JPH1048215A - 着色粒子 - Google Patents
着色粒子Info
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- JPH1048215A JPH1048215A JP20184596A JP20184596A JPH1048215A JP H1048215 A JPH1048215 A JP H1048215A JP 20184596 A JP20184596 A JP 20184596A JP 20184596 A JP20184596 A JP 20184596A JP H1048215 A JPH1048215 A JP H1048215A
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- dye
- latex particles
- colored
- particles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分に濃い色に着色されたラテックス粒子を
提供する。 【解決手段】 スチレンと、重合性不飽和カルボン酸お
よび重合性不飽和スルホン酸からなる群より選ばれる少
なくとも一種とからなる共重合体ラテックス粒子(例、
スチレン−メタクリル酸共重合体)を、油溶性染料を溶
解した染料溶液に浸漬してラテックス粒子に染料を吸着
させたのち、該染料溶液を水に置換することによって得
られる着色粒子であって、上記染料の溶媒が水に可溶の
もの(例、メタノール)からなり、かつ、油溶性染料が
水に不溶であるもの(例、ソルベントブルー)からな
り、着色前のラテックス粒子の表面荷電量が負荷電で
0.5meq/gを超え5.0meq/g以下である着
色粒子。
提供する。 【解決手段】 スチレンと、重合性不飽和カルボン酸お
よび重合性不飽和スルホン酸からなる群より選ばれる少
なくとも一種とからなる共重合体ラテックス粒子(例、
スチレン−メタクリル酸共重合体)を、油溶性染料を溶
解した染料溶液に浸漬してラテックス粒子に染料を吸着
させたのち、該染料溶液を水に置換することによって得
られる着色粒子であって、上記染料の溶媒が水に可溶の
もの(例、メタノール)からなり、かつ、油溶性染料が
水に不溶であるもの(例、ソルベントブルー)からな
り、着色前のラテックス粒子の表面荷電量が負荷電で
0.5meq/gを超え5.0meq/g以下である着
色粒子。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗原または抗体を
測定する免疫測定法に用いられ得る、着色された合成高
分子ラテックス粒子に関する。
測定する免疫測定法に用いられ得る、着色された合成高
分子ラテックス粒子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、抗原−抗体による特異的反応を利
用して特定の抗原または抗体よりなる被検出物質を検出
する免疫測定法の一つとして、試料中の被検出物質を、
微粒子に感作させた抗体または抗原と免疫反応により結
合させ、結合によって生じる微粒子の凝集状態を測定す
る凝集法が、簡便な測定法であり特に目視判定が可能で
ある点から一般に用いられている。また、他の免疫測定
法としては、放射免疫測定法、酵素免疫測定法、免疫蛍
光測定法なども広く用いられている。
用して特定の抗原または抗体よりなる被検出物質を検出
する免疫測定法の一つとして、試料中の被検出物質を、
微粒子に感作させた抗体または抗原と免疫反応により結
合させ、結合によって生じる微粒子の凝集状態を測定す
る凝集法が、簡便な測定法であり特に目視判定が可能で
ある点から一般に用いられている。また、他の免疫測定
法としては、放射免疫測定法、酵素免疫測定法、免疫蛍
光測定法なども広く用いられている。
【0003】これらの免疫測定法の反応形態としては、
競合型反応、サンドイッチ型反応が広く用いられてい
る。
競合型反応、サンドイッチ型反応が広く用いられてい
る。
【0004】上記凝集法やサンドイッチ型反応によって
反応した反応結果を、主として目視判定で判定する場
合、微粒子として、判定を容易にするために着色された
微粒子がしばしば利用されている。
反応した反応結果を、主として目視判定で判定する場
合、微粒子として、判定を容易にするために着色された
微粒子がしばしば利用されている。
【0005】このような例としては、サンドイッチ型反
応によって反応した反応結果を、目視判定するイムノク
ロマトグラフ法が挙げられる。
応によって反応した反応結果を、目視判定するイムノク
ロマトグラフ法が挙げられる。
【0006】イムノクロマトグラフ法とは、被検出物質
である抗原(または抗体)に対する抗体(または抗原)
をクロマトグラフ媒体に固定化して、クロマトグラフ媒
体上に反応部位を作成したものを固定相とし、検出試薬
として上記被検出物質と結合可能な抗体(または抗原)
によって感作された検出用粒子が分散されてなる分散液
を移動相として、上記固定相上において、上記移動相を
クロマトグラフ的に移動させると共に、前記試料を前記
反応部位に接触させ、これにより、前記反応部位におい
て、前記試料中に存在する抗原(または抗体)が前記固
定化抗体(または固定化抗原)に結合すると共に、この
抗原(または抗体)に前記検出用粒子上の感作抗体(ま
たは感作抗原)が結合することにより、検出用粒子が特
異的に結合して捕捉されることによる免疫測定法であ
る。
である抗原(または抗体)に対する抗体(または抗原)
をクロマトグラフ媒体に固定化して、クロマトグラフ媒
体上に反応部位を作成したものを固定相とし、検出試薬
として上記被検出物質と結合可能な抗体(または抗原)
によって感作された検出用粒子が分散されてなる分散液
を移動相として、上記固定相上において、上記移動相を
クロマトグラフ的に移動させると共に、前記試料を前記
反応部位に接触させ、これにより、前記反応部位におい
て、前記試料中に存在する抗原(または抗体)が前記固
定化抗体(または固定化抗原)に結合すると共に、この
抗原(または抗体)に前記検出用粒子上の感作抗体(ま
たは感作抗原)が結合することにより、検出用粒子が特
異的に結合して捕捉されることによる免疫測定法であ
る。
【0007】上記のイムノクロマトグラフ法において、
通常、目視判定を容易にするために、検出用粒子とし
て、その粒径や調製条件によって自然呈色するコロイド
状金属粒子もしくはコロイド状金属酸化物粒子などのコ
ロイド状粒子;合成高分子よりなるラテックス粒子を着
色することによって得られる着色ラテックス粒子;着色
剤とともにモノマーを重合して得られる着色ラテックス
粒子などが用いられる。これらの中で、特に、合成高分
子よりなるラテックス粒子を着色することによって得ら
れる着色ラテックス粒子が色調を濃く調製できるのでよ
り好ましいものとされている(特開平5−10950号
公報)。
通常、目視判定を容易にするために、検出用粒子とし
て、その粒径や調製条件によって自然呈色するコロイド
状金属粒子もしくはコロイド状金属酸化物粒子などのコ
ロイド状粒子;合成高分子よりなるラテックス粒子を着
色することによって得られる着色ラテックス粒子;着色
剤とともにモノマーを重合して得られる着色ラテックス
粒子などが用いられる。これらの中で、特に、合成高分
子よりなるラテックス粒子を着色することによって得ら
れる着色ラテックス粒子が色調を濃く調製できるのでよ
り好ましいものとされている(特開平5−10950号
公報)。
【0008】上記ラテックス粒子を着色することによっ
て得られる着色ラテックス粒子は、例えば、以下の方法
によって製造される。まず、ラテックス粒子の表面に負
荷電を与える、例えば、−COO- 、−SO4 --のよう
な官能基を導入する。このような官能基が導入されたラ
テックス粒子としては、例えば、スチレン−メタクリル
酸共重合体ラテックス粒子が挙げられる。油溶性染料を
有機溶剤(例えば、トルエン)に溶解させて得られる染
料溶液を、例えば界面活性剤の存在下において水系媒体
中に微分散させて水中油型の染料エマルジョンを調製
し、この染料エマルジョンを、染色すべき上記ラテック
ス粒子のエマルジョンに混合する。この場合、染色され
る前のラテックス粒子の表面荷電量は負荷電で0.01
〜0.5meq/gが好ましいとされ、また、染色後の
ラテックス粒子の表面荷電量も負荷電で0.01〜0.
5meq/gが好ましいとされている(特開平5−10
950号公報)。
て得られる着色ラテックス粒子は、例えば、以下の方法
によって製造される。まず、ラテックス粒子の表面に負
荷電を与える、例えば、−COO- 、−SO4 --のよう
な官能基を導入する。このような官能基が導入されたラ
テックス粒子としては、例えば、スチレン−メタクリル
酸共重合体ラテックス粒子が挙げられる。油溶性染料を
有機溶剤(例えば、トルエン)に溶解させて得られる染
料溶液を、例えば界面活性剤の存在下において水系媒体
中に微分散させて水中油型の染料エマルジョンを調製
し、この染料エマルジョンを、染色すべき上記ラテック
ス粒子のエマルジョンに混合する。この場合、染色され
る前のラテックス粒子の表面荷電量は負荷電で0.01
〜0.5meq/gが好ましいとされ、また、染色後の
ラテックス粒子の表面荷電量も負荷電で0.01〜0.
5meq/gが好ましいとされている(特開平5−10
950号公報)。
【0009】しかしながら、このようにして着色された
ラテックス粒子は、染料の吸着量が少なく、その結果、
十分に濃い色が得られないという問題点があった。
ラテックス粒子は、染料の吸着量が少なく、その結果、
十分に濃い色が得られないという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、十分に濃い
色に着色されたラテックス粒子を提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的は、十分に濃い
色に着色されたラテックス粒子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の着色粒子は、ス
チレンと、重合性不飽和カルボン酸および重合性不飽和
スルホン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種とか
らなる共重合体ラテックス粒子を、油溶性染料を溶解し
た染料溶液に浸漬してラテックス粒子に染料を吸着させ
たのち、該染料溶液を水に置換することによって得られ
る着色粒子であって、上記染料の溶媒が水に可溶のもの
からなり、かつ、油溶性染料が水に不溶であるものから
なり、着色前のラテックス粒子の表面荷電量が負荷電で
0.5meq/gを超え5.0meq/g以下であるこ
とを特徴とする。
チレンと、重合性不飽和カルボン酸および重合性不飽和
スルホン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種とか
らなる共重合体ラテックス粒子を、油溶性染料を溶解し
た染料溶液に浸漬してラテックス粒子に染料を吸着させ
たのち、該染料溶液を水に置換することによって得られ
る着色粒子であって、上記染料の溶媒が水に可溶のもの
からなり、かつ、油溶性染料が水に不溶であるものから
なり、着色前のラテックス粒子の表面荷電量が負荷電で
0.5meq/gを超え5.0meq/g以下であるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明で用いられる共重合体の一方の成分
として選ばれ得る重合性不飽和カルボン酸は、二重結合
を有する重合性のカルボン酸であれば、特に限定され
ず、例えば、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸などが挙げられる。
として選ばれ得る重合性不飽和カルボン酸は、二重結合
を有する重合性のカルボン酸であれば、特に限定され
ず、例えば、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸などが挙げられる。
【0013】本発明で用いられる共重合体の一方の成分
として選ばれ得る重合性不飽和スルホン酸は、二重結合
を有する重合性のスルホン酸であれば、特に限定され
ず、例えば、スチレンスルホン酸ソーダが挙げられる。
として選ばれ得る重合性不飽和スルホン酸は、二重結合
を有する重合性のスルホン酸であれば、特に限定され
ず、例えば、スチレンスルホン酸ソーダが挙げられる。
【0014】本発明で用いられる共重合体ラテックス粒
子としては、例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸、
スチレン−イタコン酸、スチレン−スチレンスルホン酸
ソーダ共重合体などが挙げられる。
子としては、例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸、
スチレン−イタコン酸、スチレン−スチレンスルホン酸
ソーダ共重合体などが挙げられる。
【0015】本発明で用いられる油溶性染料は、水に不
溶であることが必要であり、このような油溶性染料とし
ては、例えば、ソルベントブルー、ソルベントレッド、
ソルベントオレンジ、ソルベントグリーンなどが挙げら
れる。
溶であることが必要であり、このような油溶性染料とし
ては、例えば、ソルベントブルー、ソルベントレッド、
ソルベントオレンジ、ソルベントグリーンなどが挙げら
れる。
【0016】本発明において、ラテックス粒子に油溶性
染料を吸着させる際に、油溶性染料を溶解させて染料溶
液を得る際の溶媒は、水に可溶であることが必要であ
り、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、アセトニトリルが挙げられる。
染料を吸着させる際に、油溶性染料を溶解させて染料溶
液を得る際の溶媒は、水に可溶であることが必要であ
り、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、アセトニトリルが挙げられる。
【0017】本発明において、着色前のラテックス粒子
の表面荷電量は、負荷電で0.5meq/gを超え5.
0meq/g以下であることが必要である。負荷電で
0.5meq/g以下になると、染料の吸着量が少なく
なり、その結果、十分に濃い色に着色されなくなる。な
お、負荷電の上限は、通常、5.0meq/gである。
の表面荷電量は、負荷電で0.5meq/gを超え5.
0meq/g以下であることが必要である。負荷電で
0.5meq/g以下になると、染料の吸着量が少なく
なり、その結果、十分に濃い色に着色されなくなる。な
お、負荷電の上限は、通常、5.0meq/gである。
【0018】本発明における表面荷電量は、以下の測定
方法にて得られる値である。電位差自動滴定装置(例え
ば、京都電子工業社製、AT−310)によりラテック
ス粒子分散液の電導度を、次のようにして測定する。 ラテックス粒子分散液30gに、0.1規定塩酸水溶
液を0.2ml添加し、よく攪拌混合する。 上記の混合液に、0.01規定水酸化ナトリウム水
溶液を攪拌しつつ、等速で添加しながら、溶液の電導度
を連続して測定する。 上記0.01規定水酸化ナトリウム水溶液の添加量と
溶液の電導度の関係をプロットし、下記式により表面荷
電量(a)を決定する。
方法にて得られる値である。電位差自動滴定装置(例え
ば、京都電子工業社製、AT−310)によりラテック
ス粒子分散液の電導度を、次のようにして測定する。 ラテックス粒子分散液30gに、0.1規定塩酸水溶
液を0.2ml添加し、よく攪拌混合する。 上記の混合液に、0.01規定水酸化ナトリウム水
溶液を攪拌しつつ、等速で添加しながら、溶液の電導度
を連続して測定する。 上記0.01規定水酸化ナトリウム水溶液の添加量と
溶液の電導度の関係をプロットし、下記式により表面荷
電量(a)を決定する。
【0019】 a(meq/g)=(V×N)/(W×S) V:ラテックス粒子表面のカルボン酸またはスルホン酸
(塩)を中和するのに必要な水酸化ナトリウム水溶液の
量(ml) N:水酸化ナトリウム水溶液の規定度 W:ラテックス粒子分散液量(g)、すなわち30
(g) S:ラテックス粒子分散液の濃度
(塩)を中和するのに必要な水酸化ナトリウム水溶液の
量(ml) N:水酸化ナトリウム水溶液の規定度 W:ラテックス粒子分散液量(g)、すなわち30
(g) S:ラテックス粒子分散液の濃度
【0020】なお、上記のVは、水酸化ナトリウム水溶
液の添加量と溶液の電導度の関係をプロットしたときの
グラフの形状、図1または図2より求められるものであ
る(図1または図2にVの値を示してある)。
液の添加量と溶液の電導度の関係をプロットしたときの
グラフの形状、図1または図2より求められるものであ
る(図1または図2にVの値を示してある)。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 表面荷電量が負荷電で1.10meq/g、平均粒径
0.32μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラテッ
クス(積水化学工業社製、C95AG30B)の固形分
濃度10重量%の水懸濁液30mlを、メタノールにソ
ルベントブルー(大和化工社製)を0.2重量%濃度で
溶解した染料溶液2000mlに、45℃で1日間分散
させて着色処理を行ない、次いで、遠心分離処理して着
色ラテックス粒子を得た。
0.32μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラテッ
クス(積水化学工業社製、C95AG30B)の固形分
濃度10重量%の水懸濁液30mlを、メタノールにソ
ルベントブルー(大和化工社製)を0.2重量%濃度で
溶解した染料溶液2000mlに、45℃で1日間分散
させて着色処理を行ない、次いで、遠心分離処理して着
色ラテックス粒子を得た。
【0022】比較例1 表面荷電量が負荷電で1.10meq/g、平均粒径
0.32μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラテッ
クス(積水化学工業社製、C95AG30B)のの代わ
りに、表面荷電量が負荷電で0.15meq/g、平均
粒径0.33μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラ
テックス(積水化学工業社製、C95OC30B)を用
いたことの他は、実施例1と同様に操作して着色ラテッ
クス粒子を得た。
0.32μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラテッ
クス(積水化学工業社製、C95AG30B)のの代わ
りに、表面荷電量が負荷電で0.15meq/g、平均
粒径0.33μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラ
テックス(積水化学工業社製、C95OC30B)を用
いたことの他は、実施例1と同様に操作して着色ラテッ
クス粒子を得た。
【0023】比較例2 表面荷電量が負荷電で1.10meq/g、平均粒径
0.32μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラテッ
クス(積水化学工業社製、C95AG30B)のの代わ
りに、表面荷電量が負荷電で0.03meq/g、平均
粒径0.33μmのポリスチレンラテックス(積水化学
工業社製、C95AG7B)を用いたことの他は、実施
例1と同様に操作して着色ラテックス粒子を得た。
0.32μmのスチレン−メタクリル酸共重合体ラテッ
クス(積水化学工業社製、C95AG30B)のの代わ
りに、表面荷電量が負荷電で0.03meq/g、平均
粒径0.33μmのポリスチレンラテックス(積水化学
工業社製、C95AG7B)を用いたことの他は、実施
例1と同様に操作して着色ラテックス粒子を得た。
【0024】性能試験 実施例1および比較例1、2で得られた着色ラテックス
粒子の着色度を以下の方法で試験した。上記の着色ラテ
ックス粒子を水に再分散させて固形分濃度0.01重量
%に調整した。この着色ラテックス粒子分散液の着色度
をマンセル表色系にて測定し、得られた結果を表1に示
した。
粒子の着色度を以下の方法で試験した。上記の着色ラテ
ックス粒子を水に再分散させて固形分濃度0.01重量
%に調整した。この着色ラテックス粒子分散液の着色度
をマンセル表色系にて測定し、得られた結果を表1に示
した。
【0025】
【表1】
【0026】表1より、ラテックス粒子の表面負荷電量
が異なる以外は同じ条件で、同じ油溶性染料を使用して
染色した場合、表面負荷電量が大きいほど濃く着色され
たことが分かる。
が異なる以外は同じ条件で、同じ油溶性染料を使用して
染色した場合、表面負荷電量が大きいほど濃く着色され
たことが分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明の着色粒子の構成は上記の通りで
あり、本発明の着色粒子は従来のものより濃く着色され
ており、従って、例えば、イムノクロマトグラフ法など
の検出用粒子として好適に用いられる。
あり、本発明の着色粒子は従来のものより濃く着色され
ており、従って、例えば、イムノクロマトグラフ法など
の検出用粒子として好適に用いられる。
【図1】水酸化ナトリウム水溶液の添加量と溶液の電導
度の関係をプロットしたときのグラフの一例である。
度の関係をプロットしたときのグラフの一例である。
【図2】水酸化ナトリウム水溶液の添加量と溶液の電導
度の関係をプロットしたときのグラフの他の例である。
度の関係をプロットしたときのグラフの他の例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 裕司 大阪府三島郡島本町百山2−1 積水化学 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 スチレンと、重合性不飽和カルボン酸お
よび重合性不飽和スルホン酸からなる群より選ばれる少
なくとも一種とからなる共重合体ラテックス粒子を、油
溶性染料を溶解した染料溶液に浸漬してラテックス粒子
に染料を吸着させたのち、該染料溶液を水に置換するこ
とによって得られる着色粒子であって、上記染料の溶媒
が水に可溶のものからなり、かつ、油溶性染料が水に不
溶であるものからなり、着色前のラテックス粒子の表面
荷電量が負荷電で0.5meq/gを超え5.0meq
/g以下であることを特徴とする着色粒子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20184596A JPH1048215A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 着色粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20184596A JPH1048215A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 着色粒子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1048215A true JPH1048215A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16447850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20184596A Pending JPH1048215A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 着色粒子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1048215A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005031A1 (fr) * | 2001-07-02 | 2003-01-16 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Latex a particules supports pour reactif d'essai, et reactif d'essai |
WO2011062157A1 (ja) * | 2009-11-17 | 2011-05-26 | 旭化成せんい株式会社 | 有機着色微粒子、それを含む診断薬キット及びインビトロ診断方法 |
WO2014199954A1 (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 旭化成せんい株式会社 | イムノクロマト診断キット |
WO2015050149A1 (ja) | 2013-10-02 | 2015-04-09 | 古河電気工業株式会社 | 蛍光標識粒子 |
WO2015050150A1 (ja) | 2013-10-02 | 2015-04-09 | 古河電気工業株式会社 | 標的物質の検出方法 |
CN110806487A (zh) * | 2019-12-02 | 2020-02-18 | 深圳上泰生物工程有限公司 | 一种用于人肝素结合蛋白检测的试剂盒及其制备方法 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20184596A patent/JPH1048215A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7867785B2 (en) | 2001-07-02 | 2011-01-11 | Sekisui Medical Co., Ltd. | Carrier particle latex for assay reagent and assay reagent |
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