JPH1032349A - 半導体の成長方法 - Google Patents
半導体の成長方法Info
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- JPH1032349A JPH1032349A JP20305596A JP20305596A JPH1032349A JP H1032349 A JPH1032349 A JP H1032349A JP 20305596 A JP20305596 A JP 20305596A JP 20305596 A JP20305596 A JP 20305596A JP H1032349 A JPH1032349 A JP H1032349A
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Abstract
I−V族化合物半導体層上にその成長温度よりも高い成
長温度で別の窒化物系III−V族化合物半導体層を成
長させる必要がある場合に、そのInを含む窒化物系I
II−V族化合物半導体層の劣化を防止することができ
る半導体の成長方法を提供する。 【解決手段】 GaInN/GaN量子井戸構造を形成
する場合に、700〜850℃の成長温度でGaInN
層5を成長させた後、このGaInN層5の成長温度と
同等の成長温度でGaNキャップ層6を成長させてGa
InN層5の表面を覆う。GaNキャップ層6の厚さは
30nm以上とする。この後、成長温度を例えば100
0℃まで上昇させてGaN層7を成長させる。GaNキ
ャップ層6の代わりにAlx Ga1-x Nキャップ層(た
だし、0<x≦1)を用いてもよい。
Description
法に関し、特に、GaInN層などのInを含む窒化物
系III−V族化合物半導体層上にその成長温度よりも
高い成長温度で別の窒化物系III−V族化合物半導体
層を成長させる必要のある半導体装置、例えば半導体発
光素子の製造に適用して好適なものである。
窒化物(ナイトライド)系III−V族化合物半導体
は、その禁制帯幅が1.8eVから6.2eVに亘って
おり、赤色から紫外線の発光が可能な発光素子の実現が
理論上可能であるため、近年、注目を集めている。
より発光ダイオード(LED)や半導体レーザを製造す
る場合には、GaN、AlGaN、GaInNなどを多
層に積層し、発光層(活性層)をn型クラッド層および
p型クラッド層によりはさんだ構造を形成する必要があ
る。このような発光ダイオードまたは半導体レーザとし
て、発光層をGaInN/GaN量子井戸構造またはG
aInN/AlGaN量子井戸構造としたものがある。
はGaInN/AlGaN量子井戸構造を形成する場合
には、良好な結晶性を得るために、障壁層であるGaN
層またはAlGaN層は1000℃程度の高温で成長さ
せ、井戸層であるGaInN層は850℃以下の低温で
成長させる必要がある。
であるGaInN層を850℃以下の低温で成長させた
後、成長温度を1000℃程度に上昇させて障壁層であ
るGaN層またはAlGaN層を成長させると、下地の
GaInN層が劣化し、発光強度が低下してしまうとい
う問題があった。これは、GaInN層の成長後に成長
温度を上昇させたときに、そのGaInN層のInNが
分解することによると考えられる。
るが、同様な劣化は、Inを含む窒化物系III−V族
化合物半導体層全般に起こり得るものである。
N層などのInを含む窒化物系III−V族化合物半導
体層上にその成長温度よりも高い成長温度で別の窒化物
系III−V族化合物半導体層を成長させる必要がある
場合に、そのInを含む窒化物系III−V族化合物半
導体層の劣化を防止することができる半導体の成長方法
を提供することにある。
に、この発明の第1の発明は、Inを含む窒化物系II
I−V族化合物半導体層上にこのInを含む窒化物系I
II−V族化合物半導体層の成長温度とほぼ等しいかま
たはより低い成長温度でAlx Ga1-x N(ただし、0
≦x≦1)からなる保護膜を気相成長させるようにした
ことを特徴とする半導体の成長方法である。
む窒化物系III−V族化合物半導体層の成長温度より
低い成長温度で保護膜を気相成長させる場合、その成長
温度は、典型的には、400〜700℃未満に選ばれ
る。
物系III−V族化合物半導体層上に700〜850℃
の成長温度でAlx Ga1-x N(ただし、0≦x≦1)
からなる保護膜を気相成長させるようにしたことを特徴
とする半導体の成長方法である。
含む窒化物系III−V族化合物半導体層上にその成長
温度よりも高い成長温度で別の窒化物系III−V族化
合物半導体層を成長させる場合に、そのInを含む窒化
物系III−V族化合物半導体層からのInNの分解を
有効に抑えつつ、良好な結晶性を得る観点から、好適に
は、750〜800℃の成長温度でAlx Ga1-x N
(ただし、0≦x≦1)からなる保護膜を気相成長させ
る。
Ga1-x N(ただし、0≦x≦1)からなる保護膜を気
相成長させた後、成長温度を保護膜の成長温度よりも高
い所定温度に上昇させて保護膜上にAly Ga1-y N
(ただし、0≦y≦1)層を気相成長させる。
は、GaN層またはAlx Ga1-x N層(ただし、0<
x≦1)である。ここで、保護膜がGaN層である場
合、InNの分解を有効に抑える観点から、好適には、
その厚さを30nm以上とする。また、保護膜がAlx
Ga1-x N層(ただし、0<x≦1)である場合には、
同様な観点から、好適には、その厚さを、そのAl組成
比xに応じて、後述の図8に示す直線で示される厚さ以
上とする。例えば、保護膜がx=0.13のAlxGa
1-x N層である場合には、その厚さを10nm以上とす
る。
化合物半導体層は、具体的には、Al、Ga、Inおよ
びBからなる群より選ばれた少なくとも一種のIII族
元素とNとからなる。この窒化物系III−V族化合物
半導体層のうちInを含むものの具体例を挙げるとGa
InN層であり、Inを含まないものの具体例を挙げる
とGaN、AlGaNなどである。
化合物半導体層の成長には、典型的には、有機金属化学
気相成長(MOCVD)法または分子線エピタキシー
(MBE)法が用いられる。
導体の成長方法によれば、Inを含む窒化物系III−
V族化合物半導体層上にこのInを含む窒化物系III
−V族化合物半導体層の成長温度とほぼ等しいかまたは
より低い成長温度、例えば、700〜850℃の温度で
Alx Ga1-x N(ただし、0≦x≦1)からなる保護
膜を気相成長させるようにしているので、Inを含む窒
化物系III−V族化合物半導体層の表面はこの保護膜
により覆われる。このため、その後に成長温度を上昇さ
せてこのInを含む窒化物系III−V族化合物半導体
層上にAly Ga1-y N層を成長させても、そのInを
含む窒化物系III−V族化合物半導体層からのInN
の分解を抑えることができ、劣化を抑えることができ
る。
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
GaInN/GaN量子井戸構造の形成方法を説明する
ための断面図である。また、図2は、この第1の実施形
態における成長シーケンスを示す。
び図2に示すように、まず、図示省略したMOCVD装
置の反応炉内にc面サファイア基板1を入れた後、反応
炉内にキャリアガスとして例えばH2 とN2 との混合ガ
スを流し、例えば1050℃で20分間熱処理を行うこ
とによりそのc面サファイア基板1の表面をサーマルク
リーニングする。次に、基板温度を例えば510℃に下
げた後、反応炉内にN原料としてのアンモニア(N
H3 )およびGa原料としてのトリメチルガリウム(T
MGa、Ga(CH3 )3 )を供給し、c面サファイア
基板1上にGaNバッファ層2を成長させる。次に、反
応炉内へのTMGaの供給を停止し、NH3の供給はそ
のまま続けながら、成長温度を例えば約1000℃まで
上昇させた後、反応炉内に再びTMGaを供給してGa
N層3を成長させる。
停止し、成長温度を例えば700〜850℃(例えば、
760℃)に下げた後、反応炉内に再びTMGaを供給
してGaN層4を成長させる。このGaN層4は、成長
温度を下げる間に下地のGaN層3の表面が汚染される
ことがあることから、次に成長させるGaInN層5の
成長直前にこのGaN層4を成長させ、GaInN層5
を清浄な表面に成長させるためのものである。次に、成
長温度をそのまま700〜850℃に保持した状態で、
反応炉内にN原料としてのNH3 に加えてGa原料とし
てのトリエチルガリウム(TEGa、Ga(C2 H5 )
3 )およびIn原料としてのトリメチルインジウム(T
MIn、In(CH3 )3 )を供給し、GaInN層5
を成長させる。
℃に保持した状態で、反応炉内へのTMInの供給を停
止するとともに、Ga原料をTMGaに切り換え、Ga
Nキャップ層6を成長させる。次に、反応炉内へのNH
3 の供給をそのまま続けながら、成長温度を例えば約1
000℃まで上昇させた後、反応炉内に再びTMGaを
供給してGaN層7を成長させる。以上により、目的と
するGaInN/GaN量子井戸構造が形成される。
EGaの供給量は、例えば、GaN層3の成長時におけ
るTMGaの供給量の1/10程度にする。このとき、
GaInN層5の成長速度はGaN層3の成長速度の1
/10程度である。具体的には、例えば、GaN層3の
成長速度は1.3μm/h、GaInN層5の成長速度
は0.13μm/hである。
InN/GaN量子井戸構造の量子井戸からの発光強度
との関係を示す。図3からわかるように、GaNキャッ
プ層6の厚さが30nm以上のときに十分に高い発光強
度が得られており、これは、井戸層であるGaInN層
5の劣化が抑えられていることを意味する。
GaInN/GaN量子井戸構造の量子井戸からの発光
強度との関係を示す。ただし、GaNキャップ層6の厚
さは40nmである。図4からわかるように、成長速度
が速いほど発光強度が高くなっており、これは、成長速
度が速いほどGaInN層の劣化が有効に抑えられるこ
とを意味する。
ば、GaInN層5上にこのGaInN層5の成長温度
と等しい成長温度、例えば700〜850℃の成長温度
でGaNキャップ層6を成長させてこのGaInN層5
の表面を覆った後に成長温度を約1000℃まで上昇さ
せてGaN層7を成長させていることにより、GaIn
N層5からのInNの分解を防止してその劣化を防止す
ることができ、発光層からの発光強度の劣化を防止する
ことができる。
GaInN/AlGaN量子井戸構造の形成方法を説明
するための断面図である。また、図6は、この第2の実
施形態における成長シーケンスを示す。
び図6に示すように、まず、第1の実施形態と同様にし
て、例えば1050℃でc面サファイア基板1のサーマ
ルクリーニングを行った後、例えば510℃の成長温度
でGaNバッファ層2を成長させる。
せた後、反応炉内にN原料としてのNH3 およびGa原
料としてのTMGaに加えてAl原料としてのトリメチ
ルアルミニウム(TMAl、Al(CH3 )3 )を供給
し、Aly Ga1-y N層8を成長させる。
lの供給を停止し、NH3 の供給はそのまま続けなが
ら、成長温度を例えば700〜850℃(例えば、76
0℃)に下げた後、反応炉内に再びTMGaを供給して
GaN層4を成長させる。次に、成長温度をそのまま7
00〜850℃に保持した状態で、反応炉内にN原料と
してのNH3 に加えてGa原料としてのTEGaおよび
In原料としてのTMInを供給し、GaInN層5を
成長させる。
℃に保持した状態で、反応炉内へのTMInの供給を停
止するとともに、Ga原料をTMGaに切り換え、Al
x Ga1-x Nキャップ層9を成長させる。この後、成長
温度を例えば約1000℃まで上昇させ、Aly Ga
1-y N層10を成長させる。以上により、目的とするG
aInN/AlGaN量子井戸構造が形成される。
Ga1-x Nキャップ層9の厚さとGaInN/AlGa
N量子井戸構造の量子井戸からの発光強度との関係を示
す。図7からわかるように、x=0.13の場合、Al
x Ga1-x Nキャップ層9の厚さが10nm以上のとき
に十分に高い発光強度が得られており、これは、井戸層
であるGaInN層5の劣化が抑えられていることを意
味する。
なAlx Ga1-x Nキャップ層9の厚さをAl組成比x
に対して示した図である。Alx Ga1-x Nキャップ層
9の厚さを図8の直線で示される厚さ以上の厚さとする
ことにより、発光強度の劣化を抑えることができる。図
8より、Al組成比xが小さいほど、Alx Ga1-xN
キャップ層8を厚くする必要があることがわかる。例え
ば、発光強度の劣化を抑えるのに必要なAlx Ga1-x
Nキャップ層8の厚さは、x=0.2の場合には6nm
であるが、x=0.13の場合には10nm、x=0.
05の場合には20nmである。一方、本発明者の知見
によれば、Alx Ga1-x Nキャップ層9を40nm程
度以上に厚くすると、その中に存在する非発光中心が多
くなり、好ましくないため、これを防止する観点から、
Alx Ga1-x Nキャップ層9の厚さの上限は40nm
程度と考えられる。
ば、GaInN層5上にこのGaInN層5の成長温度
と等しい成長温度、例えば700〜850℃の成長温度
でAlx Ga1-x Nキャップ層9を成長させてこのGa
InN層5の表面を覆った後に成長温度を約1000℃
まで上昇させてAly Ga1-y N層10を成長させてい
ることにより、GaInN層5からのInNの分解を防
止してその劣化を防止することができ、発光層からの発
光強度の劣化を防止することができる。また、GaNキ
ャップ層を用いる場合にはその厚さを30nm以上とす
る必要があるのに対して、例えばx=0.13のAlx
Ga1-x Nキャップ層9を用いる場合、その厚さは10
nm以上であれば足りるので、キャップ層の成長に要す
る時間を短くすることができる。
半導体発光素子の製造方法を説明するための断面図であ
る。図9に示すように、この第3の実施形態による半導
体発光素子の製造方法においては、第1および第2の実
施形態と同様に、c面サファイア基板11のサーマルク
リーニングを行った後、このc面サファイア基板11上
に例えば510℃の成長温度でGaNバッファ層(図示
せず)を成長させる。次に、成長温度を例えば約100
0℃まで上昇させ、このGaNバッファ層上に、n型G
aNコンタクト層12、n型AlGaNクラッド層13
およびn型GaN光導波層14を順次成長させる。次
に、成長温度を例えば700〜850℃に下げ、GaI
nN活性層15およびp型GaNキャップ層16を順次
成長させる。次に、成長温度を例えば約1000℃まで
上昇させ、p型GaN光導波層17、p型AlGaNク
ラッド層18およびp型GaNコンタクト層19を順次
成長させる。ここで、n型GaNコンタクト層12、n
型AlGaNクラッド層13およびn型GaN光導波層
14のn型不純物(ドナー不純物)としては例えばSi
を用い、p型GaNキャップ層16、p型GaN光導波
層17、p型AlGaNクラッド層18およびp型Ga
Nコンタクト層19のp型不純物(アクセプタ不純物)
としては例えばMgやZnを用いる。
タクト層19上にp側電極が形成されるとともに、n型
GaNコンタクト層12にn側電極がコンタクトして形
成される。
活性層15上にこのGaInN活性層15の成長温度と
等しい成長温度、例えば700〜850℃の成長温度で
p型GaNキャップ層16を成長させた後に成長温度を
約1000℃まで上昇させてp型GaN光導波層17、
p型AlGaNクラッド層18およびp型GaNコンタ
クト層19を成長させていることにより、GaInN活
性層15からのInNの分解を防止してその劣化を防止
することができ、発光層からの発光強度の劣化を防止す
ることができる。これによって、高出力のGaN系半導
体発光素子を実現することができる。
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
施形態において挙げた数値、基板および原料ガスはあく
までも例に過ぎず、必要に応じて異なる数値、基板およ
び原料ガスを用いてもよい。具体的には、c面サファイ
ア基板1の代わりに、GaN基板やSiC基板などを用
いてもよい。また、GaInN層5の成長用のGa原料
としては、TEGaの代わりにTMGaを用いてもよ
い。
aNキャップ層6の代わりに、Alx Ga1-x Nキャッ
プ層を用いてもよい。同様に、第2の実施形態におい
て、Alx Ga1-x Nキャップ層の代わりに、GaNキ
ャップ層を用いてもよい。さらに、第3の実施形態にお
いて、p型GaNキャップ層16の代わりに、p型Al
x Ga1-x Nキャップ層を用いてもよい。
この発明をGaN系半導体発光素子の製造に適用した場
合について説明したが、この発明は、GaN系電界効果
トランジスタ(FET)などのGaN系電子走行素子の
製造に適用してもよい。
導体の成長方法によれば、Inを含む窒化物系III−
V族化合物半導体層上にこのInを含む窒化物系III
−V族化合物半導体層の成長温度とほぼ等しいかまたは
より低い成長温度、例えば、700〜850℃の成長温
度でAlx Ga1-x N(ただし、0≦x≦1)からなる
保護膜を気相成長させるようにしていることにより、そ
のInを含む窒化物系III−V族化合物半導体層上に
その成長温度よりも高い成長温度で別の窒化物系III
−V族化合物半導体層を成長させる場合に、そのInを
含む窒化物系III−V族化合物半導体層の劣化を防止
することができる。
GaN量子井戸構造の形成方法を説明するための断面図
である。
ンスを示す略線図である。
ップ層の厚さとGaInN/GaN量子井戸構造の量子
井戸からの発光強度との関係を示す略線図である。
ップ層の成長速度とGaInN/GaN量子井戸構造の
量子井戸からの発光強度との関係を示す略線図である。
AlGaN量子井戸構造の形成方法を説明するための断
面図である。
ンスを示す略線図である。
1-x Nキャップ層(x=0.13)の厚さとGaInN
/AlGaN量子井戸構造の量子井戸からの発光強度と
の関係を示す略線図である。
1-x Nキャップ層のAl組成比と発光強度の劣化を抑え
るのに必要な厚さとの関係を示す略線図である。
子の製造方法を説明するための断面図である。
ッファ層、3、4、7・・・GaN層、5・・・GaI
nN層、6・・・GaNキャップ層、8、10・・・A
ly Ga1-y N層、9・・・Alx Ga1-x Nキャップ
層
Claims (14)
- 【請求項1】 Inを含む窒化物系III−V族化合物
半導体層上にこのInを含む窒化物系III−V族化合
物半導体層の成長温度とほぼ等しいかまたはより低い成
長温度でAlx Ga1-x N(ただし、0≦x≦1)から
なる保護膜を気相成長させるようにしたことを特徴とす
る半導体の成長方法。 - 【請求項2】 上記保護膜を気相成長させた後、成長温
度を上記保護膜の成長温度よりも高い所定温度に上昇さ
せて上記保護膜上にAly Ga1-y N(ただし、0≦y
≦1)層を気相成長させるようにしたことを特徴とする
請求項1記載の半導体の成長方法。 - 【請求項3】 上記保護膜を400〜700℃未満の成
長温度で気相成長させるようにしたことを特徴とする請
求項1記載の半導体の成長方法。 - 【請求項4】 上記Inを含む窒化物系III−V族化
合物半導体層はGaInN層であることを特徴とする請
求項1記載の半導体の成長方法。 - 【請求項5】 上記保護膜はGaN層であることを特徴
とする請求項1記載の半導体の成長方法。 - 【請求項6】 上記GaN層の厚さは30nm以上であ
ることを特徴とする請求項5記載の半導体の成長方法。 - 【請求項7】 上記保護膜はAlx Ga1-x N層(ただ
し、0<x≦1)であることを特徴とする請求項1記載
の半導体の成長方法。 - 【請求項8】 Inを含む窒化物系III−V族化合物
半導体層上に700〜850℃の成長温度でAlx Ga
1-x N(ただし、0≦x≦1)からなる保護膜を気相成
長させるようにしたことを特徴とする半導体の成長方
法。 - 【請求項9】 750〜800℃の成長温度で上記保護
膜を気相成長させるようにしたことを特徴とする請求項
8記載の半導体の成長方法。 - 【請求項10】 上記保護膜を気相成長させた後、成長
温度を上記保護膜の成長温度よりも高い所定温度に上昇
させて上記保護膜上にAly Ga1-y N(ただし、0≦
y≦1)層を気相成長させるようにしたことを特徴とす
る請求項8記載の半導体の成長方法。 - 【請求項11】 上記Inを含む窒化物系III−V族
化合物半導体層はGaInN層であることを特徴とする
請求項8記載の半導体の成長方法。 - 【請求項12】 上記保護膜はGaN層であることを特
徴とする請求項8記載の半導体の成長方法。 - 【請求項13】 上記GaN層の厚さは30nm以上で
あることを特徴とする請求項12記載の半導体の成長方
法。 - 【請求項14】 上記保護膜はAlx Ga1-x N層(た
だし、0<x≦1)であることを特徴とする請求項8記
載の半導体の成長方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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