造された鋼片を例にとっていえば、
連続鋳造された鋼片は鋼種によって表面のオシレーショ
ンマークが後工程の熱延工程で模様となって残るのを防
止するため疵取り装置に送られ、グラインダー処理され
て表層部が研削される。図1は、連続鋳造された鋼片の
処理装置のレイアウトを示すもので、連続鋳造設備1よ
り送り出され、適当長さに切断された鋼片は、鋼種によ
って疵取りを要するものと、要しないものとに振り分け
られ、疵取りを要するものは台車2に積み込んで疵取り
装置3に運ばれる。疵取り装置3は図示するものでは4
基設置され、それぞれで鋼片表層部のグラインダー処理
を行い、一面の研削を終えた鋼片は、搬送装置5により
反転台車4に移され、表裏を反転させたのち、疵取り装
置に戻され、別の面のグラインダー処理を行う。こうし
て両面をグラインダー処理された鋼片は台車2に移さ
れ、次工程或いはヤードに搬送される。一方、疵取り不
要の鋼片は、疵検査工程を経て台車2に移され、研削さ
れた鋼片と同様、次工程或いはヤードに搬送される。以
上のように連続鋳造設備より送り出された鋼片は台車に
積み込まれたのち、疵取り装置、ヤード等に送られる
が、台車、反転台車、搬送装置等への鋼板の搬出入は従
来全てクレーン操作により、すなわちクレーンに吊持さ
れるトングで鋼片を両側より掴んで持ち運ぶことにより
行っていた。
連続鋳造された鋼片は鋼種によって表面のオシレーショ
ンマークが後工程の熱延工程で模様となって残るのを防
止するため疵取り装置に送られ、グラインダー処理され
て表層部が研削される。図1は、連続鋳造された鋼片の
処理装置のレイアウトを示すもので、連続鋳造設備1よ
り送り出され、適当長さに切断された鋼片は、鋼種によ
って疵取りを要するものと、要しないものとに振り分け
られ、疵取りを要するものは台車2に積み込んで疵取り
装置3に運ばれる。疵取り装置3は図示するものでは4
基設置され、それぞれで鋼片表層部のグラインダー処理
を行い、一面の研削を終えた鋼片は、搬送装置5により
反転台車4に移され、表裏を反転させたのち、疵取り装
置に戻され、別の面のグラインダー処理を行う。こうし
て両面をグラインダー処理された鋼片は台車2に移さ
れ、次工程或いはヤードに搬送される。一方、疵取り不
要の鋼片は、疵検査工程を経て台車2に移され、研削さ
れた鋼片と同様、次工程或いはヤードに搬送される。以
上のように連続鋳造設備より送り出された鋼片は台車に
積み込まれたのち、疵取り装置、ヤード等に送られる
が、台車、反転台車、搬送装置等への鋼板の搬出入は従
来全てクレーン操作により、すなわちクレーンに吊持さ
れるトングで鋼片を両側より掴んで持ち運ぶことにより
行っていた。
【発明が解決しようとする課題】鋼片をクレーンで持ち
運びするのは手間がかゝり、要員も必要である。そこで
本発明は、鋼片の搬送装置にローラテーブルを設けて鋼
片を搬出入しようとするものであるが、この場合の問題
の1つは、連続鋳造設備より送りだされた鋼片のよう
に、鋼片が高温であると、ローラへの熱伝達によりロー
ラの軸受部や駆動系更には台車等の搬送装置の駆動系に
好ましくない影響を与えることである。この問題を解消
するためにローラテーブルの各ローラに冷却水を通して
冷却するのは、各ローラの構造が複雑となり、冷却装置
の構造も複雑となってコスト高となる。また鋼片をロー
ラテーブルで搬送しようとする場合、鋼片がローラテー
ブル上に片寄って載せられていたり、斜めに載せられて
いると、円滑な移動ができなくなったり、鋼片が斜めに
搬送され、ローラテーブルより飛び出したりするように
なる。そこでセンタリング装置を設けて鋼片のセンタリ
ングをしたり、向きを矯正することが望まれるが、セン
タリング時、鋼片をローラの軸方向に押し動かして滑ら
すと、鋼片にローラ疵が発生することがある。
運びするのは手間がかゝり、要員も必要である。そこで
本発明は、鋼片の搬送装置にローラテーブルを設けて鋼
片を搬出入しようとするものであるが、この場合の問題
の1つは、連続鋳造設備より送りだされた鋼片のよう
に、鋼片が高温であると、ローラへの熱伝達によりロー
ラの軸受部や駆動系更には台車等の搬送装置の駆動系に
好ましくない影響を与えることである。この問題を解消
するためにローラテーブルの各ローラに冷却水を通して
冷却するのは、各ローラの構造が複雑となり、冷却装置
の構造も複雑となってコスト高となる。また鋼片をロー
ラテーブルで搬送しようとする場合、鋼片がローラテー
ブル上に片寄って載せられていたり、斜めに載せられて
いると、円滑な移動ができなくなったり、鋼片が斜めに
搬送され、ローラテーブルより飛び出したりするように
なる。そこでセンタリング装置を設けて鋼片のセンタリ
ングをしたり、向きを矯正することが望まれるが、セン
タリング時、鋼片をローラの軸方向に押し動かして滑ら
すと、鋼片にローラ疵が発生することがある。
【0003】本発明の第1の目的は、高温の鋼片からロ
ーラテーブルや台車への熱伝達が妨げられるようにした
鋼片搬送装置を提供しようとするものであり、第2の目
的は、センタリング時のローラ疵の発生を防止すること
ができる鋼片搬送装置を提供しようとするものである。
ーラテーブルや台車への熱伝達が妨げられるようにした
鋼片搬送装置を提供しようとするものであり、第2の目
的は、センタリング時のローラ疵の発生を防止すること
ができる鋼片搬送装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題の解決手段】第1の目的を達成するための搬送装
置は、鋼片を搬出入するローラテーブルと、ローラテー
ブルに搬入された鋼片をローラテーブル上に持ち上げる
リフティング機構を有し、リフティング機構は、昇降可
能な支持部材と、支持部材を昇降させる作動機構とから
なり、支持部材には冷却手段を設けるか、作動手段への
熱伝達を妨げる断熱手段を設け、或いはその両者を設け
たことを特徴とする。
置は、鋼片を搬出入するローラテーブルと、ローラテー
ブルに搬入された鋼片をローラテーブル上に持ち上げる
リフティング機構を有し、リフティング機構は、昇降可
能な支持部材と、支持部材を昇降させる作動機構とから
なり、支持部材には冷却手段を設けるか、作動手段への
熱伝達を妨げる断熱手段を設け、或いはその両者を設け
たことを特徴とする。
【0005】本装置によれば、鋼片の搬出入時には、支
持部材がローラテーブルより下げられ、ローラテーブル
による搬送に支障を生じないようにされる。ローラテー
ブルに搬入後は支持部材が鋼片をローラテーブル上に持
上げ、ローラテーブルと非接触状態にさせてローラテー
ブルやローラテーブル架台への熱電導を妨げる。第2の
目的を達成するための搬送装置は、鋼片を搬出入するロ
ーラテーブルと、ローラテーブル上に搬送された鋼片を
ローラテーブル上に持上げるリフティング機構と、リフ
ティング機構で持上げられた鋼片を側方より押込んでセ
ンタリングするセンタリング機構を有し、リフティング
機構は昇降可能な支持部材と、支持部材を昇降させる作
動機構からなることを特徴とする。本装置によれば、鋼
片のセンタリングはローラテーブル上に持ち上げられ、
ローラテーブルと非接触の状態で行われるため、センタ
リング時のローラ疵の発生が生じない。上記各搬送装置
において、支持部材はとくに鋼板を支持した状態での昇
降が確実かつ安定して行えるように、ガイドを設けるの
が望ましい。支持部材にはまた、鋼片を支持するローラ
を設けるのが望ましい。鋼片はローラに線接触状態で支
持されるため、支持部材に面接触で支持されるよりもセ
ンタリング時に疵を生じにくい。
持部材がローラテーブルより下げられ、ローラテーブル
による搬送に支障を生じないようにされる。ローラテー
ブルに搬入後は支持部材が鋼片をローラテーブル上に持
上げ、ローラテーブルと非接触状態にさせてローラテー
ブルやローラテーブル架台への熱電導を妨げる。第2の
目的を達成するための搬送装置は、鋼片を搬出入するロ
ーラテーブルと、ローラテーブル上に搬送された鋼片を
ローラテーブル上に持上げるリフティング機構と、リフ
ティング機構で持上げられた鋼片を側方より押込んでセ
ンタリングするセンタリング機構を有し、リフティング
機構は昇降可能な支持部材と、支持部材を昇降させる作
動機構からなることを特徴とする。本装置によれば、鋼
片のセンタリングはローラテーブル上に持ち上げられ、
ローラテーブルと非接触の状態で行われるため、センタ
リング時のローラ疵の発生が生じない。上記各搬送装置
において、支持部材はとくに鋼板を支持した状態での昇
降が確実かつ安定して行えるように、ガイドを設けるの
が望ましい。支持部材にはまた、鋼片を支持するローラ
を設けるのが望ましい。鋼片はローラに線接触状態で支
持されるため、支持部材に面接触で支持されるよりもセ
ンタリング時に疵を生じにくい。
【0006】作動手段としては通常、油圧シリンダーが
使用されるが、支持部材の昇降に上述のガイドを設ける
場合には、ピストンロッド端と支持部材とは、球継手或
いは自在継手によって連結するのが望ましい。ピストン
ロッドの作用線の方向(上下動する方向)と支持部材が
上下動する方向とが一致していなくても、支持部材がガ
イドに案内されて昇降し得るようになり、支持部材やガ
イドの製作精度を緩和させることができるうえ、両者の
摩耗によりガタ付きを生じても支持部材の昇降が支障な
くスムースに行えるようになる。
使用されるが、支持部材の昇降に上述のガイドを設ける
場合には、ピストンロッド端と支持部材とは、球継手或
いは自在継手によって連結するのが望ましい。ピストン
ロッドの作用線の方向(上下動する方向)と支持部材が
上下動する方向とが一致していなくても、支持部材がガ
イドに案内されて昇降し得るようになり、支持部材やガ
イドの製作精度を緩和させることができるうえ、両者の
摩耗によりガタ付きを生じても支持部材の昇降が支障な
くスムースに行えるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】図2及び図3に示す搬送装置とし
ての台車Aは、図1に示す装置の台車2として用いられ
るもので、上面に台車Aの進行方向と直交する方向に鋼
片11を搬送するローラテーブル12を一対備え、台車
Aと疵取り装置3との間で鋼片の受け渡しを行えるよう
にしてあり、各ローラテーブル12のローラ間には鋼片
11をローラテーブル12上に持ち上げるリフティング
機構13と、リフティング機構13で持上げられた鋼片
11のセンタリング機構14を一対、各ローラテーブル
12の左右に設けている。
ての台車Aは、図1に示す装置の台車2として用いられ
るもので、上面に台車Aの進行方向と直交する方向に鋼
片11を搬送するローラテーブル12を一対備え、台車
Aと疵取り装置3との間で鋼片の受け渡しを行えるよう
にしてあり、各ローラテーブル12のローラ間には鋼片
11をローラテーブル12上に持ち上げるリフティング
機構13と、リフティング機構13で持上げられた鋼片
11のセンタリング機構14を一対、各ローラテーブル
12の左右に設けている。
【0008】各リフティング機構13は、台車Aの前後
に向い合せにして並設されるガイド15と、ガイド15
に案内されて昇降し、下側部を台形状に切り欠いた支持
部材16と、支持部材16上に軸支されるローラ10
と、台車Aに取着され、支持部材16を昇降させる作動
機構としての油圧シリンダー17とよりなり、支持部材
16の上部には支持部材16を冷却する冷却水を通すた
めの冷却装置B、すなわち図4に示すように支持部材の
前後上側部に取着される樋18と、支持部材16に穿設
され、樋間を接続する貫通孔19と、樋18に接続され
るゴムホース20とよりなる冷却装置が設けられてい
る。
に向い合せにして並設されるガイド15と、ガイド15
に案内されて昇降し、下側部を台形状に切り欠いた支持
部材16と、支持部材16上に軸支されるローラ10
と、台車Aに取着され、支持部材16を昇降させる作動
機構としての油圧シリンダー17とよりなり、支持部材
16の上部には支持部材16を冷却する冷却水を通すた
めの冷却装置B、すなわち図4に示すように支持部材の
前後上側部に取着される樋18と、支持部材16に穿設
され、樋間を接続する貫通孔19と、樋18に接続され
るゴムホース20とよりなる冷却装置が設けられてい
る。
【0009】油圧シリンダー17と支持部材16とは、
ピストンロッド21と支持部材16とが球継手によって
連結されることにより、支持部材16が任意の方向に動
きうるようになっている。球継手は図5に示されるよう
に、ピストンロッド端に装着されてピン22止めされ、
上面を球状に形成したキャップ23と、支持部材16に
設けられ、キャップ23が嵌合する凹所24と、キャッ
プ23の抜け止めを行うため支持部材16に止着される
止め金具25とよりなっている。センタリング機構14
は、昇降可能に支持される回転軸27と、回転軸端に固
着されるアーム28と、アーム先端に軸支されるセンタ
リングローラ29とよりなり、回転軸27は下部に図示
していないが、スプライン歯を有してモータより減速機
を介して回転駆動されるピニオンと噛合し、かつその下
端にはシリンダーのピストンロッド端が係合している。
こうしてセンタリング機構は、アーム28が回動かつ昇
降可能で、通常はローラテーブル12による鋼片の搬送
に支障を生じることのないようにローラテーブル下に降
下し、センタリング時にシリンダーのピストンロッドで
押し上げられてローラテーブル12上に上昇するように
なっており、上昇時に鋼片を挟んで前後に設けられる各
アーム28が閉じる方向に回動することにより鋼片を側
方より押し込んでセンタリングを行うようになってい
る。
ピストンロッド21と支持部材16とが球継手によって
連結されることにより、支持部材16が任意の方向に動
きうるようになっている。球継手は図5に示されるよう
に、ピストンロッド端に装着されてピン22止めされ、
上面を球状に形成したキャップ23と、支持部材16に
設けられ、キャップ23が嵌合する凹所24と、キャッ
プ23の抜け止めを行うため支持部材16に止着される
止め金具25とよりなっている。センタリング機構14
は、昇降可能に支持される回転軸27と、回転軸端に固
着されるアーム28と、アーム先端に軸支されるセンタ
リングローラ29とよりなり、回転軸27は下部に図示
していないが、スプライン歯を有してモータより減速機
を介して回転駆動されるピニオンと噛合し、かつその下
端にはシリンダーのピストンロッド端が係合している。
こうしてセンタリング機構は、アーム28が回動かつ昇
降可能で、通常はローラテーブル12による鋼片の搬送
に支障を生じることのないようにローラテーブル下に降
下し、センタリング時にシリンダーのピストンロッドで
押し上げられてローラテーブル12上に上昇するように
なっており、上昇時に鋼片を挟んで前後に設けられる各
アーム28が閉じる方向に回動することにより鋼片を側
方より押し込んでセンタリングを行うようになってい
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の搬送装置によれば、
台車上に移された高温の鋼片は、リフティング機構によ
ってローラテーブル上に持ち上げられ、しかもリフティ
ング機構の支持部材は冷却手段によって冷却されるた
め、ローラテーブルや台車への熱伝達が少なく、支持部
材のみ冷却すればよいため、冷却手段の構成を簡素にす
るとができる。
うな効果を奏する。請求項1記載の搬送装置によれば、
台車上に移された高温の鋼片は、リフティング機構によ
ってローラテーブル上に持ち上げられ、しかもリフティ
ング機構の支持部材は冷却手段によって冷却されるた
め、ローラテーブルや台車への熱伝達が少なく、支持部
材のみ冷却すればよいため、冷却手段の構成を簡素にす
るとができる。
【0011】請求項2記載の搬送装置によれば、冷却手
段を設けることなく、ローラテーブルや台車への熱伝達
を少なくすることができる。請求項3記載の搬送装置に
よれば、ローラテーブルや台車への熱伝達をより少なく
することができる。請求項4及び5記載の搬送装置によ
れば、センタリング時に鋼片がローラテーブルで擦られ
ることによるローラ疵の発生を防止することができる。
請求項6記載の搬送装置のように、センタリング機構を
昇降できるようにすれば、センタリング機構をローラテ
ーブルに設けてもローラテーブルにより鋼片の搬送に支
障を生ずることがない。請求項7記載の搬送装置のよう
に、支持部材にローラを設けて鋼片を支持するようにす
れば、センタリング時に鋼片に疵が生じにくい。請求項
8記載の搬送装置のように、支持部材のガイドを設けれ
ば、支持部材の昇降が確実に、しかも安定して行えるよ
うになる。
段を設けることなく、ローラテーブルや台車への熱伝達
を少なくすることができる。請求項3記載の搬送装置に
よれば、ローラテーブルや台車への熱伝達をより少なく
することができる。請求項4及び5記載の搬送装置によ
れば、センタリング時に鋼片がローラテーブルで擦られ
ることによるローラ疵の発生を防止することができる。
請求項6記載の搬送装置のように、センタリング機構を
昇降できるようにすれば、センタリング機構をローラテ
ーブルに設けてもローラテーブルにより鋼片の搬送に支
障を生ずることがない。請求項7記載の搬送装置のよう
に、支持部材にローラを設けて鋼片を支持するようにす
れば、センタリング時に鋼片に疵が生じにくい。請求項
8記載の搬送装置のように、支持部材のガイドを設けれ
ば、支持部材の昇降が確実に、しかも安定して行えるよ
うになる。
【0012】請求項9記載の台車のように、支持部材と
シリンダーのピストンロッドとを球継手或いは自在継手
によって連結すれば、ピストンロッドと支持部材が上下
動する方向が一致していなくても、支持部材がピストン
ロッドの進退によりガイドに沿うようにして傾きながら
昇降しうるようになり、昇降がスムースに行え、しかも
支持部材とガイドの製作精度を緩和させることができ
る。
シリンダーのピストンロッドとを球継手或いは自在継手
によって連結すれば、ピストンロッドと支持部材が上下
動する方向が一致していなくても、支持部材がピストン
ロッドの進退によりガイドに沿うようにして傾きながら
昇降しうるようになり、昇降がスムースに行え、しかも
支持部材とガイドの製作精度を緩和させることができ
る。
【図1】連続鋳造された鋼片の処理装置の配置図。
【図2】本発明に係わる台車の平面図。
【図3】同台車の概略正面図
【図4】支持部材の斜視図。
【図5】リフティング機構の断面図。
1・・連続鋳造設備 2、A・・台車 3・・疵取り装置 4・・反転台車 5・・搬送装置 10・・ローラ 11・・鋼片 12・・ローラテー
ブル 13・・リフティング機構 14・・センタリン
グ機構 15・・ガイド 16・・支持部材 17・・油圧シリンダー 18・・樋 19・・貫通孔 20・・ゴムホース 21・・ピストンロッド 22・・ピン 23・・キャップ 24・・凹所 25・・止め金具 27・・回転軸 28・・アーム 29・・センタリン
グローラ B・・冷却装置
ブル 13・・リフティング機構 14・・センタリン
グ機構 15・・ガイド 16・・支持部材 17・・油圧シリンダー 18・・樋 19・・貫通孔 20・・ゴムホース 21・・ピストンロッド 22・・ピン 23・・キャップ 24・・凹所 25・・止め金具 27・・回転軸 28・・アーム 29・・センタリン
グローラ B・・冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 秀俊 広島県呉市中通1丁目3番16号 日新工機 株式会社内 (72)発明者 山口 宗津夫 広島県呉市中通1丁目3番16号 日新工機 株式会社内 (72)発明者 早瀬 三樹夫 広島県呉市中通1丁目3番16号 日新工機 株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】鋼片を搬出入するローラテーブルと、ロー
ラテーブルに搬入された鋼片をローラテーブル上に持ち
上げるリフティング機構を有し、リフティング機構は、
昇降可能な支持部材と、支持部材を昇降させる作動機構
とからなり、支持部材には該部材を冷却する冷却手段が
設けられる鋼片搬送装置。 - 【請求項2】鋼片を搬出入するローラテーブルと、ロー
ラテーブルに搬入された鋼片をローラテーブル上に持ち
上げるリフティング機構を有し、リフティング機構は、
昇降可能な支持部材と、支持部材を昇降させる作動機構
とからなり、支持部材にはローラテーブル架台への熱伝
達を妨げる断熱手段を設けた鋼片搬送装置。 - 【請求項3】ローラテーブル架台への熱伝達を妨げる断
熱手段を設けた請求項1記載の鋼片搬送装置。 - 【請求項4】リフティング機構まで持ち上げられた鋼片
を側方より押込んでセンタリングするセンタリング機構
が設けられる請求項1ないし3のいづれかの請求項に記
載の鋼片搬送装置。 - 【請求項5】鋼片を搬出入するローラテーブルと、ロー
ラテーブル上に搬送された鋼片をローラテーブル上に持
上げるリフティング機構と、リフティング機構で持上げ
られた鋼片を側方より押込んでセンタリングするセンタ
リング機構を有し、リフティング機構は昇降可能な支持
部材と、支持部材を昇降させる作動機構からなることを
特徴とする鋼片搬送装置。 - 【請求項6】センタリング機構はローラテーブル上で昇
降可能である請求項4又は5のいづれかの請求項に記載
の鋼片搬送装置。 - 【請求項7】リフティング機構は鋼片を支持するローラ
を有する請求項4ないし6のいづれかの請求項に記載の
鋼片搬送装置。 - 【請求項8】支持部材の昇降を案内するガイドが設けら
れる請求項1ないし7のいづれかの請求項に記載の鋼片
搬送装置。 - 【請求項9】作動手段はシリンダーであり、ピストンロ
ッド端と支持部材とは球継手或いは自在継手によって連
結される請求項8記載の鋼片搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24776096A JPH1085821A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 鋼片搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24776096A JPH1085821A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 鋼片搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1085821A true JPH1085821A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17168262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24776096A Withdrawn JPH1085821A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 鋼片搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1085821A (ja) |
Cited By (9)
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