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JPH04306123A - 車両用エアボックスサイド部構造 - Google Patents

車両用エアボックスサイド部構造

Info

Publication number
JPH04306123A
JPH04306123A JP7014291A JP7014291A JPH04306123A JP H04306123 A JPH04306123 A JP H04306123A JP 7014291 A JP7014291 A JP 7014291A JP 7014291 A JP7014291 A JP 7014291A JP H04306123 A JPH04306123 A JP H04306123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
vehicle
hood ridge
air box
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7014291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yakaito
谷垣内靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7014291A priority Critical patent/JPH04306123A/ja
Publication of JPH04306123A publication Critical patent/JPH04306123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用エアボックス
サイド部構造、特に外気導入口を介して水やエンジンル
ーム内の臭気が車室内に入らないようにすると共にエア
ボックス上面部の排水性を向上させ、更に強度を向上さ
せた車両用エアボックスサイド部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用エアボックスサイド部構造
としては、例えば図6および図7に示すようなものがあ
る。すなわち、この車両用エアボックスサイド部構造は
、図6に示すように、フロントウインドウパネル下端縁
部1の下側に車幅方向に沿ってエアボックス2が配設さ
れている。このエアボックス2では、カウルトップパネ
ル3とダッシュアッパーパネル4との接合によって閉断
面部が形成されると共に、そのカウルトップパネル3の
上側には、カウルカバー6が配設されている。
【0003】該エアボックス2の両端部にはサイドパネ
ル8が設けられ、この両サイドパネル8の間で中央空間
部5aが形成されている。そしてこのサイドパネル8の
縦壁部8aの下部には連通開口8bが形成されると共に
上面部8cの車幅方向外側の端部には上方に突出するフ
ランジ部8dが形成されている。このフランジ部8dに
はフードリッジレインフォース9のフランジ部9cが接
合され、サイドパネル8とフードリッジレインフォース
9との間にサイド空間部5bが形成されている。又、該
フードリッジレインフォース9の縦壁部9aの下端には
排水口9bが形成され、この排水口9bにダッシュアッ
パーパネル4の端部4cが挿入されている。
【0004】さらに上記サイド空間部5bには、エンジ
ンルーム10の両側に車両前後方向に沿って配設される
フードリッジ空間部11bが接続されている。このフー
ドリッジ空間部11bはフードリッジアッパ11aと上
記フードリッジレインフォース9との接合によって形成
されている。このフードリッジ空間部11bは上記サイ
ド空間部5bに連通するとともに、フードリッジアッパ
11aに設けられた開口部11cによって該エンジンル
ーム10にも連通している。
【0005】そして、カウルカバー6に形成された吸気
口6a、カウルトップパネル3の上面部に形成された開
口部3aから導入された外気A1が中央空間部5aを通
り、ダッシュアッパーパネル4の底面部4bに形成され
た外気導入口4aを介して車室内へ導入されるようにな
っている。この外気導入口4aは、開口部3aから外気
A1とともに入った水(液体)Wが車室内に入らないよ
うに、開口部3aの下方より側方に離間するとともに、
この外気導入口4aの周囲には、所定の高さのフランジ
壁7が上方に突設されている。
【0006】今、カウルトップパネル3から中央空間部
5aに流入した水Wは、ダッシュアッパーパネル4の底
面部4bを流れ、上記連通開口8b、サイド空間部5b
および排水口9bを経て車外へ排出される。
【0007】なお、この種のものとしては、例えば、特
開平2ー3773号公報等に記載されたようなものがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の車両用エアボックスサイド部構造にあっては、
サイドパネル8の上面部8cやカウルトップパネル3の
端部3bに雨水W1が溜る。このため、この部分に錆が
発生したり、エンジンルーム10内に流れ落ちたりする
虞がある。
【0009】また、例えば、カウルカバー6に形成され
た吸気口6a、開口部3aが雪等で塞がれると、図示し
ないブロアモータの駆動により排水口9b側から外気A
2が導入されることがある。この場合、サイドパネル8
の剛性を確保するのに連通開口8bはあまり大きく設定
されていないことから連通開口8b付近の空気流が増速
する。このため、底面部4bに溜った水W2がこの空気
流によって飛び散り逆流し、フランジ壁7を越えて外気
導入口4aから車室内に侵入する虞がある。
【0010】そして、フードリッジ空間部11bは上記
サイド空間部5bに連通するとともに、フードリッジア
ッパ11aに設けられた開口部11cによって該エンジ
ンルーム10にも連通しているのでエンジンルーム10
の臭気Sや騒音がサイド空間部5bから連通開口8bを
通過して、中央空間部5aに入り外気導入口4aから車
室内に侵入する虞がある。
【0011】さらに、サイドパネル8は上端部と下端部
のみが接合されているものであるため、サイド空間部5
bの強度を有効に向上させることが出来ず、外部入力に
対してサイドパネル8等が矢印B方向に内倒れ等を起こ
す虞がある。
【0012】そこで、この発明は、サイドパネル上面の
排水性を向上させ、さらに外気導入口へ水やエンジンル
ームの臭気が侵入しないようにすると共に、該サイド部
の剛性を向上させることにより音振、衝突性能を良好と
することが出来る車両用エアボックスサイド部構造を提
供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる課題に
着目してなされたもので、フロントウインドウパネル下
端縁部の下側に車幅方向に沿ってエアボックスが形成さ
れ、該エアボックスに外気を導入する開口部が形成され
ると共に、該ボックス底面部上に該開口部から入った外
気を車室内に導く外気導入口が形成され、この外気導入
口の周囲には該ボックス底面部から上方に突設されたフ
ランジ壁が設けられ、エアボックスの両端部にサイドパ
ネルを設けて中央空間部を形成するとともに、フードリ
ッジレインフォースをサイドパネルの外側に配設し、該
サイドパネルと前記フードリッジレインフォースとの間
にサイド空間部を形成し、該サイド空間部に、エンジン
ルームの両側に車両前後方向に沿って配設されたフード
リッジ空間部が接続され、更にサイドパネルの配設部位
にはエアボックス底面部を流れる水をフードリッジレイ
ンフォース側に案内する連通開口を形成すると共に、フ
ードリッジレインフォースには該連通開口からの水を車
外に排水する排水口を形成した車両用エアボックスサイ
ド部構造において、上記サイドパネルには、縦壁部の下
端から車外側に折曲して延設された横板を形成し、該横
板の端部を上記フードリッジレインフォースに当接させ
て前記サイド空間部を上側空間と下側空間とに分離する
と共に、該サイドパネル縦壁部の下端とエアボックス底
面部との間で前記連通開口を形成し、上記フランジ壁を
該サイドパネル縦壁部に接合させて該横板の前端部から
下方に折曲された遮板部の下端部を上記フードリッジ空
間部の底面に当接させて上記サイド空間部の下側空間と
フードリッジ空間部とを遮断し、しかも、上記上側空間
の上面部に水流入口を形成するとともに、該水流入口を
介してサイド空間部の上側空間に流入した水を車外に排
水する水抜き開口を形成したことを特徴とする車両用エ
アボックスサイド部構造。
【0014】
【作  用】かかる手段によれば、サイド空間部の上面
部の水は水流入口から該サイド空間部の上側空間に流入
する。そしてこの水は水抜き開口から車外に排水される
のでサイド空間部の上面部等が錆びたり、エンジンルー
ム内に流れ落ちる虞がない。
【0015】また、開口部が雪等で塞がれて排水口側か
ら外気が導入される場合でも、逆流が生じて水が外気導
入口から車室内に侵入することがない。つまり、サイド
パネルの横板の端部を上記フードリッジレインフォース
に当接させて該サイドパネル縦壁部の下端とエアボック
ス底面部との間でエアボックス底面部を流れる水をフー
ドリッジレインフォース側に案内する連通開口を形成し
ている。従って、この連通開口は大きいため、排水口側
では流速が速くても、この連通開口を通過する際には遅
くなる。そのため、この連通開口の部分では、逆流が生
じず、水がフランジ壁を越えて外気導入口から車室内に
侵入する虞も無い。
【0016】そして、該サイドパネルの横板によってサ
イド空間部を上側空間と下側空間とに分離するとともに
、ボックス底面部から上方に突設されたフランジ壁を該
サイドパネル縦壁部に当接させているので、サイド空間
部内に2つのボックス構造が形成される。このため、該
サイド空間部の剛性が従来に比べて向上し、サスペンシ
ョンの突き上げ荷重等に対する強度を向上させることが
できる。
【0017】さらに、サイドパネルの横板の車両前後方
向の前端部から下方に折曲された遮板部の下端部をフー
ドリッジ空間部の底面に当接させて前記サイド空間部の
下側空間とフードリッジ空間部とを遮断しているので、
エンジンルームの臭気や騒音は遮板部で遮られる。この
ため、外気導入口を介して車室内にエンジンルームの臭
気や騒音が侵入する虞がない。
【0018】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明する
【0019】図1ないし図3は、この発明の第1実施例
を示す図である。従来の車両用エアボックスサイド部構
造と同一部分については同一符号を付して説明する。
【0020】まず構成を説明すると、この第1実施例で
は、フロントウインドウパネル下端縁部1の下側に車幅
方向に沿ってエアボックス22が形成されている。この
エアボックス22では、カウルトップパネル3とダッシ
ュアッパーパネル4とが接合されて形成されると共に、
そのカウルトップパネル3の上側には、カウルカバー6
が配設されている。カウルカバー6には吸気口6aが設
けられ、この吸気口6aに対応した位置のカウルトップ
パネル3側には外気A1を導入する開口部3aが形成さ
れている。
【0021】上記エアボックス底面部4b上には開口部
3aから入った外気A1を車室内に導く外気導入口4a
が形成されている。この外気導入口4aは、開口部3a
から外気A1とともに入った水(液体)Wが車室内に入
らないように、開口部3aの下方より側方に離間すると
ともに、この外気導入口4aの周囲には、所定の高さの
フランジ壁7が上方に突設されている。また、このフラ
ンジ壁7側方から端部4cまで、上記水W2を案内する
排水溝4dが形成されている。この排水溝4dは車両後
方へ斜め向かって配設され、端部4cでは、上記フラン
ジ壁7の外側縦壁部7aと車幅方向略同一直線上となる
ように形成されている。
【0022】上記エアボックス22の両端部にはサイド
パネル28が取り付けられ、カウルトップパネル3、ダ
ッシュアッパーパネル4と一対のサイドパネル28とに
よって中央空間部5aを形成している。
【0023】そして、このサイドパネル28の外側には
フードリッジレインフォース9が配設され、前記サイド
パネル28とレインフォース9との間にサイド空間部5
bが形成されている。
【0024】又、該フードリッジレインフォース9はフ
ードリッジアッパ11aとの間にフードリッジ空間部1
1bを形成している。このフードリッジ空間部11bは
エンジンルーム10の両側に車両前後方向に沿って配設
され、該フードリッジ空間部11bを上記サイド空間部
5bの上側空間5cに連通するとともに、フードリッジ
アッパ11aに設けられた開口部11cによって該エン
ジンルーム10にも連通している。
【0025】このサイドパネル28の縦壁部28aの下
端から、車外側に折曲する横板28bが形成されるとと
もに、この縦壁部28aの下端部の車両前後方向略中央
部に、前記フランジ壁7の外側縦壁部7aの上端部が接
合されている。前記横板28bの車幅方向外側の端部は
下方に折曲されて、フランジ部28cを形成し、このフ
ランジ部28cの外面をフードリッジレインフォース9
に当接させている。このように、サイドパネル28の横
板28hによってサイド空間部5bが上側空間5cと下
側空間5dとに分離されている。
【0026】そして、この横板28bは略中央部28d
から後端部28eにかけて緩やかな傾斜がつけられてい
る。またこの後端部28eにはフランジ部28fが形成
され、ダッシュアッパーパネル4の縦壁部4eに接合さ
れている。この横板28bの前端部28gからは遮板部
28hが下方に折曲されて延設されている。そしてこの
遮板部28hの下端部28iは前方に折曲されて前記フ
ードリッジ空間部11bの底面を形成するフードリッジ
アッパ11aに当接されている。このため、遮板部28
hによってフードリッジ空間部11bとサイド空間部5
bの下側空間5dは分離されている。
【0027】さらに、上記サイドパネル28の上面部2
8jの略中央位置には、水流入口28kが形成されてい
る。この下側空間5dの下部側に該当するフードリッジ
レインフォース9の縦壁部9aには上記排水溝4dによ
って流れてきた水W2を排水する排水口9bが形成され
ている。
【0028】また、前記フードリッジレインフォース9
の縦壁部9aには、横板28bの後端部28eの近傍に
上側空間5cに流入した水を車外に排水する水抜き開口
9cが形成されている。
【0029】さらにまた、遮板部28hの下端部28i
の近傍には、フードリッジ空間部11bに流入した水を
車外に排水するフードリッジ水抜き開口9dが形成され
ている。
【0030】次にかかる構成よりなる第1実施例の作用
について説明する。今、カウルカバー6の吸気口6a、
カウルトップパネル3の開口部3aから導入された外気
A1は、中央空間部5aを通り、ダッシュアッパーパネ
ル4の外気導入口4aを介して車室内へ導入される。こ
の外気A1と共に中央空間部5a内に侵入して来る水W
は該フランジ壁27に当接し、エアボックス22の底面
部4b上に落下する。このため、水Wが外気A1と共に
直接、外気導入口4aから車室内へ侵入することはない
【0031】そして、底面部4bに溜った水W2は、排
水溝4d、排水口9bを通り車外に排出される。
【0032】また、開口部3aが雪等で塞がれて排水口
9b側から外気が導入される場合でも、逆流が生じて水
W2が外気導入口4aから車室内に侵入することがない
。つまり、サイドパネル28の横板28bのフランジ部
28cを上記フードリッジレインフォース9に当接させ
て該サイドパネル縦壁部28aの下端とエアボックス底
面部4bとの間でエアボックス底面部4bを流れる水W
2をフードリッジレインフォース9側に案内する連通開
口28Lを形成している。従って、この連通開口28L
は大きいため、排水口9b側では流速が速くても、この
連通開口28Lを通過する際には遅くなる。そのため、
この連通開口28Lの部分では、逆流が生じず、水W2
がフランジ壁7を越えて外気導入口4aから車室内に侵
入する虞も無い。
【0033】仮に水W2が排水口9b付近で逆流したと
しても、排水口9bの位置がフランジ壁7の外側縦壁部
7aと車幅方向同一直線上となるように形成されている
と共に、該フランジ壁7の外側縦壁部7aが、その上部
をサイドパネル8の縦壁部8a下端に接合されているた
め、水W2は外側縦壁部7aを越えることなく、外側縦
壁部7a又は横板28dの下面に当り、再び排水溝4d
に流れ落ちる。
【0034】一方、サイドパネル28の上面部28jに
溜った水W1は、水流入口28kから上側空間5cの横
板28b上に流れ落ちる。横板28b上に流れ落ちた水
W1は水抜き開口9cから車外に排水される。このとき
横板28bは略中央部28dから後端部28eにかけて
緩やかな傾斜がつけられているので、殆どの水W1が水
抜き開口9cから車外に排水される。そして、遮板部2
8hを伝ってフードリッジアッパ11a上に流れ落ちた
一部の水W1も上記フードリッジ水抜き開口9dから車
外に排水される。
【0035】また、サイドパネル28の横板28hによ
ってサイド空間部5bを上側空間5cと下側空間5dと
に分離するとともに、サイドパネル28の縦壁部28a
の下端に底面部4bから上方に突設されたフランジ壁7
の外側縦壁部7aの上端部が接合されているので、サイ
ド空間部5b内に上下2つのボックス構造が形成される
。このため、サイド空間部5bの剛性が従来に比べて向
上し、図示しないサスペンションの突き上げ荷重等によ
ってサイドパネル28が内倒れを起こしたりカウルトッ
プパネル3が曲がってサイド空間部5bが変形したりす
る虞がない。
【0036】さらに、該サイドパネル28の横板28h
の前端部28gから下方に折曲された遮板部28hの下
端部28iをフードリッジアッパ11aに当接させて前
記サイド空間部5bの下側空間5dとフードリッジ空間
部11bとを遮断しているので、エンジンルーム10か
ら開口部11cを通って侵入した臭気や騒音は遮板部2
8hで遮られる。上記外気導入口4aは上側空間5cと
連通せずに、下側空間5dとのみ連通しているので、外
気導入口4aを介して車室内にエンジンルーム10の臭
気や騒音が侵入する虞がない。
【0037】この第1実施例の車両用エアボックスサイ
ド部構造では、サイド空間部5bの上面部に水W1が溜
ることがないので、この部分が錆びたり、エンジンルー
ム10内に水W1が流れ落ちる虞がない。
【0038】図4及び図5はこの発明の第2実施例を示
す図である。第1実施例と同一の部分については同一の
符号を付して説明する。
【0039】まず構成を説明すると、この第2実施例で
は、サイドパネル38の構成が第1実施例のものと異な
っている。
【0040】すなわち、このサイドパネル38の横板3
8bは、車幅方向外側に行くに従って下方に傾斜し、こ
の横板38bの車幅方向外側寄りの端部には、切欠部3
8dが形成されている。そして、この端部には全体に渡
って下方に延びるフランジ部38cが形成され、切欠部
38d以外のフランジ部38cがフードリッジレインフ
ォース9に接合されている。この場合には、水流入口3
8kから上側空間35cに流入した水は、切欠部38d
を介して下側空間35dに到り、排水口9bを介して車
外に排水される。この際、この横板38bが傾斜してい
るため、切欠部38dに水W2を良好に案内することが
出来る。
【0041】この第2実施例の車両用エアボックスサイ
ド部構造では、第1実施例の効果に加えて、排水口9b
付近の水W2が飛水しても横板38bの切欠部38dに
形成されたフランジ部分に当り、再び排水溝4d上に落
ちるので逆流することはないという効果を有する。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、サイド空間部の上面部の雨水は水流入口から該サ
イド空間部の上側空間に流入し、水抜き開口から車外に
排水されるのでサイド空間部の上面部に溜ることはない
。このため、この部分が錆びたり、エンジンルーム内に
該雨水が流れ落ちる虞がない。
【0043】また、開口部が雪等で塞がれて排水口側か
ら外気が導入される場合でも、サイドパネルの連通開口
はエアボックス外の気体をエアボックス内に流入させる
のに充分な大きさに設定する事ができる。このため、連
通開口付近の空気流は増速せず、該ボックス底面部に溜
った水が飛び散り逆流し、フランジ壁を越えて外気導入
口から車室内に侵入する虞も無い。
【0044】そして、該サイドパネルの横板によってサ
イド空間部を上側空間と下側空間とに分離するとともに
、フランジ壁を該サイドパネル縦壁部に当接させている
ので、サイド空間部内に2つのボックス構造が形成され
る。このため、該サイド空間部の剛性が従来に比べて向
上し、サスペンションの突き上げ荷重や衝突時の衝撃に
よってサイドパネルが内倒れを起こしたりカウルトップ
パネルが曲がってサイド空間部が変形したりする虞がな
い。
【0045】さらに、該サイドパネルの横板の前端部か
ら下方に折曲された遮板部の下端部をフードリッジ空間
部の底面に当接させて前記サイド空間部の下側空間とフ
ードリッジ空間部とを遮断しているので、エンジンルー
ムの臭気や騒音は該遮板部で遮られる。このため、外気
導入口を介して車室内にエンジンルームの臭気や騒音が
侵入する虞がないという実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の車両用エアボックスサ
イド部構造を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の第1実施例の車両用エアボックスサ
イド部構造を示し、図1のD−D断面図である。
【図3】この発明の第1実施例の車両用エアボックスサ
イド部構造を示し、図2のE−E断面図である。
【図4】この発明の第2実施例の車両用エアボックスサ
イド部構造を示す分解斜視図である。
【図5】この発明の第2実施例の車両用エアボックスサ
イド部構造を示し、図2に相当する断面図である。
【図6】従来の車両用エアボックスサイド部構造を示す
分解斜視図である。
【図7】従来の車両用エアボックスサイド部構造を示し
、図2に相当する断面図である。
【符号の説明】
1  フロントウインドウパネル下端部3  カウルト
ップパネル(ボックス上面部)3a  開口部 4a  外気導入口 4b  底面部 5b  サイド空間部 5c、35c  上側空間 5d、35d  下側空間 7  フランジ壁 9  フードリッジレインフォース 9b  排水口 9c  水抜き開口 11b  フードリッジ空間部 22、32  エアボックス 28、38  サイドパネル 28a、38a  縦壁部 28b、38b  横板 28c、38c  フランジ部 28g、38g  前端部 28h、38h  遮板部 28i、38i  下端部 28k、38k  水流入口 28L、38L  連通開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントウインドウパネル下端縁部の下側
    に車幅方向に沿ってエアボックスが形成され、該エアボ
    ックスに外気を導入する開口部が形成されると共に、該
    ボックス底面部上に該開口部から入った外気を車室内に
    導く外気導入口が形成され、この外気導入口の周囲には
    該ボックス底面部から上方に突設されたフランジ壁が設
    けられ、エアボックスの両端部にサイドパネルを設けて
    中央空間部を形成するとともに、フードリッジレインフ
    ォースをサイドパネルの外側に配設し、該サイドパネル
    と前記フードリッジレインフォースとの間にサイド空間
    部を形成し、該サイド空間部に、エンジンルームの両側
    に車両前後方向に沿って配設されたフードリッジ空間部
    が接続され、更にサイドパネルの配設部位にはエアボッ
    クス底面部を流れる水をフードリッジレインフォース側
    に案内する連通開口を形成すると共に、フードリッジレ
    インフォースには該連通開口からの水を車外に排水する
    排水口を形成した車両用エアボックスサイド部構造にお
    いて、上記サイドパネルには、縦壁部の下端から車外側
    に折曲して延設された横板を形成し、該横板の端部を上
    記フードリッジレインフォースに当接させて前記サイド
    空間部を上側空間と下側空間とに分離すると共に、該サ
    イドパネル縦壁部の下端とエアボックス底面部との間で
    前記連通開口を形成し、上記フランジ壁を該サイドパネ
    ル縦壁部に接合させて該横板の前端部から下方に折曲さ
    れた遮板部の下端部を上記フードリッジ空間部の底面に
    当接させて上記サイド空間部の下側空間とフードリッジ
    空間部とを遮断し、しかも、上記上側空間の上面部に水
    流入口を形成するとともに、該水流入口を介してサイド
    空間部の上側空間に流入した水を車外に排水する水抜き
    開口を形成したことを特徴とする車両用エアボックスサ
    イド部構造。
JP7014291A 1991-04-02 1991-04-02 車両用エアボックスサイド部構造 Pending JPH04306123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014291A JPH04306123A (ja) 1991-04-02 1991-04-02 車両用エアボックスサイド部構造

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JP7014291A JPH04306123A (ja) 1991-04-02 1991-04-02 車両用エアボックスサイド部構造

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JPH04130525U (ja) * 1991-05-22 1992-11-30 リズム時計工業株式会社 車載用計器のケース

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