JPH10341105A - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
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- JPH10341105A JPH10341105A JP9150609A JP15060997A JPH10341105A JP H10341105 A JPH10341105 A JP H10341105A JP 9150609 A JP9150609 A JP 9150609A JP 15060997 A JP15060997 A JP 15060997A JP H10341105 A JPH10341105 A JP H10341105A
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- antenna device
- top plate
- bobbin
- antenna
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
- H01Q1/362—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith for broadside radiating helical antennas
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/30—Arrangements for providing operation on different wavebands
- H01Q5/378—Combination of fed elements with parasitic elements
Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 主に2周波数帯域で共用できる移動体無線携
帯機のアンテナに関し、製造後にインピーダンス特性を
調整することが可能なアンテナを実現することを目的と
する。 【解決手段】 無給電である第2のコイル17に誘起さ
れた高周波電流は、第1のコイル16の電流分布および
インピーダンスに影響を与える。ゆえに、高周波電流の
振幅および位相は、第2のコイル17の長さやピッチ、
さらに第1のコイル16に対する第2のコイル17の位
置によって制御することができる。天板18は調整ツマ
ミ18aにより、ボビン15の内周面を自由に上下、回
転でき、それにより第2のコイル17のピッチと第1の
コイル16に対する位置を変えられ、これによりアンテ
ナ部21のインピーダンス特性を制御することができ、
所望の周波数帯域を得ることができる。
帯機のアンテナに関し、製造後にインピーダンス特性を
調整することが可能なアンテナを実現することを目的と
する。 【解決手段】 無給電である第2のコイル17に誘起さ
れた高周波電流は、第1のコイル16の電流分布および
インピーダンスに影響を与える。ゆえに、高周波電流の
振幅および位相は、第2のコイル17の長さやピッチ、
さらに第1のコイル16に対する第2のコイル17の位
置によって制御することができる。天板18は調整ツマ
ミ18aにより、ボビン15の内周面を自由に上下、回
転でき、それにより第2のコイル17のピッチと第1の
コイル16に対する位置を変えられ、これによりアンテ
ナ部21のインピーダンス特性を制御することができ、
所望の周波数帯域を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として移動体無
線機で使用される伸縮式のアンテナの一部として用いら
れるコイル型アンテナに関するものであり、特に複数の
周波数帯域に柔軟に対応できるようにしたアンテナ装置
に関するものである。
線機で使用される伸縮式のアンテナの一部として用いら
れるコイル型アンテナに関するものであり、特に複数の
周波数帯域に柔軟に対応できるようにしたアンテナ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、移動体通信の多様化により、使用
周波数帯域も例えば、800MHz帯、1.5GHz帯
および1.9GHz帯といったように多様化してきてお
り、このため、周波数帯域の異なるシステムを共用でき
る無線機が望まれている。これを実現するため、異なる
2つ以上の周波数帯域を持つアンテナを設計する必要が
ある。
周波数帯域も例えば、800MHz帯、1.5GHz帯
および1.9GHz帯といったように多様化してきてお
り、このため、周波数帯域の異なるシステムを共用でき
る無線機が望まれている。これを実現するため、異なる
2つ以上の周波数帯域を持つアンテナを設計する必要が
ある。
【0003】図10において、従来の移動無線携帯機の
ホイップアンテナについて説明する。
ホイップアンテナについて説明する。
【0004】ホイップアンテナ1は、モノポールアンテ
ナエレメント2と、アンテナ部3により構成されてい
る。ここで、ホイップアンテナ1の伸長時において、モ
ノポールアンテナエレメント2は、第1の接点5から無
線機本体7に設定された給電接片11および給電線10
を介して、アンテナ整合回路8へ接続されている。ま
た、ホイップアンテナ1収納時において、アンテナ部3
は第2の接点6から給電接片11および給電線10を介
して、アンテナ整合回路8に接続されている。アンテナ
整合回路8は、周波数帯域Aで動作する無線回路9へ接
続される。また、アンテナ整合回路8は、周波数帯域A
において、モノポールアンテナエレメント2のインピー
ダンスを所望のインピーダンスへ変換する機能を有する
と共に、アンテナ部3のインピーダンスを所望のインピ
ーダンスへ変換する機能を有する。
ナエレメント2と、アンテナ部3により構成されてい
る。ここで、ホイップアンテナ1の伸長時において、モ
ノポールアンテナエレメント2は、第1の接点5から無
線機本体7に設定された給電接片11および給電線10
を介して、アンテナ整合回路8へ接続されている。ま
た、ホイップアンテナ1収納時において、アンテナ部3
は第2の接点6から給電接片11および給電線10を介
して、アンテナ整合回路8に接続されている。アンテナ
整合回路8は、周波数帯域Aで動作する無線回路9へ接
続される。また、アンテナ整合回路8は、周波数帯域A
において、モノポールアンテナエレメント2のインピー
ダンスを所望のインピーダンスへ変換する機能を有する
と共に、アンテナ部3のインピーダンスを所望のインピ
ーダンスへ変換する機能を有する。
【0005】ホイップアンテナ1を無線機本体7から引
き出した時の、第1の接点5からホイップアンテナ1を
見たときのインピーダンスをZ1とし、ホイップアンテ
ナ1を無線機本体7に収納したとき、第2の接点6から
アンテナ部3を見たときのインピーダンスをZ2とした
ときに、Z1=Z2となるようアンテナ部3のインピー
ダンスを制御する。その結果、アンテナ整合回路8によ
り良好な整合を得ることができ、高品質で安定した移動
体通信を可能とする。
き出した時の、第1の接点5からホイップアンテナ1を
見たときのインピーダンスをZ1とし、ホイップアンテ
ナ1を無線機本体7に収納したとき、第2の接点6から
アンテナ部3を見たときのインピーダンスをZ2とした
ときに、Z1=Z2となるようアンテナ部3のインピー
ダンスを制御する。その結果、アンテナ整合回路8によ
り良好な整合を得ることができ、高品質で安定した移動
体通信を可能とする。
【0006】図11は図10に示した移動無線携帯機の
モノポールアンテナの上方に絶縁接続されたアンテナ部
3を、詳しく図示したものである。給電されている第1
のコイル12により第1の周波数帯域を形成し、また無
給電の第2のコイル13により第2の周波数帯域を形成
し、各々の2周波数帯域を独立に制御することができ
る。
モノポールアンテナの上方に絶縁接続されたアンテナ部
3を、詳しく図示したものである。給電されている第1
のコイル12により第1の周波数帯域を形成し、また無
給電の第2のコイル13により第2の周波数帯域を形成
し、各々の2周波数帯域を独立に制御することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
2つのコイルで構成されるアンテナ部3は、お互いが完
全に固定されているため、製造後のアンテナ部のインピ
ーダンス特性を調整することは不可能であった。
2つのコイルで構成されるアンテナ部3は、お互いが完
全に固定されているため、製造後のアンテナ部のインピ
ーダンス特性を調整することは不可能であった。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、アンテナ部のインピーダンス特性を調整
可能にするアンテナ装置を実現することを目的とする。
るものであり、アンテナ部のインピーダンス特性を調整
可能にするアンテナ装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためのものであり、アンテナ装置を構成している
少なくとも一つのコイルの位置関係やピッチを自由に変
更できる機構を有しているため、所望のインピーダンス
特性を有するアンテナ装置を実現することができる。
成するためのものであり、アンテナ装置を構成している
少なくとも一つのコイルの位置関係やピッチを自由に変
更できる機構を有しているため、所望のインピーダンス
特性を有するアンテナ装置を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1および第2の周波数帯域に対応するアンテナ装
置であって、第1の周波数帯域に対応するインピーダン
ス特性を有する第1のコイルと、第1のコイルの内側に
設けられた第2の周波数帯域に対応するインピーダンス
特性を有する第2のコイルを有し、所望のインピーダン
ス特性を得るための第1のコイルと第2のコイルの位置
関係を調整する調整手段を設けたことを特徴とするアン
テナ装置であり、第1のコイルと第2のコイルの位置関
係を調整することで、共振周波数帯域やVSWR値を容
易に調整変更することができるという作用を有する。
は、第1および第2の周波数帯域に対応するアンテナ装
置であって、第1の周波数帯域に対応するインピーダン
ス特性を有する第1のコイルと、第1のコイルの内側に
設けられた第2の周波数帯域に対応するインピーダンス
特性を有する第2のコイルを有し、所望のインピーダン
ス特性を得るための第1のコイルと第2のコイルの位置
関係を調整する調整手段を設けたことを特徴とするアン
テナ装置であり、第1のコイルと第2のコイルの位置関
係を調整することで、共振周波数帯域やVSWR値を容
易に調整変更することができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、調整手
段は、第1のコイルの内側に沿って設けられた筒状のボ
ビンと、前記ボビンの内周面を摺動可能に設けられた天
板とからなり、第2のコイルの一端を前記天板に固定
し、前記天板を摺動させることにより、第2のコイルを
第1のコイル内の任意の位置で保持可能にしたことを特
徴とする請求項1記載のアンテナ装置であり、前記天板
を摺動させて第1のコイルと第2のコイルの位置関係を
変化させることにより、アンテナ装置の共振周波数帯域
やVSWR値を容易に調整変更することができる作用を
有する。
段は、第1のコイルの内側に沿って設けられた筒状のボ
ビンと、前記ボビンの内周面を摺動可能に設けられた天
板とからなり、第2のコイルの一端を前記天板に固定
し、前記天板を摺動させることにより、第2のコイルを
第1のコイル内の任意の位置で保持可能にしたことを特
徴とする請求項1記載のアンテナ装置であり、前記天板
を摺動させて第1のコイルと第2のコイルの位置関係を
変化させることにより、アンテナ装置の共振周波数帯域
やVSWR値を容易に調整変更することができる作用を
有する。
【0012】本発明の請求項3に記載した発明は、調整
手段は、第1のコイルの内側に沿って設けられ、この内
周面上にねじ溝を有する円筒状のボビンと、前記ねじ溝
と係合する円板状の天板とからなり、第2のコイルの一
端を前記天板に固定すると共に、前記天板を前記ボビン
に設けられたねじ溝に沿って回動させることにより、第
2のコイルを第1のコイル内の任意の位置で保持可能に
したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置であ
り、前記天板を摺動させて第1のコイルと第2のコイル
の位置関係を変化させることにより、アンテナ装置の共
振周波数帯域やVSWR値を容易に調整変更することが
できるとともに、第2のコイルを第1のコイル内の任意
の位置でより強く保持できる作用を有する。
手段は、第1のコイルの内側に沿って設けられ、この内
周面上にねじ溝を有する円筒状のボビンと、前記ねじ溝
と係合する円板状の天板とからなり、第2のコイルの一
端を前記天板に固定すると共に、前記天板を前記ボビン
に設けられたねじ溝に沿って回動させることにより、第
2のコイルを第1のコイル内の任意の位置で保持可能に
したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置であ
り、前記天板を摺動させて第1のコイルと第2のコイル
の位置関係を変化させることにより、アンテナ装置の共
振周波数帯域やVSWR値を容易に調整変更することが
できるとともに、第2のコイルを第1のコイル内の任意
の位置でより強く保持できる作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載した発明は、天板
の内周面に摺動可能に設けられた摺動部に、第2のコイ
ルの一端を前記摺動部に固定し、前記摺動部を摺動させ
ることにより、第2のコイルを第1のコイル内の任意の
位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項3に記載
のアンテナ装置であり、第1のコイルに対する第2のコ
イルの位置を変えずに第2のコイルを回転させることが
できるため、アンテナ装置のインピーダンス特性の調整
範囲を広げることのできる作用を有する。
の内周面に摺動可能に設けられた摺動部に、第2のコイ
ルの一端を前記摺動部に固定し、前記摺動部を摺動させ
ることにより、第2のコイルを第1のコイル内の任意の
位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項3に記載
のアンテナ装置であり、第1のコイルに対する第2のコ
イルの位置を変えずに第2のコイルを回転させることが
できるため、アンテナ装置のインピーダンス特性の調整
範囲を広げることのできる作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載した発明は、調整
手段は、第1のコイルの一部とその外周部で係合するよ
うに設けられた円板状の天板を有し、前記天板を第1の
コイルに沿って回動させることにより、第2のコイルを
第1のコイル内の任意の位置で保持可能にしたことを特
徴とする請求項1記載のアンテナ装置であり、第1のコ
イルに沿って設けられていたボビンの必要がなく、安価
に製造することが可能であるとともに、ボビンによる電
磁波の電力ロスをなくすことができる作用を有する。
手段は、第1のコイルの一部とその外周部で係合するよ
うに設けられた円板状の天板を有し、前記天板を第1の
コイルに沿って回動させることにより、第2のコイルを
第1のコイル内の任意の位置で保持可能にしたことを特
徴とする請求項1記載のアンテナ装置であり、第1のコ
イルに沿って設けられていたボビンの必要がなく、安価
に製造することが可能であるとともに、ボビンによる電
磁波の電力ロスをなくすことができる作用を有する。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、所望の
インピーダンス特性が得られるように天板を摺動させ
て、前記天板を第1のコイルに固着したことを特徴とす
る請求項5記載のアンテナ装置であり、衝撃や振動によ
る第2のコイルの位置ずれを防止することができる作用
を有する。
インピーダンス特性が得られるように天板を摺動させ
て、前記天板を第1のコイルに固着したことを特徴とす
る請求項5記載のアンテナ装置であり、衝撃や振動によ
る第2のコイルの位置ずれを防止することができる作用
を有する。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、調整手
段は、第1のコイルの少なくとも一端側近傍に固定され
た筒状の天板と、前記天板の内周面に摺動可能に設けら
れた摺動部とからなり、第2のコイルの一端を前記摺動
部に固定し、前記摺動部を摺動させることにより、第2
のコイルを第1のコイル内の任意の位置で保持可能にし
たことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置であ
り、第1のコイルと第2のコイルの位置を変えずに第2
のコイルを回転させることができるため、アンテナ装置
のインピーダンス特性の調整範囲を広げることができ、
また可動部を1つ減らせることにより、より容易に製造
できる作用を有する。
段は、第1のコイルの少なくとも一端側近傍に固定され
た筒状の天板と、前記天板の内周面に摺動可能に設けら
れた摺動部とからなり、第2のコイルの一端を前記摺動
部に固定し、前記摺動部を摺動させることにより、第2
のコイルを第1のコイル内の任意の位置で保持可能にし
たことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置であ
り、第1のコイルと第2のコイルの位置を変えずに第2
のコイルを回転させることができるため、アンテナ装置
のインピーダンス特性の調整範囲を広げることができ、
また可動部を1つ減らせることにより、より容易に製造
できる作用を有する。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、所望の
インピーダンス特性が得られるように、天板の内周面に
摺動可能に設けられた摺動部を摺動させて、前記摺動部
を天板に固着したことを特徴とする請求項4または7に
記載のアンテナ装置であり、衝撃や振動による摺動部の
位置ずれを防止することができる作用を有する。
インピーダンス特性が得られるように、天板の内周面に
摺動可能に設けられた摺動部を摺動させて、前記摺動部
を天板に固着したことを特徴とする請求項4または7に
記載のアンテナ装置であり、衝撃や振動による摺動部の
位置ずれを防止することができる作用を有する。
【0018】本発明の請求項9に記載の発明は、第2の
コイルを棒状の導体で構成したことを特徴とする請求項
1から8のいずれかに記載のアンテナ装置であり、コイ
ルを用いた場合と異なるインピーダンス特性を得ること
ができ、その結果、アンテナ装置の調整可能なインピー
ダンス特性の範囲を広げることができる作用を有する。
コイルを棒状の導体で構成したことを特徴とする請求項
1から8のいずれかに記載のアンテナ装置であり、コイ
ルを用いた場合と異なるインピーダンス特性を得ること
ができ、その結果、アンテナ装置の調整可能なインピー
ダンス特性の範囲を広げることができる作用を有する。
【0019】本発明の請求項10に記載の発明は、調整
手段は、第1のコイルの内側に沿って設けられ、その内
周面上にねじ溝を有する円筒状のボビンと、第2のコイ
ルの少なくとも一方を延長させて前記ねじ溝と係合する
係合部とからなり、前記係合部を前記ねじ溝に沿って回
動させることにより、第2のコイルを第1のコイル内の
任意の位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項1
記載のアンテナ装置であり、天板の必要が無いので、安
価に製造することが可能であるとともに、天板による電
磁波の電力ロスを無くすることができる作用を有する。
手段は、第1のコイルの内側に沿って設けられ、その内
周面上にねじ溝を有する円筒状のボビンと、第2のコイ
ルの少なくとも一方を延長させて前記ねじ溝と係合する
係合部とからなり、前記係合部を前記ねじ溝に沿って回
動させることにより、第2のコイルを第1のコイル内の
任意の位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項1
記載のアンテナ装置であり、天板の必要が無いので、安
価に製造することが可能であるとともに、天板による電
磁波の電力ロスを無くすることができる作用を有する。
【0020】本発明の請求項11に記載の発明は、所望
のインピーダンス特性が得られるように、第2のコイル
を摺動させて、第2のコイルを前記ボビンに固着したこ
とを特徴とする請求項10記載のアンテナ装置であり、
衝撃や振動による第2のコイルの位置ずれを防止するこ
とができる作用を有する。
のインピーダンス特性が得られるように、第2のコイル
を摺動させて、第2のコイルを前記ボビンに固着したこ
とを特徴とする請求項10記載のアンテナ装置であり、
衝撃や振動による第2のコイルの位置ずれを防止するこ
とができる作用を有する。
【0021】本発明の請求項12に記載の発明は、第1
の周波数帯域が第2の周波数帯域よりも低いことを特徴
とする請求項1から11のいずれかに記載のアンテナ装
置であり、第1のコイルにより第1の周波数帯域を形成
した後、第2のコイルの位置で第2の周波数帯域を調整
することができる作用を有する。
の周波数帯域が第2の周波数帯域よりも低いことを特徴
とする請求項1から11のいずれかに記載のアンテナ装
置であり、第1のコイルにより第1の周波数帯域を形成
した後、第2のコイルの位置で第2の周波数帯域を調整
することができる作用を有する。
【0022】本発明の請求項13に記載の発明は、N個
(Nは3以上の整数)の周波数帯域に対応するアンテナ
装置であって、第1の周波数帯域に対応するインピーダ
ンス特性を有する第1のコイルと、第1のコイルの内側
に設けられ第1の周波数帯域以外の各周波数帯域に対応
するインピーダンス特性を有するN−1個のコイルまた
は棒状の導体を有し、第1のコイル以外のコイルまたは
棒状の導体のうち少なくとも1つを第1のコイルの内側
で移動可能に構成したことを特徴とするアンテナ装置で
あり、3つ以上の周波数帯域を有することのできる作用
を有する。
(Nは3以上の整数)の周波数帯域に対応するアンテナ
装置であって、第1の周波数帯域に対応するインピーダ
ンス特性を有する第1のコイルと、第1のコイルの内側
に設けられ第1の周波数帯域以外の各周波数帯域に対応
するインピーダンス特性を有するN−1個のコイルまた
は棒状の導体を有し、第1のコイル以外のコイルまたは
棒状の導体のうち少なくとも1つを第1のコイルの内側
で移動可能に構成したことを特徴とするアンテナ装置で
あり、3つ以上の周波数帯域を有することのできる作用
を有する。
【0023】本発明の請求項14に記載の発明は、所望
のインピーダンス特性が得られるように天板を摺動させ
て、少なくとも1つの前記天板を前記ボビンに固着した
ことを特徴とする請求項13に記載のアンテナ装置であ
り、衝撃や振動による前記天板の位置ずれを防止するこ
とができる作用を有する。
のインピーダンス特性が得られるように天板を摺動させ
て、少なくとも1つの前記天板を前記ボビンに固着した
ことを特徴とする請求項13に記載のアンテナ装置であ
り、衝撃や振動による前記天板の位置ずれを防止するこ
とができる作用を有する。
【0024】本発明の請求項15に記載の発明は、一端
に電子回路と電気的に接続するための端子部と、他端に
第1のコイルの一端と電気的に接続される金属プラグと
を有し、第2のコイルまたは棒状の導体の一端を前記プ
ラグと電気的に接続することを特徴とする請求項1から
14のいずれかに記載のアンテナ装置であり、第2のコ
イルまたは棒状の導体に給電することにより、アンテナ
装置のインピーダンス特性や指向性を変化させることが
でき、それによりアンテナ装置の調整できる範囲を広げ
ることができる作用を有する。
に電子回路と電気的に接続するための端子部と、他端に
第1のコイルの一端と電気的に接続される金属プラグと
を有し、第2のコイルまたは棒状の導体の一端を前記プ
ラグと電気的に接続することを特徴とする請求項1から
14のいずれかに記載のアンテナ装置であり、第2のコ
イルまたは棒状の導体に給電することにより、アンテナ
装置のインピーダンス特性や指向性を変化させることが
でき、それによりアンテナ装置の調整できる範囲を広げ
ることができる作用を有する。
【0025】本発明の請求項16に記載の発明は、一端
に電子回路と電気的に接続するための端子部と、他端に
第1のコイルの一端と電気的に接続される金属プラグと
を有し、第2のコイルの一端と前記金属プラグとが電気
的に接続されないように、金属プラグの上面に絶縁層を
設けたことを特徴とする請求項15記載のアンテナ装置
であり、アンテナ装置のインピーダンス特性や指向性を
変化させることができ、それによりアンテナ装置の調整
できる範囲を広げることができる作用を有する。
に電子回路と電気的に接続するための端子部と、他端に
第1のコイルの一端と電気的に接続される金属プラグと
を有し、第2のコイルの一端と前記金属プラグとが電気
的に接続されないように、金属プラグの上面に絶縁層を
設けたことを特徴とする請求項15記載のアンテナ装置
であり、アンテナ装置のインピーダンス特性や指向性を
変化させることができ、それによりアンテナ装置の調整
できる範囲を広げることができる作用を有する。
【0026】本発明の請求項17に記載の発明は、第2
のコイルの一端が金属プラグと接した際に、第2のコイ
ルが収縮するように構成したことを特徴とする請求項1
5または16に記載のアンテナ装置であり、第2のコイ
ルを収縮することにより、アンテナ装置のインピーダン
ス特性とは異なるものを作ることができ、それによりア
ンテナ装置の調整できる範囲を広げることができる作用
を有する。
のコイルの一端が金属プラグと接した際に、第2のコイ
ルが収縮するように構成したことを特徴とする請求項1
5または16に記載のアンテナ装置であり、第2のコイ
ルを収縮することにより、アンテナ装置のインピーダン
ス特性とは異なるものを作ることができ、それによりア
ンテナ装置の調整できる範囲を広げることができる作用
を有する。
【0027】以下、本発明の一実施の形態を図面を用い
て説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態によ
るアンテナ装置の要部断面図である。図において、19
は導電性金属材料よりなる金属プラグであり、その一端
に電子回路と接続するための第2の接点6を形成し、他
端平面上に絶縁層20を形成している。そしてこの絶縁
層20上に、絶縁樹脂より成り、内周面上が平滑な円筒
状のボビン15を配設固着するとともに、ボビン15の
外周面上に所望の第1の周波数に対応するインピーダン
ス特性を有する第1のコイル16を形成し、この第1の
コイル16の一端を金属プラグ19の少なくとも一ヵ所
に電気的に接続している。また、ボビン15の内周面を
摺動する天板18を設け、この天板18の上面側に天板
18と一体に回動する調整ツマミ18aを設けるととも
に、下面側に所望の第2の周波数に対応するインピーダ
ンス特性を有する第2のコイル17を形成し、その一端
を天板18の下面側に設けられた円筒状の凸部18bに
圧入固定している。
て説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態によ
るアンテナ装置の要部断面図である。図において、19
は導電性金属材料よりなる金属プラグであり、その一端
に電子回路と接続するための第2の接点6を形成し、他
端平面上に絶縁層20を形成している。そしてこの絶縁
層20上に、絶縁樹脂より成り、内周面上が平滑な円筒
状のボビン15を配設固着するとともに、ボビン15の
外周面上に所望の第1の周波数に対応するインピーダン
ス特性を有する第1のコイル16を形成し、この第1の
コイル16の一端を金属プラグ19の少なくとも一ヵ所
に電気的に接続している。また、ボビン15の内周面を
摺動する天板18を設け、この天板18の上面側に天板
18と一体に回動する調整ツマミ18aを設けるととも
に、下面側に所望の第2の周波数に対応するインピーダ
ンス特性を有する第2のコイル17を形成し、その一端
を天板18の下面側に設けられた円筒状の凸部18bに
圧入固定している。
【0028】また、第2のコイル17はばね性を有して
いるため、天板18が金属プラグ19側に押し込まれて
その先端が絶縁層20と接触し、さらに押し込まれても
ばね性を有しているため収縮することができ、この押し
込み量を変えてやることにより第2のコイル17の巻き
線ピッチを変えることができる。
いるため、天板18が金属プラグ19側に押し込まれて
その先端が絶縁層20と接触し、さらに押し込まれても
ばね性を有しているため収縮することができ、この押し
込み量を変えてやることにより第2のコイル17の巻き
線ピッチを変えることができる。
【0029】なお、18cは調整後、天板18をボビン
15の内周面上の所望の位置で位置決め固定するための
固定部材であり、天板18とボビン15の接する少なく
とも一ヵ所を樹脂等で固着している。
15の内周面上の所望の位置で位置決め固定するための
固定部材であり、天板18とボビン15の接する少なく
とも一ヵ所を樹脂等で固着している。
【0030】この構成により、無給電である第2のコイ
ル17に誘起された高周波電流は、第1のコイル16の
電流分布およびインピーダンスに影響を与えるため、高
周波電流の振幅および位相は、第2のコイル17のピッ
チや第1のコイル16に対する第2のコイル17の位置
を変えてやることによって制御することができる。
ル17に誘起された高周波電流は、第1のコイル16の
電流分布およびインピーダンスに影響を与えるため、高
周波電流の振幅および位相は、第2のコイル17のピッ
チや第1のコイル16に対する第2のコイル17の位置
を変えてやることによって制御することができる。
【0031】従って、天板18の上面に設けられた調整
ツマミ18aにより天板18をボビン15の内周面で摺
動させて上下あるいは回転させることにより、第2のコ
イル17のピッチや第1のコイル16に対する位置を変
えることができ、これによりアンテナ部21のインピー
ダンス特性を制御して、所望の2つの周波数帯域に対応
できるアンテナ装置を実現することができる。
ツマミ18aにより天板18をボビン15の内周面で摺
動させて上下あるいは回転させることにより、第2のコ
イル17のピッチや第1のコイル16に対する位置を変
えることができ、これによりアンテナ部21のインピー
ダンス特性を制御して、所望の2つの周波数帯域に対応
できるアンテナ装置を実現することができる。
【0032】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図である。図に
おいて、19は導電性金属材料よりなる金属プラグであ
り、その一端に電子回路と接続するための第2の接点6
を形成し、他端平面上に絶縁層20を形成している。そ
して、この絶縁層20上に、絶縁樹脂より成り、内周面
上の一部にねじ溝22aを形成した円筒状のボビン22
を配設固着するとともに、ボビン22の外周面上に所望
の第1の周波数に対応するインピーダンス特性を有する
第1のコイル16を形成し、この第1のコイル16の一
端を金属プラグ19の少なくとも一ヵ所に電気的に接続
している。また、ボビン22の内周面上に設けられたね
じ溝22aと回転可能に係合するねじ溝部23aを有す
る天板23を設け、その上面側にドライバー等で調整す
るための天板23と一体に回動する調整溝23bを設け
るとともに、下面側に所望の第2の周波数に対応するイ
ンピーダンス特性を有する第2のコイル17を形成し、
その一端を天板23の下面側に設けられた円筒状の凸部
23cに圧入固定している。なお、23dは、天板23
を回転調整後、所望の位置で位置決め固定するための固
定部材であり、天板23とボビン22の接する少なくと
も一ヵ所を樹脂等で固着している。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図である。図に
おいて、19は導電性金属材料よりなる金属プラグであ
り、その一端に電子回路と接続するための第2の接点6
を形成し、他端平面上に絶縁層20を形成している。そ
して、この絶縁層20上に、絶縁樹脂より成り、内周面
上の一部にねじ溝22aを形成した円筒状のボビン22
を配設固着するとともに、ボビン22の外周面上に所望
の第1の周波数に対応するインピーダンス特性を有する
第1のコイル16を形成し、この第1のコイル16の一
端を金属プラグ19の少なくとも一ヵ所に電気的に接続
している。また、ボビン22の内周面上に設けられたね
じ溝22aと回転可能に係合するねじ溝部23aを有す
る天板23を設け、その上面側にドライバー等で調整す
るための天板23と一体に回動する調整溝23bを設け
るとともに、下面側に所望の第2の周波数に対応するイ
ンピーダンス特性を有する第2のコイル17を形成し、
その一端を天板23の下面側に設けられた円筒状の凸部
23cに圧入固定している。なお、23dは、天板23
を回転調整後、所望の位置で位置決め固定するための固
定部材であり、天板23とボビン22の接する少なくと
も一ヵ所を樹脂等で固着している。
【0033】この構成により、天板23の上面に設けら
れた調整溝23bをドライバー等で回転調整することに
より、天板23がボビン22のねじ溝22aに沿って上
下させることができため、実施の形態1と同様に、第2
のコイル17のピッチと第1のコイル16に対する第2
のコイル17の位置を制御することができる。これによ
りアンテナ部25のインピーダンス特性を容易に制御す
ることができ、所望の2つの周波数帯域に対応できるア
ンテナ装置を実現することができる。
れた調整溝23bをドライバー等で回転調整することに
より、天板23がボビン22のねじ溝22aに沿って上
下させることができため、実施の形態1と同様に、第2
のコイル17のピッチと第1のコイル16に対する第2
のコイル17の位置を制御することができる。これによ
りアンテナ部25のインピーダンス特性を容易に制御す
ることができ、所望の2つの周波数帯域に対応できるア
ンテナ装置を実現することができる。
【0034】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、上述
の実施の形態2と同様の構成については、同一の符号を
付してその説明を省略する。図において、天板26にそ
の内部を摺動可能に構成した摺動部27が設けられてお
り、この構成により、摺動部27を回転調整することに
より、第1のコイル16に対する第2のコイル17の位
置を変えずに第2のコイル17だけをその位置で回転さ
せることができるため、アンテナ部28のインピーダン
ス特性の調整範囲を広げることができる。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、上述
の実施の形態2と同様の構成については、同一の符号を
付してその説明を省略する。図において、天板26にそ
の内部を摺動可能に構成した摺動部27が設けられてお
り、この構成により、摺動部27を回転調整することに
より、第1のコイル16に対する第2のコイル17の位
置を変えずに第2のコイル17だけをその位置で回転さ
せることができるため、アンテナ部28のインピーダン
ス特性の調整範囲を広げることができる。
【0035】(実施の形態4)図4は本発明の第4の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図である。図に
おいて、19は導電性金属材料よりなる金属プラグであ
り、その一端に電子回路と接続するための第2の接点6
を形成し、他端平面上に絶縁層20を形成している。そ
して、この絶縁層20上に所望の第1の周波数に対応す
るインピーダンス特性を有する第1のコイル16を形成
し、この第1のコイル16の一端を金属プラグ19の少
なくとも1ヶ所に電気的に接続している。また、その外
周面で第1のコイル16と係合するように設けられた天
板29を設け、その上面に調整ツマミ29aを設けると
ともに、下面側に所望の第2の周波数に対応するインピ
ーダンス特性を有する第2のコイル17を形成し、その
一端を天板29の下面側に設けられた凸部29bに圧入
固定している。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図である。図に
おいて、19は導電性金属材料よりなる金属プラグであ
り、その一端に電子回路と接続するための第2の接点6
を形成し、他端平面上に絶縁層20を形成している。そ
して、この絶縁層20上に所望の第1の周波数に対応す
るインピーダンス特性を有する第1のコイル16を形成
し、この第1のコイル16の一端を金属プラグ19の少
なくとも1ヶ所に電気的に接続している。また、その外
周面で第1のコイル16と係合するように設けられた天
板29を設け、その上面に調整ツマミ29aを設けると
ともに、下面側に所望の第2の周波数に対応するインピ
ーダンス特性を有する第2のコイル17を形成し、その
一端を天板29の下面側に設けられた凸部29bに圧入
固定している。
【0036】なお、29cは天板29の回転調整後、天
板29を第1のコイル16の内側の所望の位置で、位置
決め固定するための固定部材であり、天板29と第1の
コイル16の接する少なくとも一ヵ所を樹脂等で固着し
ている。
板29を第1のコイル16の内側の所望の位置で、位置
決め固定するための固定部材であり、天板29と第1の
コイル16の接する少なくとも一ヵ所を樹脂等で固着し
ている。
【0037】この構成により、上述した第1の実施の形
態と同様な効果に加えて、第1の実施の形態のように第
1のコイルに沿ってボビンを設ける必要がなく、安価に
製造することが可能であるとともに、ボビンによる電磁
波の電力ロスをなくすことができる。
態と同様な効果に加えて、第1の実施の形態のように第
1のコイルに沿ってボビンを設ける必要がなく、安価に
製造することが可能であるとともに、ボビンによる電磁
波の電力ロスをなくすことができる。
【0038】(実施の形態5)図5は本発明の第5の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、上述
した第1の実施の形態と同様の構成については、同一の
符号を付してその説明を省略する。図において、ボビン
32と天板33は一体に構成されており、調整ツマミ3
1を回転させることにより天板33の中心軸内を上下に
摺動可能に構成されている。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、上述
した第1の実施の形態と同様の構成については、同一の
符号を付してその説明を省略する。図において、ボビン
32と天板33は一体に構成されており、調整ツマミ3
1を回転させることにより天板33の中心軸内を上下に
摺動可能に構成されている。
【0039】この構成により、上述した第1の実施の形
態と同様の効果が得られるとともに、ボビン32と天板
33を一体に形成することができるため、より簡単に製
造できるという作用を有する。
態と同様の効果が得られるとともに、ボビン32と天板
33を一体に形成することができるため、より簡単に製
造できるという作用を有する。
【0040】(実施の形態6)図6は本発明の第6の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、上述
した第4の実施の形態と同様の構成については、同一の
符号を付してその説明を省略する。図6において、実施
の形態4と異なる点は、図4に示される第2のコイル1
7の代わりに棒状の導体34を用いた点である。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、上述
した第4の実施の形態と同様の構成については、同一の
符号を付してその説明を省略する。図6において、実施
の形態4と異なる点は、図4に示される第2のコイル1
7の代わりに棒状の導体34を用いた点である。
【0041】この構成により、上述した第4の実施の形
態と同様な効果が得られるとともに、実施の形態4とは
異なるインピーダンス特性を持たせることができ、これ
によりアンテナ部の調整可能なインピーダンス特性の範
囲を広げることができる。
態と同様な効果が得られるとともに、実施の形態4とは
異なるインピーダンス特性を持たせることができ、これ
によりアンテナ部の調整可能なインピーダンス特性の範
囲を広げることができる。
【0042】(実施の形態7)図7は本発明の第7の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図である。図に
おいて、19は導電性金属材料よりなる金属プラグであ
り、その一端に電子回路と接続するための第2の接点6
を形成し、他端平面上に絶縁層20を形成している。そ
して、この絶縁層20上に、絶縁樹脂より成り、内周面
上の一部にねじ溝22aを形成した円筒状のボビン22
を配設固着するとともに、ボビン22の外周面上に所望
の第1の周波数に対応するインピーダンス特性を有する
第1のコイル16を形成し、この第1のコイル16の一
端を金属プラグ19の少なくとも一ヵ所に電気的に接続
している。次に所望の第2の周波数に対応するインピー
ダンス特性を有する第2のコイル36を、その一方がボ
ビン22のねじ溝22aと回転可能に係合するような径
に形成するとともに、他方を少なくとも半ターン以上ら
せん状に巻いてコイル部を形成している。これにより第
2のコイル36は、ボビン22のねじ溝22aに沿って
上下することができる。なお、調整後、第2のコイル3
6をボビン22の内周上の所望の位置で位置決め固定す
るために、ボビン22の内周と第2のコイル36の一端
の接する少なくとも一ヵ所を樹脂等で固着している。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図である。図に
おいて、19は導電性金属材料よりなる金属プラグであ
り、その一端に電子回路と接続するための第2の接点6
を形成し、他端平面上に絶縁層20を形成している。そ
して、この絶縁層20上に、絶縁樹脂より成り、内周面
上の一部にねじ溝22aを形成した円筒状のボビン22
を配設固着するとともに、ボビン22の外周面上に所望
の第1の周波数に対応するインピーダンス特性を有する
第1のコイル16を形成し、この第1のコイル16の一
端を金属プラグ19の少なくとも一ヵ所に電気的に接続
している。次に所望の第2の周波数に対応するインピー
ダンス特性を有する第2のコイル36を、その一方がボ
ビン22のねじ溝22aと回転可能に係合するような径
に形成するとともに、他方を少なくとも半ターン以上ら
せん状に巻いてコイル部を形成している。これにより第
2のコイル36は、ボビン22のねじ溝22aに沿って
上下することができる。なお、調整後、第2のコイル3
6をボビン22の内周上の所望の位置で位置決め固定す
るために、ボビン22の内周と第2のコイル36の一端
の接する少なくとも一ヵ所を樹脂等で固着している。
【0043】この構成により、上述した実施の形態2と
同様の効果が得られるとともに、実施の形態2と比較し
て天板を設ける必要が無いので、安価に製造することが
可能であるとともに、天板による電磁波の電力ロスを無
くすることができる。
同様の効果が得られるとともに、実施の形態2と比較し
て天板を設ける必要が無いので、安価に製造することが
可能であるとともに、天板による電磁波の電力ロスを無
くすることができる。
【0044】(実施の形態8)図8は本発明の第8の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、同図
に示すとおり、上述した実施の形態2の構成に加え、ボ
ビン38の内側に天板41、第3のコイル40を回転挿
入して構成している。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、同図
に示すとおり、上述した実施の形態2の構成に加え、ボ
ビン38の内側に天板41、第3のコイル40を回転挿
入して構成している。
【0045】この構成により、上述した実施の形態2と
同様の効果が得られるとともに、さらにコイルを加える
ことにより3つ以上の周波数帯域を有することができ
る。
同様の効果が得られるとともに、さらにコイルを加える
ことにより3つ以上の周波数帯域を有することができ
る。
【0046】(実施の形態9)図9は本発明の第9の実
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、同図
に示すとおり、上述した実施の形態1の構成に対して、
金属プラグ19の上面に絶縁層20を形成しないで構成
したものである。
施の形態によるアンテナ装置の要部断面図であり、同図
に示すとおり、上述した実施の形態1の構成に対して、
金属プラグ19の上面に絶縁層20を形成しないで構成
したものである。
【0047】この構成により、上述した実施の形態1と
異なるインピーダンス特性と放射特性を有することがで
きる。
異なるインピーダンス特性と放射特性を有することがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アンテ
ナ装置を構成している少なくとも一つのコイルの位置関
係を変えることにより、コイル同士の結合度を変えるこ
とができ、これによりアンテナ装置の周波数帯域、VS
WR値を簡単に変更することができるとともに、アンテ
ナ製造時にこれらを調整するだけで簡単にインピーダン
ス特性のバラツキを補正することができる。
ナ装置を構成している少なくとも一つのコイルの位置関
係を変えることにより、コイル同士の結合度を変えるこ
とができ、これによりアンテナ装置の周波数帯域、VS
WR値を簡単に変更することができるとともに、アンテ
ナ製造時にこれらを調整するだけで簡単にインピーダン
ス特性のバラツキを補正することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図3】本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図4】本発明の第4の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図5】本発明の第5の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図6】本発明の第6の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図7】本発明の第7の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図8】本発明の第8の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図9】本発明の第9の実施の形態によるアンテナ装置
の要部断面図
の要部断面図
【図10】従来の移動体無線機におけるホイップアンテ
ナの概念図
ナの概念図
【図11】同従来例の詳細図
1 ホイップアンテナ 2 モノポールアンテナエレメント 3 アンテナ部 4 絶縁素子 5 第1の接点 6 第2の接点 7 無線機本体 8 アンテナ整合回路 9 無線回路 10 給電線 11 給電接片 12,16 第1のコイル 13,17,36 第2のコイル 14 ケース 15,22,32,38 ボビン 18,23,26,29,33,41 天板 19 金属プラグ 20 絶縁層 21,25,28 アンテナ部 27 摺動部 31 調整ツマミ 34 棒状の導体 40 第3のコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 芳雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 第1および第2の周波数帯域に対応する
アンテナ装置であって、第1の周波数帯域に対応するイ
ンピーダンス特性を有する第1のコイルと、第1のコイ
ルの内側に設けられた第2の周波数帯域に対応するイン
ピーダンス特性を有する第2のコイルを有し、所望のイ
ンピーダンス特性を得るための第1のコイルと第2のコ
イルの位置関係を調整する調整手段を設けたことを特徴
とするアンテナ装置。 - 【請求項2】 調整手段は、第1のコイルの内側に沿っ
て設けられた筒状のボビンと、前記ボビンの内周面を摺
動可能に設けられた天板とからなり、第2のコイルの一
端を前記天板に固定し、前記天板を摺動させることによ
り、第2のコイルを第1のコイル内の任意の位置で保持
可能にしたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
置。 - 【請求項3】 調整手段は、第1のコイルの内側に沿っ
て設けられ、この内周面上にねじ溝を有する円筒状のボ
ビンと、前記ねじ溝と係合する円板状の天板とからな
り、第2のコイルの一端を前記天板に固定すると共に、
前記天板を前記ボビンに設けられたねじ溝に沿って回動
させることにより、第2のコイルを第1のコイル内の任
意の位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項1記
載のアンテナ装置。 - 【請求項4】 天板の内周面に摺動可能に設けられた摺
動部に、第2のコイルの一端を固定し、前記摺動部を摺
動させることにより、第2のコイルを第1のコイル内の
任意の位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項3
に記載のアンテナ装置。 - 【請求項5】 調整手段は、第1のコイルの一部とその
外周部で係合するように設けられた円板状の天板を有
し、前記天板を第1のコイルに沿って回動させることに
より、第2のコイルを第1のコイル内の任意の位置で保
持可能にしたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ
装置。 - 【請求項6】 所望のインピーダンス特性が得られるよ
うに天板を摺動させて、前記天板を第1のコイルに固着
したことを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。 - 【請求項7】 調整手段は、第1のコイルの少なくとも
一端側近傍に固定された筒状の天板と、前記天板の内周
面に摺動可能に設けられた摺動部とからなり、第2のコ
イルの一端を前記摺動部に固定し、前記摺動部を摺動さ
せることにより、第2のコイルを第1のコイル内の任意
の位置で保持可能にしたことを特徴とする請求項1記載
のアンテナ装置。 - 【請求項8】 所望のインピーダンス特性が得られるよ
うに、天板の内周面に摺動可能に設けられた摺動部を摺
動させて、前記摺動部を天板に固着したことを特徴とす
る請求項4または7に記載のアンテナ装置。 - 【請求項9】 第2のコイルを棒状の導体で構成したこ
とを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のアン
テナ装置。 - 【請求項10】 調整手段は、第1のコイルの内側に沿
って設けられ、その内周面上にねじ溝を有する円筒状の
ボビンと、第2のコイルの少なくとも一方を延長させて
前記ねじ溝と係合する係合部とからなり、前記係合部を
前記ねじ溝に沿って回動させることにより、第2のコイ
ルを第1のコイル内の任意の位置で保持可能にしたこと
を特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 - 【請求項11】 所望のインピーダンス特性が得られる
ように、第2のコイルを摺動させて、第2のコイルを前
記ボビンに固着したことを特徴とする請求項10記載の
アンテナ装置。 - 【請求項12】 第1の周波数帯域が第2の周波数帯域
よりも小さいことを特徴とする請求項1から11のいず
れかに記載のアンテナ装置。 - 【請求項13】 N個(Nは3以上の整数)の周波数帯
域に対応するアンテナ装置であって、第1の周波数帯域
に対応するインピーダンス特性を有する第1のコイル
と、第1のコイルの内側に設けられ第1の周波数帯域以
外の各周波数帯域に対応するインピーダンス特性を有す
るN−1個のコイルまたは棒状の導体を有し、第1のコ
イル以外のコイルまたは棒状の導体のうち少なくとも1
つを第1のコイルの内側で移動可能に構成したことを特
徴とするアンテナ装置。 - 【請求項14】 所望のインピーダンス特性が得られる
ように天板を摺動させて、少なくとも1つの前記天板を
前記ボビンに固着したことを特徴とする請求項13記載
のアンテナ装置。 - 【請求項15】 一端に電子回路と電気的に接続するた
めの端子部と、他端に第1のコイルの一端と電気的に接
続される金属プラグとを有し、第2のコイルまたは棒状
の導体の一端を前記プラグと電気的に接続することを特
徴とする請求項1から14のいずれかに記載のアンテナ
装置。 - 【請求項16】 一端に電子回路と電気的に接続するた
めの端子部と、他端に第1のコイルの一端と電気的に接
続される金属プラグとを有し、第2のコイルの一端と前
記金属プラグとが電気的に接続されないように、金属プ
ラグの上面に絶縁層を設けたことを特徴とする請求項1
5記載のアンテナ装置。 - 【請求項17】 第2のコイルの一端が金属プラグと接
した際に、第2のコイルが収縮するように構成したこと
を特徴とする請求項15または16に記載のアンテナ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9150609A JPH10341105A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9150609A JPH10341105A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10341105A true JPH10341105A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15500631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9150609A Pending JPH10341105A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10341105A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000023396A (ko) * | 1998-09-25 | 2000-04-25 | 도낀 가부시끼가이샤 | 나선형 코일의 크기 제한 없이 전기적 특성의 변동을 줄일수 있는 두개의 공진 주파수를 가진 나선형 안테나 |
KR100406352B1 (ko) * | 2001-03-29 | 2003-11-28 | 삼성전기주식회사 | 안테나 및 그 제조방법 |
US7023395B2 (en) | 2003-08-05 | 2006-04-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna and communication system using the same |
JP2007520964A (ja) * | 2004-02-06 | 2007-07-26 | ハラダ・インダストリー・カンパニー・リミテッド | 無給電素子を用いる多帯域アンテナ |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP9150609A patent/JPH10341105A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000023396A (ko) * | 1998-09-25 | 2000-04-25 | 도낀 가부시끼가이샤 | 나선형 코일의 크기 제한 없이 전기적 특성의 변동을 줄일수 있는 두개의 공진 주파수를 가진 나선형 안테나 |
KR100406352B1 (ko) * | 2001-03-29 | 2003-11-28 | 삼성전기주식회사 | 안테나 및 그 제조방법 |
US7023395B2 (en) | 2003-08-05 | 2006-04-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna and communication system using the same |
JP2007520964A (ja) * | 2004-02-06 | 2007-07-26 | ハラダ・インダストリー・カンパニー・リミテッド | 無給電素子を用いる多帯域アンテナ |
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