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JPH1056110A - 半導体用プラスチックパッケージと半導体装置 - Google Patents

半導体用プラスチックパッケージと半導体装置

Info

Publication number
JPH1056110A
JPH1056110A JP21098596A JP21098596A JPH1056110A JP H1056110 A JPH1056110 A JP H1056110A JP 21098596 A JP21098596 A JP 21098596A JP 21098596 A JP21098596 A JP 21098596A JP H1056110 A JPH1056110 A JP H1056110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat spreader
semiconductor
plastic package
die attach
reinforcing frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21098596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeji Muramatsu
茂次 村松
Michio Horiuchi
道夫 堀内
Takuya Kazama
拓也 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP21098596A priority Critical patent/JPH1056110A/ja
Publication of JPH1056110A publication Critical patent/JPH1056110A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化、薄型化を達成しつつ、温度変化によ
る反りが少ない半導体用プラスチックパッケージを提供
する。 【解決手段】 一方の面にダイアタッチ部52が形成さ
れた方形のヒートスプレッダ54と、一方の面に接着さ
れ、ダイアタッチ部52を露出させる透孔56が形成さ
れた合成樹脂製の回路基板58とを有する。そしてヒー
トスプレッダ54の他方の面には、合成樹脂製の補強枠
体12が接着されて半導体用プラスチックパッケージ1
0の反りを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体用プラスチッ
クパッケージおよび半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体用プラスチックパッケージ、特に
PGA型やBGA型プラスチックパッケージでは、合成
樹脂材料自体の熱伝導性が低いため、従来から当該パッ
ケージに搭載される半導体素子から発生する熱の放散性
を良くするように、半導体用プラスチックパッケージ5
0を図13に示すごとく、一方の面(図13中の下面)
の中央にダイアタッチ部52が形成された方形のヒート
スプレッダ54と、中央部分にダイアタッチ部52を露
出させる透孔56が形成された合成樹脂製の回路基板5
8とで構成し、ヒートスプレッダ54に回路基板58を
接着し、半導体素子60をダイアタッチ部52に搭載す
るようにして半導体素子60から発生する熱の放散性を
良好にする構造が採用されている。また、回路基板58
には外部端子66が装着されるが、PGA型プラスチッ
クパッケージでは金属製のピンが外部端子66として装
着され、BGA型プラスチックパッケージでははんだボ
ールが外部端子66として装着される。図13では一例
としてBGA型プラスチックパッケージに形成されてい
る。そしてこの半導体用プラスチックパッケージ50を
用い、半導体素子60をダイアタッチ部52に搭載し、
搭載した半導体素子60を金線等のワイヤ62で回路基
板58の配線と接続した後に、回路基板58の透孔56
内に熱硬化性の封止樹脂64を充填して封止することで
半導体装置68が製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の半導体用プラスチックパッケージには次の様な課
題が有る。ヒートスプレッダ54の材料には、材料費の
安さ、良好な熱伝導性を併せ持った銅(熱膨張率:約17
×10-6/℃)やアルミニウム(熱膨張率:約24×10-6
℃)が使用されている。一方、ヒートスプレッダ54の
ダイアタッチ部52に接着される半導体素子60にはシ
リコン(熱膨張率:約 3.5×10-6/℃)が使用され、ま
た半導体素子60を取り囲むようにヒートスプレッダ5
4に接着される回路基板58は通常、BTレジンやFR
4等のガラス繊維で強化された合成樹脂材料(熱膨張
率:約 13〜 15 ×10-6/℃)で形成されている。
【0004】このように、ヒートスプレッダ54の熱膨
張率は半導体素子60や回路基板58の熱膨張率よりも
大きいため、半導体素子60をダイアタッチ部52に搭
載した後に樹脂封止する際や、半導体素子60が通電さ
れて発熱し半導体装置68の温度が上昇した場合などに
はヒートスプレッダ54の延び量の方が大きいために半
導体用プラスチックパッケージ50が図14に示すよう
に回路基板58側に反り易いという課題があった。そこ
で従来は、ヒートスプレッダ54自体を厚くして剛性を
持たせ、温度が上昇して延びた場合でも延び量の少ない
回路基板58や半導体素子60により引っ張られて回路
基板58側に反ることを防止していた。
【0005】しかしながら、近年では半導体装置が内蔵
されるコンピュータ等の電子機器の軽薄短小化が進み、
それに伴って半導体装置および半導体用プラスチックパ
ッケージ自体の軽量化、薄型化が要求されるようになっ
てきいる。このため、ヒートスプレッダ54を厚くして
剛性を高めて反りを防止するという従来の構造は半導体
装置および半導体用プラスチックパッケージ自体の軽量
化、薄型化に反し、採用できないという課題が生じてい
る。
【0006】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、軽量化、薄型化を達成
しつつ、温度変化による反りが少ない半導体用プラスチ
ックパッケージと半導体装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1記載の半導体用プラスチックパッ
ケージは、一方の面にダイアタッチ部が形成された方形
のヒートスプレッダと、前記一方の面に接着され、前記
ダイアタッチ部を露出させる透孔が形成された合成樹脂
製の回路基板とを有する半導体用プラスチックパッケー
ジにおいて、前記ヒートスプレッダの他方の面には、合
成樹脂製の補強枠体が接着されていることを特徴とす
る。これにより、補強枠体がヒートスプレッダの反りを
抑制するため、ヒートスプレッダを薄くすることができ
る。また、補強枠体はヒートスプレッダの全面を覆う形
状ではないため、補強枠体を取り付けることによるヒー
トスプレッダの熱放散性の低下も少なくできる。
【0008】前記補強枠体は具体的には、前記ヒートス
プレッダの四隅若しくは四辺を連絡し、点対称となる形
状とするとよい。これにより、ヒートスプレッダ全域に
亘る反りを有効に防止することが可能となる。また、前
記補強枠体は、少なくとも一部が前記ヒートスプレッダ
の四隅若しくは四辺から対向する他の四隅若しくは四辺
に交差して連絡する十文字状に形成しても同様の効果が
ある。
【0009】また、前記補強枠体の一部が、ダイアタッ
チ部の背面を囲む方形若しくは円形に形成するようにし
てもよい。これによれば、ダイアタッチ部に搭載された
半導体素子を樹脂封止した際に、封止樹脂の硬化による
収縮のためにヒートスプレッダに生ずる反り力を局部的
に抑えることができ、この反り力によってヒートスプレ
ッダ全体が反ることを有効に防止できる。また、ヒート
スプレッダのダイアタッチ部領域の裏面側に補強枠体が
位置しないため、この部分に放熱フィンを取り付けるこ
とも可能となる。
【0010】また、前記補強枠体を、前記ヒートスプレ
ッダの他方の面の縁部に沿った方形に形成するようにし
てもよい。
【0011】また、請求項6記載の半導体用プラスチッ
クパッケージは、一方の面の中央にダイアタッチ部が形
成された方形のヒートスプレッダと、前記一方の面に接
着され、中央部分に前記ダイアタッチ部を露出させる透
孔が形成された合成樹脂製の回路基板とを有する半導体
用プラスチックパッケージにおいて、前記ヒートスプレ
ッダの他方の面には、前記ダイアタッチ部を中心とし、
周縁方向に向かうに従って次第に浅くなる円形の凹部が
形成されていることを特徴とする。プレス加工や切削加
工等により、ヒートスプレッダに凹部を形成すると、ヒ
ートスプレッダは凹部加工の際に凹部側に反りが生じ
る。本発明はこの反りを利用し、回路基板を接着した際
に回路基板の剛性によりヒートスプレッダが平坦となる
ように形成することにより、回路基板には常にヒートス
プレッダの凹部側に反ろうとする力が作用しているの
で、熱膨張率の差により生じる反り力が打ち消され、半
導体装置の反り発生が防止できる。
【0012】また、請求項7記載の半導体装置は、上記
の請求項1、2、3、4、5または6記載の半導体用プ
ラスチックパッケージと、該半導体用プラスチックパッ
ケージの前記ダイアタッチ部に搭載されて封止された半
導体素子と、該半導体用プラスチックパッケージの前記
回路基板に取り付けられた複数の外部端子とを具備する
ことを特徴とする。この半導体装置は、上述したような
薄型化しても反りにくい半導体用プラスチックパッケー
ジを使用しているため、半導体素子を封止する樹脂材料
の硬化時の収縮によりヒートスプレッダに作用する反り
力を局部的に抑えることができ、装置全体としても薄
く、かつ軽量であって反りのないものとすることが可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に半導体用プラスチ
ックパッケージと半導体装置の好適な実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。 (第1の実施の形態)まず、半導体用プラスチックパッ
ケージ10の基本的な構成とその効果について図1と図
2を用いて説明する。なお、従来例と同じ構成について
は同じ符号を付す。半導体用プラスチックパッケージ1
0の特徴部分は図2に示すように、従来の半導体用プラ
スチックパッケージ50(図13参照)の構成、つまり
一方の面(図2における下面)の中央にダイアタッチ部
52が形成された方形(本実施の形態では平面形状がほ
ぼ正方形)のヒートスプレッダ54と、ヒートスプレッ
ダ54の一方の面に接着され、中央部分にダイアタッチ
部52を露出させる透孔56が形成された合成樹脂製の
回路基板58とを有する構成に加えて、ヒートスプレッ
ダ54の他方の面(ダイアタッチ部52の形成面の裏
面、図2における上面)に剛性を有する合成樹脂製の補
強枠体12が接着されている点である。この合成樹脂材
料の一例としては回路基板58と同様のBTレジンやF
R4等のガラス繊維で強化された合成樹脂材料を採用し
得る。
【0014】この構造によって、ヒートスプレッダ54
を薄くしても、半導体用プラスチックパッケージ10に
図14に示すように半導体素子60を搭載して樹脂封止
する際に、硬化に伴って収縮する樹脂64からヒートス
プレッダ54が受ける反り力を補強枠体12が抑制し、
平面形状を維持できる。また、図11のように半導体装
置18とした後でも、温度変化に伴ってヒートスプレッ
ダ54と回路基板58、およびヒートスプレッダ54と
半導体素子60の熱膨張率の差によりヒートスプレッダ
54に作用する反り力を抑制できる。また、補強枠体1
2は、いわゆる枠体であるからその形状はヒートスプレ
ッダ54の他方の面の全域を覆う面状ではない。よっ
て、補強枠体12を取り付けることによるヒートスプレ
ッダ54の熱放散性の低下も極力少なくできる。
【0015】次に、補強枠体12の具体的な形状につい
て説明する。半導体用プラスチックパッケージ10に生
ずる反りはヒートスプレッダ54の全域に亘る。このた
め、本実施の形態における補強枠体12はヒートスプレ
ッダ54の他方の面の四隅若しくは四辺を連絡し、当該
面の中心を基準として点対称となる形状となっている。
さらに詳細には、補強枠体12の中心がヒートスプレッ
ダ54の他方の面の中心に位置し、当該中心から延びる
先端がヒートスプレッダ54の周縁(四つの各辺)に、
当該周縁と直角に当接するように至る形状、つまり十文
字状に形成されている。なお、同じ十文字状でも図3に
示すように、ヒートスプレッダ54の他方の面の中心か
ら、先端が当該他方の面の四隅に至るように延びる形
状、すなわち四隅若しくは四辺から対向する他の四隅若
しくは四辺に交差して連絡する十文字状としてもよい。
上記の形状に補強枠体12を形成し、ヒートスプレッダ
54の他方の面に接着することにより、ヒートスプレッ
ダ54の縦方向および横方向に沿って生ずる反りや対角
線に沿って生ずる反りを有効に防止することが可能とな
る。また、図1と図3を組み合わせて、ヒートスプレッ
ダ54の他方の面の中心からヒートスプレッダ54の四
辺および四隅に放射状にその先端が延びる形状としても
よい。
【0016】(第2の実施の形態)半導体用プラスチッ
クパッケージ10の基本的な構成とその効果について
は、第1の実施の形態と同様であり、具体的な補強枠体
12の形状において相違している。その補強枠体12の
形状は、第1の実施の形態で説明した十文字状の部分1
2aに、ヒートスプレッダ54の他方の面の縁部に沿っ
た方形部分12bをさらに加えて、図4や図5に示すよ
うに形成されている。このようにヒートスプレッダ54
の他方の面の縁部に沿うような部分12bを補強枠体1
2の一部に設けることによって、周縁部分に沿った反り
や歪みも効果的に補強することが可能となる。なお、ヒ
ートスプレッダ54に生ずる温度上昇による反り量が少
ない場合には、上記十文字状の形状を組み合わせずに、
図6に示すようなヒートスプレッダ54の他方の面の縁
部に沿った方形部分12bだけで補強枠体12を構成す
るようにしてもよい。
【0017】(第3の実施の形態)半導体用プラスチッ
クパッケージ10の基本的な構成とその効果について
は、第1の実施の形態と同様であり、具体的な補強枠体
12の形状において相違している。その補強枠体12は
図7や図8に示すように、少なくとも一部にダイアタッ
チ部52の背面(ヒートスプレッダ54のダイアタッチ
部52領域の裏面側領域)を囲む方形(若しくは円形)
部分12cを有している点にある。また、本実施の形態
では、第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明
した補強枠体の形状も併せて有している。つまり、ダイ
アタッチ部52を囲む方形部分12cを中心としてヒー
トスプレッダ54の他方の面の四隅若しくは四辺に至る
部分12aと、当該面の縁部に沿った方形部分12bを
有しており、全体としても当該面の中心を基準として点
対称となる形状となっている。
【0018】これによれば、ダイアタッチ部52に搭載
された半導体素子60を樹脂封止した際に、封止樹脂の
硬化による収縮のためにヒートスプレッダ54に生ずる
応力(この応力が反り力となる)を局部的に抑えること
ができ、この反り力によってヒートスプレッダ54全体
が反ること有効に防止できる。また、ヒートスプレッダ
54のダイアタッチ部52の裏面側領域に補強枠体12
が位置しないため、この部分に放熱フィン(不図示)を
取り付けることも可能となる。なお、本実施の形態で
は、補強枠体12はその一部にヒートスプレッダ54の
縁部に沿った方形部分12bを有しているが、ヒートス
プレッダ54の反りの量が少ない場合には、この方形部
分12bを取り除くと共に、ヒートスプレッダ54の中
心部分から四辺若しくは四隅に向けて延びる部分12a
の先端が各辺若しくは各隅に達するようにさらに延ばし
た形状とするだけでもよい。
【0019】(第4の実施の形態)まず、半導体用プラ
スチックパッケージ10の基本的な構成とその効果につ
いて図9と図10を用いて説明する。半導体用プラスチ
ックパッケージ14の特徴部分は図10に示すように、
従来の半導体用プラスチックパッケージ50(図13参
照)の構成、つまり一方の面(図10における下面)の
中央にダイアタッチ部52が形成された方形(本実施の
形態では平面形状がほぼ正方形)のヒートスプレッダ5
4と、ヒートスプレッダ54の一方の面に接着され、中
央部分にダイアタッチ部52を露出させる透孔56が形
成された合成樹脂製の回路基板58とを有する構成に加
えて、ヒートスプレッダ54の他方の面(図10におけ
る上面)には、図9と図10に示すようにダイアタッチ
部52の背面を中心とし、ヒートスプレッダ54の周縁
方向に向かうに従って次第にその深さが浅くなる、つま
り断面形状が図10に示すように弧状になる円形の凹部
16が形成されている点である。
【0020】プレス加工や切削加工等により、ヒートス
プレッダ54に凹部16を形成すると、ヒートスプレッ
ダ54は通常凹部加工の際に凹部16側に反る。よっ
て、回路基板58を接着した際に回路基板58の剛性に
よりヒートスプレッダ54が平坦となるように形成する
ことにより、回路基板58には常にヒートスプレッダ5
4の凹部16側に反ろうとする力が作用しているので、
温度が上昇した際にヒートスプレッダ54と回路基板5
8、およびヒートスプレッダ54とダイアタッチ部52
に接着される半導体素子60の熱膨張率の差により生ず
る反り力、また半導体素子60を樹脂封止した際に、封
止樹脂64の硬化による収縮のためにヒートスプレッダ
54に生ずる反り力を打ち消し、半導体装置20全体と
しての反りを防止できる。なお、凹部16の大きさや深
さを変えることにより、ヒートスプレッダ54に生ずる
反り量を調整でき、半導体素子60を搭載し、かつ樹脂
封止して半導体装置とした場合にヒートスプレッダ5
4、回路基板58、ひいては外部接続端子66が平面状
になるように設定することが可能である。
【0021】また、上述した第1〜第4の実施の形態の
半導体用プラスチックパッケージ10を用い、ダイアタ
ッチ部52に半導体素子60を接着して搭載して図11
や図12のように半導体装置18,20を構成すると、
ダイアタッチ部52に搭載された半導体素子60を樹脂
封止した際に封止樹脂64の硬化による収縮によりヒー
トスプレッダ54に生ずる反り力を抑えることができ
る。また、併せて半導体装置の温度上昇に伴ってヒード
スプレッダ54と回路基板58との間に、またヒートス
プレッダ54と半導体素子60との間に生ずる熱膨張率
の差による反りも効果的に抑えることが可能となり、特
に外部端子66がはんだボールで構成されるBGA型プ
ラスチックパッケージにおいて反りから来る各外部端子
66の接続不良を解消することが可能となる。
【0022】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、マルチチップモジュールのように
回路基板およびヒートスプレッダが長方形に形成される
場合や、多角形に形成される場合にも応用が可能であ
る。また、補強枠体の形状は上述したような点対称とな
る形状のみならず、ハニカム形状等の多角形や円形で構
成されるメッシュ状の形状も採用し得る等、発明の精神
を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろん
である。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る半導体用プラスチックパッ
ケージを用いると、ダイアタッチ部に接着した半導体素
子を樹脂封止する際に封止樹脂の硬化による収縮によっ
て半導体装置に生ずる反り力を補強枠体で抑えて反りを
防止できる。また、この半導体用プラスチックパッケー
ジを用いた半導体装置では、温度が上昇した場合にヒー
トスプレッダと回路基板、およびヒートスプレッダと半
導体素子の熱膨張率の差により生ずる反り力をも補強枠
体によって有効に抑えることができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体用プラスチックパッケージ
の第1の実施の形態の平面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】第1の実施の形態に於ける他の例を示す平面図
【図4】本発明に係る半導体用プラスチックパッケージ
の第2の実施の形態の平面図
【図5】第2の実施の形態における他の例を示す平面図
【図6】第2の実施の形態における他の例を示す平面図
【図7】本発明に係る半導体用プラスチックパッケージ
の第3の実施の形態の平面図
【図8】第3の実施の形態における他の例を示す平面図
【図9】本発明に係る半導体用プラスチックパッケージ
の第4の実施の形態の平面図
【図10】図9のB−B断面図
【図11】第1〜第3の実施の形態の半導体用プラスチ
ックパッケージを用いた半導体装置の構成を示す断面図
【図12】第4の実施の形態の半導体用プラスチックパ
ッケージを用いた半導体装置の構成を示す断面図
【図13】従来の半導体用プラスチックパッケージの一
例を示す断面図
【図14】半導体用プラスチックパッケージを用いた半
導体装置の一般的な構成を示す断面図
【符号の説明】
10 半導体用プラスチックパッケージ 12 補強枠体 52 ダイアタッチ部 54 ヒートスプレッダ 56 透孔 58 回路基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面にダイアタッチ部が形成された
    方形のヒートスプレッダと、前記一方の面に接着され、
    前記ダイアタッチ部を露出させる透孔が形成された合成
    樹脂製の回路基板とを有する半導体用プラスチックパッ
    ケージにおいて、 前記ヒートスプレッダの他方の面には、合成樹脂製の補
    強枠体が接着されていることを特徴とする半導体用プラ
    スチックパッケージ。
  2. 【請求項2】 前記補強枠体は、前記ヒートスプレッダ
    の四隅若しくは四辺を連絡し、点対称となる形状を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体用プラスチッ
    クパッケージ。
  3. 【請求項3】 前記補強枠体は、少なくとも一部が前記
    ヒートスプレッダの四隅若しくは四辺から対向する他の
    四隅若しくは四辺に交差して連絡する十文字状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の半導体用プラ
    スチックパッケージ。
  4. 【請求項4】 前記補強枠体の一部が、ダイアタッチ部
    の背面を囲む方形若しくは円形に形成されていることを
    特徴とする請求項2または3記載の半導体用プラスチッ
    クパッケージ。
  5. 【請求項5】 前記補強枠体は、少なくとも一部が前記
    ヒートスプレッダの周縁部に沿った方形に形成されてい
    ることを特徴とする請求項2、3または4記載の半導体
    用プラスチックパッケージ。
  6. 【請求項6】 一方の面にダイアタッチ部が形成された
    方形のヒートスプレッダと、前記一方の面に接着され、
    前記ダイアタッチ部を露出させる透孔が形成された合成
    樹脂製の回路基板とを有する半導体用プラスチックパッ
    ケージにおいて、 前記ヒートスプレッダの他方の面に、前記ダイアタッチ
    部の背面を中心とし、ヒートスプレッダの周縁方向に向
    かうに従って次第に浅くなる円形の凹部が形成されてい
    ることを特徴とする半導体用プラスチックパッケージ。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    の半導体用プラスチックパッケージと、 該半導体用プラスチックパッケージの前記ダイアタッチ
    部に搭載されて封止された半導体素子と、 該半導体用プラスチックパッケージの前記回路基板に取
    り付けられた複数の外部端子とを具備することを特徴と
    する半導体装置。
JP21098596A 1996-08-09 1996-08-09 半導体用プラスチックパッケージと半導体装置 Pending JPH1056110A (ja)

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