Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH10500958A - Helicobacterの感染症の治療および予防 - Google Patents

Helicobacterの感染症の治療および予防

Info

Publication number
JPH10500958A
JPH10500958A JP8500091A JP50009196A JPH10500958A JP H10500958 A JPH10500958 A JP H10500958A JP 8500091 A JP8500091 A JP 8500091A JP 50009196 A JP50009196 A JP 50009196A JP H10500958 A JPH10500958 A JP H10500958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
host
antigen preparation
mammalian host
helicobacter
adjuvant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8500091A
Other languages
English (en)
Inventor
ビンセント ドーイッジ,クリストファー
リー,エイドリアン
ジェイン ラドクリフ,フィオウナ
ロイド ヘイゼル,ステュアート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of New South Wales
Original Assignee
University of New South Wales
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of New South Wales filed Critical University of New South Wales
Publication of JPH10500958A publication Critical patent/JPH10500958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/02Bacterial antigens
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0065Oxidoreductases (1.) acting on hydrogen peroxide as acceptor (1.11)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/395Antibodies; Immunoglobulins; Immune serum, e.g. antilymphocytic serum
    • A61K39/40Antibodies; Immunoglobulins; Immune serum, e.g. antilymphocytic serum bacterial
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/12Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/40Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防で用いるための抗原製剤であって、Helicobacter細菌のカタラーゼ酵素、特にH.pyloriまたはH .felisのカタラーゼ酵素またはその免疫原性フラグメントを含んでなる、抗原製剤。

Description

【発明の詳細な説明】 Helicobacterの感染症の治療および予防 発明の分野 本発明は、防御用のHelicobacter抗原、特にH .pylori抗原、およびヒトのH pylori 感染に伴う胃十二指腸の疾患を治療および予防するためのこれらの抗原の 使用に関する。 発明の背景 Helicobacter pyloriは、世界人口のおよそ半数の胃内層(または胃粘膜)に 感染する細菌である。螺旋状生物は、1906年にヒトの胃粘膜で最初に顕微鏡 により観察された。しかしながら、H.pyloriは、1982年までは培養には成功 しなかった。この生物による感染症は通常は慢性的であり、胃粘膜の継続的炎症 を生じる。この感染症は、無症候性であることが多い。しかしながら、他の共同 因子と関連して、感染した人々の一部では、続けて胃または十二指腸の消化性潰 瘍、胃腺癌および胃リンパ腫などの続発症に罹る。消化性潰瘍の治療の研究では 、H.pylori感染症の治癒がこの通常は慢性疾患の再発率が著しく減少することと 関連していることが示されている。H.pyloriに長期間感染していると、慢性の萎 縮性胃炎になり、これは胃癌の発生における前駆的病変であると長い間認められ てきた。従って、研究の多くは、胃癌を発生する危険性の大きい先行的H.pylori 感染症と関連している。それ故、この生物による一般に知られている感染症を撲 滅しおよび新たな感染症を予防することは、罹患率および死亡率がかなり高い疾 患の発生を著しく減少させる可能性がある1,2H .pyloriによる感染症は、治療が困難である。この感染症を治療する現在行 なわれている実験的な治療法は、有効性および副作用がかなり大きいという問題 を有する。利用できる予防法は全くない。H .pylori感染症の予防および治療に 対する解決策は、免疫治療剤として、発症した感染症を治療し、かつワクチンと して、新たなまたは再発感染症の発症を防止する免疫原製剤の開発であろう。こ のような製剤は防御的抗原に対して効果的な免疫応答を誘発し、自己抗原に対す る応答または他の潜在的に有害な免疫応答を誘発しないことが必要である。これ は、1種類または複数の特異的な防御性成分を同定し、これらの(1種類又は複 数の)成分を含む免疫治療またはワクチン製剤を処方することによって達成する ことができる。 生物のこのような防御性成分の同定は、感染症の動物モデルを用いることによ って行なうことが多い。H .pyloriは、自然には実験室動物に感染しない。しか しながら、ヒトH .pylori感染症の動物モデルは、関連性の極めて高い生物であ るH .felisおよび特異的な無病原体(SPF)マウス3を用いて開発されてきた 。これらの生物は、SPFマウスの胃粘膜にコロニーを形成することができ、そ こでヒトのH .pylori感染症の特徴の多くを有する慢性感染症を生じる。マウス でのH .felis感染症は、慢性胃炎を誘発し、免疫応答を上昇させる。ヒトの場合 と同様に、この応答は、この感染症の治癒には有効ではない。 このモデルを用いて、破壊されたH .pylori細胞とコレラ毒素を粘膜アジュバ ントとして含む製剤をH .felisに感染したマウスの経口治療によって、感染した マウスのかなりの部分を治癒することができることが示された4。この効果は、 関連性の高い種のそれぞれが有する交差反応性抗原に対する免疫応答によって媒 介されると思われる。 本発明の発明者らによる研究において、これらの交差反応性抗原は、H.pylori 破壊細胞を用いるウェスターンブロットを行ない、このブロットをH .felisおよ びコレラ毒素アジュバントで免疫したマウス由来の血清でプロービング(probing )することによって認識された。交差反応性であると認識されたタンパク質を含 む 膜の切片を膜から取り出し、これに結合したタンパク質を溶出させ、そのN−末 端アミノ酸配列をミクロ配列決定(microsequencing)によって決定した。 配列データーを得るのに成功した2種類のタンパク質の一つのN−末端アミノ 酸配列は、微生物酵素であるウレアーゼの以前に公表された配列とよく適合して いた5。この酵素は、感染予防のワクチンに用いられるときには防御性抗原であ ることが既に示されている。 他のタンパク質のN−末端アミノ酸配列は、微生物酵素であるカタラーゼの以 前に公表されたN−末端配列とよく合っていた6。この酵素は、これまではH .py lori の防御性抗原であることは示されていなかった。 発明の概要 一つの態様では、本発明は、Helicobacter感染症の治療または予防に用いる抗 原製剤であって、Helicobacter細菌のカタラーゼの少なくとも部分的に精製した 調製物を含んでなる製剤を提供する。 ここで用いられる「少なくとも部分的に精製した」という用語は、カタラーゼ 含量が、Helicobacter細菌の全細胞の(超)音波処理物のカタラーゼ含量より高 く、好ましくは少なくとも30%、更に好ましくは少なくとも50%高い製剤を 表す。好ましくは、この製剤は、カタラーゼが「実質的に純粋」である製剤であ り、すなわち、カタラーゼ含量が製剤の全Helicobacter抗原の少なくとも80% であり、更に好ましくは少なくとも90%である製剤である。 本発明は、Helicobacter細菌のカタラーゼを含んでなる抗原製剤だけでなく、 このカタラーゼの免疫原性フラグメント、すなわち哺乳動物宿主における特異的 な防御的免疫応答を誘発することができるカタラーゼフラグメントにも拡張され ることを理解すべきである。このような免疫原性フラグメントは、Helicobacter に特異的な抗体、特にHelicobacter感染症に関して防御または治療効果を有する モノクローン性抗体、またはHelicobacter感染症に対するワクチン接種を受けた 哺乳動物宿主からの免疫血清に含まれるポリクローン性抗体によっても認識され ることができる。 もう一つの態様では、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療 または予防に用いられるワクチン組成物であって、1種類以上の薬学上許容可能 なキャリヤーおよび/または希釈剤と共に、場合によってはアジュバントと共同 で、上記に広汎に記載した抗原製剤の免疫学的に有効量を含んでなる組成物を提 供する。更にもう一つの態様では、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter感 染症の治療または予防法であって、この宿主に、上記に広汎に記載された抗原製 剤の免疫学的に有効量を、場合によってはアジュバントと共同で投与することを 特徴とする方法を提供する。 関連の態様では、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療また は予防のために、場合によってはアジュバントと共同で、上記に広汎に記載され た抗原製剤の免疫学的に有効量を含んでなるワクチン組成物の使用を提供する。 更にもう一つのの態様では、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症 の治療または予防のためのワクチン組成物の製造における、場合によってはアジ ュバントと共同での上記に広汎に記載された抗原製剤の使用を提供する。 本発明の抗原製剤は、宿主に経口投与し、粘膜アジュバントと共同で投与する のが好ましいが、必須ではない。しかし、本発明は抗原製剤の非経口投与にも及 ぶものである。 本発明は、Helicobacter細菌のカタラーゼまたはその免疫原性フラグメントを 発現するベクターを用いる宿主への本発明の抗原製剤の送達(delivery)にも拡張 される。従ってもう一つの態様では、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter 感染症の治療または予防に用いられる製剤であって、Helicobacter細菌のカタラ ーゼまたはその免疫原性フラグメントを発現するベクターを含んでなる製剤を提 供する。 この態様では、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または 予防法であって、Helicobacter細菌のカタラーゼまたはその免疫原性フラグメン トを発現するベクターを上記宿主へ投与することを特徴とする方法にも拡張され る。 更に、本発明は、哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防のた めの、Helicobacter細菌のカタラーゼまたはその免疫原性フラグメントを発現す るベクターの使用にも拡張される。 本発明は、上記に広汎に記載された抗原製剤に特異的なモノクローン性または ポリクローン性抗体のいずれでもよい抗体にも拡張される。 この態様では、本発明は、更に哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療ま たは予防法であって、上記に広汎に記載された抗原製剤に特異的な抗体、特にモ ノクローン性抗体の免疫学的に有効量を投与することによる上記宿主の受動免疫 を含む方法も提供する。 Helicobacter感染症の治療に関連し、ここでいう「免疫学的に有効な量」とい う用語の使用では、個々の感染した宿主への単回投与量または一連の投与量の一 部としてのその量の投与がHelicobacter感染症の治療に有効であることを意味す る。Helicobacter感染症の予防(prevention)に関連してここで用いられる「免疫 学的に有効量」という用語は、個々の宿主への単回投与量または一連の投与量の 一部としてのその量の投与がHelicobacter感染症を遅延、抑制または防止する(p revent)のに有効であることを意味する。この有効量は、治療を受ける個人の健 康および肉体的条件、治療を受ける個人の分類群、個人の免疫系の抗体を合成す る能力、所望な防御の程度、ワクチンの処方物、医学的状態の評価、および他の 関連要因によって変化する。この量は比較的広範囲にあり、日常の試用によって 決定することができると思われる。 本明細書では、特に断らない限り、「含んでなる(comprise)」という用語、ま たは「含んでなる(comprises)」または「含んでなり(comprising)」のような変 化体は、記述した完全体(integer)または完全体の群を包含することを意味する が、任意の他の完全体または完全体の群を除外するものではないと理解すべきで ある。 発明の詳細な説明 好ましくは、本発明の抗原製剤(preparation)は、H.pyloriまたはH .felisの カタラーゼ、最も好ましくはH.pyloriカタラーゼの調製物(preparation)を含ん でなる。また、この抗原製剤は、粘膜アジュバントを含む経口投与用のワクチン 組成物で用いるのが好ましい。 本発明の特に好ましい態様では、少なくとも部分的に精製したH.pyloriカタラ ーゼの抗原製剤を粘膜アジュバントとと共に含んでなる経口ワクチン組成物を、 ヒト宿主でのH.pylori感染症の治療または予防に用いる。 随意に、また好ましくは、感染した宿主に少なくとも部分的に精製したHelico bacterカタラーゼ調製物と共に投与される粘膜アジュバントは、コレラ毒素が好 ましい。本発明により用いることができるコレラ毒素以外の粘膜アジュバントと しては、コレラ毒素の非毒性誘導体、例えばBサブユニット(CTB)、化学修 飾したコレラ毒素、またはコレラ毒素アミノ酸配列の修飾によって生成した関連 タンパク質が挙げられる。これらは、Helicobacterカタラーゼ調製物に添加し、 またはこれと抱合させることができる。同じ技法を、Escherichia coliの熱に不 安定な毒素のような粘膜アジュバントまたはデリバリー(delivery)特性を有する 他の分子に適用することができる。粘膜アジュバントまたはデリバリー活性を有 する他の化合物、例えば胆汁;DEAE−デキストランおよびポリオルニチンの ようなポリカチオン;ドデシルベンゼン硫酸ナトリウムのような界面活性剤;脂 質抱合材料;ストレプトマイシンのような抗生物質;ビタミンA;および粘膜表 面の構造上または機能上の完全性(integrity)を変更させる他の化合物等 を用いることができる。他の粘膜活性化合物としては、MDPのような微生物構 造の誘導体、アクリジンおよびシメチジン(cimetidine)等が挙げられる。 Helicobacterカタラーゼ調製物は、本発明によりISCOMS(免疫刺激複合 体)、CTBを含むISCOMS、リポソーム、またはM細胞が吸着するのに適 した大きさのミクロスフェアを形成するためアクリレートまたはポリ(DL−ラ クチド−コ−グリコシド(PL-lactide-co-glycoside)のような化合物にカプセル 化されたものに送り込む(deliver)ことができる。或いは、ミクロまたはナノ粒 子を、特異的な腸レセプターを有するビタミンB12のような分子に共有結合す ることもできる。Helicobacterカタラーゼ製剤は油性エマルジョンに配合して、 経口的に送達することもできる。詳細ではあるが余すところがないものではない アジュバントのリストは、CoxおよびCoulterの文献に挙げられている7。 他のアジュバント、ならびに通常の薬学上許容可能なキャリヤー、賦形剤、緩 衝剤または希釈剤を、本発明の予防または治療用ワクチン組成物に含有させるこ ともできる。ワクチン組成物は、例えば重炭酸ナトリウム緩衝剤をHelicobacter カタラーゼ製剤およびコレラ毒素粘膜アジュバントと共に含む腸溶性コーティン グしたゼラチンカプセルに処方することができる。 このような治療組成物の処方物は、当業者には周知である。好適な薬学上許容 可能なキャリヤーおよび/または希釈剤としては、任意かつ総ての通常の溶媒、 分散媒質、増量剤(fillers)、固体キャリヤー、水溶液、コーティング剤、抗菌 および抗真菌剤、等張性の吸収遅延剤などが挙げられる。薬学活性を有する物質 に対するこれらの媒質および薬剤の使用は、当該技術分野では周知であり、例え ばRemington's Pharmaceutical Sclences,第18版、Mack Publishing Company 、ペンシルバニア州、米国に記載されている。任意の通常の媒質または薬剤が活 性成分と適合しない場合を除き、本発明の医薬組成物でのそれらの使用を意図す る。補足活性成分(supplementary active ingredients)を、これらの組成物に配 合す ることもできる。 治療用または予防用の経口ワクチン組成物の形態でのHelicobacterカタラーゼ 調製物の投与(delivery)のためのもう一つのものとしては、カタラーゼまたはそ の免疫原性フラグメントを、生ワクチンベクターを用いて、特に、異種抗原とし てのカタラーゼまたは免疫原性フラグメントの発現に必要な遺伝物質を含む生の 組換細菌、ウイルスまたは他の生きた薬剤(live agents)を用いて宿主に送り込 むことができる。特に、胃腸管にコロニー形成するSalmonellaYershiniaVib rioEscherichiaおよびBCGのような細菌が、ワクチンベクターとして開発され ており、これらおよび他の例は、Holmgrenらの文献8およびMcGheeらの文献9に記 載されている。 本発明のHelicobacterカタラーゼ調製物は、ワクチン組成物の唯一の活性免疫 原として投与することができ、または生のベクターによって発現することができ る。しかしながら、ワクチン組成物は、Helicobacter細菌のウレアーゼまたはリ ポポリサッカライド(LPS)のような他のHelicobacter抗原(国際特許出願第 PCT/AU95/00077号明細書を参照されたい)、並びに他の病原性の 種に対して免疫学的に活性な抗原などの他の活性な免疫原を含むことができ、ま たは生ベクターはこれらの他の活性な免疫原を発現することもできる。 投与を容易にし、投薬量を均一にするため、投与量単位形態の組成物を処方す るのが特に有利である。ここで用いられる投与量単位形態とは、治療を受けるヒ ト被験者に統一された投与量として適する物理的に分離されている単位を表し、 それぞれの単位は、所望な治療効果を生じるように計算された活性成分の所定量 を、必要な製薬キャリヤーおよび/または希釈剤と共に含んでいる。本発明の新 規な投与量単位形態の仕様は、(a)活性成分の独特な特徴および達成しようとす る特定の治療効果、および(b)特定の治療用のこのような活性成分の調合の技術 分野に本来ある制限によって決定され、これによって直接に変化する。 上記のウェスターンブロットから得られたデーターには、H.pyloriカタラーゼ が、H.felis抗原製剤(+コレラ毒素アジュバント)でワクチン接種したマウス の血清によって認識されることが示されている。これらのマウスは、H .felis感 染症に対して防御されていることを示すことができる。このデーターは、ヒトのH .pylori 感染症の防御抗原としてのH .pyloriカタラーゼの使用を示しており、 精製したまたは組換えのカタラーゼは、治療または予防ワクチンの抗原成分とし て、それ自身で、または他の抗原、キャリヤー、アジュバント、デリバリー・ビ ヒクル(vehicles)または賦形剤(excipients)と組合せて用いることができる。 本発明の異なる詳細内容を、単に例示のために、下記の実施例に記載する。し かしながら、この詳細な説明は、本発明を例示するためだけに包含されるものと 理解すべきであり、上記の本発明の一般的な説明に対する制限として決して理解 すべきではない。 実施例1 A. 方法 超音波処理した(sonicated)H.pylori細胞を、Mini-Protean II 装置(Bio-Rad) を用いる変性条件下で12%不連続(すなわち、均質な)SDS−PAGEゲル で分離した。タンパク質をMini transblotシステム(Bio-Rad)中でCAPS緩衝 液(3−(シクロヘキシルアミノ)−1−プロパンスルホン酸緩衝液)を用いて 、ゲルからProBlott(Applied Bioscience PVDF−ポリビニリデンジフルオ リド)に移した。 ストリップをPVDFの両端から外して、H .felis+コレラ毒素でワクチン接 種したマウス由来の免疫血清と反応させ、HRP標識した抗−マウス血清でトレ ースし、標準ウェスターンブロット法通りに4−クロロ−1−ナフトールを用い て展開した。PVDFの残りをCoomassie blue(Bio-Rad)で染色し、タンパク質 バンドを可視化した。免疫血清によって認識された6種類のタンパク質を選択し 、 PVDF上の相当するCoomassieで染色されたバンドを注意深く切り取り、配列 決定を行なった。 PVDFの6種類の切り取ったバンドを切断して小さな切片(長さ、約0.5 cm)として、Applied Biosystems Model 476A Protein Sequencerシステムの 反応カートリッジに入れた。総ての化学的性質、HPLC分離、データーの定量 化、およびタンパク質配列決定記録は、この装置で自動的に行なわれる。 B. 結果 4個の試料は、Protein Sequencer Systemで信号が得られなかった。2個の試 料では、明確なアミノ酸配列データーが得られ、試料5では、約53kDのタン パク質(±10%)であり、試料3では約66kDのタンパク質(±10%)で あった。このデーターを下記に示す。 (i) 試料3: DDN MKKIVFKEYV AP 注: 最初の3サイクルでは、紛らわしい結果が得られた。 試料3の配列データーは、酵素ウレアーゼについて以前に公表されたN−末端 配列5とかなり一致しているが、正確には一致しない。この酵素は、H .Ielis/ マウスモデルを用いた研究で防御抗原であることが示されている。 (ii) 試料5: MVNKDVKQTTAFGTP 試料5の配列データーは、酵素カタラーゼの以前に公表されたN−末端配列6 とかなり一致するが、1か所の相違がある。この酵素は、防御抗原であることは 以前は示されていないが、H .felis感染症から防御するためのH .felis抗原製剤 をワクチン接種したマウスの免疫血清によってこの酸素が認識されるという事実 を、H.pylori抗原製剤をワクチン接種したマウスがH .felisの感染から防御され るという事実と組合せることによって、H.pyloriカタラーゼはヒトのH.pylori感 染症での防御抗原であることを示している。 実施例2 1. H.pyloriカタラーゼの精製10 約60プレート(CSA)のH.pylori(臨床菌株921023)を、10%C O2中、37℃で48時間成育した。カラムに載荷(loading)するまでの総ての以 後の工程は、氷上で行なった。H.pylori細胞を、0.1Mリン酸ナトリウム緩衝 液、pH7.2中で回収し、懸濁液を緩やかに遠心分離し、0.1Mリン酸ナト リウム緩衝液5mlだけに再懸濁した。次に、この懸濁液を、6kHz 40% 単位サイクル(duty cycle)で5分間超音波処理した。次いで、超音波処理物を1 0,000gで5分間遠心分離し、上清液を集めて0.22μmフィルターで濾 過して、無菌容器に入れた。 濾液を、Sephacryl S-300 HRのK26/100ゲル濾過カラムに載荷し、リン酸ナト リウム緩衝液を用いて1.0ml・分-1の流速で溶出した。溶出液を画分毎に集 め(100滴/画分)、カタラーゼを含む画分をカタラーゼ活性試験によって同 定した(画分1滴を、蒸留水で1:10に希釈したH22に入れ、気泡について 検討した)。最強のカタラーゼ活性を含む画分をプールした後、0.01Mリン 酸ナトリウム(濾過済み)で1:10に希釈した。次に、これらの画分を、MEMS EP 1000 cmイオン交換カプセルを通した。次いで、0.01Mリン酸ナトリウム 緩衝液100mlをイオン交換カプセル中を流して、過剰のタンパク質を総て除 去した。1M NaCl/0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液をイオン交換カプセ ル中を流して、カタラーゼを溶出させた。カタラーゼ陽性画分は、その強い黄色 によって同定し、H22中での発泡反応のb試験によって確かめた。 カタラーゼ陽性画分を4℃で保存し、光から防護した。それぞれの画分を、 Bio-Rad DCタンパク質分析法を用いてタンパク質濃度を試験し、これがタンパク 質1.5mg/mlを超えるものを含むものを選択して、マウスの免疫を行なっ た。マウスの免疫を行なう前に、精製したカタラーゼを12%SDS−PAGE を用いて汚染物質についてチェックした。タンパク質をCoomassie Blueで染色し て可視化したところ、カタラーゼ調製物の純度は少なくとも95%であることを 示した。画像(image)分析を行なったところ、カタラーゼの分子量は52〜53 kDaであることを示した。精製カタラーゼは、カタラーゼモノクローン性抗体 によっても明確に認識された。 2. H.pyleriカタラーゼによる免疫 10匹のマウスを免疫するのに十分な精製カタラーゼを得て、プールした。マ ウスに、0.2mgの精製カタラーゼ+10μgのコレラ毒素(CT)を0、7 、14および21日目に4回投与した。コントロール群には、コレラ毒素のみま たはPBS緩衝液のみを投与した。投与量は、総ての群について150μlであ った。各免疫投与の日には、カタラーゼを活性について2を用いて、または分解 の徴候についてはSDS−PAGEおよびCoomassie Blue染色を用いてチェック した。免疫中には、活性の低下または分解の徴候は見られなかった。最後の免疫 投与の3週間後に、総ての群を約108H .felisを用いて2回抗原投与(challe nge)した。3週間後に、マウスを安楽死させ、試料(血清、唾液、胆汁、および 胃−半分は組織学用に、また半分の幽門洞(antrum)は直接ウレアーゼ試験のため )を集めた。 実験の概要 3. 結果 ウレアーゼ ウェスターンブロッティング マウス由来の血清のウェスターンブロットでは、免疫したマウスによるH.pylo ri カタラーゼが強力に認識されたが、他の群からのマウスでは、弱いかまたは全 く認識されなかった。 当業者であれば、本明細書に詳細に記載した本発明は、具体的に記載したもの を除き、本発明の思想および範囲から離反することなく変更および修飾を行なう ことができることを理解されるであろう。本発明は、これら総ての変更および修 飾を包含することまで含むことを理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月23日 【補正内容】 28. 請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の抗原製剤に特異的な抗 体。 29. モノクローン性抗体である、請求の範囲第28項に記載の抗体。 30. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防に用いるため のワクチン組成物であって、請求の範囲第28項または第29項に記載の抗体を 1種類以上の薬学上許容可能なキャリヤーおよび/または希釈剤と共に含んでな る、ワクチン組成物。 31. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防法であって、 請求の範囲第28項または第29項に記載の抗体の免疫学的に投与することによ る前記宿主を受動免疫することを特徴とする、方法。 32. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防のための、請 求の範囲第28項または第29項に記載の抗体の免疫学的に有効量の使用。 33. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防のためのワク チン組成物の製造における、請求の範囲第28項または第29項に記載の抗体の 使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リー,エイドリアン オーストラリア連邦 ニューサウスウェー ルズ州、レイン、コウブ、オースティン、 ストリート、68 (72)発明者 ラドクリフ,フィオウナ ジェイン オーストラリア連邦 ニューサウスウェー ルズ州、シドニー、インターナショナル、 ハウス(番地なし) ザ、ユニバーシテ ィ、オブ、ニュー、サウス、ウェイルズ内 (72)発明者 ヘイゼル,ステュアート ロイド オーストラリア連邦 ニューサウスウェー ルズ州、グレンフィールド、トラファルガ ー、ストリート、42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. Helicobacter感染症の治療または予防に用いるための抗原製剤であって 、Helicobacter細菌のカタラーゼまたはその免疫原性フラグメントを含んでなる 製剤。 2. H.pyloriまたはH .felisのカタラーゼまたはその免疫原性フラグメント を含んでなる、請求の範囲第1項に記載の抗原製剤。 3. 少なくとも部分的に精製したカタラーゼ調製物を含んでなる、請求の範 囲第1項または第2項に記載の抗原製剤。 4. 少なくとも1種類の追加の活性な免疫原を更に含んでなる、請求の範囲 第1〜3項のいずれか1項に記載の抗原製剤。 5. 1種または複数種の追加の免疫原が少なくとも1種類の他のHelicobact er 抗原を含んでなる、請求の範囲第4項に記載の抗原製剤。 6. 前記の他のHelicabacter抗原が、HelicobacterウレアーゼおよびHelico bacter リポポリサッカライドから選択される、請求の範囲第5項に記載の抗原製 剤。 7. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防に用いるための ワクチン組成物であって、請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の抗原製 剤の免疫学的に有効量を、1種類以上の薬学上許容可能なキャリヤーおよび/ま たは希釈剤と共に含んでなる、ワクチン組成物。 8. 更にアジュバントを含んでなる、請求の範囲第7項に記載のワクチン組 成物。 9. アジュバントが粘膜アジュバントである、請求の範囲第8項に記載のワ クチン組成物。 10. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防法であって、 請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の抗原製剤の免疫学的に有効量を上 記宿主に投与することを特徴とする、方法。 11. 上記抗原製剤をアジュバントと共に投与する、請求の範囲第10項に 記載の方法。 12. 上記アジュバントが粘膜アジュバントである、請求の範囲第11項に 記載の方法。 13. 上記抗原製剤を上記宿主に経口投与する、請求の範囲第10項〜第1 2項のいずれか1項に記載の方法。 14. 上記抗原製剤を非経口的に上記宿主に投与する、請求の範囲第10項 〜第12項のいずれか1項に記載の方法。 15. 上記宿主がヒトである、請求の範囲第10項〜第14項のいずれか1 項に記載の方法。 16. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防用の、請求の 範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の抗原製剤の免疫学的に有効量の使用 。 17. 上記抗原製剤をアジュバントと共に投与する、請求の範囲第16項に 記載の使用。 18. 上記アジュバントが粘膜アジュバントである、請求の範囲第17項に 記載の使用。 19. 上記抗原製剤を上記宿主に経口投与する、請求の範囲第16項〜第1 8項のいずれか1項に記載の使用。 20. 上記抗原製剤を非経口的に上記宿主に投与する、請求の範囲第16項 〜第18項のいずれか1項に記載の使用。 21. 上記宿主がヒトである、請求の範囲第16項〜第20項のいずれか1 項に記載の使用。 22. 必要に応じてアジュバントと共同の、哺乳動物宿主でのHelicobacter 感染症の治療または予防用のワクチン組成物の製造における、請求の範囲第1項 〜第6項のいずれか1項に記載の抗原製剤の使用。 23. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防に用いる製剤 であって、Helicobacter細菌のカタラーゼまたはその免疫原性フラグメントを発 現するベクターを含んでなる、製剤。 24. 上記ベクターが、哺乳動物宿主の胃腸管でコロニー形成する細菌であ る、請求の範囲第23項に記載の製剤。 25. 上記ベクターがSalmonellaYersiniaVibrioEscherichiaまたはB CG細菌である、請求の範囲第24項に記載の製剤。 26. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防法であって、 上記宿主に請求の範囲第23項〜第25項のいずれか1項に記載の製剤を投与す ることを特徴とする、方法。 27. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防用の、請求の 範囲第23項〜第25項のいずれか1項に記載の製剤の使用。 28. 請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の抗原製剤に特異的な抗 体。 29. モノクローン性抗体である、請求の範囲第28項に記載の抗体。 30. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防に用いるため のワクチン組成物であって、請求の範囲第28項または第29項に記載の抗体を 1種類以上の薬学上許容可能なキャリヤーおよび/または希釈剤と共に含んでな る、ワクチン組成物。 31. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防法であって、 請求の範囲第28項または第29項に記載の抗体の免疫学的に投与することによ る前記宿主を受動免疫することを特徴とする、方法。 32. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防のための、請 求の範囲第28項または第29項に記載の抗体の免疫学的に使用。 33. 哺乳動物宿主でのHelicobacter感染症の治療または予防のためのワク チン組成物の製造における、請求の範囲第28項または第29項に記載の抗体の 使用。
JP8500091A 1994-06-08 1995-06-08 Helicobacterの感染症の治療および予防 Pending JPH10500958A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU6124 1994-06-08
AUPM6124A AUPM612494A0 (en) 1994-06-08 1994-06-08 Treatment or prevention of helicobacter infection
PCT/AU1995/000335 WO1995033482A1 (en) 1994-06-08 1995-06-08 Treatment and prevention of helicobacter infection

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10500958A true JPH10500958A (ja) 1998-01-27

Family

ID=3780694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8500091A Pending JPH10500958A (ja) 1994-06-08 1995-06-08 Helicobacterの感染症の治療および予防

Country Status (9)

Country Link
US (3) US6005090A (ja)
EP (1) EP0771214B1 (ja)
JP (1) JPH10500958A (ja)
KR (1) KR100368475B1 (ja)
AT (1) ATE279940T1 (ja)
AU (1) AUPM612494A0 (ja)
DE (1) DE69533673T2 (ja)
NZ (1) NZ287385A (ja)
WO (1) WO1995033482A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003512048A (ja) * 1999-10-15 2003-04-02 シーエスエル、リミテッド ヘリコバクターカタラーゼのc−末端部分を含むポリペプチド断片

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6290962B1 (en) * 1992-11-03 2001-09-18 Oravax, Inc. Urease-based vaccine and treatment for helicobacter infection
AUPM399594A0 (en) * 1994-02-21 1994-03-17 Csl Limited Antigenic preparation for treatment or prevention of helicobacter infection
AUPM612494A0 (en) * 1994-06-08 1994-06-30 Csl Limited Treatment or prevention of helicobacter infection
AU696941B2 (en) * 1994-07-01 1998-09-24 Rican Limited Helicobacter pylori antigenic protein preparation and immunoassays
DE69636320T2 (de) * 1995-06-02 2007-07-26 Eisai R&D Management Co., Ltd. Helicobacter Polypeptide, deren Herstellung und Verwendung
DE69737413T2 (de) * 1996-01-04 2007-10-31 Novartis Vaccines and Diagnostics, Inc., Emeryville Bakterioferritin aus helicobacter pylori
US6551779B1 (en) 1996-05-31 2003-04-22 Tosiro Sugiyama Helicobactor catalase nucleotide sequences, their production and use
US5939300A (en) * 1996-07-03 1999-08-17 Diversa Corporation Catalases
JP3430853B2 (ja) 1997-04-11 2003-07-28 株式会社ゲン・コーポレーション 胃炎、胃潰瘍および十二指腸潰瘍の予防剤並びに治療剤
JP2002512619A (ja) * 1997-04-30 2002-04-23 メリウクス オラバクス 横隔膜下からの全身経路に使用するための抗ヘリコバクターワクチン組成物、および粘膜/非経口複合免疫法
US6599509B2 (en) * 1997-09-02 2003-07-29 Massachusetts Institute Of Technology Compositions and methods comprising helicobacter antigens for treatment and prevention of inflammatory bowel disease
US20020151462A1 (en) * 1998-02-19 2002-10-17 Ling Lissolo Helicobacter pylori membrane proteins
US6585975B1 (en) * 1998-04-30 2003-07-01 Acambis, Inc. Use of Salmonella vectors for vaccination against helicobacter infection
NZ509127A (en) * 1998-06-19 2004-01-30 Merieux Oravax Use of LT (E. coli) and CT (cholera toxin) for inducing immune responses against helicobacter infection
CA2387473C (en) * 1999-10-12 2010-02-02 Connex Gesellschaft Zur Optimierung Von Forschung Und Entwicklung Mbh Improved method for the detection of acid resistant microorganisms in a stool
AU772513B2 (en) * 1999-10-15 2004-04-29 Csl Limited Polypeptide fragments comprising C-terminal portion of helicobacter catalase
TWI247809B (en) * 1999-10-29 2006-01-21 Wakamoto Pharmaceutical Compan Test method, diagnosis kit and monoclonal antibody
AU2001279803A1 (en) * 2000-07-05 2002-01-30 Merieux Oravax Immunological combinations for prophylaxis and therapy of helicobacter pylori infection
US20020107368A1 (en) * 2000-12-07 2002-08-08 Jing-Hui Tian Helicobacter proteins, gene sequences and uses thereof
EP1423142A1 (en) * 2001-08-31 2004-06-02 Chiron SRL. Helicobacter pylori vaccination with a combination of caga, vaca and nap proteins
CA2733836A1 (en) * 2011-03-09 2012-09-09 Coorga International Holding Ltd. Oral dietary supplementation for addressing of human canities
EP2694098B1 (en) * 2011-04-07 2018-09-26 Histapharm Inc. Oral enzyme compositions for intestinal delivery

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2637612B1 (fr) * 1988-10-06 1993-09-10 Pasteur Institut Sequences de nucleotides codant pour une proteine a activite ureasique
US5234910A (en) * 1989-07-18 1993-08-10 University Hospital Acid inhibitor of bacterial origin
US5258178A (en) * 1990-07-30 1993-11-02 Abbott Laboratories Method and product for the treatment of gastric disease
DE69229221T2 (de) * 1991-03-05 1999-09-23 The Wellcome Foundation Ltd., Greenford Expression rekombinanter proteine in attenuierten bakterien
US5262156A (en) * 1991-08-12 1993-11-16 Hycor Biomedical, Inc. Antigenic compositions and their use for the detection of Helicobacter pylori
CA2117490C (en) * 1992-02-26 2009-01-06 Timothy L. Cover Purified vacuolating toxin from helicobacter pylori and methods to use same
MX9301706A (es) * 1992-04-13 1994-05-31 Oravax Inc Composicion de vacuna para el tratamiento de la infeccion por helicobacter.
US5420014A (en) * 1992-04-30 1995-05-30 Auspharm International Ltd. Rapid in vitro test for helicobacter pylori using saliva
WO1994006474A1 (en) * 1992-09-16 1994-03-31 Galagen Inc. ANTIBODY TREATMENT OF $i(HELICOBACTER PYLORI)
US5972336A (en) * 1992-11-03 1999-10-26 Oravax Merieux Co. Urease-based vaccine against helicobacter infection
DE69432929T2 (de) * 1993-07-27 2004-04-15 Csl Ltd., Parkville Behandlung eines durch helicobakter verursachten gastroduodenalen krankheit
US6191268B1 (en) * 1993-12-17 2001-02-20 Dana-Farber Cancer Institute Compositions and methods relating to DNA mismatch repair genes
FR2719998B1 (fr) * 1994-04-08 1996-09-27 Pasteur Merieux Serums Vacc Composition immunisante anti-hélicobacter pylori à base de catalase.
AUPM612494A0 (en) * 1994-06-08 1994-06-30 Csl Limited Treatment or prevention of helicobacter infection
US5498528A (en) * 1994-06-10 1996-03-12 King; Wing Detection of helicobacter pylori
US5610060A (en) * 1994-06-24 1997-03-11 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Isolated Helicobacter hepaticus
US5837240A (en) * 1995-04-28 1998-11-17 Oravax-Merieux Co. Multimeric, recombinant urease vaccine
AR003125A1 (es) * 1995-06-01 1998-07-08 Astra Ab Antigenos bacterianos para el diagnostico de infecciones con helicobacter pylori, una molecula de adn que lo codifica, un vector, una celula huesped,procedimiento para producir el polipeptido, composiciones para vacunas adecuadas para uso terapeutico y profilactico, el uso del polipeptido en la
DE69636320T2 (de) * 1995-06-02 2007-07-26 Eisai R&D Management Co., Ltd. Helicobacter Polypeptide, deren Herstellung und Verwendung
US5939300A (en) * 1996-07-03 1999-08-17 Diversa Corporation Catalases

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003512048A (ja) * 1999-10-15 2003-04-02 シーエスエル、リミテッド ヘリコバクターカタラーゼのc−末端部分を含むポリペプチド断片

Also Published As

Publication number Publication date
DE69533673T2 (de) 2006-03-09
KR970703164A (ko) 1997-07-03
KR100368475B1 (ko) 2003-04-11
ATE279940T1 (de) 2004-11-15
WO1995033482A1 (en) 1995-12-14
US6468545B1 (en) 2002-10-22
EP0771214A1 (en) 1997-05-07
US6005090A (en) 1999-12-21
EP0771214A4 (en) 1998-07-29
EP0771214B1 (en) 2004-10-20
NZ287385A (en) 1998-10-28
US6630582B1 (en) 2003-10-07
AUPM612494A0 (en) 1994-06-30
DE69533673D1 (de) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10500958A (ja) Helicobacterの感染症の治療および予防
KR100287424B1 (ko) 헬리코박터 감염에 대한 우레아제 기재 백신(Urease-Based Vaccine Against Helicobacter Infection)
JP5327873B2 (ja) リコンビナントヘリコバクターピロリの経口ワクチン及びその調製方法
CA2111189A1 (en) Oral treatment of helicobacter infection
JPH09509661A (ja) ウレアーゼに基づくヘリコバクター感染に対するワクチンおよび治療
JPH0811735B2 (ja) 抗原性遺伝子ワクチン
US10426825B2 (en) Compositions, methods and therapies for administering antigen peptide
KR100351534B1 (ko) 헬리코박터감염의치료또는예방용항원제제
BR112020024514A2 (pt) composição imunogênica
JPH11509200A (ja) 粘膜アジュバントとしてのクロストリジウム・ディフィシール(Clostridium Difficile)トキシン
JPH11504206A (ja) 防御用ヘリコバクター抗原
Sutton Progress in vaccination against Helicobacter pylori
JP2002518343A (ja) ヘリコバクター感染に対する非経口的免疫処置法におけるltおよびct
JP3534771B2 (ja) Moraxellaの主要外層膜蛋白CD
WO2013091260A1 (zh) 龋齿疫苗及制备方法
Russell et al. Historical perspectives on mucosal vaccines
AU702878B2 (en) Treatment and prevention of helicobacter infection
Faure et al. Use of bacterial ribosomal immunostimulators in respiratory tract infections
JP2002532562A (ja) 下痢に対する経口ワクチン
CA2191440C (en) Treatment and prevention of helicobacter infection
JP2001523954A (ja) 76 kDa、32 kDa、および50 kDaヘリコバクター(Helicobacter)ポリペプチドおよび対応するポリヌクレオチド分子
Goudarzi et al. Immunization of mice with chimeric protein-loaded aluminum hydroxide and selenium nanoparticles induces reduction of Brucella melitensis infection in mice
US20240010690A1 (en) Oral vaccine, method of preparation and use thereof
WO2002079240A2 (en) Intimins for the prevention or treatment of infections: i
KR100207289B1 (ko) 헬리코박터 파이로리 유래의 항원단백질을 함유하는 리포좀

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060410

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070207

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070326

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080125

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080313

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080403

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090216

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090316

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090323

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090414

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090417

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100422

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100506