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JPH10316031A - カウル部の排水構造 - Google Patents

カウル部の排水構造

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Publication number
JPH10316031A
JPH10316031A JP12713297A JP12713297A JPH10316031A JP H10316031 A JPH10316031 A JP H10316031A JP 12713297 A JP12713297 A JP 12713297A JP 12713297 A JP12713297 A JP 12713297A JP H10316031 A JPH10316031 A JP H10316031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outside air
cowl
water
shielding plate
air inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12713297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Arakawa
康男 荒川
Mitsuo Kawashita
三男 川下
Tadahiro Anjo
忠弘 安生
Kazuo Kitamura
和雄 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Central Motor Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Central Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Central Motor Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12713297A priority Critical patent/JPH10316031A/ja
Publication of JPH10316031A publication Critical patent/JPH10316031A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水等の水が外気導入口から車内側に浸入す
ることを防止する。 【解決手段】 カウルボックス12の角隅部には、遮蔽
板16が接合されている。遮蔽板16の下端縁とカウル
ボックス12の底部12Bとに隙間が設けられており、
水Wが排水孔14Aに向かって自由に流れるようになっ
ている。遮蔽板16の上端縁とカウルトップグリルとに
隙間が設けられており、カウルトップグリルの通風口か
ら供給される外気AIが外気導入口12Aへ通過できる
ようになっている。底部12Bに落下した水Wが排水孔
14Aからカウルボックス12内へ入り込む外気AIに
よって逆流または飛散する場合には、遮蔽板16によっ
て逆流または飛散した水Wが遮られ、外気導入口12A
まで達しないので、水Wが外気導入口12Aを通して車
内側に浸入することがない。即ち、逆流した水Wまたは
飛散した水Wが外気導入口12Aを経て車内側に浸入す
るのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるカウル
部の排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車におけるカウル部の排水構
造としては、例えば、図3に示すようなものが知られて
いる。
【0003】図3に示されるように、このカウル部70
は、断面略U字状のカウルボックス72とこのカウルボ
ックス72の両端(図3では、一端のみを示す)に配置
されたエプロンアッパメンバー74とを接合して構成し
ている。カウルボックス72の車内側(図3では矢印F
R方向と逆方向)には外気導入口72Aが形成されてお
り、エプロンアッパメンバー74にはカウルボックス7
2の底部72B前側(図3では矢印FR方向)に矩形状
の排水孔74Aが形成されている。
【0004】なお、カウルボックス72の上面には図示
しないカウルトップグリルが配置されており、カウルト
ップグリルには複数の通風口が形成されている。これら
の通風口から外気が導入され、カウルボックス72を介
しかつ外気導入口72Aを経て車内へ供給される。
【0005】カウルトップグリルの通風口から水が浸入
した場合、浸入した水は、カウルボックス72の底部7
2Bに落下する。図4に示されるように、この底部72
Bに落下した水Wは、排水孔74Aから排水される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ウル部70の排水構造においては、図4に示すように、
底部72Bに落下した水Wが排水孔74Aからカウルボ
ックス72内へ入り込む外気AIの流入によって逆流等
する場合があった。この逆流等の際には、水Wが外気導
入口72Aから飛散し、外気導入口72Aから車内側に
浸入することがあった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、雨水等の水が
外気導入口から車内側に浸入することを防止できるカウ
ル部の排水構造を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、外気を車内に導入するための外気導入口及びこの外
気導入口付近に形成された排水孔を有するカウル部の排
水構造であって、前記排水孔付近または前記外気導入口
付近を覆い前記カウル部内に滞留している水が前記外気
導入口へ飛散するのを遮蔽する遮蔽手段を設けたことを
特徴としている。
【0009】請求項1記載のカウル部の排水構造におい
て、空気の流れについては、外気がカウル部内へ導入さ
れ、外気導入口から空調装置等を経て車内へ供給され
る。カウル部内へ浸入した雨水等の水は、排水孔を経て
車外へ排水される。
【0010】請求項1記載のカウル部の排水構造によれ
ば、カウル部内へ浸入した水が排水孔からの外気流入等
によって逆流または飛散する場合に、遮蔽手段によって
逆流または飛散した水が遮蔽手段によって遮られ、外気
導入口まで達しないので、水が外気導入口を通して車内
側に浸入することがない。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1の構成
において、前記遮蔽手段を板状の遮蔽板とし、この遮蔽
板を前記カウル部内に縦方向に配置すると共に、前記遮
蔽板の上端及び下端と前記カウル部のトップ及びボトム
との間に隙間を設けることを特徴としている。
【0012】請求項2記載のカウル部の排水構造によれ
ば、遮蔽手段の上端とカウル部のトップとの間に隙間が
設けられているので、カウル部内へ入り込んだ外気は妨
げられることなく外気導入口へ至る。また、遮蔽手段の
下端とカウル部のボトムとの間に隙間が設けられている
ので、カウル部内へ入り込んだ水は妨げられることなく
排水孔へ至る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るカウルの排水構造の
一実施形態を図1及び図2に従って説明する。なお、図
中矢印FRは車両前方を、矢印UPは車両上方を示す。
【0014】図示しない車両のフロントボデーとメイン
ボデーとの結合部には、車幅方向に沿って図1に示すカ
ウル部10が配設されている。また、カウル部10は、
断面略U字状のカウルボックス12とこのカウルボック
ス12の上部を覆う図示しないトップとしてのカウルト
ップグリルとを備えており、車幅方向へ延びる閉断面構
造とされている。
【0015】図1に示されるように、カウルボックス1
2の両端(図1では、車両左方向の一端のみを示す)を
エプロンアッパメンバー14に接合し、カウルボックス
12の両端を閉止している。カウルボックス12の車内
側(図1では矢印FR方向と逆方向)には外気導入口1
2Aが貫通形成されており、エプロンアッパメンバー1
4にはカウルボックス12のボトムとしての底部12B
前側(図1では矢印FR方向)に矩形状の排水孔14A
が形成されている。
【0016】なお、図示しないカウルトップグリルに
は、その車両幅方向の略中央部に複数の通風口が形成さ
れている。これらの通風口から外気が導入され、カウル
ボックス12を介しかつ外気導入口12Aから図示しな
い空調装置を経て車内へ供給される。即ち、図2に示さ
れるように、通風口(ルーバ)から導入される外気AI
は、カウルボックス12の前側を経て車内側へ向かう。
【0017】また、カウルボックス12の底部12B
は、車幅方向の中央から端部に向かって下り勾配となっ
ており、図示しないカウルトップグリルの通風口から浸
入する水(図示しないフロントガラスを流下する水も含
む)Wを排水孔14Aへ導くようになっている。
【0018】図1に示されるように、排水孔14A側の
角隅部には、遮蔽手段としての金属製の遮蔽板16がエ
プロンアッパメンバー14とカウルボックス12とに接
合されている。即ち、遮蔽板16は、上下方向が略垂直
(縦方向)に配置され、平面視において中間屈曲部16
Aを介して略L字形に屈曲されている。
【0019】遮蔽板16の一端側(図1に示すエプロン
アッパメンバー14側)には先端屈曲部16Bが屈曲形
成されており、この先端屈曲部16Bは排水孔14Aの
後側(図1では矢印FR方向と逆方向)のエプロンアッ
パメンバー14に溶接等で接合されている。
【0020】また、遮蔽板16の他端側には先端屈曲部
16Cが屈曲形成されており、この先端屈曲部16Cは
カウルボックス12の前側(図1では矢印FR方向)に
溶接等で接合されている。これにより、遮蔽板16は、
車幅方向(前後方向と直交する方向)に対して斜めにな
るように配置されている。なお、本実施形態によれば、
図1に示されるように、遮蔽板16がカウルボックス1
2の角隅部に対し三角形をなすように接合されているの
で、カウルボックス12の角隅部の強度が向上する。
【0021】図2に示されるように、遮蔽板16の下端
縁とカウルボックス12の底部12Bとに隙間が設けら
れており、水Wが排水孔14Aに向かって自由に流れる
ようになっている。また、遮蔽板16の上端縁と図示し
ないカウルトップグリルとに隙間が設けられており、カ
ウルトップグリルの通風口から供給される外気AIが外
気導入口12Aへ通過できるようになっている。また、
遮蔽板16の上端縁の位置は、排水孔14Aからの外気
AIの流入等によって底部12Bに残留する水が逆流ま
たは飛散して外気導入口12Aへ至らないような高さと
なっている。
【0022】次に、本実施形態の作用について説明す
る。空気の流れについては、図2に示されるように、カ
ウルトップグリルの通風口から外気AIが導入され、カ
ウルボックス12を介しかつ外気導入口12Aを経て車
内へ供給される。即ち、外気導入口12Aから車内に供
給される外気AIの大半は、カウルトップグリルの通風
口から取り入れられた外気AIが車両サイドの遮蔽板1
6の車両後側に導かれ、外気導入口12Aへ至る。
【0023】雨水等の水Wの流れについては、カウルト
ップグリルの通風口からカウルボックス12内へ浸入し
た水Wは、カウルボックス12の底部12Bに落下し、
排水孔14Aを経て車外へ排水される。この場合、遮蔽
板16の下端と底部12Bとの間に隙間が設けられてい
るので、カウルボックス12内へ入り込んだ水Wは妨げ
られることなく排水孔14Aへ至る。
【0024】図2に示すように、底部12Bに落下した
水Wが排水孔14Aからカウルボックス12内へ入り込
む外気AIによって逆流または飛散する場合には、遮蔽
板16によって逆流または飛散した水Wが遮られ、外気
導入口12Aまで達しないので、水Wが外気導入口12
Aを通して車内側に浸入することがない。即ち、本実施
形態のカウル部の排水構造においては、逆流した水Wま
たは飛散した水Wが外気導入口12Aを経て車内側に浸
入するのを防止できる。
【0025】なお、本実施形態の遮蔽板16は、その上
端縁を前側へ折曲げ、水Wが外気導入口12A側に乗り
越えないようにしても良い。本実施形態の遮蔽板16
は、金属の他に、例えば合成樹脂(プラスチック)等で
成形しても良く、また軽量化のための切欠溝等を形成し
ても良い。
【0026】さらに、本実施形態の遮蔽板16の取付手
段は、溶接等でカウルボックス12に接合する他に、例
えばカウルボックス12に係止部を設けこの係止部に遮
蔽板16の両端を嵌め込む嵌め込み式等としても良い。
また、本発明のカウル部の排水構造においては、図1及
び図2に示した遮蔽板16の形状または配置等に限定さ
れず、外気導入口12Aを覆うように断面コ字状の遮蔽
板の両端をカウルボックス12の後側(図1では矢印F
R方向と逆方向)の側面に接合させても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、雨水等の
水が外気導入口から車内側に浸入することを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカウル部の排水構造
を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】従来例に係るカウル部の排水構造を示す斜視図
である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【符号の説明】
10 カウル部 12 カウルボックス 12A 外気導入口 12B カウルボックスの底部(ボトム) 14 エプロンアッパメンバー 14A 排水孔 16 遮蔽板(遮蔽手段) AI 外気 W 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安生 忠弘 神奈川県相模原市大山町4番12号 セント ラル自動車株式会社内 (72)発明者 北村 和雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を車内に導入するための外気導入口
    及びこの外気導入口付近に形成された排水孔を有するカ
    ウル部の排水構造であって、 前記排水孔付近または前記外気導入口付近を覆い前記カ
    ウル部内に滞留している水が前記外気導入口へ飛散する
    のを遮蔽する遮蔽手段を設けたことを特徴とするカウル
    部の排水構造。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽手段を板状の遮蔽板とし、この
    遮蔽板を前記カウル部内に縦方向に配置すると共に、前
    記遮蔽板の上端及び下端と前記カウル部のトップ及びボ
    トムとの間に隙間を設けることを特徴とする請求項1に
    記載のカウル部の排水構造。
JP12713297A 1997-05-16 1997-05-16 カウル部の排水構造 Pending JPH10316031A (ja)

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JP12713297A JPH10316031A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 カウル部の排水構造

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774742B1 (ko) 2006-11-14 2007-11-08 현대자동차주식회사 차량의 카울 탑 커버를 통한 실내 물 유입 방지 구조
JP2008074202A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Mazda Motor Corp 車両の前部構造
JP2010095166A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用カウルルーバの衝撃力吸収構造
CN108466653A (zh) * 2017-02-23 2018-08-31 福特环球技术公司 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统
US11394048B2 (en) 2018-10-31 2022-07-19 Nissan North America, Inc. Regenerated lithium-ion cathode materials having modified surfaces
US11465467B2 (en) 2018-06-27 2022-10-11 Nissan North America, Inc. Apparatus and methods for inhibiting the ingestion of suds by the HVAC system of a vehicle

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